JP5908507B2 - クレジットカードのためのセキュリティシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、クレジットカードのためのセキュリティシステムおよび方法に関する。より詳細に言えば、本発明は、ユーザによって設定された所定のエリア以外でのクレジットカードの使用をできなくすることにより、第三者がユーザのクレジットカードを不正に使用することを防止するセキュリティシステムおよび方法に関する。本発明は、さらに、クレジットカード決済のセキュリティを高めるためのシステムおよび方法に関する。
従来から「ジオフェンシング(Geofencing)」と呼ばれる技術が知られている(特許文献1、2)。ジオフェンシングは、地図上にバーチャルなフェンスを設置する技術であり、ジオフェンシングの機能を用いたシステムは、例えば、特定のフェンスの中に特定のユーザや特定のモノが出入りした時に、システムからメッセージを送るなど、モバイル端末のGPS機能を活用し、所定の処理を自動的に行うことができる。当該バーチャルなフェンスは、任意の形状(例えば、円、四角形、六角形、など)とすることが可能である。特定のユーザや特定のモノが出入りしたかどうかは、GPS機能によって算出された位置(すなわち、経度および緯度によって特定される位置)が地図上に生成されたバーチャルなフェンス内のエリアに入るか否かによって判断される。
具体的な実装サービスとしては展開されていないものの、ジオフェンシングの技術を使うと、「自転車の盗難防止(自分の自転車がフェンスの外に持ち出された場合に自動的にアラートを出す)」、「社員の勤怠管理システム(社員がフェンスの中に入ったら自動的に出勤扱いとする)」、「最寄り駅の改札を出ると自宅のエアコンを作動させる」、「家を出ると自動でマナーモードになる」および「店舗の近くにいる顧客に販促情報を送る(顧客が店舗付近フェンス内に入ったら、自動的に販促情報を送る)」といったサービスを行うことができるのではないかと言われている。
一方、クレジットカードによる決済サービスは、様々な場面で拡がりを見せており、大きく分けて2種類(すなわち、対面販売と非対面販売)あることが知られている。前者の例では、実際の店舗で買い物をした際に当該店舗の加盟店端末(CAT(Credit Authorization Terminal)端末やPOS端末など)を通じてクレジットカードで決済する場合であり、後者の例では、パーソナルコンピュータや携帯電話を利用して企業のHP(ホームページ)上などに設けられた仮想店舗で買い物をした際に当該店舗を提供しているシステムを通じてクレジットカードで決済する場合である。
そして、対面販売であっても非対面販売であっても加盟店で使用可能な電子的なクーポンが予め発行されており、このようなクーポンを使用すると割引などの特典が受けられることが知られている。
また、クレジットカードに伴う問題の一つとして、不正使用による被害が認識されている。このような不正使用に対してクレジットカード自体のセキュリティを高める対策やカード使用時のセキュリティを高める対策が採られている。例えば、前者であれば、変造や解析が難しく、偽造が困難なIC(Integrated Circuit:集積回路)チップが搭載されたクレジットカードが採用されたり、あるいは、後者であれば、クレジットカード番号やその他個人情報漏えい防止のためにデータ送信時にSSL(Secure Sockets Layer)によって保護されたりしている。
特表2008−544608号公報 特表2010−514344号公報
しかしながら、このような対策が採られていたとしても、不正使用による被害は毎年のように報告されている。例えば、クレジットカード所有者が気づかないうちに第三者にクレジットカードを盗まれて使用されたり、あるいは、紛失したクレジットカードを第三者に拾得されて使用されたりする被害が知られている。かかる場合に、運転免許証なども同時に紛失すると、暗証番号も類推されやすくなってしまう。そして、このようなケースでは、不正使用を行う者は、被害者から相当距離離れてから使用したり、拾得した場所から離れて使用したりすることも多い。すなわち、このような不正使用のケースでは、クレジットカード所有者のいる場所と実際にクレジットカードが使用される場所がある程度離れているケースが見受けられることも多い。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、クレジットカード所有者の指定したエリア以外で第三者によるクレジットカードの不正使用を防止するためのセキュリティシステムおよび方法を提供することを目的とする。また、本発明は、クレジットカード所有者の指定した決済ルート以外での決済を防止するためのセキュリティシステムおよび方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るクレジットカード決済のためのセキュリティシステムは、会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するエリア生成手段であって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、エリア生成手段と、前記生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと、クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースと、前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定する決済可否判定手段を備え、前記会員のクレジットカードに基づく決済処理において決済可能となるか否かは、オーソリ電文に含まれる種別情報によって示される決済ルートが前記会員によって予め指定された決済ルートと一致するかどうかに基づくことを特徴とする。
また、本発明に係るクレジットカード決済のためのセキュリティシステムは、会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと、クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースを備え、前記セキュリティシステムにおいて実行される方法は、第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するステップであって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、ステップと、前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定するステップを備え、前記会員のクレジットカードに基づく決済処理において決済可能となるか否かは、オーソリ電文に含まれる種別情報によって示される決済ルートが前記会員によって予め指定された決済ルートと一致するかどうかに基づく、ことを特徴とする。
本発明によれば、クレジットカード所有者の指定したエリア以外でのクレジットカードの使用をできなくすることにより、第三者が会員のクレジットカードを不正に使用することを防止することが可能となる。また、本発明によれば、クレジットカード所有者の指定した決済ルート(例えば、対面販売)以外での決済を防止することが可能となる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
従来から行われているクレジットカードの対面取引と非対面取引の概要を説明するための概要図である。 本発明に係るセキュリティシステムを使用した場合の、クレジットカード使用可能エリアの説明するための図である。 本発明に係るカード会社システムのシステム構成の概要を説明する図である。 本発明に係るカード会社システムおよび会員デバイスの機能ブロックを説明する図である。 本発明に係る会員DBの一例を説明する図である。 本発明に係る加盟店DBの一例を説明する図である。 クレジットカード使用可能エリアが生成されて有効エリアDBに登録される実施例を説明する。 本発明に係る決済処理のフローを説明する図である。 オーソリ電文のフォーマットの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、従来から行われているクレジットカードの対面取引と非対面取引の概要を説明するための概要図である。この概要図には、それぞれネットワークによって相互に接続されたカード会社システム100、複数の加盟店端末110、インターネット上で電子商取引のためのサイトを提供し、かつクレジットカード決済可能な機能を有する販売システム120、および会員デバイス130が含まれている。当該ネットワークは、インターネット、VPN(Virtual Private Network)、専用線、LAN、WANなど周知のネットワークのうち任意のものとすることができ、また、有線や無線などの接続形態に特に限定されることはない。なお、システムの実装形態によっては、決済代行会社の決済代行システムを介するようにしてもよいが、本明細書の説明では、決済代行システムが使用される実施形態についての説明は省略する。
カード会社システム100は、加盟店端末110または販売システム120から受信したクレジットカード情報に基づいてオーソリゼーション処理を行い、処理の結果(決済可/決済不可)を加盟店端末110または販売システム120に通信する。用語「オーソリゼーション」は、カード加盟店がクレジットカード会社に対して、カード利用者の信用確認(与信照会)をすることをいい、「オーソリ」や「信用承認(販売承認)」という用語と同義である。カード会社システム100内の他の機能・処理については後述する。なお、上記で説明した「対面販売」と「非対面販売」の2つの形態に関しては、前者が加盟店端末110を介した取引に相当し、後者が販売システム120および会員デバイス130を介した取引に相当することを理解されたい。
加盟店端末110は、実際の店舗に設置され、顧客から提示されたクレジットカードの情報を読み出し可能な端末であり、読み出した情報をネットワーク経由でカード会社システム100と通信可能な端末である。図1では、加盟店端末110が地理的に離れた様々な場所に存在しうることを示すように、複数の加盟店端末110a、110b、110c、110dを示したが、本明細書における説明では、これらを総称して加盟店端末110と呼ぶことにする。加盟店端末110は、実際の店舗に設置されているため、どの場所に設置されているかといった位置情報(例えば、経度および緯度の情報)は、カード会社システム100内に格納されている。
他の実施形態として、加盟店端末110は、その内部にGPS機能を有し、自らの位置を所定のタイミングで計測し、計測結果(経度、緯度)をカード会社システム100に送信するように構成されていてもよい。このような実施形態であれば、仮に、一旦設置した加盟店端末100の場所を移動させたとしても、カード会社システム100は、最新の設置場所の情報を使用することができるようになる。
販売システム120は、企業のサイトなどで任意の商品・サービスの販売を行うシステムであり、かつクレジットカード決済を可能とするシステムである。販売システム120は、会員デバイス130からクレジットカードの情報を受信すると、カード会社システム100と通信を行い、当該会員との取引が決済可能であるかどうかの判定結果(決済可/決済不可)を受信することができる。図1では、販売システム120と会員デバイス130が1対1で通信する形態で示したが、実際には複数の販売システム120a、120b、120c、120dのそれぞれが1つまたは複数の会員デバイス130a、130b、130c、130dと通信することが可能である。また、本明細書における説明では、説明の便宜上、販売システム120a〜120dおよび会員デバイス130a〜130dを総称して、販売システム120および会員デバイス130と呼ぶことにする。
会員デバイス130は、販売システム120と有線または無線の少なくとも一つで通信可能な、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話およびスマートフォンなどのデバイスとすることができ、特に限定されない。ただし、本願明細書の説明では、説明の便宜上、携帯電話やスマートフォンなどの移動局を会員デバイス130として説明する。
図2は、本発明に係るセキュリティシステムを使用した場合の、クレジットカード使用可能エリアの説明するための図である。クレジットカード使用可能エリアは、クレジットカードを用いた決済を行うことができるエリアを示す。つまり、当該エリア内であればクレジットカード決済が可能だが、エリア外では決済不可となる。カード会社システム100は、後述するような所定のイベントが発生したことに応答して図示したようなクレジットカード使用可能エリアを設定することができる。クレジットカード使用可能エリアは、会員によって予め設定された条件に基づいて生成され、またはカード会社システム100によって設定された条件に基づいて生成されうる。また、一旦生成されたクレジットカード使用可能エリアは、固定されたままでも良いし、あるいはクレジットカード所有者の有する会員デバイス130が移動するのに伴って所定のタイミングで再生成されてもよい。
図3は、本発明に係るカード会社システム100のシステム構成の概要を説明する図である。図3は、カード会社システム100を例として説明するが、同様のシステム構成は、加盟店端末110、販売システム120、および会員デバイス130についても適用可能である。カード会社システム100は、一般的なコンピュータと同様に、バス310などによって相互に接続された制御部301、主記憶部302、補助記憶部303、I/F部304および出力部305を備える。
制御部301は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、カード会社システム100内の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部303に格納されている各種プログラムを主記憶部302に読み出して実行する。主記憶部302は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶する。補助記憶部303は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
I/F部304は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供する。出力部305は、処理されたデータを表示する表示画面などを提供する。
図4は、本発明に係るカード会社システム100および会員デバイス130の機能ブロックを説明する図である。図4に示すように、会員デバイス130は、位置情報判定部411を備えており、一方、カード会社システム100は、エリア生成部401、会員DB402、有効エリアDB403、決済可否判定部404、加盟店DB405、およびワンタイムバーコードDB406を備えている。
位置情報判定部411は、会員デバイス130の位置情報(例えば、経度、緯度)をGPS機能を使用することによって判定することができる。会員デバイス130の位置情報の判定は、会員デバイス130が所定のアプリケーションを起動したタイミングまたはユーザによって設定された任意のタイミング(例えば、アプリ上の所定のボタンの押下)に基づいて行われてもよいし、所定のイベント(例えば、所定のWiFiエリアに入った時、ある加盟店のクーポンを取得した時)に行われてもよい。会員デバイス130は、自分自身の位置情報が判定されたことに応答して、判定された位置情報をカード会社システム100に送信することができる。
なお、位置情報判定部411は、会員デバイス130の位置をより詳細に特定するため、携帯電話の基地局の位置情報を補助情報として用いることができるA−GPS(Assisted GPS)技術を利用することができ、あるいは、正確な時計をもち座標のわかっている固定局を設置し、GPS受信データから計算した位置と固定局の位置との差から、現在位置についての精度を上げる仕組みであるDGPS(Differential GPS)技術を利用することができる。
エリア生成部401は、会員デバイス130から当該会員の位置情報を受信したことに応答して、会員DB402に問い合わせを行って当該会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリアを生成することができる。また、エリア生成部401は、他のイベント(例えば、会員デバイスが所定のWiFiエリアに入った時、所定の加盟店のクーポンを取得した時、など)が発生したタイミングで、会員DB402に問い合わせを行って当該会員のクレジットカード情報を識別するとともに加盟店DB405に問い合わせを行って加盟店の位置情報を特定し、識別されたクレジットカードの使用可能エリアを生成することもできる。
会員DB402は、図5に例示するような、会員のクレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード、パスワードなど)、会員の識別情報(氏名、住所など)、クレジットカード使用可能エリアを生成するための条件を少なくとも含むデータベースである。クレジットカード使用可能エリアを生成するための条件は、例えば、以下のような情報である。
<例1>
(生成タイミング)会員デバイスから位置情報を受信した時
(形状)円
(大きさ)半径500m
(エリアの再作成)会員デバイスから新たな位置情報を受信する度に随時行う
<例2>
(生成タイミング)会員デバイスがWiFiサービス○○のエリアに入った時
(形状)円
(大きさ)半径300m
(エリアの再作成)行わない
上記した例1、例2の条件は、あくまでも単なる一例であり、クレジットカード使用可能エリアの生成タイミング、形状、大きさ、および再作成の有無については他の実施例も可能である。また、実施形態によっては、生成するクレジットカード使用可能エリア内に会員デバイスが存在しなかったとしても、加盟店が当該エリア内に位置するのであれば、そのエリアをクレジットカード使用可能エリアとすることもできる。すなわち、本発明に係るセキュリティシステムでは、会員のクレジットカード使用可能エリアが限定されて、第三者による不正使用を防止することができればよく、会員デバイス130がそのエリア内にあることを必ずしも要件としない。
さらに、当該クレジットカード使用可能エリアは、加盟店の業種によってもカード使用可否の制限をかけることが可能である。例えば、カード会社システム100は、クレジットカード使用可能エリアを生成するとともに、当該エリア内の飲食店のみで決済可能とする制限をかけるようにしてもよい。
有効エリアDB403は、エリア生成部402によって生成された、会員のクレジットカード使用可能エリアの情報を格納するデータベースである。具体的には、会員のクレジットカード番号、および使用可能エリアの情報(経度および緯度、その経度および緯度の地点から800m以内、など)が格納される。
決済可否判定部404は、会員のクレジットカードに基づく決済処理(オーソリ処理)を行う際に有効エリアDB403に問い合わせて、当該会員のクレジットカードについて使用可能エリアが設定されているか否か、および使用可能エリアが設定されている場合にそのクレジットカードが当該エリア内で使用可能かどうかを判定することができる。
加盟店DB405は、クレジットカードによる決済を行うことができる加盟店端末110の情報および加盟店端末を設置する加盟店の情報を格納するデータベースである。加盟店DB405は、図6に例示するような、加盟店端末の識別情報(端末ID、加盟店ID、名称、業種など)、加盟店の位置情報(例えば、経度や緯度、住所など)および上記した対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを少なくとも含んでいる。加盟店の位置情報のうち、経度および緯度については、加盟店端末110が設置される際にこれらの情報を計測し、加盟店DB405に格納しておくことができる。あるいは、加盟店端末110内部にGPS機能を設けておき、所定のタイミングごとに位置情報を計測し、計測された位置情報をカード会社システム100に送信して加盟店DB405に格納しておくようにしてもよい。
ワンタイムバーコードDB406は、カード会社システム100が所定のアプリケーションを通じて発行した各加盟店のクーポンに基づいて生成されたワンタイムバーコードおよび当該ワンタイムバーコードに関連付けられるオーソリ電文を格納するデータベースである。当該ワンタイムバーコードは、特定の加盟店において1回限り使用可能なバーコードであり、第三者による不正使用を防止するために使用可能な時間制限(例えば、生成から10分以内)が設定されている。カード会社システム100が加盟店端末110からワンタイムバーコードを受信すると、関連付けられたオーソリ電文に基づくオーソリゼーション処理が行われる。なお、当該ワンタイムバーコードには、二次元バーコードも含まれる。
ここで、図9を参照してオーソリ電文について説明する。図9は、オーソリ電文のフォーマットの一例を示す図である。オーソリ電文は、会員のカード番号、カードの有効期限、決済にカードを利用した利用日時、利用金額、加盟店名称(加盟店コード)、種別、区分などを含む。これらのうち「種別」は、決済ルートの種類および決済内容(例えば、POS等のオンライン端末からの売上データ、CAT端末からの事前承認データ/承認後売上データなど)を示し、また、「区分」は、カードに格納されたデータの読み取り方法(例えば、カード裏面の磁気データ読み取り、など)を示す。このようなオーソリ電文により、カード会社システム100と加盟店端末110の間での通信が行われる。
次に、図7を参照しながら、クレジットカード使用可能エリアが生成されて有効エリアDB403に登録される実施例を説明する。本明細書では、図7(a)〜(c)に例示する実施例以外にも、ユーザによって設定された任意のタイミングによって、あるいはカード会社システム100によって設定された任意のイベントが発生した際に、クレジットカード使用可能エリアが生成される。
図7(a)は、会員デバイス130上で実行された所定のアプリケーション上での操作に応答してクレジットカード使用可能エリアを生成する実施例である。本実施例は、会員が自らクレジットカード使用可能エリアを生成する実施例である。
まず、S701にて、会員デバイス130は、クレジットカード使用可能エリアを生成するためのアプリケーションを起動してログインする。そして、起動されたアプリケーションを用いて、エリア生成処理をスタートさせるためのアイコン(またはボタン)を押下(またはタッチ)する。なお、本フローの事前準備として、当該アプリケーションを使用する最初の段階でユーザ登録を行って、会員の氏名や使用するクレジットカード番号をカード会社システム100に登録しておくこととする。
S702にて、会員デバイス130の位置情報判定部411は、会員デバイス130に内蔵されているGPS機能を使用して、会員デバイス130の位置情報(例えば、経度、緯度)を判定する。会員デバイスは、当該アプリにログインした際に予め登録されていたクレジットカード番号の情報を取得している。判定された会員デバイス130の位置情報は、取得されたクレジットカード番号の情報とともにカード会社システム100に送信される。
S704にて、カード会社システム100は、受信した会員のクレジットカード番号に基づいて会員DB402に問い合わせを行ってエリア生成条件を読み出し、読み出したエリア生成条件および会員デバイス130の位置情報に基づいてクレジットカード使用可能エリアを生成する。生成されたクレジットカード使用可能エリアの情報は、有効エリアDB403に格納される。
図7(b)は、会員デバイス130によって加盟店のクーポンが取得されたことに応答してクレジットカード使用可能エリアが生成される実施例である。現在、様々な加盟店が販売促進用のクーポンをインターネット上のサイト経由で提供している。会員がクーポンをダウンロードする場合には、そのクーポンを比較的短時間のうちに使用するケースが多いことから、本フローでは、クーポンを取得したことをトリガとしてクレジットカード使用可能エリアを生成する実施例を説明する。本実施例では、カード会社システム100が提供するアプリケーションにおいて各種クーポンが提供される。なお、図7(a)と同様に本フローの事前準備として、当該アプリケーションを使用する最初の段階でユーザ登録を行って、会員の氏名や使用するクレジットカード番号をカード会社システム100に登録しておくこととする。
S711にて、会員デバイス130は、位置情報判定部411によって特定された自身の位置情報をカード会社システム100に送信する。カード会社システム100は、受信した会員デバイス130の位置情報に基づいて、近隣の加盟店で提供可能なクーポンを選択する。会員デバイス130は、デバイス上で起動したアプリケーションを介して選択されたクーポンが表示されるので、そのうちの任意のクーポンをカード会社システム100からダウンロードして取得する。その後、会員デバイス130は、ダウンロードしたクーポンによって特定される商品・サービスの購入予約を示す購入予約信号と、会員のクレジットカード番号とをカード会社システム100に送信する。会員のクレジットカード番号は、当該アプリを起動した際にカード会社システム100によって提供されている。
S712にて、カード会社システム100は、受信したクレジットカード番号に基づいて会員DB402に問い合わせを行って当該会員のエリア生成条件を読み出すとともに、ダウンロードされたクーポンの識別番号に基づいて加盟店DB405に問い合わせを行って当該加盟店の位置情報を取得する。
S713において、カード会社システム100は、当該会員のエリア生成条件によって生成されるクレジットカード使用可能エリア内に当該加盟店が存在する場合には、当該会員のエリア生成条件に基づいて使用可能エリアを生成する。一方、当該会員のエリア生成条件によって生成されるクレジットカード使用可能エリア内に当該加盟店が存在しない場合には、当該加盟店の位置情報から特定される位置を中心とした所定のエリア内(例えば、半径200m以内)を使用可能エリアとして生成する。カード会社システム100は、生成されたクレジットカード使用可能エリアの情報を有効エリアDB403に格納する。
S714において、カード会社システム100は、受信した購入予約信号およびダウンロードされたクーポンに基づいて、そのクーポンによって特定される加盟店の商品・サービスの購入時にのみ使用可能なワンタイムバーコードを生成する。また、カード会社システム100は、当該ワンタイムバーコードに関連付けられるオーソリ電文を生成する。生成されたワンタイムバーコードおよびオーソリ電文は、ワンタイムバーコードDB406に格納される。生成されたオーソリ電文は、「種別」の情報として、例えば、CAT端末から受信した「事前承認」のオーソリ電文とすることができる。カード会社システム100は、生成されたワンタイムバーコードを会員デバイス130に送信し、会員デバイス130は、受信したワンタイムバーコードを会員デバイス130内に格納する。
S715において、加盟店端末110(光学的に読み取り可能なデバイスを含む)においてワンタイムバーコードが決済時に読み取られると、加盟店端末110は、読み取ったワンタイムバーコードをカード会社システム100に送信する。カード会社システム100は、受信したワンタイムバーコードに基づいてワンタイムバーコードDB406に問い合わせを行い、関連付けられたオーソリ電文を読み出す。関連付けられたオーソリ電文は、上述したように、事前承認のオーソリ電文であるため、カード会社システム100は、この事前承認のオーソリ電文に基づいて承認後売上のオーソリ電文を生成し、オーソリゼーション処理を実行する。このように、会員は、ダウンロードしたクーポンに基づいて生成されたワンタイムバーコードを加盟店端末110に読み取らせることによって、決済を完了させることができるようになる。従来は、割引クーポンを加盟店にて提示し、別途カードで決済する必要があったが、ワンタイムバーコードにより決済がより簡便化し、しかも、ワンタイムバーコードは、1回限り使用可能なものであり、かつ使用可能な制限時間が設定されているため、よりセキュリティを高めた取引が可能となる。
なお、他の実施形態として、カード会社システム100は、会員デバイス130の現在位置に関わらず、当該加盟店の位置情報から特定される位置を中心とした所定のエリア内を使用可能エリアとして常に生成するようにしてもよい。すなわち、会員がクーポンをダウンロードするケースは、その加盟店ですぐに買い物などを行いたい場合であるから、当該加盟店の近辺でのみクレジットカードを使用可能とすることにより、セキュリティをより一層高めることができる。
また、他の実施形態として、S711において、任意のクーポンが取得されたことに応答して、位置情報判定部411は、会員デバイス130の位置情報をGPS機能を用いて判定し、S712において、カード会社システム100は、会員デバイス130の位置情報と当該クーポンを発行した加盟店の位置情報に基づいて、両方の位置が入る使用可能エリアや会員デバイス130を含む使用可能エリアを生成するようにしてもよい。すなわち、会員の現在いる場所と加盟店の場所の近隣でのみクレジットカードを使用可能とすることにより、セキュリティをより一層高めることができる。
また、図7(b)の実施例では、クーポンを取得後にクレジットカード使用可能エリアが生成されることを説明したが、逆に、クレジットカード使用可能エリアが生成された後に当該エリア内の加盟店のクーポンのみを会員デバイス130上で実行されるアプリを通じて取得できるようにしても構わない。
図7(c)は、カード会社システム100によって予め定められたWiFiサービスのエリアに会員デバイス130が入ったことに応答してクレジットカード使用可能エリアを生成する実施例を説明するフロー図である。本実施例では、会員デバイス130にダウンロードされた所定のアプリにWiFiのサービス名が登録されており、会員は、図7(a)(b)と同様に、当該アプリを通じてクレジットカード番号をカード会社システム100に登録しておくこととする。登録された情報は、アプリ起動時に会員デバイス130のディスプレイに表示される。
S721において、会員デバイス130は、所定のWiFiエリアに会員デバイス130がアクセスしたことを検知すると、S722において、位置情報判定部411は、GPS機能を用いて会員デバイス130の位置情報を判定する。S723において、位置情報判定部411は、当該位置情報(経度、緯度)および会員のクレジットカード番号をカード会社システム100に送信する。
S724において、カード会社システム100は、受信した会員のクレジットカード番号に基づいて会員DB402に問い合わせを行って当該会員のエリア生成条件を読み出し、当該生成条件と受信した位置情報に基づいてクレジットカード使用可能エリアを生成する。生成された使用可能エリアの情報は、有効エリアDB403に格納される。
上記の実施例によって説明したように、本願発明では、ユーザによって設定された任意のタイミングによって、あるいはカード会社システム100によって設定された任意のイベントが発生した際に、クレジットカード使用可能エリアが生成されて、生成されたエリアの情報が有効エリアDB403に登録される。
また、本願発明では、所定のダウンロードされたアプリを通じてクレジットカード番号を予め会員デバイス130(例えば、携帯電話)内に登録しておいた上で、位置情報判定部411が周期的にGPS機能を用いて自身の位置情報を測定し、測定された位置情報とクレジットカード番号をカード会社システム100に送信するようにしてもよい。かかる場合には、カード会社システム100は、受信した位置情報とカード番号に基づいて当該位置情報で特定される地点の近隣(例えば、半径1km以内)でのみクレジットカードを使用可能なようにエリアを生成してもよい。
また、本願発明では、クレジットカード使用可能エリアが生成されている間は、対面販売のみカード決済可能とし、非対面販売を通じたカード決済はできないように制限をかけることができる。かかる場合であっても、カード会社システム100が提供するアプリを通じて当該制限を解除することは可能である。
次に、図8を参照しながら、本発明に係る決済処理のフローを説明する。本フローの説明の前提として、図7(a)〜(c)に例示される実施例などにより、会員のクレジットカードについて使用可能エリアが生成され、生成された情報が有効エリアDB403に格納されているものとする。また、本処理フローでは、非対面販売での取引に制限がかけられており、対面販売での取引のみ可能であるという前提で説明する。
S801において、加盟店端末110は、会員のクレジットカード番号を読み出し、読み出したクレジットカード番号および金額情報を含む、図9に例示したようなオーソリ電文をネットワーク経由でカード会社システム100に送信する。クレジットカード番号の読み出しについては、クレジットカードのICチップから行ってもよく、またはクレジットカードの磁気ストライプから行ってもよく、特に限定されない。
S802において、カード会社システム100の決済可否判定部404は、受信したクレジットカード番号のクレジットカード使用可能エリアの情報が登録されているかを確認するために、当該クレジットカード番号に基づいて有効エリアDB403を検索する。
S803において、決済可否判定部404は、受信したクレジットカード番号のクレジットカード使用可能エリアの情報が登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、クレジットカード使用可能エリアの情報を読み出す。そして、使用可能エリアの情報が登録されている場合には、S804に処理が進み、一方、登録されていない場合には、S806に処理が進む。
S804において、決済可否判定部404は、受信したオーソリ電文に含まれる加盟店コードに基づいて加盟店DB405に問い合わせを行って当該加盟店の位置情報(経度、緯度)を読み出す。また、決済可否判定部404は、S803において読み出したクレジットカード使用可能エリアの情報で特定されるエリア内に当該加盟店が位置するかどうかを判定する。例えば、クレジットカード使用可能エリアの情報で特定されるエリアが、経度=X1および緯度=Y1の半径500mの円で示される場合、当該加盟店の位置情報が、経度=X2および緯度=Y2であれば、両地点間の距離を求めて当該半径500mの円で特定されるエリア内に加盟店が位置するかどうかを判定する。当該判定の結果、加盟店がエリア内にある場合にはS805に処理が進み、一方、エリア外にある場合にはS807に処理が進む。
S805およびS806において、カード会社システム100は、受信したオーソリ電文の内容に基づいてオーソリゼーション処理を行って決済可/決済不可を判定し、その結果を加盟店端末110に送信する。
S807において、カード会社システム100は、当該オーソリ電文に基づく決済はできない旨のエラーメッセージを加盟店端末110に送信する。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
100 カード会社システム
110 加盟店端末
120 販売システム
130 会員デバイス
301 制御部
302 主記憶部
303 補助記憶部
304 インターフェース(I/F)部
305 出力部
401 エリア生成部
402 会員DB
403 有効エリアDB
404 決済可否判定部
405 加盟店DB
406 ワンタイムバーコードDB
411 位置情報判定部

Claims (11)

  1. クレジットカード決済のためのセキュリティシステムであって、
    会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、
    第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するエリア生成手段であって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、エリア生成手段と、
    前記生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと、
    クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースと、
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定する決済可否判定手段と
    を備え
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理において決済可能となるか否かは、オーソリ電文に含まれる種別情報によって示される決済ルートが前記会員によって予め指定された決済ルートと一致するかどうかに基づく、システム。
  2. クレジットカード決済のためのセキュリティシステムであって、
    会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、
    第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するエリア生成手段であって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、エリア生成手段と、
    前記生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと、
    クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースと、
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定する決済可否判定手段と
    を備え、
    前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかの前記判定は、前記加盟店の業種に基づく判定を含む、システム。
  3. 前記エリア生成手段は、所定の加盟店のクーポンが前記第1のデバイスによって取得された場合に、前記第3のデータベースを検索して前記加盟店の位置情報を特定することに基づいて前記クレジットカードの使用可能エリアを生成する請求項1または2のシステム。
  4. 前記所定の加盟店のクーポンに基づいて生成されたワンタイムバーコードおよび前記ワンタイムバーコードに関連付けられる第2のオーソリ電文を格納する第4のデータベースであって、前記ワンタイムバーコードは、特定の加盟店において1回限り使用可能な決済用バーコードであり、使用可能な時間が定められている、第4のデータベースをさらに備え、
    前記システムは、第2のデバイスからワンタイムバーコードを受信すると、前記関連付けられた第2のオーソリ電文に基づいて前記決済処理を行う請求項のシステム。
  5. オーソリ電文は、会員のカード番号、カードの有効期限、決済にカードを利用した利用日時、利用金額、加盟店名称、加盟店コード、種別情報、区分情報を含み、
    前記種別情報は、決済ルートの種類および決済内容を示し、
    前記区分情報は、カードに格納されたデータの読み取り方法を示す
    請求項4のシステム。
  6. クレジットカードの使用可能エリア情報は、前記第1のデバイスによって測定された地点情報、および前記地点情報からの範囲情報を含む請求項1または2のシステム。
  7. 前記第1のデバイスの位置情報は、GPS機能を使用することによって測定される請求項1または2のシステム。
  8. 前記システムによって提供される特定の加盟店のクーポンが前記第1のデバイスによって取得されたことに応答して、前記第1のデバイスの位置情報が、前記第1のデバイスから前記システムに送信される請求項1または2のシステム。
  9. 前記システムによって予め定められた無線ローカルエリアネットワークのカバレッジに前記第1のデバイスが入ったことに応答して、前記第1のデバイスの位置情報が、前記第1のデバイスから前記システムに送信される請求項のシステム。
  10. クレジットカード決済のためのセキュリティシステムにおいて実行される方法であって、
    前記セキュリティシステムは、
    会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、
    生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと
    クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースと
    を備え、
    前記方法は、
    第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するステップであって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、ステップと、
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定するステップと
    を備え
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理において決済可能となるか否かは、オーソリ電文に含まれる種別情報によって示される決済ルートが前記会員によって予め指定された決済ルートと一致するかどうかに基づく、方法。
  11. クレジットカード決済のためのセキュリティシステムにおいて実行される方法であって、
    前記セキュリティシステムは、
    会員のクレジットカード情報、会員の識別情報、およびクレジットカード使用可能エリアを生成するための条件の情報を含む第1のデータベースと、
    生成されたクレジットカードの使用可能エリア情報を格納する第2のデータベースと、
    クレジットカードによる決済を実行する加盟店端末の識別情報、前記加盟店端末を設置する加盟店の位置情報、並びに対面販売および非対面販売の違いを認識可能な種別コードを格納する第3のデータベースであって、前記加盟店端末の識別情報は、加盟店の業種を示す、第3のデータベースと
    を備え、
    前記方法は、
    第1のデバイスから前記第1のデバイスの位置情報を受信したことに応答して、前記第1のデータベースを検索して前記第1のデバイスに関連付けられる会員のクレジットカード情報を識別し、識別されたクレジットカードの使用可能エリア情報を生成するステップであって、前記クレジットカードの使用可能エリア情報は、識別されたクレジットカードの使用がエリア内にのみ限定されることを示す、ステップと、
    前記会員のクレジットカードに基づく決済処理を行う場合に前記第2のデータベースを検索して、前記会員のクレジットカードについての前記クレジットカードの使用可能エリア情報が存在するかどうか、および使用可能エリアが存在する場合に前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかを判定するステップと
    を備え、
    前記会員のクレジットカードが前記使用可能エリア内で使用可能かどうかの前記判定は、前記加盟店の業種に基づく判定を含む、方法。
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