JP5907652B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5907652B2
JP5907652B2 JP2010239107A JP2010239107A JP5907652B2 JP 5907652 B2 JP5907652 B2 JP 5907652B2 JP 2010239107 A JP2010239107 A JP 2010239107A JP 2010239107 A JP2010239107 A JP 2010239107A JP 5907652 B2 JP5907652 B2 JP 5907652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coils
power
current
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010239107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011124221A (ja
Inventor
エヌ トドロウ バレンタイン
エヌ トドロウ バレンタイン
バンナ サマー
バンナ サマー
アガーワル アンカー
アガーワル アンカー
チェン ジガング
チェン ジガング
チャング ワング ツェ
チャング ワング ツェ
ヌグエン アンドリュー
ヌグエン アンドリュー
ジェフ サリナス マーティン
ジェフ サリナス マーティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JP2011124221A publication Critical patent/JP2011124221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5907652B2 publication Critical patent/JP5907652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • H01J37/3211Antennas, e.g. particular shapes of coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/22Removing surface-material, e.g. by engraving, by etching
    • B44C1/227Removing surface-material, e.g. by engraving, by etching by etching
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/50Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges
    • C23C16/505Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using radio frequency discharges
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32137Radio frequency generated discharge controlling of the discharge by modulation of energy
    • H01J37/32155Frequency modulation
    • H01J37/32165Plural frequencies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/3244Gas supply means

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Description

分野
本発明の実施形態は概して、プラズマ処理機器に関する。
背景
誘導結合プラズマ(ICP)処理リアクタは一般に、処理チャンバ内の処理ガスに、この処理チャンバ外部に配置された1つ以上の誘導コイルを介して電流を誘導することよってプラズマを形成する。誘導コイルをチャンバ外部に配置し、例えば誘電性蓋部によってチャンバとは絶縁させる。高周波(RF)電流を誘導コイルにRF給電構造を介してRF電源から供給すると、誘導結合されたプラズマを、チャンバ内部で、誘導コイルによって発生した電場から形成することができる。
一部のリアクタデザインでは、同心円状の内方及び外方誘導コイルを有するようにリアクタを構成する。発明者は、内方コイルと外方コイルとの間の(コイルによって誘導された磁場の相殺的干渉による)相加的な電場特性によって、コイルから離れた基板の高さで形成されるプラズマの電場分布が不均一になる場合があることを発見した。例えば、プラズマにおける不均一な電場分布によって引き起こされるエッチング速度の不均一さにより、このようなプラズマでエッチングした基板のエッチングパターンは不均一、例えばM形状エッチングパターン(例えば、中心と縁部のエッチング表面が低くなり、中心と縁部との間が高くなる)になる。発明者は更に、内方コイルと外方コイルとの電力比の調節によるこの不均一さの程度の制御が、不均一さの完全なる解消には不十分であることにも気づいた。更に、進化したデバイスのノードのCD要件(例えば、約32nm以下)を満たすためには、この現象を原因とする、依然として残るエッチングパターンの不均一性を更に軽減する又は解消する必要がある。
従って、発明者は、プラズマ処理の不均一性をより良好に制御するためのプラズマ処理装置を考案した。
概要
プラズマ処理のための方法及び装置を本願において提供する。一部の実施形態において、プラズマ処理装置は、内部処理容積を有する処理チャンバと、処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第1RFコイルと、処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第2RFコイルとを含み、第2RFコイルは第1RFコイルに対して同軸に配置され、第1及び第2RFコイルは、第1RFコイルを流れるRF電流が第2RFコイルを流れるRF電流とは異相になるように構成される。
一部の実施形態において、プラズマ処理装置は、内部処理容積を有する処理チャンバと、処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための、第1方向に巻回された第1RFコイルと、処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第2RFコイルとを含み、第2RFコイルは第1RFコイルに対して同軸に配置され且つ第1方向とは反対の第2方向に巻回されているため、RF電流は第1RFコイルを第1方向に流れ、第2RFコイルを第2方向に流れる。
一部の実施形態において、プラズマ形成方法は、RF信号を第1RFコイルを通して供給し、RF信号を第1RFコイルに対して同軸に配置された第2RFコイルに供給することを含み、RF信号は第2コイルを第1コイルを通るRF信号の流れに対して異相で流れ、更に、第1及び第2RFコイルによって供給されたRF信号を処理チャンバ内の処理ガスに結合することによってプラズマを形成することを含む。本発明のその他の及び更なる実施形態について以下で説明する。
上記で簡単に要約し且つ以下でより詳細に説明する本発明の実施形態は、添付図面の本発明の例示の実施形態を参照して理解することができる。しかしながら、添付図面は本発明の典型的な実施形態しか図示しておらず、本発明はその他の同等に効果的な実施形態も含み得ることから、本発明の範囲を制限すると解釈されないことに留意すべきである。
本発明の一部の実施形態による誘導結合プラズマリアクタの概略側面図である。 本発明の一部の実施形態による誘導結合プラズマリアクタの一対のRFコイルの概略上面図である。 慣用の装置及び本願で開示の本発明の装置のある実施形態を使用して得られたエッチング速度プロファイルのグラフである。 本発明の一部の実施形態によるRF給電構造を示す図である。 本発明の一部の実施形態による誘導結合プラズマ装置の概略上面図である。 本発明の一部の実施形態によるプラズマ形成方法のフローチャートである。
円滑な理解のために、可能な限り、図面で共通する同一要素は同一参照番号を使用して表した。図は正確な縮尺で描かれてはおらず、明確にするために簡略化する場合もある。一実施形態における要素及び構成は、特に記載することなく、その他の実施形態で便宜上利用することも考えられる。
詳細な説明
プラズマ処理のための方法及び装置を本願において提供する。本発明の方法及びプラズマ処理装置によって、有利には、慣用の装置よりも均一なプラズマが得られ、この結果、プラズマで処理する基板の処理結果がより均一なものになる。例えば、本発明のプラズマ装置を利用して形成したプラズマは改善された電場分布を有し、この改善された電場分布はより均一なプラズマをもたらし、またより均一な処理(例えば、基板表面上のエッチングパターン)を行なうのに利用することができる。
図1は、本発明の一部の実施形態による誘導結合プラズマリアクタ(リアクタ100)の概略側面図である。リアクタ100は単体で又は統合半導体基板処理システムすなわちクラスタツール(カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から入手可能なセンチュラ(Centura、商標名)統合半導体ウェハ処理システム等)の処理モジュールとして利用することができる。本発明の実施形態に従った改変が有益となり得る適切なプラズマリアクタの例には誘導結合プラズマエッチリアクタが含まれ、例えば、同じくアプライドマテリアルズ社から入手可能なDPS(商標名)シリーズの半導体機器(DPS(商標名)、DPS(商標名) II、DPS(商標名) AE、DPS(商標名) G3ポリエッチャ、DPS(商標名) G5その他等)である。半導体機器の上記の一覧は単なる例であって、その他のエッチングリアクタ及び非エッチング機器(CVDリアクタ、その他の半導体処理機器等)も本発明の教示に従って適切に改変することができる。
リアクタ100は、処理チャンバ104上に配置された誘導結合プラズマ装置102を含む。誘導結合プラズマ装置は、RF電源108を複数のRFコイル(例えば、第1RFコイル110、第2RFコイル112)に連結するためのRF給電構造106を含む。複数のRFコイルは処理チャンバ104に近接して(例えば、処理チャンバの上)同軸に配置され、またRF電力を処理チャンバ104に誘導結合することによって処理チャンバ104内に供給された処理ガスからプラズマを形成するように構成される。
RF電源108は、整合回路114を介してRF給電構造106に連結される。電力分割器105を設置することによって、第1及び第2RFコイル110、112にそれぞれ供給されるRF電力を調節してもよい。電力分割器105は整合回路114とRF給電構造106との間に連結することができる。或いは、電力分割器が整合回路114の一部であってもよく、この場合、整合回路はRF給電構造106に連結される2つの出力を有し、出力はRFコイル110、112に各自対応する。電力分割器については、図4に図示の実施形態に従って以下でより詳細に説明する。
RF給電構造106は、電力分割器116(又は電力分割器が組み込まれた整合回路114)からのRF電流を各RFコイルに結合する。一部の実施形態において、RF給電構造106は、RF電流をRFコイルに対称的に供給するように構成されていることから、RF電流は各コイルに(例えば同軸構造によって)RFコイルの中心軸に対して幾何学的に対称に結合される。
リアクタ100は一般に、導電性本体部(壁部)130及び誘電性蓋部120(この2つが一緒になって処理容積を画成する)を有する処理チャンバ104、処理容積内に配置された基板支持台座部116、誘導結合プラズマ装置102及びコントローラ140を含む。壁部130は典型的にはアース134に連結される。一部の実施形態において、支持台座部116は、整合回路124を介してバイアス電源122に連結されるカソードとなる。バイアス電源122は、例えば、最高1000W、周波数約13.56MHzの電力の供給源であり、連続電力又はパルス電力のいずれかを発生可能である。ただし、特定の用途に合わせて望ましくその他の周波数及び電力を供給することもできる。その他の実施形態において、電源122はDC又はパルスDC電源である。
一部の実施形態においては、リンク(図示せず)を設置してRF電源108とバイアス電源122とを連結することによって、電源同士の動作の同期を円滑に行なう。どちらかのRF電源が主導側、すなわちマスターRF発生器となり、もう一方の発生器が従属する又はスレーブとなる。リンクは更に、RF電源108及びバイアス電源122の完全な同期又は望ましいオフセット又は位相差での動作を促進することができる。位相制御は、RF電源のいずれか若しくは両方又はRF電源間のリンク内に配置された回路によって行なうことができる。ソース/バイアスRF発生器(例えば、108、122)間のこの位相制御は、RF電源108に連結された複数のRFコイルを流れるRF電流についての位相制御とは独立して実行し及び制御することができる。ソース及びバイアスRF発生器間の位相制御についての更なる詳細は、S.バンナ(Banna)らにより2009年5月13日に出願された共有の米国特許出願第12/465319号「METHOD AND APPARATUS FOR PULSED PLASMA PROCESSING USING A TIME RESOLVED TUNING SCHEME FOR RF POWER DELIVERY」に見ることができ、この文献は参照により全て本願に組み込まれる。
一部の実施形態において、誘電性蓋部120は実質的に平坦である。チャンバ104のその他の変形は、別のタイプの蓋部、例えばドーム型蓋部又はその他の形状の蓋部等を有し得る。誘導結合プラズマ装置102は典型的には蓋部120上に配置され、またRF電力を処理チャンバ104に誘導結合するように構成される。誘導結合プラズマ装置102は、誘電性蓋部120上に配置された第1及び第2コイル110、112を含む。各コイルの相対位置、直径比及び/又は各コイルの巻きの回数は、各コイルのインダクタンスの制御を通して形成するプラズマの例えばプロファイル又は密度を制御するのに望ましいように各自調節可能である。第1及び第2コイル110、112の各コイルは、RF給電構造106を介した整合回路114を通してRF電源108に連結される。RF電源108は、例えば、最高4000Wを50kHz〜13.56MHzの範囲の可変周波数で発生させることが可能だが、その他の周波数及び電力を特定の用途に応じて望ましく供給してもよい。
第1及び第2RFコイル110、112を、第1RFコイルを流れるRF電流の位相が、第2RFコイルを流れるRF電流の位相とは異相になるように構成可能である。本願において、用語「異相(out of phase)」は、第1RFコイルを流れるRF電流が、第2RFコイルを流れるRF電流とは反対方向に流れる又は第1RFコイルを流れるRF電流の位相が、第2RFコイルを流れるRF電流に対してシフトしていることを意味すると理解される。
例えば、慣用の装置においては、両方のRFコイルが典型的には同じ方向に巻回される。このため、RF電流は両方のコイルにおいて同じ方向(時計回り又は反時計周り)に流れる。同じ巻回方向であることが、2つのRFコイルを流れるRF電流が常に同相であることを決定づける。本発明において、発明者は、外部手段によって又はコイルの一方を物理的に反対方向に巻回して元の位相を変えることによって、2つのコイル間でRF電流を異相にすることについて研究した。コイル間の位相を制御することによって、発明者は、不均一なエッチング結果(M形状のエッチングパターン等)を軽減、解消し、更には処理(エッチング速度等)パターンを中心が高い処理パターンから縁部が高い処理パターンへと又は平坦で均一な処理パターンへと制御可能であることを発見した。コイル間に異相のRF電流を供給し、また内方コイルと外方コイルとの間の電流比を制御することによって、発明者は、処理パターンの制御を円滑に行なって基板全体の均一性を改善する装置を提供した。
コイル間で異相のRF電流を供給することによって、装置は、各コイルによって発生する電磁場間の相殺的干渉を逆転させて建設的干渉にし、またその結果、リアクタ内の典型的な建設的な電場プラズマ特性も同様に逆転する。例えば、本装置は、第1及び第2コイルに沿って流れる異相RF電流を供給することによって、第1及び第2コイルのそれぞれに近接した電場を増大させ、コイル間の電場を減少させるように構成される。一部の実施形態において、例えば各コイルのRF電流が完全に異相である場合(例えば、逆電流流れ又は180°の位相差)、電場は、対立する電場間の相殺的干渉により、第1及び第2コイルのそれぞれの近くで最大となり(又は集中する)、コイル間では最小(又はヌル)となる。発明者は、このようなコイル構成を使用して形成されたプラズマが、有利には、改善された(例えば、より均一な)電場分布を有し、またプラズマの成分が電場のヌル領域に拡散してより均一なプラズマが得られることを発見した。
一部の実施形態において、各コイルを流れるRF電流の方向は、コイルの巻回方向によって制御可能である。例えば、図2に示されるように、第1RFコイル110は第1方向202に巻回可能であり、第2RFコイル112は、第1方向202とは反対の第2方向204に巻回可能である。従って、RF電源108によって供給されるRF信号の位相を変更しなくても、第1及び第2RFコイル110、112の相反する巻回方向202、204によって、RF電流は異相となり、例えば逆方向に流れる。
一部の実施形態において、電力分割器(分割コンデンサ等)はRF給電構造106との間に配置され、RF電源108によって第1及び第2コイルのそれぞれに供給されるRF電力の相対量を制御する。例えば、図1に示されるように、電力分割器105は、各コイルに供給されるRF電力の量を制御するために、RF給電構造106をRF電源108に連結しているライン上に配置される(これによって、第1及び第2コイルに対応するゾーンにおけるプラズマ特性の制御が円滑に行われる)。一部の実施形態において、電力分割器105は整合回路114に組み込まれる。一部の実施形態においては、電力分割器105の後、RF電流はRF給電構造106に流れ、ここで第1及び第2RFコイル110、112に分配される。或いは、分割されたRF電流を直接、第1及び第2RFコイルのそれぞれに供給する。
電力比を、第1及び第2コイルのそれぞれを流れるRF信号の位相と共に調節することによって、望ましくない処理の不均一性(基板表面のM形状のエッチングプロファイル等)を制御し得ることを発明者は発見した。例えば、図3A〜Bは、慣用の装置及び本願で開示の本発明の装置のある実施形態を使用して得られたエッチング速度プロファイルのグラフの図である。これらのグラフは、発明者が実行した実際の試験及び観察のデータを表したものである。図3Aは、慣用の装置における複数の第1/第2コイル間電力比についての(プロット302A、304A、306A)、基板表面半径方向(軸312)に沿ったエッチング速度(軸310)のエッチング速度プロファイルグラフである。慣用の装置において、図3Aに示されるように、電力比を調節することによって、エッチング速度プロファイルをある程度は制御可能だが、電力比の調節では全体の均一性が依然として不十分であり、特に縁部のプロファイルの保持性が不良であることを発見した(例えば、電力比を調節しても、エッチングプロファイルの縁部での効果には限界がある)。
対照的に、図3Bは、同じ複数の第1/第2コイル間電力比についての、第1及び第2RFコイルを流れるRF電流が180°異相である本発明のある実施形態の装置での(プロット302B、304B、306B)、基板表面半径方向(軸312)に沿ったエッチング速度(軸310)のエッチング速度プロファイルグラフである。特に、図3Bに示されるように、本発明の装置において同じ電力比の調節を行なうことによって、極めて高い均一性の制御が可能であることを発明者は発見した。加えて、縁部のプロファイルの微調整性の大幅な改善も可能である。図3Bのグラフから見て取れるように、本発明の装置では、電力比を微調整することによって実質的に均一なエッチング速度プロファイルを得ることができ(例えば、304B)、また慣用の装置より極めて高い、縁部のプロファイルの微調整性も得られる。例えば、RF電流が2つのRFコイルを異相で流れるように構成したチャンバにおいて電力比を制御することによって均一性プロファイルを制御して、中心が高く縁部が低いエッチング速度、実質的に一定のエッチング速度又は中心が低く縁部が高いエッチング速度を得ることが可能である。これらの結果はプラズマの均一性に起因することから、このような制御は、プラズマの均一性が処理又は結果を左右するその他の処理や結果(プラズマ処理、堆積、アニーリングその他等)にも利用可能である。
本願で開示の異相RFコイル装置と組み合わせて利用し得る例示的なRF給電構造106の実施形態を以下にて説明し、また図4A〜Bで更に詳細に図示する。例示的なRF給電構造に関する更なる詳細は、Z.チェン(Chen)らにより2009年10月26日に出願された米国特許出願第61/254838号「RF FEED STRUCTURE FOR PLASMA PROCESSING」に見ることができ、この文献は参照により全て本願に組み込まれる。例えば、図4A〜Bは、本発明の一部の実施形態によるRF給電構造106を示す。図4Aに示されるように、RF給電構造106は、第1RF給電部402及びこの第1RF給電部402に対して同軸に配置された第2RF給電部404を含む。第1RF給電部402は第2RF給電部404から絶縁される。一部の実施形態において、また図示されるように、第2RF給電部404は第1RF給電部402の周囲に例えば中心軸401に沿って同軸に配置される。第1及び第2RF給電部402、404は、RF電力をRFコイルに結合するためのいずれの適切な導電材料から形成してもよい。例示的な導電材料には銅、アルミニウム、その合金その他が含まれる。第1及び第2RF給電部402、404は1種以上の絶縁材料(例えば、空気、テフロン(商標名)等のフルオロポリマー、ポリエチレンその他)によって絶縁される。
第1RF給電部402及び第2RF給電部404はそれぞれ第1又は第2RFコイル110、112に別々に連結される。一部の実施形態において、第1RF給電部402は第1RFコイル110に連結される。第1RF給電部402は、RF電力を結合するための導電性ワイヤ、ケーブル、バー、チューブ又はその他の適切な導電性要素の1種以上を含み得る。一部の実施形態において、第1RF給電部402の断面は実質的に円形である。第1RF給電部402は第1端部406及び第2端部407を含み得る。第2端部407は(図示のように)整合回路114又は(図1に示されるように)電力分割器に連結される。例えば、図4Aに示されるように、整合回路114は、2つの出力432、434を有する電力分割器430を含む。第1RF給電部402の第2端部407は、整合回路114の2つの出力の一方(例えば、432)に連結される。
第1RF給電部402の第1端部406は、第1コイル110に連結することができる。第1RF給電部402の第1端部406は第1コイル110に直接連結しても、介在支持構造(図4Aにおいてはベース408が示される)を介して連結してもよい。ベース408は円形又はその他の形状であり、第1コイルを連結するための対称的に配置された連結点を含む。例えば、図4Aにおいては、2つの端子428がベース408の両側に配置された状態で図示されており、例えばネジ429を介して第1RFコイルの2つの部位に連結している(ただし、連結はいずれの適切なやり方で行なってもよく、例えば固締具の使用、溶接等である)。
一部の実施形態において、また図5A〜Bに関連して以下にて更に説明するように、第1RFコイル110(及び/又は第2RFコイル112)は、複数のインターライン型(interlineated)の対称的に配置された積層コイル(例えば、2つ以上)を含む。例えば、第1RFコイル110は、コイル状に巻回された複数の導体を含み、各導体が同じ円筒面を占める。各インターライン型積層コイルは更に、そこから内方向にコイルの中心軸に向かって延びる脚部410を有し得る。一部の実施形態において、各脚部はコイルから半径方向内側にコイルの中心軸に向かって延びる。各脚部410はベース408及び/又は第1RF給電部402を中心として互いに対称的に配置される(例えば、2つの脚部なら180°離間され、3つの脚部なら120°離間され、4つの脚部なら90°離間されるその他)。一部の実施形態において、各脚部410は各RFコイル導体の一部であり、内方向に延びて第1RF給電部402と電気的に接触する。一部の実施形態において、第1RFコイル110は複数の導体を含み、各導体は、コイルから内方向に延びて、対称的に配置された連結点(例えば、端子428)のそれぞれでベース408に連結される脚部410を有する。
第2RF給電部404は、第1RF給電部402を中心として同軸に配置される導電性チューブ403であってもよい。第2RF給電部404は更に、第1及び第2RFコイル110、112に近接した第1端部412並びにこの第1端部412とは反対側の第2端部414を含み得る。一部の実施形態において、第2RFコイル112は第2RF給電部404に第1端部412でフランジ416を介して連結される。或いは、第2RFコイル112は直接、第2RF給電部404に連結される(図示せず)。フランジ416は円形又はその他の形状であり、第2RF給電部404の周囲に同軸に配置される。フランジ416は更に、第2RFコイル112を連結するための、対称的に配置された連結点を含んでいてもよい。例えば、図4Aにおいては、2つの端子426が第2RF給電部404の両側に配置された状態で示されており、第2RFコイル112の2つの部位に、例えばネジ427を介して連結されている(ただし、連結はいずれの適切なやり方で行なってもよく、端子428に関して上述した通りである)。
第1コイル110と同様に、また図5A〜Bに関連して以下でより詳細に説明するように、第2RFコイル112は、複数のインターライン型の対称的に配置された積層コイルを含み得る。各積層コイルは、そこから延びる、対称的に配置された連結点の1つでもってフランジ416へと連結される脚部418を有し得る。従って、各脚部418はフランジ216及び/又は第2RF給電部404を中心として対称的に配置される。
第2RF給電部404の第2端部414は、(図示のように)整合回路114又は(図1に示されるように)電力分割器に連結することができる。例えば、図4Aに示されるように、整合回路114は2つの出力432、434を有する電力分割器430を含む。第2RF給電部404の第2端部414は、整合回路114の2つの出力の一方(例えば、434)に連結することができる。第2RF給電部404の第2端部414は、整合回路114に導電性要素420(例えば、導電性ストラップ)を介して連結することができる。一部の実施形態において、第2RF給電部404の第1及び第2端部412、414は、導電性要素420によって生じ得る磁場の非対称性の影響を制限するに十分な長さ422をもって隔てられている。必要な長さは、処理チャンバ104で使用する予定のRF電力に左右され、供給電力が大きければ大きいほど、より長さが必要となる。一部の実施形態において、長さ422は約2〜約8インチ(約5〜約20cm)である。一部の実施形態において、長さは、第1及び第2RF給電部にRF電流を流すことによって形成される磁場が、実質的に、第1及び第2RFコイル110、112にRF電流を流すことによって形成される電場の対称性に影響を及ぼさないようなものである。
一部の実施形態において、また図4Bに示されるように、導電性要素420はディスク424に置き換えられる。ディスク424を第2RF給電部404と同じ類の材料から作製してもよく、第2RF給電部404と同じ又は異なる材料であってもよい。ディスク424を、第2RF給電部404にその第2端部414に近接させて連結することができる。ディスク424を、(図示のように)第2RF給電部404と一体化させても、第2RF給電部404に適切な手段で連結してもよく、この適切な手段はディスク424と第2RF給電部404との間でロバストな電気的接続を確立し、第2RF給電部404を中心としたディスクのリップ又は延長部のボルト締め、溶接、プレスばめ等を含むが、これらに限定されない。ディスク424は、第2RF給電部404の周囲に同軸に配置することができる。ディスク424は、いずれ適切なやり方(導電性ストラップその他を介する等)で整合回路114又は電力分割器に連結することができる。ディスク424は、有利には、整合回路114(又は電力分割器)からのオフセット出力による磁場の非対称性を軽減する又は排除する静電シールドを構成する。従って、ディスク424をRF電力の結合に利用する場合、第2RF給電部204の長さ422は、導電性要素420を直接、第2RF給電部404に連結する場合より短くなる。このような実施形態において、長さ422は約1〜約6インチ(約2〜約15cm)である。
図5A〜Bは、本発明の一部の実施形態による誘導結合プラズマ装置102の概略トップダウン図である。上述したように、第1及び第2コイル110、112が単一の連続コイルである必要はなく、それぞれがインターライン型の対称的に配置された複数の(例えば、2つ以上)積層コイル要素であってもよい。更に、第2RFコイル112は、第1RFコイル112に対して同軸に配置することができる。一部の実施形態において、第2RFコイル112は、図5A〜Bに示されるように、第1RFコイル112を中心に同軸に配置される。
一部の実施形態において、また図5Aに示されるように、第1コイル110は2つのインターライン型の対称的に配置された積層第1コイル要素502A、502Bを含み、第2コイル112は、4つのインターライン型の対称的に配置された積層第2コイル要素508A、508B、508C、508Dを含む。第1コイル要素502A、502Bは更に、そこから内方向に延びて第1RF給電部402に連結される脚部504A、504Bを含む。脚部504A、504Bは実質的に上記の脚部410と同等である。脚部504A、504Bは、第1RF給電部402を中心に対称的に配置される(例えば、対向する)。典型的には、RF電流は、第1RF給電部402から脚部502A、502Bを通って第1コイル要素504A、504Bに流れ込み、最終的には、第1コイル要素502A、502Bの端子端部にそれぞれ連結された接地ポスト506A、506Bに流れ込む。対称性(例えば、第1及び第2コイル110、112における電場の対称性)を維持するために、接地ポスト506A、506Bを、脚部502A、502Bと実質的に同様の対称的な方向でもって第1RF給電構造402周囲に配置することができる。例えば、図5Aに示されるように、接地ポスト506A、506Bは脚部502A、502Bと直列に配置される。
第1コイル要素と同様に、第2コイル要素508A、508B、508C、508Dは更に、そこから延びて第2RF給電部204に連結される脚部510A、510B、510C、510Dを含むことができる。脚部510A、510B、510C、510Dは実質的に上述の脚部418と同等である。脚部510A、510B、510C、510Dは、第2RF給電部404を中心として対称的に配置される。典型的には、RF電流は、第2RF給電部404から脚部510A、510B、510C、510Dを通って第2コイル要素508A、508B、508C、508Dにそれぞれ流れ込み、最終的には、第2コイル要素508A、508B、508C、508Dの端子端部にそれぞれ連結された接地ポスト512A、512B、512C、512Dに流れ込む。対称性(例えば、第1及び第2コイル110、112における電場の対称性)を維持するために、接地ポスト512A、512B、512C、512Dを、脚部510A、510B、510C、510Dと実質的に同様の対称的な方向でもって第1RF給電構造402周囲に配置することができる。例えば、図5Aに示されるように、接地ポスト512A、512B、512C、512Dは脚部510A、510B、510C、510Dとそれぞれ直列に配置される。
一部の実施形態において、また図5Aに示されるように、第1コイル110の脚部/接地ポストは、第2コイル112の脚部/接地ポストに対してある角度でもって方向付けされる。しかしながら、これは単なる例であって、どのような対称的な方向も考えられ、例えば、第1コイル110の脚部/接地ポストを、第2コイル112の脚部/接地ポストと直列に配置する。
一部の実施形態において、また図5Bに示されるように、第1コイル110は、4つのインターライン型の対称的に配置された積層第1コイル要素502A、502B、502C、502Dを含む。第1コイル要素502A、502Bと同様に、追加の第1コイル要素502C、502Dは更に、そこから延びて第1RF給電部402に連結される脚部504C、504Dを含むことができる。脚部504C、504Dは実質的に上述の脚部410と同等である。脚部504A、504B、504C、504Dは、第1RF給電部402を中心として対称的に配置される。第1コイル要素502A、502Bと同様に、第1コイル要素502C、502Dは、脚部504C、504Dと直列に配置された接地ポスト506C、506Dで終端する。対称性(例えば、第1及び第2コイル110、112における電場の対称性)を維持するために、接地ポスト506A、506B、506C、506Dを、脚部502A、502B、502C、502Dと実質的に同様の対称的な方向でもって第1RF給電構造402周囲に配置することができる。例えば、図5Bに示されるように、接地ポスト506A、506B、506C、506Dは、脚部502A、502B、502C、502Dとそれぞれ直列に配置される。第2コイル要素508A、508B、508C、508D及びその全ての部品(例えば、脚部/接地ポスト)は、図5A及び上述のように図5Bにおいても同じである。
一部の実施形態において、また図5Bに示されるように、第1コイル110の脚部/接地ポストは、第2コイル112の脚部/接地ポストに対してある角度で方向付けされる。しかしながら、これは単なる例であって、どのような対称的な方向も考えられ、例えば、第1コイル110の脚部/接地ポストを、第2コイル112の脚部/接地ポストと直列に配置する。
上記では各コイルにおいて2つ又は4つの積層要素の例を使用したが、第1及び第2コイル110、112の一方又は両方に関して、コイル要素の数はいずれであってもよく、例えば3つ、6つであり、或いは第1及び第2RF給電部402、404を中心とした対称性を維持するいずれの適切な数及び配置である。例えば、コイルの3つのコイル要素は、隣接するコイル要素に対してそれぞれ120°回転させられる。
図5A〜Bに図示の第1及び第2コイル110、112の実施形態は、上述したような第1コイルと第2コイルとの間の位相を変化させるためのいずれの実施形態でも利用可能である。例えば、各第1コイル要素502を各第2コイル要素508とは反対方向に巻回することが可能であり、これによって第1コイル要素を流れるRF電流は第2コイル要素を流れるRF電流とは異相となる。或いは、位相シフト装置を使用する場合、第1及び第2コイル要素502、508は、同一方向にも反対方向にも巻回可能である。
図1に戻るが、任意で、1つ以上の電極(図示せず)を、第1又は第2コイル110、112の一方(例えば、第1コイル110)に電気的に結合してもよい。1つ以上の電極は、第1コイル110と第2コイル112との間に、誘電性蓋部120に近接して配置された2つの電極であってもよい。各電極は、第1コイル110又は第2コイル112のいずれかに電気的に結合することができ、RF電力を1つ以上の電極に、RF電源108から、電極を連結した誘導コイル(例えば、第1コイル110、第2コイル112)を介して供給することができる。
一部の実施形態においては、1つ以上の電極を1つ以上の誘導コイルの1つに移動可能に連結することによって、1つ以上の電極の誘電性蓋部120及び/又は互いに対する相対的な位置決めを円滑に行なう。例えば、1つ以上の位置決め機構を1つ以上の電極に連結することによって、その位置を制御する。位置決め機構はいずれの適切な装置であってもよく、手動又は自動であり、1つ以上の電極の位置決めを望ましく円滑に行なうことが可能であり、例えば親ネジ、リニア軸受、ステッパモータ、ウェッジその他を含む装置である。1つ以上の電極を特定の誘導コイルに連結する電気コネクタは、このような相対運動を促進するために可撓性であってもよい。例えば、一部の実施形態において、電気コネクタは1つ以上の可撓性の機構を含み、例えば編組線又はその他の導体である。電極及びプラズマ処理装置におけるその利用についてのより詳細な説明は、2008年7月30日に出願された米国特許出願第12/182342号「Field Enhanced Inductively Coupled Plasma(FE−ICP)Reactor」に見つけることができ、この文献は参照により全て本願に組み込まれる。
ヒータ要素121を誘電性蓋部120の上に配置することによって、処理チャンバ104の内部の加熱を促進してもよい。ヒータ要素121は、誘電性蓋部120と第1及び第2コイル110、112との間に配置することができる。一部の実施形態において、ヒータ要素121は抵抗加熱要素を含み、AC電源等の電源123に連結される。この電源は、十分なエネルギーを供給してヒータ要素121の温度を約50〜約100℃に制御するように構成される。一部の実施形態において、ヒータ要素121は開放型の切れ目のあるヒータである。一部の実施形態において、ヒータ要素121は環状要素等の切れ目のないヒータを含み、これによって処理チャンバ104内での均一なプラズマ形成が促進される。
運転中、基板114(プラズマ処理に適した半導体ウェハ又はその他の基板等)を台座部116上に載置し、処理ガスをガスパネル138からエントリポート126を通して供給し、処理チャンバ104内でガス混合物150を生成することができる。このガス混合物150を、プラズマ電源108から第1及び第2コイル110、112並びに、任意で1つ以上の電極(図示せず)に電力を印加することによって、処理チャンバ104内で点火してプラズマ155にすることができる。一部の実施形態においては、バイアス電源122からの電力も台座部116に供給される。チャンバ104内部の圧力は、スロットルバルブ127及び真空ポンプ136を使用して制御することができる。チャンバ壁部130の温度は、壁部130を通る液体用導管(図示せず)を使用して制御することができる。
ウェハ114の温度は、支持台座部116の温度を安定させることによって制御することができる。一実施形態においては、ガス供給源148からのヘリウムガスを、ガス導管149を介してウェハ114の背面と台座部表面に配置された溝(図示せず)との間に画成されたチャネルに供給する。ヘリウムガスは、台座部116とウェハ114との間の熱伝達を促進するために使用される。処理中、台座部116を、台座部内の抵抗ヒータ(図示せず)によって定常温度にまで加熱することができ、ヘリウムガスはウェハ114の均一な加熱を促進する。このような熱制御を利用することによって、ウェハ114は例えば0〜500℃に維持される。
コントローラ140は、中央演算処理装置(CPU)144、メモリ142及びCPU144用のサポート回路146を備えており、本願で説明したようなリアクタ100の部品ひいてはプラズマ形成方法の制御を円滑にする。コントローラ140は、様々なチャンバ及びサブプロセッサを制御するための、工業環境で使用可能ないずれの形態の汎用コンピュータプロセッサの1つであってもよい。CPU144のメモリ又はコンピュータ可読媒体142は1つ以上の容易に入手可能なメモリ、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フロッピーディスク、ハードディスク又はその他のいずれの形態のローカル若しくはリモートデジタルストレージであってもよい。サポート回路146はCPU144に連結され、慣用のやり方でプロセッサをサポートする。これらの回路はキャッシュ、電源、クロック回路、入力/出力回路、サブシステム等を含む。本発明の方法は、実行又は呼び出しによって上述のやり方でリアクタ100の動作を制御するソフトウェアルーチンとしてメモリ142に保存することができる。ソフトウェアルーチンを、CPU144によって制御されるハードウェアとは離れて位置する第2CPU(図示せず)で保存する及び/又は実行してもよい。
図6は、本発明の一部の実施形態によるプラズマの形成方法のフローチャートである。方法600を、図1〜3に図示の本発明の実施形態に従って以下にて説明する。しかしながら、方法600は本願に記載の発明のいずれの実施形態にも応用可能である。
方法600は、RF信号を第1RFコイル(第1RFコイル110等。ただし方法600の「第1RFコイル」は上述のRFコイルのいずれであってもよい)を通して供給する602から開始される。RF信号は、特定の用途に望ましいいずれの適切な周波数で供給してもよい。例示的な周波数には、以下に限定するものではないが、周波数約100kHz〜約60MHzが含まれる。RF信号はいずれの適切な電力で供給してもよく、例えば最高約5000ワットである。
604で、RF信号を第1RFコイルに対して同軸に配置された第2RFコイル(例えば、第2RFコイル112)を通して供給し、RF信号は第2コイルを、第1コイルを通るRF信号の流れとは異相で流れる。上記の実施形態のいずれを利用して、第1及び第2コイルを流れるRF電流の位相を制御してもよい。例えば、上述したように、第1コイルと第2コイルとの間に異相状態を作り出すために、第1及び第2コイルを反対方向に巻回することが可能である(例えば、図2に示されるような第1及び第2方向202、204)。或いは又はそれと組み合わせて、位相シフト装置(位相シフト装置302すなわちブロックコンデンサ302、304等)を利用することによって、第1RFコイルを流れるRF電流が第2RFコイルを流れるRF電流と異相になるように第1及び/又は第2RFコイルを流れるRF電流の位相をシフトさせることができる。一部の実施形態において、位相シフト装置すなわちブロックコンデンサは、第1RFコイルを流れるRF電流が第2RFコイルを流れるRF電流とは約180°異相となるように位相をシフトさせる。しかしながら、RF電流が約180°異相である必要はなく、一部の実施形態において、位相は約0〜約±180°異相である。
606で、第1及び第2RFコイルによって供給されたRF信号を処理チャンバ内の処理ガス(ガス混合物150等)に結合することによって、プラズマ(プラズマ155等)を形成することができる。処理ガスには、プラズマを形成するのに適したいずれの処理ガスも含まれる。一部の実施形態において、RF信号は、第1及び第2RFコイルのそれぞれに同じ電力設定で供給される。一部の実施形態において、RF信号は、第1RFコイルと第2RFコイルとの約1:0〜約0:1の固定又は調節可能な電力比で供給される。プラズマは、第1及び第2RFコイルを流れるRF電流のRF電流比及び/又は位相差に関して同じ又は異なる設定を使用して、望ましい時間に亘って維持することができる。
従って、プラズマ処理のための方法及び装置を本願において提供した。本発明の方法及びプラズマ処理装置は、有利には、多重コイルプラズマ装置における隣接するプラズマコイル間の相加的電場特性を軽減する。従って、本発明のプラズマ装置を利用して形成されたプラズマは改善された電場分布を有し、より滑らかなエッチング表面の形成に利用可能である。
上記は本発明の実施形態についてのものであるが、本発明のその他及び更なる実施形態は本発明の基本的な範囲から逸脱することなく創作することができる。

Claims (10)

  1. 内部処理容積を有する処理チャンバと、
    処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第1RFコイルと、
    処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第2RFコイルであって、第2RFコイルが第1RFコイルに対して同軸に配置され、第1及び第2RFコイルが、第1RFコイルを流れるRF電流が第2RFコイルを流れるRF電流とは異相になるように構成される第2RFコイルと、
    RF給電構造であって、
    第1RFコイルに結合された第1RF給電部と、
    第2RFコイルに結合され、第1RF給電部に対して同軸に配置された第2RF給電部を含むRF給電構造を含み
    第2RF給電部は、第1及び第2RFコイルに近接した第1端部と第1端部とは反対の第2端部とを有する導電性チューブを含み、導電性チューブの第1及び第2端部が2〜20cmの長さで隔てられているため、第1及び第2RF給電部にRF電流を流すことによって形成される磁場が、第1及び第2RFコイルにRF電流を流すことによって形成される電場の対称性に影響を及ぼさないプラズマ処理装置。
  2. 第1RFコイルが第1方向に巻回され、第2RFコイルが第1方向とは反対の第2方向に巻回される請求項1記載の装置。
  3. 第2RFコイルが第1RFコイルの周囲に同軸に配置される請求項1記載の装置。
  4. 第1RFコイル又は第2RFコイルのいずれかに連結された、流れるRF電流の位相をシフトさせるための位相シフト装置を含む請求項1記載の装置。
  5. 位相シフト装置がRF電流の位相をシフトさせることによって、第1RFコイルを流れるRF電流が、第2RFコイルを流れるRF電流とは180°異相である請求項4記載の装置。
  6. 内部処理容積を有する処理チャンバと、
    処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための、第1方向に巻回された第1RFコイルと、
    処理チャンバに近接して配置された、RFエネルギーを処理容積に結合するための第2RFコイルであって、第2RFコイルが第1RFコイルに対して同軸に配置され且つ第1方向とは反対の第2方向に巻回されているため、RF電流が第1RFコイルを第1方向に流れ、第2RFコイルを第2方向に流れる第2RFコイルと、
    RF給電構造であって、
    第1RFコイルに結合された第1RF給電部と、
    第2RFコイルに結合され、第1RF給電部に対して同軸に配置された第2RF給電部を含むRF給電構造を含み
    第2RF給電部は、第1及び第2RFコイルに近接した第1端部と第1端部とは反対の第2端部とを有する導電性チューブを含み、導電性チューブの第1及び第2端部が2〜20cmの長さで隔てられているため、第1及び第2RF給電部にRF電流を流すことによって形成される磁場が、第1及び第2RFコイルにRF電流を流すことによって形成される電場の対称性に影響を及ぼさないRF給電構造を含むプラズマ処理装置。
  7. 第1RFコイルを流れるRF電流が、第2RFコイルを流れるRF電流に対して180°異相である請求項6記載の装置。
  8. 第2RFコイルが第1RFコイルの周囲に同軸に配置される請求項6記載の装置。
  9. 第1RFコイルが更に、複数の対称的に配置された第1コイル要素を含み、第2RFコイルが更に、複数の対称的に配置された第2コイル要素を含む請求項8記載の装置。
  10. 第1コイル要素の数が2であり、第2コイル要素の数が4である又は第1コイル要素の数が4であり、第2コイル要素の数が4である請求項9記載の装置。
JP2010239107A 2009-10-26 2010-10-25 プラズマ処理装置 Active JP5907652B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US25483309P 2009-10-26 2009-10-26
US61/254,833 2009-10-26
US12/821,609 2010-06-23
US12/821,609 US20110094994A1 (en) 2009-10-26 2010-06-23 Inductively coupled plasma apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011124221A JP2011124221A (ja) 2011-06-23
JP5907652B2 true JP5907652B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=43897510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010239107A Active JP5907652B2 (ja) 2009-10-26 2010-10-25 プラズマ処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (3) US20110094994A1 (ja)
JP (1) JP5907652B2 (ja)
KR (1) KR101558295B1 (ja)
CN (1) CN102056393B (ja)
TW (1) TWI540941B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9117767B2 (en) * 2011-07-21 2015-08-25 Lam Research Corporation Negative ion control for dielectric etch
KR101202957B1 (ko) * 2010-10-19 2012-11-20 주성엔지니어링(주) 플라즈마 발생용 안테나 및 이를 포함하는 기판처리장치
US8492980B2 (en) * 2010-10-28 2013-07-23 Applied Materials, Inc. Methods for calibrating RF power applied to a plurality of RF coils in a plasma processing system
US20120152900A1 (en) * 2010-12-20 2012-06-21 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for gas delivery into plasma processing chambers
KR101251930B1 (ko) * 2011-06-03 2013-04-08 (주)스마텍 필드 강화 유도 결합 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 형성 방법
US20130017315A1 (en) * 2011-07-15 2013-01-17 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for controlling power distribution in substrate processing systems
US20130105085A1 (en) * 2011-10-28 2013-05-02 Applied Materials, Inc. Plasma reactor with chamber wall temperature control
US10271416B2 (en) * 2011-10-28 2019-04-23 Applied Materials, Inc. High efficiency triple-coil inductively coupled plasma source with phase control
US8933628B2 (en) 2011-10-28 2015-01-13 Applied Materials, Inc. Inductively coupled plasma source with phase control
US8974684B2 (en) 2011-10-28 2015-03-10 Applied Materials, Inc. Synchronous embedded radio frequency pulsing for plasma etching
US8988848B2 (en) 2011-12-15 2015-03-24 Applied Materials, Inc. Extended and independent RF powered cathode substrate for extreme edge tunability
CN103165382B (zh) * 2011-12-15 2016-06-29 中国科学院微电子研究所 电感耦合等离子体注入装置
JP5878771B2 (ja) * 2012-02-07 2016-03-08 東京エレクトロン株式会社 誘導結合プラズマ処理方法および誘導結合プラズマ処理装置
US20130256271A1 (en) * 2012-04-03 2013-10-03 Theodoros Panagopoulos Methods and apparatuses for controlling plasma in a plasma processing chamber
CN103855459A (zh) * 2012-11-29 2014-06-11 细美事有限公司 等离子体天线以及具有该天线的用于产生等离子体的装置
US10170278B2 (en) 2013-01-11 2019-01-01 Applied Materials, Inc. Inductively coupled plasma source
US9257265B2 (en) 2013-03-15 2016-02-09 Applied Materials, Inc. Methods for reducing etch nonuniformity in the presence of a weak magnetic field in an inductively coupled plasma reactor
JP6232953B2 (ja) * 2013-11-11 2017-11-22 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法
JP6329422B2 (ja) * 2014-04-21 2018-05-23 オリンパス株式会社 医療器具、挿入補助具、および医療システム
CN105578698B (zh) * 2014-10-17 2018-08-21 中微半导体设备(上海)有限公司 电感耦合等离子体处理装置及其加热部件
US10332725B2 (en) * 2015-03-30 2019-06-25 Lam Research Corporation Systems and methods for reversing RF current polarity at one output of a multiple output RF matching network
US9515633B1 (en) 2016-01-11 2016-12-06 Lam Research Corporation Transformer coupled capacitive tuning circuit with fast impedance switching for plasma etch chambers
US9839109B1 (en) 2016-05-30 2017-12-05 Applied Materials, Inc. Dynamic control band for RF plasma current ratio control
US11251019B2 (en) * 2016-12-15 2022-02-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Plasma device
CN108206143B (zh) * 2016-12-16 2020-09-25 中微半导体设备(上海)股份有限公司 一种等离子处理器、刻蚀均匀性调节系统及方法
CN108271307B (zh) * 2016-12-30 2019-11-05 中微半导体设备(上海)股份有限公司 电感耦合等离子体处理装置与等离子体产生装置
JP6863199B2 (ja) 2017-09-25 2021-04-21 トヨタ自動車株式会社 プラズマ処理装置
CN111526067B (zh) * 2020-04-26 2021-11-12 恒安嘉新(北京)科技股份公司 一种网络分流器和网络分流器的通信方法
KR20220072086A (ko) 2020-11-24 2022-06-02 삼성전자주식회사 반도체 소자의 제조 장치 및 반도체 소자의 제조 방법

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581386B2 (ja) * 1992-12-24 1997-02-12 日本電気株式会社 高周波磁場励起処理装置
US5571366A (en) * 1993-10-20 1996-11-05 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
US5540824A (en) * 1994-07-18 1996-07-30 Applied Materials Plasma reactor with multi-section RF coil and isolated conducting lid
JP3140934B2 (ja) * 1994-08-23 2001-03-05 東京エレクトロン株式会社 プラズマ装置
JPH0878191A (ja) * 1994-09-06 1996-03-22 Kobe Steel Ltd プラズマ処理方法及びその装置
US5613889A (en) 1995-07-26 1997-03-25 Nosker; Richard W. Method of making a tensioned focus mask
JP3729939B2 (ja) * 1996-07-12 2005-12-21 松下電器産業株式会社 プラズマ処理方法及び装置
JP2000235900A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2000239938A (ja) 1999-02-18 2000-09-05 Hokuriku Seikei Kogyo Kk 流体噴射ノズル
US6744213B2 (en) * 1999-11-15 2004-06-01 Lam Research Corporation Antenna for producing uniform process rates
WO2001065895A2 (en) 2000-03-01 2001-09-07 Tokyo Electron Limited Electrically controlled plasma uniformity in a high density plasma source
US6451161B1 (en) * 2000-04-10 2002-09-17 Nano-Architect Research Corporation Method and apparatus for generating high-density uniform plasma
US6685798B1 (en) 2000-07-06 2004-02-03 Applied Materials, Inc Plasma reactor having a symmetrical parallel conductor coil antenna
JP5160717B2 (ja) * 2000-07-06 2013-03-13 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 対称的な並列導体のコイルアンテナを有するプラズマリアクタ
US6414648B1 (en) * 2000-07-06 2002-07-02 Applied Materials, Inc. Plasma reactor having a symmetric parallel conductor coil antenna
JP4598253B2 (ja) * 2000-09-26 2010-12-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマ装置
US20020100557A1 (en) * 2001-01-29 2002-08-01 Applied Materials, Inc. ICP window heater integrated with faraday shield or floating electrode between the source power coil and the ICP window
KR100476902B1 (ko) 2001-07-20 2005-03-17 주식회사 셈테크놀러지 균일 분포 플라즈마를 형성하는 대면적 플라즈마안테나(lapa)및 이를 포함하는 플라즈마 발생장치
JP3923323B2 (ja) * 2002-01-30 2007-05-30 アルプス電気株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3854909B2 (ja) * 2002-08-06 2006-12-06 株式会社日立製作所 プラズマ処理装置
KR100513163B1 (ko) 2003-06-18 2005-09-08 삼성전자주식회사 Icp 안테나 및 이를 사용하는 플라즈마 발생장치
US7273533B2 (en) 2003-11-19 2007-09-25 Tokyo Electron Limited Plasma processing system with locally-efficient inductive plasma coupling
JP2006318725A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 誘導結合型プラズマ生成装置及びプラズマ生成方法
JP4838612B2 (ja) * 2006-03-28 2011-12-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP2007311182A (ja) 2006-05-18 2007-11-29 Tokyo Electron Ltd 誘導結合プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
US8992725B2 (en) 2006-08-28 2015-03-31 Mattson Technology, Inc. Plasma reactor with inductie excitation of plasma and efficient removal of heat from the excitation coil
TW200845197A (en) * 2007-03-28 2008-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Plasma etching apparatus
KR101384583B1 (ko) 2007-08-02 2014-04-14 최대규 다중 무선 주파수 안테나를 갖는 유도 결합 플라즈마반응기
WO2009140371A2 (en) * 2008-05-14 2009-11-19 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for pulsed plasma processing using a time resolved tuning scheme for rf power delivery
US8299391B2 (en) * 2008-07-30 2012-10-30 Applied Materials, Inc. Field enhanced inductively coupled plasma (Fe-ICP) reactor
CN101742454B (zh) 2008-11-26 2012-10-17 华为技术有限公司 一种移动受限终端紧急业务的管理方法、装置与系统
JP5572329B2 (ja) * 2009-01-15 2014-08-13 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置およびプラズマ生成装置
US20110097901A1 (en) 2009-10-26 2011-04-28 Applied Materials, Inc. Dual mode inductively coupled plasma reactor with adjustable phase coil assembly
US20110094683A1 (en) 2009-10-26 2011-04-28 Applied Materials, Inc. Rf feed structure for plasma processing

Also Published As

Publication number Publication date
KR20110046249A (ko) 2011-05-04
US20110094994A1 (en) 2011-04-28
US20160196953A1 (en) 2016-07-07
KR101558295B1 (ko) 2015-10-07
CN102056393A (zh) 2011-05-11
TW201127225A (en) 2011-08-01
JP2011124221A (ja) 2011-06-23
US20130134129A1 (en) 2013-05-30
US10573493B2 (en) 2020-02-25
CN102056393B (zh) 2016-01-20
TWI540941B (zh) 2016-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5907652B2 (ja) プラズマ処理装置
JP5829396B2 (ja) 位相調節可能なコイルアセンブリを備えたデュアルモード誘導結合プラズマ処理システム
US10271416B2 (en) High efficiency triple-coil inductively coupled plasma source with phase control
US8933628B2 (en) Inductively coupled plasma source with phase control
JP4750879B2 (ja) プラズマ発生装置
US8299391B2 (en) Field enhanced inductively coupled plasma (Fe-ICP) reactor
JP5847388B2 (ja) Rf給電構造及びプラズマ処理装置
US9779953B2 (en) Electromagnetic dipole for plasma density tuning in a substrate processing chamber
US9839109B1 (en) Dynamic control band for RF plasma current ratio control
KR20110046256A (ko) 조정가능한 위상 코일 어셈블리를 갖는 듀얼 모드 유도 결합 플라즈마 반응기
US20140102641A1 (en) Field enhanced inductively coupled plasma processing apparatus and plasma forming method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141007

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150204

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151028

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5907652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250