JP5906776B2 - ターボ分子ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータに接着接合された繊維強化プラスチックの円筒部を有するターボ分子ポンプに関する。
従来、ターボ分子ポンプには、回転翼および固定翼のみを備えた全翼タイプのターボ分子ポンプと、回転翼および固定翼から成るターボポンプ段と回転側円筒部または固定側円筒部にネジ溝が形成されたドラッグポンプ段とから成る複合型ターボ分子ポンプとがある。
複合型ターボ分子ポンプでは、一般的に、ドラッグポンプ段の回転側円筒部は回転翼と一体に形成され、その材料にはアルミ合金等の金属材料が用いられている。一方で、ロータ軽量化のために、ドラッグポンプ段の回転側円筒部を比重が軽い炭素繊維強化複合材(CFRP)等で形成する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
CFRP円筒部とアルミロータとの接続には、通常、CFRP円筒部が穴でロータ側が軸であるはめ合い構造とされ、接合には接着が用いられる。CFRPはアルミと比べて比重が小さく、ヤング率が大きく、熱膨張率が小さいため、回転中は遠心力や熱膨張による膨張が小さい。そのため、回転中はロータからの面圧が増加する傾向にあり、回転中に過大な面圧が発生するのを防止するために、締め代は小さく設定されている。
特開平7−4383号公報
ところで、上述のようにCFRP円筒部とロータとの熱膨張率が異なるため、寒冷地や空輸時のように想定以上の低温にさらされた場合、CFRP円筒部とロータとの結合が緩んでしまう可能性がある。そのように緩んだ状態で、衝撃や振動が加わると、ロータに対してCFRP円筒部がずれて回転体のバランスが悪化してしまうというおそれがあった。
請求項1の発明に係るターボ分子ポンプは、複数段の回転翼が形成されるとともに、軸方向一端にリング部が形成された金属製のロータと、回転翼に対して軸方向に交互に配置された複数段の固定翼と、繊維強化プラスチックで形成され、リング部に外挿されるように接着された円筒部と、円筒部の外周側に隙間を介して配置された回転円筒部と、を備え、リング部の接着部には、接着剤が充填され、回転円筒部のずれを阻止するための溝が少なくとも一つ形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、リング部に、軸方向に対して角度の異なる2種類の溝を形成したものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のターボ分子ポンプにおいて、2種類の溝の一方を、リング部を一周するリング溝としたものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、溝は軸方向に対して傾いた斜め溝であり、リング部は、斜め溝が形成された溝形成領域と、溝形成領域の軸方向両端に接してそれぞれ設けられ、回転円筒部に対するインロー部として機能するインロー部領域と、を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、溝は軸方向に対して傾いているとともに、該溝の延在方向の一端から他端にかけて溝深さが減少するように形成された斜め溝であり、リング部は、斜め溝が形成された溝形成領域と、斜め溝の一端側であって溝形成領域の軸方向に接して設けられ、回転円筒部に対するインロー部として機能するインロー部領域と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、低温時等にFRP製の回転円筒部が緩むようなことがあっても、回転円筒部はロータのリング部に対してずれることがない。
ターボ分子ポンプの概略構成を示す図である。 回転円筒部32とロータ30との接合構造の第1の例を示す図である。 斜め溝300,301同士を交差させた場合を示す図である。 斜め溝とリング溝との組み合わせた場合を示す図である。 接合構造の第2の例を示す図である。 接合構造の第3の例を示す図である。 接合構造の第4の例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための実施の形態について説明する。図1は磁気浮上式ターボ分子ポンプの概略構成を示す図である。なお、本実施の形態では、磁気浮上式のターボ分子ポンプを例に説明するが、磁気浮上式でないターボ分子ポンプのロータにも同様に適用することができる。
ターボ分子ポンプ1には不図示の電源装置が接続され、その電源装置により駆動制御される。ロータ30が取り付けられたシャフト31は、ベース20に設けられた電磁石37,38,39によって非接触支持される。アキシャル磁気軸受を構成する電磁石39は、シャフト31の下端に設けられたロータディスク35を軸方向に挟むように配置されている。シャフト31の浮上位置は、ラジアル変位センサ27,28およびアキシャル変位センサ29によって検出される。
磁気軸受によって回転自在に磁気浮上された回転体(ロータ30およびシャフト31)は、モータ36により高速回転駆動される。モータ36には例えば、ブラシレスDCモータが用いられる。モータステータ36aはベース20に設けられ、モータロータ(永久磁石)36bはシャフト31側に設けられている。
ロータ30の回転は、回転センサ33によって検出される。モータ36によって回転駆動されるシャフト31の下端には、センサターゲット34が設けられている。センサターゲット34はシャフト31と一体に回転する。上述したアキシャル変位センサ29および回転センサ33は、センサターゲット34の下面と対向する位置に配置されている。26a,26bは非常用のメカニカルベアリングであり、磁気軸受が作動していない時にはこれらのメカニカルベアリング26a,26bによってシャフト31は支持される。
図1に示すターボ分子ポンプ1は、回転翼30bと固定翼22とで構成されるターボポンプ段と、回転円筒部32とネジステータ24とで構成されるドラッグポンプ段(ネジ溝ポンプ)とを有している。なお、ここではネジステータ24側にネジ溝が形成されているが、回転円筒部32側にネジ溝を形成しても構わない。アルミ合金製のロータ30には複数段の回転翼30bが形成されている。複数段の固定翼22は、軸方向に対して回転翼30bと交互に配置されている。各固定翼22は、スペーサリング23を介してベース20上に載置される。ポンプケーシング21の固定フランジ21cをボルトによりベース20に固定すると、積層されたスペーサリング23がベース20とポンプケーシング21との間に挟持され、固定翼22が位置決めされる。
ロータ30の軸方向下端にはリング部30aが形成されており、上述した回転円筒部32は、その上端部分がリング部30aに外挿されるように接着接合される。回転円筒部32の外周側には固定側のドラッグポンプ段であるネジステータ24が設けられている。ネジステータ24は、回転円筒部32との間に所定のギャップが形成されるように、ベース20に取り付けられている。
回転円筒部32には、ロータ軽量化のために比重の軽いCFRP、GFRP等の繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)が用いられている。繊維強化プラスチックの母材(マトリックス)としては、一般に、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂を使用することが多く、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等も使用される。回転円筒部32とロータ30との接合構造の詳細については後述する。
ベース20には排気ポート25が設けられ、この排気ポート25にバックポンプが接続される。ロータ30を磁気浮上させつつモータ36により高速回転駆動することにより、吸気口21a側の気体分子は排気ポート25側へと排気される。
図2は、回転円筒部32とロータ30との接合構造(図1の符号Aで示す部分)の第1の例を示す図である。図2(a)は、ロータ30のリング部30aの部分の拡大図であり、図2(b)はロータ30と回転円筒部32の接合部の断面を示したものである。図2(a)に示すように、リング部30aの外周面には2種類の斜め溝300,301が形成されている。図2(a)に示す例では、斜め溝300,301がリング部外周面に所定間隔で複数形成されているが、斜め溝300,301を一組だけ形成するようにしても良い。ただし、バランスの観点から、斜め溝300,301は一周にわたって等間隔に配置するのが好ましい。
斜め溝300と斜め溝301とは、軸方向Jに対する角度が異なっている。図2に示す例では、斜め溝300は軸方向Jに対して角度θだけ傾いている。一方、軸方向Jに対する斜め溝301の角度θ1は、θ1=−θに設定されている。回転円筒部32をリング部30aに接合する場合、回転円筒部32の接合部内周面に接着剤320を塗布し、図2(b)に示すように回転円筒部32をリング部30aに外挿する。上述したように、回転円筒部32とリング部30aとは締め代を有するはめ合いで接合され、回転円筒部32をリング部30aに外挿した際に、斜め溝300,301内に接着剤320が入り込む。
接着剤320は、回転円筒部32の内周面とリング部30aの外周面との間、および溝内に分布することになり、この接着剤320によって回転円筒部32とリング部30aとが接着されることになる。なお、リング部30aの、斜め溝300,301が形成されていない領域303は、インロー部として機能するインロー部領域であり、これにより回転円筒部32とリング部30aとの同軸度の向上が図れる。
斜め溝300,301の溝深さは、通常想定される寒冷地におけるマイナス温度においても、リング部30aに対して回転円筒部32が緩んだ際でも、斜め溝300,301内で硬化した接着剤がリング部30a側の斜め溝300,301内に係止されるような寸法に設定される。例えば、0.1〜0.2mmに設定される。
図2に示すように、傾きの異なる斜め溝300,301を設けたことにより、低温時にリング部30aに対して回転円筒部32が緩んだ場合であっても、リング部30aに対して回転円筒部32がずれるのを防止することができる。
ここで、斜め溝300,301の各々の作用効果について説明する。接着剤320の接着強度は、アルミ合金で形成されたリング部30aに対するよりも、繊維強化プラスチックで形成された回転円筒部32に対してより強固に接着される。斜め溝300はリング部30aの下端まで形成されているため、低温時に回転円筒部32が緩んだ場合、回転円筒部32は、溝内の接着剤320が斜め溝300の溝延在方向D1のみにずれることが可能となる。すなわち、回転円筒部32は、D11方向に回転しつつ軸方向D12に移動する。一方、斜め溝300の上端は開放されておらず、リング部30aの途中で止まっている。そのため、回転円筒部32の斜め右上方向のずれ、すなわち、マイナスD11方向および、マイナスD12方向のずれは阻止される。
逆に、斜め溝301だけが形成されている場合には、回転円筒部32は、溝内の接着剤320が斜め溝301の溝延在方向D2のみにずれることが可能となる。すなわち、リング部30aに対して回転円筒部32が緩むと、回転円筒部32は、D11とは逆方向のD21方向に回転しつつ軸方向D12にずれることになる。
しかし、図2に示す例では、両方の斜め溝300,301が形成されているので、回転円筒部32が緩んだ場合であっても、D11方向のずれは斜め溝301によって阻止され、D12方向のずれは斜め溝300によって阻止される。その結果、回転円筒部32はリング部30aに対する回転ずれが阻止され、軸方向のずれも阻止されることになる。
図3は図2に示した形態の変形例を示す図である。この変形例では、斜め溝300,301の周方向のピッチを図2の場合より小さくして、斜め溝300,301同士が交差するような溝形態としている。この場合、斜め溝の数が増すので、ずれ防止の効果がより高まる。
図4(a)は、角度の異なる2種類の溝として、斜め溝301とリング溝304とを形成した場合を示す。上述したように、斜め溝301は、回転円筒部32に対してD2方向(D21およびD12方向)のずれを許容する。しかし、リング溝304を形成したことにより、回転円筒部32の軸方向J(D12方向)のずれが阻止される。すなわち、リング部30aに対して回転円筒部32が緩んだ場合でも、回転円筒部32は回転方向および軸方向のいずれにもずれることができない。
さらに、図4(b)に示す例では、図4(a)の斜め溝301の角度を90度とした場合であり、リング溝304と軸方向に延在する溝305とを形成した。この場合、溝305によって、回転円筒部32の回転方向のずれが阻止され、リング溝304によって軸方向のずれが阻止される。
図5は、接合構造の第2の例を示す図である。第2の例では、接着剤320が充填される溝を一種類の斜め溝で構成し、その斜め溝の形状をらせん溝(ネジ溝)とした。図5(a)に示す例では、らせん溝は等リードのネジ溝306で形成され、図5(b)に示す例では、らせん溝は可変リードのネジ溝307で形成されている。
図5(a)に示す構成の場合、等リードのネジ溝306が形成されている溝形成領域308の軸方向両端には、溝が形成されていないインロー部領域303a,303bが形成されている。すなわち、ネジ溝306の上端および下端は、図4に示す斜め溝301の下端のように開放されておらず、溝のない領域(インロー部領域303a,303b)に接している。その結果、溝内の接着剤320は回転方向のずれも軸方向のずれもネジ溝306によって阻止される。その結果、ネジ溝306内の接着剤320に固着されている回転円筒部32は、リング部30aに対して軸方向にも回転方向にもずれることができない。
一方、図5(b)に示す可変リードのネジ溝307の場合には、ネジ溝307の傾きが変化しているため、結果的には、図2に示す2種類の斜め溝を設けた場合と同様の効果を奏する。すなわち、一つのネジ溝307によって、回転円筒部32は回転方向および軸方向のずれが阻止される。そのため、図5(b)の場合には、同軸度を出すためのインロー部領域303は、可変リードのネジ溝307が形成された溝形成領域308の一方の側にのみ形成されている。
図6は、接合構造の第3の例を示す図である。図6(a)は接合部を示す図であり、図6(b)は、C−C断面図である。第3の例では、リング部30aに一種類の斜め溝309を複数形成するようにした。図6(b)に示すように、斜め溝309は、溝延在方向の下端が開放状態となっているが、上端から下端にかけて溝深さが浅くなっている。すなわち、溝内の固化した接着剤320は、斜め溝309の上端が途中で途切れているので溝延在方向の斜め上方向にずれることができず、一方、溝深さが下端に近づくほど浅くなっているので、溝延在方向の斜め下方向にもずれることができない。そのため、このような構成とすることで、リング部30aに対して回転円筒部32が緩んだ場合でも、回転円筒部32にはずれることがない。
なお、図6に示す例では、斜め溝309を複数設けているが一つであってもずれ防止効果を有する。
図7は、接合構造の第4の例を示す図である。図7(a)は接合部を示す図であり、図7(b)は、E−E断面図である。第4の例では、リング部30aの周方向に、軸方向に水平な円弧状の溝310を複数配置した。各溝310は、軸方向に直交する面310a,310b、軸方向に延在する面310c、310dを有している。そのため、溝内の固化した接着剤320は、軸方向のずれが面310a,310bによって阻止され、かつ、周方向のずれが面310c、310dによって阻止される。その結果、接着剤320に固着している回転円筒部32は、リング部30aに対して軸方向にも周方向(回転方向)にもずれることができない。
なお、図7に示した例では、円弧状の溝310を複数設けたが、一つであっても同様の効果を奏する。
以上説明したように、本実施の形態では、ロータ30の軸方向一端に形成されたリング部30aに外挿されるように接着された繊維強化プラスチックの回転円筒部32を備えるターボ分子ポンプにおいて、リング部30a側の接着部であるリング部30aの外周面には、接着剤320が充填される溝が、図2の斜め溝300,301や、図7の溝310のように少なくとも一つ形成されている。そのため、固化して回転円筒部32に固着した接着剤320が溝内に入り込んでいるため、低温時に回転円筒部32が緩むようなことがあっても、リング部30aに対して回転円筒部32がずれることがない。
例えば、図2〜4に示すように軸方向Jに対して角度の異なる2種類の溝をリング部30aに形成することで、回転円筒部32のずれを防止することができる。
また、図5に示すように、斜め溝であるネジ溝306が形成される溝形成領域308の軸方向両端に接してインロー部領域303a,303bを設けることにより、すなわち、インロー部領域303a,303bに挟まれた溝形成領域308にネジ溝306を形成することで、ネジ溝306は両止まりの溝となる。そのため、ネジ溝306内において接着剤320はずれることができず、その結果、接着剤320に固着している回転円筒部32はずれが防止される。
さらにまた、図6に示すように、斜め溝309は、溝の延在方向の一端から他端にかけて溝深さが減少するように形成された斜め溝であり、溝の深い一端側であって溝形成領域308の軸方向に接してインロー部領域303を設けるようにしても良い。その結果、回転円筒部32の軸方向下側へのずれは、溝深さが下側ほど浅くなっていることから防止される。また、インロー部領域303によって斜め溝309がそこで切れているため、回転円筒部32の軸方向上側へのずれは、切れている部分の溝端面によって阻止される。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
1:ターボ分子ポンプ、22:固定翼、24:ネジステータ、30:ロータ、30a:リング部、30b:回転翼、31:シャフト、32:回転円筒部、300,301,309:斜め溝、303,303a,303b:インロー部領域、304:リング溝、305,310:溝、306,307:ネジ溝、308:溝形成領域、320:接着剤

Claims (5)

  1. 複数段の回転翼が形成されるとともに、軸方向一端にリング部が形成された金属製のロータと、
    前記回転翼に対して軸方向に交互に配置された複数段の固定翼と、
    繊維強化プラスチックで形成され、前記リング部に外挿されるように接着された回転円筒部と、
    前記回転円筒部の外周側に隙間を介して配置された固定円筒部と、を備え、
    前記リング部の接着部には、接着剤が充填され、前記回転円筒部のずれを阻止するための溝が少なくとも一つ形成されていることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記リング部には、軸方向に対して角度の異なる2種類の前記溝が形成されていることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  3. 請求項2に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記2種類の溝の一方は、前記リング部を一周するリング溝であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  4. 請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記溝は軸方向に対して傾いた斜め溝であり、
    前記リング部は、
    前記斜め溝が形成された溝形成領域と、
    前記溝形成領域の軸方向両端に接してそれぞれ設けられ、前記回転円筒部に対するインロー部として機能するインロー部領域と、を有することを特徴とするターボ分子ポンプ。
  5. 請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記溝は軸方向に対して傾いているとともに、該溝の延在方向の一端から他端にかけて溝深さが減少するように形成された斜め溝であり、
    前記リング部は、
    前記斜め溝が形成された溝形成領域と、
    前記斜め溝の前記一端側であって前記溝形成領域の軸方向に接して設けられ、前記回転円筒部に対するインロー部として機能するインロー部領域と、を有することを特徴とするターボ分子ポンプ。
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