JP6142630B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ドラッグポンプ部を有する真空ポンプに関する。
従来、ターボ分子ポンプには、回転翼および固定翼のみを備えた全翼タイプのターボ分子ポンプと、回転翼および固定翼から成るターボポンプ部と回転側円筒部または固定側円筒部にネジ溝が形成されたドラッグポンプ部とから成る複合型ターボ分子ポンプとがある。また、ドラッグポンプ部のみからなるポンプも存在し、以下、本質的に影響しないので、これを含めて複合型ターボ分子ポンプとして説明する。複合型ターボ分子ポンプでは、一般的に、ドラッグポンプ部の回転側円筒部は回転翼と一体に形成され、その材料にはアルミ合金等の金属材料が用いられている。
特許文献1に記載のターボ分子ポンプでは、ロータに一体に形成された筒部の上端部(環状部)に、筒部の外側と内側を連通させる開口を複数形成することで、ドラッグポンプ部の流路断面積を増やして、排気流量性能の向上を図っている。
実開平5−38389号公報
一般に、高速回転するロータにはアルミ合金材が用いられるが、筒部に作用する遠心力により、ロータと環状部との接続部や環状部における周方向応力が大きくなる。そのため、環状部に複数の開口を形成すると強度不足となり、また、開口近傍における応力集中が問題となる。特に、筒部の大径化に伴って、ロータと筒部との接続部分の強度が問題となる。
本発明の好ましい実施形態による真空ポンプは、アルミ合金製のポンプロータと、ポンプロータの外周に外挿固定され、ポンプロータ軸芯と同心の環状嵌合部が少なくとも一つ形成されたアルミ合金製の環状部材と、環状嵌合部に外挿されるように嵌合される繊維強化プラスチック製の円筒部材と、円筒部材の内周面および外周面と所定隙間を介して配置されるステータと、を備え、環状部材には、該環状部材よりも排気上流側の空間と、円筒部材の内周面とステータとの間の所定隙間とを連通する連通開口が、複数形成されている。
さらに好ましい実施形態では、環状部材が外挿固定された部分よりも排気上流側において、ポンプロータの外周に形成された複数段の回転翼と、複数段の回転翼に対して軸方向に交互に配設される複数段の固定翼と、をさらに備える。
さらに好ましい実施形態では、複数の連通開口は、環状部材の外径側に偏って配置されるとともに、軸対称に配置されている。
また、環状嵌合部として環状部材の外周に凹凸面が形成されるとともに、円筒部材が凹凸面に外挿されるように嵌合され、円筒部材の内周面と凹凸面とで囲まれた領域が連通開口を構成するようにしても良い。
さらに好ましい実施形態では、円筒部材の内周面と凹凸面とで囲まれた領域とは別に、環状部材の凹凸面を構成する凸面の先端近傍に連通開口がさらに形成されている。
さらに好ましい実施形態では、ポンプロータの前記外周には、側方に突出するフランジ部が形成され、環状部材は前記フランジ部の外周に外挿固定される、ターボ分子ポンプ。
また、ポンプロータは、環状部材が外挿固定された外周よりも排気下流側に一体に形成されるとともに、円筒部材の内周側に配置される円筒ロータ部を有し、ステータは、円筒部材の内外周面および円筒ロータ部の内外周面と所定隙間を介して配置されるようにしても良い
さらに好ましい実施形態では、環状部材の外周面には凸部が形成され、円筒部材の内周面には、凸部が挿入される凹部が形成されている。
本発明の好ましい他の実施形態による真空ポンプは、アルミ合金製のポンプロータと、ポンプロータの外周に形成され、ポンプロータ軸芯と同心の環状嵌合部を有する環状部材と、環状嵌合部に外挿されるように嵌合される繊維強化プラスチック製の円筒部材と、前記円筒部材の内周面および外周面と所定隙間を介して配置されるステータと、を備え、前記環状部材には、該環状部材よりも排気上流側の空間と、前記円筒部材の内周面と前記ステータとの間の前記所定隙間とを連通する連通開口が、複数形成され、前記環状嵌合部の外周面には凸部が形成され、前記円筒部材の内周面には、前記凸部が挿入される凹部が形成され、前記円筒部材の内周面が前記環状嵌合部の外周面に外装された状態で、前記凸部が前記凹部内に挿入され、かつ、凸部の先端面と前記凹部の底部との間に隙間が形成されている。
本発明によれば、真空ポンプの信頼性向上および大径化が容易となる。
図1は、磁気浮上式ターボ分子ポンプの概略構成を示す断面図である。 図2は、円筒部32およびネジステータ24a,24bの部分の拡大図である。 図3は、支持板33の平面図(ポンプ吸気口側から見た平面図)である。 図4は、支持部33とロータ30との取り付け構造の第1の変形例を示す図である。 図5は、変形例2を説明する図である。 図6は、変形例3を説明する図である。 図7は、第2の実施の形態における、ロータ30,支持板33,円筒部32を示す断面図(水平断面)である。 図8は、ロータ30,支持板33,円筒部32,ネジステータ24a,24bを示す断面図(縦断面)である。 図9は、第2の実施の形態の変形例を示す図である。 図10は、第3の実施の形態を説明する図である。 図11は、環状支持部30cの平面図である。 図12は、円筒部32と支持板33との嵌合部の断面図である。 図13は、接着圧入構成の一例を示す図である。 図14は、熱膨張による半径Raおよび半径Rcの変化を示す図である。 図15は、遠心力による変位を説明する図である。 図16は、リング部30aに関する半径Ra1,Ra2の変化、および回転円筒部32に関する半径Rc1,Rc2の熱膨張による変化を示したものである。 図17は、遠心力による変位を説明する図である。
−第1の実施の形態−
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、磁気浮上式ターボ分子ポンプの概略構成を示す断面図である。ターボ分子ポンプ1には不図示の電源装置が接続され、その電源装置により駆動制御される。
ロータ30が取り付けられたシャフト31は、ベース20に設けられた電磁石37,38,39によって非接触支持される。アキシャル磁気軸受を構成する電磁石39は、シャフト31の下端に設けられたロータディスク35を軸方向に挟むように配置されている。シャフト31の浮上位置は、ラジアル変位センサ27,28およびアキシャル変位センサ29によって検出される。
磁気軸受によって回転自在に磁気浮上された回転体(ロータ30およびシャフト31)は、モータ36により高速回転駆動される。モータ36には例えば、ブラシレスDCモータが用いられる。モータステータ36aはベース20に設けられ、モータロータ(永久磁石)36bはシャフト31側に設けられている。
ロータ30の回転は、回転センサ40によって検出される。モータ36によって回転駆動されるシャフト31の下端には、センサターゲット34が設けられている。センサターゲット34はシャフト31と一体に回転する。上述したアキシャル変位センサ29および回転センサ40は、センサターゲット34の下面と対向する位置に配置されている。磁気軸受が作動していない時には、シャフト31は非常用のメカニカルベアリング26a,26bによって支持される。
図1に示すターボ分子ポンプ1は、回転翼30bと固定翼22とで構成されるターボポンプ部と、円筒部32と一対のネジステータ24a,24bとで構成されるドラッグポンプ部(ネジ溝ポンプ)とを有している。アルミ合金製のロータ30には複数段の回転翼30bが形成されている。複数段の固定翼22は、軸方向に関して複数段の回転翼30bと交互に配置されている。各固定翼22は、スペーサリング23を介してベース20上に載置される。ポンプケーシング21の固定フランジ21cをボルトによりベース20に固定すると、積層されたスペーサリング23がベース20とポンプケーシング21との間に挟持され、固定翼22が位置決めされる。
ロータ30の軸方向下端には、リング状の支持板33が焼きばめにより圧入されている。上述した円筒部32は、支持板33の外周端部に、冷やしばめにより圧入されている。ロータ30と一体に回転する円筒部32の外周側および内周側には、所定の隙間を介して固定側のドラッグポンプ部であるネジステータ24a,24bが配置されている。ネジステータ24a,24bは、ベース20に取り付けられている。
円筒部32には、ロータ軽量化のために比重の軽いCFRP等の繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)が用いられている。繊維強化プラスチックの母材(マトリックス)としては、一般に、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂を使用することが多く、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等も使用される。円筒部32とロータ30との接合構造の詳細については後述する。以下では、円筒部32はCFRP材で形成されているものとして説明する。
ベース20には排気ポート25が設けられ、この排気ポート25にバックポンプが接続される。ロータ30を磁気浮上させつつモータ36により高速回転駆動することにより、吸気口21a側の気体分子は排気ポート25側へと排気される。
図2は、円筒部32およびネジステータ24a,24bが設けられた部分の拡大図である。また、図3は、支持板33の平面図(ポンプ吸気口側から見た平面図)である。図2では図示していないが、ネジステータ24a,24bの、円筒部32に対向する面には、ネジ溝が形成されている。円筒部32の外周面は所定隙間を介してネジステータ24aと対向し、円筒部32の内周面は所定隙間を介してネジステータ24bと対向している。支持板33の図示上側の空間は回転翼および固定翼が配置されている領域であり、この排気領域と、円筒部32とネジステータ24bとで挟まれた領域とは、支持板33に形成された複数の連通開口33a(図3も参照)を介して連通している。円筒部32がロータ30とともに高速回転すると、破線矢印で示すように気体の流れが発生する。
本実施の形態では、上述のように、ロータ30の排気下流側の端部に、アルミ合金製の支持板33を嵌合させる構造を採用する。そして、その支持板33の外周側に、CFRP材(または、FRP材)による円筒部32を取り付ける構成とした。ロータ30への支持部33の取り付けには、焼きばめまたは冷やしばめを用いることができる。また、円環状の支持部33への円筒部32の取り付けには、冷やしばめを用いることができる。いずれの場合にも、嵌合部に接着剤を併用しても良い。
図2に示すように、支持部33の外周面は段差構造となっており、外径が小さい方の面に円筒部32が嵌合される。図2に示す例では、嵌合面を大きく取るために、支持部33の下面外周側に環状凸部33bを形成して、その凸部の外周面も嵌合面として利用している。このような構成とすることで、支持部33が必要以上に厚くなるのを防止している。
特許文献1に記載のターボ分子ポンプでは、ロータ30の下端から径方向外側に延出するように円環支持部を一体に形成し、その円環支持部に円筒部を一体に形成している。ロータ30の円環支持部を設けた部分は回転時の遠心力が増大し、比較的大型のポンプでは円環支持部内径付近の周方向応力が許容限界を超えてしまという問題がある。
一方、本実施の形態では、円筒部32が固定される円環支持部33とロータ30とを別部材としたことにより、部材間で質量分担され、遠心力による周方向応力の最大値を低減できる。これにより、特に注意が必要なアルミ合金製ロータ30の遠心力による周方向応力の増大を、回避することができる。さらに、支持板33の外径を大きくすることで、ロータ30の周方向応力の増大を避けつつ、大径の円筒部32に対応することが可能となる。
ところで、支持板33の周方向応力は、主に、(a)ロータ30に作用する遠心力に起因する内側からの圧力印加の影響、(b)連通開口33aを形成したことによる応力集中の影響、(c)支持板33自体の遠心力の影響、(d)円筒部32による外側からの圧力印加の影響、を受ける。この内、(c)の支持板33自体の遠心力の影響については、連通開口33aを形成したことによる質量低減によって軽減される。
また、後述するように、回転による遠心力が加わった場合における、CFRP等のFRP材の変形量はアルミ合金材の変形量に比べて小さい。そのため、通常温度においては、円筒部32と支持板33との嵌め合いは締まりばめ状態となる。そのため、(d)に関しては、CFRP製の円筒部32とアルミ合金製の支持板33との嵌め合いが締まりばめ状態となるので、支持板33は外周側から圧縮され、周方向応力に対しては緩和効果として作用する。また、(b)の連通開口33aによる応力集中の影響については、支持板33は均質等方性材料のアルミ材であって、また、支持板単独で行えばよいので、検討がしやすい。
図3に示すように、支持板33には、ロータ30と内周側のネジステータ24bとの間の隙間空間と、複数段の回転翼30bおよび固定翼22が配設される空間とを連通する連通開口33aが複数形成されている。このような連通開口33aを形成することにより、ネジステータ24aと円筒部32の外周面との間での気体排気だけでなく、それと並列に、ネジステータ24bと円筒部32の内周面との間での気体排気を行うことができ、排気性能の向上を図ることができる。
このように、支持板33に連通開口33aを形成することにより、排気性能の向上を図ることができると共に、機械的な性能の向上も図ることができる。すなわち、連通開口33aを形成することにより支持板33の質量が低下するので、(c)の支持板33自体の遠心力の周方向内部応力への寄与を軽減することができる。それにより、支持板33の外径をより大きくすることができ、円筒部32の大径化を容易に対応することができる。
また、円筒部32と支持板33との嵌め合いは上述したように締まりばめとなり、円筒部32には外側に押し広げるような力が支持板33から作用する。この力が過大であると、CFRP製円筒部32の強度限界を超えてしまうので、円筒部32と支持板33との間の力(突っ張り力)は小さい方が好ましい。支持板33に連通開口33aを形成すると、この突っ張り力が軽減される。連通開口33aの外周側の弾性力が軽減され、また、連通開口33aを外周側に偏らせて配置することで、すなわち、連通開口位置が支持板22の内径と外径との中間位置よりも外側となるように配置することで、支持板33の外周部の剛性をさらに低減させることができる。その結果、上述の突っ張り力をより緩和することができる。また、連通開口33aを外側に配置するほど支持板33に加わる遠心力が小さくなるので、周方向応力軽減の観点でも外側に配置するのが好ましい。
連通開口33aの配置は、ロータアンバランスの観点から軸対称配置に配置するのが好ましい。また、連通開口33aの形状は、円形、楕円形、長円等種々の形状が可能であるが、連通開口周辺の応力集中を軽減するために、周方向に長い形状が好ましい。また、配置の場合と同様に、複数配置した場合に、軸対称となる形状が好ましい。
(変形例1)
図4は、支持部33とロータ30との取り付け構造の変形例を示す図である。ロータ30の下部には、環状のフランジ部300が、ポンプロータの外周面から径方向外側に突出するように形成されている。フランジ部300の外周面には支持板33が外挿されるように嵌合している。支持板33のフランジ部300への固定には、上述した実施形態の場合と同様に、焼きばめまたは冷やしばめによる嵌合を用いることができる。
このような構造とすることで、上述した実施形態の作用効果に加えて、ロータ30および支持板33の最大応力が許容限界を超えないように、設計段階で寸法調整できる。
(変形例2)
図5に示す変形例2では、ロータ30の下部には、一般的な複合型ターボ分子ポンプの場合と同様に、ドラッグポンプ部を構成する円筒ロータ部301が一体に形成されている。さらに、円筒ロータ部301の外周面に、図2に示したものと同様の構成の支持板33が嵌合されている。嵌合構造は、上述した実施の形態(例えば、図2の構成)の場合と同様である。ネジステータ24bは、外周面(円筒部32と対向する面)および内周面(円筒ロータ部301と対向する面)には、ネジ溝が形成されている。
変形例2では、上述した実施形態の作用効果に加えて、ドラッグポンプ部の流路構成が、破線で示すように3つの流路が並列に設けられる構成となるので、排気性能の向上を図ることができる。逆に、円筒部32の径寸法は小さく抑えられる。
(変形例3)
変形例3では、図6に示すように、支持板33に取り付けられる円筒部を2個としたものである。すなわち、支持部33の下面には、2つの環状凸部33b,33cが同心円状に形成されている。円筒部32aは環状凸部33bに外挿固定され、円筒部32bは環状凸部33cに外挿固定されている。いずれも、冷やしばめによる嵌合が用いられる。支持板33には、環状凸部33b,33cに対応させて円周上に複数配置された連通開口33aと同様に複数配置された連通開口33dとが形成されている。円筒部32aの外周側にはネジステータ24aが設けられ、円筒部32a,32b間にはネジステータ24bが設けられ、円筒部32bの内周側にはネジステータ24cが設けられている。
本実施の形態では、円筒部が取り付けられる支持板33をロータ30と別体にしているので、一体とした場合に比べて支持板33の外径を大きくすることができる。そのため、変形例3のように2つの円筒部を設けることも可能となる。もちろん、円筒部を3つ以上設けても構わない。
−第2の実施の形態−
図7,8は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図7は、ロータ30,支持板33,円筒部32を示す断面図(水平断面)である。図8は図7のA−A断面に相当する図であって、ロータ30,支持板33,円筒部32,ネジステータ24a,24bを示す図である。
本実施の形態では、図7に示すように支持板33の外周面は凹凸面となっている。円筒部32は支持部33の凹凸外周面に外挿されるように嵌合されている。すなわち、円筒部32は支持板33の凸部303の部分に嵌合し、その結果、凹部304と円筒部32との間に、支持板33を上下に貫通する隙間Sが形成される。隙間Sを通過した気体は、円筒部32とネジステータ24bとの隙間を通って排気される。
図3に示した支持板33の場合には、支持板33に連通開口33aを形成しているため、連通開口周辺に応力集中が発生する。しかし、本実施の形態では、支持板33に連通開口を形成することなく、回転翼および固定翼が配置される空間とネジステータ24bが配置される空間とを連通する隙間Sを形成しているので、上述したような応力集中の発生を抑えることができる。そのため、隙間Sの連通開口面積をより大きく確保することができる。また、支持板33をロータ30と別体で設けた点や、隙間Sの分だけ支持板33の重量低減が図れる点については、第1の実施の形態の支持板33と同様の作用効果を奏する。特に、隙間Sの連通開口面積を容易に大きくすることができるので、重量低減による周方向応力軽減を効果的に図ることができる。
なお、支持板33の凹凸形状は図7に示すものに限らず様々な形状が可能であるが、ロータアンバランスの観点から、軸対称であることが好ましい。また、支持板33とロータ30との取り付け構造に関しては、図7,8に示すものに限らず、図4に示すように、ロータ30のフランジ部300に、図7に示す支持板33を取り付けるようにしても良い。
図9は、第2の実施の形態の変形例を示す図である。ここでは、円筒部32が嵌合している凸部303に、上下に貫通する連通開口305を形成した。それにより、凸部303の剛性を局部的に低減することができ、円筒部32との突っ張り力が緩和される。その結果、CFRP製の円筒部32の強度限界を緩和でき、適用回転速度のアップ、適用温度範囲の広域化が可能となる。
−第3の実施の形態−
図10,11は、第3の実施の形態を説明する図である。第3の実施の形態では、ロータ30に環状支持部30cを一体に形成する構成とした。環状支持部30cの下面外周側には環状凸部307が形成されている。環状凸部307の構成および機能は上述した環状凸部33b(図2参照)と同様である。図11に示すように、環状支持部30cには上述した連通開口33aと同様の連通開口306が複数形成されている。図11では、連通開口306は環状支持部30cの外周側に偏って配置されている。なお、図10,11では、円筒部32を一つとしたが、図6のように2つ以上設けても良い。
本実施の形態では、環状支持部30cがロータ30と一体に形成されているので、上述した実施の形態に比べてロータ30の周方向応力は大きくなる。しかし、特許文献1では一体に形成されていた円筒ロータ部を、本実施の形態では別体で設けられたFRP製の円筒部32としているので、特許文献1の構成と比べた場合にはロータ30の周方向応力は低減されている。また、CFRP製円筒部32とアルミ合金製ロータ30とは締まりばめ状態となるので、環状支持部30cの周方向応力に関しては緩和効果として作用し、この点に関しても特許文献1の構成よりも優れている。
また、環状支持部30cの外周面を図7の支持板33と同様の凹凸面とし、その凹凸面に円筒部32を外挿固定するようにしても良い。
−第4の実施の形態−
図12〜17を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。図12は、円筒部32と支持板33との嵌合部の断面図である。なお、上述したように円筒部32と支持板33とは冷やしばめにより圧入されているので、円筒部32の内周面と支持板33の外周面とは隙間なく嵌合しているが、図12では、内周面と外周面とが分かりやすいように隙間を開けて図示している。
支持板33の環状凸部33bの外周面には凸部308が形成されている。図12に示す例では、凸部308は柱状凸部(例えば、円柱)であって、外周面の周方向に沿って複数形成されている。凸部308の形状は円柱状に限らず、半球状等、種々の形状が可能である。なお、複数の凸部308は、ロータのアンバランスの観点から軸対称に形成するのが好ましい。一方、円筒部32の内周面には、凸部308に対向する位置に凹部320がそれぞれ形成されている。
図12において、Ra1は環状凸部33bの外周面の半径、Ra2は凸部308の先端部分の半径、Rc1は円筒部32の内周面の半径、Rc2は凹部320の底部の半径である。ここで、半径とは、それぞれの軸中心からの半径のことである。後述するようにRa1、Rc1の大小関係は温度および回転時の遠心力に依存して変化するが、冷やしばめにより円筒部32を環状凸部33bに嵌合する際の寸法関係は、Rc1>Ra1、Ra2のように設定される。また、Rc2は、常に隙間が形成されるように設定される。
次に、温度変化が生じた場合、および、ロータ回転速度が変化した場合のRa1とRc1との関係について説明する。まず、図13〜15を参照して、円筒部32を環状凸部33bに接着圧入する、従来の構成について説明する。図13は、接着圧入構成の一例を示す図であり、図12と同様の部分の断面図である。環状凸部33bには、接着剤を充填するための溝302が形成されている。なお、図13では、溝302内の接着剤は図示を省略した。
この場合も、冷やしばめにより環状凸部33bと円筒部32とが嵌合される。すなわち、支持板33側を冷やしばめ温度(−100℃程度)に冷却し、環状凸部33bを円筒部32に挿入する。温度が常温に戻ると環状凸部33bが膨張して締まりばめ状態となり、円筒部32が環状凸部33bに固定される。また、溝302内の接着剤により円筒部32と環状凸部33bとが接着される。
図14は、環状凸部33bが形成された支持板33単体の熱膨張による半径Ra1の変化、および、円筒部32単体の熱膨張による半径Rc1の変化とを示す図である。アルミ合金製の環状凸部33bにCFRP製の円筒部32を組み付ける作業においては、一般的に、支持板33を液体窒素などで冷やして熱収縮させる冷やしばめが採用される。そのため、組み付け時(熱収縮時)における環状凸部33bの外周面の半径Ra1をRa10、円筒部32の内周面の半径Rc1をRc10とすると、Ra10<Rc10が満足されるように常温時のRa1、Rc1が設定される。
組み付け時の温度(例えば、−100℃)から支持板33および円筒部32の温度が上昇すると、熱膨張により半径Ra1およびRc1は増加する。アルミ合金製の支持板33の熱膨張率はCFRP製の円筒部32の熱膨張率よりも大きいので、図14に示すように半径Ra1の方が変化の度合いが大きく、Ra1<Rc1(隙間ばめ状態)であったものが、温度Tc1を越えるとRa1>Rc1(締まりばめ状態)のように大小関係が逆転する。
さらに温度が上昇すると、温度上昇と共に締め代が大きくなり、環状凸部33bに外挿された円筒部32の引っ張り応力が増大する。この場合、円筒部32に強度的な限界があるので、引っ張り応力の上限(余裕度を考慮した上限)から円筒部32の上限温度Tmax1が決まる。温度が低下してT<Tc1となると再び隙間ばめ状態となるが、環状凸部33bと円筒部32との間の接着剤自体の延び変位で、環状凸部33bと円筒部32との接合が保たれる。
しかしながら、この延び変位には、剥離防止のために許容限度がある。さらに、温度変化による膨張収縮の繰り返しを考慮すると、延び変位限度はさらに小さくなる。温度Tminは、剥離防止の許容限度から決まる温度下限値である。すなわち、ロータ温度(支持板33および円筒部32の温度)Tは、Tmin≦T≦Tmax1に制限される。寸法Liは温度Tmax1時の締め代、すなわち、締め代の限界値である。一方、寸法LdはTmin時の隙間寸法であって、接着剤の延び変位の限界である。そのため、ポンプ保管温度の下限は、Tmin以上に設定されなければならない。
図14に示した熱膨張変位は、回転による遠心力を一定と仮定した場合(例えば、回転数=0)の変位状況を示したものである。一方、図15は、遠心力による変位を説明する図である。図15の場合も、支持板33と円筒部32とが単独の場合の、回転速度変化による半径Ra1、Rc1の変化を示したものである。一般に、変位は回転速度ωの2乗に比例する。Ra11、Rc11はω=0のときの半径Ra1、Rc1であり、ポンプ温度T1が図14に示したTminよりも高ければ、隙間寸法(Rc1−Ra1)はLdよりも小さい。回転速度ωが増加すると隙間寸法(Rc1−Ra1)は小さくなり、回転速度ωc1において大小関係が逆転しω>ωc1においては締りばめ状態となる。
上述したように、環状凸部33bと円筒部32との間の締め代には、円筒部32の強度的限界に依存した限界値Liがある。遠心力が加わる場合には、環状凸部33bに外挿されている円筒部32には、環状凸部33bからの力と円筒部32自身の遠心力による力とが働く。図15の回転速度ωmax1は、締め代が限界値Liとなるときの回転速度である。ポンプ温度T2をT2>T1とすると、締め代が限界値Liとなる回転速度ωも小さくなる。
以上のように接着剤の延び変位の限界から下限温度が制限され、この下限温度が保管下限温度よりも低くなるように、組み付け時の半径Rc10と半径Ra10との差を設定する必要がある。この差が大きくなると、隙間寸法がその限界値Ldとなる温度Tminも高くなり、保管下限温度が制限されるおそれがある。一方、半径Rc10と半径Ra10との差を小さくすると、締め代が限界値Liとなる温度が低くなり、使用温度上限が制限されるおそれがある。
図16,17は、環状凸部33bと円筒部32との接続構造を図12に示すような構造とした場合の、変位を説明する図である。図16は図14に対応する図であり、環状凸部33bに関する半径Ra1,Ra2の変化、および円筒部32に関する半径Rc1,Rc2の、熱膨張による変化を示したものである。この場合、冷やしばめによる組み付け作業が可能なように、冷やしばめ温度における環状凸部33bの凸部先端の半径Ra20は、円筒部32の内周面の半径Rc10よりも小さく設定される。すなわち、Rc10>Ra20を満足している。
図12に示す構造の場合には、ポンプ保管温度(図14のTmin)において円筒部32が環状凸部33bから外れないようにするためには、その際に環状凸部33bの凸部308が円筒部32の凹部320に嵌め込まれた状態、すなわち、Ra2>Rc1となっていれば良く、従来のように接着剤の剥離に関する制限はない。よって、図16からも分かるように、Ra20は、Rc10>Ra20>Ra10のように設定されているが、冷やしばめ温度(−100℃ 程度)は保管温度(−25℃ )よりもが十分に低いので、冷やしばめ作業時の作業性に問題はない。
図16に示す破線は、図14における半径Ra1の変化を示したものである。上述のように、図16における冷やしばめ作業時の環状凸部33bの半径Ra10は、図14の半径Ra10よりも小さく設定されている。そのため、隙間ばめ状態から締りばめ状態に切り替わる温度Tc2は、図14の場合の温度Tc1よりも高くなり、半径Ra1と半径Rc1との差が締め代の限界値Liとなる温度Tmax2は、図14の場合の温度Tmax1よりも高くなる。すなわち、図12の構成の場合の温度許容範囲ΔT2(=Tmax2−Tmin)は、接着剤を用いる構造の場合の温度許容範囲ΔT1よりも高温側に拡がることが分かる。
図17は、図15の場合と同様に、遠心力による変位を説明する図である。図17の曲線Ra1’は、図15に示した曲線Ra1と同じものである。図16で説明した場合と同様に、図17のω=0における半径Ra11は、接着剤を用いた場合の半径Ra11よりも小さく設定されるので、隙間ばめから締りばめに切り替わる回転速度ωc2が、図15の場合の回転速度ωc1よりも大きくなる。その結果、締め代が限界値Liとなる回転速度ωmax2は、ωmax2>ωmax1となり、許容回転速度範囲Δω2は、図15の場合の許容回転速度範囲Δω1と比べると高温側に拡がっている。
以上、熱膨張、遠心力膨張を個別に検討したが、実際に両者をあわせて考慮する場合でも、本発明は従来のように接着剤を用いて固定する場合に比べて、運転範囲(温度範囲および回転速度範囲)を広くとることができ、回転速度を高くすることが可能となる。特に、ロータ寸法が大きい大排気速度ポンプでは、本発明適用の効果が顕著である。従来、小型ポンプに適用されていたCFRP円筒を、大排気速度でアルミロータの限界温度まで通常使用されるFPD(flat panel display, フラットパネルディスプレイ)、半導体のエッチング用途で使用される大型ポンプヘも適用できる。これにより、ロータの軽量化による省電力化、コスト低減が可能となる。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、ターボポンプ部とドラッグポンプ部とを備えた複合型ターボ分子ポンプを例に説明したが、ターボポンプ部が無い、ドラッグポンプ部のみから成る真空ポンプにも、本発明は適用することができる。その場合には、シャフト31に締結されたアルミ合金製のポンプロータの外周に、ポンプロータ軸芯と同心の環状嵌合部が少なくとも一つ形成されたアルミ合金製の環状部材が外挿固定される。そして、その環状嵌合部に、繊維強化プラスチック製の円筒部材が外挿されるように嵌合される。
1:ターボ分子ポンプ、22:固定翼、24a,24b:ネジステータ、30:ロータ、30b:回転翼、30c:環状支持部、32,32a,32b:円筒部、33:支持板、33a,33d,305,306:連通開口、33b,33c,307:環状凸部、300:フランジ部、301:円筒ロータ部、303:凸部、304:凹部、308:凹部320に挿入される凸部、320:凸部308が挿入される凹部

Claims (9)

  1. アルミ合金製のポンプロータと、
    前記ポンプロータの外周に外挿固定され、ポンプロータ軸芯と同心の環状嵌合部が少なくとも一つ形成されたアルミ合金製の環状部材と、
    前記環状嵌合部に外挿されるように嵌合される繊維強化プラスチック製の円筒部材と、
    前記円筒部材の内周面および外周面と所定隙間を介して配置されるステータと、を備え、
    前記環状部材には、該環状部材よりも排気上流側の空間と、前記円筒部材の内周面と前記ステータとの間の前記所定隙間とを連通する連通開口が、複数形成されている、真空ポンプ。
  2. 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
    前記環状部材が外挿固定された部分よりも排気上流側において、前記ポンプロータの外周に形成された複数段の回転翼と、
    前記複数段の回転翼に対して軸方向に交互に配設される複数段の固定翼と、をさらに備える、真空ポンプ。
  3. 請求項1または2に記載の真空ポンプにおいて、
    前記複数の連通開口は、前記環状部材の外径側に偏って配置されるとともに、軸対称に配置されている、真空ポンプ。
  4. 請求項1または2に記載の真空ポンプにおいて、
    前記環状嵌合部として前記環状部材の外周に凹凸面が形成されるとともに、前記円筒部材が前記凹凸面に外挿されるように嵌合され、
    前記円筒部材の内周面と前記凹凸面とで囲まれた領域が前記連通開口を構成する、真空ポンプ。
  5. 請求項4に記載の真空ポンプにおいて、
    前記円筒部材の内周面と前記凹凸面とで囲まれた領域とは別に、前記環状部材の前記凹凸面を構成する凸面の先端近傍に前記連通開口がさらに形成されている、真空ポンプ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記ポンプロータの前記外周には、側方に突出するフランジ部が形成され、
    前記環状部材は前記フランジ部の外周に外挿固定される、真空ポンプ。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記ポンプロータは、前記環状部材が外挿固定された前記外周よりも排気下流側に一体に形成されるとともに、前記円筒部材の内周側に配置される円筒ロータ部を有し、
    前記ステータは、前記円筒部材の内外周面および前記円筒ロータ部の内外周面と所定隙間を介して配置される、真空ポンプ。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記環状部材の外周面には凸部が形成され、
    前記円筒部材の内周面には、前記凸部が挿入される凹部が形成されている、真空ポンプ。
  9. アルミ合金製のポンプロータと、
    前記ポンプロータの外周に形成され、ポンプロータ軸芯と同心の環状嵌合部を有する環状部材と、
    前記環状嵌合部に外挿されるように嵌合される繊維強化プラスチック製の円筒部材と、
    前記円筒部材の内周面および外周面と所定隙間を介して配置されるステータと、を備え、
    前記環状部材には、該環状部材よりも排気上流側の空間と、前記円筒部材の内周面と前記ステータとの間の前記所定隙間とを連通する連通開口が、複数形成され、
    前記環状嵌合部の外周面には凸部が形成され、
    前記円筒部材の内周面には、前記凸部が挿入される凹部が形成され、
    前記円筒部材の内周面が前記環状嵌合部の外周面に外装された状態で、前記凸部が前記凹部内に挿入され、かつ、凸部の先端面と前記凹部の底部との間に隙間が形成されている、真空ポンプ。
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