JP5906367B1 - キャリー式サーフィン用造波装置およびそれを設置したサーフィン練習設備 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなサーフィンに適した波が形成される海岸は自然条件が揃った箇所に限られており、世界中の何処でもサーフィンを楽しむということはできない。
従来技術において、プールに人工波を造波する造波装置としては、以下のような種々の方式のものが知られている。
一つのタイプは、水搬送器が複数個であり、遊技エリアに対して各々の水搬送器の前面を対向させるよう水搬送器を幅方向に一列に並べて支持したものである。このタイプであっても複数個の水搬送器が一列に並んで同期して前方に移動すれば、一つの大きな進行波を形成することができる。また、水搬送器同士の接合面には隙間がなければ乱流が生じることが抑えられ、乱れが小さい品質の良い孤立した進行波を形成することができる。
搬送系装置についても種々のタイプがある。
一つは、搬送系装置がケーブル式搬送装置である。動力部と、動力部の動力で移動するケーブルと、水搬送器がケーブルの移動に従動するよう水搬送器とケーブルを接続する接続部を備えたものである。
ケーブルはプールの水中を通す必要はなく、装置構成が簡単にできる上、水抵抗を受けないためケーブルの動力を効率よく水搬送器に伝達することができる。
例えば、動力部が水搬送器の後方に設置されており、水搬送器の前方にケーブル折り返し部を設けた構造であり、かつ、ケーブルを、動力部−水搬送器との接続部−ケーブル折り返し部−動力部へ循環させたものがある。このように循環型とすると、水搬送器の前進運動、後進運動ともに可逆的に行うことができる。
例えば、水搬送器一つ当たりに対して搬送系装置が左右2系統あり、水搬送器に対する接続部も左右一対あり、水搬送器が左右2系統の搬送系装置のケーブルによって従動するものとすることができる。このように水搬送器に対して左右均等に接続箇所を設けて従動させることにより、水搬送器の移動姿勢が水平方向にぶれることなく、バランス良く遊技エリアに対する進行波を形成することができる。
搬送系装置として、軌道に沿うよう設けられたレール機構と、レール機構と水搬送器の間に介在して水搬送器に駆動力を与える駆動装置を備えたものがある。レール式搬送装置であっても水搬送器を所定の姿勢に保ちつつ前方に押し出すよう構成することが可能である。ただし、レール式搬送装置はケーブル式搬送装置に比べて装置構成が大きくなる。レール機構を水上に設けるためにはプールサイドにレール機構を設置する必要がある。
水搬送器の幅が、プールの幅全体と略等しいものであればプールの側壁があるが、かならずしも設置環境において、プールの幅全体にわたる水搬送器ではないことも想定される。この場合、水搬送器の最外面には側面板があるが、さらにその側方に位置する水面との間で摩擦などによる乱流が生じないよう、水搬送器が移動する移動範囲全体の側面にわたって立設した側壁を設ける工夫が可能である。
本発明のサーフィン練習設備は、プールに上記した本発明のキャリー式造波装置を設置し、さらにプールの底面に工夫を加え、水搬送器が移動する移動範囲から続く平坦部と、その平坦部に続いて遊技エリアの開始位置付近に上り勾配のスロープ部を設けたものとする。そして当該スロープ部の配置において、水搬送器が移動する移動方向に対して角度を付けたものとする。
物理的に、平坦部から立ち上がるスロープ部を設けることにより深さが浅くなる分速度が遅くなる。スロープを通過して行く間、波の前後方向の速度差が蓄積してゆき、波の背面側が前面側に覆いかぶさるようにいわゆるチューブ状の巻き波が形成されていき、ついには波頭が前方に向けて崩壊してゆく。ここで、スロープ部が、水搬送器に対向するよう頂点を有する略三角形状であれば、三角形の頂点に対応する位置から速度が遅くなり始め、三角形の辺に向けて順に速度が遅れてゆくような波となり、一つの進行波において、最も早く崩壊域が生じるのが当該頂点に相当する箇所であり、その崩壊域から連続するように横方向に次々と崩壊してゆき、崩壊域と崩壊直前域の波頭が連なるようなサーフィンに適したチューブ状の巻き波が造波される。
まず、本発明のキャリー式サーフィン用造波装置による造波の原理を説明し、次に、実施例として具体的な装置構成の例を挙げる。
それぞれの図において(a)は水中での様子が分かりやすいように縦断面で示している。(b)は上面から見た様子の図となっている。それぞれの図において、右側が水搬送器110の初期状態、中央が水搬送器110の加速中の状態、左側が水搬送器110の停止直後の状態を示している。
図1に示すように、本発明のキャリー式サーフィン用造波装置は、プールの水のうち水搬送器110の中に捉えられたプールの喫水線下の水を水搬送器110の前方移動に伴って前方に長く移動して押し出すものである。前方に放出された水の運動エネルギーはそのまま孤立した進行波として伝搬してゆく。
まず、従来技術におけるフラップ式造波装置は、図2に示すように、プール水中に設置されたフラップの往復運動によりプールの水全体に振動が伝搬するものであることが分かる。プールの水全体に運動エネルギーが分散する上、上下に振動する振動波であるため、孤立した進行波とはならない。
ここで、本発明のキャリー式造波装置において、水搬送器110の前方移動距離がある程度長い方が前方に放出される水が孤立した進行波となりやすいが、その移動距離は、水搬送器110で捉える水の量や遊技エリアの広さなどに応じて設計すれば良い。
乱流の影響は無視することができず、進行波を乱して形を崩してしまう大きな要因となり得る。図6は水中を移動する移動体の背面に発生する乱流による造波の阻害を簡単に説明する図である。図6に示すように、水中を高速に移動する物体でその対向面積が大きい板体のようなものであれば、その前面の水面が盛り上がり圧力が増す一方、その背面の水面は瞬間的に水面が下がって窪みができ圧力が下がる。板体の前後の圧力差により板体が前進するのを阻害する力が働く。また、この後方の窪みに対して前方の盛り上がりの水面や周りの水面から水が流れ込もうとする。その流れ込んだ水は板体の背面に回り込む。板体はこの背面に回り込んだ水も引き剥がしながら前進しなければならないが、その際にも前進に対する一種の抵抗となる。このように、対向面積が大きな板体のような物体が水中を高速移動する際には大きなエネルギーを必要とする。
また、サーフィンに適した波は波頭が揃いつつも次々と横方向に略均等に遅れてゆくような連続性が必要であるところ、乱流はそのリズムを乱してしまう。そのため乱流が発生すると崩壊域から崩壊直前域の波頭が連なるようないわゆるチューブ状の巻き波の形成を阻害してしまう。
以上の理由から乱流の発生を抑制する必要がある。
以下、本発明のキャリー式造波装置の実施例について説明する。
図7は、実施例1にかかる本発明のサーフィン用造波装置の基本構成を示す図である。
図7(a)は平面図、図7(b)は側面図となっている。なお、実際の装置では機械的構造強度を増強するため、支持構造体120の上面、底面、側面に適宜、補強用の壁面や柱構造物を設けることが好ましい。ここでは内部構造が分かりやすいようにそれら補強用の壁面や柱構造物の図示を省略している。
図8は水搬送器110の構成例を示した図である。図8に示す構成例では、底面がやや前方に向けて傾斜を持っており、背面もやや傾斜をもったものとなっている。この略箱状の水搬送器110の下方をプールの喫水線に沈めることにより内部空間に水が入り、水搬送器110を前方に進めることにより内部空間に水を捉えたまま水を前方に運ぶことができる。
図9(a)は、水搬送器110が複数個(n個)であるケースである。遊技エリアに対して各々の水搬送器110−1〜110−nの前面を対向させるように幅方向に一列に並べて支持した状態となっている。それぞれの幅はw1〜wnである。この配置において水搬送器110−1〜110−nを一列に並べたまま一斉に前方に押し出せば、打ち出された波の幅Wは下記となる。
W=w1+w2+・・・+wn
このWが遊技エリアに到達すべき波の幅W0となるよう設計すれば良い。
支持構造体120は、水搬送器110や搬送系装置130など全体を支える支持構造物である。支持構造物120の幅や長さは、水搬送器110の幅と水搬送器110の移動長がカバーできるよう適宜設計して決めれば良い。
ただし、水搬送器110は内部に水を保持したまま勢い良く前方に移動するため、それを支持する支持構造物120は耐え得る機械的構造強度が得られるように設計する必要がある。
なお、支持構造体120において、水搬送器110が移動する移動範囲全体の側面にわたって立設した側壁を設けることも可能である。図7は内部の構造が良く分かるように側壁の図示を省略している。
搬送系装置130は、前方に向けた軌道に沿って水搬送器110を前方に移動させる機構である。水搬送器110はその前面が遊技エリアに対向した状態で、かつ、水搬送器110の下方がプール喫水線下に沈んだ状態のまま、搬送系装置130により前方に運ばれる。
まず、ケーブル式の搬送装置を説明する。
図10は、ケーブル式搬送系装置130aの一例を示す図である。
ケーブル式搬送系装置130aの構成を示すため、図7に比べてさらに支持構造体120の一部の図示を省略している。
ケーブル式搬送系装置130aは、動力部131、ケーブル132、接続部133、折り返し部134を備えた構造となっている。
なお、この構成例では、一つの水搬送器110に対してケーブル式搬送系装置130aが左右2系統設けられている例となっている。
動力部131の設置場所は限定されないが、この構成例では、動力部131は水搬送器110の後方、つまり、プールの遊技エリアとは反対側に設置している。動力部131を水搬送器110の前方、つまりプールの遊技エリア側に設置すると、ケーブル132がプール側に張り巡らされてしまい、サーフィン利用者の近くにケーブル132が位置してしまいプレイに邪魔となる。動力部131が水搬送器110の後方、つまり、プールの遊技エリアとは反対側であり、かつ後述する折り返し部134が遊技エリアよりも手前側であれば、ケーブル132が遊技エリアには掛からず、サーフィン利用者のプレイを邪魔することがない。
なお、この構成例では、ケーブル132は、折り返し部134で折り返されて上下二段になって循環しているため、上段ラインと下段ラインがある。この構成例では、上側ラインが水搬送器110の上辺の接続部133を通過し、下側ラインは水搬送器110の背面を貫くものとなっている。なお、下側ラインが水搬送器110の背面を貫くことは必須ではないが、ケーブル132が背面を貫くことで移動中の水搬送器110が上下左右にぶれにくいよう姿勢を整えることができる。
なお、接続部133により水搬送器110に動力が伝わるため接続箇所のバランスが良いように配置することが好ましい。例えば、接続部133が一つの水搬送器110に対して左右均等になる位置に設けることが好ましい。また、上下方向にも複数設けることも可能である。
一方、図12は、動力部131を逆回転させ、ケーブル132に対して、水搬送器110が後進する方向に引張力を与え、水搬送器110が後進運動する様子を示している。この場合も、下段ラインのケーブル132の動き(図中右から左)と水搬送器110の動き(図中左から右)は逆方向になっている。
このように、ケーブル132に対する引張方向を切り替えることにより、水搬送器110の前進運動、後進運動を可逆的に実行できる。
なお、キャリー式造波装置100は、プールの遊技エリアには掛かっていないのでサーフィン利用者のプレイを阻害しない。
この構成例の場合、図14に示すように、動力部131を正回転させ、ケーブル132に対して、水搬送器110が前進する方向に引張力を与えれば、水搬送器110が前進運動する。この場合、下段ラインのケーブル132の移動方向と水搬送器110の移動方向は同じになっており、下段ラインのケーブル132の動き(図中右から左)と水搬送器110の動き(図中右から左)は同方向になっている。
このように、ケーブル132に対する引張方向を切り替えることにより、水搬送器110の前進運動、後進運動を可逆的に実行できる。
図10、図13いずれの構成であってもケーブル132を介して水搬送器110に対する張力が印加されて水搬送器110が移動するが、水搬送器110の移動が揺れることなく正確な軌跡に沿って移動するよう、ガイドレールを設ける。
図16は、水搬送器110の側面に設けるガイドレール135を簡単に示す図である。分かりやすいように水搬送器110の片側のレールコマ136の付近のみを取り出して示している。
図16(a)はガイドレール135が1本であり、レールコマ136が上下2つで挟み込んでいるいわゆるモノレールタイプのものである。左側にある水搬送器110に金具を介してレールコマ136が取り付けられており、ガイドレール135がレールコマ136が通るべき移動軌跡に沿って敷設されている。
図16(b)はガイドレール135が上下2本であり、上下2つのレールコマ136がそれぞれに沿うように配置されている。左側にある水搬送器110に金具を介してレールコマ136が取り付けられており、2本のガイドレール135が各々のレールコマ136が通るべき移動軌跡に沿って敷設されている。
図16(c)は図16(b)と同様、ガイドレール135が上下2本であり、上下2つのレールコマ136がそれぞれに沿うように配置されている構成であるが、さらに側方にガイドレールが設けられており、上下左右ともガイドされておりさらに安定度を増すように工夫されている。
以下、搬送系装置としてモーター駆動式の搬送系装置130cを説明する。
図17は、モーター駆動式の搬送系装置130cを簡単に示した図である。
図17に示したモーター駆動式の搬送系装置130cは、ガイドレール135と、駆動装置138と接続部139を備えたものとなっている。ケーブル132による搬送とは異なり、駆動装置138が搭載された水搬送器110のみで自走が可能となっている。
一方、図19は、駆動装置138を逆回転させ、ガイドレール135上を後方に向けて自走して後進運動する様子を示している。
このように、駆動装置138の走行方向を切り替えることにより、水搬送器110の前進運動、後進運動を可逆的に実行できる。
以上が、サーフィン用造波装置100の基本的な構成である。
上記のサーフィン用造波装置により孤立した進行波が形成され、プールの遊技エリアに到達するが、その波において波頭の崩壊域から崩壊直前域が出現して波の断面があたかもチューブ状になる巻き波が形成されやすいよう、プールの底に工夫を加える。
図20に示すように、プール200の底面は、平坦部210とスロープ部220と台状部230を備えたものとなっている。なお、プール200の中央には遊技エリア201がある。
つまり、スロープ部220は水搬送器110が移動する移動方向に対して角度が付けられている。図20の例では、スロープ部220は略三角形状になっている。このようにスロープ部220の配置に角度が付けられていることにより、進行波が進行してくると最短でスロープ部220のエリアに到達した波はその水深が浅くなり始め、先にスロープ部220を通過してゆく。その隣接する波が次いでスロープ部220に掛かり始め、さらにその隣接する波が次いでスロープ部220に掛かり始める。このように進行波の水深変化が一方から他方へ徐々に起こることとなる。
チューブ状の巻き波が形成されやすくなる理由は以下のように説明できる。
物理的に、水の深さが深いほど波の速度が速く、浅いほど波の速度が遅くなることが知られている。そのため、平坦部210から立ち上がるスロープ部220を設けることにより深さが浅くなってゆく分速度が遅くなってゆく。スロープ部220を通過して行く間、波の前後方向の速度差が蓄積してゆき、波の背面側が前面側に覆いかぶさるようにいわゆるチューブ状の巻き波が形成されていき、ついには波頭が前方に向けて崩壊してゆく。
この構成例では、本発明のサーフィン用造波装置100を4セット分、左右一列に並べたものとなっている。サーフィンを楽しむためには遊技エリアの幅はある程度広く、形成されるチューブ状の巻き波の長さもある程度長いものとする必要があり、このように複数セットのサーフィン用造波装置100を一列に並べた構成も好ましいと言える。
110 水搬送器
120 支持構造体
121 側壁
130 搬送系装置
131 動力部
132 ケーブル
133 接続部
134 折り返し部
137 レール機構
138 駆動装置
139 接続部
Claims (12)
- プールの遊技エリアにサーフィン用の波を造る造波装置であって、
前方が開放され、少なくとも底部と側面板を備え、内部空間の一部に水を捉えることができる水搬送器と、
前記水搬送器の少なくとも一部をプール喫水線下に沈めた状態で、前記プールの遊技エリアに対して前記水搬送器の前面を対向させるように前記水搬送器を支持する支持構造と、
前記水搬送器の前面が前記遊技エリアに対向し、前記水搬送器の少なくとも一部が前記プール喫水線下に沈んだ状態のまま、前記遊技エリアに向けて前方に移動する軌道に沿って前記水搬送器を前方に移動させる搬送系装置を備え、
前記水搬送器の移動により前記水搬送器で捉えた水を前方に運んで放出するサーフィン用造波装置。 - 前記水搬送器が複数個であり、前記遊技エリアに対して各々の前記水搬送器の前面を対向させるよう、前記水搬送器を幅方向に一列に並べて支持したものであることを特徴とする請求項1に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記水搬送器が単数であり、その幅が前方に送り出すべき波の幅に相当するものであり、前記水搬送器の内部において、前面に直交するよう立設した一又は複数の仕切り板を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記搬送系装置がケーブル式搬送装置であり、動力部と、前記動力部の動力で移動するケーブルと、前記水搬送器が前記ケーブルの移動に従動するよう前記水搬送器と前記ケーブルを接続する接続部を備えたものである請求項1から3のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記動力部が前記水搬送器の後方に設置されており、前記水搬送器の前方にケーブル折り返し部を設けた構造とし、前記ケーブルが前記動力部−前記接続部−前記ケーブル折り返し部−前記動力部へ循環するものであり、前記水搬送器の前進運動、後進運動が可逆的に可能である請求項4に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記動力部が前記水搬送器の後方に設置されており、前記水搬送器の前方にケーブル折り返し部を設けた構造とし、前記ケーブルが前記動力部−前記ケーブル折り返し部−前記接続部−前記動力部へ循環するものであり、前記水搬送器の前進運動、後進運動が可逆的に可能である請求項4に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記水搬送器一つ当たりに対して前記搬送系装置が複数系統あり、前記水搬送器につながる前記接続部も複数あり、前記水搬送器が当該複数系統の前記搬送系装置のケーブルに従動するものであることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記搬送系装置が、前記水搬送器が通過する軌跡に沿って敷設されたガイドレールと、前記ガイドレール上を走行するガイドコマを備え、前記水搬送器に前記ガイドコマを取り付けた構成とした請求項4から7のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記搬送系装置がレール式搬送装置であり、前記軌道に沿うよう設けられたレール機構と、前記レール機構と前記水搬送器の間に介在して前記水搬送器に駆動力を与える駆動装置を備えたものである請求項1から3のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置。
- 前記水搬送器が移動する移動範囲全体の側面にわたって立設した側壁を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載のサーフィン用造波装置と、プールを備え、前記プールの底面が、前記水搬送器が移動する移動範囲から続く平坦部と、前記平坦部に続いて前記遊技エリアの開始位置付近に設けられた上り勾配のスロープ部を備え、前記スロープ部が、前記水搬送器が移動する移動方向に対して角度をなして形成されたものであることを特徴とするサーフィン練習設備。
- 前記スロープ部が、前記水搬送器に対向するよう頂点を有する略三角形状であることを特徴とする請求項11に記載のサーフィン練習設備。
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