JP2851358B2 - 造波装置 - Google Patents

造波装置

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JP2851358B2
JP2851358B2 JP6682790A JP6682790A JP2851358B2 JP 2851358 B2 JP2851358 B2 JP 2851358B2 JP 6682790 A JP6682790 A JP 6682790A JP 6682790 A JP6682790 A JP 6682790A JP 2851358 B2 JP2851358 B2 JP 2851358B2
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衛 城
和生 岡崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サーフィンプール等に適用される造波装置
に関する。
〔従来の技術〕
第2図ないし第6図に従来の造波装置を示す。
第2図に示されるフラップ方式造波装置においては、
一端をピンで固定したフラップ02をシリンダー等によっ
て前後方向に起倒することによって、水路部01に波を起
こすようにしている。
第3図に示されるピストン方式造波装置においては、
水中でピストン03を前後方向に移動させることによって
水路部01に波を起こすようにしている。
第4図に示されるプランジャー方式造波装置において
は、プランジャー04を垂直方向又は斜め方向に水中に移
動させることによって、水路部01に波を起こすようにし
ている。
第5図に示されるダムブレイク方式造波装置において
は、造波用タンク05へ水ポンプ07で水を汲み上げた後、
下方の水タンク放水口ゲート06を一気に開放にして、水
路部01に波を発生させるようにしている。
第6図に示されるニューマチック方式造波装置におい
ては、水を汲み上げる手段として真空ポンプ08を使用し
てチャンバー09内を真空にして、水路部01から水をチャ
ンバー09内へ吸引し、同チャンバー09内の真空を大気圧
に下げてチャンバー09から水を一気に排出して水路部01
に波を起こすようにしている。
前記の従来のフラップ方式(第2図)、ピストン方式
(第3図)及びプランジャー方式(第4図)の直接水を
移動させる造波装置の場合、サーフィン用の波高2mを越
える波を発生させる時には、同時に大量の電力を使用す
ることになり、ランニングコスト的に不利である。
これに対してダムブレイク方式(第5図)及びニュー
マチック方式(第6図)の装置では、少ない電力でポン
プ等を使って水タンクに揚水して造波を行なうために、
ランニングコスト的には前述の方式より有利であるが造
波間隔が長くなる欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
サーフィン用等の造波装置として課題となるのは、主
に (1) 適当な波高(2m程度かそれ以上)を発生できる
こと。
(2) 使用電力量が低く、設備容量が小さいこと。
(3) 適当な造波間隔(5〜10秒程度)がある一定時
間継続できること。
である。
前記の従来の造波装置のうち、大別してフラップ・ピ
ストン・プランジャーなどの方式は、前記(1)、
(3)を達成することはできる反面、機構上振幅や必要
動力が相当大きくなって前記(2)を満足することがで
きない。
一方、ダムブレイク方式、ニューマチック方式など揚
水式の造波装置では、前記(1)、(2)を達成できる
反面、揚水に要する時間が長くなるため、前記(3)を
満足することができない。更に、ニューマチック方式で
は、揚水タンクの水位を上昇させるために、大気圧以下
の圧力を利用してタンク等に水を汲上げているが、大気
圧以下の圧力を利用するために、水を大量にタンク等に
貯えておくことが困難である。
本発明は、上記(1)〜(3)の課題を達成すること
ができる造水装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の造波装置は、造波を行なう水路部に連設さ
れ、前記水路部の水位より高い高さをもち、かつ、開閉
可能な前記水路部への放水口ゲートをもつ造波用タン
ク、同造波用タンクの下部にその下部が連絡された密閉
された揚水作動室、前記造波用タンクと揚水作動室との
間の連絡を開閉する仕切弁、前記揚水作動室の上部に連
絡されたアキュムレータ、同アキュムレータへ圧縮空気
を供給するコンプレッサ、前記アキュムレータと揚水作
動室との間の連絡を開閉するバルブ、及び前記揚水作動
室の上部に設けられた空気抜きバルブを備えた。
〔作用〕
本発明では、造波用タンクの放水口ゲート、造波用タ
ンクと揚水作動室間の仕切弁及び揚水作動室上部の空気
抜きバルブを開くと、短時間に水路部内の水が造波用タ
ンクと揚水作動室へ導入される。次に前記放水口ゲート
と空気抜きバルブを閉じ仕切弁を開にした状態で、アキ
ュムレータと揚水作動室間のバルブを開くと、アキュム
レータ内の圧縮空気が揚水作動室の上部へ入って同揚水
作動室内の水は押し下げられて造波用タンクへ移動し、
造水用タンク内の水位が上昇する。前記造波用タンクと
揚水作動室間の仕切弁を閉じた上、造波用タンクの放水
口ゲートを開くと、水位が上昇した造水用タンク内の水
は、一気に放水口ゲートを通って水路部内へ流入して、
水路部内に波高の大きい波が発生する。
また、アキュムレータ中にはコンプレッサより供給さ
れた圧縮空気が貯えられているために、前記の操作を繰
返して行うことができ、短時間の間隔で繰り返して造波
を行なうことができる。
更に、造水プール等の造波を行う水路部の深夜の休止
時等に、時間をかけてコンプレッサからアキュムレータ
へ圧縮空気を貯えることが可能であって、コンプレッサ
を小容量とすることができ、設備容量を小さくすると共
に電力料金を低くすることが可能である。また、造波用
タンク内の水位を利用して造波を行なっているために、
従来のフラップ方式、ピストン方式及びプランジャー方
式等の直接水を移動させる造波装置に比して、その電力
使用量が低減する。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図によって説明する。
9は造波が行なわれる水路部としての造波プールで、
その底9aは、後記する造波用タンク及び揚水作動室の部
分迄延長されている。6は造波プール9に連設され同造
波プール9の水位N.W.L.より高い高さをもつ上方が大気
に開放された造波用タンクで、同タンク6下部に造波プ
ール9への開口6aを開閉する前記底9aに下端が枢着され
た放水口ゲート8が設けられている。前記造波用タンク
6の造波プール9の反対側には、密閉された揚水作動室
5が設けられ、同揚水作動室5の下部は前記底9aの上に
形成された通路10によって前記造波用タンク6の下部に
連絡され、同通路10に仕切弁7が設けられている。揚水
作動室10の上部は、バルブ3をもつ配管11によってアキ
ュムレータ2へ連絡されており、同アキュムレータ2は
コンプレッサ1に接続され、同コンプレッサ1によって
アキュムレータ2内へ圧縮空気が貯えられるようになっ
ている。また、揚水作動室5の上部には空気抜きバルブ
4が設けられている。
本実施例において、バルブ3を閉じ、空気抜きバルブ
4、仕切弁7及び放水口ゲート8を開くと、造水プール
9内の水は、短時間で造波用タンク6及び揚水作動室5
内へ流入し、その水位Aは造波プール9の水位N.W.L.と
等しくなる。
次いで、仕切弁7を開いた状態にして、放水口ゲート
8と空気抜きバルブ4を閉じた上、バルブ3を開くと、
アキュムレータ2内へ貯えられた圧縮空気が揚水作動室
5の上部へ入って同揚水作動室5内の水を押し下げて水
位をBまで下げ、押し下げられた水は短時間に造波用タ
ンク6内へ入って、同タンク6内の水位Cは、造波るプ
ール9の水位N.W.LよりHだけ高くなる。
この状態で、仕切弁7を閉じた上、放水口ゲート8を
開くと、高水位の造波用タンク5内の水は瞬時に造波プ
ール9内へ入って、波高の大きい波を発生させる。
以上の造波のための操作は、前記のように短時間に行
なわれると共に、アキュムレータ2内には、圧縮空気が
貯えられているために、繰り返して造波を行なうことが
でき、従って、短い時間間隔で繰り返して大きい波高の
造波を行なうことができる。
また、コンプレッサ1によるアキュムレータ2への圧
縮空気の貯蔵は、造波プール9の深夜の休止時等に時間
をかけて行なうことができるために、コンプレッサ1を
小容量とすることができると共に電力料金が低減する。
更に、造波用タンク6内の水位を利用して造波が行なわ
れるため、前記の従来のフラップ方式、ピストン方式及
びプランジャー方式等の直接水を移動させる造波装置に
比して、その使用電力を低減させることができる。
なお、本実施例におけるアキュムレータ2の容量は、
必要な造波回数に応じて決定される。また、造波を繰り
返すに従って、アキュムレータ2内の空気圧力は次第に
減小するが、空気圧力の減小に伴って、揚水作動室5へ
アキュムレータ2から空気を供給する時間を増加するよ
うにすることによって、必要な水位を造波用タンク6内
へ確保することができる。
〔発明の効果〕
本発明は次の効果を奏することができる。
(1) 造波用タンク内の水位を上げ、これを利用して
造波を行なっており、高い波高の波が得られる。
(2) アキュムレータに貯えられた圧縮空気を用いて
おり、造波を短い間隔で、かつ繰り返して行なうことが
できる。
(3) アキュムレータへの圧縮空気の貯蔵は、時間を
かけて行なうことができ、コンプレッサを小容量のもの
とし、設備費を低くすることができると共に、使用電力
を少くすることができる。
(4) 造波用タンク内の水位を利用して造波を行って
いるために、従来の直接水を移動させるフラップ方式、
ピストン方式及びプランジャー方式等の造波装置に比し
て、使用電力を少くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る造波装置の断面図、第
2図ないし第6図は、それぞれ従来の造波装置を示す説
明図である。 1……コンプレッサ、2……アキュムレータ、 3……バルブ、4……空気抜きバルブ、 5……揚水作動室、6……造波用タンク、 7……仕切弁、8……放水口ゲート、 9……造波プール、10……通路、 11……配管。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】造波を行なう水路部に連設され、前記水路
    部の水位より高い高さをもち、かつ、開閉可能な前記水
    路部への放水口ゲートをもつ造波用タンク、同造波用タ
    ンクの下部にその下部が連絡され、密閉された揚水作動
    室、前記造波用タンクと揚水作動室との間の連絡を開閉
    する仕切弁、前記揚水作動室の上部に連絡されたアキュ
    ムレータ、同アキュムレータへ圧縮空気を供給するコン
    プレッサ、前記アキュムレータと揚水作動室との間の連
    絡を開閉するバルブ、及び前記揚水作動室の上部に設け
    られた空気抜きバルブを備えたことを特徴とする造波装
    置。
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