JP5905292B2 - 圧電素子及び圧電素子の製造方法 - Google Patents

圧電素子及び圧電素子の製造方法 Download PDF

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Description

本明細書が開示する技術は、圧電素子に関する。
圧電素子は、セラミックス基板と、そのセラミックス基板の表面に形成されている電極を有する。圧電素子のセラミックス基板に外力を加えると、セラミックス基板が歪み、電極に電圧が発生する(圧電効果)。また、圧電素子の電極に電圧を印加すると、セラミックス基板に電界が印加され、セラミックス基板が歪む(逆圧電効果)。なお、特許文献1には、複数の内部電極を有する圧電素子が開示されている。
特開2005−72325号公報
上述した圧電効果または逆圧電効果を得ようとする際には、セラミックス基板の表面に形成されている電極の剛性によって、セラミックス基板の歪みが阻害される。これによって、セラミックス基板の歪み量が少なくなり、圧電素子が歪み難くなるという問題が生じる。例えば、圧電効果を得ようとする場合には、圧電素子が歪み難いと、圧電素子に印加される力に対して発生する電圧が小さくなる。また、逆圧電効果を得ようとする場合には、圧電素子が歪み難いと、圧電素子に印加される電圧に対して発生する歪み量が小さくなる。したがって、本明細書では、セラミックス基板の歪みを阻害し難い電極を有する圧電素子を提供する。
本明細書が開示する圧電素子は、表面に溝が形成されているセラミックス基板と、前記セラミックス基板の前記表面に形成されており、前記溝を跨いで伸びる電極を有する。前記溝の底面とその溝を跨いでいる部分の前記電極との間には、空孔が形成されている。
この圧電素子では、溝の底面と電極との間に空孔が形成されている。すなわち、電極が、溝の底面においてセラミックス基板に接触していない。このセラミックス基板に接触していない部分の電極は、セラミックス基板に接触している部分の電極よりもフレキシブルに変形することができる。このため、電極によってセラミックス基板の歪みが阻害され難い。したがって、この圧電素子は、歪み易い。
また、本明細書は、新たな圧電素子の製造方法を提供する。この製造方法は、溝が形成されているセラミックス基板の表面に溝を跨いで伸びる電極を形成する工程と、セラミックス基板を加熱することによって溝の底面から電極を剥離させる工程を有する。
この製造方法によれば、溝を跨いで伸びる部分がセラミックス基板に接触していない電極を有する圧電素子を製造することができる。
実施例の圧電素子10の縦断面図。 電極14とセラミックス基板12の境界部分の拡大断面図。 図2に対応する断面の電子顕微鏡写真。 セラミックス基板12の上面12aの電子顕微鏡写真。 圧電素子10の製造方法を示すフローチャート。 比較例の圧電素子の電極14とセラミックス基板12の境界部分の拡大断面図。 図6に対応する断面の電子顕微鏡写真。 各圧電素子の評価結果を示す表。 変形例の圧電素子の電極14とセラミックス基盤12の境界部分の断面の電子顕微鏡写真。
最初に、以下に説明する実施例の特徴を列記する。なお、ここに列記する特徴は、何れも独立して有効なものである。
(特徴1) 電極の内部に、溝の底部の空孔よりも小さい微細空孔が形成されている。
特徴1によれば、電極全体がよりフレキシブルに変形することができる。この構成によれば、より歪み易い圧電素子が得られる。
(特徴2) 溝を跨いでいる部分の電極内における微細空孔の体積比率が、溝を跨いでいない部分の電極内における微細空孔の体積比率よりも高い。
特徴2によれば、溝を跨いでいる部分の電極がよりフレキシブルに変形することができる。この構成によれば、より歪み易い圧電素子が得られる。
(特徴3) 電極の厚みが、50nm以上であり、500nm以下である。
特徴3によれば、電極の厚みが十分に薄いため、電極がよりフレキシブルに変形することができる。この構成によれば、より歪み易い圧電素子が得られる。
(特徴4) 空孔が形成される溝が、セラミックス基板を焼成する際に、焼成面に形成される溝である。
特徴4の溝は、セラミックス基板を焼成する際に、セラミックス基板の焼成面に自然に形成される。この溝を用いれば、容易に空孔を形成することができる。
(特徴5) 溝が、セラミックス基板の表面に現れている結晶粒の境界に沿って形成されている。
(特徴6) また、本明細書は、上記の圧電素子を備え、そのd31方向の歪みを利用するアクチュエータを開示する。
(特徴) セラミックス基板の前記表面に対して反対側の表面である裏面に、溝が形成されている。裏面に形成されており、裏面の溝を跨いで伸びる電極をさらに有する。裏面の溝の底面とその溝を跨いでいる部分の電極との間に、空孔が形成されている。
特徴5によれば、セラミックス基板が一対の電極に挟まれる。一対の電極の両方がフレキシブルに変形することができるので、この構成によれば、より歪み易い圧電素子が得られる。
(特徴) 一対の電極が向かい合う方向が、セラミックス基板の厚み方向である。すなわち、一対の電極は、セラミックス基板に印加される電界のうちの最も高い電界を発生させる電極である。例えば、d33方向の歪みを利用する圧電素子は、複数の内部電極を備えている場合がある。このような圧電素子の端面には、内部電極を互いに接続するための電極(配線)が形成されている。上述した一対の電極は、d33方向の歪みを利用する圧電素子の端面に形成されている電極とは異なる。
(特徴) 溝の底面と電極との間の空孔は、溝に沿って伸びている。
図1に示すように、実施例の圧電素子10は、セラミックス基板12と、電極14と、電極16を備えている。電極14は、セラミックス基板12の上面12aに形成されている。電極16は、セラミックス基板12の下面12bに形成されている。セラミックス基板12は、圧電体により構成されている。なお、以下では、セラミックス基板12の厚み方向をZ方向といい、Z方向に直交する一方向(セラミックス基板12の上面に沿った方向)をX方向といい、X方向及びZ方向の両方に対して直交する方向をY方向という場合がある。なお、圧電素子10に対しては、電極14から電極16に向かう方向の電界によって分極処理が施されている。
電極14と電極16の間に電極14が高電位となる電圧を印加すると、セラミックス基板12に対してZ方向に電界が印加される。すると、セラミックス基板12が、矢印100に示すようにZ方向に膨張するとともに、矢印102に示すようにX方向及びY方向に収縮する。圧電素子10は、X方向の歪みを利用したアクチュエータとして使用される。すなわち、圧電素子10は、セラミックス基板12に印加される電界の方向(すなわち、Z方向)と、アクチュエータの駆動に用いられる歪みの方向(すなわち、X方向)とが略直交するd31方向の歪みを利用した圧電素子である。
図2は、圧電素子10の縦断面図であり、セラミックス基板12と電極14との境界面を拡大して示している。また、図3は、図2に対応する領域の圧電素子10の電子顕微鏡写真を示している。図2、3に示すように、セラミックス基板12の上面12aには、多数の溝20が形成されている。図4は、セラミックス基板12の上面12aの電子顕微鏡写真を示している。セラミックス基板12中には多数の結晶粒22が存在しており、図4に示すように、セラミックス基板12の上面12aには結晶粒22が現れている。溝20は、セラミックス基板12の上面12aに現れている結晶粒22の境界(結晶粒界)に沿って形成されている。溝20は、セラミックス基板12を焼成する過程において、その焼成面に形成される。
図2、3に示すように、電極14は、セラミックス基板12の上面12aの凹凸に沿って形成されている。但し、電極14は、溝20の底面に接触していない。なお、ここでは、溝20の底面とは、溝20の最深部の表面を意味する。電極14と溝20の底面の間には空孔30が形成されている。空孔30は、溝20に沿って伸びている。各空孔30の幅(セラミックス基板12の上面12aに平行な方向の幅(図2ではX方向の寸法))は260nm〜500nm程度であり、その平均値は約330nmである。また、各空孔30の深さ(Z方向の寸法)は約54nm〜110nm程度であり、その平均値は約80nmである。また、電極14の厚みは、100nm〜370nm程度である。
電極14の内部には、多数の微細空孔40が形成されている。微細空孔40は、直径が20nm〜80nm程度の空孔である。微細空孔40の体積は、溝20の底面に形成されている空孔30の体積よりも遥かに小さい。なお、微細空孔40のサイズは、位置によって異なる。溝20を跨いでいる部分の電極14(すなわち、空孔30の上部の電極14)の内部の微細空孔40の直径は、30〜80nm程度であり、その平均値は約45nmである。これに対し、溝20を跨いでいない部分の電極14(セラミックス基板12に接している部分の電極14)の内部の微細空孔40の直径は、20〜60nm程度であり、その平均値は約35nmである。すなわち、微細空孔40の直径の平均値は、溝20を跨いでいる部分の電極14の方が、溝20を跨いでいない部分の電極14よりも大きい。また、電極14内における微細空孔40の体積比率も、溝20を跨いでいる部分の方が、溝20を跨いでいない部分よりも大きい。溝20を跨いでいる部分の電極14の内部の微細空孔40の体積比率は約8%である。これに対し、溝20を跨いでいない部分の電極14の内部の微細空孔40の体積比率は約4%である。
セラミックス基板12の下面12b側の電極16は、上面12a側の電極14と略同様に形成されている。すなわち、セラミックス基板12の下面12bにも多数の溝20が形成されており、電極16は下面12bの溝20を跨ぐように形成されている。下面12bの溝20の底面と電極16の間には、空孔30が形成されている。また、電極16の内部には、微細空孔40が形成されている。電極16の内部の微細空孔40は、電極16と溝20の底面との間の空孔30よりも遥かに小さい。微細空孔40のサイズ、及び、体積比率は、溝20を跨いでいる部分の電極16の方が、溝20を跨いでいない部分の電極16よりも大きい。
次に、圧電素子10の製造方法を説明する。図5は、圧電素子10の製造方法を示すフローチャートである。最初に、ステップS2において、圧電体を主原料とするグリーンシートが板状に成形される。ここでは、グリーンシートの表面は略平坦に形成される。ステップS4では、グリーンシートが加熱される。これによって、グリーンシートが脱媒及び焼成されて、セラミックス基板12が得られる。焼成中に、セラミックス基板12が多結晶化し、セラミックス基板12中に結晶粒が形成される。これによって、セラミックス基板12の表面に溝20が形成される。この時のセラミックス基板12の表面粗さは、Raで0.01〜0.1umとなる。
ステップS6では、セラミックス基板12の上面12a及び下面12bに、Auレジネートが均一に塗布される。本実施例では、スクリーン印刷、あるいはスピンコート法によりAuレジネートが塗布される。その後の乾燥により有機溶剤が揮発し、Auレジネートの乾燥膜が形成される。なお、Auレジネートは、有機溶剤に溶解したAu(金)の有機金属化合物からなるペーストである。また、Auレジネートには、後述するAu膜がセラミックス基板12に対して好適に固着するように、微量のガラス成分が添加されている。なお、本実施例ではAuレジネートを使用した例について説明するが、有機金属化合物としてPt(白金)やCu(銅)を含有するレジネートを使用してもよい。
ステップS8では、ベルト焼成炉を用いて、セラミックス基板12を加熱する。ベルト焼成炉は、セラミックス基板12が炉内を通過するように構成された焼成炉である。セラミックス基板12が炉内を移動する際に、所定の温度プロファイルでセラミックス基板12が加熱される。ベルト焼成炉内の最高温度は、約600℃に設定されている。セラミックス基板12は、ベルト焼成炉に入ると昇温され、約600℃の温度に所定時間維持される。昇温中に、Auレジネート中の有機分が脱媒される。その後、セラミックス基板12が約600℃の最高温度となると、ガラスが溶融し、Auが焼結することで、セラミックス基板12の上面12a及び下面12bにAu膜が形成される。このAu膜が、電極14、16である。Auレジネート中の有機分を脱媒させることで、厚みが100〜370nm程度と薄く、内部に多数の微細空孔40を有する電極14、16を形成することができる。ベルト焼成炉で電極14、16が加熱されると、電極14、16は、以下のように変形すると考えられる。すなわち、電極14、16が加熱されると、上記の通り、電極14、16中の有機分が脱媒されて、電極14、16内に比較的大きい空孔40が多数形成される。その後、電極14、16が約600℃に加熱されると、電極14、16の内部でAu原子が焼結するため、電極14、16が収縮する。電極14、16が収縮するのに伴って、空孔40が小さくなるとともに、空孔40の数が減少する。また、電極14、16の収縮が進むと、電極14、16は厚みが薄くなる。この時、セラミックス基板12の溝20で囲まれた高い部分に向って電極14、16の焼結が進行するため、図2の矢印に示すように、溝20から遠ざかる方向に向かっても収縮が発生する。その結果、溝20内の電極14、16が溝20の底面から剥がれて、空孔30が形成される。また、このように電極14、16が収縮するため、溝20を跨いでいる部分の電極14、16内で、一旦小さくなった微細空孔40が拡大する。このため、溝20を跨いでいる部分の電極14、16内の微細空孔40の体積比率が高くなる。
ステップS10では、セラミックス基板12をダイシングして、複数の圧電素子10に分割する。このようにして、上述した圧電素子10が製造される。
次に、実施例の圧電素子の特性について、比較例1、2の圧電素子と比較しながら説明する。図6、7には、比較例1、2の圧電素子の縦断面が示されている(比較例1と比較例2では、圧電素子の断面構造は略等しい)。比較例1、2の圧電素子は、実施例の圧電素子と同様のセラミックス基板12に対して、スパッタリングによって電極14、16を形成したものである。なお、電極14、16は、セラミックス基板12上に形成されたNi−Cr膜(ニッケルとクロムの合金の膜)と、Ni−Cr膜上に形成されたAu膜とによって構成されている。また、比較例1の圧電素子は、略常温でスパッタリングを行って電極14、16を形成したものであり、比較例2の圧電素子は、セラミックス基板12を約230℃に加熱しながらスパッタリングを行って電極14、16を形成したものである。スパッタリングによれば、図6、7に示すように、溝20内を含むセラミックス基板12の表面全体に密着する電極14、16が形成される。すなわち、比較例1、2の圧電素子10には、溝20内に空孔30が形成されていない。また、スパッタリングによれば、緻密な電極14、16が形成される。すなわち、比較例1、2の圧電素子10の電極14、16内には、微細空孔40が形成されていない。
図8は、実施例の圧電素子と、比較例1、2の圧電素子について、c軸ドメイン配向率と歪み量について評価した結果を示している。ここでは、製造後に250℃の高温エージング試験を行い、その後に分極処理を施したサンプルと、製造後に高温エージング試験を行わないで分極処理を施したサンプルについて評価した。なお、図8のc軸ドメイン配向率は、各圧電素子のセラミックス基板12に対してX線回折を行うことで結晶のc軸の回折強度Icと結晶のa軸の回折強度Iaをそれぞれ測定し、Ic/(Ia+Ic)の数式により算出した値である。c軸ドメイン配向率が高いことは、セラミックス基板12中に、c軸が電界の印加方向に沿っている結晶が多く存在していることを示す。したがって、c軸ドメイン配向率が高いことは、セラミックス基板12中の結晶のドメイン回転が起こり難く、電界を印加したときにセラミックス基板12が歪もうとする量が小さいことを意味する。c軸ドメイン配向率は、セラミックス素子中に生じている圧縮応力が大きいと、大きくなることが分かっている。なお、c軸ドメイン配向率は、セラミックス基板12のみの特性を表している。各圧電素子の実際の歪み易さは、セラミックス基板12のみならず、電極14、16の構造によっても変化する。また、図8の歪み量は、各圧電素子の電極14、16間に所定の電圧を印加し、X方向の歪み量(寸法の変化量)を検出することで測定した。図8の歪み量は、圧電素子の歪み易さを示す値である。
最初に、高温エージング試験未実施の各圧電素子の特性について説明する。図8に示すように、高温エージング試験未実施のサンプルのc軸ドメイン配向率は実施例の圧電素子の方が比較例1の圧電素子よりも遥かに高いにもかかわらず、高温エージング試験未実施のサンプルの歪み量は実施例の圧電素子の方が比較例1の圧電素子よりも高い。すなわち、高温エージング試験未実施のサンプルにおいて、セラミックス基板12は実施例の圧電素子の方が比較例1の圧電素子よりも歪もうとする量が小さいにもかかわらず、実際の歪み量は実施例の圧電素子の方が比較例1の圧電素子よりも高くなっている。これは、電極構造の違いによるものと考えられる。すなわち、比較例1の圧電素子では、電極14、16がセラミックス基板12に密着しているとともに、電極14、16が緻密である。このため、電極14、16によってセラミックス基板12の歪みが阻害される。これに対し、実施例の圧電素子では、電極14、16に空孔30及び微細空孔40が形成されているため電極14、16がセラミックス基板12の歪みに合わせて伸縮し易い。したがって、実施例の圧電素子では、歪み量が大きくなる。なお、高温エージング試験実施済の比較例2の圧電素子は、c軸ドメイン配向率が実施例の圧電素子よりも若干高い程度であるにもかかわらず、歪み量は実施例の圧電素子よりもかなり小さい。これも、電極構造の違いによるものと考えられる(すなわち、比較例2の圧電素子の電極14、16は緻密である)。
また、高温エージング試験未実施のサンプルのc軸ドメイン配向率は、実施例の圧電素子と比較例2の圧電素子において高い。これは、実施例と比較例2の圧電素子の製造工程において、電極14、16を形成する時に、セラミックス基板12が加熱されるためであると考えられる。すなわち、製造工程において電極14、16を形成する時に、セラミックス基板12に熱が加えられると、セラミックス基板は熱膨張する。熱膨張した状態のセラミックス基板12に対して、電極14、16が固着し、セラミックス基板12と電極14、16が一体化する。その後、常温まで冷却されると、電極14、16とセラミックス基板20は共に収縮する。金属材料である電極14、16はセラミックス基板12よりも熱膨張率が大きいので、電極14、16の収縮量は、セラミックス基板12の収縮量よりも大きくなる。したがって、電極14、16とセラミックス基板12が固着した温度から、圧電素子を常温まで冷却すると、セラミックス基板12に圧縮応力が生じる。このため、実施例と比較例2の圧電素子は、分極処理前のc軸ドメイン配向率が大きくなると考えられる。なお、製造工程において、実施例の圧電素子の電極14、16が曝される温度は約600℃である。これに対して、比較例2の圧電素子の電極14、16が曝される温度は、約230℃であり、実施例よりも低い。しかしながら、c軸ドメイン配向率は、実施例の圧電素子の方が、比較例2の圧電素子よりも低い。これは、実施例の圧電素子の製造工程において、電極14、16がセラミックス基板12の溝20の底面から剥離すること、及び、電極14、16中に微細空孔40が形成されることによって、セラミックス基板12に生じる圧縮応力が抑制されるためであると考えられる。また、高温エージング試験未実施の比較例1の圧電素子は、c軸ドメイン配向率が極端に低い。これは、比較例1の圧電素子の電極14、16は製造工程においてセラミックス基板12が加熱されていないため、上述した熱膨張差によるセラミックス基板12への圧縮応力が生じないためであると考えられる。
次に、高温エージング試験による各圧電素子の特性の変化について説明する。比較例1の圧電素子のc軸ドメイン配向率は、高温エージング試験実施済のサンプルの方が高温エージング試験未実施のサンプルよりもかなり大きい。これは、比較例1の圧電素子の電極14、16は製造工程において高温に曝されていないため、高温エージング試験中に電極14、16の中のAu原子が細密状態になるように、大きな原子の再配列が生じ、電極14、16が収縮するためであると考えられる。すなわち、高温エージング試験中に電極14、16が収縮することでセラミックス基板12中に圧縮応力が生じ、c軸ドメイン配向率が上昇する。なお、比較例1の圧電素子では、電極14、16の全体がセラミックス基板12対して密着しているので、図6の矢印に示すように、電極14、16の全体がその中心に向かって収縮する。また、電極14、16中に微細空孔が形成されていないので、電極14、16の収縮による力がセラミックス基板12に直に伝わる。このため、セラミックス基板12に極めて高い圧縮応力が加わることになる。その結果、高温エージング試験によって、比較例1の圧電素子のc軸ドメイン配向率が大きく上昇する。
比較例2の圧電素子のc軸ドメイン配向率も、比較例1ほどではないが、高温エージング試験実施済のサンプルの方が高温エージング試験未実施のサンプルよりも大きい。製造工程において230℃の熱処理を受けた比較例2の電極14、16も、高温エージング試験においてAu原子が細密状態になるように、原子の再配列が生じ、ある程度収縮すると考えられる。
これに対し、実施例の圧電素子では、高温エージング試験未実施のサンプルと高温エージング試験実施済のサンプルとの間でc軸ドメイン配向率が略等しい。これは、実施例の電極14、16中の空孔30及び微細空孔40の作用によるものと考えられる。すなわち、実施例の圧電素子では、空孔30が形成されていることで溝20の底部において電極14、16がセラミックス基板12に接触していない。このため、図2の矢印に示すように、溝20によって囲まれた区域内において電極14、16が収縮し、溝20を跨ぐような収縮が生じ難い。また、電極14、16中に微細空孔40が形成されているので、電極14、16がある程度変形し易くなっている。さらに、溝20を跨いでいる部分の電極14、16は、セラミックス基板12に接触しておらす、かつ、微細空孔40の体積比率が高いため、よりフレキシブルに変形することができる。このため、電極14、16がAu原子の再配列によって収縮しても、セラミックス基板12に圧縮応力が作用し難いと考えられる。さらに、実施例の電極14、16は、製造工程において600℃の温度に曝されている。このため、高温エージング試験中に、Au原子の再配列による電極14、16の収縮量が比較例1、2よりも小さいと考えられる。これによっても、セラミックス基板12に圧縮応力が作用し難くなっていると考えられる。以上に説明したように、実施例の圧電素子では、高温エージング試験においてc軸ドメイン配向率がほとんど変化しない。このため、高温エージング試験実施済のサンプルにおいては、実施例の圧電素子のc軸ドメイン配向率が最も低くなる。
以上のように比較例1、2の圧電素子では、高温エージング試験によってc軸ドメイン配向率が上昇するので、高温エージング試験によって歪み量が低下する。これに対し、実施例の圧電素子では、高温エージング試験によってc軸ドメイン配向率がほとんど変化しないので、高温エージング試験によって歪み量がほとんど変化しない。このように、実施例の圧電素子は、製造後に高温に曝されたとしても特性がほとんど変化しない。実施例の圧電素子は、温度に対して極めて安定している。このため、高温エージング試験実施済のサンプルでは、実施例の圧電素子の歪み量は、比較例1、2の圧電素子の歪み量よりも明らかに高くなる。
以上に説明したように、実施例の圧電素子は、溝20の底部と電極14、16との間に空孔30が形成されているため、空孔30の上部の電極14、16がフレキシブルに変形することができる。また、電極14、16内に多数の微細空孔40が形成されているので、電極14、16の全体がフレキシブルに変形することができる。また、溝20を跨いでいる部分の電極14、16で微細空孔40の体積比率が高くなっているので、その部分の電極14、16が特にフレキシブルに変形できるようになっている。したがって、電極14、16がセラミックス基板12の歪みを阻害し難い。このため、この圧電素子は歪み量が高い。さらに、電極14、16がフレキシブルに変形できるので、熱によって電極14、16に収縮が生じても、セラミックス基板12に圧縮応力が生じ難い。したがって、実施例の圧電素子は、高温に曝されても歪み量が低下し難い。さらに、実施例の圧電素子の電極14、16は製造工程において高温に曝されているので、その後に高温に曝されても収縮し難い。これによっても、実施例の圧電素子は、高温に曝されたときに歪み量が低下し難くなっている。
また、実施例の製造方法では、電極14、16を高温に曝すと、電極14、16が収縮して、電極14、16が溝20の底面から剥離する。したがって、製造工程において電極14、16を高温に曝すにもかかわらず(すなわち、電極14、16が収縮するにもかかわらず)、セラミックス基板12に高い圧縮応力が生じない。したがって、この製造方法によれば、歪み量が高く、かつ、高温に曝しても特性が変化し難い圧電素子を製造することができる。
なお、空孔30及び微細空孔40は、必ずしも電極14、16の全体に形成されている必要はない。電極14、16に部分的に空孔30及び微細空孔40が形成されていても、その部分において上述した効果を得ることができる。
また、図5のステップ2において、表面粗化処理したキャリアテープ上で、グリーンシート成形することで、キャリアテープ表面状態をグリーンシートへ転写してもよい。その後、実施例1と同様に各製造工程を実施することで、図9に示すように、表面が粗化されたセラミックス基板12を有する圧電素子を製造することができる。なお、図9のセラミックス基板12の表面粗さはRaで0.1〜1.0um程度である。図9の構成でも、結晶粒界の溝20に沿って空孔30が形成されている。
また、上述した実施例の製造方法では、焼成面の溝20(すなわち、結晶粒界に沿って伸びる溝20)内に空孔30が形成された。しかしながら、空孔30を形成するための溝を加工によって形成してもよい。例えば、図5のステップ4の後に、機械加工(研磨や切削等)によってセラミックス基板12の表面に微小な溝を形成してもよい。その後、ステップS6、S8を実施例と同様に実施すれば、機械加工によって形成された溝内に空孔30が形成される。また、図5のステップ2において、グリーンシートの表面に成形型を押し当てて溝を形成してもよい。溝が形成されたグリーンシートを焼成することで、表面に溝を有するセラミックス基板12が得られる。その後、ステップS6、S8を実施例と同様に実施すれば、成形型によって形成された溝内に空孔30が形成される。
また、上述した実施例では電極14、16の厚みが100nm〜370nmである場合について説明した。電極14、16がこの程度の厚みであれば、セラミックス基板12内での圧縮応力を効果的に抑制することができる。なお、電極14、16の厚みが50nm〜500nmであれば、セラミックス基板12に対して圧縮応力が生じることを抑制することができる。
また、上述した実施例のステップS8では、セラミックス基板を約600℃の温度で熱処理した。しかしながら、他の温度で熱処理を行ってもよい。但し、熱処理温度が750℃を超えると、電極の収縮によって、溝を跨いでいる部分の電極が破断する場合がある。また、熱処理温度が550℃より低いと、電極とセラミックス基板との接続強度が弱くなる場合がある。したがって、熱処理温度は、550℃以上であり、750℃以下であることが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:圧電素子
12:セラミックス基板
14:電極
16:電極
20:溝
22:結晶粒
30:空孔
40:微細空孔

Claims (6)

  1. 圧電素子であって、
    表面に溝が形成されているセラミックス基板と、
    前記セラミックス基板の前記表面に形成されており、前記溝を跨いで伸びる電極、
    を有しており、
    前記溝の底面とその溝を跨いでいる部分の前記電極との間に、空孔が形成されており、
    前記電極の内部に、前記空孔よりも小さい微細空孔が形成されており、
    前記溝を跨いでいる部分の前記電極内における前記微細空孔の体積比率が、前記溝を跨いでいない部分の前記電極内における前記微細空孔の体積比率よりも高いことを特徴とする圧電素子。
  2. 前記電極の厚みが、50nm以上であり、500nm以下である請求項1の圧電素子。
  3. 前記溝が、前記セラミックス基板を焼成する際に、焼成面に形成される溝である請求項1又は2の圧電素子。
  4. 前記溝が、前記セラミックス基板の表面に現れている結晶粒の境界に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項の圧電素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項の圧電素子を備え、そのd31方向の歪みを利用するアクチュエータ。
  6. 前記セラミックス基板の前記表面に対して反対側の表面である裏面に、溝が形成されており、
    前記裏面に形成されており、前記裏面の溝を跨いで伸びる電極をさらに有し、
    前記裏面の溝の底面とその溝を跨いでいる部分の前記電極との間に、空孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項の圧電素子。
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