JP5904981B2 - パターン形成方法、磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録媒体 - Google Patents

パターン形成方法、磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録媒体 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、パターンの形成方法、及び磁気記録媒体の製造方法に関する。
例えばハードディスク媒体、反射防止膜、触媒、マイクロチップ、光学デバイス,及び半導体のコンタクトホール形成技術等の技術分野で表面の微細なパターンの凹凸加工が行われている。
磁気記録装置の記録密度増加に伴い、高記録密度を達成するための磁気記録媒体として、パターンド媒体(パターンドメディア、BPM(Bit Patterned Media))が提案されている。ハードディスク媒体の記録層表面を微細な凹凸状に加工することにより、パターンド媒体を得ることができる。パターンド媒体において、凹凸パターンをいかにして作製するかは重要な問題である。周期的な凹凸を作製するために自己組織化的なプロセスを使用することができることが知られている。
ジブロックコポリマーを用いた自己組織化リソグラフィーは、ジブロックコポリマーに熱アニールを行うことにより形成されるミクロ相分離構造(ラメラ、シリンダー、スフィア構造など)を利用して、安価に数nmから数10nmの微細パターンを作製できる方法である。より高密度な記録を行うために、さらなる微細パターンの形成が望まれている。
特開2004−303870号公報
NANO LETTER 2012,12,264−268 NINTN athanael L.Y.Wu他
本発明の実施形態は、自己組織化膜を使用して密度の高い微細パターンを形成することを目的とする。
実施形態によれば、被加工層上に、互いにポリマー相と、該第1の
島状ポリマー相を取り囲む連続した第1の海状ポリマー相とを含む第1の海島相を形成し

該第1の島状ポリマー相をマスクとして該第1の海状ポリマー相のエッチングを行い、
該被加工層に第1の凸パターンを形成する工程、
該第1の凸パターン、及び該第1の凸パターン上に設けられた第1の島状ポリマー相を
有する被加工層上に、第2のジブロックコポリマー層を形成し、
該第2のジブロックコポリマー層を相分離させて、該第1の島状ポリマー相とは異なる
位置に配置された第2の島状ポリマー相と該第2の島状ポリマー相を取り囲む連続した第
2の海状ポリマー相とを含む第2の海島相を形成し、
該第2の島状ポリマー相をマスクとして該第2の海状ポリマー相のエッチングを行い、
該第1の凸パターンが形成された被加工層に第2の凸パターンをさらに形成し、該第1の
凸パターン密度より高い密度を有する高密度パターンを形成する工程、及び
前記第1の凸パターン、及び前記第2の凸パターン有する被加工層上に、第3のジブロ
ックコポリマー層を形成し、該第3のジブロックコポリマー層を相分離せしめ、該第1の
凸パターン及び該第2の凸パターンとは異なる位置に配置された第3の島状ポリマー相と
該第3の島状ポリマー相を取り囲む連続した第3の海状ポリマー相とを含む第3の海島相
を形成し、
該第3の島状ポリマー相をマスクとして該第3の海状ポリマー相のエッチングを行い、
該第1の凸パターン及び該第2の凸パターンが形成された被加工層上に第3の凸パターン
を形成し、前記高密度パターンの密度をさらに高くする工程を具備することを特
徴とするパターン形成方法が提供される。
実施形態に係るパターン形成方法の一例を表す概略図である。 実施形態に使用される第1の凸パターンと第2の凸パターンの配置を説明する図である。 実施形態に使用される凸パターンの配置を説明するための模式図である。 実施形態に使用される凸パターンの配置を説明するための模式図である。 比較の試料のジブロックコポリマーガイドの配列パターンの例を表す模式図である。 実施形態に係るパターン形成方法の他の例を説明するための模式図である。 実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法を説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に、実施形態に係るパターン形成方法の一例を表す概略図を示す。
図示するように、実施形態に係るパターンの形成方法では、図1(a)に示すように、基板1上に、任意に、基板表面エネルギーを調整するための表面層2を形成する。今回は表面エネルギーを制御するため、高分子を使用した表面エネルギー相を形成したが、低分子のSAM膜を使用する方法や、金属や半導体などを基板表面にイオン注入する方法など、基板の表面エネルギーを制御できる方法であれば手法や材料は問わない。
次に、図1(b)に示すように、ポリマー鎖A、及びポリマー鎖Aとは異なるポリマー鎖Bを有する第1のジブロックコポリマーを含む塗布液を調製し、表面層2上に塗布、乾燥し、第1のジブロックコポリマー層3を形成する。その後、得られた第1のジブロックコポリマー層を、熱アニールまたはジブロックコポリマーと両ポリマーまたはどちらか一方とのみ相溶性を有する溶媒を用いた溶媒アニールに供することにより、ポリマー鎖AとポリマーBとを相分離せしめる。これにより、第1のジブロックコポリマー層3中に、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの一方により形成される島状ポリマー層4aと島状ポリマー層4aを取り囲む連続した、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの他方により形成され、海状ポリマー相5aからなる海島相が形成される。また、最表面にはポリマー鎖Aまたはポリマー鎖Bのどちらかエネルギーの小さいポリマー鎖からなる最表面相17が形成される。なお、最表面に形成される最表面相が海島相の海状ポリマー相と同一ポリマーの場合、最表面相と連続な海状ポリマー相とが同一な相となることがある。
続いて、図1(c)に示すように、最表面相17海状ポリマー相5aをエッチング除去し、基板1上に、エッチングにより変質した島状ポリマー相4bと海状ポリマー相5bからなる第1の凸パターン6を形成する。
さらに、図1(d)に示すように、ポリマー鎖Aとポリマー鎖Bからなり、第1のジブロックコポリマーと同様の材料からなる第2のジブロックコポリマーを用いて塗布液を調製し、第1の凸パターン6上に塗布、乾燥し、第2のジブロックコポリマー層7を形成する。
図示するように、得られた第2のジブロックコポリマー層7を、熱アニールまたは溶媒アニールにより、ポリマー鎖Aとポリマー鎖Bとを相分離せしめる。これにより、第2のジブロックコポリマー層7中に、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの一方により形成される、同形状、同ピッチを有する島状ポリマー層8aと、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの他方により形成され、島状ポリマー層8aを取り囲む連続した海状ポリマー相9aからなる海島相が形成され、最表面にはエネルギーの小さいポリマー鎖からなる最表面相17が形成される。
続いて、図1(e)に示すように、最表面相17および海状ポリマー相9aをエッチング除去し、基板1上に、エッチングにより変質した島状ポリマー相8bと海状ポリマー相9bからなる第2の凸パターン11を形成する。第1の凸パターン6と第2の凸パターン11とを合わせた高密度パターン12の密度は、第1の凸パターン6の密度の2倍となる。
さらに、必要に応じて、図1(f)に示すように、第2の凸パターン11上に、ポリマー鎖Aとポリマー鎖Bからなり、第1のジブロックコポリマーと同様の材料からなる第3のジブロックコポリマーを用いて塗布液を調製し、第2の凸パターン11上に塗布、乾燥し、第3のジブロックコポリマー層13を形成することができる。
図示するように、得られた第3のジブロックコポリマー層13を、熱アニールまたは溶媒アニールにより、ポリマー鎖Aとポリマー鎖Bとを相分離せしめる。これにより、第3のジブロックコポリマー層13中に、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの一方により形成される、同形状、同ピッチを有する島状ポリマー層14aと、ポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの他方により形成され、第1および第2のジブロックコポリマーと同形状、同ピッチを有し、島状ポリマー層14aを取り囲む連続した海状ポリマー相15aからなる海島相が形成され最表面にはエネルギーの小さいポリマー鎖からなる最表面相17が形成される。
最表面相17および海状ポリマー相15をエッチング除去し、基板1上に、エッチングにより変質した島状ポリマー相14bと海状ポリマー相15bからなる第3の凸パターン16を形成する。第1の凸パターン6と第2の凸パターン11と第3の凸パターン16とを合わせた高密度パターン12の密度は、第1の凸パターン6の密度の3倍となる。
実施形態によれば、塗布工程およびエッチング工程を3回繰り返すことにより、最終的に得られる凸パターンとして、一層のジブロックコポリマーで形成される凸パターンの密度の3倍の密度を有する高密度パターン12を形成することができる。
相分離工程には、真空中または不活性ガス雰囲気中で加熱する熱アニールや、溶媒雰囲気中に留置する溶媒アニールがある。溶媒アニールでは、ジブロックコポリマーのガラス転移温度を相分離させるプロセス温度以下にする必要があり、一般的にはジブロックコポリマーを構成するポリマー鎖Aおよびポリマー鎖Bの両高分子に親和性があり、溶解させる溶媒を選択することができる。ただし、ポリジメチルシロキサンを含むジブロックコポリマーのように、ポリマー鎖Aおよびポリマー鎖Bのいずれか一方のガラス転移温度が相分離を引き起こすプロセス温度より十分に低い高分子を使用する場合や、ポリマー鎖Aおよびポリマー鎖Bのいずれかの高分子の分子量が極端に小さい場合には、ポリマー鎖Aまたはポリマー鎖Bのいずれか一方とのみ親和性のある溶媒を使用することができる。いずれか一方のみ溶解する溶媒を使用する場合には、見かけ上ポリマー鎖Aとポリマー鎖Bとの相互作用パラメータ(χ)が大きくなり、熱アニールより狭小な相分離構造を得ることができる。
ジブロックコポリマーとして、ポリスチレン−ポリジメチルシロキサン(PS−PDMS)を使用することができる。
骨格にケイ素(Si)を含有するPDMSを用いることで、マスク耐性を向上させることができる。また、PDMSのガラス転移温度は分子量にもよるが、分子量3,000程度の場合、−127℃と低いため、溶媒アニールを行う場合、PSのみ溶解する溶媒を選択することができる。
また、ジブロックコポリマーで形成される各凸パターンをハードマスクに転写後、ジブロックコポリマー塗布膜を形成、エッチングを行うことで、基板上に形成されていた凸パターンの形状の変化を少なくすることができる。
ハードマスクにはカーボンとシリコンの積層マスクを使用することができる。特にジブロックコポリマーとして連続した海状ポリマー相がPSとなるPS−PDMSを使用する場合、ハードマスクおよびジブロックコポリマーで形成される凸パターンの層構成が同一成分となるため、エッチングでのパターン転写の際、ドット形状の変化を小さくすることができる。
なお、ここでいう島状ポリマーの形状は、スフィア及びシリンダーを含む。シリンダーの場合、その中心軸が被加工層の面内方向に対しほぼ垂直であることが好ましい。
実施形態に係るパターン形成方法は、磁気記録媒体のパターニングに応用することができる。
実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法は、基板上に磁気記録層を形成する工程、磁気記録層上にマスク層を形成する工程、マスク層に、凸部パターンを形成する工程、凸部パターンを前記マスク層へ転写する工程、凸部パターンのマスク層を介して磁気記録層をエッチングする工程、及びマスク層を除去する工程を含む。
凸部パターンを形成する工程は、マスク層上に、互いに相溶しない2種類のポリマー鎖を有する第1のジブロックコポリマー層を形成し、第1のジブロックコポリマー層を相分離させて、第1の島状ポリマー相と、第1の島状ポリマー相を取り囲む連続した第1の海状ポリマー相とを含む第1の海島相を形成し、第1の島状ポリマー相をマスクとして第1の海状ポリマー相のエッチングを行い、被加工層に第1の凸パターンを形成する工程、第1の凸パターンを有する被加工層上に、第2のジブロックコポリマー層を形成し、第2のジブロックコポリマー層を相分離させて、第1の島状ポリマー相とは異なる位置に配置された第2の島状ポリマー相と第2の島状ポリマー相を取り囲む連続した第2の海状ポリマー相とを含む第2の海島相を形成し、第2の島状ポリマー相をマスクとして第2の海状ポリマー相のエッチングを行い、第1の凸パターンが形成された被加工層に第2の凸パターンをさらに形成し、第1の凸パターン密度より高い密度を有する高密度パターンを形成する工程を有する。
実施形態に係るパターン形成方法を磁気記録媒体のパターニングに応用することで、1Tbpsi以上の高密度な磁気記録媒体を作製することができる。
ミクロな相分離形状を発現するジブロックコポリマーとしては、例えば、ポリブタジエンーブロック−ポリジメチルシロキサン、ポリブタジエン−ブロック−ポリ4ビニルピリジン、ポリブタジエン−ブロック−ポリメチルメタクリレート、ポリブタジエン−ブロック−ポリ−t−ブチルメタクリレート、ポリブタジエン−ブロック−ポリ−t−ブチルアクリレート、ポリブタジエン−ブロック−ポリアクリル酸ナトリウム、ポリブタジエン−ブロック−ポリエチレンオキシド、ポリ−t−ブチルメタクリレート−ブロック−ポリ4ビニルピリジン、ポリエチレン−ブロック−ポリメチルメタクリレート、ポリ−t−ブチルメタクリレート−ブロック−ポリ2ビニルピリジン、ポリエチレン−ブロック−ポリ2ビニルピリジン、ポリエチレン−ブロック−ポリ4ビニルピリジン、ポリイソプレン−ブロック−ポリ2ビニルピリジン、ポリ−t−ブチルメタクリレート−ブロック−ポリスチレン、ポリメチルアクリレート−ブロック−ポリスチレン、ポリブタジエン−ブロック−ポリスチレン、ポリイソプレン−ブロック−ポリスチレン、ポリスチレンポリ−ブロック−ポリ2ビニルピリジン、ポリスチレン−ブロック−ポリ4ビニルピリジン、ポリスチレン−ブロック−ポリジメチルシロキサン、ポリスチレン−ブロック−ポリ−N,N−ジメチルアクリルアミド、ポリスチレン−ブロック−ポリエチレンオキシド、ポリスチレン−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリスチレン−ブロック−ポリメチルメタクリレート、ポリ−t−ブチルメタクリレート−ブロック−ポリエチレンオキシド、ポリスチレン−ブロック−ポリアクリル酸等が挙げられる。
特に、ポリスチレン−ブロック−ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン−ブロック−ポリジメチルシロキサン、ポリスチレン−ブロック−ポリエチレンオキシド、ポリスチレン−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリシルセスキオキサンは共重合している各高分子同士の相互作用パラメータが比較的大きく、安定した相分離形状を形成することができるため、実施形態に使用される材料として優れている。さらに、ポリスチレン−ブロック−ポリジメチルシロキサン、ポリスチレン−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリシルセスキオキサンは、一方の高分子中にケイ素を含有しているため、エッチング耐性が高く、エッチングマスクとして使用する場合、特に優れている。さらに、ポリスチレン−ブロック−ポリジメチルシロキサンはポリジメチルシロキサンのガラス転移温度が室温以下であり、溶媒アニールを用いて狭小なパターンを形成する場合特に優れている。
使用するジブロックコポリマーのポリマー鎖A及びポリマー鎖Bの体積分率は、ポリマー鎖Aおよびポリマー鎖Bのポリマーのうちエッチング耐性の高い方のポリマーが島状、あるいは柱状になるように調整することができる。
具体的に、ポリスチレン−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリシルセスキオキサン、ポリスチレン−ブロック−ポリジメチルシロキサンを使用する場合、エッチング耐性の高い、ポリジメチルシロキサンまたはポリシルセスキオキサンの体積分率を10%〜35%とし、ポリシルセスキオキサンまたはポリジメチルシロキサンが島状もしくは柱状に相分離することが好ましい。
ジブロックコポリマーを溶解させる塗布溶媒には、ジブロックコポリマーを構成するポリマー鎖Aおよびポリマー鎖Bのポリマーをともに溶解することのできるものが選択される。例えば、プロピルアセテート;プロピレングリコール−1−メチルエーテルアセテート(PGMEA)、ブチルアセテート、エチルアセテート、メチルアセテート、トルエン、アニソール、シクロヘキサノン等があげられる。特に、PGMEA、アニソール、シクロヘキサノンは、沸点が150℃程度であり、乾燥速度の観点からスピンコートで使用する塗布溶媒として好ましい。また、これらの溶媒だけに限定されるものではなく、ジブロックコポリマーが溶解する溶媒であればよい。
相分離工程時に使用するアニール溶媒としては、ジブロックコポリマーのガラス転移温度を下げることのできる溶媒であればよく、使用するジブロックコポリマーにポリジメチルシロキサンなど、ガラス転移温度の低い高分子を含む場合、ポリスチレンまたはポリメチルメタクリレートなど、片側の高分子のみを溶解する溶媒を使用すればよく、極性の高い溶媒、例えばN,Nジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ベンジルアルコール、ジエチレングリコール等があげられる。また、これらの溶媒だけに限定されるものではない。
アニール温度と分子量の関係
相分離形状を発現させるアニール工程について説明する。
熱アニールとは、真空中または不活性ガス中にサンプルを留置し、加熱処理を行うことで相分離構造を発生させる工程であり、溶媒アニールとは、溶媒雰囲気下にサンプルを留置することで相分離構造を発生させる工程である。熱アニールでは、加熱温度がポリマーのガラス転移温度以上となる場合において、高分子の移動・拡散が生じ、相分離構造を形成する。溶媒雰囲気下に留置されたサンプルは、高分子膜中にアニール溶媒が取り込まれることで、高分子のガラス転移温度が低下する。ガラス転移温度がプロセス温度を下回った条件において、高分子の移動・拡散が生じ、相分離構造を形成する。
相分離が完了するまでに必要な時間は、高分子の拡散係数と相関がある。プロセス温度がガラス転移温度以上である場合において、高分子の拡散は、高分子ゲル中の物質拡散理論と近似して考えることができ、拡散係数Dは下記の式(1)の関係で表すことができる。
∝kT/6πMν…(1)
(k:Boltzmann定数、T:絶対温度、M:分子量、ν:定数)
拡散係数は、温度つまりプロセス温度に比例し、分子量に反比例する性質がある。そのため、分子量の大きな高分子の場合、拡散係数が低下し、相分離に必要な時間が長くなる問題がある。そのため、高分子の分子量が大きい材料に対しては、プロセス温度を上げることで、拡散係数を増加させることができ、相分離工程の長時間化の問題を解決することができる。
一方、分子量の小さい高分子においては、拡散係数が必要以上に大きくなり、塗布により形成した薄膜形状を保持できなくなる問題を生じることがある。その場合、溶媒アニールを用い、プロセス温度を室温以下に降温し拡散係数を小さくすることができる。
特に溶媒アニールにおいて、経験上、分子量が30,000以上、特に50,000以上のジブロックコポリマーを溶媒アニールで相分離させる場合、プロセス温度を50℃から200℃程度に昇温することが望ましく、分子量が10,000以下、特に8,000以下のジブロックコポリマーを溶媒アニールで相分離させる場合、プロセス温度を0℃から−50℃程度まで降温することができる。
また、相分離においては、ジブロックコポリマーで構成される薄膜中に取り込まれる、アニール溶媒量も制御することができる。取り込まれる溶媒量に応じて、高分子のガラス転移温度の低下が起こり、拡散係数が増加し得る。そのため、ジブロックコポリマー薄膜中に取り込まれる溶媒量に伴い、プロセス温度を制御し、高分子の拡散係数を調整する必要がある。また、急激な温度低下により、相分離を引き起こすチャンバー内の溶媒蒸気圧が、飽和蒸気圧以上となり、結露が生じる傾向があるため、温度を制御する際には注意をすることができる。
選択するジブロックコポリマーの種類
選択するジブロックコポリマーとしては、エッチング後のドット直径がピッチの1/√3未満にすることができる。
図2に、実施形態に使用される第1の凸パターンと第2のジブロックコポリマーの島状ポリマー相との配置を説明する図を示す。
図示するように、正三角形をなす第1の凸パターン6上に第2のジブロックコポリマー層を形成する場合、第2のジブロックコポリマーの島状ポリマー相8は、第1の凸パターン6を頂点とする正三角形の重心に位置する。第1の凸パターン6と第2の凸パターン8が互いに独立するためには、第1の凸パターン6の直径がピッチIの1/√3未満にすることができる。
実施例1
図1を参照して、第1の実施形態に係るパターン形成方法を説明する。
第1のジブロックコポリマー層形成工程
予め、基板1は、実験に供する前にUV洗浄機で10分間洗浄を行った後、末端にヒドロキシル基を有するPSを滴下し、スピンコートにより塗布膜を形成した。その後、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を行い、基板1上にPSの化学吸着層を形成した。その後、基板にPGMEAを滴下し、化学吸着に使用されなかった余剰なPSを溶解させるとともに、基板の洗浄を行った。その後、溶媒を振り切り回転により揮発させ、図1(a)に示すように、表面にPSの化学吸着層2を有する基板1を得た。化学吸着層2の膜厚は、PSの分子量で制御することができ、本実施例ではPSの分子量5,000のものを使用し、膜厚3.5nmの化学吸着層2を形成した。
基板1には、シリコン基板やガラス基板上に種々の金属を積層製膜した基板、また、それらの上にカーボンやシリコンからなるハードマスクを積層した基板、第1のジブロックコポリマーの配列を改善させる化学的や物理的なガイドパターンを有した基板などを使用することができる。本実施例では、表面処理を施したシリコン基板を用いたが、より広域で規則配列を有するパターンを作製する場合、第1のジブロックコポリマーの配列を改善する化学的なガイドや物理的なガイドパターンを有する基板を用いることがより好ましい。
PS−b−PDMSを構成する各ブロック鎖の数平均分子量Mnは、PSブロック鎖が11,800、PDMSブロック鎖が2,700であり、分子量分布Mw/Mnは1.09であった。用いたPS−b−PDMSは、PDMSの体積分率が19%程度であり、熱アニールを施すことでPDMSが島状ポリマー相、PSが連続した海状ポリマー相となる、20nmピッチのスフィアパターンを発現する。
本実施例では、20nmピッチのスフィアパターンに相分離するPS−b−PDMSを使用するが、PDMSが柱状ポリマー相、PSが連続海状ポリマー相となるシリンダパターンにおいても、柱状ポリマー相を垂直に配向させる場合、本実施例と同様の工程で、パターン密度を増加させることができる。また、他の材料のジブロックコポリマーにおいても、同様の効果を示すことができる。
PS−b−PDMSをPGMEAの溶媒に溶解し、濃度1.5重量%の第1のジブロックコポリマー層塗布液を調製した。この高分子混合溶液を基板の表面に滴下してスピンコートした後に溶媒を揮発させ、基板1の表面に第1のジブロックコポリマー塗布層を形成した。この際、濃度とスピンコーターの回転数を調整することにより、塗布膜厚を20nmの値を示す第1のジブロックコポリマー層3を得た。
次に、図1(b)に示すように、第1のジブロックコポリマー層3を形成した基板1を真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を施すことでPDMSが島状ポリマー相4a、PSが連続した海状ポリマー相5aとなるミクロ相分離構造を発現させた。その際、最表面には、表面エネルギーの小さいPDMSからなる最表面相17が形成される。
ミクロ相分離構造の発現工程においては、上記の熱アニールの他、ジブロックコポリマーの溶解性を有する溶媒雰囲気下に留置させる溶媒アニールなどで置き換えてもよい。
第1のガイドパターン形成工程
次に、導結合プラズマ(ICP)RIE装置をもちいてミクロ相分離で発現したパターンのガイド化を行った。まず、プロセスガスとしてCFを用い、第1のジブロックコポリマー層3表面に形成される最表面相17のエッチングを行った。チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ100Wおよび2Wとし、エッチング時間を10秒とした。続いて、PSで構成される連続した海状ポリマー相5aをプロセスガスとして酸素を用い、エッチングを行った。チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ50Wおよび15Wとし、エッチング時間を100秒としエッチングをした。これにより、図1(c)に示すように、エッチングにより変質した第1のジブロックコポリマーの島状ポリマー相4bと連続した海状ポリマー相5bを有する複数の第1の凸パターン6を含む第1のジブロックコポリマーガイド90を形成した。
図3に、実施形態に使用される凸パターンの配置を説明するための模式図を示す。
図3(a)は、形成されたエッチングパターンの上面SEM像である。PDMSの島状ポリマー相4bおよび連続した海状ポリマー相5bからなるドット形状を有する第1の凸パターン6が確認され、各エッチングパターンの周りに6個の第1の凸パターン6が配位する、6配位となる規則配列していることが分かった。また、ドット直径の平均は約10nm、ドット直径の分散は7%であることが分かった。ドット直径の制御は、PSで構成される連続した海状ポリマー相5aのエッチング時間を制御することにより、調整することが可能である。具体的には上記エッチング条件では、約10秒のエッチング延長により直径が1nm減少することが分かっている。
原子間力顕微鏡(AFM)を用い、ジブロックコポリマーで形成される複数凸パターン6からなるガイドパターンの凹凸を測定したところ、高さ13nmであることが確認された。
第2のジブロックコポリマー層形成工程および第2のガイドパターン形成工程
図1(d)に示すように、第1の凸パターン6を有する基板1上に第1のジブロックコポリマー層形成工程で作製した第1のジブロックコポリマー塗布液と同様に塗布液を用い、第2のジブロックコポリマー層7を形成した。膜厚は20nmとし、真空雰囲気下で170℃20時間の熱処理を施すことでPDMSが島状ポリマー相8a、PSが連続した海状ポリマー相9aとなるミクロ相分離構造を発現させた。さらに表面に表面エネルギーの小さいPDMS層17が形成される。
その後、第1のガイドパターン形成工程と同様に100秒でエッチングを行った。
これにより、図1(e)に示すように、エッチングにより変質した第1のジブロックコポリマーの島状ポリマー相8bと連続した海状ポリマー相9bを有する複数の第2の凸パターン11を形成し、第1の凸パターン6及び第2の凸パターン11を含む第2のジブロックコポリマーガイド91を得た。
SEM観察にて凸パターンの形状および配列を確認した。その結果、図3(b)に示すように、第2の凸パターン11は、第1の凸パターン6の配列方向に沿ってパターンが形成されていることが確認された。同じジブロックコポリマーを使用しているため、第1の凸パターン6と第2の凸パターン11のピッチがそれぞれ同じであり、凸パターン6を使用して凸パターン11の配向を制御することが可能となる。配向をそろえるためには、それぞれのパターンのピッチをそろえる必要があり、一般的にピッチに4%以内にする必要がある。同じジブロックコポリマーを使用する場合、第1の層と第2の層のパターンピッチが同一にすることができるため、配向を制御することが可能となる。
形成された凸パターン91の平均直径は約9nmであった。これは、第1の凸パターン6は第2のエッチングパターン作製時にエッチングが進み、ドット直径が減少したためだと考えられる。また、その時の分散は10%となることが分かった。
第3の高分子層形成工程および第3のパターン形成工程
第1および第2の凸パターン6,11を有する基板1上に、第1のジブロックコポリマー層形成工程で作製した第1のジブロックコポリマー層塗布液と同様の第3のジブロックコポリマー層塗布液を用い、第3のジブロックコポリマー層13を形成した。膜厚は20nmとし、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を施し、図1(f)に示すように、PDMSが島ポリマー相14a、PSが連続した海状ポリマー相15aとなるミクロ相分離構造を発現させた。さらに表面にPDMS層17が形成される。
その後、第1のガイドパターン形成工程と同様に100秒でエッチングを行った。
これにより、図1(g)に示すように、エッチングにより変質した第3のジブロックコポリマーの島状ポリマー相14bと連続した海状ポリマー相5bとを有する第3の凸パターン16bからなるガイドを形成し、第1の凸パターン6、第2の凸パターン11、及び第3の凸パターン16からなる第3のジブロックコポリマーガイド92を得た。
その後、形成された凸パターン92のSEM評価を行った結果、図3(c)に示すように、第3の凸パターン14は、第1および第2の凸パターン6,11に沿って存在していることが分かった。上面SEMによりドット形状を評価したところ、平均ドット直径は約9nm、ドット直径の分散は12%となることが分かった。形状の分散が少し悪化した原因は、ポリマーマスクがオーバーエッチングされるため、第1の凸パターン、第2の凸パターン、及び第3の凸パターンとの間で、ドット形状に差が生じてしまうためと考えられる。
図4に、実施形態に係るジブロックコポリマーガイドの配列パターンの例を表す模式図を示す。
島状ポリマー相を形成するジブロックコポリマーを三層積層した相分離パターンは、図4(a)に示すように、三層の島状ポリマー相21,22,23の相分離パターンが互いに重なり合わない面心立方格子構造(fcc構造)または、図4(b)に示すように、第1の島状ポリマー相21と第3の島状ポリマー相23が同じ構造となる六方最密充填構造(hcp構造)となる。パターン密度を3倍にするためには、三段の相分離パターンが互いに重なり合わないfcc構造を取る必要がある。第1および第2の凸パターンを配列用のガイドとして利用することで、第3の凸パターンがガイドに沿って形成されるため、すべての領域でパターンの重なりを抑制することができ、パターン密度を向上させることが可能となる。
比較例1
実施例1と同じ基板1および第1のジブロックコポリマー塗布液を用いた。表面処理を施した基板上に、膜厚が38nmおよび55nmとなるように第1のジブロックコポリマー層を形成した。その後、170℃20時間の熱処理を施すことで、PDMSが島状ポリマー相、PSが連続した海状ポリマー相となるミクロ相分離構造を発現させた。
光学顕微鏡を用い、ミクロ相分離後の膜平坦性を確認したところ、膜厚38nm品では、基板が露出した場所と高分子層の存在する第1のポリマー層が混在している様子が確認できた。また、膜厚55nm品では、基板が露出した場所と、高分子層が存在する第1のジブロックコポリマー層および第2のジブロックコポリマー層が混在している様子を確認できた。ミクロ相分離構造発現後に生じる上記の膜の階層構造は、形成した高分子膜の膜厚が薄いために発現し、膜厚を厚く調整することにより改善できると考えられる。
次いで、前述の実施例1と同様の手法により、エッチングマスクパターンを形成した。エッチング時間は、塗布膜厚に応じて適宜変更した。
図5は、比較の試料のジブロックコポリマーガイドの配列パターンの例を表す模式図を示す。
図5(a)は、膜厚38nm品のエッチングマスクパターンを示し、図5(b)は、膜厚55nm品のエッチングマスクパターンを示す。
図5(a)に示す38nm品では、第1のジブロックコポリマー層31の最密な規則配列に沿って、第2のジブロックコポリマー層32も配列する規則構造が確認できるものの、第2のジブロックコポリマー層32のドットにおいてはエッチングにより欠損している領域も確認された。
図5(b)に示す55nm品では、38nm品に比べドットの欠損が増加している。また、領域に応じ三段の相分離パターンがfcc構造をとる領域とhcp構造をとる領域にわかれていることが分かった。
実施例2
図6に、実施形態に係るパターン形成方法の他の例を説明するための模式図を示す。
第1のジブロックコポリマー層形成工程
複合基板40として、シリコン基板1上にカーボン層とシリコン層を三回積層し、カーfボン層18−1、シリコン層19−1,カーボン層18−2、シリコン層19−2,カーボン層18−3、及びシリコン層19−3を積層したハードマスクを形成したものを用意した。製膜にはDCマグネトロンスパッタ装置(キヤノンアネルバ社製C−3010)を使用し、カーボン層18−1、シリコン層19−1,カーボン層18−2、シリコン層19−2,カーボン層18−3、及びシリコン層19−3の膜厚をそれぞれ10nm、5nmとした。ハードマスクの各層の膜厚は使用するジブロックコポリマーのピッチの半分程度にするのが好ましいが、基板表面に形成する化学吸着層の膜厚や材料により適宜最適な膜厚を選択してもよい。
その後、基板をUV洗浄機で10分間洗浄を行った後、末端にヒドロキシル基を有するPSを滴下し、スピンコートにより塗布膜を形成した。その後、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を行い、シリコン層19−3上にPSの化学吸着層2を形成した。その後、基板にPGMEAを滴下し、化学吸着に使用されなかった余剰なPSを溶解させるとともに、基板の洗浄を行った。その後、溶媒を振り切り回転により揮発させ、図6(a)に示すように、表面にPSの化学吸着層2を有する基板40を得た。
ジブロックコポリマーには、モノマーがPSとPDMSからなるジブロックコポリマー(PS−b−PDMS)を用いた。
PS−b−PDMSを構成する各ブロック鎖の数平均分子量Mnは、PSブロック鎖が11,800、PDMSブロック鎖が2,700であり、分子量分布Mw/Mnは1.09であった。用いたPS−b−PDMSは、PDMSの体積分率が19%程度であり、熱アニールを施すことでPDMSが島状ポリマー相、PSが連続した海状ポリマー相となる、20nmピッチのスフィアパターンを発現する。
本実施例では、20nmピッチのスフィアパターンに相分離するPS−b−PDMSを使用するが、PDMSが柱状ポリマー相、PSが連続した海状ポリマー相となるシリンダパターンにおいても、柱状ポリマー相を垂直に配向させる場合、本実施例と同様の工程で、パターン密度を増加させることができる。また、他の材料のジブロックコポリマーにおいても、同様の効果を示すことができる。
PS−b−PDMSをPGMEAの溶媒に溶解し、濃度1.5重量%の第1のジブロックコポリマー層塗布液を調製した。この第1のジブロックコポリマー層塗布液を基板40の表面に滴下してスピンコートした後に溶媒を揮発させ、基板40の表面に第1のジブロックコポリマー塗布層を形成した。この際、濃度とスピンコーターの回転数を調整することにより、塗布膜厚を20nmの値を示す第1のジブロックコポリマー層3を得た。
次に、第1のジブロックコポリマー層3を形成した基板40を真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を施すことで、図6(b)に示すように、PDMSが島状ポリマー相4a、PSが連続した海状ポリマー相5aとなるミクロ相分離構造を発現させた。この時、基板の表面には、エネルギーの小さいPDMSからなる表面相17が形成される。
ミクロ相分離構造の発現工程においては、上記の熱アニールの他、ジブロックコポリマーの溶解性を有する溶媒雰囲気下に留置させる溶媒アニールなどで置き換えることができる。
第1のガイドパターン作製工程
次に、導結合プラズマ(ICP)RIE装置をもちいてミクロ相分離で発現したパターンのガイド化を行った。まず、プロセスガスとしてCFを用い、第1のジブロックコポリマー層3表面に形成されるPDMS層17のエッチングを行った。チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ100Wおよび2Wとし、エッチング時間を10秒とした。
次に、島状ポリマー相4aをマスクとしてプロセスガスとして酸素を用いて、PSで構成される連続した海状ポリマー相5aのエッチングを行ない、第1の凸パターンを形成した。チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ50Wおよび15Wとし、エッチング時間を110秒としエッチングをした。
その後、第1の凸パターンをマスクとして使用し、カーボン18−3/シリコン19−3からなるハードマスクへの転写を行った。まず、シリコン層19−3へのパターン転写には、プロセスガスとしてCFを用い、チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ50Wおよび5Wとし、32秒間エッチングした。次に、シリコン層19−3をマスクにカーボン層18−3のエッチングを行った。プロセスガスとして酸素を用い、チャンバー圧を0.1Paとし、コイルRFパワーおよびプラテンRFパワーをそれぞれ100Wおよび10Wとし、エッチング時間を15秒としエッチングを行い、図6(c)に示すように、パターン加工されたシリコン層19−3とカーボン層18−3の積層からなる、凸状の複数の第1のハードマスクパターン24−3を含む第1のガイドパターン100を得た。
作製されたる第1のガイドパターン100を上面SEMで観察したところ、ドット直径9nm、分散7.5%であることが明らかとなった。
第2のジブロックコポリマー層形成工程および第2のガイドパターン形成工程
第1のガイドパターンを有する基板40上に、末端にヒドロキシル基を有するPSを滴下し、スピンコートにより塗布膜を形成した。その後、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を行い、基板40上にPSの化学吸着層2を形成した。その後、基板にPGMEAを滴下し、化学吸着に使用されなかった余剰なPSを溶解させるとともに、基板の洗浄を行った。その後、溶媒を振り切り回転により揮発させ、表面にPSの化学吸着層2を有する基板40を得た。PSの化学吸着層を形成しない場合、相分離後の形状として、基板とジブロックコポリマー層にPDMSからなる相分離層が形成されるため、基板上に形成する第2のジブロックコポリマー層の膜厚を厚くする必要がある。
得られたPS化学吸着層を有する基板上に、第1のジブロックコポリマー層形成工程で作製した第1のジブロックコポリマー層塗布液と同様の第2のジブロックコポリマー層塗布液を用い第1のジブロックコポリマー層7を形成した。膜厚は20nmとし、真空雰囲気下で170℃20時間の熱処理を施すことで、図6(d)に示すように、PDMSが島状ポリマー相8a、PSが連続した海状ポリマー相9aとなるミクロ相分離構造を発現させた。さらに表面にPDMS層17が形成される。
その後、第1のガイドパターン形成工程と同様の時間でエッチングを行い、第2のジブロックコポリマー層7の島状ポリマー相8b、及び第1のハードマスクパターン24−3を、カーボン層18−2及びシリコン層19−2からなるハードマスクに転写することにより、図6(e)に示すように、複数の第2のハードマスクパターン25−2と、第1のハードマスクパターン24−2からなる第2のガイドパターン101を形成した。
得られた第2のガイドパターン101の形状を上面からSEMで観察したところ、平均直径は約9nmで、分散は8.0%であることが分かった。第一のガイドパターンから分散の変化が小さい要因は、ジブロックコポリマーをハードマスクに転写したことにより、エッチング耐性が向上し再度エッチングの影響を抑制できたためと考えられる。
第3のジブロックコポリマー層形成工程及び第3のパターン形成工程
第1および第2のハードマスクパターン24−2,25−2を有する基板40上に、末端にヒドロキシル基を有するPSを滴下し、スピンコートにより塗布膜を形成した。その後、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を行い、基板上にPSの化学吸着層2を形成した。その後、基板にPGMEAを滴下し、化学吸着に使用されなかった余剰なPSを溶解させるとともに、基板の洗浄を行った。その後、溶媒を振り切り回転により揮発させ、表面にPSの化学吸着層を有する基板を得た。
得られた化学吸着層2を有する基板40上に、第1のジブロックコポリマー層形成工程で作製した第1のジブロックコポリマー層塗布液と同様の第3のジブロックコポリマー層塗布液を用い、第3のジブロックコポリマー層13を形成した。膜厚は20nmとし、真空雰囲気下で170℃20時間熱処理を施し、図6(f)に示すように、PDMSが島状ポリマー相14a、PSが連続した海状ポリマー相15aとなるミクロ相分離構造を発現させた。さらに表面にPDMS層17が形成される。
その後、第1のガイドパターン形成工程と同様にして、100秒でエッチングを行った。
これにより第3のジブロックコポリマー層13の島状ポリマー相14、第1のハードマスクパターン24−2、及び第2のハードマスクパターン25−2を、カーボン層18−2及びシリコン層19−2からなるハードマスクに転写することにより、図6(g)に示すように、複数の第2のハードマスクパターン25−1と、第1のハードマスクパターン24−1と、第3のハードマスクパターン26−1からなる第3のガイドパターン102を形成した。
その後、第2のジブロックコポリマー層形成工程および第2のガイドパターン形成工程と同様のSEM観察にて凸パターンの形状および配列を確認した。第3のハードマスクパターン26−1は、第1および第2ハードマスクパターン24−1,25−1に沿って存在していることが分かった。また、SEMによりドット形状を評価したところ、ドット直径の平均は9nm、ドット直径分散は8.5%となった。この結果、ハードマスクへパターンを転写したことにより、転写工程によるサイドエッチングの影響を抑制することができ、転写時に発生する形状変化を抑制することができることがわかった。
実施例3
実施例3では、実施例2と同様のポリマーを使用し、作製した相分離パターンを磁気記録媒体へ転写するプロセスを示す。
ガラス基板41(コニカミノルタ社製アモルファス基板MEL6、直径2.5インチ)を、DCマグネトロンスパッタ装置(キヤノンアネルバ社製C−3010)の製膜チャンバー内に収容して、到達真空度1x 10−5Paとなるまで製膜チャンバー内を排気した。この基板上に、図示しない密着層として、CrTiを10nm形成した。次いで、CoFeTaZrを40nm製膜して図示しない軟磁性層を形成した。図示しない非磁性下地層として、Ruを10nmした。その後、垂直磁気記録層42として、Co−20at%Pt−10at%Tiを10nm形成した。次いで、剥離層43としてMo膜を5nm形成し、剥離層43上にハードマスクとして、カーボン層44 30nm、シリコン層45 5nm、カーボン層10nm、シリコン層5nm、カーボン層10nm、シリコン層5nmを製膜した。
図7に、実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法を説明するための図を示す
その後の工程は実施例2と同様にして、図7(a)に示すように、剥離層43上にパターン密度が3倍となるハードマスクパターン102を形成した。なお、図6(g)に示した密度が3倍のハードマスクパターンを形成するエッチング時間は35秒とした。
その後、図7(b),図7(c)に示すように、Arイオンミリングにより、剥離層43であるMoおよび磁気記録層42のミリング加工を行い、ハードマスク102のパターンを磁気記録層42へ転写した。
続いて、図7(d)に示すように、剥離層43であるMoをHに浸漬することより剥離を行った。重量パーセント1%にHを調製した後、これにノニオン系フッ素含有界面活性剤を添加することで剥離液とし、試料を浸漬することで剥離を行った。このようにして、基板41上の磁気記録層42に凹凸パターンを形成した。
その後、保護膜48および図示しない潤滑膜を形成することで磁気記録媒体50を得た。
上記加工により得た媒体のヘッドの浮上特性評価を行った結果、ヘッドの浮上量を5nmにおいて、エラーはなく、良好なヘッド浮上特性を得ることができた。
1…基板、2…化学吸着層、3,7,13…ジブロックコポリマー層、4,8,14…島状ポリマー相、5,9,15…連続した海状ポリマー相、6,11,16…凸パターン、90,91,92…ジブロックコポリマーガイド、42…磁気記録層、50…磁気記録媒体

Claims (9)

  1. 被加工層上に、互いに相溶しない2種類のポリマー鎖を有する第1のジブロックコポリ
    マー層を形成し、
    該第1のジブロックコポリマー層を相分離させて、第1の島状ポリマー相と、該第1の
    島状ポリマー相を取り囲む連続した第1の海状ポリマー相とを含む第1の海島相を形成し

    該第1の島状ポリマー相をマスクとして該第1の海状ポリマー相のエッチングを行い、
    該被加工層に第1の凸パターンを形成する工程、
    該第1の凸パターンを有する被加工層上に、第2のジブロックコポリマー層を形成し、
    該第2のジブロックコポリマー層を相分離させて、該第1の凸パターンとは異なる位置
    に配置された第2の島状ポリマー相と該第2の島状ポリマー相を取り囲む連続した第2の
    海状ポリマー相とを含む第2の海島相を形成し、
    該第2の島状ポリマー相をマスクとして該第2の海状ポリマー相のエッチングを行い、
    該第1の凸パターンが形成された被加工層に第2の凸パターンをさらに形成し、該第1の
    凸パターン密度より高い密度を有する高密度パターンを形成する工程、及び
    前記第1の凸パターン、及び前記第2の凸パターン有する被加工層上に、第3のジブロ
    ックコポリマー層を形成し、該第3のジブロックコポリマー層を相分離せしめ、該第1の
    凸パターン及び該第2の凸パターンとは異なる位置に配置された第3の島状ポリマー相と
    該第3の島状ポリマー相を取り囲む連続した第3の海状ポリマー相とを含む第3の海島相
    を形成し、
    該第3の島状ポリマー相をマスクとして該第3の海状ポリマー相のエッチングを行い、
    該第1の凸パターン及び該第2の凸パターンが形成された被加工層上に第3の凸パターン
    を形成し、前記高密度パターンの密度をさらに高くする工程
    を具備することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記第1の凸パターンを形成する工程の前に、前記被加工層上にカーボンとシリコンと
    の積層からなるハードマスク層を形成する工程、及び該第1の島状ポリマー相をマスクと
    して該第1の海状ポリマー相のエッチングを行なった後、前記ハードマスクをエッチング
    する工程、及び該第2の島状ポリマー相をマスクとして、該第2の海状ポリマー相のエッ
    チングを行なった後前記ハードマスクをエッチングする工程をさらに具備する請求項1に
    記載のパターン形成方法。
  3. 前記第1の凸パターンを形成する工程の前に、前記被加工層上にカーボンとシリコンと
    の積層からなるハードマスク層を形成する工程、及び該第1の島状ポリマー相をマスクと
    して該第1の海状ポリマー相のエッチングを行なった後、前記ハードマスクをエッチング
    する工程、及び該第2の島状ポリマー相をマスクとして、該第2の海状ポリマー相のエッ
    チングを行なった後前記ハードマスクのエッチングを行ない、該第3の島状ポリマー相を
    マスクとして、該第3の海状ポリマー相のエッチングを行なった後前記ハードマスクをエ
    ッチングする工程をさらに具備する請求項1に記載のパターン形成方法。
  4. 前記第1のジブロックコポリマー層、前記第2のジブロックコポリマー層に使用するポ
    リマーが同一である請求項1または2に記載のパターン形成方法。
  5. 前記第1のジブロックコポリマー層、前記第2のジブロックコポリマー層、及び前記第
    3のジブロックコポリマー層に使用するポリマーが同一である請求項1または3に記載の
    パターン形成方法。
  6. 前記凸パターンの直径がジブロックコポリマー層の島状相のピッチの1/√3以下であ
    る請求項1ないし5のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  7. 前記ジブロックコポリマーは、ポリスチレン−ポリジメチルシロキサン(PS−PDM
    S)である請求項1ないし6のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  8. 前記被加工層として磁気記録層を使用し、請求項1ないし7のいずれか1項のパターン
    形成方法を用いて磁気記録層上に該高密度パターンを形成する工程、該高密度パターンを
    マスクとして該磁気記録層をエッチングし、該磁気記録層に凸パターンを転写する工程を
    具備する磁気記録媒体の製造方法。
  9. 基板、及び
    該基板上に形成され、第1の平均直径を有する複数の第1の凸部からなる第1の凸パターン、該第1の平均直径よりも大きい第2の平均直径を有する複数の第2の凸部からなる第2の凸パターン、及び該第2の平均直径よりも大きい第3の平均直径を有する複数の第3の凸部からなる第3の凸パターンを有する磁気記録層を具備し、
    それぞれの第1の凸部、第2の凸部、及び第3の凸部は、1つずつ互いに隣接して配列され、
    前記第1のパターン、第2のパターン、及び第3のパターンは、各々、互いに重なり合わさない最密充填構造を有することを特徴とする磁気記録媒体。
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