JP5904852B2 - ロータリー式粒体切出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ローターを回転させることによって粒体を定量的に切出しするロータリー式粒体切出装置に関する。
例えば鋼球や鉄鉱石などの粒体を定量的に切出して気流輸送する装置としては、図9に示すような構成が知られている。すなわち、粒体を貯留する粒体タンク10と、粒体搬送管11に連結されたインジェクター12とがロータリーフィーダー1を介して連結されており、ロータリーフィーダー1によって定量的に粒体13を切出してインジェクター12に供給する。インジェクター12には空気管14を通じて高圧の空気が供給されており、この高圧の空気によって粒体13がインジェクター12内で高速に加速され、粒体搬送管11を通って搬送される。
ロータリーフィーダー1は、図10に示すように、ケーシング100内にローター101が回転軸102によって回転可能なように配置されており、モーター等の駆動装置103によって回転される構成である。ケーシング100は、上部側の供給口104に粒体タンク(不図示)が連結されており、下部側の排出口105にインジェクター(不図示)が連結されている。ローター101を構成する羽根106は、回転軸102から放射状に形成されており、羽根106を連続的に一方向に回転させることによって、これら羽根106同士の間に形成される略V字状の収容ポケット107内に粒体108を収容し、周方向に移動して排出口105から排出する。
図10に示すロータリーフィーダー1は、搬送用の空気が粒体タンク側に流入するのを防止するため、羽根106の先端とケーシング100の内壁面とのクリアランスを極小に設定し、ガスシールをしている。しかしながら、このようなロータリーフィーダー1は、例えば鋼球や鉄鉱石などの強度が高い粒体を切出しする場合、特に供給シュート109の前面板109a付近の領域において回転する羽根106と供給シュート109の前面板109aとの間に粒体108が噛み込む現象が発生し、場合によっては駆動装置103のトルクオーバーとなってローター101をそれ以上回転できなくなる。一方で、このような噛み込み現象を抑制するために羽根106の先端とケーシング100の内壁面とのクリアランスを少なくとも粒体の粒径以上に拡大する必要があるが、ローター回転切出時にはこのクリアランスからの流出が収容ポケット107からの定量流出に対し大きくなり、定量切出性を失う。さらに、ローター停止時にも拡大したクリアランスを通って粒体が自然流出する場合がある。
ガスシール機能を低下させずに噛み込み現象を抑制するため、図11に示すように、粒体108の切出しのみを担う上部ローター201とシール機能を担う下部ローター202の2段構成とし、下部ローター202の収容ポケット202bの粒体充填率が100%にならないように上下ローター201,202の回転速度比を設定したロータリー式粒体切出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のロータリー式粒体切出装置は、上部ローター201ではガスシールする必要がないため、ケーシング200の内壁面とのクリアランスを拡げて供給シュート203の前面板203a付近で粒体108が噛み込むのを抑制している。
特開2009−214959号公報
特許文献1に開示されたロータリー式粒体切出装置は、上部ローター201の外周縁と供給シュート203の前面板203aとの間に一定のクリアランスを設けている。このクリアランスは、噛み込み現象を抑制するために粒体の平均粒子径の1.0〜1.5倍程度に設定されている。これよりも小さいクリアランスでは当然噛み込みは避けられず、反対にこれよりも大きいクリアランスでは重力による粒体の自然流出の影響が強くなり、定量性が阻害される。さらに、ローター停止時においても、粒体108の自然流出が止められない状態となってしまう。
また、ローター停止時における粒体108の自然流出を防止するため、供給シュート203の前面板203aからローター回転方向に延びるローターカバー203bを設けている。ローターカバー203bは、ローター停止時における羽根201aの停止位置によっては粒体108が自然流出する連通状態になることを防止する。供給シュート203の後面板203cから上部ローター201の外周縁に沿って後方に延びるローターカバー203dも、同様の理由で設けている。粒体108の切出時において、上部ローター201の収容ポケット201bの外周縁付近に納まった粒体は、上部ローター201が回転することによる移動過程で、摩擦作用によって供給シュート203内にある静止粒体に対して回転方向に向かう力を伝達する。しかし、前面板203a付近にある粒体108は同板203aによって横方向及び周方向の移動が拘束されているため、シュート内で充填状態にあって静止している粒体と収容ポケット201bの外周縁付近に納まって移動している粒体108との間に強い接触荷重を発生させ、静止粒体全体が集団として回転動作に抵抗するブロッキングと称される噛み込みと同様な現象を発生させる。また、強制的にローターカバー203bの間に押し込まれた粒体108は、同カバー203bとの間に強い摩擦力を発生させ、噛み込み現象と同様に駆動装置103がトルクオーバーとなる場合がある。
上部ローター201から切出された粒体108は、ケーシング200の内部空間を自然落下し、下方で回転している下部ローター202の羽根202aによって形成された収容ポケット202bに収容される。このときの収容過程で、羽根202aの先端とケーシングとが接触摺動を開始する部分200aの壁との間に挟まれて、噛み込み現象を発生させる場合がある。つまり、下部ローター202の収容ポケット202bの粒体充填率が100%にならないようにして、噛み込み現象の防止を図ったにも関わらず、現実には噛み込み現象を防止できていない。すなわち、図11に模式的に示すように、収容ポケット202b内で粒体が偏積し、遠心力の作用でその堆積形状を維持した状態で回転するために、ローターの外周縁よりも外にはみ出した粒体108が噛み込み現象を発生させる。
さらに、特許文献1に開示されたロータリー式粒体切出装置の場合、ケーシング200の排出口105から排出される粒体108が、下部ローター202の羽根202aのピッチに応じて間欠的な排出となる。この場合、インジェクター2への粒体108の供給量が間欠的になることで、搬送用空気の流量及び圧力が脈動する現象が発生し、搬送能力は粒体108の供給ピーク時の量で決定されることとなり、連続して平均的な搬送ができないという問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ローターの回転切出時において粒体の噛み込み現象が発生するのを防止することのできるロータリー式粒体切出装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、ローターの回転切出時及び停止時において粒体が自然流出するのを防止することのできるロータリー式粒体切出装置を提供することにある。
即ち、本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)粒体が充填される供給シュートと、前記供給シュートの粒体排出口側に配置され、
回転することで粒体を切出しする複数の収容ポケットが周方向に設けられた切出ローター
と、前記切出ローターを回転可能なように収容するケーシングと、前記切出ローターを回
転させる駆動装置と、を含み、前記切出ローターの回転数を変化させることにより粒体の
切出量を任意に調整できるロータリー式粒体切出装置であって、前記切出ローターの回転方向側に位置する前記供給シュートの前面板の部分に配置され、前記切出ローターの停止時においては前記供給シュート内に充填された粒体から受ける荷重よりも大きい与圧力で弁を閉止し、前記切出ローターの回転切出時においては前記切出ローターの外周縁よりも外にはみ出した状態で移動する粒体に押されたときに弁を開く噛み込み防止弁を備え、前記前面板は前記ローターの外周に接して上下方向に延びる接線よりも前記供給シュートの内側に配置されており、前記噛み込み防止弁は、前記前面板と前記ローターとの間に形成された開口部を塞ぐ位置に配置されていることを特徴とするロータリー式粒体切出装置。
(2)前記噛み込み防止弁は、前記切出ローターの回転切出時には前記切出ローターの外
周縁よりも外にはみ出した状態で移動する粒体の回転移動・排出動作に抵抗しない様に自
由に弁を開き、且つ、前記切出ローターの停止時には自重作用によって弁を閉止する、上
部側が前記切出ローターの幅方向に延びる回転軸に軸支された分胴弁であることを特徴と
する前記(1)に記載のロータリー式粒体切出装置。
(3)前記供給シュートの前面板の部分に配置され、その下部側で前記噛み込み防止弁を
支持する可動式シュート板と、前記可動式シュート板を前記供給シュートの前面板の部分
に位置決めした状態で支持するバネ機構と、前記可動式シュート板の上部側に配置され、
前記可動式シュート板を回転自在に軸支する回転軸と、をさらに備え、前記切出ローター
の回転切出時にローター外周部に位置する粒体の移動に対し、前記供給シュート内の静止
粒体全体が集団としてその移動に抵抗するブロッキング現象が発生したときに前記バネ機
構の伸縮作用によって前記可動式シュート板を前記供給シュートの前面板の部分から後退
させることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のロータリー式粒体切出装置。
(4)前記噛み込み防止弁と対向する位置にある前記供給シュートの後面板から前記切出
ローターの外周縁に沿って前記切出ローターと接触しないように延びるカバー部材をさら
に備えており、前記カバー部材は、前記切出ローターの外周縁に沿って延びる端部が前記
切出ローターの幅方向に延びる回転軸によって軸支されており、前記供給シュート側に位
置する端部が前記回転軸を支軸にして上方に開く自由端となっていることを特徴とする前
記(1)〜(3)のいずれかに記載のロータリー式粒体切出装置。
(5)前記ケーシング内において、前記切出ローターの下方側であって、且つ、前記ケー
シングの排出口をガスシールするように配置され、回転することで前記切出ローターから
の粒体を前記ケーシング外に排出する複数の収容ポケットが周方向に設けられ、前記ケー
シングの一部が前記収容ポケットを形成する羽根部材の先端と接触摺動することでローター上下間のガスシールを行うシールローターと、前記切出ローターが切出した粒体が前記
シールローターの羽根部材の先端が前記ケーシングと接触摺動を始める部分に直接落下し
ないように前記切出ローターと前記シールローターとの間を仕切り、且つ、前記切出ロー
ターから落下してくる粒体を前記シールローターの後方より充填させるべくその表面に沿
って案内するガイド板と、をさらに備えたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれ
かに記載のロータリー式粒体切出装置。
(6)前記ケーシングの排出口に収容ポケット内の粒体が排出されるにあたって、前記シ
ールローターの回転動作に伴い排出開口面積が拡大していき、次の収容ポケットが排出口
にさしかかる位置で当該収容ポケット内の粒体の排出を完了させる開口制御板を設けたこ
とを特徴とする前記(5)に記載のロータリー式粒体切出装置。
(7)前記切出ローターと前記シールローターは、スプロケットを介して前記駆動装置に
より同期に回転させられ、前記シールローターの容積率を100%以下の非充満状態とな
る様に前記切出ローターと前記シールローターの回転速度比が設定されていることを特徴
とする前記(5)又は(6)に記載のロータリー式粒体切出装置。
(8)前記シールローターの周方向に配置される複数の収容ポケットは、一対のディスク
の間を前記羽根部材で仕切ることによって形成されており、
前記羽根部材は、前記ディスクの外周側に向かうにつれてローター回転方向側に屈曲又
は湾曲したことによって凹みをもった形状となっていることを特徴とする前記(5)〜(
7)のいずれかに記載のロータリー式粒体切出装置。
本発明のロータリー式粒体切出装置によれば、切出ローターの停止時においては供給シュート内に充填された粒体から受ける荷重よりも大きい与圧力で弁を閉止し、切出ローターの回転切出時においては切出ローターの外周縁よりも外にはみ出した状態で移動する粒体に押されたときに弁を開く噛み込み防止弁を、切出ローターの回転方向側に位置する供給シュートの前面板の部分に配置したことにより、粒体が自然流出するのを抑えることができ、且つ、粒体の噛み込み現象が発生するのを防止することができる。
本発明の好ましい実施形態に従うロータリー式粒体切出装置の横方向からの縦断面図である。 上記ロータリー式粒体切出装置の正面方向からの縦断面図である。 上記ロータリー式粒体切出装置の切出ローターの部分を横方向から見た拡大図である。 上記ロータリー式粒体切出装置の切出ローターの部分を正面方向から見た拡大図である。 上記ロータリー式粒体切出装置の切出ローターの部分を後面方向から見た拡大図である。 上記ロータリー式粒体切出装置のローターカバーに作用する力を説明する模式図である。 上記ロータリー式粒体切出装置の排出口の部分を示す図である。 上記ロータリー式粒体切出装置のシールローターの部分での噛み込みを説明する模式図である。 粒体搬送装置の構成を示す概略図である。 従来のロータリー式粒体切出装置の構成を示す図である。 従来のロータリー式粒体切出装置の他の構成を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態に従うロータリー式粒体切出装置について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。但し、以下に説明する実施形態によって本発明の技術的範囲は何ら限定解釈されることはない。
本実施形態のロータリー式粒体切出装置2は、図1及び図2に示すように、ケーシング3、ケーシング3内に配置される上部ローター4と下部ローター5、上部ローター4と下部ローター5を同期に回転させる駆動装置6を備えている。上部ローター4は、粒体タンク7に充填された粒体を定量的に切出しする役割を担っているため、本明細書では「切出ローター」と称する。一方、下部ローター5は、下流の接続装置(本例ではインジェクター)との間でガスシールをした状態で粒体をケーシング3から排出する役割を担っているため、本明細書では「シールローター」と称する。
本装置で切出しする粒体は、例えば鋼球や鉄鉱石などの高い強度を有する粒体であり、以下の説明は例えば平均粒径が6〜10mmのショットブラスト用の鋼球を一例に挙げて説明する。但し、本装置で切出しする粒体の種類、平均粒径、強度は特に限定されない。
ケーシング3には、粒体タンク7と連通する供給口31が上部側に形成されており、例えばフランジの部分をボルト等の固定手段で固定することによって粒体タンク7と固定されている。供給口31の部分には、概ね筒状を呈するシュート(供給シュート)32が形成されており、粒体が充填される供給シュート32の下部側の開口部を塞ぐようにして切出ローター4が配置されている。切出ローター4は、供給シュート32に充填された粒体を切出しする際に特にガスシールをする必要がないのでケーシング3の内壁面との隙間を広く設定している。
また、ケーシング3には、下流側の装置(本例ではインジェクター)と連通する排出口33が底部側に形成されており、例えばフランジの部分をボルト等の固定手段で固定することによってインジェクター(不図示)と固定されている。シールローター5は、排出口33を塞ぐようにして配置されており、更にケーシング3の内壁面とシールローター5(特に後述する羽根部材52の先端)とが摺動する程にクリアランスを極小(例えば、0.1〜0.2mm)にすることによってインジェクターとの間のガスシールをしている。
更に、ケーシング3の内部には、切出ローター4とシールローター5との間を仕切る傾斜板34が配置されている。この傾斜板34は、切出ローター4から落下してくる粒体がシールローター5に直接的に落下しないように受け止め、その表面に沿って粒体がケーシング3の内壁面3aに向かうように案内するガイドの役割を担う。従って、本明細書では、この傾斜板34を「ガイド板」と称する。更に、本装置においては、ケーシング3の内壁面3aがシールローター5に向かう傾斜面に形成されており、ガイド板34の先端から落下する粒体を受け止め、その表面に沿ってシールローター5の後方側に粒体が向かうように案内する。なお、本装置のようにケーシング3の内壁面3aを利用して粒体をシールローター5に案内する構成に限られず、この内壁面3aに代わるガイド板を別に設けるようにしてもよい。
ガイド板34は、シールローター5の羽根部材52がケーシング3との摺動を開始する部分3bで落下中の粒体の噛み込みが発生するのを防止するため、同部分3bを避け、図に示すようにシールローター5の後方より粒体を進入させるもので、回転するシールローター5の羽根部材52との衝突による散乱により同部分3bへの飛散も考えられるためガイド板34は板上で滞留させることなく粒体の減速効果を得るため、40〜60度の角度とし、できる限りシールローター5に直入せず、ケーシング3側に一旦衝突させてからシールローター5に流入させる位置まで延長することが望ましい。このような構成のガイド板34を設けたことによって、連続して円滑にシールローターの後方に粒体を誘導することが可能となる。
粒体がショットブラスト用の鋼球の場合、鋼球が比較的高温(例えば、100℃以上)であることから、ゴムやプラスチック等の樹脂系材料よりも金属材料でガイド板34を形成することが好ましい。勿論、ガイド板34の材料は、金属材料に限定されることはなく、落下してくる粒体との衝突時の衝撃を吸収するために弾力性のある材料、例えば樹脂系材料を選択してもよい。
切出ローター4とシールローター5は、それぞれローター回転軸4a,5aによって回転可能となっている。ローター回転軸4a,5aは、例えばベアリング等の軸受装置4b,5bによって回転自在に支持され、例えばグランドパッキン等のシール機構4c,5cによって軸封されている。更に、ローター回転軸4a,5aの一端にはスプロケット4d,5dが設けられており、伝動チェーン61を介して例えばモーター等の駆動装置6と連結されている。このようにスプロケット4d,5dを通じて一つの駆動装置6で切出ローター4とシールローター5を同期に回転させるので、切出量を調節するために回転数を変化させても切出ローター4とシールローター5の容積比率を一定に保つことができる。
切出ローター4は、一対の円形のディスク41の間に回転軸4aの中心から放射状(例えば45度間隔)に延びる羽根部材42を設けてディスク41同士の間の空間を周方向に均等に区画し、これにより粒体が充填される複数の収容ポケット43を周方向廻りに形成している。シールローター5も、一対の円形のディスク51の間に羽根部材52を設けて、例えば切出ローター4と同数の収容ポケット53を周方向廻りに形成している。さらに、シールローター5の収容ポケット53の容積が切出ローター4の収容ポケット43の容積よりも大きくなるように、切出ローター4とシールローター5の容積比率を設定されている。容積比率は、例えば1:3とすることができる。このように容積比率を設定し、且つ、前述のように回転数を変えても容積比率が一定となる構成としたことによって、シールローター5の粒体充填率が100%を超えるのを防止している。
また、シールローター5の羽根部材52は、切出ローター4の羽根部材42のようにディスク半径方向に延びる形状とせず、ローター回転方向側とは反対の方向に向かって一旦延び、途中でディスク半径方向を超えてローター回転方向側に屈曲させた「くの字形状」となっている。さらに、必ずしも屈曲させた形状でなくともよく、湾曲形状として凹みをもたせてもよい。この凹み部分の容積以下の充填率で回転することにより、羽根外周から頭を出す粒体は完全になくなり、噛み込み防止が完全に図れる。
続いて、噛み込み防止弁について、図3及び図4を参照しながら説明する。
供給シュート32は、その前面板(すなわち、回転方向側に位置する側板)32aの部分に開口部が形成されており、この開口した部分を塞ぐように噛み込み防止弁8が配置されている。なお、前面板32aを除いた供給シュート32の後面板32b及び側面板32cは、その先端が粒体の平均粒径よりも十分小さいクリアランスとなるように切出ローター4に近接配置されており、隙間から粒体が自然流出するのを防止している。
噛み込み防止弁8は、側断面が分胴形状をした分胴弁81を備えている。分胴弁81は、前面板32aの幅方向に延びる回転軸82によって回転自在に軸支されている。すなわち分胴弁81は、回転軸82に回転自在に懸架されている。このとき、分胴弁81の回転軸82から底面までの長さを、回転軸82から最も近いローター外周縁までの垂直方向の距離よりも長く設定することによって、ローター停止時において分胴弁81が自重でローター外周縁に寄りかかった状態になっている。この状態を、「弁を閉止した状態」と称する。分胴弁81は、ローター停止時において、供給シュート32内に充填されている粒体から受ける荷重よりも大きな力(自重作用)で弁を閉止した状態を維持できるように、その材料や厚み等の形状を選択している。
一方で、分胴弁81は、回転切出時において、切出ローター4の外周縁よりも外にはみ出した状態で粒体が移動してきた場合、その粒体に押されて回転軸廻りに回動する。この粒体に押されてローターの外周縁から離れた状態を、「弁を開いた状態」と称する。図中の符号81’は、弁が開いた状態を示している。切出ローター4の外周縁よりも外にはみ出した状態で粒体が移動するケースとしては、一部分がローター外周縁よりも外にとび出した状態で粒体が収容ポケット43に収容されて移動する場合と、収容ポケット43に収容されていない粒体が収容ポケット43内に収容されている粒体との摩擦作用によって横方向に移動する場合の両方がある。分胴弁81が最大に開いたときに粒体が通過する分胴弁81と切出ローター4とのギャップは、粒体の平均粒径の1.5倍以上とするのが好ましい。
従って、分胴弁81は、ローター停止時において、弁を閉止した状態を維持できるように、供給シュート32に充填されている粒体から受ける荷重よりも大きな力の自重作用を発揮し、且つ、回転切出時において、切出ローター4の外周縁から外にはみ出した状態で移動してきた粒体に押されたときに弁が開くように、例えば駆動装置のトルクにより分胴弁81が押される力よりも小さい力の自重作用を発揮する。分胴弁81は、このような自重作用を発揮するように、その材料や厚み等の形状を選択する。勿論、自重のみに頼ることなく、分胴弁81を切出ローター4側に向かって付勢するバネ等の付勢装置を追加してもよく、或いは回転軸82にリング状のゴム等を挟み込んで回転トルクを高めるようにしてもよい。
分胴弁81を回転自在に軸支するための回線軸82は、連結部材である可動式シュート板83の下端側に配置されている。可動式シュート板83は、供給シュート32の前面板32aの位置に配置され、供給シュート32の前面板32aの開口部を塞ぐ板状の部材で形成されている。この可動式シュート板83は、前面板32aの幅方向に延びる回転軸84によってその上端部分が回転可能に軸支されている。すなわち、可動式シュート板83は、回転軸84に回転自在に懸架されている。さらに、可動式シュート板83の側面には逆U字状の板ばね85の一端が接続されており、板ばね85の他端はケーシング3に固定されている。
可動式シュート板83は、板ばね85が伸縮・変形していない正常状態のときに、供給シュート32の前面板32aの部分に配置されるよう位置決めされている。この位置を正規の位置と称する。そして、分胴弁81の開閉だけでは抑えきれない粒体の力を受けたときに、板ばね85が縮んで可動式シュート板83が回転軸84廻りに回動する構成である。図中の符号83’は、板ばね85が縮んで可動式シュート板83が回動した状態を示している。分胴弁81の開閉だけでは抑えきれない粒体の力とは、例えば切出量を多くしようと切出ローター4の回転速度を速くしたときに、粒体間の摩擦によってローター駆動力が供給シュート32内の粒体群に伝達され、供給シュート32内の静止充填粒体は切出ローター4の回転に伴って表面上切出ローター4と共に回転する粒体との間に相互接触し、静止粒体が逃げることで回転を可能としているが、供給シュート32の四方の面で囲まれている粒体が相互の隙間のない充填状態の場合、摺動できず、特に前面板32a付近で粒体群が固まって動かなくなってしまうブロッキング現象の発生原因となる。そこで、可動式シュート板83が回転軸84廻りに回転可能な構成とし、分胴弁81の開閉だけでは抑えきれない粒体の力を受けたときに可動式シュート板83を後退させて切出ローター4とのギャップを拡げるようにしている。
また、図3及び図5に示すように、供給シュート32の後面板32bには、一対の縦壁状の支持部材86が接続されており、その間に切出ローター4の外周縁に沿って延びるローターカバー87が配置されている。ローターカバー87は、切出ローター4に直接接触しないように一定のクリアランス(例えば、1〜2mm)をもって配置されている。ローターカバー87は、その一端側(後端側)が、一対の支持部材86に両端側が支持された回転軸88によって回転可能なように軸支されている。一方、ローターカバー87の他端側(前端側)は固定されておらず、回転軸88を支軸にして上方に開く自由端となっている。このようにローターカバー87は他端側が自由端であるため、切出ローター4と接触するまで他端が下がらないように位置決めピン89によって位置決めされている。位置決めピンは、ローターカバー87に固定されており、その先端を供給シュート32の後面板32bの表面に当てることで、それ以上にローターカバー87の他端が下がらないようにしている。一方で、ローターカバー87の下面側に外方に拡がる力が作用すると、位置決めピン89が供給シュート32の後面板32bの表面から離れ、回転軸88を支軸にしてローターカバー87が上方に開く。図中の符号87’は、ローターカバー87が上方に開いた状態を示している。
ローターカバー87は、切出ローター4を停止した際に、供給シュート32の後面板32bと切出ローター4の隙間から粒体が自然流出するのを防止するために設けられる。しかしながら、ローターカバー87が固定されている場合、切出ローター4を回転させた際に、図6に模式的に示すように、裏面に接している粒体から摩擦による力をローターカバー87が受け、楔効果によって外方に向かう力(P)が作用する。この場合、無理に切出ローター4を回転させると摩擦抵抗が増加し、場合によっては駆動装置6がトルクオーバーとなってしまう。一方で、本装置のようにローターカバー87の他端(すなわち、供給シュート32側の端部)が上方に開く構成とすれば、力(P)に対してローターカバー87が逃げる方向に開くので、楔効果により摩擦抵抗が増加するのを抑制することができる。この、ローターカバー87の開く動作は、カバーの後端側が回転軸88に可動可能としていることによる。
また、ケーシング3の排出口33には、ローターの回転方向に沿って排出開口面積が拡大していく開口制御板9が配置されており、この開口制御板9と羽根部材52とで形成される排出口33の開口面積が羽根部材52の回転動作に伴い次第に拡大する。開口制御板9は、排出口33の部分に平板状の部材を設置して形成してもよく、図1に示すようにケーシング3の内壁面を延長させた曲面板で形成してもよい。開口制御板9は、図7に示すように、平面視において、その中央から、回転方向かつ両側に向かって開口面積が拡大する略三角形状の開口部91が形成されている。開口制御板9は、略三角形状の最も開口面積が広くなっている先端の部分が排出口33の長さ方向の中央に位置するように設定されており、先端よりも回転方向側に進んだ部分は排出口33の最大幅で開口している。開口制御板9の開口部9は、次の収容ポケット53が排出口33に開始縁にさしかかる位置にきたときに粒体の排出が完了するように開口面積が設定されている。そのような開口面積は、収容ポケット53の容積や回転速度に基づいて設計する。
(作用)
続いて、上述の構成を備えたロータリー式粒体切出装置2で粒体を切出しする作用について説明する。まず、粒体タンク7に粒体が充填され、粒体搬送管11に高圧の空気が流れている状態において、切出ローター4が停止しているときに、自重作用によって分胴弁81が閉止している。そして、駆動装置6を起動して、伝導チェーン61とスプロケット4d,5dを通じて切出ローター4とシールローター5を同期に回転させる。供給シュート32内の粒体は、切出ローター4の上部側に位置している収容ポケット43内に自重によって充填され、切出ローター4の回転動作によって周方向に移動していき、次の収容ポケット43に粒体が充填されていく。そして収容ポケット43が分胴弁81と接触している部分を超えて回転したあたりから粒体が順次落下していき、収容ポケット43が180度回転するまでにはすべての粒体が落下する。
粒体が切出ローター4の外周縁よりも内側に納まっている状態では、分胴弁81が閉止した状態で切出ローター4が回転し続ける。しかし、切出ローター4の外周縁よりも外にとび出した状態で粒体が移動してきた場合には、その外にとび出した粒体に押されて分胴弁81が外方側に開き、粒体の回転移動・排出動作に無理に抵抗しないようにして通過させるようになっている。この弁が開いた状態においても分胴弁81が粒体から離れず、自重作用で粒体に接しているので回転切出時においても粒体の自然流出を防止できる。
さらに非定常な状態として、例えば切出量を多くしようと切出ローター4の回転速度を速くしたときに、前面板32a付近で粒体群が固まって動かなくなってしまうブロッキング現象が発生し、分胴弁81の開閉だけでは解消しきれない摩擦抵抗が発生するときがある。このブロッキング現象が発生すると、板ばね85が縮んで可動式シュート板83が回転軸84廻りに回転し、可動式シュート板83が前面板32aの部分(正規の位置)から後退することによって分胴弁81と切出ローター4との間のギャップを拡大する。
次に、切出ローター4から落下した粒体は、下方のガイド板34の表面に受け止められ、その傾斜面に沿って転がり、ガイド板34の先端から落下する。そして、ガイド板34から落下した粒体は、傾斜したケーシング3の内壁面3aに沿って転がり、回転しているシールローター5の収容ポケット53内に充填される。粒体は、凹みをもった羽根部材52の表面に沿って、充填率が100%以下で充填され、羽根部材52の先端が真上(0度の位置)来る前に、回転方向側に屈曲した羽根表面上に載っていた粒体が落下して収容ポケット53の底の方に移動する。従って、ケーシング3とのクリアランスが極小に設定された領域に到達するときには羽根部材52の先端付近には粒体は存在しない状態となっている。さらに凹み部分で構成される容積以下の充填率とすることにより、高回転数下において遠心力により、重力作用による中心方向への粒体移動がなくても羽根部材52の先端付近には粒体の存在はない。遠心力で概ねその状態を維持した状態で周方向に移動していく。
さらにシールローター5が回転していき排出口33にまで到達すると、開口制御板9の中央の開口部91から粒体が排出されていき、次の収容ポケット53が排出口33にさしかかる頃まで順次排出が継続される。そして収容ポケット53内の粒体がすべて排出されると間隔をあけずに次の収容ポケット53からの排出が始まるので、結果として粒体の排出が間欠的にならず、均一化される。均一化されて排出口33から排出される粒体は、インジェクター12内で高圧空気によって加速され、粒体搬送管11を輸送される。
本実施形態のロータリー式粒体切出装置2によれば、供給シュート4の前面板32aの部分に開口部を設けて切出ローター4の外周縁とのギャップを拡大し、この前面板32aの部分に上端に回転軸82を有する分胴板81を設け、回転切出時にはローター回転方向の粒体の移動を妨げないように弁が開き、ローター停止時には自重作用によって弁が閉止する構成したことにより、粒体の自然流出を防止することができ、且つ、切出ローター4の羽根部材42と供給シュート32の前面板32aとの間に粒体を噛み込んでしまうのを防止することができる。
さらに、特許文献1の構成では、切出ローター4の収容ポケット43内の外周縁付近にある粒体と、前面板32aによって水平移動を止められた供給シュート32内の粒体との接触によって噛み込みと同様の現象が発生していたが、本実施形態のように開閉式の分胴弁81を前面板32aの部分に配置したことによって、収容ポケット42には納まらずに切出ローター4の外周縁の近傍にあって移動してくる粒体の逃げ道を分胴弁81が形成するので、これにより噛み込みと同様の現象が発生することまでをも防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、分胴弁81を回転軸82で懸架している可動式シュート板83も上部側に配置した回転軸84によって回転可能にし、通常は、与圧力をかけた板ばね85のスプリング力により正規の位置を維持しているが、分胴弁81では防止できない広範囲のブロック現象が発生した場合には、この可動式シュート板83が板ばね85のスプリング力に抗して大きく開くことにより、切出ローター4とのクリアランスが大きく拡大して、完全に噛み込むのを防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、ガイド板34を設けてケーシング3内を落下する粒体を案内する構成としたことにより、切出ローター4から落下した粒体が、シールローター5の羽根部材52の先端がケーシング3と接動を開始する部分でケーシング壁面に挟まれて噛み込みが発生するのを防止することができる。さらに、シールローター5に直接落下しないようにしたことによって、羽根部材52との直接衝突飛散により前記接動開始部分への飛散による噛み込みを防止できる。但し、必ずしもガイド板34によらず、例えばケーシング3を横方向に拡張し、切出ローター4とシールローター5の相対的な位置関係を調節して直接落下するのを防止してもよい。
さらに本実施形態によれば、例えば傾斜したケーシング3の内壁面3aに沿って転がり、シールローター5に供給される粒体は、回転数が高い場合は、遠心力の作用に因って収容ポケット53内に流入した時点の堆積形状を維持したまま回転する。特許文献1のようなタンデム形状の羽根とした場合は、図8に模式的に示すように、羽根部材52の先端とのクリアランスが極小となる領域が開始される部分のケーシング壁面に、ローター外周縁から外にとび出した粒体(黒塗りの粒体)が挟まって噛み込みをおこしていたが、本実施形態のように羽根部材52に凹みを設けて完全に凹み内に粒体が入るようにしたことによって、羽根部材52の先端から粒体がとび出さないので噛み込みを防止できる。
さらに本実施形態によれば、排出口33から粒体が間欠的に排出されるのを防止するために、排出口33に、ケーシング開口と羽根部材52とで囲まれた粒体流出部分の面積が羽根部材52の回転移動に伴い拡大していく開口部制御板9を設けたことにより、粒体のピーク的排出を防止して、均一化することを可能にしている。
2 ロータリー式粒体切出装置
3 ケーシング
34 ガイド板
4 切出ローター(上部ローター)
41 ディスク
42 羽根部材
43 収容ポケット
5 シールローター(下部ローター)
51 ディスク
52 羽根部材
53 収容ポケット
6 駆動装置
8 噛み込み防止弁
81 分胴弁
82 回転軸
83 可動式シュート板
84 回転軸
9 開口制御板

Claims (8)

  1. 粒体が充填される供給シュートと、前記供給シュートの粒体排出口側に配置され、回転
    することで粒体を切出しする複数の収容ポケットが周方向に設けられた切出ローターと、
    前記切出ローターを回転可能なように収容するケーシングと、前記切出ローターを回転さ
    せる駆動装置と、を含み、前記切出ローターの回転数を変化させることにより粒体の切出
    量を任意に調整できるロータリー式粒体切出装置であって、
    前記切出ローターの回転方向側に位置する前記供給シュートの前面板の部分に配置され
    、前記切出ローターの停止時においては前記供給シュート内に充填された粒体から受ける
    荷重よりも大きい与圧力で弁を閉止し、前記切出ローターの回転切出時においては前記切
    出ローターの外周縁よりも外にはみ出した状態で移動する粒体に押されたときに弁を開く
    噛み込み防止弁を備え
    前記前面板は前記ローターの外周に接して上下方向に延びる接線よりも前記供給シュートの内側に配置されており、
    前記噛み込み防止弁は、前記前面板と前記ローターとの間に形成された開口部を塞ぐ位置に配置されていることを特徴とするロータリー式粒体切出装置。
  2. 前記噛み込み防止弁は、前記切出ローターの回転切出時には前記切出ローターの外周縁
    よりも外にはみ出した状態で移動する粒体の回転移動・排出動作に抵抗しない様に自由に
    弁を開き、且つ、前記切出ローターの停止時には自重作用によって弁を閉止する、上部側
    が前記切出ローターの幅方向に延びる回転軸に軸支された分胴弁であることを特徴とする
    請求項1に記載のロータリー式粒体切出装置。
  3. 前記供給シュートの前面板の部分に配置され、その下部側で前記噛み込み防止弁を支持
    する可動式シュート板と、
    前記可動式シュート板を前記供給シュートの前面板の部分に位置決めした状態で支持す
    るバネ機構と、
    前記可動式シュート板の上部側に配置され、前記可動式シュート板を回転自在に軸支す
    る回転軸と、をさらに備え、
    前記切出ローターの回転切出時にローター外周部に位置する粒体の移動に対し、前記供
    給シュート内の静止粒体全体が集団としてその移動に抵抗するブロッキング現象が発生し
    たときに前記バネ機構の伸縮作用によって前記可動式シュート板を前記供給シュートの前
    面板の部分から後退させることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリー式粒体切
    出装置。
  4. 前記噛み込み防止弁と対向する位置にある前記供給シュートの後面板から前記切出ロー
    ターの外周縁に沿って前記切出ローターと接触しないように延びるカバー部材をさらに備
    えており、
    前記カバー部材は、前記切出ローターの外周縁に沿って延びる端部が前記切出ローター
    の幅方向に延びる回転軸によって軸支されており、前記供給シュート側に位置する端部が
    前記回転軸を支軸にして上方に開く自由端となっていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のロータリー式粒体切出装置。
  5. 前記ケーシング内において、前記切出ローターの下方側であって、且つ、前記ケーシン
    グの排出口をガスシールするように配置され、回転することで前記切出ローターからの粒
    体を前記ケーシング外に排出する複数の収容ポケットが周方向に設けられ、前記ケーシン
    グの一部が前記収容ポケットを形成する羽根部材の先端と接触摺動することでローター上
    下間のガスシールを行うシールローターと、
    前記切出ローターが切出した粒体が前記シールローターの羽根部材の先端が前記ケーシ
    ングと接触摺動を始める部分に直接落下しないように前記切出ローターと前記シールロー
    ターとの間を仕切り、且つ、前記切出ローターから落下してくる粒体を前記シールロータ
    ーの後方より充填させるべくその表面に沿って案内するガイド板と、をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロータリー式粒体切出装置。
  6. 前記ケーシングの排出口に収容ポケット内の粒体が排出されるにあたって、前記シール
    ローターの回転動作に伴い排出開口面積が拡大していき、次の収容ポケットが排出口にさ
    しかかる位置で当該収容ポケット内の粒体の排出を完了させる開口制御板を設けたことを
    特徴とする請求項に記載のロータリー式粒体切出装置。
  7. 前記切出ローターと前記シールローターは、スプロケットを介して前記駆動装置により
    同期に回転させられ、前記シールローターの容積率を100%以下の非充満状態となる様
    に前記切出ローターと前記シールローターの回転速度比が設定されていることを特徴とす
    る請求項5又は6に記載のロータリー式粒体切出装置。
  8. 前記シールローターの周方向に配置される複数の収容ポケットは、一対のディスクの間
    を前記羽根部材で仕切ることによって形成されており、
    前記羽根部材は、前記ディスクの外周側に向かうにつれてローター回転方向側に屈曲又
    は湾曲したことによって凹みをもった形状となっていることを特徴とする請求項〜7の
    いずれか1項に記載のロータリー式粒体切出装置。
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