JP5904752B2 - 雲台装置の駆動制御装置およびそれを有する撮影システム - Google Patents
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Description
ステップS101で、制御部14は、雲台装置の目標速度カーブを算出し、制動信号演算部22へ駆動指令信号を送信する。ステップS102において、制動信号演算部22は、制御部14より受信した駆動指令信号に基づき、モータ6の速度v0と加速度a0を演算する。ステップS103では、ステップS102で得られた速度v0と加速度a0が、
v0×a0<0
を満たすかどうか、すなわち、雲台装置の駆動が減速かどうかを制動信号演算部22が判断する。減速である場合は、被駆動部を制動するモードに切り替え、ステップS104へ進み、それ以外の場合は、被駆動部を制動しないモードのままとし、ステップS102に戻る。
ステップS203は、記憶部23がメモリした雲台装置が駆動停止する直前の加速度ap(≠0)と、現在の加速度a0が、
ap×a0<0
を満たすかどうかを判断する処理である。すなわち、モータ6が順送り駆動(雲台装置が駆動停止する直前の駆動と同方向への駆動)するのか、または反転駆動(雲台装置が駆動停止する直前の駆動と反対方向への駆動)するのかを判断し、順送り駆動の場合はステップS205に進み、反転駆動の場合はステップS204に進む。順送り駆動である場合は、駆動停止まで制動部Aによって制動力が掛けられた状態でモータ6は停止しているため、順送り駆動側においては、歯車7と歯車8の間の遊びはない。そのため、順送り駆動については、そのまま制動力を開放して回動を開始することができる。
ステップS205では、被駆動部を制動しないモードに切り替え、制動信号演算部22がモータ15へ制動力を開放するための制動指令信号を送信する。ステップS206で、モータ15は制動信号演算部22から送信された制動指令信号に基づき、制動力を除荷するために駆動を開始する。制動回転角検出部21を用いて、モータ15の回転角を検出しながら、モータ15が制動力を発生させる前の初期値まで回転させて制動力を除荷し、モータ15は駆動を停止する。
上記した図3の処理フローでは、ステップS203においては、雲台装置が駆動停止する直前の加速度ap(≠0)と現在の加速度a0との積が0より小さくなる場合を駆動方向の順方向(駆動開始後の駆動方向が駆動停止前の駆動方向と同じ方向)と判定したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、雲台装置が駆動停止する直前の速度vp(≠0)と現在の速度v0との積が0より大きい場合を順方向と判定してもよい。
図4に、図2に示した減速時の制動部Aの処理フロー、図3に示した図2の処理フローにより停止した後に駆動開始する際の処理フローをまとめ、モータ6の駆動開始から駆動停止までの制動部Aの駆動に関する処理フローの例を示す。図4中に示したステップ番号は、図2と図3中のステップ番号と対応する。処理フローの詳細な説明は、図2,3との説明と重複する部分は省略し、フローの概略を説明する。
ステップS201〜S206は、図3に示した駆動開始時の処理フローと同様である。ステップS203での判断で、順方向での駆動再開であると判断されると、ステップS205へ進み、反転方向での駆動再開であると判断されると、ステップS204でのタイマーを経た後にステップS205へ進む。ステップS205、206では図3での説明と同様に、被駆動部を制動しないモードに切り替え、制動部Aによってかけられていた制動力を解放するようモータ15を駆動する。ステップS206に続いてステップS102へ進む。
ステップS102〜S106の処理は、図2での処理と同様である。
ステップS103では、減速中の場合は、被駆動部を制動するモードに切り替え、ステップS104へ進み、ステップS102で得られた加速度を用いて、制動信号演算部22が、歯車8へ加える制動力を演算し、当該制動力を基に、被駆動部(歯車8)への制動を制動部Aに指令する制動信号としての制動指令信号を演算する。
ステップS103の判断で、加速中または等速駆動中であると判断された場合は、ステップS205へ戻り、被駆動部を制動しないモードとして、制御部14より受信した駆動指令信号に基づき、モータ6の速度と加速度を演算する。
ステップS105では、ステップS104で得られた制動指令信号を、制動信号演算部22がモータ15へ送信し、制動部Aによって制動力をかけるようにモータ15を駆動する。ステップS106で、モータ15は制動信号演算部22から送信された制動指令信号に基づき、モータ15の回転角が目標値となるまで駆動し停止する。
ステップS106に続いてステップS107へ進み、モータ6が停止したかどうかを判断し、停止していない場合はステップS102に戻り、停止した場合は処理を終了する。
Fb≧|I・α|
を満たす。その制動力により慣性力が打ち消され、モータ6が減速を開始すると同時に本体1も減速を開始する。このときの状態を図7に示す。歯車7が減速を開始し、歯車8へ制動力Fbが加えられることで、矢印Vb方向の慣性力が打ち消され、歯車8は歯車7と同時に減速を開始する。これにより歯車8は、減速時であっても、常に被駆動側の歯面8aと駆動側の歯面7aが離れることなく、歯車7の動きに追従しながら減速するので、本体1は動作ムラを起こすことなく減速をする。
たとえば、本発明におけるステップS104では、ステップS102で得られた加速度を用いて、制動信号演算部22が、歯車8へ加える制動力を演算し、当該制動力を基に、被駆動部(歯車8)への制動を制動部Aに指令する制動信号としての制動指令信号を演算し、ステップS105では、ステップS104で得られた制動指令信号を、制動信号演算部22がモータ15へ送信する処理を行っていたが、ステップS104におけるような演算処理は行わず、制動信号演算部22が所定の制動指令信号をモータ15へ送信する処理を行うようにしても良い。
この場合には、モータ6の加速度に合わせて歯車8へ加える制動力を制御することができず、それによる効果も得られないが、駆動制御装置の構成を簡潔に構成することができ、その結果、駆動制御装置の製造コストを低減することができる。
1 本体(被駆動部)
6 モータ(駆動部)
7 歯車(駆動部)
8 歯車(被駆動部)
14 制御部
15 モータ(制動部)
16 ナット(制動部)
17 バネ(制動部)
18 回転止めピン(制動部)
19 摩擦部材(制動部)
22 制動信号演算部
Claims (8)
- 雲台装置において駆動信号に基づきパンチルト駆動を行う駆動制御装置であって、
被駆動部と係合し、該駆動信号に基づき該被駆動部を駆動する駆動部と、
該被駆動部を制動する制動部であって、該駆動信号に基づき、該被駆動部を制動するモードと制動しないモードとを切り替える制動部と、
を有し、
該制動部は、該駆動信号に基づく該駆動部の速度と加速度との積が負の場合には、該被駆動部を制動するモードに切り替える、
ことを特徴とする駆動制御装置。 - 前記駆動信号に基づく前記駆動部の加速度を記憶する加速度記憶部を有し、
前記制動部は、前記駆動信号に基づく前記駆動部の加速度と、該加速度記憶部が記憶する前記駆動部の加速度との積が負の場合には、前記被駆動部を制動しないモードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置。 - 雲台装置において駆動信号に基づきパンチルト駆動を行う駆動制御装置であって、
被駆動部と係合し、該駆動信号に基づき該被駆動部を駆動する駆動部と、
該被駆動部を制動する制動部であって、該駆動信号に基づき、該被駆動部を制動するモードと制動しないモードとを切り替える制動部と、
該駆動信号に基づく該駆動部の加速度を記憶する加速度記憶部と、
を有し、
該制動部は、該駆動信号に基づく該駆動部の加速度と、該加速度記憶部が記憶する該駆動部の加速度との積が負の場合には、該被駆動部を制動しないモードに切り替える、
ことを特徴とする駆動制御装置。 - 前記被駆動部を制動するモードにおいて、前記駆動信号に基づき、前記被駆動部への制動を前記制動部に指令する制動信号を演算する制動信号演算部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
- 前記制動信号に基づく制動力と、前記被駆動部を制動する制動力とに基づき、前記制動信号を補正する補正値を演算する制動信号補正部を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の駆動制御装置。
- 前記補正値を記憶する補正値記憶部を有し、
前記制動信号補正部は、該補正値記憶部が記憶する該補正値に基づき、前記制動信号を補正することを特徴とする請求項5に記載の駆動制御装置。 - 前記制動信号に基づく前記被駆動部を制動する制動力の大きさを切替える切替え手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の駆動制御装置を備える雲台装置と、該雲台装置に搭載される撮影装置と、を含むことを特徴とする撮影システム。
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