JP5903929B2 - ころ軸受用保持器 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用変速機、工作機械等の各種機械装置の回転支持部に組み込むころ軸受を構成する保持器の改良に関する。
図20〜22は、特許文献1等に記載されて従来から広く知られている、スラストころ軸受用の保持器の1例を示している。この保持器は、鋼板等の弾性を有する1枚の金属板に塑性加工及び打ち抜き加工を施す事により、一体に造られている。この様な保持器は、全体を円輪状に造られると共に、断面形状を径方向に関して屈曲させた本体1と、この本体1の径方向中間部の円周方向等間隔の複数箇所に、これら各箇所を軸方向に貫通する状態で設けられた、放射方向に長い矩形のポケット2、2とを備える。これら各ポケット2、2の内周縁のうちで、前記本体1の円周方向に関して互いに対向する1対の円周方向側縁のうち、軸方向片側に寄った径方向中間部と、軸方向他側に寄った径方向両端寄り部分とに、それぞれ係合突部3a、3b、3cを、他の部分に比べて前記各ポケット2、2の内側に向け円周方向に少しだけ突出する状態で設けている。これら各ポケット2、2の円周方向両側縁に設けた、前記各係合突部3a、3b、3c同士の間隔は、自由状態で、前記各ポケット2、2内に転動自在に保持すべきころ4、4の外径寸法よりも少しだけ小さくしている。又、前記本体1の径方向中間部で、円周方向に隣り合う各ポケット2、2同士の間部分は、柱部5、5となっている。
上述の様な構成を有する保持器の使用時には、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を転動自在に保持した状態で、これら各ころ4、4を、それぞれが円輪状の平面である、互いに平行な1対の軌道面同士の間に挟持する。この場合に、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を挿入する際には、これら各ころ4、4を、円周方向に隣り合う柱部5、5同士の間隔を弾性的に押し拡げつつ、前記各ポケット2、2内に押し込む。この様にして各ポケット2、2内に各ころ4、4を保持した状態では、前記各係合突部3a、3b、3cがこれら各ころ4、4の転動面である外周面と係合して、これら各ころ4、4が前記各ポケット2、2内から抜け出る事を防止される。又、上述した使用時の状態では、当該係合によって、前記各ころ4、4に対する、前記保持器の軸方向の変位が抑えられる。即ち、この保持器の軸方向に関する位置決めが、所謂ころ案内により図られる。
上述した従来の保持器の場合、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を挿入する作業を、総て同時に行おうとすると、挿入の際に、前記各柱部5、5が前記各ころ4、4同士の間で円周方向に突っ張った状態となる為、円周方向に隣り合う柱部5、5同士の間隔を弾性的に十分な量だけ押し拡げる事ができない。従って、上述した従来の保持器の場合には、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を挿入する作業を、実質上、総て同時に行う事はできない。そこで、従来から、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を挿入する場合には、その挿入方法として、円周方向に配置されている偶数番目のポケット2、2内に各ころ4、4を同時に挿入した後、奇数番目のポケット2、2内に各ころ4、4を同時に挿入する方法(第一の方法)と、前記保持器を回転させながら、前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を1個ずつ順番に挿入する方法(第二の方法)とのうちの、何れか一方の方法を採用する事が一般的に行われている。
ところが、前記第一の方法を採用する場合には、前記各ポケット2、2の総数が奇数個である場合に、円周方向の1箇所で、互いに隣り合う2つのポケット2、2内に各ころ4、4を同時に挿入する必要がある。この場合には、挿入の際に、前記2つのポケット2、2同士の間に存在する1本の柱部5が、前記各ころ4、4同士の間で円周方向に突っ張った状態となる為、挿入に伴って、前記各ころ4、4の転動面に傷が付く可能性がある。これに対し、前記第二の方法を採用する場合には、総てのポケット2、2に対して各ころ4、4を挿入し終わるまでの間に、前記保持器を1回転させる必要がある。この為、対象となる保持器の径寸法が大きくなる(ポケットの総数が多くなる)程、挿入作業に要する時間が長くなる。従って、これらの問題を解消できる様にすべく、各ポケット内に各ころを挿入する作業を、総て同時に行える構造を実現する事が望まれる。
又、上述した従来の保持器の場合には、前記各ポケット2、2の円周方向両側縁に前記各係合突部3a、3b、3cを設ける為に、前記本体1の径方向中間部(前記各ポケット2、2を形成する部分)の断面形状を、径方向に関して屈曲させている。ところが、この様な構成を有する保持器の場合、長さの短いころ4、4を保持する為に、前記各ポケット2、2の長さを短くする場合には、前記本体1の径方向中間部の断面形状を所望通りに屈曲させる事が困難になり、結果として、前記各ポケット2、2の形状精度を良好にする事が困難になる。
実開平1−55322号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、複数のポケット内に保持したころの抜け止めを図れる構造に関して、各ポケット内に各ころを挿入する作業を、総て同時に行えると共に、長さの短いころを保持する為に、前記各ポケットの長さを短くする場合でも、これら各ポケットの形状精度を良好にできる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のころ軸受用保持器は、弾性を有する金属板製であり、円環状の本体と、この本体の幅方向中間部の円周方向複数箇所を厚さ方向に貫通する状態で設けられ、それぞれの内側にころ(ニードルを含む)を転動自在に保持自在としたポケットとを備える。
特に、本発明のころ軸受用保持器に於いては、前記各ポケットは、それぞれ少なくとも1つの抜け止め片を備える。これら各抜け止め片は、それぞれ前記各ポケットの円周方向両側縁(これら各ポケットの内周縁のうちで、前記本体の円周方向に関して互いに対向する1対の側縁)のうちの何れか一方の円周方向側縁から前記本体の厚さ方向に折れ曲がると共に、それぞれの先端側部分を、円周方向に関して前記各ポケットの内側に突出させた状態で設けられている。又、前記各抜け止め片は、それぞれの先端側部分の内側面により、前記各ポケットの内側に保持された前記各ころの外周面を案内する事によって、これら各ころが、前記各ポケットの両端開口部のうちの前記各抜け止め片の折れ曲がり側の開口部を通じて外側に抜け出る事を防止可能である。
更に、本発明の場合、前記各ポケットは、それぞれ前記抜け止め片として、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものと、他側に折れ曲がったものとのうちの、少なくとも一方のものを備えており、これら何れの側に折れ曲がったものも、同方向に折れ曲がったものに関しては、前記各ポケットの円周方向両側縁のうちの何れか一方の円周方向側縁にのみ設けられている。
特に、本発明の場合、前記各ポケットは、それぞれ前記抜け止め片として、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものと、他側に折れ曲がったものとの、双方のものを備えている。
そして、前記双方のものは、前記各ポケットの円周方向両側縁のうち、互いに同側の円周方向側縁に設けられている。
この様な本発明のころ軸受用保持器を実施する場合には、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記本体を円輪状にして、この本体の幅方向を径方向とすると共に、この本体の厚さ方向を軸方向とする。そして、スラストころ軸受に組み込んで使用する。
或いは、請求項3に記載した発明の様に、前記本体を円筒状にして、この本体の幅方向を軸方向にすると共に、この本体の厚さ方向を径方向とする。そして、ラジアルころ軸受に組み込んで使用する。
又、本発明の場合と同様に、前記各ポケットに、それぞれ前記抜け止め片として、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものと、他側に折れ曲がったものとの、双方のものを備えさせる場合には、本発明の技術的範囲からは外れるが、これら双方のものを、前記各ポケットの円周方向両側縁のうち、互いに反対側の円周方向側縁に設ける事もできる。
は、本発明の技術的範囲からは外れるが、前記各ポケットに、それぞれ前記抜け止め片として、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったもののみを備えさせる事もできる。
又、本発明を実施する場合に、好ましくは、請求項に記載した発明の様に、本発明のころ軸受用保持器を、弾性を有する1枚の金属板から造る。
又、上述の請求項に記載した発明を実施する場合には、請求項に記載した発明の様に、前記本体を、この本体の厚さ方向に重ねて配置された、弾性を有する2枚の金属板を含んで構成する事もできる。この場合には、前記各抜け止め片のうちで、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものを、前記2枚の金属板のうちの一方の金属板により形成し、同じく他側に折れ曲がったものを、他方の金属板により形成する。
上述の様に構成する本発明のころ軸受用保持器によれば、各ポケット内に各ころを挿入する作業を、総て同時に行える。
即ち、本発明のころ軸受用保持器の場合には、前記各ポケットの片側の開口部と他側の開口部との、双方の開口部から抜け止め片の先端側部分が突出している。
そこで、先ず、前記各ポケットの片側の開口部と他側の開口部とのうち、何れか一方の側の開口部を通じて、前記各ポケット内に前記各ころを挿入する場合に就いて考える。この場合、これら各ころは、前記各抜け止め片の先端側部分を弾性変形させる事により、前記各ポケットの開口部の円周方向幅を押し拡げつつ、前記各ポケット内に押し込む。この場合に、前記各抜け止め片の先端側部分は、前記各ポケットの外側に突出している為、前記ころ軸受用保持器の本体と独立して弾性変形させる事ができる。従って、この場合には、前記各ポケット内に前記各ころを挿入する作業を、総て同時に行ったとしても、挿入の際に、前記本体のうちで円周方向に隣り合うポケット同士の間に存在する柱部が、前記各ころ同士の間で円周方向に突っ張る事はない。この為、これら各柱部に阻害される事なく、前記各ポケット内に前記各ころを挿入する作業を、総て同時に行える。特に、本発明の場合、前記各ポケットの開口部から突出した抜け止め片の先端側部分は、これら各開口部の円周方向両側縁のうちの何れか一方の円周方向側縁に寄った位置にのみ配置されている。この為、前記各ポケット内に前記各ころを挿入する作業は、これら各ころを、これら各ポケットの開口部の円周方向両側縁のうちの他方の円周方向側縁の側から、斜めに押し込む様にして行う事になる。この結果、この押し込みに伴って、前記各抜け止め片の先端側部分を、前記各開口部の円周方向幅が拡がる方向に弾性変形させ易くできる。従って、前記各ポケット内に前記各ころを挿入する際の作業性を高められる
又、本発明のころ軸受用保持器の場合には、長さの短いころを保持する為に、前記各ポケットの長さを短くする場合でも、これら各ポケットの形状精度を良好にできる。
即ち、本発明のころ軸受用保持器の場合には、前記本体のうち、前記各ポケットを形成する部分である幅方向中間部の断面形状を、この幅方向に関して屈曲させる必要はない。従って、長さの短いころを保持する為に、前記各ポケットの長さを短くする場合でも、前記本体の幅方向中間部を所望通りの形状とする事ができる。この結果、この幅方向中間部に形成する前記各ポケットの形状精度を良好にできる。
又、本発明の場合には、前記本体の幅方向に関する、前記抜け止め片の長さを、前記各ポケットの長さと同じ寸法にできる。この為、長さの短いころを保持する場合でも、このころの外周面と、前記抜け止め片の先端側部分の内側面との接触部の長さを、十分に確保できる。従って、前記各ポケット内での前記各ころの姿勢を安定させる事ができる。
又、本発明を実施する場合に、請求項に記載した発明の構成を採用すれば、本体の厚さ方向片側に折れ曲がる抜け止め片と、同じく他側に折れ曲がる抜け止め片とを、別々の金属板により形成する為、1枚の金属板により形成する場合に比べて、前記各抜け止め片の形成を容易に行える。
本発明に関する参考例の第1例の保持器を示す斜視図。 図1のa部拡大図。 図2のb矢視図。 図2のc−c断面図。 抜け止め片を形成する前の状態で示す、図2と同様の図。 各ポケット内にころを保持した状態で示す部分斜視図。 図6のd−d断面図。 本発明に関する参考例の第2例の保持器を示す部分斜視図。 図8のe−e断面図。 本発明に関する参考例の第3例の保持器を示す部分斜視図。 図10のf−f断面図。 本発明の実施の形態の第例の保持器を示す部分斜視図。 図12のg−g断面図。 本発明に関する参考例の第例の保持器を、1対の保持器素子の円輪部を重ね合わせる以前の状態で示す部分斜視図。 1対の保持器素子の円輪部同士を重ね合わせた後の状態で示す、図14のh−h断面に相当する図。 本発明に関する参考例の第例の保持器を、各ポケット内にころを保持すると共に、軌道輪に組み付けた状態で示す部分斜視図。 図16のi−i断面図。 図17の右方から見た図。 本発明に関する参考例の第例の保持器を示す斜視図。 従来から知られているスラストころ軸受用保持器の部分平面図。 同じく半部断面図。 図20の拡大j−j断面図。
参考例の第1例]
図1〜7は、本発明に関する参考例の第1例を示している。本参考例のころ軸受用保持器は、スラストころ軸受に組み込んで使用するもので、鋼板等の弾性を有する1枚の金属板に塑性加工及び打ち抜き加工を施す事により、一体に造られている。この様な本参考例のころ軸受用保持器は、円輪状の本体1aと、この本体1aの径方向中間部の円周方向等間隔の複数箇所に、これら各箇所を軸方向に貫通する状態で設けられた、放射方向に長い矩形のポケット2a、2aとを備える。これら各ポケット2a、2aの内側には、図6〜7に示す様に、それぞれ円柱状のころ4、4を転動自在に保持可能としている。又、前記本体1aの径方向中間部で、円周方向に隣り合う各ポケット2a、2a同士の間部分は、柱部5a、5aとなっている。
又、本参考例の場合、前記各ポケット2a、2aの円周方向両側縁に、それぞれ抜け止め片6a、6bを設けている。これら各抜け止め片6a、6bのうち、前記各ポケット2a、2aの円周方向片側縁(図2、3、4、6、7の左側縁)に設けた一方の抜け止め片6a、6aは、これら各円周方向片側縁から前記本体1aの軸方向片側(図1、2、4〜7の上側、図3の手前側)に折れ曲がると共に、それぞれの先端側部分が、円周方向に関して、前記各ポケット2a、2aの内側に突出している。これに対し、これら各ポケット2a、2aの円周方向他側縁(図2、3、4、6、7の右側縁)に設けた他方の抜け止め片6b、6bは、これら各円周方向他側縁から前記本体1aの軸方向他側(図1、2、4〜7の下側、図3の裏側)に折れ曲がると共に、それぞれの先端側部分が、円周方向に関して、前記各ポケット2a、2aの内側に突出している。即ち、前記本体1aの軸方向に関して、これら各ポケット2a、2aの外部に突出した、前記各抜け止め片6a、6bの先端側部分を、それぞれ先端側に向かう程、前記各ポケット2a、2aの円周方向中央側に向かう方向に傾斜させている。更に、本参考例の場合には、前記各抜け止め片6a、6bの先端側部分の内側面を、それぞれ前記各ポケット2a、2a内に保持した各ころ4、4(図6〜7)の転動面と同方向に傾斜した、部分円筒状の凹面としている。これと共に、この凹面の曲率半径を、前記転動面の曲率半径と同じか、或いは、この転動面の曲率半径よりも僅かに大きくしている。
上述の様な構成を有する本参考例のころ軸受用保持器を造る場合には、素材となる金属板を打ち抜いて、前記円輪状の本体1aを造った後、或いはこの本体1aを造ると同時に、この本体1aの円周方向等間隔の複数箇所に、それぞれ図5に示す様な、H字形の透孔7、7を形成する。そして、これら各透孔7、7を形成する事に伴い、前記本体1aの円周方向等間隔の複数箇所に、それぞれ円周方向に向かい合う1対ずつの矩形の舌片8a、8bを形成する。その後、これら1対ずつの舌片8a、8bに対して、それぞれ一方の舌片8aを軸方向片側に折り曲げる、プレスによる曲げ加工を施すと共に、他方の舌片8bを軸方向他側に折り曲げる、プレスによる曲げ加工を施す。これにより、前記1対ずつの舌片8a、8bを、それぞれ前記1対ずつの抜け止め片6a、6bとすると共に、これら1対ずつの抜け止め片6a、6b同士の間に、それぞれ前記各ポケット2a、2aを形成する。
上述の様な構成を有する本参考例のころ軸受用保持器の使用時には、図6〜7に示す様に、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を転動自在に保持した状態で、これら各ころ4、4を、それぞれが円輪状の平面である、互いに平行な1対の軌道面同士の間に挟持する。この場合に、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する際には、それぞれ図7の「鎖線の状態」→「実線の状態」の順に示す様に、前記ころ4を、前記ポケット2aの片側(又は他側)の開口部を通じて、前記各ポケット2a、2a内に押し込む。この押し込み作業は、前記一方(又は他方)の抜け止め片6a(又は6b)を矢印イ(又はロ)方向に弾性変形させる事により、前記片側(又は他側)の開口部の円周方向幅を押し拡げつつ行う。この様にして前記各ポケット2、2内に前記各ころ4、4を保持した状態では、これら各ころ4、4の転動面と、前記各抜け止め片6a、6bの先端側部分の内側面との係合に基づいて、前記各ころ4、4が前記各ポケット2a、2a内から抜け出る事を防止される。又、上述した使用時の状態では、当該係合に基づいて、前記各ころ4、4に対する、前記ころ軸受用保持器の軸方向の変位が抑えられる。即ち、このころ軸受用保持器の軸方向に関する位置決めが、所謂ころ案内により図られる。但し、前記各抜け止め片6a、6bの先端縁が、前記各ころ4、4の転動面よりも前記ころ軸受用保持器の軸方向に関して外側に突出する事はない。
又、上述した様な本参考例のころ軸受用保持器によれば、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する作業を、これら各ポケット2a、2aの片側の開口部から行う場合でも、他側の開口部から行う場合でも、総て同時に行える。即ち、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する作業は、上述した様に、前記一方(又は他方)の抜け止め片6a(又は6b)の先端側部分を、図7の矢印イ(又はロ)方向に弾性変形させつつ行う。ここで、前記一方(又は他方)の抜け止め片6a(又は6b)の先端側部分は、前記各ポケット2a、2aの外側に突出している為、前記本体1aと独立して弾性変形させる事ができる。従って、本参考例の場合、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する作業を、これら各ポケット2a、2aの片側(又は他側)の開口部を通じて、総て同時に行う場合でも、挿入の際に、前記本体1aを構成する各柱部5a、5aが、前記各ころ4、4同士の間で円周方向に突っ張る事はない。この為、前記各柱部5a、5aに阻害される事なく、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する作業を、総て同時に行える。
又、本参考例の場合、前記各ポケット2a、2aの片側(又は他側)の開口部から突出した抜け止め片6a(又は6b)の先端側部分は、これら各片側(又は他側)の開口部の円周方向片側(又は他側)に寄った位置にのみ配置されている。この為、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する作業は、上述の図7に示した様に、これら各ころ4、4を、前記各ポケット2a、2aの片側(又は他側)の開口部の円周方向他側縁(又は片側縁)の側から、斜めに押し込む様にして行う事になる。この結果、この押し込みに伴って、前記各抜け止め片6a(又は6b)の先端側部分を、前記各片側(又は他側)の開口部の円周方向幅が拡がる方向{図7の矢印イ(又はロ)方向}に弾性変形させ易くできる。従って、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を挿入する際の作業性を高められる。更に、本参考例の場合には、前記各片側(又は他側)の開口部から突出した抜け止め片6a、6a(又は6b、6b)の先端側部分を、何れも円周方向片側(又は他側)に寄った位置に配置している。この為、前記各片側(又は他側)の開口部を通じて前記各ころ4、4を斜めに押し込む方向を、円周方向に関して総て一致させる事ができる。この為、前記各ポケット2a、2a内に前記各ころ4、4を総て同時に挿入する際の作業性を高められる。
又、本参考例の場合には、長さの短いころを保持する為に、前記各ポケット2a、2aの長さを短くする場合でも、これら各ポケット2a、2aの形状精度を良好にできる。即ち、本参考例の場合には、前記本体1aのうち、前記各ポケット2a、2aを形成する部分である幅方向中間部の断面形状を、この幅方向に関して屈曲させていない。従って、長さの短いころ4、4を保持する為に、前記各ポケット2a、2aの長さを短くする場合でも、前記本体1aの幅方向中間部を所望通りの形状とする事ができる。この結果、この本体1aの幅方向中間部に形成する、前記各ポケット2a、2aの形状精度を良好にできる。
又、本参考例の場合には、前記各ポケット2a、2aの円周方向両側縁に、それぞれ前記各抜け止め片6a、6bを設けている。この為、前記各ポケット2a、2aの内周縁のうち、前記各ころ4、4の転動面と摺接する部分は、打ち抜き加工によって形成された剪断面(粗い面)ではなく、前記各抜け止め片6a、6bの内側面(平滑面)となる。従って、前記各ポケット2a、2aの内周縁と前記各ころ4、4の転動面との摺接部に油膜が形成され易くなる。この結果、これら各ころ4、4の転動面に対する、前記各ポケット2a、2aの内周縁の攻撃性を低減できる。
更に、本参考例の場合には、前記本体1aの径方向に関する、前記各抜け止め片6a、6bの長さを、前記各ポケット2a、2aの長さとほぼ同じ寸法にしている。この為、長さの短いころ4、4を保持する場合でも、これら各ころ4、4の転動面と、前記各抜け止め片6a、6bの先端側部分の内側面との接触部の長さを、十分に確保できる。従って、前記各ポケット2a、2a内での前記各ころ4、4の姿勢を安定させる事ができる。
参考例の第2例]
図8〜9は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例のころ軸受用保持器の場合には、各ポケット2b、2bの円周方向両側縁のうちの径方向両端部にのみ、それぞれ本体1aの軸方向片側又は他側に折れ曲がった抜け止め片6a1、6b1を設けている。
その他の部分の構造及び作用は、上述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
参考例の第3例]
図10〜11は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例のころ軸受用保持器の場合には、各ポケット2c、2cの円周方向片側縁の径方向両端部と円周方向他側縁の径方向中間部とにのみ、それぞれ本体1aの軸方向片側又は他側に折れ曲がった抜け止め片6a1、6b2を設けている。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第例]
図12〜13は、本発明の実施の形態の第例を示している。本例のころ軸受用保持器の場合には、各ポケット2d、2dの円周方向片側縁の径方向両端部に、本体1aの軸方向片側に折れ曲がった抜け止め片6a1、6a1を、同じく径方向中間部に、軸方向他側に折れ曲がった抜け止め片6b2を、それぞれ設けている。本例の場合、前記各ポケット2d、2dの円周方向他側縁には、抜け止め片を設けていない。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
参考例の第例]
図14〜15は、本発明に関する参考例の第例を示している。本参考例のころ軸受用保持器は、完成後の状態では、前述の図1〜7に示した参考例の第1例のころ軸受用保持器と実質的に同様の構成を有する。但し、前述した参考例の第1例のころ軸受用保持器が、1枚の金属板から造ったものであるのに対し、本参考例のころ軸受用保持器は、2枚の金属板から造ったものとしている。即ち、本参考例のころ軸受用保持器は、それぞれが鋼板等の弾性を有する金属板製である、1対の保持器素子9a、9b同士を、互いに組み合わせる事により構成している。
これら両保持器素子9a、9bは、図14に組み合わせ前の状態を、図15に組み合わせ後の状態を、それぞれ示す様に、前述した参考例の第1例のころ軸受用保持器を軸方向に関して2等分割(本体1aの厚さ方向中央部を境に2分割)した如き形状を有する。この様な両保持器素子9a、9bは、それぞれ円輪部10a、10bと、これら各円輪部10a、10bの円周方向等間隔の複数箇所に設けられた、放射方向に長い矩形の透孔11a、11bとを備える。更に、一方の保持器素子9aは、これら各透孔11a、11aの円周方向片側縁に、それぞれ軸方向片側に折れ曲がった抜け止め片6a、6aを備える。これに対し、他方の保持器素子9bは、前記各透孔11b、11bの円周方向他側縁に、それぞれ軸方向他側に折れ曲がった抜け止め片6b、6bを備える。
前記両保持器素子9a、9b同士を組み合わせる事によって、本参考例のころ軸受用保持器を完成させる場合には、前記両円輪部10a、10bの両側面のうち、前記各抜け止め片6a、6bが突出していない側の側面同士を当接させる状態に重ね合わせると共に、前記両円輪部10a、10bに設けられた各透孔11a、11b同士を整合させる。そして、この状態で、前記両円輪部10a、10bの円周方向複数箇所にスポット溶接を施す事により、或いは、一方の円輪部の周縁部の一部に形成した舌片を他方の円輪部の周縁部にかしめ付ける事により、前記両保持器素子9a、9b同士を互いに結合固定する。これにより、前記両円輪部10a、10bによって本体1bを構成すると共に、前記1対ずつの透孔11a、11bによってポケット2eを構成する。
上述の様に構成する本参考例のころ軸受用保持器の場合には、前記本体1bの厚さ方向片側に折れ曲がる抜け止め片6a、6aと、同じく他側に折れ曲がる抜け止め片6b、6bとを、別々の金属板により形成する為、1枚の金属板により形成する場合に比べて、前記各抜け止め片6a、6bの形成を容易に行える。尚、本参考例では、便宜上、前記両保持器素子9a、9bの説明を、互いに異なる符号を用いて行ったが、これら両保持器素子9a、9bは、互いに同一の形状を有する1対の部品である。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
参考例の第例]
図16〜18は、本発明に関する参考例の第例を示している。本参考例のころ軸受用保持器の場合には、各ポケット2f、2fの円周方向片側縁にのみ、本体1aの軸方向片側に折れ曲がった抜け止め片6a、6aを設けており、同じく円周方向他側縁には、抜け止め片を設けていない。
又、本参考例のころ軸受用保持器の場合も、使用時には、前記各ポケット2f、2f内にころ4、4を転動自在に保持した状態で、これら各ころ4、4を、それぞれが円輪状の平面である、互いに平行な1対の軌道面同士の間に挟持するが、このうちの一方の軌道面を、図示の様な軌道輪12を構成する円輪部13の片側面とする。この軌道輪12は、この円輪部13の内周縁部分から軸方向片側に向け直角に折れ曲がった円筒部14を備える。そして、この円筒部14に、本参考例のころ軸受用保持器を緩く外嵌した状態で、この円筒部14の先端部に、外径側に向けて折れ曲がったかしめ部15を形成している。そして、図示の状態で、本参考例のころ軸受用保持器は、このかしめ部15と前記本体1aの内周縁部分との係合に基づいて、軸方向片側(図16〜18の上側)への変位を規制されると共に、前記各ころ4、4の転動面と前記各抜け止め片6a、6aの先端側部分の内側面との係合に基づいて、軸方向他側(図16〜18の下側)への変位を規制される。
又、本参考例の場合、前記各ポケット2f、2fに対する前記各ころ4、4の挿入作業は、前記かしめ部15を形成する事により、前記軌道輪12と前記ころ軸受用保持器とを互いに組み合わせた後、前記各ポケット2f、2fの軸方向片側の開口部を通じて行う。尚、本参考例の場合、これら各ポケット2f、2fの両端開口部のうち、抜け止め片が円周方向内側に突出していない、軸方向他側の開口部の円周方向幅は、それぞれ自由状態で前記各ころ4、4の直径よりも僅かに大きい寸法を有している。この為、本参考例の場合、前記各ポケット2f、2fに対する前記各ころ4、4の挿入作業は、前記軌道輪12と前記ころ軸受用保持器とを互いに組み合わせる前の状態で、前記各ポケット2f、2fの軸方向他側の開口部を通じて行う事もできる。この際の挿入作業も、総て同時に行える。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
参考例の第例]
図19は、本発明に関する参考例の第例を示している。本参考例のころ軸受用保持器は、ラジアルころ軸受に組み込んで使用するもので、鋼板等の弾性を有する1枚の金属板に塑性加工及び打ち抜き加工を施す事により、一体に造られている。この様な本参考例のころ軸受用保持器は、円筒状の本体1cと、この本体1cの軸方向中間部の円周方向等間隔の複数箇所に、これら各箇所を径方向に貫通する状態で設けられた、軸方向に長い矩形のポケット2g、2gとを備える。これら各ポケット2g、2gの内側には、それぞれ円筒状のころを転動自在に保持自在である。又、前記本体1cの軸方向中間部で、円周方向に隣り合う各ポケット2g、2g同士の間部分は、柱部5b、5bとなっている。又、本参考例の場合、前記各ポケット2g、2gの円周方向片側縁にのみ、前記本体1cの内径側に折れ曲がった抜け止め片6c、6cを設けており、同じく円周方向他側縁には、抜け止め片を設けていない。
上述の様な構成を有する本参考例のころ軸受用保持器の使用時には、前記各ポケット2g、2g内にころを転動自在に保持した状態で、これら各ころを、それぞれが円筒面である、外径側、内径側両軌道面同士の間に挟持する。又、本参考例の場合、前記各ポケット2g、2gに対するころの挿入作業は、前記外径側軌道面の内径側に前記ころ軸受用保持器を配置した状態で、前記各ポケット2g、2gの内径側の開口部を通じて行う。尚、本参考例の場合、これら各ポケット2g、2gの両端開口部のうち、抜け止め片が円周方向内側に突出していない、外径側の開口部の円周方向幅は、それぞれ自由状態で前記各ころの直径よりも僅かに大きい寸法を有している。この為、本参考例の場合、前記各ポケット2g、2gに対する前記各ころの挿入作業は、前記ころ軸受用保持器を前記外径側軌道面の内径側に配置する前の状態で、前記各ポケット2g、2gの外径側の開口部を通じて行う事もできる。何れの場合でも、前記各ポケット2g、2gに対する前記各ころ4、4の挿入作業は、総て同時に行える。
保持器の形状が円輪状から円筒状に変わった点を除き、その他の部分の基本構造及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
本発明を実施する場合には、例えば、前述の図8〜9に示した参考例の第2例の構造や、前述の図10〜11に示した参考例の第3例の構造や、前述の図12〜13に示した実施の形態の第例の構造に就いても、前述の図14〜15に示した参考例の第例の場合と同様にして、2枚の金属板から造る事もできる。
又、本発明を実施する場合には、ラジアルころ軸受用の保持器に関して、内径側に折れ曲がった抜け止め片だけでなく、外径側に折れ曲がった抜け止め片を設ける事もできる。
1、1a〜1c 本体
2、2a〜2g ポケット
3a〜3c 係合突部
4 ころ
5、5a、5b 柱部
6a、6b、6a1、6b1、6b2、6c 抜け止め片
7 透孔
8a、8b 舌片
9a、9b 保持器素子
10a、10b 円輪部
11a、11b 透孔
12 軌道輪
13 円輪部
14 円筒部
15 かしめ部

Claims (5)

  1. 円環状の本体と、この本体の幅方向中間部の円周方向複数箇所を厚さ方向に貫通する状態で設けられ、それぞれの内側にころを転動自在に保持自在としたポケットとを備えた、弾性を有する金属板製のころ軸受用保持器に於いて、
    これら各ポケットは、それぞれ複数の抜け止め片を備えており、これら各抜け止め片は、それぞれ前記各ポケットの円周方向両側縁のうちの何れか一方の円周方向側縁から前記本体の厚さ方向に折れ曲がると共に、それぞれの先端側部分を、円周方向に関して前記各ポケットの内側に突出させた状態で設けられたもので、それぞれの先端側部分の内側面により、前記各ポケットの内側に保持された前記各ころの外周面を案内する事によって、これら各ころが、前記各ポケットの両端開口部のうちの前記各抜け止め片の折れ曲がり側の開口部を通じて外側に抜け出る事を防止可能なものであり、
    前記各ポケットは、それぞれ前記抜け止め片として、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものと、他側に折れ曲がったものとの、双方のものを備えており、これら双方のものは、前記各ポケットの円周方向両側縁のうち、互いに同側の円周方向側縁に設けられている事を特徴とするころ軸受用保持器。
  2. 前記本体が円輪状であって、この本体の幅方向が径方向であると共に、この本体の厚さ方向が軸方向であり、スラストころ軸受に組み込んで使用する、請求項1に記載したころ軸受用保持器。
  3. 前記本体が円筒状であって、この本体の幅方向が軸方向であると共に、この本体の厚さ方向が径方向であり、ラジアルころ軸受に組み込んで使用する、請求項1に記載したころ軸受用保持器。
  4. 弾性を有する1枚の金属板から造られている、請求項1〜のうちの何れか1項に記載したころ軸受用保持器。
  5. 前記本体が、この本体の厚さ方向に重ねて配置された、弾性を有する2枚の金属板を含んで構成されており、前記各抜け止め片のうちで、前記本体の厚さ方向片側に折れ曲がったものは、前記2枚の金属板のうちの一方の金属板により形成されており、同じく他側に折れ曲がったものは、他方の金属板により形成されている、請求項2に記載したころ軸受用保持器。
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