JP5903626B2 - 鉛フリーはんだ合金 - Google Patents

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本発明は、主として電子回路基板への電子部品のはんだ付けに用いられる鉛フリーはんだ合金に関するものである。
電子回路基板への電子部品のはんだ付けに用いられる融点250℃以下のはんだ合金は、鉛の環境負荷の観点から、鉛フリーはんだ合金への代替が進んでおり、Sn−Ag系はんだ(例えば、Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cu、Sn−3.8wt%Ag−0.7wt%Cuなど)が広く用いられている。
Sn−Ag系はんだは、合金の結晶粒界にAgSn化合物を生成させることによって、母相のSn結晶粒の周辺を覆うように存在する結晶粒界の共晶組織の強度を向上し、引張強度を高めることで接合信頼性を向上している。前述のSn−Ag系はんだのようなAg含有率が4.0wt%以下の範囲では、Ag含有率が高いほど引張強度が大きくなる。
しかしながら、近年Agは多用な用途で使用されるようになり、価格高騰が進んでいるため、Agの含有率を低下させた低Ag鉛フリーはんだの開発が進められている。
低Ag鉛フリーはんだ合金は、Agの含有率が低下することにより、合金中に生成されるAgSn化合物が少なくなるため、結晶粒界の共晶組織の強度が低く、前述のSn−Ag系はんだ合金と比較して引張強度が劣る。
そのため、低Ag鉛フリーはんだ合金は、Sn−Ag系はんだ合金と比較して、電子部品をはんだ付けした電子回路基板で熱サイクル試験を行った場合、接合信頼性が低いという問題がある。
従来の熱サイクルに対する接合信頼性を向上した低Ag鉛フリーはんだ合金として、Snの結晶粒を微細化することによって合金の引張強度を高め、接合信頼性を高めた低Ag鉛フリーはんだ合金がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている従来の低Ag鉛フリーはんだ合金の構成は、Agが0.1wt%以上0.5wt%未満、Niが0.5wt%未満、Alが0.12wt%以下、Biが1.0wt%以下、残部Snの組成を有することを特徴としている。
Agが0.1wt%以上0.5wt%未満となることにより低下する結晶粒界の共晶組織の強度を、Ni、Al、Biの添加でSn結晶粒を微細化することによって補い、Sn−Ag系はんだの引張強度に近づけて接合信頼性を高め、85℃程度の温度域、つまり一般的な民生品の使用環境での使用を可能にしている。
特開2009−275240号公報
しかしながら、上記従来の構成の低Ag鉛フリーはんだ合金は、自動車環境のような125℃以上の高温環境での使用は困難である。
すなわち、特許文献1に開示されている従来の低Ag鉛フリーはんだ合金の構成では、結晶粒界の共晶組織の強度は、向上されているものの、Sn−Ag系はんだのそれと比較すると劣っている。特に、熱サイクル試験においてはんだの劣化が主として起こる125℃以上の高温環境では、Sn結晶粒の変形が生じやすいため、引張強度が小さい。加えて、接合信頼性に大きな影響を及ぼす引張時の伸びも小さくなる。
そのため、自動車に搭載される電子回路基板のように、125℃程度の高温環境での高い耐熱性と接合信頼性が求められるような用途では、はんだ合金が劣化し亀裂が生じやすく、接合信頼性は不十分である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、125℃以上の高温環境における引張強度と伸び特性が向上し、接合信頼性を向上させた、Agの含有率が小さい鉛フリーはんだ合金を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
含有率Xwt%のBi、含有率Ywt%のAg、含有率Zwt%のAlを含み、不可避不純物を除いた残部がSnである鉛フリーはんだ合金であって、
前記X、YおよびZは、1.5≦X≦2.5、0.01≦Y<0.5、およびY/8≦Z<Y/8+0.1の各式を満たすことを特徴とする、鉛フリーはんだ合金である。
また、第2の本発明は、
前記Yは、0.1≦Y<0.5の式を満たすことを特徴とする、第1の本発明の鉛フリーはんだ合金である。
また、第3の本発明は、
前記Xは、2.0≦X≦2.5の式を満たすことを特徴とする、第1の本発明の鉛フリーはんだ合金である。
本発明により、125℃以上の高温環境における引張強度と伸び特性が向上し、接合信頼性を向上させた、Agの含有率が小さい鉛フリーはんだ合金を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
本発明の実施の形態のはんだ合金は、Bi、Ag、Alを含み、不可避不純物を除いた残部がSnである、Snを主成分とする低Ag鉛フリーはんだ合金である。
このはんだ合金における各元素の組成は、Biの含有率をXwt%、Agの含有率をYwt%、Alの含有率をZwt%としたとき、X、YおよびZが、1.5≦X≦2.5、0.01≦Y<0.5、およびY/8≦Z<Y/8+0.1の各式を満たす。
なお、本実施の形態のはんだ合金は、電子回路基板への電子部品のはんだ付けに用いるため、融点はいずれの組成においても250℃未満である。
以下で、それぞれの元素の組成を説明する。
まず、Biについて説明する。
Biは母相Snの結晶格子中に固溶し、母相Sn結晶粒の強度を向上させる。
固溶によるSn結晶粒の強度向上効果は、Biの添加量が多いほど大きくなり、後述するが、特に2.0wt%以上の場合に効果が大きい。
しかしながら、Sn相に固溶できる上限量があり、Biの添加量が2.5wt%より大きい場合、はんだ合金中に固溶できないBiがBi相として偏析する。
Bi相が偏析した場合、Biは硬く脆い金属組織であるため、Bi相とSn相との硬さの差により、界面で応力集中が起こり、界面を起点に亀裂が発生する。そのため、接合した実装構造体の接合信頼性を低下させる原因となる。
また、Biの添加量が1.5wt%より小さい場合は、Snへの固溶量が少ないため、Sn結晶粒の強度向上が不十分であり、高温環境での引張強度及び伸びは小さい。
そのため、Biの含有率Xwt%は、1.5≦X≦2.5、望ましくは2.0≦X≦2.5を満たす範囲とした。
このように、Sn結晶粒へのBiの固溶量を大きくすることにより、Sn結晶粒自体の強度を向上させることができる。
次に、Agについて説明する。
Agは、Sn結晶粒の粒界にAgAl又は/及びAgSn化合物を析出し、はんだ合金を強化する。
Agの添加については、過去に多くの研究がなされており、Agが0.01wt%以上含まれる場合に、AgAl又は/及びAgSn化合物が析出することが一般的に知られている。
また、Agの量が多いほどAgAl又は/及びAgSn化合物の析出による合金強化効果が大きいため、Agの含有率が0.1wt%以上であることが望ましい。
しかしながら、Agの含有率が増加するにしたがって、合金強化効果は大きくなるが、AgSn化合物が増加するためはんだ表面の光沢は低下する。
また、本発明のようにBiを含有する場合、同様にBiの含有率が大きいほどはんだ表面の光沢は低下する。
はんだ表面の光沢が低下すると、はんだ付け状態の一般的な検査方法である画像診断における光の反射状態が変化するため、汎用の検査機での検査精度が低下し、品質に影響を与える。
本実施の形態のようにBiを2.5wt%まで含有する場合、Agの含有量が0.5wt%未満であれば汎用検査機での検査精度に悪影響は与えない。
そのため、Agの含有率Ywt%は、0.01≦Y<0.5、望ましくは0.1≦Y<0.5を満たす範囲とした。
次に、Alについて説明する。
Alは、はんだ合金中のAgと優先的に反応し、はんだ合金中にAgAlを生成する。AgAlははんだ合金中に微細に分散するため、Sn結晶粒を微細化し、結晶粒界の共晶組織の強度を向上させて、はんだ合金強度を向上させる。
微細なAgAlを分散させるためには、Agが全てAlと反応することで、AgSnを生成させないことが必要である。そのためには、Ag原子2つに対してAl原子が1つ以上含有される必要があり、AgとAlの原子数比は2:1である。この原子数比を、Agの原子量108、Alの原子量27から換算すると、重量比はY:Z=(108×2):(27×1)=8:1となる。
そのため、Alの含有率Zwt%は、Agの含有率Ywt%に対して、関係式Y/8≦Zを満たさなければならない。
しかしながら、過多にAlを含有すると、Sn結晶粒の微細化の効果が大きく変化しない上に、Agと化合しないAlがAl相として析出する。
析出したAl相の酸化によって、はんだ接合時のはんだのぬれ性が低下するため、電子回路基板への電子部品のはんだ付けに用いた場合、接合界面の強度が低下する問題がある。
Alの酸化による影響は、Alの析出量が大きいほど大きく、後述するが0.1wt%以上析出した場合にぬれ性が著しく低下する。
そのため、Alの含有率Zwt%は、関係式Y/8≦Z<Y/8+0.1を満たす範囲とした。
次に、本実施の形態におけるはんだ合金の、高温での引張強度向上メカニズムと、それに伴う伸び改善メカニズムについて説明する。
本実施の形態の鉛フリーはんだ合金のように、Sn結晶粒の微細化と、固溶によるSn結晶粒自体の強化を両立させた合金では、結晶粒界、Sn結晶粒共に強度が向上しているため、従来の低Ag鉛フリーはんだ合金と比較して、高温領域においても引張強度が向上する。
一方、高温領域では、室温での状態と比較して、結晶粒界、Sn結晶粒共に強度は低下する。
本実施の形態のはんだ合金は、Biの固溶によってSn結晶粒の強度が向上している。高温での強度低下の度合は、Sn結晶粒と比較して結晶粒界の共晶組織のほうが大きいため、高温領域において、従来の低Ag鉛フリーはんだ合金と比較してSn結晶粒と結晶粒界との強度差が大きくなる。
このように強度差が大きい場合、高温領域で引張力が負荷されたときには、結晶粒と比較して強度の小さい結晶粒界の共晶組織で変形が起こるため、粒界のすべりが発生する。
粒界すべりが発生した場合、Sn結晶粒は変形することなくSn結晶粒同士の位置関係の変化によって伸びが発生するため、Sn結晶粒自体が変形する従来の低Ag鉛フリーはんだ合金と比較して高温領域での伸びが大きくなる。
このように、本実施の形態の鉛フリーはんだ合金は、Agの含有率を小さくしながら、Sn結晶粒の微細化とSn結晶粒の強化を両立させることができ、それによって高温環境での引張強度と伸び特性を向上し、はんだ接合部の耐熱疲労特性が向上する。これにより高温環境下での耐熱疲労特性を向上させ、接合信頼性を向上させることができる。
なお、上記した本実施の形態の鉛フリーはんだ合金では、Sn結晶粒への固溶元素としてBiを用いたが、Snに固溶する他の元素を添加しても良く、例えばZnやSbを含んでいてもよい。
また、本実施の形態では、結晶粒微細化を目的としてAlを用いたが、結晶粒微細化効果を示す他の元素をさらに添加してもよく、例えば、Snの一部を置き換えてZn、Sb、Fe、B、Si、Cなどを添加してもよい。
また、本実施の形態では、Sn、Ag、Bi、Alの4種の元素を用いたが、これらの元素の他に、ぬれ性向上のためにInやCuを添加してもよい。
以下に、本発明の実施例について、表を用いながら説明する。
(実施例1)
まず、表1に示すような組成のはんだ合金の検証を行った。
Biの含有率の影響を明らかにするために、Agを0.2wt%、Alを0.1wt%とし、Biの含有率を表1のように変化させ、はんだ合金を作製した。
はんだ合金の作製方法について説明する。
まず、Sn、Bi、Ag、Alの粒を、所定の含有率(総量50g)となるように電子天秤を用いて計量し、セラミックるつぼに投入した。次に、このるつぼ内の金属粒を約500℃で溶融させ、攪拌しながら約10分間保持した。その後、溶融したはんだ合金を冷却し、はんだ合金のインゴットを得た。
次に、作製したインゴットを溶融し、ディッピングすることによって電子部品をプリント基板上に実装し、熱疲労加速試験を行った。熱疲労加速試験は、−40℃〜125℃の温度範囲で、低温、高温各30分の条件で行なった。
そして、試験後に接合部を断面観察し、亀裂発生率を評価した。
なお、実施例1では、亀裂発生率が、Sn−Ag系はんだの亀裂発生率である20%以下の場合に、本発明の効果が発現されていると判定した。他の実施例2〜4においても、同様に亀裂発生率により判定した。
Figure 0005903626
表1に示すように、試料1−3〜1−5のはんだ合金で熱疲労加速試験を行ったところ、試料1−3で亀裂発生率が20%、それ以外で亀裂発生はなく、本発明の効果が発現されていた。
それに対して、Biの含有率が小さい試料1−1、1−2の場合、亀裂発生率が20%より大きかった。これは、Biの含有率が小さいためにSnへの固溶量が少なく、Sn結晶粒の強度向上が不十分であったためと考えられる。
また、試料1−6では亀裂発生率が大きくなった。これは、Biの含有量が大きく、はんだ合金中に固溶できないBiがBi相として偏析したためと考えられる。
(実施例2)
次に、表2に示すような組成のはんだ合金の検証を行った。
Agの含有率の影響を明らかにするために、Biを2.0wt%に固定し、Alの含有量Zwt%を、試料2−1〜2−6のいずれにおいても、Agの含有量Ywt%に対して、関係式Y/8≦Z<Y/8+0.1を満たす0.1wt%に固定し、Agの含有率Ywt%を表2のように変化させ、はんだ合金を作製した。
なお、試料2−4は、表1に示した試料1−4と同じ組成である。
Figure 0005903626
表2に示すように、試料2−1〜2−6のはんだ合金を用いて部品を実装し、熱疲労加速試験を行ったところ、試料2−1、2−2ではそれぞれ20%以下の亀裂発生率であり、それ以外の試料で亀裂は見られなかった。
これらの結果から、Agの含有率が0.01wt%以上の場合に本発明の効果が発現され、特に、よりAg含有量の大きい0.1wt%以上ではその効果が大きいことが明らかになった。
(実施例3)
次に、Alの含有率の影響を明らかにするために、表3に示すような組成のはんだ合金の検証を行った。
Agを0.2wt%、Biを2.0wt%に固定し、Alの含有率を変化させたはんだ合金を作製した。その他の構成については、実施例1と同様である。
なお、試料3−5は、表1に示した試料1−4と同じ組成である。
Figure 0005903626
表3に示すように、試料3−2〜3−5のはんだ合金で熱疲労加速試験を行ったところ、いずれも亀裂発生はなく、本発明の効果が発現されていた。
それに対して、試料3−1では、亀裂発生率が20%より大きかった。これは、Biの固溶によりSn結晶粒の強度が向上しているが、結晶粒微細化効果を発現するAlを含んでいないため、結晶粒が大きく、粒界すべりが生じなかったためと考えられる。
また、試料3−6では、酸化しやすいAlの添加量が多いため、ぬれ性が低下し十分に溶融させることが出来ず、試料を作製することができなかった。
これらの結果から、Agの含有率をYwt%、Alの含有率をZwt%としたとき、Y/8≦Z<Y/8+0.1の関係を満たす場合に本発明の効果が発現されることが明らかになった。
(実施例4)
次に、他の元素の添加による影響を明らかにするために、表4に示すような組成のはんだ合金の検証を行った。
実施例1〜3で用いたSn、Ag、Bi、Alの4種の元素とは別の元素をさらに添加した試料を作製し、評価を行った結果を表4に示す。
Figure 0005903626
実施例1〜3の鉛フリーはんだ合金では、Sn結晶粒への固溶元素としてBiを用いたが、表4からわかるように、Snに固溶する他の元素を添加しても良く、例えばZnやSbを、Snへのそれぞれの固溶限以下の量(Znを0.1wt%以上0.5wt%以下、Sbを0.5wt%以上3.0wt%以下)を一種以上含んでもよい。
また、実施例1〜3の鉛フリーはんだ合金では、結晶粒微細化を目的としてAlを用いたが、表4からわかるように、結晶粒微細化効果を示す他の元素をさらに添加してもよく、例えば、Snの一部を置き換えてFeを0.01wt%以上0.1wt%以下、B、Si、Cをそれぞれ0.001wt%以上0.02wt%以下添加してもよい。
さらに、実施例1〜3の鉛フリーはんだ合金では、Sn、Ag、Bi、Alの4種の元素を用いたが、表4からわかるように、これらの元素の他に、ぬれ性向上のためにInを0.1wt%以上2.0wt%以下、Cuを0.1wt%以上1.0wt%以下添加してもよい。
以上に説明したように、本発明の鉛フリーはんだ合金は、亀裂の発生を抑制して接合信頼性を向上させることができる。
本発明に係る鉛フリーはんだ合金は、125℃以上の高温環境における引張強度と伸び特性が向上し、接合信頼性を向上させる効果を有し、自動車搭載機器に使用される電子回路基板に電子部品を接合する際のはんだ付け材料等として有用である。

Claims (3)

  1. 含有率Xwt%のBi、含有率Ywt%のAg、含有率Zwt%のAlを含み、不可避不純物を除いた残部がSnである鉛フリーはんだ合金であって、
    前記X、YおよびZは、1.5≦X≦2.5、0.01≦Y<0.5、およびY/8≦Z<Y/8+0.1の各式を満たすことを特徴とする、鉛フリーはんだ合金。
  2. 前記Yは、0.1≦Y<0.5の式を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の鉛フリーはんだ合金。
  3. 前記Xは、2.0≦X≦2.5の式を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の鉛フリーはんだ合金。
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