JP5898012B2 - 床用目地装置 - Google Patents
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Description
このように構成された床用目地装置は、カバープレート荷重支持具をカバープレート内の凹部のほぼ中央部に常時位置させる中央維持具を、地震で目地部が狭くなったり、広くなったりする揺れ動きに正確に追従移動させることが難しいとともに、カバープレート内に入り込んだゴミによって、移動不能になったりするという欠点がある。
また、カバープレート内の凹部が大きくなると、カバープレート荷重支持具の間隔が大きくなり、カバープレートの上部に加わる荷重によってカバープレートが撓んでしまうという欠点があった。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
(1)請求項1により、カバープレートが撓んだりするのを防止する複数個の支持具を目地プレートスライド支持凹部に取付けているので、目地プレートが地震でスライド移動しても、カバープレートを所定位置で支持することができる。
(2)前記(1)によって、カバープレートを支持する複数個の支持具が目地プレートスライド支持凹部に取付けられているので、従来の目地プレートの移動に応じて生ずる部位の凹部の中間に位置させるものと比べ、構造が簡単で、楽に設置することができる。
(3)前記(1)によって、枠状のフレーム間の隙間に位置するように、複数個の支持具を目地プレートスライド支持凹部に取付けているので、目地プレートの左右方向のスライド移動をスムーズに行なうことができる。
(4)前記(1)により、地震で目地プレートが移動し、カバープレートに荷重が加わっても複数個の支持具で支持するので、撓んだりするのを効率よく阻止でき、安全に使用することができる。
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、目地プレートを地震時にスムーズに移動させることができる。
図1ないし図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の道路や通路の床躯体3、3間を覆う本発明の床用目地装置で、この床用目地装置1は前記左右の床躯体3、3の、一方の目地部側の床躯体3の床面に目地部側が開口するように形成された目地プレートスライド支持凹部4と、この目地プレートスライド支持凹部4を必要に応じて覆うように設ける目地プレートスライド支持凹部4を形成した金属材製の目地プレートスライド下地材5と、前記目地プレートスライド支持凹部4と対応する他方の目地部側の床躯体3に形成された目地プレート支持凹部6と、この目地プレート支持凹部6を必要に応じて覆うように設ける目地プレート支持凹部6を形成した金属材製の目地プレート下地材7と、後端部が前記目地プレート支持凹部6あるいは目地プレート下地材7に固定された係合ピン8、8と係合する係合バー9、この係合バー9に後端部が隙間10、10を有するように前後方向に並列状態で固定された先端部が目地プレートスライド支持凹部4の中央部に位置する格子枠状のフレーム11、11、11、このフレーム11、11、11の先端部の底面に取付けられた前記目地プレートスライド支持凹部4あるいは目地プレートスライド下地材5上をスムーズに移動するローラー12、12、12、12、12、12、前記フレーム11、11、11の上面を覆うように固定された金属材製の目地プレート本体13とからなる目地プレート14と、この目地プレート14のフレーム11、11、11間の隙間10、10に位置するように前記目地プレートスライド支持凹部4あるいは目地プレートスライド下地材5に所定間隔で取付けられた複数個の支持具15と、前記目地プレートスライド支持凹部4あるいは目地プレートスライド下地材5を覆い、かつ前記目地プレート14のスライド移動か可能で、前記複数個の支持具15によって撓まないように支持されるカバープレート16とで構成されている。
次に、図9ないし図14、図18ないし図25に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
2:目地部、 3:床躯体、
4:目地プレートスライド支持凹部、
5:目地プレートスライド下地材、
6:目地プレート支持部材、 7:目地プレート下地材、
8:係合ピン、 9:係合バー、
10:隙間、 11、11A:フレーム、
12:ローラー、 13:目地プレート本体、
14、14A、14B、14C:目地プレート、
15、15A、15B、15C、15D:支持具、
16:カバープレート、 17、17A:アーム、
18:枢支ピン挿入孔、 19:枢支ピン、
20:タッピングビス、 21、21A、21B:取付具、
22:ローラー、 23:重り、
24:突片、 25:四角リンク部材、
26:中央維持装置、 27、27A:中央枢支ピン、
28:枢支ピン、 29:中央リンク、
30:磁石、 31:コイルスプリング、
32:枢支ピン。
Claims (2)
- 目地部を介して設けられた左右の躯体の少なくとも一方の躯体の床面に目地部側が開口するように形成された目地プレートスライド支持凹部と、この目地プレートスライド支持凹部を前記左右の躯体が位置する左右方向にスライド移動する先端部が、地震で移動しない状態では該目地プレートスライド支持凹部の中央部に位置する前記目地部を覆う目地プレートと、この目地プレートが地震でスライド移動できるように前記目地プレートスライド支持凹部を覆うカバープレートとからなる床用目地装置において、前記目地プレートを板状の目地プレート本体と、この目地プレート本体の前記目地プレートスライド支持凹部内へ入り込む部位の底面に左右方向の隙間が生じるように前後方向に並列するように取り付けられた少なくとも3個以上の枠状のフレームとで構成し、前記目地プレートスライド支持凹部で前記フレーム間の隙間に位置する部位に前記左右の躯体が位置する左右方向に所定間隔で取付けられた、前記目地プレートの目地プレート本体をスライド移動可能に支持するとともに、前記カバープレートが撓んだりするのを防止できるように支持する短辺側の先端部でカバープレートを支持することができ、かつ地震によって目地部が狭くなるように揺れ動いた際に目地プレート本体によって回動方向に押され回動できる直角あるいは直角よりもわずかに小さい角度となるL字状のアーム、このアームのコーナー部を枢支し、目地プレートスライド支持凹部に固定する取付具とからなる複数個の支持具とを用いたことを特徴とする床用目地装置。
- フレームの先端部の底面には目地プレートスライド支持凹部をスムーズに移動するローラーが設けられていること特徴とする請求項1記載の床用目地装置。
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