JP5897914B2 - 重ね貼り方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機溶剤を含有するインクを用いて形成した画像形成物にラミネートし、前記ラミネート上に重ね貼りをする重ね貼り方法、およびそのラミネート上に重ね貼りした記録物の製造方法に関する。
従来から、インクジェット記録装置などを用いて画像が形成された画像形成物を複数貼り合わせて1つの画像を完成させることが行われている。例えば、屋外サイン用に、画像形成面にPVCを使用し裏面に接着層を備えた記録媒体に、大きな画像の一部の画像を形成した画像形成物を複数作成し、これらの複数の画像形成物を貼り合わせて1つの画像を完成させることが行われている。この場合、第1の画像形成物の一部の上に第2の画像形成物を重ね貼りすることが一般的に行われている。具体的には、第1の画像形成物の一部と第2の画像形成物の一部が大きな画像上の同じ部分の画像を有し、その部分を重ねて貼り合わせると、その大きな画像の連続性が保たれるということが行われている。
一方、インクジェット記録装置などを用いて画像が形成された画像形成物を保護するなどの目的で画像形成物にラミネートすることが行われている。
例えば、特許文献1は、耐熱性基材上に表面層と、中間層と、浸透層とが順次積層されてなり、表面層と中間層が熱軟化性であり、中間層のガラス転移温度が表面層のガラス転移温度よりも低く、浸透層が熱溶融性であるラミネートフィルムを開示している。
また、例えば、特許文献2は、ラミネートフィルムにおける画像接着面と、画像記録面とを、画像形成と同時及び画像記録後のいずれかに重ね合わせて、ラミネートフィルムの画像接着面と反対側の層に含まれる熱可塑性樹脂における熱変形温度以上で加熱加圧処理するラミネート方法を開示している。
特開2006−199032号公報 特開2005−178294号公報
しかしながら、本発明者が鋭意検討した結果、本発明者は、以下のような新たな問題が発生する場合があるということを見出した。画像形成面(表面)にPVCを使用し裏面に接着層を備えた記録媒体に画像形成し、これらを直接重ね貼りする場合は剥離しなくても、画像形成したその記録媒体の画像形成面をラミネートし、ラミネートした画像形成物を重ね貼りする場合は剥離することがある。特に画像形成の際に使用するインクの種類によっては、このような現象が顕著になる。
また、本発明者が鋭意検討した結果、ラミネートした画像形成物を重ね貼りする場合の剥離は、記録媒体の裏面に接着層が貼り付け当初は十分な接着力を有しているものの、所定時間後にはこの接着力が急激に弱くなることにより生ずるということが分かった。なお、ラミネートに使用するフィルムの素材を変更しても同様な現象が生ずることも分かった。また、画像形成の際に多くのインクを使用した部分についてはその接着力の低下が顕著であり、画像形成の際にインクをほとんど使用しなかった部分についてはその接着力の低下がほとんどなかった。さらに、本発明者が検討に使用したラミネートに使用するフィルムの裏面には記録媒体の裏面に使用されている接着層と同様の接着層を備えているが、記録媒体の画像形成面とラミネートフィルムとは剥離することがなかった。これらのことについて別の表現をすると、インクの使用量が多い部分において、記録媒体の接着面とラミネートフィルムの表面との接着力は低下するが、記録媒体の接着面及びラミネートフィルムの接着面と記録媒体の表面との接着力は低下しない。
また、本発明者がさらに鋭意検討し、記録媒体の接着面とラミネートフィルムの表面との接着力の低下は、画像を形成した際のインクの溶剤がラミネートフィルムの表面に染み出し、この溶剤が記録媒体の接着層の接着力を低下させているということが分かった。なお、記録媒体の接着面とラミネートフィルムの表面との接着力は低下するが、記録媒体の接着面及びラミネートフィルムの接着面と記録媒体の表面との接着力は低下しない理由については定かではない。しかし、記録媒体の接着面及びラミネートフィルムの接着面の接着力がラミネートフィルムの表面に対してよりも記録媒体の表面に対してのほうが元々強いためということやラミネートフィルムのほうが記録媒体よりも表面に溶剤を染み出させ易いなどが考えられる。
そこで本発明は、上記のようなこれまで顕在化していなかった新たな課題を見出し、それを解決するためになされたものであり、ラミネートした画像形成物を重ね貼りした場合でも剥離を生じさせない重ね貼り方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、有機溶剤を含有するインクを用いて形成した画像形成物にラミネートし、前記ラミネート上に重ね貼りをする重ね貼り方法であって、前記インクを用いて前記画像形成物を形成する画像形成工程と、前記インクの定着後に、前記画像形成物に前記ラミネートをするラミネート工程と、前記ラミネート上の重ね貼りをする部分の表面を改質する表面改質工程と、前記表面に重ね貼りをする重ね貼り工程と、を有し、前記ラミネート上の前記有機溶剤を除去する除去工程をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、ラミネートした画像形成物を重ね貼りした場合でも剥離を生じさせない重ね貼り方法、および記録物を提供することができる。
本発明の重ね貼り方法の好ましい実施形態を示すフローチャートである 。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の重ね貼り方法の好ましい実施形態を示すフローチャートである。
なお、本実施形態は、インクジェット記録装置により有機溶剤を含有するインクを用いて画像形成を行う形態についての実施形態であるがこれに限定されるものではない。
最初に、ステップS110において、インクジェット記録装置を用いて、有機溶剤を含有するインクでPVCを画像形成面に使用した記録媒体に画像形成を行う。
次に、ステップS120において、ステップS110で形成した画像のインクが定着しているかを判断し、インクが定着した後、ステップS130に進む。なお、インクの定着は、例えば、画像形成部分に手で触れた際に色材が手につかないなど、インクの色材が記録媒体に定着したかどうかで判断することができる。
次に、ステップS130において、インクの色材が記録媒体に定着した画像形成物のラミネートを行う。
次に、ステップS140において、ラミネート上の重ね貼りを行う部分の表面改質を行う。具体的には、この部分に傷をつけてラミネートフィルムの表面に凸凹を作ることにより粘着力を向上させる。なお、この表面改質は、本実施形態では、やすりで傷をつけることにより行うが、これに限定されない。例えば、コロナ放電などを用いてこの部分の表面改質を行うこともできる。
最後に、ステップS150において、ステップS140でラミネート上の重ね貼りを行う部分の表面改質を行った画像形成物を所望の場所に重ね貼りして貼り付けることで本重ね貼り方法を終了する。
以下の実施例は、インクジェット記録装置として、カラープリンタW−64s(セイコーアイ・インフォテック社製)を用い、インクとしてカラープリンタW−64sの純正インクであるHAPs Free IXインクを用いた。また、記録媒体として、IJ180(住友3M社製)を用い、ラミネートフィルムとしてIJ4114(住友3M社製)を用いた。
上記記録装置カラープリンタW−64sを用いて、上記IXインクでIJ180にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックで記録dutyが合計300%となるベタ画像を2枚記録した。次に、上記2枚の記録物を記録後24時間後にIJ4114を用いてラミネートした。
次に、上記2枚の記録物のうち1枚について、ラミネート表面をやすりで傷をつけ、そのラミネートした記録物の傷をつけた部分に25mm×100mmなるように裁断したIJ180の接着面を貼り付けた(実施例1)。
一方、上記2枚の記録物のうちの残りの1枚について、ラミネート表面を改質することなく、そのままIJ4114を用いてラミネートした。その後、そのラミネートした記録物に25mm×100mmなるように裁断したIJ180の接着面を貼り付けた(比較例1)。
上記比較例1については、裁断したIJ180の貼り付けをしてから24時間後にこれを手で剥がすと明らかに接着力が低下していた。これに対し、上記実施例1については、裁断したIJ180の貼り付けをしてから24時間後にこれを手で剥がすと、比較例1ほどの接着力の低下は見られなかった。
本発明の重ね貼り方法は、有機溶剤を含有するインクを用いて形成した画像形成物にラミネートし、前記ラミネート上に重ね貼りをするいずれの場合にも利用することができる。

Claims (4)

  1. 有機溶剤を含有するインクを用いて形成した画像形成物にラミネートし、前記ラミネート上に重ね貼りをする重ね貼り方法であって、
    前記インクを用いて前記画像形成物を形成する画像形成工程と、
    前記インクの定着後に、前記画像形成物に前記ラミネートをするラミネート工程と、
    前記ラミネート上の重ね貼りをする部分の表面を改質する表面改質工程と、
    前記表面に重ね貼りをする重ね貼り工程と、
    を有し、前記ラミネート上の前記有機溶剤を除去する除去工程をさらに有することを特徴とする重ね貼り方法。
  2. 前記表面改質工程は、前記表面に傷をつけることを特徴とする請求項1に記載の重ね貼り方法。
  3. 前記傷は、やすりでつけることを特徴とする請求項2に記載の重ね貼り方法。
  4. 前記傷は、コロナ放電によりつけることを特徴とする請求項2に記載の重ね貼り方法。
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