JP5897703B2 - 基地局に対するスペクトラム割当て - Google Patents

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Description

本発明は、基地局に対するスペクトラム割当てに関する。
ホワイトスペース(white space)周波数帯は、テレビ(TV)放送サービス及び無線送話器サービスに対して割り当てられた周波数帯であるが、ローカルな地理的地域においては使用されていない。近年、連邦通信委員会(FCC)規則は、米国におけるホワイトスペース周波数帯に対するライセンスされていないアクセスを許容している。そうしたアクセスがTV及び無線送信器の送信(つまり、周波数帯に対する「大手の」または「主要なユーザー」のアクセス)を妨げることが無い限りにおいてである。米国以外の管轄区においても、また、テレビ周波数帯に対する類似の規定が、将来に実施されるであろう。利用可能なホワイトスペース周波数帯は種々の周波数帯を有しており、それらは非連続で場所により特定的なものであってよい。こうした態様が、ホワイトスペース通信ネットワークを従来の無線送信ネットワークと異なるものにしている。従来の無線ソリューションは、データ送信のためのハードウェアチップを使用している。そうしたハードウェアチップは、所定の送信周波数帯と同様に、所定の物理層及びメディアアクセスコントロールプロトコルに限定されている。ハードコード化(hard−coded)プロトコルは、非連続の周波数帯を利用することができない。さらに、長距離と短距離の両方のホワイトスペース送信をサポートするには、マルチプロトコルチップまたはマルチハードコード化チップのいずれかが必要である。
ハードコード化プロトコルは、非連続の周波数帯を利用することができない。さらに、長距離と短距離の両方のホワイトスペース送信をサポートするには、マルチプロトコルチップまたはマルチハードコード化チップのいずれかが必要である。
本概要は、以降の詳細な説明でより詳しく記述されるリソースダウンロードポリシー生成の簡素化された概念を紹介するものである。本概要は、特許請求された技術的事項の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではない。また、特許請求された技術的事項の範囲を限定するために使用されることを意図するものではない。
実施例において、ホワイトスペース基地局のスペクトラムマネージャーは、ホワイトスペース基地局のローカル地域における送信のために一つまたはそれ以上の利用可能な周波数帯を要求し、受取る。スペクトラムマネージャーは、利用可能な周波数帯を、規則ポリシー又は技術的要求といった、一つまたはそれ以上のポリシーと比較して、ポリシーに合ういくつかの又は全ての利用可能な周波数帯を選択する。スペクトラムマネージャーは、また、利用可能な周波数帯を一つまたはそれ以上の仮想周波数帯にマップする。スペクトラム仮想化を使用するソフトウェア定義無線(software−defined radio)による使用のためといったものである。ホワイトスペース基地局のスペクトラム仮想化モジュールは、無線プロトコルの物理層に対して表された仮想基底帯域(virtual baseband)を選択された物理的周波数帯に関する物理的基底帯域にマップする。仮想周波数帯に従って無線プロトコルの物理層によって変調されたデータが、選択された物理的周波数帯上で送信される。
ホワイトスペース発見サービスは、利用可能な周波数帯に対する要求を受取り、地域をモデル化するために地形データを利用する。その地域上には一つまたはそれ以上の主要ユーザーの送信デバイスがおそらくプロパゲート(propagate)される。主要ユーザーの送信デバイスによって使用される場所と同様に、モデル化されたプロパゲーション地域に基づいて、ホワイトスペース発見サービスは、主要ユーザーを妨げることなく、ホワイトスペース基地局のローカル地域において利用可能な一つまたはそれ以上の周波数帯を選択する。
詳細な説明は、添付の図面に関して明らかにされる。図面において、参照番号の左端の数字は、その参照番号が最初に表れた図面を特定している。異なる図面における同一の参照番号の使用は、類似または同一のアイテムを意味する。
図1は、ホワイトスペース基地局による送信に対してホワイトスペーススペクトラムを割り当てるために使用可能な環境の実施例に係る模式図である。 図2は、ホワイトスペース基地局の実施例に係るブロックダイヤグラムである。 図3は、ホワイトスペース発見サービスの実施例に係るブロックダイヤグラムである。 図4は、ホワイトスペース基地局による周波数選択プロセスの実施例を示すフローチャートである。 図5は、ホワイトスペース発見サービスによる場所により特定的で非妨害のホワイトスペース周波数を特定するためのプロセスの実施例を示すフローチャートである。 図6は、ホワイトスペース基地局のローカルな地理的地域、および、その送信信号のモデル化プロパゲーション地域を示している。 図7は、スペクトラム仮想化を使用するように構成された基地局及び無線クライアントを含む送信環境を示している。 図8は、ラジオ周波数フロントエンド、スペクトラム仮想化層、および、送信器と受信器間での送信の最中の物理層、との間のインターワーキング(interworking)を示している。 図9は、スペクトラム仮想化層アーキテクチャーのブロックダイヤグラムである。 図10は、異なる無線送信プロトコルを異なるラジオフロントエンドにマップするように構成されたスペクトラム仮想化層を示している。 図11は、スペクトラム仮想化層に対するインターフェイスコールのためのプロセスの実施例を示すフローチャートである。 図12は、タイミング仮想化のためのプロセスの実施例を示すフローチャートである。
概要
上述のように、ホワイトスペース周波数帯の利用可能性は場所により特定的である。従って、本発明開示は、少なくともホワイトスペース基地局の場所、規則ポリシー、及び/又は、ホワイトスペース基地局の送信リクエストに基づいて、ホワイトスペース基地局に対してホワイトスペース周波数帯を割り当てるためのプロセス、システム、および、デバイスを含んでいる。同様に、上述のように、ホワイトスペース周波数の範囲は非連続的で可変である。従って、実施例では、よりフレキシブルなホワイトスペース送信のために、ソフトウェア定義の無線を使用している。いくつかの実施例は、ソフトウェア定義の無線を実行するためにマイクロソフト(登録商標)のリサーチソフトウェアラジオ(SORA)を使用してもよい。
本発明開示の一つの態様において、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局に対して利用可能なホワイトスペース周波数帯に関するデータを提供する。その周波数帯は、主要ユーザー(テレビ送信器又はライセンスされた無線送信器といったもの)との干渉を生じることなく利用できるものである。ホワイトスペース発見サービスは、スペクトラムに関する場所により特定的な情報をホワイトスペース基地局に対して提供することができるウェブベース(web−based)のものであってよい。ホワイトスペース基地局の近くにある主要ユーザーの送信器の場所に関する情報は、地形データと組合わされ、一つまたはそれ以上の主要ユーザーの送信器による無線送信がおそらくプロパゲートできる地理的地域を判断する。ホワイトスペース基地局の場所と同様に、判断された地理的地域とに基づいて、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局による使用のための利用可能なホワイトスペース周波数帯を決定する。種々の実施においては、種々のプロパゲーションモデルのうちの一つを使用して、プロパゲーション地域および干渉判断がモデル化される。モデルは、ロングリーライス(Longley−Rice)ラジオ信号プロパゲーションモデルといったものである。ホワイトスペース発見サービスは、主要ユーザーとおそらく干渉することが無いホワイトスペース周波数帯を選択する。
主要ユーザーの信号プロパゲーション地域を判断するために地形データおよびプロパゲーションモデルを利用しなければ、比較的保守的なプロパゲーション地域の見積りがなされなければならないだろう。ホワイトスペース基地局の送信が主要ユーザーと干渉しないことを合理的に確かなものとするためである。プロパゲーションモデル化を使用することで地理的地域のサイズを増加することができる。その地域の中では、ホワイトスペース周波数送信に係る非干渉要求を犠牲にすることなく、ホワイトスペースデバイスがホワイトスペース周波数帯を使用することができる。このことにより、一般的にはホワイトスペース周波数送信の利用可能性が増加され得る。
本発明開示の別の態様においては、ホワイトスペース基地局のスペクトラムマネージャーが、一つまたはそれ以上の送信のために使用するホワイトスペーススペクトラムの物理的送信周波数帯を決定する。スペクトラムマネージャーは、ホワイトスペース発見サービスから、一つまたはそれ以上のローカルで利用可能であり、非干渉のホワイトスペース送信周波数帯に関する情報を受取る。スペクトラムマネージャーは、規則ポリシー、送信の技術的要求、および、利用可能な送信帯域の特性に基づいて、送信のために使用すべき一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯を決定する。
規則ポリシーは、FCCまたは他の監督機関の規則を含んでいる。制限的でない規則ポリシーの例としては、一日の時刻、利用可能性の持続時間、ガードバンド要求、送信電力レベル制限、および、他のタイプのポリシーがある。送信に対する技術的要求は、送信に利用される無線送信プロトコルに特有のものであり得る。制限的でない技術要求の例としては、バンド幅要求、送信電力要求、双方向送信、単方向送信、等がある。スペクトラムマネージャーは、利用可能な物理的周波数帯を技術的要求と比較して、ポリシー要求に従うように送信できる一つまたはそれ以上の利用可能な物理的周波数帯を選択することができる。
本発明開示の別の態様において、スペクトラムマネージャーは、一つまたはそれ以上の(ホワイトスペース送信のために選択された)物理的送信帯を、ホワイトスペース基地局の無線送信プロトコルによって使用される「仮想」送信帯にマップする。例えば、ホワイトスペース基地局は、従来の無線送信プロトコル、または、それらの組合せを使用してもよい(ワイファイ(Wi−Fi)、802.11に係る一式のプロトコルの中のプロトコル、コード分割マルチアクセス(CDMA)ベースのプロトコル、キャリア検知マルチアクセス(CSMA)ベースのプロトコル、時間分割マルチアクセス(TDMA)ベースのプロトコル、その他、といったものである)。こうした従来の無線送信プロトコルは、可変または非連続な周波数送信をサポートしていない、そして、このような従来の無線送信プロトコルは、選択されたホワイトスペース周波数帯とは異なる特定の周波数帯上での送信を要求する。従って、いくつかの実施例では、従来の無線送信プロトコルに従った周波数帯に対応する「仮想」周波数帯上で変調された基底帯域信号(つまり、仮想基底帯域信号)を生成するために、コミュニケーションモジュールを使用する。種々の実施例も、また、この詳細な説明の中のあらゆるところで説明されているように、スペクトラム仮想化層を使用して、仮想規定帯域信号を、ホワイトスペーススペクトラムにおいて選択された物理的周波数帯に従ったラジオ送信のための物理的基底帯域信号へと適合させる。スペクトラムマネージャーは、利用可能な物理的送信周波数帯の選択に際し、物理的送信周波数帯を仮想周波数帯にマップする。スペクトラム仮想化層は、マッピングを強化する。
仮想周波数帯を異なるサイズの物理的送信帯へとマッピングすることをサポートするために、スペクトラム仮想化層は、仮想クロックを使用する。無線プロトコルによって規定された固定の周波数帯に関するものよりも遅い又は早い割合で送信するために無線プロトコルが使用できるようにするためである。仮想周波数帯を同じサイズの物理的スペクトラム帯へとマッピングすることをサポートするために、全ての実施例ではないがいくつかの実施例において、仮想クロックが使用される。仮想周波数帯を非連続な物理的送信帯へとマッピングすることをサポートするために、スペクトラム仮想化層は、送信のための信号を分割するスプリッターと、受信の最中に受取った信号を結合するミキサーとを使用する。
実施例は、また、ホワイトスペース基地局といった、無線基地局とコミュニケーションするように構成された無線クライアントを含んでいる。無線クライアントは、また、基地局にけるスペクトラム仮想化層と同一または類似の方法で振る舞うスペクトラム仮想化層も含んでいる。無線クライアントのスペクトラムマネージャーは、仮想送信周波数帯を一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯にマップするように構成されてよく、無線クライアントのスペクトラム仮想化層は、このマッピングを強化するように構成され得る。
ここにおいて種々の実施例が、「ホワイトスペース」送信、「ホワイトスペース」ネットワーク、「ホワイトスペース」基地局、および、「ホワイトスペース」クライアントに関して説明されてきたが、本発明開示の実施例はホワイトスペース環境に限定されるものではない。むしろ、実施例は、あらゆる種々のダイナミックスペクトラムアクセス(DSA)ネットワークで使用できる、及び/又は、コンパチブルな、送信器、ネットワーク、基地局、環境、および、クライアントを含むものである。実施例は、説明目的のために「ホワイトスペース」ネットワークを参照するが、そうした参照は限定的なもと理解されるべきではない。
ここにおいて説明されたプロセス、システム、および、デバイスは、数多くのやり方で実施されてよい。以降の実施例は、以下の図面に関連して提供される。
周波数割当ての実施環境例
図1は、ホワイトスペース基地局といった、基地局による送信のための、ホワイトスペーススペクトラムといった、スペクトラムを割り当てるために使用することができる環境100の実施例に係る模式図である。環境100は、ホワイトスペース基地局102およびホワイトスペース発見サービス104を含んでいる。ホワイトスペース基地局102は、ホワイトスペース基地局を実施することができる種々の好適なタイプのコンピューターデバイス上で実施されてよい。好適なコンピューターデバイスは、以下のものを含み、または、その一部であってよい。それらは、一つまたはそれ以上のパーソナルコンピューター、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、または、ホワイトスペース基地局サービスの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、である。
加えて、ホワイトスペース発見サービス104は、また、ホワイトスペース発見サービスを実施することができる種々の好適なコンピューターデバイス上で実施されてもよい。好適なコンピューターデバイスは、以下のものを含み、または、その一部であってよい。それらは、一つまたはそれ以上のパーソナルコンピューター、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、または、ホワイトスペース発見サービスの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、である。
コミュニケーションネットワーク106は、一つまたはそれ以上のインターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、これらの組合せ、その他を含んでよく、これらのいくつか又は全ては有線及び/又は無線であってよい。ホワイトスペース基地局102およびホワイトスペース発見サービス104は、種々のコミュニケーション接続及びプロトコルを使用して、コミュニケーションネットワーク106に接続されてよい。
図1の実施例において、ホワイトスペース基地局102は、ユーザーモードソフトウェアサービス108、カーネルソフトウェアサービス110、および、ラジオハードウェア112を含んでいる。ユーザーモードソフトウェアサービス108は、利用可能性モジュール116を有するスペクトラムマネージャー114を含んでいる。利用可能性モジュール116は、ホワイトスペース発見サービス104又はラジオハードウェア112から、ローカルで利用可能であり、非干渉のホワイトスペース周波数帯に関するデータを要求し、かつ、受取るように構成されている。スペクトラムマネージャーは、ポリシーモジュール118を含んでおり、ポリシーモジュールは、ホワイトスペース基地局による無線送信に対する規則ポリシー及び技術的要求といった、一つまたはそれ以上のポリシーを有している。そうしたポリシーのいくつか又は全てを、ホワイトスペース発見サービス104、または、別のサービスから、受取ることができ、または、受取ることができない。規則ポリシーの限定的でない実施例は、ガードバンド要求、電力マスク(mask)要求、ホワイトスペース周波数帯が利用可能な時間、許容できる送信電力レベルの範囲、といったものを含んでいる。技術的要求は、ホワイトスペース基地局102により使用される一つまたはそれ以上の無線プロトコルによって規定される要求を含んでよい。こうした無線プロトコル仕様要求の限定的でない実施例は、単一又はマルチキャリアの変調要求、電力伝送レベル要求、双方向/単方向送信要求、可変アップロード/ダウンロード送信要求、といったものを含んでいる。
決定モジュール120は、スペクトラムマネージャー114においても、利用可能性モジュール116から受取った一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯をポリシーモジュール118のモジュールと比較し、ポリシーに従って一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯のうち送信に適した一つを選択するように構成されている。限定的でない一つの実施例において、ポリシーモジュール118は、1メガヘルツバンド帯に対する技術的要求と100キロヘルツガードバンドを含むようにする規定的なポリシー要求と含み得る。決定モジュール120は、これらのポリシー要求を満たす一つまたはそれ以上の利用可能な物理的送信周波数帯を選択することができる。決定モジュール12は、ポリシー要求を満たす2つまたはそれ以上の非連続で利用可能な物理的送信周波数帯を選択してもよい。
ユーザーモードソフトウェアサービス108は、無線クライアントに対して一般的な基地局サービスを提供するように構成された基地局サービス122を含んでいる。地理位置情報(geolocation)及びウェブキャッシュング(caching)、ユーザーのアクセス権限および接続性をコントロールするように構成されたアクセス接続マネージャー124、および、アクセスコントロールリスト、認証、無線暗号化、等といったホワイトスペース基地局102に係るセキュリティサービスを提供するように構成されたセキュリティマネージャー126、といったものである。
カーネルソフトウェアサービス110は、コミュニケーションモジュール128を含み、ソフトウェアラジオサービスを適用するように構成されている。コミュニケーション128は、一つまたはそれ以上の無線送信プロトコル132−Mに対してスペクトラム仮想化サービスを提供するように構成されたスペクトラム仮想化モジュール130を含んでいる。無線送信プロトコル132−Mは、無線送信プロトコル132−Mを伴なう使用のためのメディアアクセスコントロール層(MAC)及び物理層(PHY)を含んでいる。
ラジオハードウェア112は、ホワイトスペースラジオフロントエンドボード、または、他のラジオハードウェアとして実施されてよい。そうしたハードウェアは、例えば、エタスリサーチ(Ettus Research LCC)からのWBXであり得る。ラジオハードウェア112は、一つまたはそれ以上のラジオ受信器134−N及び検知ハードウェア136を含んでよい。一つまたはそれ以上のラジオ受信器134−Nは、アナログラジオ送受信回路、アンテナ、アナログ−デジタル変換回路(ADC)、および、デジタル−アナログ変換回路(DAC)を含む、ラジオフロントエンドを含んでよい。検知ハードウェア136は、実施例に従って、一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯の利用可能性を調査及び/又は検知するように構成されている。いくつかの実施例において、利用可能性モジュール116は、検知ハードウェア136に利用可能な周波数帯を問い合わせるように構成されている。検知ハードウェア136は、一つまたはそれ以上のラジオ受信器134−Nに類似のラジオ受信器であってよい。代替的な実施例においては、一つのラジオ受信器が、受信器と検知ハードウェアの両方として動作するように構成されてもよい。ラジオハードウェア112の種々の態様は、TVスペクトラム帯域をカバーする周波数といった、種々の周波数で送信するように再構成され得る。
スペクトラム仮想化モジュール130は、デジタル変調を実行するように構成されている。従来の無線送信において、デジタル変調は、バイナリーシーケンス(つまり、ビットストリーム)を、シンボルと呼ばれる、デジタル波形サンプルのセグメントに対してマップする。受信器では、エンベッドされたバイナリー情報を回復するためにシンボルが復調される。基底帯域信号は、直接的な送信には適していない。従って、RFフロントエンドは、デジタル基底帯域サンプルを、送信のために高周波数アナログラジオ信号へと変換する。受信RFフロントエンドは、所望のラジオ周波数信号を選択し、信号をダウンコンバート(down−convert)し、そして、それらをデジタル基底帯域信号へとデジタル化する。
オープンシステムインターコネクションモデル(OSI model)に関して、PHY層は、レイヤー1プロトコルに類似しており、MAC層は、レイヤー2プロトコルに類似している。スペクトラム仮想化モジュールは、OSIモデルのレイヤー「0.5」においてスペクトラム仮想化を実施するものとして考えることができる。
一つまたはそれ以上の送信プロトコル132−Mは、従来のプロトコルであってよい。上述のように、無線送信プロトコルは、ホワイトスペース周波数帯と両立せず、種々の又は非連続の周波数帯と両立しない。一つまたはそれ以上の無線送信プロトコル132−MのPHY層は、固定の無線周波数帯での送信のために基底帯域信号を変調する。固定の無線周波数帯は、選択されたホワイトスペース周波数帯と異なってもよい。スペクトラム仮想化モジュール130は、これらの固定された無線周波数帯を「仮想」周波数帯として取り扱い、そして、PHY層によって変調された基底帯域信号を「仮想」基底信号として取扱う。ホワイトスペース基地局102は、実際にはPHY層の固定された無線周波数で送信を行わないからである。スペクトラム仮想化モジュール130は、代わりに、仮想周波数帯に従ってホワイトスペース送信帯域での送信のために物理的基底帯域信号へと変調された仮想基底帯域信号を、再形成する。
スペクトラム仮想化モジュール130は、一つまたはそれ以上の無線送信プロトコル132−Mに対する「仮想基底帯域」を表しているものと考えることができる。送信の最中に、スペクトラム仮想化モジュール130は、仮想基底帯域信号をインターセプトして、仮想基底帯域信号のリアルタイム再形成を実行して、PHY層の仮想基底帯域を物理的送信周波数帯にマップする。受信の最中に、スペクトラム仮想化モジュール130は、受信された物理的基底帯域信号をインターセプトして、逆再形成を実行し、PHY層に対するパスのために仮想基底帯域信号を生成する。種々の実施例において、スペクトラム仮想化モジュール130は、スペクトラムマネージャー114によって提供されるスペクトラムマッピングを強化し、ホワイトスペース基地局102は、PHY基準に変調することなく従来のPHYデザインを使用することができる。
上述のように、利用可能性モジュール116は、利用可能性な物理的送信周波数帯のリストを要求する。この要求は、コミュニケーションネットワーク106を介してホワイトスペース発見サービス104に送られてよい。ホワイトスペース発見サービス104は、要求を受取るように構成された受信モジュール138を含んでよい。要求は、ホワイトスペース基地局102の場所を伴なってもよい。プロパゲーションモジュール140は、ホワイトスペース発見サービス104において、ホワイトスペース基地局102に近い主要なスペクトラムユーザー(テレビ信号送信器又はライセンスされた無線送信器ユーザーといったもの)の場所及びその場所に近い物理的地域の地形データに基づいて、主要なスペクトラムユーザーからの送信がおそらくプロパゲーションされる地理的地域を決定するように構成されている。干渉判断モジュール142は、プロパゲーション地域及びホワイトスペース基地局102の場所に基づいて、ホワイトスペース基地局102の送信が一つまたはそれ以上の主要ユーザーのデバイスの送信と干渉する可能性があるかどうかを判断する。干渉判断の結果に基づいて、送信モジュール144は、ホワイトスペース基地局102の使用に利用可能である一つまたはそれ以上のローカルで利用可能な、非連続の物理的送信周波数帯を、ホワイトスペース基地局102に対して送信するように構成されている。代替的に、送信モジュール144は、ホワイトスペース基地局102による使用に利用可能でない物理的送信周波数帯を表すデータを提供してもよい。送信モジュール114は、また、規定的なポリシーといった、一つまたはそれ以上のポリシーを、送信のための周波数帯の選択における決定モジュール120による使用のために送信してもよい。送信モジュール144は、また、基地局においてどのスペクトラム帯域が最も有効に使用されるかの提案といった、追加の情報を送信してもよい。
いくつかの実施例では、主要ユーザーが、ホワイトスペース送信において使用するスペクトラムを自発的に決めることができる。そうした主要ユーザーは、彼らのスペクトラムをホワイトスペース発見データベースに追加することができる。取消モジュール146は、主要ユーザーから、自発的に提供されたスペクトラムの取消しを受取るように、そして、その取消しをホワイトスペース基地局102に対して送信するように構成されている。使用中の周波数帯の取消しを受取ると、決定モジュール120は、送信のための新たな一つの物理的周波数帯を選択するように構成されている。
プロパゲーションモジュール140と干渉判断モジュール142は、一緒に、干渉することのない送信のためにホワイトスペース基地局120が使用することができる一つまたはそれ以上の物理的送信周波数を決定する。プロパゲーション地域及び干渉判断は、実施例において、ロングリーライスラジオ信号プロパゲーションモデルといった種々のプロパゲーションモデルのうちの一つが使用されてモデル化することができる。
地理的地域差込み図148は、ホワイトスペース基地局102の場所を(地理的地域差込み図148で「BS」と表示されている)主要ユーザー送信デバイスの場所を伴なって示しており(図1において「TR」と表示されている)、丘、建物、そして、湖といった種々の物理的特徴を示している。影付き領域150は、TR152からの送信がおそらくプロパゲーションされる地域を示している。干渉判断モジュール142は、主要ユーザーTRとの干渉を避けるために、どの周波数でホワイトスペース基地局102が送信すべきかを決定するように構成されている。地理的地域差込み図148において図示された実施例において、ホワイトスペース基地局120はプロパゲーション地域150の中にあるが、TR154に関する別の送信プロパゲーション地域の外側にある。従って、干渉判断モジュール142は、ホワイトスペース基地局102が、TR152によって使用されている周波数帯ではなく、TR154によって使用されている周波数を使用して送信をすることができると判断することができる。このことは、ホワイトスペース基地局102が、TR152による送信と干渉する可能性を防ぐことができる、ホワイトスペース基地局102はモデル化されたプロパゲーション地域150の中にあるにもかかわらずである。なぜなら、TR152とホワイトスペース基地局102は、異なる周波数を使用するからである。このことは、また、ホワイトスペース基地局102が、TR154との干渉の可能性を防ぐことができる、ホワイトスペース基地局102はTR154と同一の周波数帯を使用しているにもかかわらずである。なぜなら、ホワイトスペース基地局102は、TR154に関してモデル化されたプロパゲーション地域の外側にあるからである。プロパゲーションモジュール140は、湖や丘の存在といった、地形データに基づいてプロパゲーション地域150を決定してもよい。例えば、丘はTR152からの送信を遮断し得るので、従って、例として、プロパゲーション地域150のサイズを小さくする。
ホワイトスペース基地局の実施例
図2は、ホワイトスペース基地局200の実施例に係るブロックダイヤグラムである。ホワイトスペース基地局200は、基地局サービスを実施することができるあらゆる好適なコンピューターデバイスとして構成されてよい。種々の限定的でない実施例に従えば、好適なコンピューターデバイスは、パーソナルコンピューター(PC)、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、もしくは、ホワイトスペース基地局サービスの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、を含んでよい。
一つの実施例において、ホワイトスペース基地局200は、一つまたはそれ以上のプロセッサ202及びメモリー204を含んでいる。ホワイトスペース基地局200は、また、コミュニケーション接続206を含んでおり、種々のデバイスと通信することができる。例えば、図1に示されたような、ホワイトスペース発見サービス104といったものである。ホワイトスペース基地局200は、また、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、等といった一つまたはそれ以上の入力デバイス208を含んでおり、および、ディスプレイ、スピーカー、プリンター、等といった、プロセッサ202及びメモリー204と通信可能に接続された一つまたはそれ以上の出力デバイス210を含んでいる。
ホワイトスペース基地局200は、ラジオハードウェア212を含んでいる。ラジオハードウェア212は、ホワイトスペースラジオフロントエンドボード、または、他のラジオハードウェアとして実施されてよい。ラジオハードウェア212は、一つまたはそれ以上のラジオトランシーバー214を含んでおり、ラジオ周波数(RF)フロントエンド216及びアンテナ218を有している。ラジオハードウェア212は、プロセッサ202及びメモリー204に対して通信可能に接続されている。検知ハードウェア220は、検知RFフロントエンド222及び検知アンテナ224を含んでいる。検知ハードウェア220は、利用可能な物理的周波数帯を調査及び検知するように構成されている。TV信号を捜すことによるといったことである。検知RFフロントエンド222及び検知アンテナ224は、RFフロントエンド216及びアンテナ218と同一であっても、異なってもよい。
メモリー204は、プロセッサ202上にロード可能で実行可能なプログラムインストラクションを保管することができ、これらのプログラムの実行の最中に生成されるデータ、及び/又は、関連するデータも同様に保管できる。説明された実施例において、メモリー204は、オペレーティングシステム226、ユーザーモードソフトウェアサービス228、および、カーネル(オペレーティングシステム226の一部であってよい)を保管する。オペレーティングシステム226は、ホワイトスペース基地局200の基本的なシステム機能性を提供し、他の物事の中で、ホワイトスペース基地局200の他のプログラム及びモジュールのオペレーションを提供する。ユーザーモードソフトウェアサービス228は、スペクトラムマネージャー232、地理的情報及びウェブキャッシングといった無線クライアントに対する無線送信サービスを提供するように構成された基地局サービス234、ユーザーアクセス権限及び接続性をコントロールするように構成されたアクセス接続マネージャー236、および、アクセスコントロールリスト、認証、無線暗号化、等といったホワイトスペース基地局200のセキュリティサービスを提供するように構成されたセキュリティマネージャー238、を含んでいる。
カーネル230は、コミュニケーションモジュール240を含んでいる。コミュニケーションモジュール240は、一つまたはそれ以上のクライアントデバイスに対してラジオ信号を送信するためのラジオハードウェア212とインターフェイスするように構成されたスペクトラム仮想化モジュール242を含んでいる。スペクトラム仮想化モジュール242は、また、一つまたはそれ以上の無線送信プロトコル244−Mとインターフェイスするように構成されており、それぞれがMAC−M層とPHY−M層を含んでいる。図1に関して説明したように、例えば、スペクトラム仮想化層242は、無線送信プロトコル244−MのPHY層に対して仮想基底帯域を表し、ラジオハードウェア212上での送信のための物理的基底帯域信号に対する外に出て行く仮想化基底帯域信号を形成するように、そして、PHY層による取り扱いのために入って来る物理的基底帯域信号を逆形成するように、構成されている。これにより、PHYプロトコルは、変調なしにホワイトスペース送信のために使用することができる。
スペクトラムマネージャー232は、利用可能なホワイトスペース物理的送信周波数帯に関する情報を要求して受取るように構成された利用可能性モジュール246を含んでいる。利用可能性モジュール246は、検知ハードウェア220及び/又は利用可能な周波数帯に対するホワイトスペース発見サービスのうち一つまたは両方を問い合わせるように構成されている。スペクトラムマネージャー232は、また、規則ポリシー又は送信要求といった一つまたはそれ以上のポリシーを有するポリシーモジュール248を含んでいる。規則ポリシーの限定的でない実施例は、ガードバンド要求、電力マスク要求、ホワイトスペース周波数帯が利用可能な時間、許容可能な送信電力レベル範囲、等を含んでいる。
ポリシーモジュール248における送信要求は、種々のスタンダード、プロトコル、スペック、等によって指定された要求を含んでいる。無線プロトコルスペック送信要求の限定的でない実施例は、バンド幅要求、単一又はマルチキャリア変調要求、電力送信レベル要求、双方向/単方向送信要求、可変アップロード/ダウンロード要求、等を含んでいる。
スペクトラムマネージャー232は、また、決定モジュール250を含んでいる。決定モジュールは、利用可能な物理的送信周波数帯を、ポリシーモジュール248におけるポリシー(規則ポリシー及び/又は送信要求といったもの)と比較するように構成されている。ローカルに利用可能で、非干渉の好適な物理的送信周波数帯を選択するためであり、これにより、ホワイトスペース基地局200は、ポリシーに順応することができる。決定モジュール250は、また、選択された利用可能な物理的送信周波数帯を、スペクトラム仮想化モジュール242及び無線送信プロトコル244によって使用される仮想周波数帯に対してマップするように構成されている。決定モジュール250は、利用可能な物理的送信周波数帯に対するポリシーの比較に基づいて選択を行うように構成されている。例えば、決定モジュール250は、ホワイトスペース基地局200による送信のための利用可能な物理的送信周波数帯の選択において、無線送信室244のバンド幅要求及び規則ポリシーのガードバンド要求を考慮する。
決定モジュール250は、実施例において、複数の選択された物理的周波数帯を一つの仮想スペクトラム帯域にマップするように構成されている。これは、例えば、一つまたはそれ以上の無線送信プロトコル244−Mのバンド幅及び他の要求を満たす利用可能な周波数帯が一つも無い場合である。複数の選択された物理的周波数帯は、非連続の物理的周波数帯であってよい。決定モジュール250は、また、一つの物理的周波数帯を一つまたはそれ以上の仮想周波数帯にマップしてもよい。決定モジュール250は、複数の無線送信プロトコル244−Mに関する仮想周波数帯を一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯にマップしてもよい。これにより、ホワイトスペース基地局200は、異なる無線送信プロトコル244−Mを使用して、複数のホワイトスペースクライアントに対して、複数の同時に起こるホワイトスペース送信をサポートすることができる。一つまたはそれ以上のラジオトランシーバー214が、複数の同時に起こる送信を実行するために使用される。いくつかの実施例では、異なる数量のラジオトランシーバー214及び無線送信プロトコル244を有してよい。別の言葉で言えば、N(ラジオトランシーバーの数量)は、必ずしもM(コミュニケーションモジュール240によってサポートされる無線送信プロトコルの数量)と同じであることを要しない。
上述のように、利用可能性モジュール246は、ホワイトスペース基地局200の場所を、ホワイトスペース発見サービスといった、サービスに対してフォワードする。ホワイトスペース基地局200の場所は、場所ハードウェア252によって決定され、場所ハードウェアは、プロトコル202及びメモリー204に動作可能に接続されている。場所ハードウェア252の限定的でない実施例は、グローバルポジショニングシステム(GPS)受信器、携帯電話受信器、または他のものを含んでいる。代替的に、利用可能性モジュール246は、手動で構成された場所情報をフォワードするように構成されてもよい。こうした手動で構成された場所情報は、緯度と経度又は他の座標タイプといいた座標、ホワイトスペース基地局が配置されている住所、または、他の場所情報を含んでいる。他の代替的な実施例において、利用可能性モジュール246は、IPアドレス、ユニークな識別番号、MACアドレス、又は、他のもの、をホワイトスペース発見サービスに対して送付するように構成されてよい。ホワイトスペース発見サービスは、例えば、ホワイトスペース発見サービスに対して以前提供されていたホワイトスペース基地局200の場所といった、ユニークな識別子に基づいて、ホワイトスペース基地局200の場所を決定するように構成されている。
ホワイトスペース基地局200は、ホワイトスペースネットワークを使用しているように説明されてきたが、実施例に従った基地局は、また、他のDSAネットワークタイプを使用してもよい。
ホワイトスペース発見サービスの実施例
図3は、ホワイトスペース発見サービス300の実施例に係るブロックダイヤグラムである。ホワイトスペース発見サービス300は、ホワイトスペース発見サービスを実施することができるあらゆる好適なコンピューターデバイスとして構成されてよい。種々の限定的でない実施例に従えば、好適なコンピューターデバイスは、パーソナルコンピューター(PC)、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、もしくは、ホワイトスペース発見サービスの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、を含んでよい。
一つの実施例において、ホワイトスペース発見サービス300は、一つまたはそれ以上のプロセッサ302及びメモリー304を含んでいる。ホワイトスペース発見サービス300は、また、コミュニケーション接続306を含んでおり、例えば、ホワイトスペース基地局といった種々のデバイスと通信することができる。ホワイトスペース発見サービス300は、また、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、等といった一つまたはそれ以上の入力デバイス308を含んでおり、および、ディスプレイ、スピーカー、プリンター、等といった、プロセッサ302及びメモリー304と通信可能に接続された一つまたはそれ以上の出力デバイス310を含んでいる。
メモリー304は、プロセッサ302上にロード可能で実行可能なプログラムインストラクションを保管することができ、これらのプログラムの実行の最中に生成されるデータ、及び/又は、関連するデータも同様に保管できる。説明された実施例において、メモリー304は、ホワイトスペース発見サービス300の基本的なシステム機能性を提供するオペレーティングシステム312を保管しており、他の物事の中で、ホワイトスペース基地局300の他のプログラム及びモジュールのオペレーションを提供する。
メモリー304は、受信モジュール314を含んでいる。受信モジュールは、一つまたはそれ以上のホワイトスペース基地局から、ホワイトスペース基地局による無線送信のために利用可能な物理的周波数帯に対する要求と一緒にホワイトスペース基地局の場所情報を受取るように構成されている。プロパゲーションモジュール316は、一つまたはそれ以上の主要なユーザーによる無線送信がおそらくプロパゲーションされる一つまたはそれ以上の地理的地域を決定するように構成されている。この決定は、少なくとも、ホワイトスペース基地局の近くの一つまたはそれ以上の主要なユーザー(テレビ送信、または、ライセンスされた無線送信器ユーザーといったもの)に場所に関する地形データ318に基づくものである。干渉判断モジュール320は、ホワイトスペース基地局の場所及びモデル化された地理的プロパゲーション地域に基づいて、一つまたはそれ以上のローカルに利用可能で、非干渉の送信周波数帯を判断するように構成されている。これにより、ホワイトスペース基地局は、ローカル地域において干渉のない信号を送信することができる。例えば、ホワイトスペース基地局が所定の主要なユーザーに係るモデル化された送信プロパゲーション地域に中にある場合に、干渉判断モジュール320は、ホワイトスペース基地局が、所定の主要なユーザーと同一の周波数上で送信するとすれば、ホワイトスペース基地局は、その主要なユーザーと干渉するであろうと判断する。干渉判断モジュール320は、周波数チャネルデータ324から干渉しない送信周波数帯を選択するように構成されている。プロパゲーション地域と干渉判断は、実施例において、ロングリーライスラジオ信号プロパゲーションモデルといった種々のプロパゲーションモデルを使用して、モデル化され得る。送信モジュール326は、第2の無線デバイスに対して、一つまたはそれ以上の利用可能な送信周波数帯を表すデータを送信するように構成されている。そうしたデータは、周波数帯、中心周波数とバンド幅、チャネル識別子、等といったものである。
実施例は、ホワイトスペース送信における主要なユーザーによる自発的なスペクトラムの提供をサポートしてもよい。ボランティアモジュール328は、提供者からのスペクトラムの提供を受取り、そのスペクトラムをホワイトスペース発見サービス300に対して利用可能にするように構成されている。その自発的なスペクトラムを周波数チャネルデータ324に対して付加するといったことによるものである。そうしたスペクトラムは、テレビ送信スペクトラム、または、他のスペクトラムであってよい。取消モジュール330は、自発的に提供されたスペクトラムの取消を受取り、ホワイトスペース基地局に対して一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯の取消しをフォワードするように構成されている
ホワイトスペース発見サービス300は、利用可能な「ホワイトスペース」周波数帯を提供するものとして説明されてきたが、実施例に従った発見サービスは、また、他のDSAネットワークタイプによって使用可能な周波数リストを提供することもできる。
ローカル情報の使用
上述のように、図1で示されたホワイトスペース基地局102又は図2で示されたホワイトスペース基地局200といった、ホワイトスペース基地局の場所情報は、ホワイトスペース送信のための一つまたはそれ以上の周波数帯を決定するために使用される。プライベート情報を保持することが重要である。従って、いくつかの実施例は、彼又は彼女の場所情報から個人を特定することができないことを保証する適切なステップをとっている。例えば、名前、ユーザーネーム、パスワード、社会保険番号、アカウント番号、等といった個人を識別するあらゆる情報は、ホワイトスペース基地局によって送付される利用可能なホワイトスペースに対する要求から除外される。さらに、図1で示されたホワイトスペース発見サービス104又は図2で示されたホワイトスペース発見サービス300といった、ホワイトスペース発見サービスは、安全な場所に保持され、暗号化及びネットワークアクセスコントロールといった適切な手段を使用して承認されていないアクセスに対して保護されている。場所情報は、また、規定どおりに消去されてもよい。さらに、ユーザーには、どのように情報が使用されるかについての情報と一緒に、彼らの場所情報が送信されていることの通知が提供されてもよい。さらに、ユーザーは、オプトイン(opt−in)又はオプトアウト(opt−out)のいずれかの同意を提供することができる。オプトイン同意の際、ユーザーは、彼又は彼女の場所情報が使用又は送信される前に肯定的なアクションをとる。オプトアウト同意の際、ユーザーは、データが、収集、送信、または、使用される前に、彼又は彼女の場所データの使用又は送信を妨げるための肯定的なアクションをとる。
ホワイトスペース基地局による周波数選択プロセスの実施例
図4は、ホワイトスペース基地局による周波数選択プロセスの実施例を示すフローチャートである。図4のプロセスは、図1の環境100において、及び/又は、図2のホワイトスペース基地局を使用して、実施されてもよいし、されなくてもよい。図4におけるいくつかの部分は、コンピューターで実行可能なインストラクションによって実施される。一般的に、コンピューターで実行可能なインストラクションは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、プロセジャー、モジュール、ファンクション、所定の機能を実行又は所定の抽象データ型(abstract data type)を実施する類似のもの、を含んでいる。プロセスは、また、機能がコミュニケーションネットワークを通じてリンクされているリモートの処理装置によって実行される分散コンピューティング環境において実施されてもよい。分散コンピューティング環境において、コンピューターで実行可能なインストラクションは、メモリーストレージデバイスを含む、ローカル及び/又はリモートのコンピューターストレージ媒体の中に置かれてよい。
実施例のプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、または、それらの組合せにおいて実施され得るオペレーションのシーケンスを表す論理的フローチャートにおけるブロックの集まりとして図示されている。プロセスが記載されている順序は、本発明を限定するものとして理解されることを意図するものではない。あらゆる数量の記載されたプロセスブロックは、あらゆる順序において、そのプロセス、または、本発明開示の種々の実施例に従った代替的なプロセスを実施するために組合わせることができる。加えて、個々のブロックは、ここにおいて説明された発明特定事項の趣旨及び範囲から逸脱することなく、プロセスから除去され得る。ソフトウェアの面では、ブロックは、一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、説明されたオペレーションを実施する一つまたはそれ以上のコンピューターインストラクションを表している。
図4を参照すると、プロセス400は、ホワイトスペースデバイスによる、ホワイトスペースデバイスの場所で利用可能な一つまたはそれ以上の干渉しない物理的送信周波数帯を受取ることを含んでいる、ブロック402。ホワイトスペース基地局は、利用可能な物理的送信周波数帯を一つまたはそれ以上のポリシーと比較する、ブロック404。そうしたポリシーは、無線送信プロトコルの要求、または、物理的送信周波数帯に関する規則の要求を含んでよい。ポリシーの限定的でない実施例は、ガードバンド要求、電力マスク要求、無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上のバンド幅要求、シングル又はマルチキャリア変調の要求、電力送信マスク、双方向又は単方向送信要求、可変アップロード/ダウンロードのバンド幅要求、等を含んでいる。ホワイトスペース基地局は、比較に基づいていくつか又は全ての利用可能な物理的送信周波数帯を選択する、ブロック406。ホワイトスペース基地局は、選択された物理的送信周波数帯を無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想送信周波数帯に対してマップする、ブロック408。
送信の最中、無線送信プロトコルに関するPHY層は、無線送信プロトコルの仮想周波数帯に従って仮想基底帯域上のデータストリームを変調する、ブロック410。仮想周波数帯は、いくつかの周波数帯セットのうちの一つであってよく、または、無線送信プロトコルに従った無線送信のための無線送信プロトコルによって確立されてもよい。
ホワイトスペース基地局のスペクトラム仮想化モジュールは、物理的基底帯域信号を創出するために、選択された物理的送信周波数帯に従って仮想基底帯域信号を形成する、ブロック412。ホワイトスペース基地局のラジオハードウェアは、物理的基底帯域信号に従ってラジオ周波数信号を送信する、ブロック414。そうした送信は、ラジオハードウェアによる、送信のためのアナログ信号に対する物理的基底帯域信号のデジタル−アナログ変換(DAC)を含んでよい。
ホワイトスペースクライアントデバイスからのホワイトスペース送信の受取りの最中に、ラジオハードウェアは、選択された物理的送信周波数帯上のラジオ周波数信号を受取る、ブロック416。ラジオハードウェアは、物理的基底帯域信号を生成するために、受取ったラジオ周波数信号のアナログ-デジタル変換(ADC)を実行する、ブロック418。ホワイトスペース基地局のスペクトラム仮想化モジュールは、仮想周波数帯に従って、受取った物理的基底帯域信号を仮想基底帯域信号へと逆形成する、ブロック420。仮想基底帯域信号は、次に、無線送信プロトコルPHY層によって復調される、ブロック422。PHY層は、潜在的なデジタル情報を抽出し、そのデジタル情報をプロトコルスタック(stack)のより高いレベルの層に対して送付する。
進行中の送信及び受信は、こうした形式で、一つまたはそれ以上の選択された物理的送信周波数帯の取消しが受取られるまで進行する、ブロック424。取消しが受取られると、ホワイトスペースデバイスのスペクトラムマネージャーに係る利用可能性モジュールは、利用可能な物理的送信周波数帯の新たなリストを要求して受取る、ブロック402。代替的に、ホワイトスペースデバイスの決定モジュールは、取消されていない以前に受取った利用可能な物理的送信周波数帯の別のリストを選択してもよい、ブロック404。
物理的送信周波数帯を選択して仮想周波数帯にマップすることにより、ホワイトスペースデバイスは、ホワイトスペース送信の非干渉プリンシパル(principal)を固守する。種々の実施例において、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局による使用のための利用可能で非干渉なスペース周波数帯のリストを提供する。以降の項で説明するようにである。
ホワイトスペース発見サービスによる場所により特定的な非干渉周波数を決定するプロセスの実施例
図5は、ホワイトスペース発見サービスによる場所特定的で、非干渉のホワイトスペース周波数帯を決定するプロセスの実施例を示すフローチャートである。図5のプロセスは、図1の環境100において、及び/又は、図3のホワイトスペース発見サービスを使用して、実施されてもよいし、されなくてもよい。図5におけるいくつかの部分は、コンピューターで実行可能なインストラクションによって実施される。一般的に、コンピューターで実行可能なインストラクションは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、プロセジャー、モジュール、ファンクション、所定の機能を実行又は所定の抽象データ型を実施する類似のもの、を含んでいる。プロセスは、また、機能がコミュニケーションネットワークを通じてリンクされているリモートの処理装置によって実行される分散コンピューティング環境において実施されてもよい。分散コンピューティング環境において、コンピューターで実行可能なインストラクションは、メモリーストレージデバイスを含む、ローカル及び/又はリモートのコンピューターストレージ媒体の中に置かれてよい。
実施例のプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、または、それらの組合せにおいて実施され得るオペレーションのシーケンスを表す論理的フローチャートにおけるブロックの集まりとして図示されている。プロセスが記載されている順序は、本発明を限定するものとして理解されることを意図するものではない。あらゆる数量の記載されたプロセスブロックは、あらゆる順序において、そのプロセス、または、本発明開示の種々の実施例に従った代替的なプロセスを実施するために組合わせることができる。加えて、個々のブロックは、ここにおいて説明された発明特定事項の趣旨及び範囲から逸脱することなく、プロセスから除去され得る。ソフトウェアの面では、ブロックは、一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、説明されたオペレーションを実施する一つまたはそれ以上のコンピューターインストラクションを表している。
図5を参照すると、プロセス500は、ホワイトスペース発見サービスによってカバーされる一つまたはそれ以上の地域において利用可能とされるべきスペクトラムの自発的な提供を意味するメッセージの受取りを含んでいる、ブロック502。受信モジュールは、ホワイトスペース基地局からの、利用可能な物理的送信周波数帯に対する要求を受取る、ブロック504。要求は、ホワイトスペース基地局の場所情報を伴なってもよい、ブロック506。代替的に、ホワイトスペース基地局の識別子が要求を含んでもよく、ホワイトスペース基地局が識別子に基づいて、以前に保管されたホワイトスペース基地局の場所に関する情報を検索してもよい。情報は、緯度と経度、グローバルポジショニングシステム座標、ストリートアドレス、または、他の場所情報、の形式であってよい。識別子は、IPアドレス、ユニークな識別子番号、eメールアドレス、MACアドレス、または、他の識別情報、を含んでよい。
ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局の場所に関する地形データを検索する、ブロック508。ホワイトスペース発見サービスは、プロパゲーションモデルと一つまたはそれ以上の主要なユーザー(テレビ信号送信といったもの)の場所に基づいて、主要なユーザーの送信がおそらくプロパゲーションされる地理的地域を決定する、ブロック510。ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局の場所に基づいて、ホワイトスペース基地局の送信が主要なユーザーの送信デバイスと干渉する可能性があるかどうかを判断する、ブロック512。例えば、ホワイトスペース基地局が所定の主要なユーザーのためのプロパゲーション地域の中にある場合、ホワイトスペース発見サービスは、もし、ホワイトスペース基地局が所定の主要なユーザーと同一の周波数上で送信するとすれば、ホワイトスペース基地局はその所定の主要なユーザーと干渉してしまうと判断することができる。一つまたはそれ以上の干渉しない送信周波数帯が決定されて、ホワイトスペース基地局に対して送付される、ブロック514。例えば、ホワイトスペース基地局が所定の主要なユーザーのためのプロパゲーション地域の中にある場合、ホワイトスペース発見サービスは、その所定の主要なユーザーが送信に使用している周波数帯以外の他の周波数で送信することがホワイトスペース基地局に対して許されるものと、判断することができる。
上述のように、ホワイトスペース発見サービスは、一つまたはそれ以上の地理的地域でのホワイトスペース送信における使用のためのそうしたスペクトラムの保持者、ライセンシー(licensee)、または、所有者によるスペクトラムの自発的な提供を許容するように構成されている。そうした自発的な提供は、例えば、一日あたりの所定の回数、所定の持続時間、所定の日付、等といったように限定されてよい。ホワイトスペース発見サービスは、従って、時間切れといった、制限をパス(pass)したかどうかを判断する、ブロック516。そうである場合、物理的送信周波数帯の取消しが、ホワイトスペース基地局に対して送付される、ブロック518。
スペクトラムの保持者、ライセンシー、または、所有者は、また、一つまたはそれ以上の地理的地域におけるスペクトラムの使用を取消してもよい、ブロック520。それにより、ホワイトスペース発見サービスが、ホワイトスペース基地局に対して取消を送信することを引き起こしている。
プロセス500は、利用可能な「ホワイトスペース」周波数帯を備えるものとして説明されてきたが、実施例は、また、他のDSAネットワークタイプによって使用可能な周波数帯のリストを備えてもよい。
地形データとプロパゲーションモデル化の説明
図6は、ホワイトスペース基地局のローカルな地理的地域を示しており、送信信号のモデル化されたプロパゲーション地位を可視的に示している。上述のように、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局のローカルな地域の中の一つまたはそれ以上の主要なユーザーの送信に係るプロパゲーション地域をモデル化する。これは、ホワイトスペース基地局の送信が、主要なユーザーの送信と干渉する可能性があるかどうかを判断するために行われるものである。こうしたモデルは、ホワイトスペース発見サービスのメモリーの中にデジタル表現として存在する。そうであるから、ホワイトスペース発見サービスは、図6に示されるような、モデル化されたプロパゲーション地域の可視的な描写を生成して表示する必要はないし、してもよい。ここにおいて表される図6は、主として説明目的のものである。
図6を参照すると、地形マップ600は、ホワイトスペース基地局602の近くのローカルな地理的地域を示している。上述のように、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局602の場所に関する場所情報を受取り、地形データを使用して、ホワイトスペース基地局の送信信号が主要なユーザーと干渉する可能性があるかどうかを判断する。図6に示した説明図において、地形データは、丘604、森606、および、建物608、の存在を示している。これら及び他の地形的特徴に基づいて、ホワイトスペース発見サービスのプロパゲーションモジュールは、種々の主要なユーザーのデバイスからの送信信号がおそらくプロパゲーションされるプロパゲーション地域を決定することができる。地形データは、丘604、森606、および、建物608は、特定の方向において送信信号の距離を短くしてしまうことがある。
種々の主要なユーザーの送信デバイス610−616が地形マップ600上に存在しており、それらはホワイトスペース基地局602に近いところにある。それらのうちの一つである主要なユーザーの送信デバイス616が、プロパゲーション地域610と一緒に示されている。プロパゲーション地域は、主要なユーザーの送信デバイス616からの送信がおそらくプロパゲーションされるであろう地理的地域であり、例えば、丘604、森606、および、建物608の存在に基づくものであり、プロパゲーションモデルを使用して判断されたものである。従って、ホワイトスペース発見サービスは、ホワイトスペース基地局602によるホワイトスペース送信のための、主要なユーザーの送信デバイス616によって使用されていない物理的送信周波数帯を選択することができる。このように、ホワイトスペース基地局602がプロパゲーション地域610の中にあっても、ホワイトスペース基地局602による送信は主要なユーザーの送信デバイス616と干渉することはないと判断され得る。その2つは、異なる周波数帯を使用するからである。同時に、ホワイトスペース基地局602は、主要なユーザーの送信デバイス610、612、及び/又は、614によっても使用される周波数帯(または、主要なユーザーの送信デバイスによって使用されていない他の周波数帯)が備えられ得る。ホワイトスペース基地局602は、主要なユーザーの送信デバイス610、612、及び/又は、614からの送信と干渉しないことが十分に確からしいものと判断され得る。たとえ、ホワイトスペース基地局602が、それらのデバイスと同一の送信周波数を使用している場合でもそうである。ホワイトスペース基地局602は、それらのデバイスのモデル化された送信プロパゲーション地域の中に居ないからである。
スペクトラム仮想化環境
図7は、スペクトラム仮想化を使用するように構成された基地局と無線クライアントを含む送信環境を示している。送信環境700は、基地局702、無線クライアント704、および、無線クライアント706を含んでいる。基地局702は、図1におけるホワイトスペース基地局102、及び/又は、図2におけるホワイトスペース基地局200と同一であっても、異なっていてもよい。基地局702は、基地局を実施する能力のある種々の好適なコンピューターデバイスタイプ上で実施されてよい。好適なコンピューターデバイス又はデバイスは、一つまたはそれ以上のパーソナルコンピューター、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、または、ホワイトスペース基地局サービスの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、である。基地局702の種々の部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、または、フィールドでプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)といった種々のプログラム可能又はプログラム不能なプロセッサタイプの一つといった、ハードウェアロジックとして実施されてもよい。
無線クライアント704と無線クライアント706は、無線クライアントを実施することができる種々の好適なコンピューターデバイスタイプ上で実施されてよい。好適なコンピューターデバイス又はデバイスは、一つまたはそれ以上のパーソナルコンピューター、サーバー、サーバーファーム、データセンター、これらの組合せ、または、無線クライアントの全て又は一部を保管して実行することができるあらゆる他のコンピューターデバイス、である。無線クライアント704と706の種々の部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、または、フィールドでプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)といった種々のプログラム可能又はプログラム不能なプロセッサタイプの一つといった、ハードウェアロジックとして実施されてもよい。
基地局702は、メモリー708及び一つまたはそれ以上のプロセッサ710を含んでいる。メモリー708は、プロセッサ710上にロード可能で実行可能なプログラムインストラクションを保管することができ、これらのプログラムの実行の最中に生成されるデータ、及び/又は、関連するデータも同様に保管できる。基地局702は、また、ラジオハードウェア702を含んでおり、ラジオハードウェアは、ラジオ周波数(RF)フロントエンド及びアンテナを含んでよい。
メモリー708は、無線プロトコル714−A及び714−Bを含んでいる。無線プロトコル714−Aは、MAC−AとPHY−Aを含み、無線プロトコル714−Bは、MAC−BとPHY−Bを含んでいる。無線プロトコル714−A及び714−Bの限定的でない実施例は、ワイファイ(Wi−Fi)、プロトコルスイート802.11の中のプロトコル、および、ジグビー(ZigBee)、を含んでいる。
メモリー708は、また、スペクトラム仮想化モジュール716を含んでおり、スペクトラム仮想化層を実施するように構成されている。スペクトラム仮想化モジュール716は、他の物事の中で、仮想化周波数帯を物理的周波数帯に対してマップし、ラジオハードウェア712と無線プロトコル714−A及び714−Bとの間をインターフェイスするように構成されている。
無線クライアント704は、メモリー718及び一つまたはそれ以上のプロセッサ720を含んでいる。メモリー718は、プロセッサ720上にロード可能で実行可能なプログラムインストラクションを保管することができ、これらのプログラムの実行の最中に生成されるデータ、及び/又は、関連するデータも同様に保管できる。無線クライアント704は、また、ラジオハードウェア722を含んでおり、ラジオハードウェアは、ラジオ周波数(RF)フロントエンド及びアンテナを含んでよい。
メモリー718は、無線プロトコル714−Aを含んでいる。基地局702とのコミュニケーションのためである。メモリー718は、また、スペクトラム仮想化モジュール724を含んでおり、スペクトラム仮想化層を実施するように構成されている。スペクトラム仮想化モジュール724は、他の物事の中で、仮想化周波数帯を物理的周波数帯に対してマップし、ラジオハードウェア722と無線プロトコル714−Aとの間をインターフェイスするように構成されている。
無線クライアント706は、メモリー726及び一つまたはそれ以上のプロセッサ728を含んでいる。メモリー726は、プロセッサ728上にロード可能で実行可能なプログラムインストラクションを保管することができ、これらのプログラムの実行の最中に生成されるデータ、及び/又は、関連するデータも同様に保管できる。無線クライアント706は、また、ラジオハードウェア730を含んでおり、ラジオハードウェアは、ラジオ周波数(RF)フロントエンド及びアンテナを含んでよい。
メモリー726は、無線プロトコル714−Bを含んでいる。基地局702とのコミュニケーションのためである。メモリー726は、また、スペクトラム仮想化モジュール732を含んでおり、スペクトラム仮想化層を実施するように構成されている。スペクトラム仮想化モジュール732は、他の物事の中で、仮想化周波数帯を物理的周波数帯に対してマップし、ラジオハードウェア730と無線プロトコル714−Bとの間をインターフェイスするように構成されている。
従来の無線システムとは反対に、従来PHY層は直接的にRFフロントエンドとインターフェイスするが、本発明開示の実施例では、PHY層とRFフロントエンドとの間の中間的なインターフェイスを創出するためにスペクトラム仮想化モジュール(図7におけるスペクトラム仮想化モジュール716、724、および、732といったもの)を使用する。このインターフェイスは、オープンシステムインターコネクション(OSI)モデルのレベル0.5として考えることができ、直接的にレイヤー1(物理層であって、ここにおいては「PHY」と略されている)の下にあたる。OSIモデル、および、OSIモデル中の種々のレイヤーを参照すると、実施例がOSIモデルに適合する有線又は無線送信とだけコンパチブルであることを意味するものではない。むしろ、OSIモデル及びその種々のレイヤーは、ここにおいて説明目的のために参照されるものである。
無線クライアント704に対して送信する場合、基地局702のスペクトラム仮想化モジュール716は、無線プロトコル714−Aによって変調された仮想基底帯域信号を受容れ、仮想基底帯域信号を形成し、そして、スペクトラムマップに従ってそれらを物理的基底帯域に対してマップするように構成されている。スペクトラム仮想化モジュール716は、無線クライアント704への物理的周波数スペクトラム上のアナログ信号としての送信のために、形成されマップされた変調信号をラジオハードウェア712に対してパス(pass)するように構成されている。
無線クライアント704のラジオハードウェア722は、物理的周波数スペクトラムを選択し、送信されたアナログ信号を受取り、それをデジタル化し、そして、スペクトラム仮想化モジュール724に対してパスするように構成されている。スペクトラム仮想化モジュール724は、物理的基底帯域変調信号を仮想基底帯域変調信号へと逆形成しマップするように構成されている。無線クライアント704の無線プロトコル714−Aは、逆形成された変調仮想基底帯域信号を受容れ、それを復調し、そして、プロトコルスタックの上位レベル層による処理のために、中に含まれているデジタルデータを抽出する。
無線クライアント706は、無線クライアント704が実行するように構成されている機能性と類似の機能を実行するように構成されている。しかし、無線クライアント706は、無線プロトコル714−Aよりむしろ、無線プロトコル714−Bを使用する。代替的な実施例において、異なる無線クライアントは同一の無線プロトコルを使用することができるだろうし、異なる無線クライアントはお互いに同一の物理的送信帯域を使用し得る。
スペクトラム仮想化の概要
本発明開示の種々の実施例は、ダイナミックスペクトラムアクセス(DSA)ネットワークにおける動的に変化している物理的スペクトラム割当ての中から不変の(non−variant)スペクトラム帯域を「仮想化」する。(ホワイトスペースネットワークは、DSAネットワークの実施例である。)本発明開示の実施例は、無線PHYプロトコルのデザイン変更を要することなく種々の無線PHYプロトコルをサポートする。実施例は、PHY層によって出力される基底帯域信号上で基底帯域処理を実行するために、無線PHY層の下に論理的に置かれているスペクトラム仮想化層を使用することによって、これを達成している。スペクトラム仮想化層は、PHY層によって表される基底帯域とラジオ周波数(RF)フロントエンドハードウェアとの間をパスするデジタル信号を、送信及び受信の両方向において、インターセプト(intercept)し、再書込みする。DSAネットワークの動的に変化しているスペクトラム割当てを隠して、PHYプロトコルの観点から固定スペクトラムの効果を創出するためである。
次に、従来のラジオトランシーバー及び従来の無線プロトコルPHY層が説明される。その後には、PHY層及びラジオトランシーバーとインターフェイスする実施例に従ってスペクトラム仮想化層がどのようなものであるかの説明が続く。
従来のラジオトランシーバーは、ラジオ周波数(RF)フロントエンド及び基底帯域処理装置を含んでいる。従来のラジオデザインにおいては、基底帯域処理は、一般的にデジタル信号サンプルを用いてデジタルドメイン(domain)において実行され、RFフロントエンドは、主にアナログラジオ回路を含んでいる。従って、アナログ-デジタル変換(ADC)回路及びデジタル−アナログ変換(DAC)が、従来の基底帯域ユニットとRFフロントエンドとの間のインターフェイスの性質を形成している。従来の基底帯域ユニットは、情報ビット上でデジタル基底帯域変調を実行してデジタル基底帯域波形を創出する。その逆もまた同様である。こうしたセグメント(segment)は、シンボル(symbol)と呼ばれるものである。受信器側で、シンボルは復調され、エンベッドされたバイナリー情報が回復される。RFフロントエンドは、デジタル基底帯域信号(シンボル)をアナログラジオ信号へと変換して、送信する。受信の最中、RFフロントエンドは、ラジオ周波数帯信号を選択し、信号をダウンコンバート(down−convert)し、そして、信号をデジタル化してデジタル基底帯域サンプルを形成する。
異なる従来の無線PHYプロトコルは、異なる変調技術を使用している。一般的に言えば、基底帯域変調は、単一キャリア変調(SCM)とマルチキャリア変調(MCM)へと分類することができる。ジグビー(ZigBee)、802.11b、および、広帯域コード分割マルチアクセス(WCDMA(登録商標))は、単一キャリアシステムの実施例である。802.11a/g及びロングタームエボリューション(LTE)は、マルチキャリア変調を使用している。変調技術によって分類可能であることに加えて、従来の無線PHYプロトコルは、また、どのようにマルチパスフェージング(multi−path fading)を取扱うかによっても分類することができる。例えば、レイク受信器(rake−receiver)は、拡散したSCM信号に対して一般に使用される。しかし、MCMを使用するプロトコルは、マルチパスフェージングの影響を取り除くために、しばしば、サイクリックプレフィックス(CP:cyclic−prefix)に依存している。種々の従来の無線PHYデザインの選定における基本的なトレードオフは、MCMに対するSCM及びレイク受信器に対するCPといったものであるが、単一のPHY層プロトコルが全ての無線アプリケーションに対して適合され得ることをありそうもないことにしている。
スペクトラム仮想化層は、本発明開示の種々の実施例に従えば、種々の送信帯域に対する適応性を維持するために、DSAネットワークにおいて複数の従来のPHY層をサポートする一つのやり方である。実施例に従ったスペクトラム仮想化層とラジオ周波数フロントエンドとの間のインターワーキング(interworking)が、これから説明される。
図8は、送信器と受信器間での送信の最中の、ラジオ周波数フロントエンド、スペクトラム仮想化層、および、物理層との間のインターワーキングを示している。送信800は、送信器802と受信器804との間のものである。送信器802と受信器804の両者は、無線PHYプロトコル806を使用しており、それは、この詳細な説明の中で説明した種々のPHYプロトコルといったものの一つであってよい。送信器802及び/又は受信器804は、また、一つまたはそれ以上の他のPHYプロトコルを使用してもよい。送信器802は、図7における基地局702といった基地局、図7における無線クライアント704及び706といった無線クライアント、または、他のデバイスタイプであってよい。送信器802は、RFフロントエンド808を使用し、受信器804は、RFフロントエンド810を使用している。送信器802は、スペクトラム仮想化層(SVL)812を使用し、受信器804は、SVL814を使用している。
送信器802を参照すると、SVL812は、「仮想」周波数帯又はスペクトラムに関する仮想基底帯域を、物理的周波数帯又はスペクトラムに関する一つまたはそれ以上の物理的基底帯域(図8において「PHYS B−BAND」として示されている)にマップする。仮想周波数帯は、PHY806によって指定された固定スペクトラム(または、いくつかの固定スペクトラムのうちの一つ)であってよい。一方、物理的基底帯域は、ホワイトスペースネットワーク、または、より一般的には、DSAネットワークといった中で、いくつかの動的に割り当てられた周波数帯のうちの一つであってよい。SVL812は、仮想基底帯域信号を形成し、一つまたはそれ以上の物理的基底帯域信号に対してマップするように構成されている。RFフロントエンド808は、デジタルな物理的基底帯域信号をアナログ信号へと変換し、そして、一つまたはそれ以上のアンテナ(図示なし)に対して送信するように構成されている。
受信器804のRFフロントエンド810は、RFフロントエンド808から送信されたアナログ信号を受取り、そして、一つまたはそれ以上の物理的基底帯域を形成するためにデジタルサンプルへと変換するように構成されている。SVL814は、物理的基底帯域信号を逆形成して、仮想基底帯域信号に対してマップするように構成されている。受信器804のPHY806に対してパスする以前にである。受信器804のPHY806は、仮想基底帯域信号を復調して、送信器802によって送付された潜在的なデジタルデータを抽出する。このようにして、SVL812は、固定周波数(PHY806によって特定されたもの)に従って仮想基底帯域を用いて送信器802のPHY806を表す。そして、SVL814は、同一の固定周波数に従って、仮想基底帯域を用いて受信器804のPHY806を表す。このように、送信器802のPHY806と受信器804のPHY806は、まるで送信器802と受信器804が固定周波数上で送信しているかのように、お互いにコミュニケーションしている。しかし、SVL812及び814は、送信のために動的に割り当てられた一つまたはそれ以上の物理的周波数帯を使用して送信することを可能にしている。動的に割り当てられて物理的周波数帯は、PHY806によって使用される固定周波数とは異なるものであり得る。
送信器802と受信器804の両者は、送信と受信をすることができる。それらは、図8において、「送信器」と「受信器」として参照される。従って、送信は、SVL814及びRFフロントエンド810を介して、受信器804から、RFフロントエンド808及びSVL812を介して送信器802に対して送付することができる。
スペクトラム仮想化層(図8のSVL804及びSVL814といったもの)は、DSAネットワーク(ホワイトスペースネットワークといったもの)においてPHYプロセッサーと動的基底帯との間のブリッジ(bridge)を創出するように構成されている。PHYプロトコルは、たいてい固定された周波数送信のためにデザインされており、DSAネットワークは、時間及び空間で変化するスペクトラム構成を有するものである。DSAネットワークにおける動的基底帯域は、また、PHYプロトコルの固定周波数基底帯域より狭くても、または、広くてもよい。SVLは、PHYプロトコルの固定周波数帯をより狭い又はより広い周波数帯に対してマップすることができる。
スペクトラム仮想化層の別の機能は、PHYプロトコルとRFフロントエンドとの間の接続を分離すること、および、インダイレクション(indirection)層を追加することである。仮想基底帯域と物理的基底帯域は、一方は固定されてPHYプロトコルデザインによって特定され、他方は動的でありDSA割当て方法によって決定される(例えば、本発明開示の種々の実施例に従ってホワイトスペース発見サービス及びスペクトラムマネージャーによって使用されているプロセスによるもの)という意味で相違している。送信器側で、PHYプロトコルは、まるでRFフロントエンドに接続しているかのようにデジタル波形を生成する。SVL層は、こうしたサンプルをインターセプトして、異なる波形形状へと再形成する。RFフロントエンドが変換された波形形状を送信する場合に、結果として生じるラジオ信号が、DSAの動的スペクトラム割当て又はホワイトスペースネットワークと一致するようにである。受信器側で、SVLは、物理的基底帯域サンプル上で逆再形成オペレーションを実行して、PHY層に対するオリジナルデジタル波形形状を回復する。図8の実施例に示すように、送信の最中、比較的に広い仮想基底帯域は、2つの比較的に狭い物理的基底帯域へと再形成されている。
スペクトラム仮想化アーキテクチャー
図9は、スペクトラム仮想化層アーキテクチャー900のブロックダイヤグラムである。アーキテクチャー900の部分は、この詳細な説明の中のあらゆる場所で説明されているように、一つまたはそれ以上のプロセッサ上で実行されるように構成されてソフトウェアモジュールとして実施されてよい。代替的な実施例において、アーキテクチャー900は、特定アプリケーション用集積回路(ASIC)上、または、フィールドでプログラム可能なゲートアレイ(FPGS)又は他のタイプといった、種々のプログラム可能又は再プログラム可能なプロセッサタイプのうちの一つで実施されてもよい。アーキテクチャー900は、図1のホワイトスペース基地局102、図2のホワイトスペース基地局200、及び/又は、図7の基地局702といった、無線基地局によって実施されてよい。アーキテクチャー900は、また、図7の無線クライアント704と706といった、無線クライアント上で実施されてもよい。
SVL902は、一つまたはそれ以上のPHY904に対して仮想基底帯域を提供し、仮想基底帯域と一つまたはそれ以上のRFフロントエンド906によって提供される物理的基底帯域との間の信号を動的に変換するように構成されている。仮想基底帯域の幅は、例えば初期化ステージの最中といったときに、一つまたはそれ以上のPHY904によって特定される。一つまたはそれ以上のPHY904も、また、図9に示すように、メディアアクセスコントロール(MAC)層を特定する無線送信プロトコルの一部であってよい。
SVL902は、仮想基底帯域と物理的周波数帯との間のマッピングを示すスペクトラムマップ908を保持している。スペクトラムマップ908の中に含まれるマッピングには順応性がある。例えば、スペクトラムマップ908は、仮想基底帯域を同一幅を有する物理的周波数帯にマップしてよい(例えば、仮想周波数帯VS1を同じサイズの物理的周波数帯に対してマップする)。代替的に、スペクトラムマップ908は、仮想基底帯域を、より狭い連続した物理的周波数帯に、または、いくつかの非連続の物理的周波数帯にマップしてよい(例えば、仮想周波数帯VS2とVS3を、異なるサイズの物理的周波数帯にマップすること)。他の実施例において、スペクトラムマップ908は、仮想基底帯域を、より広い連続した物理的周波数帯に、または、合せると仮想基底帯域より広い、いくつかの非連続の物理的周波数帯にマップしてよい。
スペクトラム割当ては、スペクトラムマネージャー910によってコントロールされる。スペクトラムマネージャー910は、図1におけるスペクトラムマネージャー114及び図2におけるスペクトラムマネージャー232と同一または異なるものであってよい。スペクトラムマネージャー910は、現在のスペクトラム使用をモニターし(例えば、ホワイトスペース発見サービスといったデータベースを検知又は検索することによる)、種々のポリシーに基づいてPHY904の一つに対して利用可能な物理的周波数帯を割当て、かつ、SVL902におけるスペクトラムマップ908を更新するように構成されている。
一つまたはそれ以上の再形成器912は、信号を、基底帯域から物理的周波数帯へと変換するように構成されており、その逆もまた同様である。一つまたはそれ以上の再形成器は、一つまたはそれ以上のPHY904によって使用される変調スキームを参照することなく信号変換を実行するように構成されている。実施例において、一つまたはそれ以上の再形成器912は、一般的な基底帯域波形上で動作するデジタル信号処理アルゴリズムを使用するように構成されている。
一つまたはそれ以上の再形成器912は、一つまたはそれ以上のPHY904に対してトランスペアレント(transparent)であってよい。例えば、再形成オペレーションはいくつかのやり方で基底帯域を変更し得るものであるが、一つまたはそれ以上のPHY904は、この歪み(distortion)を、まるでそれが通常の無線チャネルフェージングによるものであるかのように取扱うことができる。これにより、一つまたはそれ以上のPHY904は、同等なマルチパスフェージングチャネルによる再形成オペレーションによって生じる歪みをモデル化し、一つまたはそれ以上のPHY904に対して既に利用可能なイコライズメカニズム(equalization mechanism)を使用して、再形成オペレーションによって生じるあらゆる歪みを取扱うことができる。
再形成の後で、基底帯域信号は、物理的基底帯域信号へ変換される。PHY904の複数の信号からの物理的基底帯域は、RFフロントエンド906に送付される前に、ミキサー(mixer)914によって一緒に混合(付加)され得る。
受信の場合、入って来る信号は、スプリッター(splitter)916に対してパスされる。スプリッタは、スペクトラムマップ908に基づいて、一つまたはそれ以上のPHY904に対して一致したフィルターを含んでいる。フィルターされた物理的周波数帯信号は、再形成器912に対して供給される。再形成器は、仮想基底帯域信号を回復するために逆再形成オペレーションを実行するように構成されている。PHY904は、仮想基底帯域信号を復調して、潜在的なバイナリー情報を得るように構成されている。
概念的には、SVL902は、一つまたはそれ以上のPHY904のそれぞれに対してRFフロントエンド906を仮想化する。SVL902は、PHY904の異なる一つを、RFフロントエンド906の異なる一つに対して柔軟にマップするように構成されている。SVL902は、また、いくつかのPHY904を一つのRFフロントエンド906上に多重送信するように構成されている。RFフロントエンドの仮想化により、複数のPHY904は、共通のRFフロントエンド906を共有することができる。RFフロントエンドの仮想化は、従って、マルチラジオ(multi−radio)統合のために必要なバンド幅資源を削減することができ、それにより、より少ない空間とエネルギーしか要求せず、そして、おそらく、より低コストのモバイルデバイスを結果として生じている。
図10は、異なる無線送信プロトコルを異なるラジオフロントエンドに対してマップするように構成されたスペクトラム仮想化層を示している。SVL1002は、PHY1、PHY2、および、PHY3に対する仮想化基底帯域を表している。SVL1002は、また、図10に示すように、RFフロントエンド1およびRFフロントエンド2に対する物理的基底帯域を表している。図10に示されるSVL1002は、PHY1からの再形成された変調基底帯域信号をRFフロントエンド1に対してマップしている。SVL1002は、また、図10に示す構成において、PHY2及びPHY3からの再形成された変調基底帯域信号を一緒に混合し、こうした混合された信号をRFフロントエンド2に対してマップしている。こうしたマッピングおよび混合は、例えば、この詳細な説明の中のあらゆるところで説明されているように、スペクトラムマップに基づくものであってよい。
スペクトラム仮想化層インターフェイス
種々の実施例に従ったスペクトラム仮想化層は、インターフェイスを定義する。図11は、スペクトラム仮想化層に対するインターフェイスコールのための実施例であるプロセス1100のフローチャートを示している。図11のプロセスは、図1のコミュニケーションモジュール128、図2のコミュニケーションモジュール240、図8の送信800、図7の環境700、及び/又は、図10のSVL1002及びPHY層において、または、これらと併せて実施されてよいし、また、実施されなくてもよい。
図11に示したプロセスのいくつかの部分は、コンピューターで実行可能なインストラクションによって実施されてよい。一般的に、コンピューターで実行可能なインストラクションは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、プロセジャー、モジュール、ファンクション、所定の機能を実行又は所定の抽象データ型を実施する類似のもの、を含んでいる。プロセスは、また、機能がコミュニケーションネットワークを通じてリンクされているリモートの処理装置によって実行される分散コンピューティング環境において実施されてもよい。分散コンピューティング環境において、コンピューターで実行可能なインストラクションは、メモリーストレージデバイスを含む、ローカル及び/又はリモートのコンピューターストレージ媒体の中に置かれてよい。
実施例のプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、または、それらの組合せにおいて実施され得るオペレーションのシーケンスを表す論理的フローチャートにおけるブロックの集まりとして図示されている。プロセスが記載されている順序は、本発明を限定するものとして理解されることを意図するものではない。あらゆる数量の記載されたプロセスブロックは、あらゆる順序において、そのプロセス、または、本発明開示の種々の実施例に従った代替的なプロセスを実施するために組合わせることができる。加えて、個々のブロックは、ここにおいて説明された発明特定事項の趣旨及び範囲から逸脱することなく、プロセスから除去され得る。ソフトウェアの面では、ブロックは、一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、説明されたオペレーションを実施する一つまたはそれ以上のコンピューターインストラクションを表している。
図11を参照すると、無線PHYプロトコルは、信号サンプルを送信及び受信する以前にSVLを登録する、ブロック1102。登録の最中に、無線PHYプロトコルは、仮想周波数帯、基底帯域に対する所望のバンド幅、および、一つまたはそれ以上のオーバーサンプルパラメーターを定義する。オーバーサンプルパラメーターは、所望のバンド幅と一緒に、基底帯域のサンプリングレート(sampling rate)を決定する。サンプリングレートは、ナイキストクライテリア(Nyquist criteria)を満足するために、少なくとも一つのバンド幅の2倍である。無線PHYが、2倍より大きなオーバーサンプリングレートを特定することも可能である。これは、より良いパフォーマンスを提供し得るが、より大きなコンピューターコストを招いてしまう。より多くのコンピューターコストは、オーバーサンプリングが使用される場合に与えられたインターバルにおいて処理される追加のサンプルにから生じるものである。無線PHYも、また、登録の最中に、マルチキャリア変調において使用されるサブキャリアの数量を定義する。単一のキャリア変調に対して、この数量は1に等しい。
登録の最中に特定される別のパラメーターは、PHYの仮想基底帯域信号上で実行されるべき再形成オペレーションの分類を記述する。このパラメーターは、スペクトラムマネージャーと一緒に働いて、仮想基底帯域と物理的周波数帯との間のマッピングを決定する。いくつかの限定的でない実施例は、基底帯域信号がスペックより狭い物理的基底帯域に縮小されるべきものではないことを示すパラメーター、基底帯域信号が非連続の物理的周波数帯へと分割されるべきものではないことを示すパラメーター、および、使用されるべき追加的なガードバンドのサイズを示すパラメーターを含んでいる。
SVLは、スペクトラムマネージャーに対して登録要求をフォワードする、ブロック1104。受容れられた場合、スペクトラムマネージャーは、物理的スペクトラムの一部分を割り当て、スペクトラムマップのマップエントリーを更新する、ブロック1106。SVLは、登録された仮想基底帯域を識別するPHYへ、ハンドル(handle)を戻してもよい。
無線PHYは、SVLに対して、仮想基底帯域信号を出力するようにコール(call)を投入する、ブロック1108。コールの一部として、無線PHYは、仮想基底帯域の識別子を提供し、物理的スペクトラムに対するスペクトラムマップへの検索(look−up)を促進する。無線PHYは、サンプルと長さパラメーターを提供する。パラメーターは、出力されるべきデジタルサンプルに対するポインター、および、出力されるべきデジタルサンプルの数量を、それぞれに特定している。
無線PHYは、基底帯域信号を受取るようにコールを投入する、ブロック1110。このコールの最中に、無線PHYは、仮想基底帯域の識別子、サンプルバッファー位置に対するポインタ、および、受取るべきデジタルサンプルの数量を提供する。SVLは、こうしたパラメーターによって特定されたサンプルを戻して、それらを無線PHYに対してパスする、ブロック1112。
スペクトラムマップ
上述のように、物理的周波数帯と仮想周波数帯との間のマッピングを決定するためにスペクトラムマップが使用される。それぞれのPHYに対して、テーブルは、仮想周波数帯B(f,w)と関連(マップ)物理的周波数帯B(f,w)を定義している。ここで、fは中心周波数であり、wはバンド幅である。仮想周波数帯は、実施例において複数の帯域B (f,w)、B (f,w)、・・・、B 1n(f,w)と関連して(マップされて)よく、仮想周波数帯は、複数の物理的周波数帯に対してマップされている。スペクトラムマップのマップテーブルは、PHY層に関する処理情報を含んでいる。情報処理の限定的でない実施例は、再形成識別子、フィルター識別子(スプリッターを特定する)、ラジオ識別子(例えば、デバイス内に一つ以上の無線を使用しているといった実施例において、無線を特定する)、および、時間変換係数(以降に説明するようにタイミング仮想化での使用のためのもの)を含んでいる。スペクトラムマップは、スペクトラムマネージャーによって、確立され、維持されてよい。登録要求がスペクトラムマネージャーによって受容れられた際に(この詳細な説明の中のあらゆるところで説明されているように)、スペクトラムマネージャーは、登録されたPHYに対してPHY識別子を割当て、マップテーブルに新たなエントリーを追加する。この詳細な説明の中のあらゆるところで説明されているように、スペクトラム仮想化層は、マップテーブルを促進する。
タイミング仮想化
SVLが、仮想基底帯域をより狭いバンド幅を有する物理的周波数帯にマップする場合、PHYプロトコルが予測するよりも、基底帯域信号を転送するのにより多くの時間がかかる。例えば、20MHz仮想基底帯域を有する802.11aが、10MHzの物理的基底帯域にマップされている場合、SVLは、PHYによる予測としての4μsに代わり、シンボルを送付するのに8μsかかる。こうしたタイミングにおける変化は、無線プロトコルが絶対的時間情報に依存している場合に、無線プロトコルのオペレーションに影響を与える。例えば、ネットワーク割当てベクトル(NAV)およびACKタイムアウトは、PHY信号の転送時間が延長される場合には、時期尚早に時間切れとなってしまうだろう。実施例は、従って、タイミング仮想化を使用する。
図12は、タイミング仮想化のためのプロセス1200の実施例を示すフローチャートである。図12のプロセス1200は、図1におけるコミュニケーションモジュール128、図2のコミュニケーションモジュール240、図8の送信800、図7の環境700、図9のアーキテクチャー900、及び/又は、図10におけるSVL1002において実施されてよい、しかし、されなくてもよい。図12で示されたプロセスのいくつかの部分は、コンピューターで実行可能なインストラクションによって実施されてもよい。一般的に、コンピューターで実行可能なインストラクションは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、プロセジャー、モジュール、ファンクション、所定の機能を実行又は所定の抽象データ型を実施する類似のもの、を含んでいる。プロセスは、また、機能がコミュニケーションネットワークを通じてリンクされているリモートの処理装置によって実行される分散コンピューティング環境において実施されてもよい。分散コンピューティング環境において、コンピューターで実行可能なインストラクションは、メモリーストレージデバイスを含む、ローカル及び/又はリモートのコンピューターストレージ媒体の中に置かれてよい。
実施例のプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、または、それらの組合せにおいて実施され得るオペレーションのシーケンスを表す論理的フローチャートにおけるブロックの集まりとして図示されている。プロセスが記載されている順序は、本発明を限定するものとして理解されることを意図するものではない。あらゆる数量の記載されたプロセスブロックは、あらゆる順序において、そのプロセス、または、本発明開示の種々の実施例に従った代替的なプロセスを実施するために組合わせることができる。加えて、個々のブロックは、ここにおいて説明された発明特定事項の趣旨及び範囲から逸脱することなく、プロセスから除去され得る。ソフトウェアの面では、ブロックは、一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、説明されたオペレーションを実施する一つまたはそれ以上のコンピューターインストラクションを表している。
図12に戻ると、プロセス1200において、タイミング仮想化を使用しているSVLは、無線プロトコル(PHY)に対して仮想クロックを表している、ブロック1202。仮想クロックの時間の刻み率は、実際に割り当てられた周波数帯に応じて適応性がある。一つの限定的でない実施例において、bが割り当てられた物理的周波数帯の総合されたバンド幅であり、bが仮想基底帯域のバンド幅である場合に、SVLは、時間の刻み率をb/b倍により調整する。
送信の最中に、PHYプロトコルは、仮想クロック刻み率を利用して、仮想送信周波数帯に応じた仮想基底帯域上でデータストリームを変調する、ブロック1204。仮想クロック刻み率は、PHYプロトコルのために時間をスローダウンしたものとして考えることができ、それによりPHYプロトコルは、PHYプロトコルを変調することなくより狭い物理的基底帯域を使用することができる。他の実施例において、仮想クロック刻み率は、通常より早くてよい。PHYプロトコルを変調することなく送信のスピードを上げるように、仮想周波数帯が比較的により大きな物理的周波数帯に対してマップできるようにするためである。
送信の最中に、SVLは、物理的送信周波数帯に従って、仮想基底帯域信号を物理的基底帯域信号へと形成する、ブロック1206。SVLは、物理的送信周波数帯上での送信のために、変調された物理的基底帯域信号をラジオフロントエンドに対してパスする、ブロック1208。
受取りの最中に、RFフロントエンドは、物理的送信周波数帯上でRF信号を受取る、ブロック1210。RFフロントエンドは、受取ったアナログ信号をデジタル化し、SVLに対して送付されるべき物理的基底帯域信号を生成する、ブロック1212。
SVLは、受取った物理的基底帯域信号を仮想基底帯域信号へと逆形成して、仮想クロック刻み率に従って、それらをPHYプロトコルへ送付する、ブロック1214。PHYプロトコルは、信号を復調して、潜在的なデジタルデータを抽出する、ブロック1216。
タイミング仮想化は、仮想クロックだけからタイミング情報を得るために、MAC、および、変更されるべき他のより高いレイヤーのプロトコルを要求してもよい。多くのMAC実施例は、単一のクロック源を参照する共通のクロックアプリケーションプログラミングインストラクション(API)を有している。従って、実施例は、これらのAPI機能を再び実施する。タイミング仮想化をサポートするように変更されていない無線プロトコルに対して、問題をまとめて避けるために物理的周波数帯が実施され得ることを保証するように、ポリシーが設定される。こうしたポリシーにより、SVLは、信号タイミングを変更する必要が無いことを保証するために十分な物理的周波数帯を割り当てることができる。
RFフロントエンド多重送信
種々の実施例に従ったスペクトラム仮想化は、単一の広域RFフロントエンド上のマルチPHYの多重送信をサポートし得る。SVLは、広域RFフロントエンドのバンド幅が複数のPHYに対して割り当てられた物理的周波数帯のバンド幅を提供することを保証することができる。SVLは、マルチPHYの多重送信をサポートするためのミキサー及びスプリッターを含んでいる。
ミキサーは、送信チェインの中に存在してよく、マルチPHYの物理的基底帯域信号を(再形成の後で)収集し、それぞれのPHY電力マスクの大きさに応じて信号の大きさを正規化し、そして、RFフロントエンドにおけるDACに対して送付する前に、物理的基底帯域信号をまとめて足し算(混合)するように構成されてよい。スプリッターは、マルチPHYに対して割り当てられた物理的周波数帯に一致する一式のバンドパスフィルター(band−pass filter)を含んでいる。非連続の物理的周波数帯にマップされたPHYのために、全ての非連続の周波数帯に対するフィルターがミキサーによって結合され、単一のバンド選択性フィルターを形成する。スプリッターは、それぞれのPHYに対して一致するバンド選択性フィルターを適用し、フィルターされたサンプルは、それぞれのPHYに対してマップされた対応する再形成器に供給される。
基地局又は無線クライアントデバイスが一つのRFフロントエンドしか有さず、その一つのRFフロントエンドが半二重(half−duplex)である場合、マルチPHYの多重送信は、注意深いスケジュールを含み得る。半二重のRFフロントエンドは、いつでも一回に送信又は受信しかできないからである。従って、SVLは、マルチPHYに対する信号が同時に送信されるようにスケジュールしてもよいし、マルチPHYに対する信号が同時に受信されるようにスケジュールしてもよい。こうしたスケジュールを提供するために、SVLは、実施例に従って、RFフロントエンドが受信している場合に、一時的に基底帯域サンプルを保持するためのバッファーを含んでいる。SVLは、受信が終了するまで送信を延期する(つまり、RFフロントエンドの受信チェイン上に信号パワーが検知されないときである)。SVLは、仮想時間からレイテンシー(latency)を引き算することにより、結果として生じるバッファーのレイテンシーをPHY層から隠すことができる。仮想クロックの刻み率を減じることによる、といったことである。
全二重(full−duplex)モードは、全二重RFフロントエンドを用いて、または、SVLに対して2つの半二重RFフロントエンドを取付けることにより、達成することができる。実施例において、送信帯域と受信帯域は直交しており、自己送信信号をフィルターアアウト(filter out)するために一つまたはそれ以上のアナログノッチ(バンドストップ:band−stop)フィルターがSVLによって適用されてよい。受信チェインが飽和するのを防ぐためである。
コンピューターで読取り可能な媒体
使用されるコンピューターデバイスの構成及びタイプに依存して、図2におけるホワイトスペース基地局200のメモリー204、図3におけるホワイトスペース発見サービス300のメモリー304、図7における基地局702のメモリー708、及び/又は、図7における無線クライアント704と706のメモリー718と726は、揮発性メモリー(ランダムアクセスメモリー(RAM)といったもの)及び/又は不揮発性メモリー(読出し専用メモリー(ROM)、フラッシュメモリー、等といったもの)を含んでよい。メモリー204、304、708、718、及び/又は、726は、また、追加的な取外し可能ストレージ及び/又は取外し不能ストレージを含んでよい。これらに限定されるわけではないが、フラッシュメモリー、磁気ストレージ、光ストレージ、及び/又は、コンピューターで読取り可能なインストラクション、データ構造、プログラムモジュール、および、ホワイトスペース基地局200、ホワイトスペース発見サービス300、基地局702、及び/又は、無線クライアント704と706のための他のデータの不揮発性なストレージを提供するテープストレージ、を含んでいる。
メモリー204、304、708、718、および、726は、コンピューターで読取り可能な媒体の実施例である。コンピューターで読取り可能な媒体は、少なくとも2つのタイプのコンピューターで読取り可能な媒体を含んでいる。すなわち、コンピューターストレージ媒体とコミュニケーション媒体である。
コンピューターストレージ媒体は、揮発性及び不揮発性、取外し可能、および、取外し不能な媒体を含み、コンピューターで読み取り可能なインストラクション、データ構造、プログラムモジュール、または、他のデータといった情報を保管するためのあらゆるプロセスまたは技術において実施される。コンピューターストレージ媒体は、これらに限定されるわけではないが、相変化メモリー(PRAM)、静的ランダムアクセスメモリー(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリー(DRAM)、読出し専用メモリー(ROM)、電気的消去可能でプログラム可能な読出し専用メモリー(EEPROM)、フラッシュメモリー、または他のメモリー技術、コンパクトディスク読出し専用メモリー(CD−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)又は他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又は磁気ストレージデバイス、または、所望の情報を保管するために使用でき、コンピューターによってアクセスされ得る他のあらゆる媒体、を含んでいる。
対照的に、コミュニケーション媒体は、コンピューターで読み取り可能なインストラクション、データ構造、プログラムモジュール、または、搬送波といった、変調されたデータ信号又は他の送信メカニズムにおける他のデータ、を包含する。ここにおいて定義されるように、コンピューターストレージ媒体は、コミュニケーション媒体を含まない。
結論
本発明開示では、構造的特徴及び/又は方法論的アクトに特有の言葉が使用されているが、本発明は、説明された所定の特徴又はアクトに限定されるものではない。むしろ、所定の特徴及びアクトは、本発明の実施例について説明的な形式として開示されたものである。

Claims (20)

  1. ラジオトランシーバーと;
    物理的基底帯域信号を前記ラジオトランシーバーと取り交わすように構成されているスペクトラム仮想化モジュールであり、該スペクトラム仮想化モジュールは、さらに、前記物理的基底帯域信号を、前記スペクトラム仮想化モジュールに係る無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想周波数帯に従って生成された仮想基底帯域信号へと変換、または、該仮想基底帯域信号から変換するために、基底帯域信号形成を実行するように構成されている、前記スペクトラム仮想化モジュールと;および
    決定モジュールを含むスペクトラムマネージャーであり、該決定モジュールは、一つまたはそれ以上の送信ポリシーに基づいて、スペクトラム割当てを決定するように構成されている、前記スペクトラムマネージャーと、を含み
    スペクトラム割当ては、基地局の地理的地域において利用可能な一つまたはそれ以上の物理的周波数帯を、前記スペクトラム仮想化モジュールによる基底帯域信号形成のための前記無線送信プロトコルに従って前記一つまたはそれ以上の仮想周波数帯にマップし、
    前記スペクトラム仮想化モジュールを介して、物理層とラジオ周波数フロントエンドがインターフェイスする、
    ことを特徴とする基地局。
  2. 前記基地局は、さらに:
    一つまたはそれ以上のプロセッサ;
    メモリー;および
    前記メモリー上に保管されている複数のインストラクション、
    を含み、
    該インストラクションは、前記一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、前記スペクトラムマネージャーまたは前記スペクトラム仮想化モジュールのうち一つ又は両方を実施させる、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記スペクトラムマネージャーは、さらに、
    前記基地局の前記地理的地域に少なくとも部分的に基づいて、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯に対するホワイトスペース発見サービスを検索するように、かつ、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯を表わすデータを受取るように構成された利用可能性モジュールと、を含む、
    請求項1に記載の基地局。
  4. 前記利用可能性モジュールは、前記ホワイトスペース発見サービスから、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯のうちのいくつか又は全ての取消しを受取るように構成されており、かつ、
    前記決定モジュールは、さらに、前記取消しに基づいて、前記スペクトラム割当てを変更するように構成されている、
    請求項3に記載の基地局。
  5. 前記ラジオトランシーバーは、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯を決定するように構成された検知ハードウェアを含み、かつ、
    前記スペクトラムマネージャーは、さらに、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯に対する前記検知ハードウェアを検索するように構成されている利用可能性モジュールを含む、
    請求項1に記載の基地局。
  6. 前記スペクトラムマネージャーは、さらに、
    前記一つまたはそれ以上の送信ポリシーを含んでいるプロセッサモジュールを含む、
    請求項1に記載の基地局。
  7. 前記送信ポリシーは、
    前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯に対する一つまたはそれ以上のガードバンド要求を含む、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯、
    無線送信のために前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯が利用可能な時間、または、
    前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯の送信電力レベル、
    に関する規則ポリシーを含む、
    請求項1に記載の基地局。
  8. 前記送信ポリシーは、前記無線送信プロトコルによって定義されたポリシーを含み、
    該ポリシーは、前記無線送信プロトコルに係る一つまたはそれ以上のバンド幅要求、単一又はマルチキャリア変調要求、ガードバンド要求、双方向又は単方向送信要求、または、アップロード及びダウンロード可変バンド幅要求を含む、
    請求項1に記載の基地局。
  9. 前記スペクトラム割当ては、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯のうち複数を、前記一つまたはそれ以上の仮想周波数帯のうち一つの仮想周波数帯にマップする、
    請求項1に記載の基地局。
  10. 前記スペクトラム割当ては、前記一つまたはそれ以上の物理的周波数帯のうち一つを、複数の仮想周波数帯にマップする、
    請求項1に記載の基地局。
  11. 前記スペクトラム仮想化モジュールは、さらに、
    他の物理的基底帯域信号を、前記スペクトラム仮想化モジュールに係る別の無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の他の仮想周波数帯に従って生成された他の仮想基底帯域信号へと変換、または、該仮想基底帯域信号から変換するために、基底帯域信号形成を実行するように構成されており、かつ、
    前記決定モジュールは、さらに、
    一つまたはそれ以上の他の送信ポリシーに基づいて、別のスペクトラム割当てを決定するように構成されており、
    別のスペクトラム割当ては、前記地理的地域において利用可能な一つまたはそれ以上の他の物理的周波数帯を、前記スペクトラム仮想化モジュールによる基底帯域信号形成のための前記他の無線送信プロトコルに従って前記一つまたはそれ以上の他の仮想周波数帯にマップする、
    請求項1に記載の基地局。
  12. システムであって、
    一つまたはそれ以上のプロセッサ;
    メモリー;および
    前記メモリー上に保管されている複数のプログラムインストラクション、
    を含み、
    該プログラムインストラクションは、前記一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、前記一つまたはそれ以上のプロセッサに、ホワイトスペース発見を実施させ、
    該ホワイトスペース発見は:
    少なくとも主要な無線デバイスの場所に基づいて、前記主要な無線デバイスにより無線送信がおそらくプロパゲーションされるであろう地理的地域を決定するように構成されたプロパゲーションモジュールと;
    少なくとも第2の無線デバイスに関する場所情報に基づいて、前記第2の無線デバイスの無線送信が前記主要な無線デバイスと干渉しない一つまたはそれ以上の送信周波数帯を表すデータを決定するように構成された干渉決定モジュールと、
    を含み、
    前記システムは、さらに、
    ラジオトランシーバーと;
    物理的基底帯域信号を前記ラジオトランシーバーと取り交わすように構成されているスペクトラム仮想化モジュールであり、該スペクトラム仮想化モジュールは、さらに、前記物理的基底帯域信号を、前記スペクトラム仮想化モジュールに係る無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想周波数帯に従って生成された仮想基底帯域信号へと変換、または、該仮想基底帯域信号から変換するために、基底帯域信号形成を実行するように構成されている、前記スペクトラム仮想化モジュールと;および
    決定モジュールを含むスペクトラムマネージャーであり、該決定モジュールは、一つまたはそれ以上の送信ポリシーに基づいて、スペクトラム割当てを決定するように構成されている、前記スペクトラムマネージャーと、を含み
    スペクトラム割当ては、基地局の地理的地域において利用可能な一つまたはそれ以上の物理的周波数帯を、前記スペクトラム仮想化モジュールによる基底帯域信号形成のための前記無線送信プロトコルに従って前記一つまたはそれ以上の仮想周波数帯にマップし、
    前記スペクトラム仮想化モジュールを介して、物理層とラジオ周波数フロントエンドがインターフェイスする、
    基地局、を含む、
    システム。
  13. 前記ホワイトスペース発見は、さらに、
    前記第2の無線デバイスから、前記第2の無線デバイスの場所情報、および、無線送信のために利用可能な物理的周波数帯に対する要求を受取るように構成された受信モジュールを含む、
    請求項12に記載のシステム。
  14. 前記プロパゲーションモジュールは、さらに、
    前記主要な無線デバイスの前記場所に関する地形データに基づいて、前記地理的地域を決定するように構成されている、
    請求項12に記載のシステム。
  15. 前記ホワイトスペース発見は、さらに、
    前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯の取消しを前記第2の無線デバイスに対して送信するように構成された取消モジュールを含み、
    前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯の前記取消しは:
    前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯の自発的な提供者からの前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯を取消すメッセージの受取り、または
    前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯が利用可能な時間の期限切れ、
    に基づくものである、
    請求項12に記載のシステム。
  16. 前記一つまたはそれ以上の送信周波数帯は、テレビ放送チャネルのためにリザーブされた周波数帯スペクトラムの中にあり、かつ、
    前記主要な無線デバイスは、テレビ信号送信器を含む、
    請求項12に記載のシステム。
  17. ホワイトスペースデバイスによって、前記ホワイトスペースデバイスの場所において一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯を表すデータを受取るステップであり、前記、一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯は、ホワイトスペース発見サービスによって決定されるステップと;
    前記ホワイトスペースデバイスによって、前記ホワイトスペースデバイス上に保管された一つまたはそれ以上のポリシーと一致する、前記一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯のうちのいくつか又は全てを選択するステップと;
    前記ホワイトスペースデバイスによって、前記いくつか又は全ての前記一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯を、無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想送信周波数帯に対してマップするステップと;
    前記ホワイトスペースデバイスによって、前記マップされた一つまたはそれ以上の物理的送信周波数帯上で前記無線送信プロトコルに従って送信ビットを送信するステップと、を含み、
    物理的基底帯域信号をラジオトランシーバーと取り交わすように構成されているスペクトラム仮想化モジュールであり、さらに、前記物理的基底帯域信号を、前記スペクトラム仮想化モジュールに係る無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想周波数帯に従って生成された仮想基底帯域信号へと変換、または、該仮想基底帯域信号から変換するために、基底帯域信号形成を実行するように構成されている、前記スペクトラム仮想化モジュールを介して、物理層とラジオ周波数フロントエンドがインターフェイスする、
    ことを特徴とする方法。
  18. 前記方法は、さらに、
    前記ホワイトスペース発見サービスに対して、前記ホワイトスペースデバイスの場所において一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯を問い合せるステップ、を含み、
    前記一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯は、少なくとも前記ホワイトスペースデバイスの場所及び主要な無線デバイスの地理的地域に関する地形データを使用するプロパゲーションモデルに基づいて決定される、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記方法は、さらに、
    前記ホワイトスペースデバイスによって、前記ホワイトスペース発見サービスから、前記一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯のうちいくつかの取消しを受取るステップと;
    前記取消しに応じて、前記一つまたはそれ以上のローカルに利用可能であり干渉しない物理的送信周波数帯のうち異なるものを、前記無線送信プロトコルの一つまたはそれ以上の仮想送信周波数帯に対して再びマップするステップと、を含む
    請求項17に記載の方法。
  20. 前記ポリシーは、ガードバンド要求、一つまたはそれ以上の前記無線送信プロトコルに係るバンド幅要求、単一又はマルチキャリア変調要求、電力送信範囲要求、双方向又は単方向送信要求、または、可変アップロード及びダウンロードバンド幅要求、を含む
    請求項17に記載の方法。
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