JP5526803B2 - 通信装置、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信制御方法、及びプログラム Download PDF

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    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks

Description

本発明は、通信装置、通信制御方法、及びプログラムに関する。
近年、一次利用される周波数帯(スペクトラム)の利用状況に応じて、その周波数帯を二次的な通信サービスに利用できるようにするための議論が進められている。例えば、米国のデジタルTV放送の周波数帯に含まれる未使用のチャネル(TVホワイトスペース)を無線通信に開放するための標準規格がIEEE802.22ワーキンググループにおいて検討されている(下記非特許文献1参照)。また、2008年11月のFCC(Federal Communications Commission)からの報告によれば、一定の条件を満たして許可を受けた通信装置を用いてTVホワイトスペースを二次利用することが認められる方向にある(下記非特許文献2参照)。また、EUを中心として、DSA(Dynamic Spectrum Access)を実現するためのCPC(Cognitive Pilot Channel)と呼ばれる専用の制御チャネルを全世界共通で割当てようとする動きもある。さらに、DSAを行う二次利用システムのための技術検討はIEEEのSCC(Standards Coordinating Committee)41においても進められている。
「IEEE802.22 WG on WRANs」、[online]、[2009年1月5日検索]、インターネット<URL:http://www.ieee802.org/22/> 「SECOND REPORT AND ORDER AND MEMORANDUM OPINION AND ORDER」、[online]、[2009年1月5日検索]、インターネット<URL:http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/FCC-08-260A1.pdf>
しかしながら、上述したホワイトスペース、即ち一次利用に係る通信サービス(以下、第1の通信サービスという)が提供されていない領域における未使用の周波数帯を二次利用するだけでは、限りある周波数帯を十分に有効利用することとはならない。その1つの理由は、ホワイトスペースの二次利用が、特定の地域において中長期的に見て明らかに空いている周波数帯を活用しようとするものであって、事実上の利用機会は第1の通信サービスのユーザが少ないエリアに限定されるためである。また、例えば、米国におけるTVホワイトスペースの二次利用については、その周波数帯の一部がオークションの対象となり、二次利用のために残される帯域は小さいものとなることが予測されている。従って、二次利用の対象をホワイトスペースに限っていては、将来的に周波数帯が不足するという課題は解決されない可能性が高い。
そこで、本発明は、ホワイトスペースに限られない領域における周波数帯の効率的な二次利用を実現することのできる、新規かつ改良された通信装置、通信制御方法、及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得するデータ取得部と、上記データ取得部により取得された上記測定データに基づいて、自装置が上記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって信号の受信状況が良好な第1領域、上記サービスエリアの内部又は周辺部であって信号の受信状況が良好でない第2領域、及び上記サービスエリアの周辺部のさらに外部である第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定する判定部と、上記判定部により判定された自装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、上記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始する二次利用開始部と、を備える通信装置が提供される。
かかる構成によれば、データ取得部により測定又は収集された信号の受信状況に関する測定データに基づいて、通信装置の位置する領域の種類が判定部により判定される。通信装置の位置する領域の種類は、第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって信号の受信状況が良好な第1領域、上記サービスエリアの内部又は周辺部であって信号の受信状況が良好でない第2領域、及び上記サービスエリアの周辺部のさらに外部である第3領域のうちのいずれかである。このうち、第1の通信サービスのサービスエリアの周辺部とは、第1の通信サービスのサービスエリアに含まれないものの、そこに位置する通信装置が通常の送信電力レベルを有する無線信号を送信した場合に、第1の通信サービスの品質等に干渉などの影響を与える可能性のある領域を意味する。また、当該周辺部のさらに外部とは、サービスエリアからの距離が十分離れていることにより、そこに位置する通信装置からの無線信号の送信が第1の通信サービスの品質等に通常は影響を与えないような領域を意味する。そして、その領域の種類に応じて異なる手続を用いて、二次利用開始部により第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の二次利用が開始される。それにより、ホワイトスペースに限られない領域においてもその領域の状況に応じて効率的に第1の通信サービスの二次利用を行うことが可能となる。
また、上記二次利用開始部は、自装置が上記第2領域又は上記第3領域に位置していると判定された場合には、上記第1の通信サービスのコーディネータに許可を要求することなく、上記第2の通信サービスの利用を開始してもよい。
また、上記二次利用開始部は、自装置が上記第2領域に位置していると判定された場合には、上記周波数帯において自装置の周囲で使用されていない時間スロット、周波数スロット又は符号を検出し、検出した当該時間スロット、周波数スロット又は符号を用いて上記第2の通信サービスの利用を開始してもよい。
また、上記二次利用開始部は、自装置が上記第2領域に位置していると判定された場合には、上記第2の通信サービスにおける送信信号の電力レベルを、上記測定データに基づいて決定される所定の範囲内に制限してもよい。
また、上記判定部は、上記周波数帯における受信信号の信号レベルに応じて、自装置が上記第1領域に位置しているか否かを判定してもよい。
また、上記判定部は、さらに、上記周波数帯における受信信号に現れるフェージングの程度に応じて、自装置が上記第2領域と上記第3領域のいずれに位置しているかを判定してもよい。
また、上記判定部は、上記第1の通信サービスの制御チャネル又はアップリンク信号が検出されない場合には、自装置が上記第3領域に位置していると判定してもよい。
また、上記二次利用開始部は、自装置が上記第1領域に位置していると判定された場合には、上記第2の通信サービスの利用開始の許可を上記第1の通信サービスのコーディネータに要求してもよい。
また、上記通信装置は、自装置の周囲に位置する他の通信装置であって上記第1の通信サービスのコーディネータから許可を受けて上記第2の通信サービスを利用している当該他の通信装置と交渉することにより、当該第2の通信サービスのサービスエリアを拡張する二次利用拡張部、をさらに備えてもよい。
また、本発明の別の実施形態によれば、通信装置を用いて、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得するステップと、取得された上記測定データに基づいて、上記通信装置が上記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって信号の受信状況が良好な第1領域、上記サービスエリアの内部又は周辺部であって信号の受信状況が良好でない第2領域、及び上記サービスエリアの周辺部のさらに外部である第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定するステップと、上記通信装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、上記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始するステップと、を含む通信制御方法が提供される。
また、本発明の別の実施形態によれば、通信装置を制御するコンピュータを、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得するデータ取得部と、上記データ取得部により取得された上記測定データに基づいて、自装置が上記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって信号の受信状況が良好な第1領域、上記サービスエリアの内部又は周辺部であって信号の受信状況が良好でない第2領域、及び上記サービスエリアの周辺部のさらに外部である第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定する判定部と、上記判定部により判定された自装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、上記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始する二次利用開始部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように、本発明に係る通信装置、通信制御方法、及びプログラムによれば、ホワイトスペースに限られない領域における周波数帯の効率的な二次利用を実現することができる。
周波数帯の二次利用の概要を示す模式図である。 第1の実施形態に係る通信装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信装置の論理的な機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る二次利用の開始までの通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る領域判定処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。 周波数帯の二次利用により形成されたサービスエリアの拡張の様子を示す模式図である。 第2の実施形態に係る通信装置の論理的な機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る二次利用の拡張に際しての通信装置間の交渉の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する。
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.周波数帯の二次利用の概要
2.第1の実施形態の説明
2−1.通信装置の構成
2−2.処理の流れ
3.第2の実施形態の説明
3−1.通信装置の構成
3−2.処理の流れ
<1.周波数帯の二次利用の概要>
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態における周波数帯の二次利用の概要について説明する。図1を参照すると、基地局10、及び基地局10を中心とする第1の通信サービスのサービスエリア12の内部又は外部に位置する複数の通信装置が示されている。
基地局10は、サービスエリア12の内部に位置する通信装置に対して、所定の周波数帯を使用して第1の通信サービスを提供する。第1の通信サービスは、例えば、デジタルTV放送サービス、又は携帯電話接続サービスなどを含む任意の通信サービスであってよい。また、基地局10は、第1の通信サービスに割当てられた上記所定の周波数帯の二次利用の開始又は拡張の可否を判断する所謂コーディネータとして動作することができる。その場合、基地局10は、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯を二次利用しようとする通信装置からの要求に応じて、二次利用の開始又は拡張を許可するか否かを認証する。その際、基地局10は、二次利用のために用いるべき送信電力などのパラメータを指定又は推奨してもよい。さらに、基地局10は、第1の通信サービスの通信状況に関するデータを統合的に保持するデータサーバを兼ねていてもよい。その場合、基地局10は、例えば、サービスエリア12の内部の位置ごとの現在使用中の周波数のデータ、当該位置ごとの周波数の利用履歴データ、又は利用履歴データから予測されるトラフィックの状況に関する予測データなどを保持する。
また、図1を参照すると、サービスエリア12の内部又は外部においてそれぞれ複数の通信装置が位置している領域14、16a、16b及び18が示されている。このうち、領域14は、第1の通信サービスのサービスエリア12の周辺部のさらに外部の領域であり、所謂ホワイトスペースに相当する。この場合、領域14に位置する通信装置が無線信号を送信したとしても、通常はそれにより第1の通信サービスに干渉などの影響が及ぶことはない。
一方、領域16a、16b及び18は、第1の通信サービスのサービスエリア12の内部又は周辺部を含む領域である。このうち、領域16aに位置する例えば通信装置100aは、基地局10から送信される無線信号が建物に遮られるため、基地局10からのその無線信号を良好に受信することができない。このように、第1の通信サービスのサービスエリア12の内部において、シャドウイング(遮蔽)などの影響により第1の通信サービスを利用することが困難な領域が発生する場合がある。かかる領域は、第1の通信サービスのスペクトラムに空間的な「穴」が生じているように見えることから、“スペクトラムホール”と呼ばれる場合がある。また、領域16bに位置する例えば通信装置100bは、基地局10からの距離が近くないためにフェージングの影響を受け易く、基地局10から送信される無線信号を良好に受信することができない。こうしたスペクトラムホール又はサービスエリアの周辺部のような信号の受信状況が良好でない領域に通信装置が位置する場合、その通信装置からの送信信号の電力レベルを制限することで、第1の通信サービスに悪影響を与えることなく周波数帯を二次利用することができる。そこで、本明細書では、所定のサービスエリアの内部又は周辺部の信号の受信状況が比較的良好でない領域であって、送信信号の電力レベルを制限しながら周波数帯の二次利用をすることのできる領域のことを、上記ホワイトスペースと対比して“グレイスペース(灰色領域)”という。このようなグレイスペースにおける第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の二次利用は、第1の通信サービスを良好に利用できないユーザにとって有益である。
領域18は、第1の通信サービスのサービスエリア12の内部の領域である。領域18に位置する例えば通信装置100cは、基地局10から送信される無線信号を良好に受信することができる。しかしながら、サービスエリア12において必ずしも第1の通信サービスに割当てられた周波数帯が全面的に(密に)使用されているとは限らない。そうした場合には、例えば、通信装置100cは、第1の通信サービスのコーディネータである基地局10の許可を受けて第1の通信サービスに割当てられた周波数帯を二次利用することにより、周波数帯を効率的に活用することができる。本明細書では、そのように第1の通信サービスのコーディネータの許可を受けて形成される周波数帯の二次利用のためのネットワーク領域のことを、“グリーンスペース(緑色領域)”という。
上述したように、第1の通信サービスのサービスエリア12の外部の領域であるホワイトスペースの二次利用のための技術面での検討はこれまでにも進められてきている。一方、上記グレイスペース又はグリーンスペースにおける周波数帯の二次利用に関する技術面での検討は、十分になされているとは言い難い。そこで、次節より、第1の通信サービスの通信状況に応じて、上記グレイスペース又はグリーンスペースにおいて周波数帯の二次利用を行うための通信装置の好適な構成及び処理の流れについて、具体的に説明する。
ここで、本明細書において、“二次利用”という用語は、典型的には、上述したように、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用して追加的あるいは代替的な通信サービス(第2の通信サービス)を利用することをいう。そして、“二次利用”という用語の意味において、第1の通信サービスと第2の通信サービスとは、異なる種類の通信サービスであってもよく、又は同一の種類の通信サービスであってもよい。異なる種類の通信サービスとは、例えば、デジタルTV放送サービス、衛星通信サービス、移動体通信サービス、無線LANアクセスサービス、又はP2P(Peer To Peer)接続サービスなどの任意の通信サービスから選択し得る2以上の異なる種類の通信サービスをいう。一方、同一の種類の通信サービスとは、例えば、移動体通信サービスにおける、通信事業者により提供されるマクロセルによるサービスと、ユーザ又はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)により運用されるフェムトセルによるサービスとの間の関係を含み得る。また、同一の種類の通信サービスとは、WiMAX、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−A(LTE−Advanced)などに準拠した通信サービスにおける、基地局により提供されるサービスと、スペクトラムホールをカバーするために中継局(リレーノード)により提供されるサービスとの間の関係をも含み得る。さらに、第2の通信サービスは、スペクトラムアグリゲーション技術を用いて集約された複数の断片的な周波数帯を利用するものであってもよい。さらに、第2の通信サービスは、基地局により提供されるサービスエリア内に存在する、フェムトセル群、中継局群、基地局よりも小さなサービスエリアを提供する中小基地局群により提供される補助的な通信サービスであってもよい。本明細書において説明する本発明の各実施形態の要旨は、このようなあらゆる種類の二次利用の形態に広く適用可能なものである。
<2.第1の実施形態の説明>
[2−1.通信装置の構成]
(ハードウェア構成例)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る通信装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、通信装置100は、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)24、RAM(Random Access Memory)26、バス30、入出力インタフェース32、入力装置40、出力装置42、記憶装置44、及び通信インタフェース(I/F)46を備える。
CPU22は、通信装置100の動作全般を制御する。ROM24は、CPU22により実行されるプログラムやデータなどを記憶している。RAM26は、CPU22による処理の実行時にプログラムやデータなどを一時的に記憶する。CPU22、ROM24、及びRAM26は、バス30を介して相互に接続される。バス30にはさらに、入出力インタフェース32が接続される。入出力インタフェース32は、CPU22、ROM24、及びRAM26と、入力装置40、出力装置42、記憶装置44、及び通信インタフェース46とを接続する。
入力装置40は、例えばボタン、スイッチ、レバー、マウスやキーボード、又はタッチパネルなどを介して、ユーザからの指示や情報入力を受け付ける。ユーザからの指示には、例えば、周波数帯の二次利用の開始の指示などが含まれ得る。出力装置42は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの表示装置、又はスピーカなどの音声出力装置を介してユーザに情報を出力する。ユーザに出力される情報には、例えば、周波数帯の二次利用の開始の成功又は失敗を通知するための情報などが含まれ得る。記憶装置44は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリなどにより構成され、プログラムやデータなどを記憶する。通信インタフェース46は、第1の通信サービス又は第2の通信サービスのための通信処理を仲介する。
ここで、後述する通信装置100の各機能は、例えば、ソフトウェアとして実現されてもよい。各機能がソフトウェアとして実現される場合には、ソフトウェアを構成するプログラムが、例えば図2に示したROM24又は記憶装置44に格納され、実行時にRAM26に読み込まれた後、CPU22により実行される。その代わりに、各機能は、通信装置100に追加的に設けられる専用の処理回路を用いてハードウェアとして実現されてもよい。
(論理的な構成の例)
次に、図3は、本実施形態に係る通信装置100の論理的な機能構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、通信装置100は、通信部110、データ取得部120、判定部130、及び二次利用開始部140を備える。
通信部110は、図2に示した通信インタフェース46を用いて、通信装置100に到達する無線信号を受信し、及び他の通信装置宛ての無線信号を送信する。通信部110により受信される無線信号には、例えば、基地局10からの第1の通信サービスのダウンリンク信号、及び他の通信装置から基地局10へ送信される第1の通信サービスのアップリンク信号が含まれ得る。また、通信部110により受信される無線信号には、例えば、他の通信装置から送信される第2の通信サービスの無線信号も含まれ得る。なお、第2の通信サービスに使用される通信プロトコルは、例えば、IEEE802.11a/b/g/n/s、Zigbee、又はWiMediaなどであってよい。
データ取得部120は、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得する。より具体的には、例えば、データ取得部120は、通信部110による無線信号の受信状況を測定(センシング)し、測定データを自ら生成してもよい。測定データには、例えば、通信部110により受信された無線信号の信号レベル、フェージングの程度を表す信号レベルの分散、周波数スペクトラム、雑音比率(例えばSNRやCNR)又はエラー率(例えばBERやPER)などが含まれ得る。また、例えば、データ取得部120は、自装置の周囲に位置する他の通信装置から上記測定データを追加的に受信して取得してもよい。かかる測定データは、データ取得部120から判定部130へ出力される。
判定部130は、データ取得部120により取得された測定データに基づいて、自装置が第1の通信サービスとの関係でどういった種類の領域に位置しているかを判定する。ここで、通信装置100の位置する領域は、サービスエリア12の内部であって信号の受信状況が良好な第1領域、サービスエリア12の内部又は周辺部であって信号の受信状況が良好でない第2領域、及びサービスエリア12の周辺部のさらに外部である第3領域のいずれかに分類される。このうち、第1領域は、第1の通信サービスのコーディネータから許可を受けることにより、グリーンスペースとして周波数帯を二次利用し得る領域である。また、第2領域は、グレイスペースとして周波数帯を二次利用し得る領域である。また、第3領域は、ホワイトスペースとして周波数帯を二次利用し得る領域である。
より具体的には、例えば、サービスエリア12の内部であって、シャドウイングやフェージングの影響を受けない場所に通信装置100が位置している場合には、通信装置100は、第1の通信サービスに係る無線信号を良好に受信できる。その場合、通信装置100において、例えば、基地局10から周期的に送信される制御チャネルの信号又は他の通信装置から基地局10へ送信されるアップリンク信号が、継続的に高い信号レベルで受信されるはずである。そこで、判定部130は、例えば、測定データにより表される受信信号の信号レベル(又はその時間平均など)を所定の閾値と比較することにより、自装置が上記第1領域に位置しているか否かを判定することができる。
また、例えば、サービスエリア12の内部であって、シャドウイングやフェージングの影響を受ける場所に通信装置100が位置している場合には、通信装置100において受信される無線信号の信号レベルにばらつきが見られることが考えられる。例えば、フェージングの影響を受けた基地局10からのダウンリンク信号、又は他の通信装置から基地局10へ断続的に送信されるアップリンク信号は、通信装置100において観測される信号レベルのばらつきの原因となり得る。そこで、判定部130は、例えば、測定データにより表される受信信号の信号レベルの分散(又はその分散に応じた標準偏差など)を所定の閾値と比較することにより、自装置が上記第2領域と上記第3領域のいずれに位置しているかを判定することができる。
その代わりに、判定部130は、例えば、受信信号において第1の通信サービスの制御チャネル又はアップリンク信号が検出されない場合には、自装置が上記第3領域に位置していると判定してもよい。受信信号から制御チャネルの信号を含むダウンリンク信号、又はアップリンク信号を検出する手法としては、例えば、第1の通信サービスの通信プロトコルに従った既知のパケットのヘッダを検出する手法などを適用し得る。
このように自装置の位置する領域の種類を判定すると、判定部130は、判定の結果を二次利用開始部140へ出力する。
二次利用開始部140は、判定部130による判定の結果(即ち自装置の位置する領域の種類)に応じて異なる手続により、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始する。
より具体的には、二次利用開始部140は、例えば、自装置が第1領域に位置していると判定された場合には、まず、二次利用の開始の許可を第1の通信サービスのコーディネータに要求する。本実施形態において、第1の通信サービスのコーディネータとは、図1に示した基地局10である。しかしながら、例えば、基地局10と有線又は無線で接続された他の装置、又はサービスエリア12の内部に位置するいずれかの通信装置が、第1の通信サービスのコーディネータの役割を有していてもよい。そして、二次利用開始部140は、当該コーディネータから二次利用開始の許可を受けると、周囲の他の通信装置との間で、第2の通信サービスによる通信を開始する。なお、この場合、二次利用開始部140は、例えば、コーディネータから指定され又は推奨されたパラメータに基づいて、第2の通信サービスに使用する送信電力、時間スロット若しくは周波数スロット、又はサービスエリアなどを制限してもよい。そうすることで、周波数帯の二次利用が第1の通信サービスに影響を与えて第1の通信サービスの品質が低下することを防止できる。
一方、二次利用開始部140は、自装置が第2領域又は第3領域に位置していると判定された場合には、上記第1の通信サービスのコーディネータに許可を要求することなく、第2の通信サービスによる通信を開始する。その際、二次利用開始部140は、例えば、自装置が第2領域、即ちグレイスペースに位置している場合には、まず、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における自装置の周囲で使用されていない時間スロット又は周波数スロットを検出する。そして、二次利用開始部140は、検出した当該時間スロット又は周波数スロットを第2の通信サービスのために使用する。
例えば、第1の通信サービスがTDM(Time Division Multiplexing)方式を採用するLTE(Long Term Evolution)の標準仕様に従った携帯電話接続サービスであったとする。その場合には、ダウンリンク信号の接続方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、アップリンク信号の接続方式としてSC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)が使用される。そこで、二次利用開始部140は、かかる接続方式の違いをブラインド検出することで、ダウンリンク信号とアップリンク信号の切替わりのタイミングを知ることができる。それにより、時間スロットの最小単位が把握される。そして、二次利用開始部140は、各時間スロットを観測することにより、空いている時間スロットを検出することができる。
また、例えば、第1の通信サービスがFDM(Frequency Division Multiplexing)方式を採用するサービスであったとする。その場合には、二次利用開始部140は、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における受信信号のスペクトラムを一定の時間の間観測することにより、空いている周波数スロットを検出することができる。FDM方式における空き周波数スロットを検出した後は、二次利用開始部140は、TDM方式の場合と比較してより長い時間、空いているスロットの再検出を行わなくてよい。
なお、受信信号において制御チャネル以外のある程度の大きさの信号レベルが観測される場合には、その受信信号は周囲において第1の通信サービスを利用している他の通信装置から送信されたアップリンク信号である可能性がある。その場合、周波数帯を二次利用する通信装置が上記他の通信装置にとって隠れ端末となるリスクを下げるために、空き時間スロット若しくは周波数スロットの観測の頻度を高め、二次利用を中止し、又は高度な干渉制御方式を用いるなどの対応を行うのが好適である。
また、例えば、第1の通信サービスがデジタルTV放送サービスであったとする。その場合には、二次利用開始部140は、複数のチャネルで共通的に継続して所定の信号パターン(プリアンブル又はパイロット信号など)が観測されるかを監視し、そうした信号パターンが観測されないチャネルを第2の通信サービスのために使用してもよい。この場合も、その後、二次利用開始部140は、TDM方式の場合と比較してより長い時間、空いているチャネルの再検出を行わなくてよい。
ここで、例えば、空いている複数の時間スロット又は周波数スロットが検出されることも考えられる。その場合、二次利用開始部140は、より安定的に使用し得る時間スロット又は周波数スロットを優先的に第2の通信サービスに使用するのが望ましい。例えば、基地局又は通信端末の間でアンテナに指向性が付与される固定的な通信サービスと、アンテナに指向性が付与されない通信サービスの両方が存在している場合、前者の固定的な通信サービスの方がより干渉の影響を受けにくい。そこで、そのような固定的な通信サービスのために用意されている時間スロット又は周波数スロットを優先的に第2の通信サービスに使用することなどが考えられる。
また、例えば、第1の通信サービスがCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)方式を使用するサービスであったとする。その場合には、二次利用開始部140は、第1の通信サービスにおいて自装置の周囲で使用されていない符号である未使用符号を検出してもよい。そうした場合には、二次利用開始部140は、検出した未使用符号を第2の通信サービスのために使用することができる。
さらに、二次利用開始部140は、自装置が第2領域に位置している場合には、周囲の他の通信装置により利用される第1の通信サービスに干渉などの悪影響を与えないために、第2の通信サービスに使用する送信信号の電力レベルを所定の範囲に制限する。例えば、第1の通信サービスを提供する基地局10により許容される干渉レベル(以下、許容干渉レベルという)Iacc、及び基地局10からの送信電力レベルTprmが既知であったとする。また、データ取得部120により取得される測定データに含まれる第1の通信サービスのダウンリンク信号の受信レベルをLsenとする。そうすると、基地局10から通信装置100までの通信経路における電力レベルの伝搬損失Ploss=Tprm−Lsenと計算できる。この場合、例えば、二次利用開始部140は、第2の通信サービスに使用する送信信号の電力レベルTsecを、Tsec<Iacc+Plossの範囲内に制限することができる。そうすることにより、第2の通信サービスに使用する送信信号が基地局10に到達したとしても、その送信信号の基地局10における受信レベルは、送信時の電力レベルTsecから伝搬損失Plossの分だけ低下し、許容干渉レベルIacc未満となる。なお、二次利用開始部140は、基地局10ではなく、第1の通信サービスを利用する近傍の他の通信装置の許容干渉レベル及び送信電力レベルを用いて、第2の通信サービスに使用する送信信号の電力レベルの範囲を決定してもよい。また、二次利用開始部140は、基地局10又は他の通信装置の許容干渉レベルの代わりに最小受信感度の値を使用して第2の通信サービスに使用する送信信号の電力レベルの範囲を決定してもよい。
ここで、LTEにおいては、ダウンリンクのリファレンス信号とアップリンクの復調用リファレンス信号に共に既知の送信電力レベル及び位相が使用されるため、上述した考え方に従って通信経路における電力レベルの伝搬損失を計算することができる。しかしながら、送信電力制御が行われる通信システムにおいては、測定の対象とする第1の通信サービスの送信電力レベルTprmを容易には把握できない可能性がある。その場合、二次利用開始部140は、測定対象との間の通信距離を例えばGPSデータなどから取得し、その通信距離と上記受信レベルLsenとに基づいて送信電力レベルTprmを計算してもよい。また、例えば、第1の通信サービスがWiMAXに準拠した通信サービスである場合には、二次利用開始部140は、WiMAXのCDMAレンジング領域を用いてランダムアクセス方式により送信電力レベルTprmを基地局10に問合せてもよい。
さらに、二次利用開始部140は、例えば、ビームフォーミングなどの干渉制御技術を組み合わせて使用してもよい。例えば、二次利用開始部140は、上記測定データに基づいて周囲の通信装置との間の相対的な位置関係を把握し、適切な送受信ビームの形状を決定してもよい。また、例えば、二次利用開始部140は、第2の通信サービスに参加するユーザ間でマルチホップルーティングを行うことで、1ホップごとの送信電力を低減させてもよい。さらに、二次利用開始部140は、空いている時間スロット又は周波数スロットの中で、第2の通信サービスに使用するスロットの周囲に未使用の空白域を設けることで、干渉のリスクを低減させてもよい。このような干渉制御技術を使用することで、二次利用開始部140は、第2領域、即ちグレイスペースにおいても安全に周波数帯の二次利用を開始することができる。
一方、二次利用開始部140は、自装置が第3領域、即ちホワイトスペースに位置している場合には、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯を使用して第2の通信サービスの利用を開始する。
なお、二次利用開始部140は、既に他の通信装置により開始された第2の通信サービスに従った無線信号が検知された場合には、当該第2の通信サービスに参加してもよい。通信部110により受信された無線信号が第1の通信サービスと第2の通信サービスのいずれに従ったものであるかは、信号のヘッダから判別される通信プロトコルなどに応じて判定され得る。
[2−2.処理の流れ]
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態に係る二次利用の開始までの通信制御処理の流れについて説明する。図4は、上述した通信装置100による二次利用の開始までの通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4において、まず、ユーザ又は所定のアプリケーションから周波数帯の二次利用の開始が指示されると、データ取得部120は、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得する(S102)。次に、判定部130により、上記測定データに基づいて、通信装置100の位置する領域の種類を判定するための領域判定処理が行われる(S104)。かかる領域判定処理については、後に図5を用いてさらに説明する。そして、通信装置100が第1領域、第2領域又は第3領域のいずれに位置しているかに応じて、処理は分岐する(S106、S108)。
まず、通信装置100が第1領域に位置していると判定された場合には、二次利用開始部140は、第1の通信サービスのコーディネータへ周波数帯の二次利用の許可を要求する(S110)。次に、コーディネータにより周波数帯の二次利用が許可されたか否かによって、処理はさらに分岐する(S112)。ここで、周波数帯の二次利用が許可された場合には、二次利用開始部140は、グリーンスペースとしての周波数帯の二次利用を開始する(S114)。一方、周波数帯の二次利用が許可されなかった場合には、二次利用開始部140は、周波数帯の二次利用を開始することなく処理を終了する。
また、通信装置100が第2領域に位置していると判定された場合には、二次利用開始部140は、上述した手法に従って二次利用に使用する時間スロット又は周波数スロット(又はCDMA方式における符号)を決定する(S120)。次に、二次利用開始部140は、干渉制御パラメータを決定する(S122)。より具体的には、例えば、二次利用開始部140は、既知である第1の通信サービスの送信電力レベル及び許容干渉レベル、並びに測定データに含まれるダウンリンク信号の受信レベルに基づいて、第2の通信サービスに使用する送信信号の電力レベルを決定する。その後、二次利用開始部140は、グレイスペースとしての周波数帯の二次利用を開始する(S124)。
また、通信装置100が第3領域に位置していると判定された場合には、二次利用開始部140は、ホワイトスペースとして周波数帯の二次利用を開始する(S130)。
図5は、判定部130による領域判定処理(図4のステップS104)の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。
図5において、まず、判定部130は、データ取得部120により取得された測定データに基づいて、受信信号の信号レベルが所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(S202)。ここで、受信信号の信号レベルが所定の閾値よりも大きい場合には、判定部130は、自装置がグレイスペースでもホワイトスペースでもない第1領域に位置していると判定する(S214)。一方、受信信号の信号レベルが所定の閾値よりも小さい場合には、処理はステップS204へ進む。
ステップS204では、判定部130は、データ取得部120により取得された測定データに基づいて、受信信号の信号レベルのばらつき(例えば、一定期間にわたる信号レベルの分散など)が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(S204)。ここで、受信信号の信号レベルのばらつきが所定の閾値よりも大きい場合には、判定部130は、自装置が第2領域、即ちグレイスペースに位置していると判定する(S210)。一方、受信信号の信号レベルのばらつきが所定の閾値よりも小さい場合には、判定部130は、自装置が第3領域、即ちホワイトスペースに位置していると判定する(S212)。
ここまで、図2〜図5を用いて、本発明の第1の実施形態に係る通信装置100について説明した。本実施形態によれば、通信装置100は、第1の通信サービスの信号の受信状況に応じて自装置の位置している領域の種類を識別し、その種類に応じて異なる手続により周波数帯の二次利用を開始する。それにより、通信装置100がホワイトスペースではない領域、例えば上述したグレイスペース又はグリーンスペースのような領域に位置する場合であっても、第1の通信サービスの品質に影響を与えることなく、周波数帯の二次利用を安全に開始することができる。
なお、例えば、1つのスペクトラムホールにおいて周波数帯の二次利用に参加するユーザのグループを形成する手法としては、ユーザ(各通信装置)ごとの位置データと平均受信電力密度に応じてグループを形成する手法が考えられる。その場合、例えば平均受信電力密度に応じてユーザを分割して複数のグループを形成することで、周波数帯の二次利用の効率と安全性を高めることができる。
<3.第2の実施形態の説明>
上述した第1の実施形態では、第1、第2又は第3の領域に位置する通信装置が個々に周波数帯を二次利用して通信ネットワークを形成する例について説明した。しかしながら、例えば、複数の通信装置が互いに近接する異なる種類の領域に位置している場合には、通信装置間で協調して上記第1、第2又は第3の領域をまたがった通信ネットワークを形成し、第2の通信サービスのサービスエリアを拡張してもよい。
図6は、周波数帯の二次利用により形成されたサービスエリアの拡張の様子を示す模式図である。図6において、基地局10を中心とする第1の通信サービスのサービスエリア12の内部に、通信装置200a及び200bが位置している。このうち、通信装置200aの位置している領域16cは、上述したグレイスペースである。一方、通信装置200bは、基地局10の許可を受けて、グリーンスペースである領域18bを形成している。このような通信装置200a及び200bは、互いに近傍に位置していることから、信号を送受信することができる。従って、通信装置200aと通信装置200bとの間で交渉することにより、グリーンスペースとグレイスペースを融合させ、拡張された第2の通信サービスのサービスエリア19を形成することが考えられる。
そこで、本節では、本発明の第2の実施形態として、図6に示したような通信装置200a及び200bのように互いに近傍に位置する通信装置間で協調して第2の通信サービスのサービスエリアを拡張する例について説明する。
[3−1.通信装置の構成]
本実施形態に係る通信装置200のハードウェア構成は、例えば、図2に示した第1の実施形態に係る通信装置100のハードウェア構成と同様であってよい。図7は、本実施形態に係る通信装置200の論理的な機能構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、通信装置200は、通信部110、データ取得部220、判定部130、二次利用開始部140、及び二次利用拡張部250を備える。
データ取得部220は、第1の実施形態に係る通信装置100のデータ取得部120と同様、第1の通信サービスに割当てられた周波数帯における信号の受信状況に関する測定データを取得する。また、データ取得部220は、二次利用開始部140により第2の通信サービスが開始された後、第2の通信サービスに関連するプロファイルデータ(以下、二次利用プロファイルという)を収集する。二次利用プロファイルには、例えば、第2の通信サービスにおける通信状況を測定した測定データ、第2の通信サービスに参加している装置の識別子及びケイパビリティデータ(装置の有する機能に関するデータ)などが含まれ得る。かかる二次利用プロファイルは、データ取得部220から二次利用拡張部250へ出力される。
二次利用拡張部250は、例えば、ユーザ又は所定のアプリケーションによる第2の通信サービスの拡張の指示に応じて、近傍に位置する他の通信装置と交渉し、第2の通信サービスのサービスエリアを拡張する。例えば、二次利用拡張部250は、自装置が上記第2領域、即ちグレイスペースにおいて周波数帯を二次利用している場合には、近傍においてグリーンスペースを形成している他の通信装置が存在していないかを、ビーコニングなどの方法で確認する。このとき、例えば、二次利用拡張部250から通信部110を介して送信されるビーコンに、データ取得部220により収集された上記二次利用プロファイルを含めることができる。そして、二次利用拡張部250は、ビーコンに応答した他の通信装置との間で、第2の通信サービスのサービスエリアを拡張するために推奨されるパラメータ等を交換し、そのサービスエリアを拡張することができる。ここで推奨されるパラメータとは、例えば、拡張後の第2の通信サービスにおいて使用すべき送信電力、時間スロット若しくは周波数スロット、他の通信装置の位置データ、又は干渉制御方式を指定するデータなどであってよい。
また、例えば、二次利用拡張部250は、自装置が第1の通信サービスのコーディネータから許可を受けてグリーンスペースを形成して周波数帯を二次利用している場合には、近傍の他の通信装置から上述したビーコンを受信することができる。その場合、二次利用拡張部250は、第1の通信サービスのコーディネータに第2の通信サービスのサービスエリアの拡張の許可を要求する。このとき、二次利用拡張部250は、例えば、ビーコンに含まれる二次利用プロファイルをコーディネータに送信してもよい。その後、二次利用拡張部250は、例えば、二次利用プロファイルの内容に応じた認証の結果と、拡張が許可される場合には推奨されるパラメータとを、コーディネータから受信する。そして、第2の通信サービスのサービスエリアの拡張が許可された場合には、二次利用拡張部250は、ビーコンの送信元の通信装置との間で上記パラメータ等を交換し、第2の通信サービスのサービスエリアを拡張することができる。
なお、このような二次利用拡張部250によるビーコンの送受信及びパラメータ等の交換のために、第1の通信サービスとは異なる周波数帯を使用する、例えばUWB(Ultra Wide Band)又はIEEE802.11sなどの通信プロトコルが使用されてもよい。
[3−2.処理の流れ]
図8は、本実施形態に係る二次利用の拡張に際しての通信装置間の交渉の流れの一例を示すシーケンス図である。ここでは、グレイスペースに位置する通信装置200aがグリーンスペースに位置する近傍の通信装置200bとの間でサービスエリアの拡張について交渉する例について説明する。
図8において、まず、通信装置200aのデータ取得部220により、上述した二次利用プロファイルが収集される(S302)。次に、通信装置200aの二次利用拡張部250は、周囲の通信装置へ、第2の通信サービスのサービスエリアの拡張を要求するためのビーコンを送信する(S304)。
かかるビーコンは、例えば、近傍の通信装置200bにより受信される。そうすると、通信装置200bから通信装置200aへ受信確認のための応答が送信される(S306)。その後、通信装置200bの二次利用拡張部250は、例えば、受信したビーコンに含まれている上記二次利用プロファイルを第1の通信サービスのコーディネータへ送信し、サービスエリアの拡張の認証を要求する(S308)。そして、通信装置200bの二次利用拡張部250は、コーディネータからサービスエリアの拡張の許可又は拒否を表す認証の結果を受信すると、当該認証の結果を通信装置200aへ送信する(S310)。
そして、サービスエリアの拡張が許可された場合には、通信装置200aの二次利用拡張部250と通信装置200bの二次利用拡張部250との間で、サービスエリアの拡張のためのパラメータ等が交換される(S312)。それにより、通信装置200aによるグレイスペースとしての第2の通信サービスと通信装置200bによるグリーンスペースとしての第2の通信サービスが接続され、第2の通信サービスのサービスエリアが拡張される(S314)。
このような本発明の第2の実施形態によれば、異なる種類の領域に位置している通信装置の間の交渉により、第2の通信サービスのサービスエリアが拡張される。例えば、グレイスペースに位置しており第1の通信サービスのコーディネータと直接的に通信できない場合であっても、グリーンスペースを形成している他の通信装置を介してコーディネータからサービスエリアの拡張の許可を受けることができる。それにより、周波数帯の二次利用の機会をより多くのユーザが得ることができるため、限りのある周波数帯の効率的な利用をさらに図ることができる。
本明細書において説明した各実施形態の要旨は、上述したように様々な二次利用の形態に広く適用可能である。例えば、上述したように、第1の通信サービスのスペクトラムホールをカバーするためのリレーノード又はフェムトセルの運用は、周波数帯の二次利用の一形態ということができる。また、互いに共通する周波数帯を使用するマクロセル、RRH(Remote Radio Head)、Hotzone、リレーノード又はフェムトセルなどの相互の関係も、周波数帯の二次利用の一形態(例えば、ヘテロジーニアスネットワークなど)を形成し得る。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属すものと了解される。
例えば、図4、図5及び図8を用いて説明した周波数帯の二次利用の開始又は拡張のための通信制御処理を、必ずしも各図に記載された順序に沿って実行しなくてもよい。即ち、各処理ステップは異なる順序で若しくは並列的に実行されてもよく、又は他の処理ステップが追加されてもよい。
100、200 通信装置
110 通信部
120、220 データ取得部
130 判定部
140 二次利用開始部
250 二次利用拡張部
10 基地局(コーディネータ)

Claims (11)

  1. テレビジョン放送サービス又は移動体通信サービスである第1の通信サービスに割当てられた周波数帯において通信する通信部と;
    前記周波数帯における前記第1の通信サービスの状況に関するデータを取得するデータ取得部と;
    前記データ取得部により取得された前記データに基づいて、自装置が前記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって前記第1の通信サービスの基地局により通信が制御される第1領域、前記第1領域とは異なる領域であって前記第1の通信サービスに干渉を与える可能性のある第2領域、並びに前記第1領域及び前記第2領域とは異なる第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定する判定部と;
    前記判定部により判定された自装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、前記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始する二次利用開始部と;
    を備え
    前記通信部は、自装置が前記第1領域に位置していると判定された場合には、前記基地局により制御される送信電力で信号を送信し、自装置が前記第2領域に位置していると判定された場合には、前記干渉を与えないように所定の範囲に制限された送信電力で前記第2の通信サービスの信号を送信する、
    通信装置。
  2. 前記二次利用開始部は、自装置が前記第2領域又は前記第3領域に位置していると判定された場合には、前記第1の通信サービスのコーディネータに許可を要求することなく、前記第2の通信サービスの利用を開始する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記二次利用開始部は、自装置が前記第2領域に位置していると判定された場合には、前記周波数帯において自装置の周囲で使用されていない時間スロット、周波数スロット又は符号を検出し、検出した当該時間スロット、周波数スロット又は符号を用いて前記第2の通信サービスの利用を開始する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記データ取得部により取得される前記データは、前記周波数帯における信号の受信状況に関する測定データである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記判定部は、前記周波数帯における受信信号の信号レベルに応じて、自装置が前記第1領域に位置しているか否かを判定する、請求項に記載の通信装置。
  6. 前記判定部は、さらに、前記周波数帯における受信信号に現れるフェージングの程度に応じて、自装置が前記第2領域と前記第3領域のいずれに位置しているかを判定する、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記判定部は、前記第1の通信サービスの制御チャネル又はアップリンク信号が検出されない場合には、自装置が前記第3領域に位置していると判定する、請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記二次利用開始部は、自装置が前記第1領域に位置していると判定された場合には、前記第2の通信サービスの利用開始の許可を前記第1の通信サービスのコーディネータに要求する、請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置は、
    自装置の周囲に位置する他の通信装置であって前記第1の通信サービスのコーディネータから許可を受けて前記第2の通信サービスを利用している当該他の通信装置と交渉することにより、当該第2の通信サービスのサービスエリアを拡張する二次利用拡張部、
    をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。
  10. レビジョン放送サービス又は移動体通信サービスである第1の通信サービスに割当てられた周波数帯において通信する通信部を備える通信装置により実行される通信制御方法であって:
    前記周波数帯における前記第1の通信サービスの状況に関するデータを取得するステップと;
    取得された前記データに基づいて、前記通信装置が前記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって前記第1の通信サービスの基地局により通信が制御される第1領域、前記第1領域とは異なる領域であって前記第1の通信サービスに干渉を与える可能性のある第2領域、並びに前記第1領域及び前記第2領域とは異なる第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定するステップと;
    前記通信装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、前記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始するステップと;
    を含み、
    前記通信部は、前記通信装置が前記第1領域に位置していると判定された場合には、前記基地局により制御される送信電力で信号を送信し、前記通信装置が前記第2領域に位置していると判定された場合には、前記干渉を与えないように所定の範囲に制限された送信電力で前記第2の通信サービスの信号を送信する、
    通信制御方法。
  11. レビジョン放送サービス又は移動体通信サービスである第1の通信サービスに割当てられた周波数帯において通信する通信部を備える通信装置を制御するコンピュータを:
    前記周波数帯における前記第1の通信サービスの状況に関するデータを取得するデータ取得部と;
    前記データ取得部により取得された前記データに基づいて、自装置が前記第1の通信サービスのサービスエリアの内部であって前記第1の通信サービスの基地局により通信が制御される第1領域、前記第1領域とは異なる領域であって前記第1の通信サービスに干渉を与える可能性のある第2領域、並びに前記第1領域及び前記第2領域とは異なる第3領域のうちいずれの領域に位置しているかを判定する判定部と;
    前記判定部により判定された自装置の位置する領域の種類に応じて異なる手続により、前記第1の通信サービスに割当てられた周波数帯の一部又は全部を使用する第2の通信サービスの利用を開始する二次利用開始部と;
    として機能させ
    前記通信部は、自装置が前記第1領域に位置していると判定された場合には、前記基地局により制御される送信電力で信号を送信し、自装置が前記第2領域に位置していると判定された場合には、前記干渉を与えないように所定の範囲に制限された送信電力で前記第2の通信サービスの信号を送信する、
    プログラム。
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