JP5897167B1 - Psf1遺伝子発現抑制剤 - Google Patents
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Abstract
Description
項1.
下記(A)〜(F)の条件でのHPLC分析において、保持時間11.1分にピークを有する成分(I)、及び/又は、保持時間14.6分にピークを有する成分(II)を含有し、PSF1遺伝子発現抑制活性を有する組成物:
(A)HPLCカラム:オクタデシル化シリカゲル担体(粒子径3μm)を充填した内径4.6mm、長さ150mmのカラム
(B)HPLCカラムオーブン温度:40℃
(C)流速:0.8ml/分
(D)検出:190〜400nm
(E)移動相:(a)メタノール及び(b)10mMギ酸アンモニウム水溶液
(F)グラジエント条件:85%の(a)と15%の(b)との混合溶媒を5分間保持し、その後15分かけて混合溶媒中の(a)の濃度を85%から100%に直線的に上昇させ、その後(a)の濃度を100%に維持。
項2.
PSF1遺伝子発現抑制剤である、項1に記載の組成物。
項3.
がんの予防又は治療剤である、項1又は2に記載の組成物。
項4.
がんが、脳腫瘍、乳がん、呼吸器がん、消化器がん、泌尿器系腫瘍、女性性器腫瘍、及び血液腫瘍から成る群より選択される1種以上である、項3に記載の組成物。
項5.
タンパク質糖化抑制活性、線維芽細胞増殖促進活性、及びヒアルロン酸産生促進活性を有さない、項1〜4のいずれかに記載の組成物。
項6.
前記成分(I)及び(II)がタネツケバナに由来する、項1〜5のいずれかに記載の組成物。
項7.
タネツケバナを含水低級アルコールで抽出し、得られた抽出液を逆相カラムクロマトグラフィーに供して得られる画分である、項1〜6のいずれかに記載の組成物。
項8.
前記逆相ゲルカラムクロマトグラフィーの移動相として低級アルコール又はアセトニトリルを使用する、項7に記載の組成物。
項9.
下記(1)〜(3)を含む方法によって得られる、項1〜6のいずれかに記載の組成物:
(1)タネツケバナを低級アルコールで抽出し、抽出液を回収すること、
(2)(1)で得られた抽出液をヘキサンとの液々分配に供し、下層を回収すること、
(3)(2)で得られた下層をクロロホルムとの液々分配に供し、クロロホルム画分を回収すること。
項10.
前記方法が、更に下記(4)を含む、項9に記載の組成物:
(4)(3)で得られたクロロホルム画分を、移動相として低極性溶媒及び低級アルコールの混合液を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供すること。
項11.
項1〜10のいずれかに記載の組成物が濃縮された食品。
項12.
PSF1遺伝子発現抑制させるための項1〜10のいずれかに記載の組成物の使用(但し、ヒトに対する医療行為を除く)。
(A)HPLCカラム:オクタデシル化シリカゲル担体(粒子径3μm)を充填した内径4.6mm、長さ150mmのカラム
(B)HPLCカラムオーブン温度:40℃
(C)流速:0.8ml/分
(D)検出:190〜400nm
(E)移動相:(a)メタノールと(b)10mMギ酸アンモニウム水溶液
(F)グラジエント条件:85%の(a)と15%の(b)との混合溶媒を5分間保持し、その後15分かけて混合溶媒中の(a)の濃度を85%から100%に直線的に上昇させ、その後(a)の濃度を100%に維持
保持時間に関して「保持時間11.1分」及び「保持時間14.6分」には、前後数秒(例えば、20秒、15秒、10秒、5秒、3秒、2秒、又は1秒)の範囲が含まれる。これは、同じ条件を採用してHPLC分析を行っても、ロット間で保持時間に若干の実験誤差が生じる為である。
(a)母体:高純度球状シリカゲル(ESシリカ)
(b)表面積:200m2/g
(c)細孔径:200Å(20nm)
(d)細孔容積:1.00mL/g
(e)化学結合基:オクタデシル基
(f)エンドキャップ:あり
(g)炭素量:9%
(h)UPSコード:L1
上記仕様を満たす単体としては、例えば、後述する製造例2で使用したジーエルサイエンス株式会社製の「InertSustainSwift(登録商標) C18」を挙げることができる。「粒子径3μm」とは、平均粒子径が3μmであることを意味する。
タネツケバナの全草の乾燥物500gに80%エタノール5Lを加え、50℃で8時間時々振盪し、次いで室温で一晩静置した。これを濾過し、濾液を減圧濃縮し、次いで一晩凍結乾燥させて、タネツケバナの抽出物96.6gを得た。
製造例1で得たタネツケバナ抽出物の一部(20.31g)を、メタノール1440mLに溶解(不溶物あり)させ、水360mLを追加し、撹拌し、ほぼ溶解させた。450mL, 360mL, 及び360mLのヘキサンを用い合計3回液々分配に付した。下層を、2700mL,及び 200mLのクロロホルムを用い合計2回液々分配に付した。得られたクロロホルム層を合し、水500mLを用いて洗浄、次いで減圧濃縮し、タネツケバナのクロロホルム分画物(1793mg)を得た。本クロロホルム分画物を、クロロホルムに少量のメタノールを加えた溶媒に溶解し、珪藻土約15mlを加え、濃縮乾固した。本分画物担持珪藻土を25mlの注射筒に入れ、下記カラムの手前に連結し、次の条件で中圧分取カラムクロマトに付した。カラム:Biotage ZIPTM80g Si (40-63μm) (シリカゲル80g、容積102ml)(バイオタージ・ジャパン株式会社製)、
流速:50ml/min、分画容量:25ml、検出:UV254nm
タイムモード:W 3分 クロロホルム:メタノール=100:0 (Fr.1〜6)
G 21分 クロロホルム:メタノール=100:0 → 90:10 (Fr.7〜48)
T 5分 クロロホルム:メタノール=90:10 (Fr.49〜58)
Fr.24〜29を合し、減圧濃縮し、タネツケバナの順相分画物(1)128mgを得た。
カラム:InertSustainSwift C18( 3μm、4.6φX150mm) (ジーエルサイエンス株式会社製)
LCシステム:Shimadzu LC-6A system(株式会社島津製作所製)
カラムオーブン温度:40℃
流量:0.8 mL/min
検出:UV280nm
移動相:メタノール(A)、10mMギ酸アンモニウム溶液(B)
グラジエントプログラム:0→5min A(85%)、B(15%)、
5→20min A(85→100%)、B(15→0%)、
20→40min A(100%)、B(0%)、
40→45min A(100→85%)、B(0→15%)
PSF1遺伝子プロモーター制御下にEGFPを発現する肺がん細胞株 LLC (Cancer Res 70, 1215-1224, 2010)を、大阪大学から入手した。この細胞株を10%胎仔牛由来血清(FCS)、100 units/mlのペニシリン、100 μg/mlのストレプトマイシンを添加したDMEM中で、5% CO2、37℃の条件下で培養した。このようにして培養したLLCを104細胞ずつ6well培養皿に播種し、2mlの上記培養液中で24時間培養した。上記製造例1、2及び3で得たタネツケバナ抽出物、そのクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)をdimethyl sulfoxide (DMSO; ナカライ テスク社製)に溶解し、最終濃度が100μg/mlとなるようにLLCを培養したウェルに添加した。なお、順相分画物(1)のみ最終濃度を30μg/mlとした。ネガティブコントロールには、DMSOのみを2μl添加した。ポジティブコントロールには、製造例1と同様の方法でRhus taitensisの葉から得た抽出物を最終濃度が100μg/mlとなるように添加した。その後、前記培養条件で16時間培養し、細胞の形態を顕微鏡で観察した。結果を図4に示す。ネガティブコントロールの細胞像と同様に、タネツケバナ抽出物を添加した細胞の形態は特に変化なく、細胞死が誘導されていないことが示された(図4Aの1、及び2)。一方、Rhus taitensisの抽出物を添加した細胞では、細胞死特有の形態の変化が見られ、細胞死の誘導が確認された(図4Aの3)。また、タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)によっても細胞死は誘導されないことが確認された (図4Bの1〜3)。
試験例1と同じ条件で培養したLLC細胞を5%FCSを含むリン酸緩衝液(PBS)で1回洗浄した後、500μlの5%FCSを含むPBSに分散させた。そこに、propidium iodide(PI:BD Bioscience社製)を2μl加えて穏やかに混和し、室温、暗所で15分間反応させた。その後、細胞をフローサイトメーター(FACS Calibur:Becton Dickinson社製)に供し、GFP蛍光強度及びPI蛍光強度についてフローサイトメトリー法を用いて解析した(図5)。ネガティブコントロールの細胞ではほとんどがGFP陽性PI陰性である(図5Aの1)。これは、細胞が生存しており、PSF1の遺伝子が転写され続けていることを意味する。一方、ポジティブコントロールであるRhus taitensisの抽出物を添加した細胞では、PI強度が103を越えるまで上昇し、細胞死が誘導されたことが確認された(図5Aの3)。これらと比較して、タネツケバナの抽出物を添加した細胞では、PIの強度はさほど上昇せず、GFP強度は低下することが確認された(図5Aの2)。また、タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)においても、若干PI強度は高くなったが、103を越えるまでには至らず、タネツケバナ抽出物と同様の結果が得られた(図5Bの1〜3)。これらの結果から、タネツケバナ抽出物、そのクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)によって、16時間という培養時間内では細胞死は誘導されないがPSF1遺伝子のプロモーター活性が抑制されることが判明した。
定量リアルタイムPCR を用いて、LLC細胞,ヒトglioma細胞 (U87MG), breast cancer細胞 (MCF7), lung cancer細胞 (EBC1), gastric cancer細胞 (HGC-27), colon cancer細胞 (HT29), prostate cancer細胞 (PC3), cervical cancer細胞 (HELA),及びleukemia細胞 (MEG01)におけるPSF1遺伝子の発現に対する抽出物及び各分画物の影響を検討した。試験例1と同様の条件で各細胞を培養し、タネツケバナ抽出物、そのクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)で処理したがん細胞から、kit (Qiagen社製)を用いて、トータルRNAを得た。尚、LLC細胞については、クロロホルム分画物のみ最終濃度は300μg/mlとした。次に、ExScript RT reagent Kit(タカラ社製)を用いて、回収した各全RNAからcDNAをそれぞれ合成し、得られたcDNAを用いて、PSF1の発現をリアルタイムPCR法によって解析した。比較対照として解糖系酵素であるGAPDH(Glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)のmRNAの発現量も測定した。リアルタイムPCRは、Stratagene Mx300P (Stratagene社製)を用いて実施した。マウスPSF1をPCRで合成する際のプライマーとして、以下の配列を用いた。
5´- CTCCCAGCGACCTCATGTAA -3´(配列番号2)
マウスGAPDHをPCRで合成するためのプライマーとして以下の配列を用いた。
5´- GGATGCAGGGATGATGTTCT -3´(配列番号4)
ヒトPSF1をPCRで合成する際のプライマーとして、以下の配列を用いた。
5´- TTCATCTCCTCCCAGTGAC-3´(配列番号6)
ヒトGAPDHをPCRで合成する際のプライマーとして、以下の配列を用いた。
5´- CCCTGTTGCTGTAGCCAAAT -3´(配列番号8)
KLN205細胞(マウス扁平上皮肺癌細胞)は独立行政法人理化学研究所から入手した。この細胞を、10%FBS (Hyclon社製)、Non-Essential Amino Acids (Lonza社製)、ペニシリン(100units/ml ;Invitrogen社製)、及びストレプトマイシン (100μg/ml; Invitrogen社製)を含有するEagle MEM(日水製薬社)を用いて培養した。80%コンフレントまで培養後、Trypsin/EDTA (Invitrogen社製)により回収し、PBSにて2.0x106細胞/mLに調製した。
96ウエルプレートにリン酸緩衝生理食塩水(PBS;phosphate buffer saline)で調製した1/6Mグルコース6-リン酸二ナトリウム水和物、10mg/mLヒト血清アルブミンおよびDMSOで調整した試験物質[タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)] を最終濃度4mg/mlで添加し、11日間、37℃でインキュベートした。インキュベート後、ELISA法により、最終糖化産物のひとつであるCML[Ne-(carboxymethyl)lysine]産生量をCircuLexTM CML/Ne (carboxymethyl) lysine ELISA Kit (CycLex社製)で測定した。試験物質溶液を添加していない対照(コントロール)のCML [カルボキシメチルリジン(carboxymethyllysine)]を100としたときの各試料溶液のCML量を図9に示す。ここで、CMLとは、終末糖化産物であるadvanced glycosylation end product (AGEs)のひとつであり、糖化のマーカーとなるものである。
ヒト0才児包皮由来真皮線維芽細胞を24ウエルプレートに6X104細胞/ウエルで播種した。0.5%牛血清を添加したDMEM培地(Sigma社製)1mlで一晩培養後、試験物質 [タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)]をDMSOに溶解した溶液を最終濃度0.003質量%となるように添加し、2日間培養後に細胞数を計測した。図10は、試験物質溶液を添加していない対照(コントロール)を100としたときの相対値を算定して示した。図10に示される結果から明らかなように、本発明のPSF1の発現を抑制する分画物である、タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)には、線維芽細胞を増殖させる効果はないことが判明した。
24ウエルプレートに、5X104細胞/ウエルの濃度でヒト真皮線維芽細胞を播種し、コンフレントになった時点で、試験物質 [タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)]をDMSOに溶解した溶液を10μg/mlの濃度で含む、DMEM(0.5%牛血清含有)培地で培養した。試験物質添加2時間後に、培養上清を回収し、ELISA法にてヒアルロン酸産生量を測定した。対照群はDMSOのみを添加した培養上清を用いた。測定にはHyaluronan assay kit (生化学バイオビジネス社製)を用いた。結果は、試験物質溶液を添加していない対照(コントロール)について測定されたヒアルロナン(ヒアルロン酸と同義)の量に対する各試験物質を添加した場合の相対値を算定して図11に示した。図11に示される結果から明らかなように、タネツケバナ抽出物のクロロホルム分画物、順相分画物(1)及び逆相分画物(2)には、ヒアルロン酸産生を促進させる効果はないか、若しくは逆に抑制的に作用することが判明した。
下記の表1に示す各種の抽出溶媒10mlを用い、上記製造例1と同様の手順で、タネツケバナの葉1g(乾燥重量)から抽出物を調製した。但し、「還流」の記載があるものは、還流温度で1時間還流抽出を行った。各抽出物について、試験例1及び2と同様の試験を行い、細胞死誘導活性はなく、PSF1遺伝子発現抑制活性を有するものについて、活性ありと判断した。その結果を表に示す。
上記製造例1と同様の方法により、80%エタノール20mlを用いて、オオバタネツケバナ(Cardamine regeliana)の全草の乾燥物2グラムから得られた濾液の一部10mlを乾固させ、抽出物267mgを得た。この抽出物を用いて、上記試験例1及び2と同様の試験を行ったところ、即時の細胞死誘導活性はなく、PSF1遺伝子の発現抑制活性が確認された。
Claims (11)
- 下記(A)〜(F)の条件でのHPLC分析において、保持時間11.1分にピークを有する成分(I)、及び/又は、保持時間14.6分にピークを有する成分(II)を含有し、前記成分(I)及び(II)がタネツケバナに由来する、PSF1遺伝子発現抑制活性を有する組成物:
(A)HPLCカラム:オクタデシル化シリカゲル担体(粒子径3μm)を充填した内径4.6mm、長さ150mmのカラム
(B)HPLCカラムオーブン温度:40℃
(C)流速:0.8ml/分
(D)検出:190〜400nm
(E)移動相:(a)メタノール及び(b)10mMギ酸アンモニウム水溶液
(F)グラジエント条件:85%の(a)と15%の(b)との混合溶媒を5分間保持し、その後15分かけて混合溶媒中の(a)の濃度を85%から100%に直線的に上昇させ、その後(a)の濃度を100%に維持。 - PSF1遺伝子発現抑制剤である、請求項1に記載の組成物。
- がんの予防又は治療剤である、請求項1又は2に記載の組成物。
- がんが、脳腫瘍、乳がん、呼吸器がん、消化器がん、泌尿器系腫瘍、女性性器腫瘍、及び血液腫瘍から成る群より選択される1種以上である、請求項3に記載の組成物。
- タンパク質糖化抑制活性、線維芽細胞増殖促進活性、及びヒアルロン酸産生促進活性を有さない、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
- タネツケバナを含水低級アルコールで抽出し、得られた抽出液を逆相カラムクロマトグラフィーに供することを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物の製造方法。
- 前記逆相ゲルカラムクロマトグラフィーの移動相として低級アルコール又はアセトニトリルを使用する、請求項6に記載の製造方法。
- 下記(1)〜(3)を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物の製造方法:
(1)タネツケバナを低級アルコールで抽出し、抽出液を回収すること、
(2)(1)で得られた抽出液をヘキサンとの液々分配に供し、下層を回収すること、
(3)(2)で得られた下層をクロロホルムとの液々分配に供し、クロロホルム画分を回収すること。 - 更に下記(4)を含む、請求項8に記載の製造方法:
(4)(3)で得られたクロロホルム画分を、移動相として低極性溶媒及び低級アルコールの混合液を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供すること。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の組成物が濃縮された食品。
- PSF1遺伝子を発現抑制させるための請求項1〜5のいずれかに記載の組成物の使用(但し、ヒトに対する医療行為を除く)。
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