JP5896809B2 - 鋸刃及び切削チップ - Google Patents

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Description

本発明は、金属切断用の鋸刃及び鋸刃に使用する切削チップに係り、さらに詳細には、鋸刃本体における歯形部に形成した切削チップ取付部に、先端部に切削刃を備えた切削チップを着脱可能かつ強固に取付けた鋸刃及び鋸刃に使用する切削チップに関する。
従来、鋸刃には帯鋸刃、丸鋸刃等があり、歯先に備えた切削チップが摩耗すると再研磨して使用されている。しかし、従来の鋸刃においては、切削チップが破損すると着脱交換が難しいものであった。そこで、鋸刃における鋸刃本体に対して切削チップを着脱交換可能な鋸刃が提案されている(例えば特許文献1、2、3参照)。
特許第4148732号公報 特許第4427811号公報 特許第4087838号公報
前記特許文献1に記載の鋸刃は製材用の帯鋸であって、鋸刃本体101に対して切削チップ103を着脱可能に取付ける構成は、図7(A)に示すごとき構成である。すなわち、鋸刃本体101に形成したガレット105の間に備えた歯形部107の前側に鋭角な切欠凹部109を形成し、この切欠凹部109に前記切削チップ103を位置合わせして前記歯型部107の側面と切削チップ103の内側の接続面とを強固に係合固定する構成である。
上記構成の鋸刃を金属切断用の鋸刃に適用すると、金属ワークの切断時に生じた切屑は、切削チップ103の掬い面103Aに沿ってガレット105方向へ移動し、ガレット105の底面105Aに接触して、螺旋状に巻かれる傾向にある。前記切屑は加工硬化しているので、前記切削チップ103の掬い面103Aと前記ガレット105の底面105Aとの接続部において、切削チップ103を支持するチップ支持部111の部分に摩耗、損耗を生じ易いものである。したがって、金属切断用の鋸刃に適用して、鋸刃本体101に対して切削チップ103を着脱交換して鋸刃本体101を再利用しようとする場合、さらなる改良が望まれるものである。
前記特許文献2、3に記載の鋸刃においても同様の問題がある。また、特許文献3に記載の構成においては、図7(C)に示すように、歯形部107に形成した係合スリット113に、切削チップ103のモールステーパ部115を係合する構成であるから、切削チップ103の歯高寸法を所望の高さ寸法に揃えることが難しいという問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、鋸刃本体に形成したガレットとガレットとの間に備えた歯形部に、ワークの切削作用を行う切削チップ本体を備えた鋸刃であって、前記切削チップ本体の後面側を支持する後側支持部と前記切削チップ本体の前面側を支持する前側支持部との間に取付溝を備えた切削チップ取付部を前記歯形部に備え、ワークの切削を行うための切削刃部を先端部に備えた前記切削チップ本体の後面に備えた後部係合溝を前記歯形部の前記後側支持部に係合し、かつ前記切削チップ本体の前面に備えた前部係合溝を前記前側支持部に係合した状態において、前記切削チップ本体を前記取付溝に係合して備え、前記切削チップ本体における前記前部係合溝によって、前記前側支持部の先端面全体及び左右両側面の三面を被覆してあり、かつ前記切削チップ本体に備えた掬い面に連続した切屑ガイド面と前記前側支持部におけるガレット面との間に、切屑干渉回避用の段差部を備えていることを特徴とするものである。
また、前記鋸刃において、前記切削チップ本体における基端部側の左右両側面に互いに平行な平面を備えていることを特徴とするものである。
また、前記鋸刃において、前記切削チップ本体における基端面に、前記取付溝の底部と係合する端面係合溝を備えていることを特徴とするものである。
また、前記鋸刃に使用する切削チップであって、鋸刃本体における歯形部に形成した切削チップ取付部における取付溝に係合可能な切削チップ本体の後面に、前記切削チップ取付部における後側支持部に係合可能な後部係合溝を備え、前記切削チップ取付部における前側支持部に係合可能かつ当該前側支持部の先端面全体及び左右両側面の三面を被覆可能な前側係合溝を、前記切削チップ本体の前面に備え、前記後部係合溝における接合面の左右両側辺部に、全長に亘って溝を備え、かつ前記前側係合溝における接合面の周辺部に溝を備えていることを特徴とするものである。
また、前記切削チップにおいて、前記切削チップ本体における基端部側の左右両側面に互いに平行な平面を備えていることを特徴とするものである。
また、前記切削チップにおいて、前記切削チップ本体の基端面に、前記取付溝の底部と係合可能な端面係合溝を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、鋸刃本体に形成した切削チップ取付部において切削チップの前面側を支持する前側支持部は、切削チップに備えた前部係合溝によって先端面及び左右両側面の三面が被覆されるので、ワークの切断加工時に生じる切屑から前記前側支持部を保護することができるものである。
本発明の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的、概略的に示した説明図である。 鋸刃本体の構成を示す説明図である。 切削チップ本体の構成を示す説明図である。 切削チップ本体の斜視説明図である。 第2の実施形態に係る切削チップ本体の説明図である。 第3の実施形態に係る切削チップ本体の説明図である。 従来の鋸刃本体と切削チップとの関係を示した説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る鋸刃1は、金属製のワーク(図示省略)の切断を行う鋸刃であって、鋸刃本体3を備えている。鋸刃としては、帯鋸刃や丸鋸刃があるが、本実施形態においては帯鋸刃の場合について例示している。しかし、本発明は、帯鋸刃のみに限るものではない。
前記鋸刃本体3には、一般的な鋸刃と同様にガレット5が適宜間隔に形成してあり、各ガレット5の間には適宜形状の歯形部7が形成してある。そして、前記歯形部7には切削チップ取付部9が形成してあり、この切削チップ取付部9には、ワークの切削作用を行う切削チップ11が着脱可能に取付けてある。前記切削チップ取付部9は、図2に示すごとく形成してある。すなわち、前記切削チップ取付部9は、鋸刃1によってワークの切断(切削)を行うときに鋸刃1が走行する方向(丸鋸刃の場合には回転方向)に見て、前記歯形部7の前側に形成してある。
より詳細には、前記切削チップ取付部9は、当該切削チップ取付部9に切削チップ11を取り付けたときに、切削チップ11の後面側を支持する後面支持面13を備えた後側支持部15と、前記切削チップ11の前面側を支持する前面支持面17を備えた前側支持部19とを備えている。そして、前記後側支持部15と前記前側支持部19との間に、前記切削チップ11を取付けるための取付溝21が形成してある。前記構成において、前記後側支持部15における後面支持面13と前側支持部19における前面支持面17は互いに平行であって、前記取付溝21における底部(底面)23とは直交してある。
前記切削チップ11は、図3、図4に示すように構成してある。すなわち、切削チップ11は切削チップ本体25を備えており、この切削チップ本体25の先端部にはワークの切削を行うための切削刃部27を備えている。この切削刃部27の前側(ワークの切削を行うときに、ワークに対して相対的に進行する方向の前側、図3(A)において右側)には第1の掬い面29及び第2の掬い面31が切削チップ本体25の基端部側へ順次形成してあり、第2の掬い面31には、ワークの切削加工時に生じた切屑を前方へ案内する切屑ガイド面33傾斜して形成してある。
前記切削チップ本体25の先端面は傾斜した逃げ面35に形成してある。そして、前記切削チップ本体25における先端部側の左右の両側面35L,35R(図3(B)においての左右両側面)は、後側(図3(A),(C),(E)において左側)の間隔が次第に狭くなると共に、基端部側(図3(A),(B),(C)において下側)の間隔が次第に狭くなるように傾斜した側逃げ面に形成してある。前記側逃げ面35L,35Rは、図3(A)〜図3(C)に示すように、切削チップ本体25の先端部と基端面37との間の中間高さ位置まで形成してある。そして、前記側逃げ面35L,35Rにおける後部(図3(A)において左側部)の幅寸法(図3(A)においての上下方向の幅寸法)は次第に小さくなっている。
前記切削チップ本体25の基端部側39、すなわち、図3(A)〜(C)において前記側逃げ面35L,35Rの下側の断面はほぼ矩形状を呈する断面形状である。すなわち、基端部側39における前面41Fと後面41Bは互いに平行な平面に形成してあり、かつ基端部側39における左右の側面41L,41Rは互いに平行な平面に形成してある。そして、前後の平面41F,41Bと左右の側面41L,41Rは直交してある。
前記基端部側39の前記前面41Fには、前記切削チップ取付部9における前記前側支持部19と強固に係合可能な矩形状の前部係合溝(前側係合溝)43が備えられている。この前側係合溝(前部係合溝)43には、前記前側支持部19の前記前面支持面17と面接触する接合面45Aが備えられている。さらに、前記前側係合溝43には、前記前側支持部19の左右方向(鋸刃本体3の厚さ方向、図2において紙面に垂直な方向)の両側面に接触(接合)して強固に挟圧する左右の挟圧面45Cが備えられている。
換言すれば、前記基端部側39の前面41Fに前記前側係合溝43を形成したことにより、当該前側係合溝43に前記鋸刃本体3の前記前側支持部19を圧入等によって強固に係合(嵌合)したときに、前記前側支持部19を左右両側方向から強固に挟圧保持するための挟圧壁部47を前記前側係合溝43の左右両側に備えた構成である。左右両側の前記挟圧壁部47は、左右の側面41L,41Rが平行な平面であることにより、図3(B),(E)に示すように、全長に亘って略同一厚さに形成してある。したがって、全長に亘っての強度向上を図ることができると共に、前記前側係合溝43に前記前側支持部19を圧入等によって強固に係合したとき、前記挟圧壁部47の全長に亘って均等に強固に挟圧することができるものである。
前記切削チップ本体25の前記後面41Bには、前記鋸刃本体3における前記切削チップ取付部9の後側支持部15を強固に係合可能な後部係合溝(後側係合溝)49が切削チップ本体25における基端面37から前記逃げ面35に亘って形成してある。この後側係合溝49には、前記後側支持部15における前記後面支持面13と面接触する接合面51Aが備えられていると共に、前記後側支持部15の左右方向の両側面に接合して強固に挟持する左右の挟圧面51Bが備えられている。
換言すれば、前記切削チップ本体25の後面41Bに前記後側係合溝49を形成したことにより、当該後側係合溝49に前記後側支持部15を圧入等によって強固に係合したときに、前記後側支持部15を左右両側方向から強固に挟圧保持するための挟圧壁部53を前記後側係合溝49の左右両側に全長に亘って備えた構成である。前記切削チップ本体25において互いに平行な前記側面41L,41Rが左右両側に形成してあり、この左右側面41L,41Rの平面は、図3(A)に示すように、後面41B側においては基端面37から逃げ面35に亘って形成してある。したがって、前記左右の挟圧壁部53は全長に亘って略同一厚さに形成してあり、前記後側支持部15を全長に亘っての強度向上を図ることができると共に、全長に亘っての挟圧を均等にかつ強固に行うことができるものである。
前記構成の鋸刃本体3と切削チップ本体25によって前記鋸刃1を構成するには、前記鋸刃本体3に形成した前記切削チップ取付部9における取付溝21に対して、前記切削チップ本体25を圧入等によって強固に係合するものである。上述のように、前記取付溝21に切削チップ本体25を係合すると、切削チップ本体25における基端面37が前記取付溝21の底面23に当接する。したがって、鋸刃本体3に対する切削チップ11の歯高寸法が所定の寸法に規定されることとなるものである。
前述のごとく取付溝21に切削チップ本体25を係合すると、切削チップ本体25における前側係合溝43内に鋸刃本体3における前側支持部19が強固に係合されることになる。したがって、前側支持部19の先端面19A及び左右の両側面の三面は、前記前側係合溝43の先端当接面45B、左右の挟圧面45Cに面接触した状態となり、被覆された形態となるものである。また、前記前側支持部19の前面支持面17は、前記前側係合溝43の接合面45Aと面接触することになる。よって、鋸刃本体3に対する切削チップ11の歯高寸法及び左右方向の位置が規定されることになる。
さらに、前述のごとく取付溝21に切削チップ本体25を係合すると、切削チップ本体25における前記後側係合溝49内の全長に亘って、鋸刃本体3における後側支持部15が強固に係合されることになる。すなわち、後側係合溝49の左右両側に備えられた左右の挟圧壁部53によって前記後側支持部15を左右両側から強固に挟持する形態となるものである。また、前記挟圧壁部47によって前記前側支持部19を左右方向から強固に挟圧保持すると共に、前記前側支持部19と後側支持部15によって前記切削チップ本体25を前後方向から強固に挟圧保持するものである。
すなわち、切削チップ本体25と鋸刃本体3の切削チップ取付部9の関係は、切削チップ本体25が前側支持部19、後側支持部15を左右方向から強固に挟圧保持して左右方向の位置が規定される。そして、前記前側支持部19と後側支持部15とが切削チップ本体25を前後方向から強固に挟圧保持した状態にある。したがって、鋸刃本体3に対する切削チップ本体25の取付けが確実強固に行われ得ると共に、鋸刃本体3に対する切削チップ本体25の前後方向及び左右方向の位置決めが正確に行われ得るものである。また、ワークの切削を行うときの振動によって、切削チップ本体25が脱落するようなことがないものである。
前記構成の鋸刃1(図1参照)によってワークの切断(切削)を行うとき、ワークに対する切削チップ11の切込み方向(図1(A)において上方向)の反力(背分力)は、鋸刃本体3における取付溝21の底面23でもって受けることになる。また、ワークの切削を行うとき、切削チップ11の切削刃部27には、図1(A)において左方向の力(主分力)が作用することになる。この力は後側支持部15によって受けることになる。そして、前記切削刃部27に作用する力によって、切削チップ11は、図1(A)において反時計回り方向の力が作用することになるが、この力は、前記取付溝21における底面23及び前記前側支持部19によって受けることになる。
ところで、ワークの切削を行うと、切削時に生じた切屑は、掬い面29,31から切屑ガイド面33を経てガレット5に至る。前記鋸刃本体3の前記切削チップ取付部9に備えた前記前側支持部19は、前述したように、先端面19Aが被覆された状態にあり、かつ図1(A)に示すように、前記切削チップ本体25における切屑ガイド面33と前側支持部19に連続したガレット面5Aとの間には段差部55が備えられているので、切屑ガイド面33からガレット5へ切屑が移動するとき、切屑が前記前側支持部19の先端面19A付近に接触するようなことはないものである。したがって、前記段差部55は、切屑干渉回避用の段差部と見ることができるものである。
上記構成により、前記前側支持部19の先端面19A付近は、切屑の接触に起因する摩耗や損耗を抑制することができ、前側支持部19の形状を良好に保持することができるものである。したがって、切削チップ本体25を取り外して別個の切削チップ本体を切削チップ取付部9に取付けるとき、前記前側支持部19をそのまま利用することができ、前記別個の切削チップ本体を切削チップ取付部9に対して正確にかつ強固に取付けることができるものである。
図5は第2の実施形態に係る切削チップ本体25Aを示すものである。この実施形態に係る切削チップ本体25Aにおいては、前記前側係合溝43及び後側係合溝49に接続した端面係合溝56を、切削チップ本体25Aの基端部の端面(基端面)37に備えた構成である。なお、その他の構成は、前述した切削チップ本体25の構成と同一であるから、同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
この構成においては、鋸刃本体3の切削チップ取付部9に切削チップ本体25Aを取付けると、基端面37に形成した前記端面係合溝56内に取付溝21の底部23が強固に係合することになる。したがって、切削チップ本体25Aの前面41F、後面41B及び基端面37の3面に形成した前側係合溝43、後側係合溝49及び端面係合溝56が、前側支持部19、後側支持部15及び底部23とそれぞれ強固に係合することとなり、鋸刃本体3の切削チップ取付部9に対してより強固に取付けることができるものである。
図6は第3の実施形態に係る切削チップ本体25Cを示すものである。この切削チップ本体25Cにおいては、前記前側係合溝43における接合面45Aの周辺部に溝57を形成すると共に、後部係合溝49における接合面51Aの左右両側辺部に、全長に亘って溝59を形成した構成である。なお、その他の構成は前述した切削チップ本体25の構成と同一であるから、同一機能を奏する構成要素には同一符号を付して重複した説明は省略する。
上記構成においては、溝57,59を形成したことにより、接合面45A,51Aと挟圧面45C,51Bとの直角をより精度良く加工することができると共に、前側支持部19と前側係合溝43との係合及び後部係合溝49と後側支持部15との係合をより正確に行うことができるものである。また、前記溝57,59を形成したことにより、接合面45A,51Aにおける周辺部への応力集中を緩和することができるものである。
以上のごとき実施形態の説明より理解されるように、切削チップ本体25の前面41Fに形成した前側係合溝43の左右両側の挟圧壁部47によって、鋸刃本体3に形成した切削チップ取付部9の前側支持部19を左右両側方向から強固に挟圧し、切削チップ本体25の後面41Bに形成した後側係合溝49の左右両側の挟圧壁部53によって前記切削チップ取付部9の後側支持部15を左右両側方から強固に挟圧する。そして、前記前側支持部19と後側支持部15は切削チップ本体25を前後方向から強固に挟圧する。したがって、鋸刃本体3に対する切削チップ本体25の取付固定がより強固に行われるものである。
そして、前記前側係合溝43に前記前側支持部19を係合することにより、前述したように前側支持部19の3方向が被覆されることとなり、金属材料の切削時に加工硬化した切屑との干渉を回避でき、前記後側支持部19の形状を良好に保持することができる。したがって、前側支持部19を再利用して新しい別個の切削チップ本体25の取付けを行うとき、鋸刃本体3に対する上記切削チップ本体25の取付けを正確に行うことができるものである。
1 鋸刃
3 鋸刃本体
5 ガレット
7 歯形部
9 切削チップ取付部
11 切削チップ
13 後面支持面
15 後側支持部
17 前面支持面
19 前側支持部
21 取付溝
23 底部(底面)
25 切削チップ本体
27 切削刃部
37 基端面
39 基端部側
41F 前面
41B 後面
41L,41R 左右の側面
43 前部係合溝(前側係合溝)
47,53 挟圧壁部
49 後部係合溝(後側係合溝)

Claims (6)

  1. 鋸刃本体に形成したガレットとガレットとの間に備えた歯形部に、ワークの切削作用を行う切削チップ本体を備えた鋸刃であって、前記切削チップ本体の後面側を支持する後側支持部と前記切削チップ本体の前面側を支持する前側支持部との間に取付溝を備えた切削チップ取付部を前記歯形部に備え、ワークの切削を行うための切削刃部を先端部に備えた前記切削チップ本体の後面に備えた後部係合溝を前記歯形部の前記後側支持部に係合し、かつ前記切削チップ本体の前面に備えた前部係合溝を前記前側支持部に係合した状態において、前記切削チップ本体を前記取付溝に係合して備え、前記切削チップ本体における前記前部係合溝によって、前記前側支持部の先端面全体及び左右両側面の三面を被覆してあり、かつ前記切削チップ本体に備えた掬い面に連続した切屑ガイド面と前記前側支持部におけるガレット面との間に、切屑干渉回避用の段差部を備えていることを特徴とする鋸刃。
  2. 請求項1に記載の鋸刃において、前記切削チップ本体における基端部側の左右両側面に互いに平行な平面を備えていることを特徴とする鋸刃。
  3. 請求項1又は2に記載の鋸刃において、前記切削チップ本体における基端面に、前記取付溝の底部と係合する端面係合溝を備えていることを特徴とする鋸刃。
  4. 請求項1,2又は3に記載の鋸刃に使用する切削チップであって、鋸刃本体における歯形部に形成した切削チップ取付部における取付溝に係合可能な切削チップ本体の後面に、前記切削チップ取付部における後側支持部に係合可能な後部係合溝を備え、前記切削チップ取付部における前側支持部に係合可能かつ当該前側支持部の先端面全体及び左右両側面の三面を被覆可能な前側係合溝を、前記切削チップ本体の前面に備え、前記後部係合溝における接合面の左右両側辺部に、全長に亘って溝を備え、かつ前記前側係合溝における接合面の周辺部に溝を備えていることを特徴とする切削チップ。
  5. 請求項4に記載の切削チップにおいて、前記切削チップ本体における基端部側の左右両側面に互いに平行な平面を備えていることを特徴とする切削チップ。
  6. 請求項4又は5に記載の切削チップにおいて、前記切削チップ本体の基端面に、前記取付溝の底部と係合可能な端面係合溝を備えていることを特徴とする切削チップ。
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