JP5895554B2 - リセプタクルコネクタ - Google Patents
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Description
従って、プローブが可動端子を押圧して固定端子に接触させた状態であっても、プローブを付勢する弾性力や可動端子の弾性力が低下することで、可動端子を固定端子から離間させられないおそれがある。
前記可動端子は、前記プラグコネクタが押圧して変位する可動片と、前記可動片に弾性力を付与するばね部とを備え、前記ハウジングの一側に前記ばね部が配置され、前記ハウジングの一側とは反対となる他側の一側面に形成された突出孔から前記可動片の先端部を被押圧部として突出させており、前記プラグコネクタが嵌合するときに、前記プラグコネクタのプラグコネクタ本体が前記ハウジングから突出させた前記可動片の先端部を挿入方向へ押圧して前記可動片を前記固定端子から離間させ、前記プラグコネクタ本体に設けられ、挿入方向に付勢する弾性部材が設けられたプローブが、前記ハウジングのプローブ挿入部に挿入されて前記固定端子または前記可動片のいずれかと接触することを特徴とする。
本発明の実施の形態1に係るリセプタクルコネクタを図面に基づいて説明する。
図1から図6に示すように、本実施の形態1に係るリセプタクルコネクタは、実装基体の一例であるプリント配線基板に実装され、プラグコネタク20(図9および図10参照)と嵌合するものである。
ハウジング11は、プラスチック等の絶縁性の樹脂材によるモールド成型により形成されたものである。ハウジング11は、平面視略正方形の箱状に形成された基台部111と、その基台部111の上面側に設けられた略円筒状の挿入案内部112とが一体に形成されている。基台部111には、内部の空間Sにスイッチ13が配設されている。挿入案内部112の内周面には、後述するプラグコネクタ20のプローブを内部に案内する漏斗状に形成されたプローブ挿入部113が形成されている。基台部111の一側面には、後述する可動端子の先端部を突出させるための突出孔114が形成されている。また、突出孔114が設けられた側面とは反対となる側面の下部には、可動端子15の基板接続部154を露出させるための露出孔115が形成されている。
固定端子14には、被検査回路または被測定回路の信号線が接続される。固定端子14は、プローブ挿入部113の挿入口を塞ぎ、プラグコネクタ20のプローブと接触するプローブ接続部141と、プローブが接触する面とは反対側となる面に可動端子15が接触して導通する接触部142と、接触部142から突出孔114が設けられた基台部111の側面に延設された側面部143と、側面部143から底面に延設された基板接続部144とを有している。この固定端子14の基板接続部144がプリント配線基板に形成された端子(図示せず)に接続される。側面部143には、可動端子15を挿通させて突出孔114から突出させるために、二股に分けるための切り欠き部が形成されている。
プラグコネクタ20は、軸心が中空な略円筒形状に形成されたプラグコネクタ本体21と、軸心に配設されたプローブ22と、プローブ22の基端部に設けられたばね部材の一例である圧縮コイルばね23とを備えている。
この段差部213の深さは、プラグコネクタ20をリセプタクルコネクタ10に嵌合させ、段差部213が外部導体12の基台被覆部121に接触し、プラグコネクタ20の押し込み限界位置に達したときに、絶縁体212が可動端子15を押圧して可動端子15を固定端子14から離間させるのに十分な位置に形成されている。
プローブ22は、固定端子14と接触して、検査用信号を出力したり、測定信号を入力したりする針状端子である。圧縮コイルばね23は、プローブ22を挿入方向へ付勢している。
プラグコネクタ20の凹部211の開口をリセプタクルコネクタ10へ向けると共に、プローブ22をプローブ挿入部113の軸心に合わせて接近させる。プラグコネクタ20をリセプタクルコネクタ10に接近させることで、プローブ22が固定端子14に接触し、プラグコネクタ本体21の絶縁体212が可動端子15の被押圧部155に接触する。
プローブ22が、被検査回路または被測定回路の信号線が接続された固定端子14と接触し、可動端子15が固定端子14から離間することで、スイッチ13が開放状態となり、検査装置からの信号を固定端子14へ出力したり、測定装置への信号を固定端子14から入力したりすることができる。
また、プローブ22を固定端子14に接触させているため、プローブ22の接触に対して、可動端子15の弾性力による影響を受けない。従って、信号の入出力端子となる、プローブ22と固定端子14との間で、安定した接触状態を確保することができる。
本発明の実施の形態2に係るリセプタクルコネクタを、図11および図12に基づいて説明する。なお、図11および図12においては、図9および図10と同じ構成のものは同符号を付して説明書を省略する。
また、プローブ22の先端の位置は、プラグコネクタ本体21の先端位置となる絶縁体212より突出している。実施の形態2に係るリセプタクルコネクタ10xでは、可動端子15に、被検査回路または被測定回路の信号線が接続される。
従って、信号の入出力端子となる、プローブ22と可動端子15との間で、安定した接触状態を確保することができる。
11 ハウジング
111 基台部
112 挿入案内部
113 プローブ挿入部
114 突出孔
115 露出孔
12 外部導体
121 基台被覆部
122 嵌合部
123 脚部
13 スイッチ
14,14x 固定端子
141 プローブ接続部
142 接触部
143 側面部
144 基板接続部
15 可動端子
151 係止部
152 ばね部
153 可動片
154 基板接続部
155 被押圧部
20 プラグコネクタ
21 プラグコネクタ本体
211 凹部
212 絶縁体
213 段差部
22 プローブ
23 圧縮コイルばね
S 空間
Claims (2)
- ハウジングに固定された固定端子と、ばね部材により形成された可動端子とからなるスイッチを有し、プラグコネクタと嵌合することで、前記スイッチが開放状態となるリセプタクルコネクタであって、
前記可動端子は、前記プラグコネクタが押圧して変位する可動片と、前記可動片に弾性力を付与するばね部とを備え、前記ハウジングの一側に前記ばね部が配置され、前記ハウジングの一側とは反対となる他側の一側面に形成された突出孔から前記可動片の先端部を被押圧部として突出させており、
前記プラグコネクタが嵌合するときに、前記プラグコネクタのプラグコネクタ本体が前記ハウジングから突出させた前記可動片の先端部を挿入方向へ押圧して前記可動片を前記固定端子から離間させ、前記プラグコネクタ本体に設けられ、挿入方向に付勢する弾性部材が設けられたプローブが、前記ハウジングのプローブ挿入部に挿入されて前記固定端子または前記可動片のいずれかと接触することを特徴とするリセプタクルコネクタ。 - 前記固定端子は、前記被押圧部と前記ばね部との間となる位置で、前記可動端子に接触する請求項1記載のリセプタクルコネクタ。
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