JP5008716B2 - スイッチ付き同軸コネクタ - Google Patents
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Description
これらの図において、スイッチ付き同軸コネクタ10は、直径が2mm程度と極めて小さなもので、絶縁材からなるハウジング13と、導電性金属からなるシェル14とノーマルクローズ端子15とコモン端子16とで構成されている。
前記ハウジング13は、上半分が円筒部17で、中央にピン差し込み孔17aが穿設されている。また、ハウジング13の下半分に、一方の端子支持突部18と他方の端子支持突部20を180度間隔で外方に突出させるとともに、これらに直交した2箇所に回り止め突部22を突出させて一体に形成されている。
前記シェル14は、上半分が前記円筒部17に嵌合する円筒部23で、下半分に前記端子支持突部18と端子支持突部20に跨ってグランド端子部25が一体に形成され、これらグランド端子部25の間の回り止め係止部26が前記ハウジング13の回り止め突部22に係止される。
前記コモン端子16は、接触片31からばね部32にかけて横向きU字形に折曲し、このばね部32の先端部が前記コモン端子16の逃げ孔38に遊嵌するように突出し、このばね部32の上端部の先端が前記コモン端子16の接触部27の下面に接離する接触片31を構成し、この接触片31のやや内側が接触ピン35の押圧部39となる。また、前記ばね部32から外方に連続する両側縁部33bと圧入支持突片33aとで固定部33が形成され、さらに、端部の中央部がU字形の接続端子部34となっている。
スイッチ付き同軸コネクタ10に、プローブ11を差し込むと、プローブ11の接触ピン35がピン差し込み孔17aに差し込まれてコモン端子16の押圧部39を鎖線のように押し下げ、コモン端子16の接触部31がノーマルクローズ端子15の接触部27から離れて接続が解除される。プローブ11の膨出部37がシェル14の係止溝24に係止された状態でプローブ11は接続状態が保持される。
(1)コモン端子16のばね部32が横向きのU字形をなしているため、押圧部39からばね部32の底部までの距離が長くなり、スイッチ付きコネクタ10としての背がそれだけ高くなり小型化に支障をきたしている。また、コモン端子16をハウジング13に固定するとき、接触ピン35からコモン端子16の押圧部39に加わる外力を水平な固定部33の縁部33bと圧入支持突片33aで保持する必要があるため、ハウジング13の端子圧入部21に嵌合して外部応力に対抗するための固定部33の長さを十分大きく取らなければならず、この固定部33を小さくして全体の形状を小型化するのは困難であった。
(2)コモン端子16のばね部32と接触部30の距離が近いので、接触ピン35のストロークを大きくとる必要があり、(1)と同様、小型化に支障をきたしている。また、コモン端子16の押圧部39が接触ピン35で押圧されたとき、図6の鎖線で示すように、先端の接触部31がノーマルクローズ端子15の接触部37から十分に離れるが、基端部のばね部32側が依然として接触部37と接近しているので、アイソレーションにやや問題があった。
(3)コモン端子16のばね部32の先端がノーマルクローズ端子15の逃げ孔38に遊嵌しつつ折り返して組み込まれるので、コモン端子16のばね部32の先端とノーマルクローズ端子15の逃げ孔38とが接近しており、高い絶縁性が得られない。
(4)ノーマルクローズ端子15の接触部27、コモン端子16の接触部31、押圧部39、ばね部32がプローブ11の接触ピン35の挿入方向に直線的に配置されているため、円筒部17の内部における端子の配置に偏りがあり、小型化に支障をきたしている。
また、一方の端子としてのコモン端子は、一方の端子圧入溝に圧入される圧入部と、この圧入部の途中から上部へ湾曲したばね部と、このばね部から略水平に伸びた押圧部と、この押圧部から伸びて他方の端子としてのノーマルクローズ端子の接触片に接離する接触片を有するので、ばね部の高さを低くでき、スイッチ付きコネクタ全体としての背を低くでき小型化が可能になる。
本発明によるスイッチ付き同軸コネクタ9は、上半分が扁平な円筒形で、上面をすり鉢状となし、下半分が扁平な4角形をなし、全体で可能な限り背が低くなるように構成したプラスチック材料などの絶縁材料からなるハウジング40と、導電性金属板の絞り加工等によるシェル41と、さらに、導電性金属板のプレス加工等による少なくとも2個の端子、具体的には、ノーマルクローズ端子42とコモン端子43とから構成されている。
前記一方の端子支持突部46aには、ノーマルクローズ端子42を圧入する垂直な端子圧入溝48が前記稼働空隙部67まで連通して形成されている。また、前記他方の端子支持突部46bには、コモン端子43を圧入する垂直な端子圧入溝49が前記可動空隙部67に連通して形成され、この端子圧入溝49の図4の右側には、前記接触片挿入溝50が連通し、図4の左側の途中まで突部挿入溝49aが形成されている。
前記コモン端子43は、図4に示すように、前記端子圧入溝49に圧入される垂直な圧入部60を有し、この圧入部60の途中から立ち上げて湾曲してばね部61を構成し、このばね部61の先端部の水平部分を押圧部68とし、この押圧部68の先端の一部を接触片62とし、また、圧入部60の基端部が接続端子部63を構成している。60aは、突部挿入溝49aに圧入固定される圧入突部である。
図4に示すように、ハウジング40の端子圧入溝48に一方のノーマルクローズ端子42の圧入部59を圧入すると、ノーマルクローズ端子42の接触片57が可動空隙部67内に進入し、かつ、接続端子部58がハウジング40の下面に臨ませられ、圧入突部59aが突部挿入溝に圧入されて固定的に取り付けられる。
ハウジング40の端子圧入溝49に他方のコモン端子43の圧入部60を圧入すると、図3に示すように、コモン端子43のばね部61と押圧部68と接触片62が接触片挿入溝50を通り、可動空隙部67まで進入し、かつ、押圧部68がピン差し込み孔45の下に臨ませられるとともに、接触片62がノーマルクローズ端子42の接触片57に下面から接触し、さらに、接続端子部63がハウジング40の下面に臨ませられ、圧入突部60aが突部挿入溝49aに圧入されて固定的に取り付けられる。
図3に示すように、スイッチ付き同軸コネクタ9のピン差し込み孔45にプローブ11の接触ピン35を差し込む。接触ピン35がピン差し込み孔45からずれてもすり鉢状凹部69の範囲内であれば中心に案内されて正しく差し込まれる。接触ピン35は、ピン差し込み孔45を経てコモン端子43の押圧部68を可動空隙部67内で垂直方向に押し下げ、これに伴い、コモン端子43の接触片62がノーマルクローズ端子42の接触片57から離れる。そのため、ノーマルクローズ端子42は電気的に開放し、コモン端子43が接触ピン35と接続する。また、プローブ11のシェル36がシェル41に接触してグランド端子部56へ接続される。プローブ11の差し込みにより、シェル36の膨出部37がスイッチ付き同軸コネクタ9の係止溝55に係止する。
また、2個の端子は、ノーマルクローズ端子42とコモン端子43に限定される必要はない。
本発明によるスイッチ付き同軸コネクタ9に、測定用プローブ11を挿抜する場合について説明したが、これに限られるものではなく、2個の端子が接触ピンの挿抜で開閉するものであればよい。
Claims (4)
- 絶縁材からなるハウジングの内部に導電材からなり互いに接離する少なくとも2個の端子を取り付け、外部にシェルを被せ、接触ピンの挿抜により前記端子間を開閉するスイッチ付き同軸コネクタにおいて、前記ハウジングは、上半部がピン差し込み孔を穿設した円筒部からなり、下半部が前記円筒部よりやや突出し、内部に前記ピン差し込み孔に連通する可動空隙部を形成した突部からなり、この突部の両側から前記可動空隙部まで前記接触ピンの挿抜方向と略同一方向の端子圧入溝を形成し、これらの端子圧入溝にそれぞれの端子の圧入部を圧入固定してなり、一方の端子としてのコモン端子は、一方の端子圧入溝に圧入される圧入部と、この圧入部の途中から上部へ湾曲したばね部と、このばね部から略水平に伸びた押圧部と、この押圧部から伸びて他方の端子としてのノーマルクローズ端子の接触片に接離する接触片を有し、他方の端子としてのノーマルクローズ端子は、他方の端子圧入溝に垂直に圧入される圧入部と、この圧入部から連続してクランク状に立ち上がって同一面で形成された接触片とを有し、前記コモン端子の接触片の上面と前記ノーマルクローズ端子の接触片の先端下の破断面とが接触するようにしたことを特徴とするスイッチ付き同軸コネクタ。
- ハウジングの内部の可動空隙部は、ピン差し込み孔より大きく形成し、一方の端子圧入溝を、前記ハウジングの一方の側面から前記可動空隙部内であって、ピン差し込み孔からずらした位置まで形成し、他方の端子圧入溝を、前記ハウジングの他方の側面から前記可動空隙部内であって、前記一方の端子圧入溝の反対側におけるピン差し込み孔からずらした位置まで形成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
- ハウジングの可動空隙部に連通するように、一方の端子圧入溝と略直角に連通し、ばね部と押圧部と接触片が挿入される接触片挿入溝を前記ハウジングの一方の側面から可動空隙部内まで形成したことを特徴とする請求項2記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
- 絶縁材からなるハウジングの内部に導電材からなり互いに接離する少なくとも2個の端子を取り付け、外部にシェルを被せ、接触ピンの挿抜により前記端子間を開閉するスイッチ付き同軸コネクタにおいて、前記ハウジングは、上半部が中央にピン差し込み孔を穿設した扁平な円筒部からなり、下半部が前記円筒部よりやや突出し、内部に、前記ピン差し込み孔に連通し、このピン差し込み孔より大きな可動空隙部を形成した略4角形の突部からなり、前記ハウジングの一方の側面から前記可動空隙部内であって、ピン差し込み孔からずらした位置まで一方の端子圧入溝を形成し、前記ハウジングの他方の側面から前記可動空隙部内であって、前記一方の端子圧入溝の反対側におけるピン差し込み孔からずらした位置まで他方の端子圧入溝を形成し、一方の端子としてのコモン端子は、一方の端子圧入溝に圧入される圧入部と、この圧入部の途中から上部へ湾曲したばね部と、このばね部から略水平に伸びた押圧部と、この押圧部から伸びて他方の端子としてのノーマルクローズ端子の接触片に接離する接触片を有し、他方の端子としてのノーマルクローズ端子は、他方の端子圧入溝に垂直に圧入される圧入部と、この圧入部から連続してクランク状に立ち上がって同一面で形成された接触片とを有し、前記コモン端子の接触片の上面と前記ノーマルクローズ端子の接触片の先端下の破断面とが接触するようにし、前記ハウジングの可動空隙部に連通するように、一方の端子圧入溝と略直角に連通し、ばね部と押圧部と接触片が挿入される接触片挿入溝を前記ハウジングの一方の側面から可動空隙部内まで形成したことを特徴とするスイッチ付き同軸コネクタ。
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