JP5894845B2 - 電力供給方法及び電力供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、船舶に搭載された発電機が発電した電力を、1又は複数の陸上の電力負荷に供給する電力供給方法、及び該電力供給方法を用いる電力供給システムに関する。
近い将来予想される大地震のような自然災害がひとたび発生して電力系統が寸断された場合、地域社会及び一般市民の生活に与える影響には計り知れないものがある。一方、多様化する電力の需給形態に目を向ければ、大規模集中型から小規模分散型に向かう傾向がある中で、余剰電力をローカルに融通して連携する技術が着目される。
例えば、特許文献1では、商用電源によって電気自動車の蓄電池を常時充電しておき、停電を検出したときに蓄電池を家庭用の停電時電力供給装置に接続替えし、該停電時電力供給装置から供給された直流電力をDC/AC変換器で交流電力に変換して家庭内の電気機器に供給する停電時電力供給装置が開示されている。
また、特許文献2では、発電機を搭載した海上輸送船舶が、輸入若しくは輸出ターミナルでドックに入っているとき又は停泊しているときに、発電機が発電した電力のうち、余剰電力を電力グリッド(電力系統)に供給するシステム及び方法が開示されている。
特開平11−178241号公報 特表2002−537752号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術を停電時に適用した場合、電気自動車から家庭内に電力を供給している間に電力系統が停電から復旧しなければ、いずれ停電の影響を受けることとなる。また、特許文献2に開示された技術を用いて停電中の地域に電力を供給するには、船舶の停泊地との間で電力系統が遮断されている地域に電力を供給すること自体が困難である上に、停電中の逆潮流が禁止されているという問題もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、停泊地との間で電力系統が遮断されている地域の電力負荷に対して、電力系統によらずとも連続的に又は断続的に電力を供給することが可能な電力供給方法及び電力供給システムを提供することにある。
本願に係る電力供給方法は、船舶に搭載された発電機が発電した交流電力を、陸上の災害拠点における電力負荷に供給する方法において、蓄電池を搭載した複数の車両と、前記船舶に搭載されており、交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池を充電する可搬型の充電器と、該充電器が充電した蓄電池を放電させて直流電力を交流電力に変換する放電器とを用意し、前記船舶を停泊地に移動させ、前記充電器を前記船舶から荷下ろしし、前記電力負荷の最大負荷容量に基づいて、前記電力負荷に同時的に電力を供給し、且つ同時的に移動する車両の数を決定し、決定した車両の数、前記電力負荷の平均的な負荷容量、前記蓄電池の充放電に要する時間、並びに前記車両が前記停泊地及び災害拠点間の移動に要する時間に基づいて、前記充放電及び移動のスケジュール並びに該スケジュールに組み入れる車両の総数を決定し、決定したスケジュールに基づいて、前記発電機が発電した交流電力を用いて前記充電器で前記蓄電池を充電し、決定したスケジュールに基づいて前記車両を移動させ、決定したスケジュールに基づいて、充電した前記蓄電池を前記放電器で放電させて交流電力に変換し、変換した交流電力を前記電力負荷に供給することを特徴とする。
本発明に係る電力供給方法は、第2の蓄電池を用意し、前記発電機が発電した電力によって前記第2の蓄電池を充電し、該第2の蓄電池を放電させた電力及び/又は前記発電機が発電した電力によって前記蓄電池を充電することを特徴とする。
本発明に係る電力供給システムは、停泊地に停泊中の船舶に搭載された発電機が発電した交流電力を、陸上の災害拠点における電力負荷に供給する電力供給システムにおいて、蓄電池を搭載した複数の陸上の車両と、前記船舶に搭載されており、前記発電機が発電した交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池を充電する可搬型の充電器と、該充電器が充電した蓄電池を放電させて直流電力を交流電力に変換すると共に、変換した交流電力を前記電力負荷に供給する放電器と、前記電力負荷の最大負荷容量に基づいて、前記電力負荷に同時的に電力を供給し、且つ同時的に移動する車両の数を決定する手段と、該手段で決定した車両の数、前記電力負荷の平均的な負荷容量、前記蓄電池の充放電に要する時間、並びに前記車両が前記停泊地及び災害拠点間の移動に要する時間に基づいて、前記充放電及び移動のスケジュール並びに該スケジュールに組み入れる車両の総数を決定する決定手段とを備え、前記充電器は、前記決定手段で決定したスケジュールに基づいて前記蓄電池を充電するようにしてあり、前記放電器は、前記決定手段で決定したスケジュールに基づいて前記蓄電池を放電させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電力供給システムは、前記放電器は、前記電力負荷に接続してあることを特徴とする。
本発明に係る電力供給システムは、前記船舶が陸側から電力を受電するための受電装置を備え、該受電装置は、前記発電機が発電した電力を前記充電器向けに送給可能に構成してあることを特徴とする。
本発明に係る電力供給システムは、前記発電機が発電した電力によって充電される第2の蓄電池を備え、前記充電器は、前記発電機が発電した電力及び/又は前記第2の蓄電池を放電させた電力によって前記蓄電池を充電するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、各移動体が船舶の停泊地に位置する場合は、船舶に搭載されている発電機が発電した電力によって、夫々の移動体に搭載された蓄電器を充電し、各移動体が、電力負荷が存する地域に移動した場合は、夫々の蓄電池を放電させて電力負荷に電力を供給する。
つまり、船舶の停泊地から電力負荷が存する地域に移動する移動体を介して、船舶の発電機が発電した電力が電力負荷に供給される。また、移動体が船舶の停泊地に帰還したときに、発電機が発電した電力によって蓄電池が再び充電される。これにより、移動体の数が適当に確保されている場合は電力負荷に連続的に電力が供給され、移動体の数が十分に確保されていない場合は電力負荷に断続的に電力が供給される。
蓄電池を充電する電力を移動体向けに送給する充電器等の装置は、船舶の停泊が予定される陸側に用意する場合と、船舶に搭載又は積載して用意する場合とが含まれる。
本発明にあっては、船舶に電力送給装置を積載して目的の停泊地に移動させ、停泊地にて船舶から電力送給装置を荷下ろしした後に、各移動体向けに電力を送給する。
これにより、各移動体を船舶に乗船させることなく、発電機が発電した電力によって夫々の蓄電器が充電される。
本発明にあっては、発電機が発電した電力によって、第2の蓄電池を充電し、発電機が発電した電力及び第2の蓄電池を放電させた電力の何れか一方又は両方によって、各移動体の蓄電池を充電する。
これにより、第2の蓄電池を、船舶の停泊が予定される陸側に用意することとした場合は、船舶が第2の蓄電池の充電を終えて他の停泊地に移動したり通常の業務に戻ったりしている間にも、第2の蓄電池を放電させた電力で移動体の蓄電池が充電される。また、第2の蓄電池を船舶側に用意することとした場合は、各蓄電池を充電するための電力のピークが吸収されて平準化されるため、発電機の容量が小さい場合であっても、多数の移動体の蓄電池が効率的に充電される。
本発明にあっては、電力負荷の負荷容量を時間的に平均化した需要電力に基づいて移動体の総数を決定するため、必要とされる移動体の総数が過不足なく決定される。
本発明にあっては、電力負荷の負荷容量の最大値に基づいて、電力負荷に同時に接続する移動体の数を決定するため、電力負荷のピークに追従するために必要とされる移動体の数が過不足なく決定される。
本発明にあっては、放電器を電力負荷に接続してあるため、電力負荷側に充電器を備えることとした場合は、各移動体が有する急速充電のインタフェースを利用して、平常時に電力負荷側から移動体の蓄電池に充電し、災害時に移動体の蓄電池を放電させて電力負荷に電力を供給することができる。
本発明にあっては、船舶が陸側から電力を受電するための受電装置が、移動体向けに電力を送給することができるように構成してあるため、電力を送給するための装置と受電装置とで、例えば配電盤の一部及びブレーカが共用される。また、必要に応じて、移動体向けに電力を送給するための設定又は切り換えを行う。
本発明によれば、移動体が船舶の停泊地に位置する間に発電機から蓄電池に電力が充電され、移動体が電力負荷の存する地域に移動した後に蓄電池から電力負荷に電力が供給され、移動体が船舶の停泊地に帰還したときに再び発電機から蓄電池に電力が充電される。これにより、移動体の数及び電力負荷の負荷容量に応じて、電力負荷に断続的に又は連続的に電力が供給される。
従って、停泊地との間で電力系統が遮断されている地域の電力負荷に対して、電力系統によらずとも連続的に又は断続的に電力を供給することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る電力供給システムの構成例を模式的に示す説明図である。 船舶の停泊地における電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。 災害拠点における電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。 車両の移動時間帯及び充放電時間帯のスケジューリングを例示する図表である。 充電器が車両の蓄電池を充電する場合のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 放電器が車両の蓄電池を放電させる場合のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 船舶の停泊地における本発明の実施の形態の変形例1に係る電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。 船舶の停泊地における本発明の実施の形態の変形例2に係る電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力供給システムの構成例を模式的に示す説明図である。図中1は、停泊地100に停泊しているフェリーボート、貨物船等の船舶であり、船舶1は、該船舶1から荷下ろしされた充電器(請求項に記載の充電器、且つ、請求項に記載の電力送給装置の第1形態)2とブレーカ12及び接続ケーブル15を介して接続されている。充電器2には、EV(電気自動車等)からなる車両(請求項に記載の移動体)3,3,3夫々が、充電ケーブル26,26,26を介して接続されている。
なお、移動体としては車両3,3,3に限定されるものではなく、例えば小舟のように、水上を移動するものであってもよい。また、車両3がEVであることには限定されず、ガソリン車等の内燃機関で駆動される車両に蓄電池を搭載してもよい。更に、充電器2を船舶で運搬することなく、平常時から停泊地100に常備するようにしてもよい。
充電器2は、船舶1から送給された電力によって、車両3,3,3夫々に搭載された蓄電池32,32,32(図2参照)を充電する。船舶1がフェリーボートの場合は、充電器2を陸側に荷下ろしせずに、船内で蓄電池32,32,32を充電するようにしてもよい。車両3,3,3は、例えば地震によって電力系統から遮断されている避難所6、病院7等の災害拠点と停泊地100との間でシャトル運用される。避難所6及び病院7では、車両3,3,3夫々の蓄電池32,32,32から放電された電力が、後述する電力負荷42(図3参照)に供給される。
上述のように、本実施の形態に係る電力供給システムは、停泊地100におけるシステムの一部と、災害拠点におけるシステムの一部とからなり、夫々の一部に重複する部分(具体的には車両3,3,3)がある。以下では、電力供給システムの構成を停泊地100及び災害拠点に分けて説明する。
図2は、船舶1の停泊地100における電力供給システムの一部の構成を示すブロック図であり、図3は、災害拠点における電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。
図2において、船舶1は、ディーゼルエンジンを用いた400kW出力の発電機11,11,11と、電力を遮断するブレーカ12と、船内負荷13と、これらを接続する配電盤14とを備える。発電機11,11,11が発電した3相60Hzで440Vの交流電力は、配電盤14を介して船内負荷13に供給されると共に、ブレーカ12及び接続ケーブル15を介して充電器2に送給される。図示は省略するが、停泊時に陸側の電力系統から電力を受電する場合は、ブレーカ12が分界点となり、ブレーカ12にて受電した電力が、本実施の形態の場合とは逆に配電盤14に向けて送給される。ここでは、ブレーカ12及び配電盤14が、請求項に記載の受電装置に対応する。
なお、発電機11,11,11の運転中に陸側からの電力の受電ができないようにするインターロックが設けられている場合は、インターロックの解除が可能なようにする。
充電器2は、船舶1から送給された440Vの交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ21と、該AC/DCコンバータ21の出力電圧及び出力電流の大きさをCPU24によって制御する充電制御部23と、該充電制御部23が車両3と通信するための通信部25とを備える。また充電器2は、一端にコネクタ27が取着された充電ケーブル26を備える。充電ケーブル26には、AC/DCコンバータ21から直流の充電電力を車両3に送給する電力線と、通信部25から/への信号を伝送する信号線とが含まれている。
車両3は、充電ケーブル26を介して充電器2から送給される充電電力によって充電される蓄電池32と、該蓄電池32に対する充放電をCPU34によって監視・制御する蓄電制御部33と、該蓄電制御部33が充電器2の充電制御部23と通信するための通信部35とを備える。蓄電制御部33には、蓄電池32の充放電状況を表示しつつ充放電の開始等の操作を受け付けるための操作表示部36が接続されている。車両3が、通信部35及び操作表示部36を備えないものであってもよい。
上述した充電器2及び車両3間の接続部は、例えばCHAdeMO協議会が規定するインタフェース(急速充電のインタフェース)に準拠している。充電ケーブル26の一端に取着されたコネクタ27が、車両3に配されたインレット31に装着されることにより、充電器2が車両3と接続される。ブレーカ12から接続ケーブル15を介して電力が送給される充電器2を複数備えて、夫々の充電器2に車両3を接続してもよい。
さて、使用者が操作表示部36の図示しない充電開始ボタンを押下し、蓄電制御部33がこれを受け付けた場合、蓄電制御部33及び充電制御部23が通信部35,25を介して適宜情報を交換して互いの適合性を確認する。そして更に、図示しない幾つかの信号線を用いた信号授受が行なわれた後、蓄電池32の充電が開始される。充電中は、蓄電制御部33が蓄電池32の充電状態を監視し、充電可能な最大電流を一定時間毎に通信部35,25を介して充電制御部23に送信する。充電制御部23は、受信した最大電流の大きさの充電電流がAC/DCコンバータ21から出力されるように制御する。
なお、車両3が通信部35及び操作表示部36を備えないものである場合は、予め蓄電池32の特性を充電制御部23に設定しておき、充電器2が自律的に車両3の接続を検出して充電を行うようにしてもよい。
次に図3に移って、避難所6、病院7等の災害拠点に配された分電盤4は、一端が電力系統40に接続されている遮断スイッチ41を備える。遮断スイッチ41は、ブレーカを兼用しており、他端が各種設備、照明等の電力負荷42に接続されている。災害時等を除く平常時には遮断スイッチ41が閉じられており、電力系統40から受電した交流電力が電力負荷42に供給される。これに対して災害時には、電力系統40の停電によって遮断スイッチ41が開くようになっており、放電器5から送給された交流電力が電力負荷42に供給される。遮断スイッチ41は、平常時であっても放電器5から送給された電力を電力負荷42に供給できるようにするために、手動による開閉が可能なように構成してもよい。
放電器5は、車両3から送給された直流電力を交流電力に変換して電力負荷42に供給するDC/ACインバータ51と、該DC/ACインバータ51の出力電圧及び出力電流の大きさをCPU54によって制御する充放電制御部53と、該充放電制御部53が車両3と通信するための通信部55とを備える。電力負荷42が直流電力のみを消費する場合は、DC/ACインバータ51をDC/DCコンバータに置き換えればよい。放電器5が充電器を兼用するものであってもよい。この場合、DC/ACインバータ51は、AC/DCコンバータとして動作する。
図3において、一端にコネクタ27が取着された充電ケーブル26及び車両3の構成については、図2のブロック図と同様であり、放電器5が充電器を兼用する場合の動作についても図2の場合と同様であるため、ここでの説明を省略する。分電盤4に接続された放電器5を複数備えて、夫々の放電器5に車両3を接続してもよいことは言うまでもない。
さて、災害時に船舶1の停泊地100で蓄電池32が充電された車両3が、災害拠点に移動して放電器5と接続された場合、放電器5が車両3に搭載された蓄電池32を放電させて電力負荷42に交流電力を供給する。なお、停電中は、図示しない補助電源によって放電器5が動作するが、充電ケーブル26のコネクタ27がインレット31に装着されて蓄電池32の電圧が放電器5に印加されたときに、放電器5が動作するようにしてもよい。
例えば、使用者が操作表示部36の図示しない放電開始ボタンを押下し、蓄電制御部33がこれを受け付けた場合、蓄電制御部33及び充放電制御部53が通信部35,55を介して適宜情報を交換して互いの適合性を確認する。そして更に、図示しない幾つかの信号線を用いた信号授受が行なわれた後、蓄電池32の放電が開始される。放電中は、蓄電制御部33が蓄電池32の放電状態を監視し、残容量等の情報を一定時間毎に通信部35,55を介して充放電制御部53に送信する。充放電制御部53は、受信した情報に基づいて、図示しない操作表示部に適宜報知を行いつつ、必要な交流電力がDC/ACインバータ51から電力負荷42に供給されるように制御する。
なお、車両3が通信部35及び操作表示部36を備えないものである場合は、予め蓄電池32の放電終止電圧を蓄電制御部33に設定しておき、蓄電池32の電圧が放電終止電圧まで低下したときに、警報等で報知するようにしてもよい。
次に、車両3,3,3のシャトル運用について説明する。
図4は、車両3,3,3の移動時間帯及び充放電時間帯のスケジューリングを例示する図表である。図中船舶1を「船」と表記し、車両3を「EV」と表記し、更に各車両3,3,3夫々の蓄電池32,32,32に対する充放電の方向を「→」で表記する。図4では、車両3,3,3を第1陣から第3陣に分け、各陣でローテーションを組んで、どの時間帯においても1台の車両が避難所6に電力を供給するようにスケジューリングしてある。
具体的には、第1陣について、車両3が停泊地100(又は避難所6)に位置する間に、船舶1から車両3に送給される電力で蓄電池32を充電する(又は蓄電池32を放電させた電力で車両3から避難所6に給電する)。その間の7時台及び19時台(又は0時台及び12時台)における1時間の間に、車両3を船舶1の停泊地100から避難所6に(又は避難所6から停泊地100に)適宜移動させる。第2陣及び第3陣についても、時間帯が異なるだけで、第1陣と同様の充電、移動、給電及び移動を繰り返す。
図4では、3台の車両3,3,3を用いて避難所6に給電する例について説明したが、例えば、避難所6の分電盤4に接続された電力負荷42の平均的な負荷容量が大きい(又は小さい)場合、車両3から避難所6に連続して給電できる時間が短く(又は長く)なるため、避難所6のために用意する車両3の数を増加(又は減少)させてもよい。
また例えば、避難所6の電力負荷42の瞬間的な最大負荷容量が大きいために、1台の車両3では電力負荷42に給電する電力が不足する場合は、前記最大負荷容量の大きさに応じて、避難所6に対して同時に給電すべき車両3の数を増加させてもよい。
病院7のために用意する車両3の数についても、避難所6の場合と同様にして決定すればよい。災害拠点の数が3つ以上ある場合についても同様である。このようにして決定された車両3の数を単純に加算して車両3の総数を決定してもよいし、各災害拠点における電力負荷42の負荷容量の大きさ等を加味して、車両3の必要十分な数を決定するようにしてもよい。
以下では、上述した充電器2、車両3及び放電器5の主たる動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理のうち、充電器2,車両3,放電器5の夫々に係る処理は、充電制御部23,蓄電制御部33,充放電制御部53の夫々が有する図示しないROMに予め格納された制御プログラムに従って、CPU24,34,54により実行される。
図5は、充電器2が車両3の蓄電池32を充電する場合のCPU24,34の処理手順を示すフローチャートであり、図6は、放電器5が車両3の蓄電池32を放電させる場合のCPU54,34の処理手順を示すフローチャートである。図5の充電器2側の処理は、発電機11,11,11が発電した電力による充電の準備が完了したときに起動され、車両3側の処理は、操作表示部36に対する充電開始の操作が受け付けられたときに起動される。また図6の放電器5側の処理は、遮断スイッチ41が開かれたときに起動され、車両3側の処理は、操作表示部36に対する放電開始の操作が受け付けられたときに起動される。
図5の各処理が起動された場合、車両3側では、CPU34が、蓄電池32の最大電圧、電池容量、最大充電時間等の電池情報を、通信部35,25を介して(以下同様)充電制御部23に送信する(S21)。
一方の充電器2側では、CPU24が、電池情報を受信したか否かを判定して(S11)受信するまで待機しており(S11:NO)、電池情報を受信した場合(S11:YES)、蓄電池32の適合性を確認した(S12)後、最大出力電圧、最大出力電流等の充電器情報を、通信部25,35を介して蓄電制御部33に返送する(S13)。
他方の車両3では、CPU34が、充電器情報を受信したか否かを判定して(S22)受信するまで待機しており(S22:NO)、充電器情報を受信した場合(S22:YES)、充電器2と蓄電池32との適合性を確認する(S23)。その後、CPU34は、充電ケーブル26に含まれる図示しない信号線で伝送される充電許可の信号をオンさせて(S24)準備完了の旨を充電器2に通知する。
一方の充電器2側では、CPU24が充電許可の信号を確認し(S14)、必要な試験を実行した後に、充電ケーブル26に含まれる図示しない信号線で伝送される充電開始の信号をオンさせる(S15)。
他方の車両3では、CPU34が充電開始の信号を確認する(S25)。その後CPU34は、蓄電池32の充電状態を監視し、最大充電電流を一定周期で充電制御部23に送信する(S26)。またCPU34は、蓄電池32が満充電状態となったか否かを判定し(S27)、なっていない場合(S27:NO)、ステップS26に処理を戻す。蓄電池32が満充電状態となった場合(S27:YES)、CPU34は、充電停止の旨を送信して(S28)、図5の処理を終了する。
一方の充電器2側では、最大充電電流を受信する都度、CPU24が、蓄電池32に供給される充電電流が最大充電電流となるようにAC/DCコンバータ21を制御する(S16)。またCPU24は、充電停止の旨を受信したか否かを判定し(S17)、受信していない場合(S17:NO)、ステップS16に処理を戻す。充電停止の旨を受信した場合(S17:YES)、CPU24は、AC/DCコンバータ21を制御して充電電流を停止させ(S18)、図5の処理を終了する。
次に図6に移って、放電器5側のステップS31からS38の処理は、図5の充電器2側のステップS11からS18の処理と対応している。また車両3側のステップS41からS48の処理は、図5のステップS21からS28の処理と対応している。具体的には以下のとおり置き換えを行うものとして、ここでの説明を省略する。
先ず、図5では充電器2及び車両3間で授受される充電器情報が、図6では放電器5及び車両間で授受される放電器情報に置き換わっている。同様に、図5では充電許可の信号及び充電開始の信号が、図6では放電許可の信号及び放電開始の信号に置き換わっている。また、図5では授受された最大充電電流に応じて充電電流が制御されるのに対して、図6では残容量情報が授受されて放電電流が制御される。但し、放電器5側のステップS36では、電力負荷42に供給する交流電圧が規定の電圧となるように、DC/ACインバータ51のインバータ動作が制御される。更に、図5では蓄電池32の満充電状態が監視されて充電停止の旨が授受されるのに対し、図6では蓄電池32の放電終止状態が監視されて放電停止の旨が授受される。
以上のように本実施の形態によれば、各車両(EV)が船舶の停泊地に位置する場合は、船舶に搭載されている発電機が発電した電力によって、夫々の車両に搭載された蓄電器を充電し、各車両が、電力負荷が存する避難所、病院等の災害拠点に移動した場合は、夫々の蓄電池を放電させて電力負荷に電力を供給する。
つまり、船舶の停泊地から電力負荷が存する災害拠点に移動する車両を介して、船舶の発電機が発電した電力が電力負荷に供給される。また、車両が船舶の停泊地に帰還したときに、発電機が発電した電力によって蓄電池が再び充電される。これにより、車両の数が適当に確保されている場合は電力負荷に連続的に電力が供給され、車両の数が十分に確保されていない場合は電力負荷に断続的に電力が供給される。
従って、停泊地との間で電力系統が遮断されている地域の電力負荷に対して、電力系統によらずとも連続的に又は断続的に電力を供給することが可能となる。
また、船舶に電力送給装置(充電器)を積載して目的の停泊地に移動させ、停泊地にて船舶から電力送給装置を荷下ろしした後に、各車両向けに電力を送給する。
従って、各車両を船舶に乗船させることなく、発電機が発電した電力によって夫々の蓄電器を充電することが可能となる。
更に、電力負荷の負荷容量を時間的に平均化した需要電力に基づいて車両の総数を決定するため、必要とされる車両(移動体)の総数を過不足なく決定することが可能となる。
更にまた、電力負荷の負荷容量の最大値に基づいて、電力負荷に同時に接続する車両の数を決定するため、電力負荷のピークに追従するために必要とされる車両(移動体)の数を過不足なく決定することが可能となる。
更にまた、充電器を兼用する放電器を電力負荷に接続してあるため、各車両が有する急速充電のインタフェースを利用して、平常時に電力負荷側から車両(移動体)の蓄電池に充電し、災害時に車両の蓄電池を放電させて電力負荷に電力を供給することが可能となる。
更にまた、船舶が陸側から電力を受電するための受電装置が、車両向けに電力を送給することができるように構成してあるため、電力を送給するための装置と受電装置とで、例えば配電盤の一部及びブレーカを共用することが可能となる。また、必要に応じて、移動体向けに電力を送給するための設定又は切り換えを行うことが可能となる。
(変形例1)
実施の形態の図1,2では、請求項に記載の電力供給装置の第1形態として充電器2を用いたが、例えば車両3側のインレットが蓄電池32をAC200Vで充電するためのインタフェースである場合は、充電器2に代えて変圧装置(請求項に記載の電力送給装置の第2形態)を用いることができる。この場合は、車両3に充電器(請求項に記載の充電器)を用意することとなる。
図7は、船舶1の停泊地100における本発明の実施の形態の変形例1に係る電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。図中8は変圧装置であり、変圧装置8は、船舶1から送給された440Vの交流電圧を200Vに降圧する変圧器81と、一端にコネクタ87が取着された充電ケーブル86とを備える。充電ケーブル86には、変圧器81から交流の充電電力を車両3に送給する電力線と、車両3にて充電ケーブル86の接続を確認するための信号を生成する信号生成部88と、該信号生成部88が生成した信号を伝送するための信号線とが含まれている。
車両3は、充電ケーブル86を介して変圧装置8から送給される交流の充電電力によって蓄電池32を充電する充電器38と、該充電器38による充電を制御する蓄電制御部33と、該蓄電制御部33が充電ケーブル86の接続を検出するための接続検出部39とを備える。
その他の構成は、実施の形態の図2の場合と同様であり、車両3が、操作表示部36を備えないものであってもよい。
コネクタ87は、例えばSAE(米国自動車技術協会)が規定するJ1772に準拠している。コネクタ87が、車両3に配されたインレット37に装着されることにより、変圧装置8が車両3と接続される。この場合、信号生成部88が生成した信号(例えばSAEJ1772規格に準拠するコントロールパイロット信号)が接続検出部39で検出され、検出結果が蓄電制御部33に通知される。
その後、使用者が操作表示部36の図示しない充電開始ボタンを押下し、蓄電制御部33がこれを受け付けた場合、充電器38による蓄電池32の充電が開始される。
車両3が操作表示部36を備えないものである場合の動作、並びに蓄電池32の充電が完了した後の動作及び作用・効果については、実施の形態と同様である。
(変形例2)
実施の形態の図2では、船舶1の発電機11,11,11が発電した電力を蓄電せずに車両3向けに送給したが、例えば停泊地100に第2の蓄電池を用意し、発電機11,11,11が発電した電力を先に第2の蓄電池に蓄電しておくことによって、船舶1が停泊地100から移動した後であっても、第2の蓄電池が放電した電力を車両3向けに送給することができる(第1の活用方法)。また、船舶1に第2の蓄電池を用意し、充電器2に車両3が接続されていない間に発電機11,11,11が発電した電力を第2の蓄電池に蓄電することによって、第2の蓄電池が放電した電力を発電機11,11,11が発電した電力と共に車両3向けに送給することもできる(第2の活用方法)。
図8は、船舶1の停泊地100における本発明の実施の形態の変形例2に係る電力供給システムの一部の構成を示すブロック図である。図中9は蓄電装置であり、蓄電装置9は、第2の蓄電池91と、配電盤14及びブレーカ12を介して発電機11,11,11から充電器2に送給される電力によって第2の蓄電池91を充電するAC/DCコンバータ92と、該AC/DCコンバータ92の変換動作を制御するコントローラ93とを備える。AC/DCコンバータ92は、DC/ACインバータとしても動作するようにしてある。蓄電装置9は、平常時から停泊地100に常備してもよいし、船舶1に積載又は搭載してもよい。
上述した第1の活用方法の場合、例えば接続ケーブル15に充電器2が接続されているか否かに関わらず、コントローラ93は、発電機11,11,11から充電器2向けに送給される電力の一部又は全部によって第2の蓄電池91が充電されるようにAC/DCコンバータ92を制御する。また、発電機11,11,11から充電器2向けに電力が送給されなくなったときは、第2の蓄電池91を放電させて充電器2向けに電力が送給されるようにAC/DCコンバータ(この場合はDC/ACインバータ)92を制御する。
次に、第2の活用方法の場合、コントローラ93は、接続ケーブル15を介して充電器2向けに送給される電力を監視し、余剰電力がある場合にAC/DCコンバータ92を制御して第2の蓄電池91を充電させる。また、車両向けに送給される電力が、発電機11,11,11の発電容量を超える場合、コントローラ93がAC/DCコンバータ92をDC/ACインバータとして動作させて、第2の蓄電池91が放電した電力を交流電力に変換させる。これにより、発電機11,11,11が発電した電力と、第2の蓄電池91が放電した電力とを加算して車両3向けに送給することができる。
その他、実施の形態に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本変形例2によれば、発電機が発電した電力によって、第2の蓄電池を充電し、発電機が発電した電力及び第2の蓄電池を放電させた電力の何れか一方又は両方によって、各車両の蓄電池を充電する。
従って、第2の蓄電池を、停泊地に用意した場合は、船舶が第2の蓄電池の充電を終えて停泊地から移動した後であっても、第2の蓄電池を放電させた電力で車両(移動体)の蓄電池を充電することが可能となる。また、第2の蓄電池を船舶側に用意した場合は、各蓄電池を充電するための電力のピークが吸収されて平準化されるため、発電機の容量が小さい場合であっても、多数の車両(移動体)の蓄電池を効率的に充電することが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 船舶
11 発電機
12 ブレーカ
14 配電盤
2 充電器
3 車両
32 蓄電池
4 分電盤
40 電力系統
42 電力負荷
5 放電器
8 変圧装置
81 変圧器
9 蓄電装置
91 第2の蓄電池

Claims (2)

  1. 船舶に搭載された発電機が発電した交流電力を、陸上の災害拠点における電力負荷に供給する方法において、
    蓄電池を搭載した複数の車両と、
    前記船舶に搭載されており、交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池を充電する可搬型の充電器と、
    該充電器が充電した蓄電池を放電させて直流電力を交流電力に変換する放電器と
    を用意し、
    前記船舶を停泊地に移動させ、
    前記充電器を前記船舶から荷下ろしし、
    前記電力負荷の最大負荷容量に基づいて、前記電力負荷に同時的に電力を供給し、且つ同時的に移動する車両の数を決定し、
    決定した車両の数、前記電力負荷の平均的な負荷容量、前記蓄電池の充放電に要する時間、並びに前記車両が前記停泊地及び災害拠点間の移動に要する時間に基づいて、前記充放電及び移動のスケジュール並びに該スケジュールに組み入れる車両の総数を決定し、
    決定したスケジュールに基づいて、前記発電機が発電した交流電力を用いて前記充電器で前記蓄電池を充電し、
    決定したスケジュールに基づいて前記車両を移動させ、
    決定したスケジュールに基づいて、充電した前記蓄電池を前記放電器で放電させて交流電力に変換し、
    変換した交流電力を前記電力負荷に供給すること
    を特徴とする電力供給方法。
  2. 停泊地に停泊中の船舶に搭載された発電機が発電した交流電力を、陸上の災害拠点における電力負荷に供給する電力供給システムにおいて、
    蓄電池を搭載した複数の陸上の車両と、
    前記船舶に搭載されており、前記発電機が発電した交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池を充電する可搬型の充電器と、
    該充電器が充電した蓄電池を放電させて直流電力を交流電力に変換すると共に、変換した交流電力を前記電力負荷に供給する放電器と
    前記電力負荷の最大負荷容量に基づいて、前記電力負荷に同時的に電力を供給し、且つ同時的に移動する車両の数を決定する手段と、
    該手段で決定した車両の数、前記電力負荷の平均的な負荷容量、前記蓄電池の充放電に要する時間、並びに前記車両が前記停泊地及び災害拠点間の移動に要する時間に基づいて、前記充放電及び移動のスケジュール並びに該スケジュールに組み入れる車両の総数を決定する決定手段と
    を備え
    前記充電器は、前記決定手段で決定したスケジュールに基づいて前記蓄電池を充電するようにしてあり、
    前記放電器は、前記決定手段で決定したスケジュールに基づいて前記蓄電池を放電させるようにしてあ
    ことを特徴とする電力供給システム。
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