JP5894511B2 - 内視鏡装置及び内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、外径に制限のある極細型の内視鏡装置及び内視鏡システムに関する。
近年、3次元画像を用いた診断が広く行われるようになっている。例えば、X線CT(Computed Tomography)装置等により患者の断層像を撮像し、体内の3次元画像データを得て、この3次元画像データを用いて目標部位の診断等が行われる。
CT装置では、患者を体軸方向に連続送りしながら、X線照射と、この照射されたX線が体内を通過し、一部が体内で吸収されて減衰したX線の検出とを行い、体内の3次元領域について螺旋状に連続スキャン(ヘリカルスキャン:helical scan)する。そして、連続した多数の断層2次元画像から、3次元画像を作成している。
診断に用いられる3次元画像の1つに、肺の気管支の3次元画像がある。気管支の3次元画像は、例えば肺癌等が疑われる異常部の位置を3次元的に把握するのに利用される。そして、異常部を生検によって確認するために、例えば、カテーテルを挿入して組織のサンプルを採取している。この場合には、X線透視下で、先端にX線不透過の金属マーカを有するカテーテルを挿入し、半ば手探り状態で患部に到達する。しかし、透視の白黒二次元画像で正しい場所に到達させることは困難であり、場合によっては、異なった場所の組織を採取してしまい、再度カテーテルを挿入しなければならないなど、被検者にも術者にも負担が大きいものとなっている。
また、気管支のような多段階の分岐を有する体内の管路では、異常部の所在が気管支の末端に近いとき、内視鏡の先端を短時間で正しく目的部位に到達させることが難しい。このために、例えば特許文献1に開示されているように、体内の3次元領域の画像データに基づいて管路の3次元画像を作成し、3次元画像上で管路に沿って目的点までの経路を求め、経路に沿った管路の仮想内視鏡画像を画像データに基づいて作成し、仮想内視鏡画像を表示することで、気管支内視鏡を目的部位にナビゲーションする挿入支援装置が提案されている。
特許文献2には、光ファイバとこれを被覆する屈曲可撓性に富む被覆とからなる光ファイバセンサの先端部を予め所望の曲げ半径で屈曲しておき、この屈曲型光ファイバセンサを直状管内に挿入して、光ファイバセンサを直状管内で進退させることにより、直状管から出た光ファイバセンサの屈曲角度を任意に設定可能にする構成が提案されている。このような構成により、複数の関節環をピン結合により揺動自在に連結し、ワイヤ操作により先端部を湾曲させる先端部構造にした内視鏡に比べて、関節環の連結構造が不要になり、細径化を図ることができる。
特開2009−279251号公報 特開昭61−273517号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているような極細の光ファイバセンサを用いた内視鏡と、特許文献1に開示されている内視鏡の挿入支援装置を用いて、挿入のナビゲーションを行い、分岐部で目的とする管路に向けて進路変更しようとしても、所望の屈曲角度や回転角度が得られないという問題がある。特に、直径に制限のある極細内視鏡では、挿入部先端を回転させようと手元側で挿入部を回転させても、そのトルクが挿入部先端に伝達されることがなく、先端を思う方向に回転させることができない。このため、内視鏡を引き込んだ後に再度進めて戻したりして、進路変更を行う必要から、迅速に目的部位に内視鏡先端を到達させることができないという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で所望の方向に容易に進路変更が可能な極細型の内視鏡装置及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明では、先端に配される先端硬性部、先端硬性部に取り付けられる観察ユニット、先端硬性部の基端側に連結され、曲がり癖が付与された可撓チューブ、及び前記可撓チューブの外周面に設けられた第1摺動係合部を有する挿入部と、前記挿入部の基端に取り付けられる操作部とを設けた内視鏡と、前記挿入部が収納され、内周面には第1摺動係合部と摺動し、挿入部の軸方向に対して斜めに形成されている第2摺動係合部を有するガイドシースとを備えたことを特徴とする。これにより、複数の関節環などを設ける必要がなく、構成が簡単になり、内視鏡の極細化に寄与することができる。
第1摺動係合部は可撓チューブの外周面から突出する摺動突起部であり、第2摺動係合部は突起部と摺動するカム溝であることが好ましい。また、ガイドシースは、カム溝の基端と連続し、カム溝に向かって徐々に幅が狭くなるテーパー面を有するガイド溝を備えることが好ましい。これにより、摺動突起部がカム溝とスムーズに係合する。また、第2摺動係合部の軸方向の長さは、可撓チューブの曲がり癖が付与された部分よりも長く、かつ、曲がり癖が先端側に向かって開始する箇所と第1摺動係合部との距離よりも短いことが好ましい。
可撓チューブは、一対の第1摺動係合部を備え、ガイドシースは、第1摺動係合部に合わせた一対の第2摺動係合部を有することを特徴とする。これにより、ガイドシースに対して挿入部を安定して回転させることができる。
可撓チューブは、先端面が、筒芯と直交する面に対して斜めに形成されており、先端硬性部は、可撓チューブの先端面のうち、先端側に位置する端縁に対して基端側に位置する端縁を筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で可撓チューブを固定する固定部を備えていることが好ましい。また、可撓チューブは、先端面のうち、先端側に位置する端縁から所定間隔置いた位置と、基端側に位置する端縁から所定間隔置いた位置にそれぞれ固定用の取り付け孔が形成されており、固定部は、先端硬性部の外周面から突出し、先端硬性部の筒芯方向において同一の位置に配され、取り付け孔のそれぞれと嵌合する嵌合突起部であることが好ましい。これにより可撓チューブに曲がり癖を付与した屈曲部を確実に形成することができる。
ガイドシースは、カム溝の先端側に、摺動突起部を係止する抜け止め部を備え、この抜け止め部により挿入部が前記ガイドシースの先端側に離脱することを規制することが好ましい。
観察ユニットは、先端硬性部と、先端硬性部に取り付けられる観察光学系及びイメージガイドとを有し、摺動突起部を除く可撓チューブの外径が2.0mm以下であることが好ましい。観察光学系とイメージガイドを用いることにより、現状では小型化に限界のある撮像ユニットを用いたものに比べて、内視鏡の極細化に寄与することができる。また、可撓チューブの外径を2.0mm以下とすることにより、ガイドシースを含めた全体の外径が2.4mm以下とすることができ、気管支内視鏡として抹消に近い部分まで挿入部先端を到達させることができる。
先端硬性部は、観察光学系とイメージガイドとの間の気密を保った状態で封止する封止部を内蔵し、固定部は、先端硬性部の径方向において、封止部の外側に位置することが好ましい。
ガイドシースは、直管状の外管と、外管の内周面先端側に配され、カム溝が形成された内管とを備え、内管は、X線不透過の金属から形成された金属マーカであることが好ましい。これにより、X線透視下で金属マーカの位置を検出しながら、ガイドシース及び挿入部先端を目標部位に到達させることもできる。また、ガイドシースに挿通され、前記ガイドシースの先端から出没自在にされる処置具を備えることが好ましい。
本発明の内視鏡システムは、内視鏡装置と、観察対象の3次元の画像データに基づき前記観察対象の管腔の仮想内視鏡画像を生成する仮想画像生成手段と、前記観察対象の管腔が分岐する分岐部における複数の仮想内視鏡画像を表示させる画像表示手段とを有する挿入支援装置とを備えることが好ましい。
本発明によれば、可撓チューブに曲がり癖が付与されるとともに、可撓チューブの外周面に設けられた第1摺動係合部がガイドシースの内周面に形成された第2摺動係合部と摺動するため、挿入部を屈曲状態とし、さらに挿入部の先端部を所望の向きに容易に変更することができる。また、ガイドシース内に収納された状態では、ガイドシースによって挿入部が直管状態で収納される。この屈曲状態と直管状態との状態変更と、摺動突起部及びカム溝による回転とにより、任意の方向に挿入部先端を進行させることができる。しかも、複数の関節環を連結させる構成が不要になり、挿入部の外径を小さくすることができる。
内視鏡システムを示す概略図である。 内視鏡システムの使用形態を示す説明図である。 内視鏡システムの別の使用形態を示す説明図である。 挿入部の構成を示す分解斜視図である。 挿入部及びガイドシースの要部断面図である。 先端硬性部を基端側から視た斜視図である。 可撓チューブの構成を示す斜視図である。 先端硬性部に可撓チューブを組み付ける工程を示す説明図である。 ガイドシースの挿通管の構成を示す斜視図である。 カム溝が形成された内管の展開図である。 屈曲状態となった挿入部の要部断面図である。 屈曲状態となった後、図11とは異なる方向を向いた状態の挿入部の要部断面図である。 挿入支援装置の挿入経路設定画面を示す説明図である。 挿入支援装置の挿入支援画面を示す説明図である。 内視鏡の観察像の変化の一例を示す説明図であり、挿入部を屈曲させる前の状態(A)と、挿入部を屈曲及び回転させて観察像の位置を合わせた状態(B)とを示す説明である。
図1に示すように、本発明の内視鏡システム2は、内視鏡本体3、ガイドシース4を有する内視鏡装置5と、挿入支援装置6とを備える。内視鏡本体3は、挿入部7及び手元操作部8を有する。図2に示すように、内視鏡本体3は、例えば患者9の体内の管腔である気管支10に挿入され、気管支10内が観察可能になっている。また、内視鏡装置5は、処置具11を備えており、気管支10内の目的部位10A近傍まで挿入部7及びガイドシース4を挿入した後は、ガイドシース4から挿入部7を引き抜いて、処置具11をガイドシース4の内部に挿入させる。処置具11は、例えば先端部に生体組織を採取可能なカップ11Aを有する生検鉗子であり、ガイドシース4に挿通され、ガイドシース4の先端から出没自在にされる。
図3に示すように、内視鏡システム2は、内視鏡装置5とは別の内視鏡装置12と組み合わせて使用することもある。内視鏡装置12は、CCDなどの撮像手段を内蔵する先端部13A、及び関節環を連結させた構造の湾曲部13Bを設けた挿入部13と、挿入部13の基端に連設された手元操作部14と、挿入部13及び手元操作部14の内部に設けられた処置具挿通チャンネル(図示せず)とを備える従来の内視鏡であり、手元操作部14には、処置具入口14Aを有し、先端部13Aには、処置具導出口13Cを有している。内視鏡装置12の挿入部13は、気管支10の細い管路に挿入できず、気管支10の末端に近い目的部位10Aに到達できないことがある。この場合、処置具入口14Aから本発明の内視鏡装置5を内視鏡装置12の処置具挿通チャンネルへ挿通させ、処置具導出口13Cからガイドシース4及び挿入部7を突出させる。ガイドシース4及び挿入部7は、内視鏡装置12の挿入部13よりも外径が細く、挿入部13よりも細い管路まで挿入させることができる。
図4及び図5に示すように、挿入部7は、先端硬性部19、可撓チューブ20に区分けされている。挿入部7の先端に位置する先端硬性部19は硬性の合成樹脂製または金属製の円筒体から形成されており、先端外周面が先細りのテーパになっている。先端硬性部19内には、観察光学系22、ライトガイド23、イメージガイド24が収納される。このため、先端硬性部19の内周面は、先端から順に内径が異なる第1内周面19a、第2内周面19b、第3内周面19cが形成されている。
観察光学系22は、先端から順に第1レンズ25、絞り26、第2レンズ27、第3レンズ28が配されて構成されている。このうち、絞り26、第2レンズ27、第3レンズ28がレンズ鏡筒29に収納される。
先端硬性部19の第1内周面19aは、第1レンズ保持部として機能し、外周面近くまで形成されている。この第1内周面19aには観察光学系22の第1レンズ25が固着される。第2内周面19bは、第1内周面19aの内径よりも小さい内径を有し、レンズ鏡筒29の脱落防止用の係止段部として機能する。第3内周面19cは、第1内周面19aの内径よりも小さく、且つ第2内周面19bの内径よりも大きい内径を有する。
図4及び図6に示すように、第2内周面19b及び第3内周面19cは、一部分が切り欠かれ、その切り欠き部分がライトガイド導入溝30として機能する。ライトガイド導入溝30は、円周方向に90°ピッチで4個形成されている。このライトガイド導入溝30には、ライトガイド23が挿入される。ライトガイド23は、光ファイバを束ねた光ファイババンドルから構成されており、先端部23aが4分割されて各ライトガイド導入溝30内に挿入される。ライトガイド23の基端には、光源31(図1参照)が設けられている。光源31からの照明光は、ライトガイド23の先端から射出され、患者の体内を照明する。なお、光源31としては、例えば、コネクタを介して内視鏡本体3と接続される外部の光源装置に設けられた光源が好ましく、あるいは内視鏡本体3に内蔵された光源でもよい。
先端硬性部19の第3内周面19cで、各ライトガイド導入溝30の間には、レンズ鏡筒保持部32が内側に突出して形成されている。このレンズ鏡筒保持部32によって、観察光学系22のレンズ鏡筒29が保持される。なお、符号33はイメージガイド24の先端部カバー、符号34はイメージガイド24の保護チューブ、符号35はライトガイド23の保護チューブである。なお、図4においては、図面の煩雑化を防ぐため、保護チューブ34及び保護チューブ35の図示を省略している。
先端部カバー33は、例えば硬性の合成樹脂製または金属製の円筒体から形成され、イメージガイド24の先端部に固着され、レンズ鏡筒29の内部に挿入されている。先端部カバー33とともにレンズ鏡筒29の内部に挿入されたイメージガイド24は、中心軸が観察光学系22の光軸と同一軸上、且つ先端面が第3レンズ28に近接する位置に固定されている。これにより、先端硬性部19、観察光学系22及びイメージガイド24が観察ユニットとして一体化される。保護チューブ34は、イメージガイド24を被覆した先端部がレンズ鏡筒保持部32の内部に位置するレンズ鏡筒29に基端部に近接する位置まで挿入されている。
先端硬性部19の外周面は、先端からテーパ面19d、外周面19e、可撓チューブ取付段部19fに区分けされている。また、先端硬性部19の後端からは、レンズ鏡筒保持部32が筒芯方向に突出している。この後端から延びているレンズ鏡筒保持部32にはライトガイド23の保護チューブ35が固着される。さらに、保護チューブ35の上から、可撓チューブ20の先端側チューブ37が被覆される。可撓チューブ取付段部19fの外周面は、レンズ鏡筒保持部32に保護チューブ35を被覆した外径と同一とされている。
先端硬性部19には、可撓チューブ取付段部19fから突出し、先端硬性部の筒芯方向において同一の位置に配される一対の嵌合突起部36a,36bが一体に設けられている。嵌合突起部36a,36bは、可撓チューブ20を先端硬性部19に固定するための固定部として用いられる。
図7に示すように、可撓チューブ20は、先端から順に、先端側チューブ37、連結スリーブ38、基端側チューブ39を連結して形成されている。先端側チューブ37及び基端側チューブ39は、例えばエラストマ製でゴム状弾性力を有する。
連結スリーブ38は、先端側チューブ37、基端側チューブ39より剛性が高い材料、例えばABS樹脂などから筒状に形成される。連結スリーブ38は、先端側から順に先端側接続部38a、中間部38b、基端側接続部38cとを有する。この連結スリーブ38は、先端側接続部38aに先端側チューブ37の基端部が被覆され、基端側接続部38cに基端側チューブ39の先端部が被覆される。これにより連結スリーブ38を介して先端側チューブ37及び基端側チューブ39が連結される。
連結スリーブ38には、一対の摺動突起部40a,40b(第1摺動係合部)を有する。摺動突起部40a,40bは、中間部38bの外周面から突出して一体に形成されている。連結スリーブ38の中間部38bは、先端側接続部38a及び基端側接続部38cよりも外径が大きく、先端側接続部38a及び基端側接続部38cに先端側チューブ37、基端側チューブ39を被覆したときの外径と同一にされている。摺動突起部40a,40bは、180°ピッチで回転対称となる位置に形成されており、後述するガイドシース4のカム溝52a,52bと摺動する。
先端側チューブ37の先端面37aは、先端側チューブ37の筒芯と直交する面に対して斜めに形成されている。先端側チューブ37には、先端面37aのうち、筒芯方向の先端側に位置する端縁37bから所定間隔置いた位置と、基端側に位置する端縁37cから所定間隔置いた位置とにそれぞれ固定用の取り付け孔37d,37eが形成されている。
先端硬性部19の可撓チューブ取付段部19fに先端側チューブ37が被覆されたとき、先端側チューブ37の取り付け孔37d,37eに、先端硬性部19の嵌合突起部36a,36bのそれぞれが嵌合される。なお、先端側チューブ37の基端面37fは、先端側チューブ37の筒芯と直交する面と平行にされている。
図8は、可撓チューブ20を先端硬性部19に組み付けるときの工程を示す。なお、この工程を行うとき、先端硬性部19に対して観察光学系22、ライトガイド23、及びイメージガイド24を先に組み付けた状態としておく。図8(A)に示すように、先ず、先端側チューブ37の先端側から先端硬性部19の可撓チューブ取付段部19fに徐々に被覆させていく。そして、先端側の取り付け孔37dに嵌合突起部36aを嵌合させるとともに、基端側の取り付け孔37eが位置する端縁部を引っ張って取り付け孔37eに嵌合突起部36bを嵌合させる。取り付け孔37eに嵌合突起部36bを嵌合させると、可撓チューブ取付段部19fが先端側チューブ37で完全に被覆された状態となり、先端側チューブ37の先端面37aのうち、先端側に位置する端縁37bに対して基端側に位置する端縁37cを筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で先端側チューブ37を先端硬性部19に固定することができる。
図8(B)に示すように、先端側チューブ37は、先端側に位置する端縁37bに対して基端側に位置する端縁37cを筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で固定されているので、先端側チューブ37の弾性力により端縁37cが内側、且つ端縁37bが外側に位置するように屈曲する曲がり癖が付与された屈曲部44が形成される。屈曲部44は、先端硬性部19の基端側、且つ先端側チューブ37の中央よりも先端側に配される。
なお、本実施形態で可撓チューブ20に設けられる「曲がり癖」は、目的とする観察部位に応じて適宜設ければよいが、気管支細部を観察部位として観察するためであれば先端から3mm〜20mmの部分が、5°〜30°程度曲がっていることが好ましい。
また、レンズ鏡筒29の基端部は、例えば接着剤などにより先端部カバー33の外周面に接着されている。これにより、観察光学系22とイメージガイド24との間が気密を保った状態で封止される。符号45(図5参照)は、接着などで封止された観察光学系22とイメージガイド24との間の封止部を示す。封止部45は、上述した観察光学系22及びイメージガイド24とともに、先端硬性部19の内部に収納される。嵌合突起部36a,36bは先端硬性部19の可撓チューブ取付段部19fに形成されているため、観察光学系22とイメージガイド24との間の気密を保った状態で封止する封止部45に対して、先端硬性部19の径方向において外側に位置している。よって、可撓チューブ20を可撓チューブ取付段部19fに被覆することでさらに気密が高い状態となる。
ガイドシース4は、内視鏡本体3の挿入部7が挿通される挿通管48と、挿通管48の基端部分に直列に接続された把持部49(図1参照)とを備える。図8に示すように、挿通管48は、直管状に形成された外管50と、外管50の内周面先端側に配される内管51を有する。外管50は、例えばポリウレタン樹脂等の可撓性を有し、且つ挿入部7よりも高い剛性を有する材料から形成されている。
内管51は、剛性を有するX線不透視の金属板から形成され、外管50の内周面と同一外径、且つ挿入部7の摺動突起部40a,40bを除く外周面より若干大きい内径に形成されている。この内管51は、一対のカム溝52a,52b(第2摺動係合部)と、カム溝52a,52bの基端と連続する一対のガイド溝53a,53bと、カム溝52a,52bの先端側に位置する抜け止め部54a,54b(図10参照)が形成されており、先端面が外管50の先端面と同じ位置に配されて嵌合されている。この内管51は、X線透視下で金属マーカとして用いることができる。
図10は、内管51を展開した展開図であり、カム溝52a,52b及びガイド溝53a,53bを内管51の外側から視ている。カム溝52a,52bは、内管51の筒芯に対し斜めに形成される傾斜溝であり、内管51を先端側から視て反時計回りに、且つ内管51の基端側から先端側に向かって延びる方向に形成されている。なお、図10は、2点鎖線A1で示す位置及び2点鎖線A2で示す位置で内管51を切断して展開した状態を図示している。よって、カム溝52a,52bは2点鎖線A1、A2で示す位置で連続しており、内管51の周方向において内管51の1周分に亘って形成されている。
上述したように、一対の摺動突起部40a,40bは180°ピッチで互いに回転対称となる位置に形成されているため、摺動突起部40a,40bと摺動する一対のカム溝52a,52bも180°ピッチで互いに回転対称となる位置に形成されている。また、カム溝52a,52bの先端には、摺動突起部40a,40bを係止する抜け止め部54a,54bを有する。この抜け止め部54a,54bにより摺動突起部40a,40bが内管51の先端側に移動することを規制するため、挿入部7がガイドシース4の先端側に離脱することを規制することができる。
ガイド溝53a,53bは、カム溝52a,52bの基端から内管51の筒芯と平行に配される。ガイド溝53a,53bは、内管51の基端からカム溝52a,52bに向かって徐々に幅が狭くなるテーパー面53c,53dを有している。これにより、外管50の内周面を通過してきた摺動突起部40a,40bがガイド溝53a,53bのテーパー面53c,53dによって誘い込まれ、ガイド溝53a,53bからカム溝52a,52bに進入する。このため、摺動突起部40a,40bがカム溝52a,52bとスムーズに係合する。挿入部7は、カム溝52a,52bに沿って摺動突起部40a,40bが摺動するとき、摺動突起部40a,40bと一体になった連結スリーブ38が筒芯を中心に回転する。挿入部7は、カム溝52a,52b内を摺動突起部40a,40bが移動可能な1周分の回転角度、すなわち360°回転させることができる。なお、摺動突起部40a,40bは、内管51の筒芯と平行な面及び直交する面からなる長方形から、カム溝52a,52bと平行な傾斜面を形成するように切り落とした六角形の柱状をしている。これにより、摺動突起部40a,40bは、カム溝52a,52b及びガイド溝53a,53b内を摺動しやすくなっている。
内管51は、可撓チューブ20の先端側チューブ37よりも短く形成されており、さらにカム溝52a,52bの基端に摺動突起部40a,40bが進入したとき、先端側チューブ37の屈曲部44が、ガイドシース4の先端から突出する長さにされている。カム溝52a,52bと摺動突起部40a,40bとが摺動しているときは、挿入部7が屈曲する向きを常に変更できるように、カム溝52a,52bは、軸方向における長さが、曲がり癖が付与された屈曲部44の長さよりも長く、且つ、曲がり癖が先端側に向かって開始する屈曲部44の基端から摺動突起部40a,40bの先端までの距離より短く形成されている。
ガイドシース4は、外管50の先端から、挿入部7の屈曲部44が突出する長さであり、挿入部7の全長から先端硬性部19と屈曲部44の長さを引いた寸法に形成されている。これにより挿入部7をガイドシース4に押し込む操作をしたとき、ガイドシース4の先端から屈曲部44を出すことができる。
図5に示すように、ガイドシース4内に挿入部7が挿入された状態で、先端硬性部19がガイドシース4の先端部近くに収納された状態では、剛性のある直管状のガイドシース4の挿通管48の内周面に沿った形で屈曲部44が収納されるため、ガイドシース4とともに挿入部7は直管状になっている。図5に示す状態から手元操作部8を押圧して挿入部7をガイドシース4の先端側へ押し込んでいくと、テーパー面53c,53dの誘い込みによりガイド溝53a,53bに摺動突起部40a,40bが進入する。
図11は、ガイド溝53a,53bのガイドによりカム溝52a,52bに摺動突起部40a,40bが進入した状態を示しており、上述したようにガイドシース4の先端から挿入部7の屈曲部44が突出する。ガイドシース4の先端から挿入部7の屈曲部44を出すと、先端側チューブ37の弾性による復元力で、先端側チューブ37の一方が引っ張られ、ガイドシース4の筒芯に対して先端硬性部19の筒芯が傾斜した屈曲状態が得られる。この屈曲状態のとき、ガイドシース4の筒芯に対する先端硬性部19の筒芯の傾斜角度としては、5°〜30°とすることが好ましい。
図12に示すように、挿入部7の屈曲部44が突出する位置からさらに挿入部7を押し込んでいくと、上述したように摺動突起部40a,40bがカム溝52a,52bに沿って移動する。これにより、屈曲状態となった先端側チューブ37が回転するため、挿入部7が屈曲する方向が変化する。なお、図11は、カム溝52a,52bの基端側に摺動突起部40a,40bが位置する状態を示し、図12はカム溝52a,52bの先端側に摺動突起部40a,40bが位置する状態を示している。
本実施形態の挿入部7の外径、すなわち、先端硬性部19と、可撓チューブ20の摺動突起部40a,40bを除く外径は、2.0mm以下であることが好ましい。ガイドシース4は、内径が挿入部7の外径と同一または若干の隙間を持ち、外径が2.4mm以下とすることが好ましい。
手元操作部8は、接眼部46を有する。接眼部46には、イメージガイド24の基端部が固定されているとともに、接眼光学系(図示せず)が収納されている。接眼光学系は、光軸がイメージガイド24の中心軸と同一軸上に配設されている。観察光学系22によって取り込まれた被検体の像がイメージガイド24の基端から出射され、その像は接眼光学系を通して拡大される。また、挿入部7には、手元操作部8側の端部にゴム部材などの軟性部材から形成される折れ止め部材47が外嵌されている。
挿入支援装置6は、CT画像データ格納部61と、仮想内視鏡画像( Virtual Bronchus Scope 画像:以下、「VBS画像」ともいう。)を生成するVBS画像生成部62と、VBS画像格納部63と、挿入経路設定部64と、画像処理部65と、画像表示部66とを備える。CT画像データ格納部61は、患者9のX線断層像を撮像する図示しない公知のCT装置で生成された、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式の3次元のCT画像データを格納する。VBS画像生成部62は、3次元のCT画像データから、後述する視線パラメータに基づきVBS画像を生成する。挿入挿入経路設定部64は、3次元のCT画像データから挿入部7を気管支10の目標部位へ挿入するための挿入経路を設定する。画像処理部65は、挿入経路を設定するための挿入経路設定画面と、VBS画像、及び複数のサムネイルVBS画像などを含む後述する挿入支援画面とを生成する。画像表示部66は、画像処理部65で生成された画面をモニタ67に表示させる。
図13〜図15を用いて、挿入ナビゲーション機能を有する内視鏡システム2について簡単に説明する。図12は挿入経路設定画面の一例を示す図であり、図13は挿入支援画面の一例を示す図である。なお、本発明の内視鏡システムは、必ずしも挿入ナビゲーション機能を有している必要はない。また、挿入経路設定画面を表示させて挿入経路の設定を行ったり、画面または画像を切り換えたりする場合は、例えば図示しない入力装置の入力操作によって行われる。
図13に示すように、挿入ナビゲーションを行うときには、まず、モニタ67には、例えば、患者9に関する情報68Aと、内視鏡装置5の挿入経路Rを表示する画像68Bと、および詳細は図示しないVBS画像68C等とを含む挿入経路設定画面68が表示される。画像68Bには、3次元のCT画像データから生成された患者9の気管支画像70に重畳して、挿入経路設定部64が設定した、目的部位70Aまでの内視鏡装置5の挿入経路Rが表示されている。
そして、内視鏡の挿入操作が開始されるときは、入力装置により挿入支援画面69に切り換えられる。図14に示すように、挿入支援画面69は、VBS画像を表示するVBS画像表示エリア69Aと、目標部位までの挿入経路の全ての分岐部におけるVBS画像を縮小して分岐サムネイルVBS画像として表示する分岐サムネイルVBS画像エリア69B等とを含む。
図13では、4箇所の分岐部を経て目標部位に到達する場合の挿入支援画面69を示している。すなわち、VBS画像表示エリア69Aには挿入経路の最初の分岐部のVBS画像71が表示され、分岐サムネイルVBS画像としては、挿入経路上の4箇所の分岐部におけるそれぞれの分岐サムネイルVBS画像72A〜72Dが表示される。そして、VBS画像71には挿入経路1に沿って進むための経路穴に目印73が重畳して表示されている。
術者は、内視鏡装置5の接眼部46を覗いて実際の分岐部の観察像を確認する。図14は、内視鏡装置5による観察像の一例を示す。なお、図15では、実線の円で囲まれた範囲が観察像74を示し、点線部分は観察像74の周辺部分を示している。図15(A)は、挿入部7を患者9の気管支10に挿入し、最初の分岐部に到達したときの観察像74を示す。そして、VBS画像71と実際の観察像74とを比較した後、VBS画像71内の目印73が指示する経路穴に対応する実際の経路穴75に観察像を合わせるように挿入部7の先端硬性部19の向きを変更する。上述したように、ガイドシース4の先端から挿入部7の先端硬性部19及び先端側チューブ37を出すことによって屈曲部44を屈曲させるとともに、挿入部7をガイドシース4にさらに押し込むことによって屈曲する方向を可変させることができるので、先端硬性部19を所望の向きに簡単に変更することができる。図15(B)に示すように、目印73が指示する経路穴に対応する経路穴75に観察像74を合わせた状態でガイドシース4と一緒に挿入部7を挿入することで、挿入経路に沿った経路穴75に挿入部7及びガイドシース4の先端部を送り込むことができる。
術者が、最初の分岐部において目印73が指示する挿入経路に沿った経路穴75に挿入部7及びガイドシース4を挿入した後、挿入支援画面69のVBS画像71は、2番目の分岐部のVBS画像に切り換えられる。そして最初の分岐部のときと同様に目印73が指示する経路穴に対応する実際の経路穴に観察像を合わせるように内視鏡装置5を操作する。このようにして、術者は、それぞれの分岐部において挿入部7及びガイドシース4を挿入すべき経路穴を誤ることなく、目的部位70Aの近傍の分岐部まで挿入部7及びガイドシース4を挿入することができる。
上述したように、挿入部7及びガイドシース4の外径が小さい極細の内視鏡装置5を用いているため、従来よりも気管支10の内径の小さい分岐部、すなわち気管支10の抹消に近い部分まで挿入部7及びガイドシース4を挿入可能であり、目的部位70Aのさらに近傍まで挿入部7及びガイドシース4を到達させることができる。そして、目的部位70Aの近傍まで挿入部7及びガイドシース4を挿入した後は、ガイドシース4から挿入部7を引き抜いて、代わりに生検鉗子などの処置具をガイドシース4の内部に挿入させる。これにより、目的部位70Aの近傍まで処置具を到達させ、組織のサンプルを採取するなどの処置を行うことができる。
また、ガイドシース4には、X線不透過の内管51が先端部に配されているため、挿入ナビゲーション機能を用いて気管支10の目的部位70Aの近傍までガイドシース4を挿入させているとき、X線透視下で内管51の位置を確認することにより、ガイドシース4及び挿入部7先端を目標部位に到達させることもできる。挿入ナビゲーション機能を用いて気管支10の目的部位70Aの近傍までガイドシース4を挿入させた後、X線透視下で処置を行うことで、内管51と金属製の処置具の位置を確認しながら処置具を挿入させることができるため、さらに確実に処置を行うこともできる。
さらにまた、上述したように摺動突起部40a,40bは、内管51の周方向において1回転分回転させることができるため、先端硬性部19を所望の向きに簡単に変更することができる。これにより、挿入部7の屈曲する向きを可変させて経路穴75に観察像の位置を合わせるとき、ガイドシース4に対する挿入部7の押し込み量を調整するだけで観察像の位置を合わせることができるので、先端硬性部19の向きの変更をさらに簡単にすることができる。
また、可撓チューブ20に一対の摺動突起部40a,40bを備え、ガイドシース4に摺動突起部40a,40bに対応する一対のカム溝52a,52bを備えているため、ガイドシース4に対して挿入部7を安定して回転させることができる。また、先端側チューブ37の先端側に位置する端縁37bに対して基端側に位置する端縁37cを筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で固定しているので、可撓チューブ20に対して簡単な構成で曲がり癖が付与された屈曲部44を確実に形成することができる。
なお、上記実施形態では、曲がり癖が付与された屈曲部44を形成する構成として、先端側チューブ37の先端側に位置する端縁37bに対して基端側に位置する端縁37cを筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で固定しているが、これに限定するものではなく、予め屈曲部を有する可撓チューブを成形し、先端硬性部19の可撓チューブ取付段部19fに固定してもよい。また、可撓チューブ20を先端硬性部19に固定する構成としては、嵌合突起部36a,36bと取り付け孔37d,37eとの嵌合に限定するものではなく、先端硬性部19の可撓チューブ取付段部19fに可撓チューブ20を接着してもよい。
上記実施形態では、第1摺動係合部として、可撓チューブ20の外周面から突出して一体に形成された一対の摺動突起部40a,40bを備え、第2摺動係合部として、ガイドシースの内周面に形成され、摺動突起部40a,40bと摺動する一対のカム溝52a,52bとを備える構成を上げているが、本発明はこれに限るものではなく、第1摺動係合部は、可撓チューブ20の外周面に設けられ、第2摺動係合部は、ガイドシースの内周面に配され、第1摺動係合部と摺動し、挿入部の軸に対して斜めに形成されていればよく、例えば、第1摺動係合部は、可撓チューブに形成された摺動溝とし、第2摺動係合部は、ガイドシースの内周面に配され、摺動溝と摺動し、挿入部の軸に対して斜めに形成されたガイド突起でもよい。
上記実施形態では、気管に挿入する内視鏡を例に挙げて説明を行ったが、例えば大腸に挿入される大腸内視鏡等の各種医療用内視鏡や、工業用途などの他の用途に使用される内視鏡などにも本発明を適用することができる。
2 内視鏡システム
3 内視鏡本体
4 ガイドシース
5 内視鏡装置
6 挿入支援装置
7 挿入部
19 先端硬性部
20 可撓チューブ
22 観察光学系
24 イメージガイド
36a,36b 嵌合突起部
37d,37e 取り付け孔
40a,40b 摺動突起部
50 外管
51 内管
52a,52b カム溝
53a,53b ガイド溝

Claims (13)

  1. 先端に配される先端硬性部、前記先端硬性部に取り付けられる観察ユニット、前記先端硬性部の基端側に連結され、曲がり癖が付与された可撓チューブ、及び前記可撓チューブの外周面に設けられた第1摺動係合部を有する挿入部と、前記挿入部の基端に取り付けられる操作部とを設けた内視鏡と、
    前記挿入部が収納され、内周面には前記第1摺動係合部と摺動し、前記挿入部の軸方向に対して斜めに形成されている第2摺動係合部を有するガイドシースとを備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記第1摺動係合部は前記可撓チューブの外周面から突出する摺動突起部であり、前記第2摺動係合部は前記摺動突起部と摺動するカム溝であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記ガイドシースは、前記カム溝の基端と連続し、前記カム溝に向かって徐々に幅が狭くなるテーパー面を有するガイド溝を備えることを請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記第2摺動係合部の軸方向の長さは、前記可撓チューブの曲がり癖が付与された部分よりも長く、かつ、曲がり癖が先端側に向かって開始する箇所と前記第1摺動係合部との距離よりも短いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記可撓チューブは、一対の前記第1摺動係合部を備え、
    前記ガイドシースは、前記第1摺動係合部に合わせた一対の前記第2摺動係合部を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  6. 前記可撓チューブは、先端面が、筒芯と直交する面に対して斜めに形成されており、
    前記先端硬性部は、前記可撓チューブの先端面のうち、先端側に位置する端縁に対して基端側に位置する端縁を筒芯方向における同じ位置まで引っ張った状態で前記可撓チューブを固定する固定部を備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  7. 前記可撓チューブは、先端面のうち、先端側に位置する端縁から所定間隔置いた位置と、基端側に位置する端縁から所定間隔置いた位置にそれぞれ固定用の取り付け孔が形成されており、
    前記固定部は、前記先端硬性部の外周面から突出し、前記先端硬性部の筒芯方向において同一の位置に配され、前記取り付け孔のそれぞれと嵌合する嵌合突起部であることを特徴とする請求項6記載の内視鏡装置。
  8. 前記ガイドシースは、前記カム溝の先端側に、前記摺動突起部を係止する抜け止め部を備え、この抜け止め部により前記挿入部が前記ガイドシースの先端側に離脱することを規制することを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3ないし7のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  9. 前記観察ユニットは、前記先端硬性部と、前記先端硬性部に取り付けられる観察光学系及びイメージガイドとを有し、前記摺動突起部を除く前記可撓チューブの外径が2.0mm以下であることを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3ないし8のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  10. 前記先端硬性部は、前記観察光学系と前記イメージガイドとの間の気密を保った状態で封止する封止部を内蔵し、
    前記固定部は、前記先端硬性部の径方向において、前記封止部の外側に位置することを特徴とする請求項6を引用する請求項9記載の内視鏡装置。
  11. 前記ガイドシースは、直管状の外管と、前記外管の内周面先端側に配され、前記カム溝が形成された内管とを備え、
    前記内管は、X線不透過の金属から形成された金属マーカであることを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3ないし10のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  12. 前記ガイドシースに挿通され、前記ガイドシースの先端から出没自在にされる処置具を備えることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の内視鏡装置と、
    観察対象の3次元の画像データに基づき前記観察対象の管腔の仮想内視鏡画像を生成する仮想画像生成手段と、前記観察対象の管腔が分岐する分岐部における複数の仮想内視鏡画像を表示させる画像表示手段とを有する挿入支援装置とを備えることを特徴とする内視鏡システム。
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