JP5894014B2 - クッション構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダの内部を摺動するピストンを支持するピストンロッドと、ピストンロッドの周囲に巻装されてピストンロッドを伸張方向に付勢する懸架バネとを備えたクッション構造に関する。
従来、シリンダの内部を摺動するピストンを支持するピストンロッドと、ピストンロッドの周囲に巻装されてピストンロッドを伸張方向に付勢する懸架バネとを備えたクッション構造において、ピストンロッドが最大ストローク量に達した際の衝撃を吸収するゴム部材(バンプラバー)を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−38776号公報
ところで、上記従来のクッション構造では、懸架ばねの端を受けるスプリングシートと一体に形成された筒部によってゴム部材が囲われており、ゴム部材が圧縮された際のゴム部材の撓み量は、筒部によって規制される。ゴム部材の撓み量は、車両の種類に応じて変更することが必要であるが、上記従来のクッション構造では、ゴム部材を囲う筒部がスプリングシートと一体に設けられているため、筒部の形状を変更することでゴム部材の撓み量を変更したい場合には、スプリングシートを車種毎に用意する必要があった。このため、部品の種類が増大するとともに、金型の種類も増えてしまい、車両の種類に合わせてゴム部材の撓み量を変更することが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両の種類に合わせてゴム部材の撓み量を容易に変更できるクッション構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、シリンダ(11)と、前記シリンダ(11)の内部を摺動するピストン(12)を支持するピストンロッド(13)と、前記ピストンロッド(13)の周囲に巻装されて前記ピストンロッド(13)を伸張方向に付勢する懸架バネ(14)とを備えたクッション構造において、前記懸架バネ(14)の内周面に当接し、前記シリンダ(11)の長手方向に延びて前記懸架バネ(14)をガイドするガイド筒(25)を有するバネガイド部材(24)の内側に、前記ピストンロッド(13)の周囲に設けられたゴム部材(23)をガイドする筒状のガイド部材(28,31)を前記バネガイド部材(24)とは別体として設け、前記ガイド部材(28,31)が挿入される収納段部(27)前記バネガイド部材(24)の前記ガイド筒(25)の内周に設けられ、前記収納段部(27)は、前記シリンダ(11)が通る前記ガイド筒(25)の内周部(25b)より大径に形成された段部であり、前記収納段部(27)に嵌合された前記ガイド部材(28,31)は、前記収納段部(27)の軸方向の底部(27a)によって軸方向に位置決めされることを特徴とする。
本発明によれば、懸架バネをガイドするバネガイド部材の内側に、ピストンロッドの周囲に設けられたゴム部材をガイドする筒状のガイド部材をバネガイド部材とは別体として設け、ガイド部材が挿入される収納段部をバネガイド部材に形成したため、バネガイド部材とは独立して収納段部のガイド部材だけを変更することができる。このため、車両の種類に合わせてゴム部材の撓み量を容易に変更することができる。また、バネガイド部材の収納段部にガイド部材を予め組付けておくことができるため、クッション構造の組立て性を向上できる。
また、本発明は、前記ゴム部材(23)は、前記ゴム部材(23)を前記ピストンロッド(13)の軸方向に切断した断面において、前記シリンダ(11)側に向けて先細る山形状の先端部(23c)を有し、前記山形状は、前記ゴム部材(23)の外周側及び内周側へ下っていることを特徴とする。
本発明によれば、ゴム部材は、シリンダ側に向けて先細る山形状の先端部を有し、この山形状は、ゴム部材の外周側及び内周側へ下っているため、ゴム部材を略均一に撓ませることができ、リニアな弾性力を発生させることができる。
また、本発明は、前記バネガイド部材(24)には前記懸架バネ(14)の内周に当接する複数のガイド突起(25a)が形成され、前記収納段部(27)において前記各ガイド突起(25a)の間には、外側に連通する開口(25d)が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド突起の間の開口から内側のガイド部材を視認できるため、ガイド部材を取り付けてあるか否かを外側から簡単に確認できる。
本発明に係るクッション構造では、ゴム部材をガイドする筒状のガイド部材をバネガイド部材とは独立して変更することができるため、車両の種類に合わせてゴム部材の撓み量を容易に変更することができる。また、バネガイド部材の収納段部にガイド部材を予め組付けておくことができ、クッション構造の組立て性を向上できる。
また、ゴム部材を略均一に撓ませることができ、リニアな弾性力を発生させることができる。
さらに、ガイド部材を取り付けてあるか否かを外側から簡単に確認できる。
本発明の実施の形態に係るリヤクッションユニットを示す図である。 バネガイド部材を示す図であり、図2(a)は正面図であり、図2(b)は図2(a)のII−II断面図である。 ロッド側連結部の周辺部の断面図である。 ロッド側連結部の周辺部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の説明では、本発明に係るクッション構造の一態様として、自動二輪車に搭載されるリヤクッションユニットを説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るリヤクッションユニットを示す図である。
リヤクッションユニット10は、自動二輪車の車体フレーム(不図示)の後部と、車体フレームの後部に揺動可能に連結されて後輪を軸支するスイングアーム(不図示)との間に掛け渡されて設けられ、上下にストロークすることで路面からの衝撃を吸収する。
リヤクッションユニット10は、作動油が封入されたシリンダ11と、シリンダ11の内部を摺動するピストン12を一端に支持するピストンロッド13と、ピストンロッド13及びシリンダ11の周囲に巻装されてピストンロッド13を伸張方向に付勢する懸架バネ14と、ピストンロッド13の他端に固定されるとともに上記車体フレームに連結されるロッド側連結部15と、シリンダ11の端に設けられ、上記スイングアームに連結されるシリンダ側連結部16とを備えている。
リヤクッションユニット10は、上端であるロッド側連結部15が上記車体フレームに連結され、下端であるシリンダ側連結部16が上記スイングアームに連結され、軸線Cが上下方向を指向する向きで配置される。
ピストンロッド13は、シリンダ11の軸方向の端にシリンダ11に対して同軸に挿入されており、シリンダ11の軸方向にストロークしてシリンダ11内に出没自在に設けられている。シリンダ11内に位置するピストンロッド13の一端には、シリンダ11の内周面に摺接するピストン12が支持されており、ピストン12には、作動油が通過する油路12aが形成されている。リヤクッションユニット10の減衰力は、ピストンロッド13とともにピストン12が摺動する際に油路12aで生じる作動油の抵抗によって発生する。
シリンダ側連結部16は、シリンダ11の端に固定された筒状のブッシュ収容部16aと、ゴムブッシュ16bを介してブッシュ収容部16aに収容されるカラー16cとを有し、カラー16cに挿通される軸(不図示)によって上記スイングアームに連結される。
シリンダ側連結部16側のシリンダ11の端の外周面には、懸架バネ14の一端を受けるバネ受け部材17と、バネ受け部材17を支持するアジャスター18とが設けられている。バネ受け部材17は、リング状に形成されており、シリンダ11の外周面に嵌合する筒部17aと、筒部17aの外周面から径方向外側に突出する鍔部17bとを有している。バネ受け部材17は、コイルバネである懸架バネ14の一端14aに鍔部17bが当接することで懸架バネ14を軸方向に位置決めし、筒部17aの外周面が懸架バネ14の内周面に当接することで懸架バネ14を径方向に位置決めする。
アジャスター18は筒状に形成されており、シリンダ11の外周面に固定され、懸架バネ14の付勢力に抗してバネ受け部材17を軸方向に位置決めしている。アジャスター18は、シリンダ11に固定される位置を軸方向に段階的に調節可能に設けられており、アジャスター18の位置が変更されることで、懸架バネ14に設定される初期荷重が調節される。
ロッド側連結部15は、懸架バネ14の他端14bを受ける円板状のバネ受け板部19と、バネ受け板部19からピストンロッド13と反対側に突出するブッシュ収容部20とを有している。
ブッシュ収容部20には、ゴムブッシュ20aを介してカラー20bが収容されており、ロッド側連結部15は、カラー20bに挿通される軸(不図示)によって上記車体フレームに連結される。
バネ受け板部19は、懸架バネ14の他端14bを受ける円環状の受け面19aと、受け面19aの内周側でピストンロッド13と同軸にシリンダ11側へ突出する円柱状の台座部19bとを有している。台座部19bの中心には、ねじ穴部21が形成されており、ねじ穴部21には、ピストンロッド13の他端に形成されたねじ部13aが螺合される。ピストンロッド13は、ねじ部13aに螺合されているロックナット22が台座部19b側に締め込まれることで、バネ受け板部19に完全に固定される。
台座部19bには、ゴム等の弾性材料で構成されるバンプラバー23(ゴム部材)が設けられている。バンプラバー23は、ピストンロッド13が挿通される孔部23aを中心に有する円筒状に形成されており、孔部23aがピストンロッド13の他端に圧入されることで台座部19bに固定されている。孔部23aの端には、ロックナット22を避ける座繰り部23bが形成されている。バンプラバー23は、リヤクッションユニット10が最大ストローク量の近くまでストロークした際に、シリンダ11の端面11aに当接して圧縮変形し、リヤクッションユニット10が底付きする際の衝撃を吸収する。
バネ受け板部19には、懸架バネ14をガイドするバネガイド部材24が設けられている。バネガイド部材24は、懸架バネ14の他端14b側の内周面に当接するガイド筒25と、ガイド筒25の端から径方向外側に突出し、受け面19aに当接する円環状のフランジ部26とを有している。バネガイド部材24は、樹脂成形によって一体成形されている。
図2は、バネガイド部材24を示す図であり、図2(a)は正面図であり、図2(b)は図2(a)のII−II断面図である。
図1及び図2を参照し、バネガイド部材24は、フランジ部26が懸架バネ14の他端14bによって受け面19aに押し付けられることでバネ受け板部19に支持される。フランジ部26の外径はバネ受け板部19の外径と略同一である。
バネガイド部材24のガイド筒25は、ピストンロッド13に対して同軸に延びる円筒状に形成されている。ガイド筒25には、外周面から径方向外側に突出するガイド突起25aが形成されている。
ガイド筒25は、バネ受け板部19の受け面19aからシリンダ11側に延びており、内部にピストンロッド13を収容する。ガイド筒25の長さは、リヤクッションユニット10のストローク量がゼロの状態(図1の状態)において、ガイド筒25の先端がシリンダ11の端面11a側の先端部を覆う長さに設定されている。このため、ピストンロッド13に雨や石等が直接当たることを防止できる。
ガイド筒25の内周部25bの内径は、台座部19bの外径及びシリンダ11の外径よりも大径に形成されており、シリンダ11は、内周部25bの内側を通ってストロークする。
ガイド突起25aは、図2(b)の断面視では周方向に略等間隔をあけて放射状に複数形成されており、軸方向には、フランジ部26からガイド筒25の軸方向の中間部まで延びている。ガイド突起25aは懸架バネ14の内周面に当接することで懸架バネ14を軸方向及び径方向にガイドする。このように、放射状に配置されるガイド突起25aによって懸架バネ14をガイドするため、懸架バネ14とバネガイド部材24との接触面積を減らして摩擦を低減でき、リヤクッションユニット10の作動性を向上できる。また、ガイド突起25aの軸方向の先端部には、先端側ほど低くなる傾斜面25cが設けられており、傾斜面25cに沿って懸架バネ14をバネガイド部材24に組み付けできるため、組付け性が良い。
ガイド筒25においてフランジ部26側の端には、内周部25bの内周を削るようにして内周部25bの内径よりも大径に形成された収納段部27が形成されている。収納段部27の軸方向の深さは、ガイド筒25を組付けた状態において、収納段部27の底部27aがバンプラバー23の先端の位置に略一致する深さに設定されている。また、収納段部27の径は、その深さの全長に亘って略同一に形成されている。
収納段部27の径は、ガイド筒25の外径よりも大きく、ガイド突起25aの外径よりも小さく形成されている。すなわち、収納段部27において各ガイド突起25aの間の部分には、外側に連通する開口25dが形成されている。
図3は、ロッド側連結部15の周辺部の断面図である。ここで、図3では、シリンダ11がバンプラバー23に接触した状態が示されている。
図1及び図3に示すように、バネガイド部材24の収納段部27には、円筒状のガイド部材28がバネガイド部材24とは別体で設けられている。
ガイド部材28は、バネガイド部材24の収納段部27に嵌合されることで径方向に位置決めされ、受け面19aと底部27aとの間に挟まれることで軸方向に位置決めされており、台座部19b及びバンプラバー23に対して同軸に配置されている。
ガイド部材28は、台座部19b及びバンプラバー23を内側に収容し、台座部19b及びバンプラバー23を外周側から囲んでいる。ガイド部材28の高さは、バンプラバー23をその軸方向の全体に亘って囲うことができるように、ガイド部材28の先端がバンプラバー23の先端部23cの位置に略一致する高さに設定されている。
バンプラバー23及び台座部19bの外径は、略等しく形成されているとともに、ガイド部材28の内周部28aの内径よりも小さく形成されている。
また、ガイド部材28の内周部28aの内径は、シリンダ11を内周部28aに挿通可能なように、シリンダ11の外径よりも大径に形成されている。
リヤクッションユニット10が図3の状態よりもさらにストロークして最大ストローク量の近くまでストロークすると、バンプラバー23は、シリンダ11の端面11aによって先端部23cが押圧されて軸方向に圧縮されるとともに、径方向に膨張する。径方向に膨張したバンプラバー23の外周面23dは、ガイド部材28の内周部28aによって受けられ、バンプラバー23の膨張量は内周部28aによって規制される。このため、ガイド部材28の内周部28aの内径を変更することで、バンプラバー23の膨張量を調節でき、最大ストローク量の付近のリヤクッションユニット10の作動特性を変更することができる。
ガイド部材28は、引抜き加工等によって製造される金属製のパイプであるため、十分な強度及び剛性を有するとともに、内周部28aの径が異なるものが容易に形成される。
バンプラバー23の先端部23cは、ピストンロッド13の軸方向にバンプラバー23を切断した断面では、シリンダ11の端面11a側に向けて先細る山形状を有している。この山形状の頂点23eは、径方向においてバンプラバー23の孔部23aの内周面と外周面23dとの間の中間部に位置している。また、上記山形状は、頂点23eから外周面23d側に下る外側傾斜面29と、頂点23eから孔部23a側に下る内側傾斜面30とを有し、頂点23e側ほど傾斜が緩くなる曲面状に形成されている。
本実施の形態では、バンプラバー23の先端部23cが山形状に形成されているため、先端部23cの周囲には、外側傾斜面29とガイド部材28の内周部28aとの間に位置する外側空間Xと、内側傾斜面30とピストンロッド13の外周面との間に位置する内側空間Yとが形成されている。バンプラバー23がシリンダ11に圧縮される際には、バンプラバー23は、外側空間X及び内側空間Yの両方に膨張することができる。このため、バンプラバー23を略均一に撓ませることができ、リニアな弾性力を発生させることができる。
図4は、ロッド側連結部15の周辺部の断面図である。ここで、図4では、ガイド部材28よりも内径が小さいガイド部材31がセットされた状態が示されている。
ガイド部材31は、ガイド部材28の内径のみを小さく変更したものであり、他の部分の形状及び大きさはガイド部材28と同一である。ガイド部材31の内周部31aの内径は、シリンダ11の外径よりも大径に形成されている。
図4に示すように、ガイド部材31の内周部31aの内径は、内周部28aの内径よりも小径、且つ、バンプラバー23の外周面23dの外径よりもわずかに大径に形成されている。すなわち、図4に示す構成では、ガイド部材31の内周部31aの内径が小さいため、バンプラバー23がシリンダ11に圧縮された際にバンプラバー23が径方向に膨張可能な膨張量が図3の構成に比して小さくなっており、最大ストローク量の付近のリヤクッションユニット10の作動特性は、図3の構成に比して硬くなっている。
このように、バネガイド部材24とは別体として用意されたガイド部材28及びガイド部材31を交換するだけで最大ストローク量の付近のリヤクッションユニット10の作動特性を容易に変更でき、この作動特性を変更するためにバネガイド部材24を変更する必要がない。このため、リヤクッションユニット10を異なる車種の共通部品とする際に、ガイド部材28及びガイド部材31を変更するだけで車両の種類に合わせてバンプラバー23の撓み量を容易に変更でき、車両の種類に応じたリヤクッションユニット10を容易に得ることができる。また、同一の車種であったとしても、ガイド部材28及びガイド部材31を変更することで、所望の作動特性のリヤクッションユニット10を得られる。
ガイド部材28及びガイド部材31をリヤクッションユニット10に組み付ける際には、バネガイド部材24の収納段部27にガイド部材28又はガイド部材31を挿入して予め仮組みしておき、バネガイド部材24と一緒にガイド部材28又はガイド部材31をリヤクッションユニット10に組み付けできるため、組み付け性が良い。
また、バネガイド部材24の開口25dからガイド部材28及びガイド部材31を視認できるため、ガイド部材28及びガイド部材31の装着の有無や種類を外側から容易に確認することができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、懸架バネ14をガイドするバネガイド部材24の内側に、ピストンロッド13の周囲に設けられたバンプラバー23をガイドする筒状のガイド部材28又はガイド部材31をバネガイド部材24とは別体として設け、ガイド部材28が挿入される収納段部27をバネガイド部材24に形成したため、バネガイド部材24とは独立して収納段部27のガイド部材28及びガイド部材31だけを変更することができる。このため、車両の種類に合わせてバンプラバー23の撓み量を容易に変更することができる。また、バネガイド部材24の収納段部27にガイド部材28又はガイド部材31を予め組付けておくことができるため、リヤクッションユニット10の組立て性を向上できる。
また、バンプラバー23は、シリンダ11側に向けて先細る山形状の先端部23cを有し、この山形状は、バンプラバー23の頂点23eから外周面23d及び孔部23a側へ下る外側傾斜面29及び内側傾斜面30を有するため、バンプラバー23を略均一に撓ませることができ、リニアな弾性力を発生させることができる。
また、バネガイド部材24の内側の収納段部27に設けられたガイド部材28又はガイド部材31を、各ガイド突起25aの間の開口25dから視認できるため、ガイド部材28又はガイド部材31を取り付けてあるか否かを外側から簡単に確認できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、リヤクッションユニット10は、上端であるロッド側連結部15が車体フレームに連結され、下端であるシリンダ側連結部16がスイングアームに連結され、軸線Cが上下方向を指向する向きで配置されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ロッド側連結部15が下端とされ、シリンダ側連結部16が下端とされ、上下が逆に取り付けられても良い。また、リヤクッションユニット10は、リンク機構等を介して軸線Cが前後方向を指向する向きで配置されても良い。
また、上記実施の形態では、ガイド部材としてガイド部材28及びガイド部材31が用意されている例を挙げて説明したが、内周部の内径が異なる2種類以上のガイド部材が用意されても良いことは勿論である。
また、上記実施の形態では、バネガイド部材24の収納段部27には、外側に連通する開口25dが形成されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、収納段部27の径をガイド筒25の外径よりも小さく形成し、開口25dを設けない構成としても良い。
さらに、上記実施の形態では、リヤクッションユニット10は自動二輪車に搭載されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、三輪又は四輪を越える車輪数の車両に本発明を適用しても良い。
10 リヤクッションユニット
11 シリンダ
12 ピストン
13 ピストンロッド
14 懸架バネ
23 バンプラバー(ゴム部材)
23c 先端部
24 バネガイド部材
25a ガイド突起
25d 開口
27 収納段部
28,31 ガイド部材

Claims (3)

  1. シリンダ(11)と、前記シリンダ(11)の内部を摺動するピストン(12)を支持するピストンロッド(13)と、前記ピストンロッド(13)の周囲に巻装されて前記ピストンロッド(13)を伸張方向に付勢する懸架バネ(14)とを備えたクッション構造において、
    前記懸架バネ(14)の内周面に当接し、前記シリンダ(11)の長手方向に延びて前記懸架バネ(14)をガイドするガイド筒(25)を有するバネガイド部材(24)の内側に、前記ピストンロッド(13)の周囲に設けられたゴム部材(23)をガイドする筒状のガイド部材(28,31)を前記バネガイド部材(24)とは別体として設け、前記ガイド部材(28,31)が挿入される収納段部(27)前記バネガイド部材(24)の前記ガイド筒(25)の内周に設けられ、
    前記収納段部(27)は、前記シリンダ(11)が通る前記ガイド筒(25)の内周部(25b)より大径に形成された段部であり、
    前記収納段部(27)に嵌合された前記ガイド部材(28,31)は、前記収納段部(27)の軸方向の底部(27a)によって軸方向に位置決めされることを特徴とするクッション構造。
  2. 前記ゴム部材(23)は、前記ゴム部材(23)を前記ピストンロッド(13)の軸方向に切断した断面において、前記シリンダ(11)側に向けて先細る山形状の先端部(23c)を有し、前記山形状は、前記ゴム部材(23)の外周側及び内周側へ下っていることを特徴とする請求項1記載のクッション構造。
  3. 前記バネガイド部材(24)には前記懸架バネ(14)の内周に当接する複数のガイド突起(25a)が形成され、前記収納段部(27)において前記各ガイド突起(25a)の間には、外側に連通する開口(25d)が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のクッション構造。
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