JP5893676B2 - 難燃性樹脂組成物、及び、これを用いた成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、難燃性樹脂組成物、及び、これを用いた成形体に関する。
近年、テレビ、パソコン、プリンタなどのOA機器、建材、自動車の内装材、電子部品などにおいては、火災防止の観点から難燃性に対する要求が厳しくなってきている。そのため、これらには、高い難燃性を有する材料が使用されるようになっている。
このような高い難燃性を有する材料として、例えば結晶性ポリプロピレン樹脂にリン酸塩化合物からなる難燃剤と炭酸マグネシウムとが配合された難燃性樹脂組成物が知られている(下記特許文献1参照)。
特開2009−35581号公報
しかし、上記特許文献1に記載の難燃性樹脂組成物は、いまだ難燃性の点で改善の余地を有していた。ここで、難燃性樹脂組成物の難燃性を向上させるには、難燃剤の配合量を増加させればよい。しかし、この場合、難燃性樹脂組成物の加工性が低下する。
このため、優れた難燃性及び加工性を両立させることができる難燃性樹脂組成物が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた難燃性及び加工性を両立させることができる難燃性樹脂組成物、及び、これを用いた成形体を提供することを目的とする。
本発明者は上記特許文献1に記載の難燃性樹脂組成物における上記課題を解決するべく検討した。まず本発明者は、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物や、加工性を改善するものとして一般に使用されている脂肪酸及びシランカップリング剤を難燃助剤として難燃性樹脂組成物にさらに配合することを試みた。ここで、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物を難燃助剤として配合することを試みたのは以下の理由によるものである。すなわち、多価アルコールは、極性が大きく、融点も高いものであるため、極性の低いポリオレフィン樹脂を含むベース樹脂への均一分散が非常に困難であり、十分な機械的特性を難燃性樹脂組成物に付与できず、加工性も良好とは言えない。一方、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物は、多価アルコールに比べて極性が小さくなり、融点も低下するため、十分な機械的特性を難燃性樹脂組成物に付与することができる。またモノエステル化合物は、脱水能を示す水酸基を残しているため、難燃助剤として機能し、難燃性を向上させることもできる。さらには、モノエステル化合物は、極性の低いポリオレフィン樹脂との相溶性を高めることができるため、難燃性樹脂組成物に対して優れた加工性を付与することもできる。このような理由から、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物を難燃助剤として配合することを試みたものである。しかし、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物、脂肪酸、シランカップリング剤のいずれを用いた場合でも難燃性樹脂組成物の加工性改善効果は見られるものの、難燃助剤として炭酸マグネシウムのみを配合した場合に比べて、難燃性がかえって低下してしまうことが判明した。そこで、本発明者は、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物、脂肪酸、シランカップリング剤で炭酸マグネシウムを表面処理することを試みた。その結果、脂肪酸やシランカップリング剤で炭酸マグネシウムを表面処理した表面処理炭酸マグネシウムを用いても難燃性樹脂組成物の難燃性の向上は見られなかったが、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物で炭酸マグネシウムを表面処理した表面処理炭酸マグネシウムを用いると、難燃性樹脂組成物の難燃性が顕著に向上することが分かった。そこで、本発明者はさらに鋭意研究を重ねた結果、以下の発明により上記課題を解決しうることを見出したものである。
すなわち本発明は、ポリオレフィン樹脂を含むベース樹脂と、リン酸塩化合物を含む難燃剤と、フッ素系ドリップ防止剤と、炭酸マグネシウムを多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物で表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウムを含む難燃助剤とを含み、前記リン酸塩化合物が、下記一般式(1)で表されるリン酸と、分子内に少なくとも1個のアミノ基を有するアミン化合物との塩を含み、前記アミン化合物が、ピペラジン環を含むアミン化合物と、トリアジン環を含むアミン化合物との混合物で構成され、前記モノエステル化合物の前記多価アルコールが3〜6価のアルコールであり、前記モノエステル化合物の前記脂肪酸の炭素数が6〜18であり、前記難燃剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して80質量部以上100質量部以下の割合で配合され、前記フッ素系ドリップ防止剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して0.5質量部以上2質量部以下の割合で配合され、前記難燃助剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して0.25質量部以上0.75質量部以下の割合で配合されている、難燃性樹脂組成物である。
Figure 0005893676
(上記一般式(1)中、mは1〜100の整数を表す。)
本発明の難燃性樹脂組成物によれば、優れた難燃性及び加工性を両立させることができる。
本発明の難燃性樹脂組成物によって上記効果が得られる理由について、詳細は不明であるが、本発明者は以下のように推測している。
まず難燃剤中のリン酸塩化合物は燃焼時に緻密な発泡断熱層を生成し、それによって難燃性樹脂組成物に対して難燃性を付与するものと考えられる。このとき、難燃助剤がリン酸塩化合物の発泡層に取り込まれれば、緻密な発泡断熱層の生成が促進されるものと考えられる。ここで、上記モノエステル化合物で表面処理されていない炭酸マグネシウムが難燃性樹脂組成物に配合されると、炭酸マグネシウムがリン酸塩化合物の発泡層に取り込まれにくく、そのために発泡断熱層の生成が阻害されるものと考えられる。これに対し、本発明のように、上記モノエステル化合物で表面処理された炭酸マグネシウムが難燃性樹脂組成物に配合されると、燃焼時にモノエステル化合物の水酸基がリン酸塩化合物から脱水され炭化する際に、炭酸マグネシウムがリン酸塩化合物の発泡層に取り込まれやすくなり、その結果、緻密な発泡断熱層の生成が阻害されなくなるためではないかと本発明者は推測している。
また上記難燃性樹脂組成物によれば、多価アルコールの価数が3価未満の場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。また多価アルコールの価数が6価を超える場合に比べて、ベース樹脂との相溶性がより向上する。
さらに炭素数が6〜18の脂肪酸は、炭素数が上記範囲を外れる脂肪酸に比べて価格や量の観点から入手しやすいため、このような脂肪酸と多価アルコールとのモノエステル化合物を容易に且つ大量に用意することが可能となり、ひいては難燃性樹脂組成物を容易に且つ大量に用意することが可能となる。
上記難燃性樹脂組成物において、前記モノエステル化合物がペンタエリスリトールモノステアレートであることが好ましい。
ペンタエリスリトールモノステアレートはベース樹脂との相溶性に優れるとともに、水酸基を多く含んでおり難燃助剤として効果的に機能することが可能となる。このため、モノエステル化合物としてペンタエリスリトールモノステアレート以外のモノエステル化合物を用いる場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。
また本発明は、上述した難燃性樹脂組成物を含む成形体である。
この成形体によれば、優れた難燃性を得ることができる。また難燃性樹脂組成物が優れた加工性を有するため、成形体の外観を良好なものとすることも可能となる。
本発明によれば、優れた難燃性及び加工性を両立させることができる難燃性樹脂組成物及びこれを用いた成形体が提供される。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の難燃性樹脂組成物は、ポリオレフィン樹脂を含むベース樹脂と、リン酸塩化合物を含む難燃剤と、フッ素系ドリップ防止剤と、炭酸マグネシウムを多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物で表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウムを含む難燃助剤とを含んでいる。ここで、難燃剤は、ベース樹脂100質量部に対して80質量部以上100質量部以下の割合で配合され、フッ素系ドリップ防止剤は、ベース樹脂100質量部に対して0.5質量部以上2質量部以下の割合で配合され、難燃助剤がベース樹脂100質量部に対して0.25質量部以上0.75質量部以下の割合で配合されている。
この難燃性樹脂組成物によれば、優れた難燃性及び加工性を両立させることができる。
以下、上述したベース樹脂、難燃剤、フッ素系ドリップ防止剤および難燃助剤の各々について詳細に説明する。
(A)ベース樹脂
ベース樹脂はポリオレフィン樹脂を含む。
(ポリオレフィン樹脂)
ポリオレフィン樹脂は特に制限されるものではなく、ポリオレフィン樹脂としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)およびエチレン−プロピレン共重合体などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。中でも、ポリプロピレン樹脂が耐熱性、耐薬品性、絶縁性、加工性に優れることから好ましい。ポリプロピレン樹脂は、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレンコポリマーのいずれであってもよい。プロピレンコポリマーは、プロピレン構成単位とプロピレン以外のオレフィンを構成単位として含むコポリマーであり、ブロックコポリマーであってもランダムコポリマーであってもよい。
ここで、ベース樹脂は、ポリオレフィン樹脂としてポリプロピレン樹脂を60〜100質量%含むことが好ましい。この場合、ベース樹脂がポリプロピレン樹脂を60質量%未満の割合で含有する場合に比べて、より耐熱性が向上する。
(エラストマ)
ベース樹脂は、耐衝撃性や耐寒性を向上させるために、エラストマを更に含んでいてもよい。エラストマとしては、例えば改質ポリプロピレン及びスチレン系エラストマが挙げられる。スチレン系エラストマとしては、例えばスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−プロピレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、水素添加により改質してなる水添スチレンーブタジエン共重合体が挙げられる。
(無水マレイン酸変性樹脂)
ベース樹脂は、無水マレイン酸変性樹脂を更に含んでもよい。この無水マレイン酸変性樹脂は、非極性であるポリオレフィン樹脂と極性の強いモノエステル化合物の両方に結合するため、上記難燃性樹脂組成物を加工する際に、モノエステル化合物のブリードアウトを抑制することが可能となる。すなわち、難燃性樹脂組成物の加工性をより向上させることができる。
無水マレイン酸変性の対象となる樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、スチレンなどが挙げられる。
ベース樹脂が無水マレイン酸変性樹脂を更に含む場合、ベース樹脂中の無水マレイン酸変性樹脂の含有率は0.5質量%以上5質量%以下の割合であることが好ましい。この場合、難燃性樹脂組成物を加工する際に上記モノエステル化合物のブリードアウトを特に効果的に抑制できる。すなわち難燃性樹脂組成物の加工性を特に効果的に向上させることができる。
(B)難燃剤
難燃剤は、リン酸塩化合物を含むものであればよい。従って、難燃剤は、リン酸塩化合物のみで構成されてもよいし、リン酸塩化合物と、リン酸塩化合物以外の難燃剤との混合物で構成されてもよい。リン酸塩化合物以外の難燃剤としては、例えば酸化亜鉛などの塩基性金属酸化物やホウ酸亜鉛などのホウ酸金属塩が挙げられる。この場合、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。リン酸塩化合物を含む難燃剤は、燃焼時に緻密な発泡断熱層を生成するので、難燃性樹脂組成物に対して自己消火性、すなわち難燃性を付与することが可能である。
ここで、リン酸塩化合物は、下記一般式(1)で表されるリン酸と、分子内に少なくとも1個のアミノ基を有するアミン化合物とを反応させて得られる塩であることが好ましい。
Figure 0005893676
上記一般式(1)中、mは1〜100の整数を表す。上記リン酸としては、ピロリン酸、三リン酸などのポリリン酸や、オルトリン酸などのモノリン酸などが挙げられる。
上記一般式(1)において、mは1又は2であることが特に好ましい。すなわち、上記リン酸は、ピロリン酸又はモノリン酸であることが好ましい。この場合、mが3以上である場合と比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。
上記アミン化合物としては、例えば脂肪族ジアミン、ピペラジン環を含むアミン化合物、および、トリアジン環を含むアミン化合物が挙げられる。脂肪族ジアミンは、1〜15の炭素原子を有するものが好ましく用いられる。このような脂肪族ジアミンとしては、例えばN,N,N',N'−テトラメチルジアミノメタン、エチレンジアミン、N,N'−ジメチルエチレンジアミン、N,N'−ジエチルエチレンジアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、N,N,N',N'−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N',N'−ジエチルエチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノへプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9ージアミノノナンおよび1,10−ジアミノデカンが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
ピペラジン環を含むアミン化合物としては、例えばピペラジン、trans−2,5−ジメチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
トリアジン環を含むアミン化合物としては、例えばメラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、アクリルグアナミン、2,4−ジアミノ−6−ノニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−エトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−プロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−イソプロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−1,3,5−トリアジンおよび2−アミノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
上記アミン化合物は、ピペラジン環を含むアミン化合物と、トリアジン環を含むアミン化合物との混合物で構成されることが好ましい。この場合、アミン化合物が上記混合物以外の混合物で構成される場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。ここで、上記混合物中のピペラジン環を含むアミン化合物の含有率は好ましくは30質量%以上70質量%以下である。この場合、上記混合物中のピペラジン環を含むアミン化合物の含有率が上記範囲を外れる場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。
難燃剤がリン酸塩化合物とリン酸塩化合物以外の難燃剤とを含有する場合、難燃剤中のリン酸塩化合物の含有率は好ましくは60質量%以上95質量%以下である。この場合、難燃剤中のリン酸塩化合物の含有率が上記範囲を外れる場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。難燃剤中のリン酸塩化合物の含有率は、より好ましくは75質量%以上90質量%以下である。
難燃剤は、ベース樹脂100質量部に対して80質量部以上100質量部以下の割合で配合される。ベース樹脂100質量部に対する難燃剤の配合量が上記の範囲内にあると、配合量が80質量部未満である場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。またベース樹脂100質量部に対する難燃剤の配合量が上記の範囲内にあると、ベース樹脂100質量部に対する難燃剤の配合量が100質量部を超える場合に比べて、難燃性樹脂組成物の加工性がより向上する。
ベース樹脂100質量部に対する難燃剤の配合量は、好ましくは80質量部以上95質量部以下である。
(C)フッ素系ドリップ防止剤
フッ素系ドリップ防止剤は、フッ素を含有し、燃焼時の樹脂だれ(ドリップ)を防止することが可能なものであればよく、このようなフッ素系ドリップ防止剤は、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素系樹脂を含む。
フッ素系ドリップ防止剤は、ベース樹脂100質量部に対して0.5質量部以上2質量部以下の割合で配合される。この場合、ベース樹脂100質量部に対するフッ素系ドリップ防止剤の配合量が0.5質量部未満である場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。またベース樹脂100質量部に対するフッ素系ドリップ防止剤の配合量が上記範囲内にあると、配合量が2質量部を超える場合に比べて、難燃性がより向上する。
フッ素系ドリップ防止剤は、フッ素を含有しないフッ素非含有有機系重合体との混合物からなるフッ素系ドリップ防止剤含有混合粉体として配合されてもよい。この場合、フッ素系ドリップ防止剤含有混合粉体は、扱いやすく分散性に優れたものとなる。フッ素系ドリップ防止剤含有混合粉体は、特に限定されるものではないが、フッ素系ドリップ防止剤含有混合粉体としては、ポリテトラフルオロエチレン粒子と有機系重合体とからなるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体などが好ましく用いられる。前記の有機系重合体としては、芳香族ビニル系単量体を10質量%以上含有する有機系重合体、アクリル酸エステル系単量体を10質量%以上含有する有機系重合体、又はシアン化ビニル系単量体を10質量%以上含有する有機系重合体などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いてもよい。ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体中のポリテトラフルオロエチレンの含有率は0.1〜90質量%であることが好ましい。またポリテトラフルオロエチレン粒子は、三次元網目構造を有し且つフィブリル化していることが好ましい。この場合、燃焼時に溶融樹脂が滴り落ちにくいという利点のほか、高温時に形状を保持できるという利点が得られる。
(D)難燃助剤
難燃助剤は、炭酸マグネシウムを多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物で表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウムを含むものである。
モノエステル化合物は、多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物である。上記モノエステル化合物は、分子内に必ず水酸基を有するので、脱水能を有することが可能となり、難燃助剤として機能し得る。ここで、多価アルコールの価数は2価以上であればよいが、3〜6価であることが好ましい。この場合、多価アルコールの価数が3価未満の場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。また多価アルコールの価数が6価を超える場合に比べて、ベース樹脂との相溶性がより向上する。
多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、及びそれらの縮合した2量体又は3量体等が挙げられる。これらは1種類単独で又は2種以上を組み合せて用いることもできる。
脂肪酸としては、例えばパルミチン酸、ステアリン酸に代表される高級飽和脂肪酸、アジピン酸に代表される飽和脂肪酸二酸などの飽和脂肪酸や、オレイン酸、エルカ酸に代表される不飽和高級脂肪酸などの不飽和脂肪酸などが挙げられる。ここで、「高級」とは、一般に脂肪酸の炭素原子数が6以上であることを意味する。特に炭素数6〜18の脂肪酸は、炭素数が上記範囲を外れる脂肪酸に比べて価格や量の観点から入手しやすく、このような脂肪酸と多価アルコールとのモノエステル化合物を容易に且つ大量に用意することが可能となり、ひいては難燃性樹脂組成物を容易に且つ大量に用意することが可能となるため、好適である。さらに飽和脂肪酸としては、室温以上ベース樹脂の加工温度以下の融点を有する飽和脂肪酸が好ましい。
ここで、モノエステル化合物の融点は、50℃以上180℃以下であることがより好ましい。この場合、高温環境下でも、難燃性樹脂組成物を加工して得られる成形体の表面にモノエステル化合物がブリードアウトすることをより十分に抑制できる。すなわち難燃性樹脂組成物の加工性をより向上させることができる。さらに、モノエステル化合物の融点が50℃以上180℃以下であると、融点が180℃を超える場合に比べて、難燃性樹脂組成物の加工時にモノエステル化合物が溶融して分散しやすくなるので、難燃性樹脂組成物を加工して得られる成形体の難燃性や機械的特性をより向上させることができるとともに、難燃性樹脂組成物の加工性をより向上させることができる。
モノエステル化合物としては、特にペンタエリスリトールモノステアレートが好ましい。ペンタエリスリトールモノステアレートはベース樹脂との相溶性に優れるとともに、水酸基を多く含んでおり難燃助剤として効果的に機能することが可能となる。このため、モノエステル化合物としてペンタエリスリトールモノステアレート以外のモノエステル化合物を用いる場合に比べて、難燃性樹脂組成物の難燃性がより向上する。
表面処理炭酸マグネシウム中のモノエステル化合物の含有率は、特に制限されるものではないが、0.5〜5質量%であることが好ましい。この場合、上記範囲を外れる場合に比べて、難燃性がより向上する。表面処理炭酸マグネシウム中のモノエステル化合物の含有率は、より好ましくは0.5〜3質量%である。
難燃助剤は、上述したようにベース樹脂100質量部に対して0.25質量部以上0.75質量部以下の割合で配合される。
難燃助剤の配合割合が上記範囲内にあると、難燃助剤の配合割合が0.25質量部未満である場合に比べて、難燃性がより向上する。
ベース樹脂100質量部に対する難燃助剤の配合割合が上記範囲内にあると、0.75質量部を超える場合に比べて、難燃性がより向上する。
炭酸マグネシウムの表面にモノエステル化合物を付着させる方法としては、例えば炭酸マグネシウムにモノエステル化合物を添加して混合し、混合物を得た後、この混合物を40〜75℃にて10〜40分乾燥し、乾燥した混合物をヘンシェルミキサ、アトマイザなどにより粉砕することによって得ることができる。
上記難燃性樹脂組成物は、本発明の効果を損わない範囲内で、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、防曇剤、着色顔料、染料、非導電性充填剤、架橋剤、発泡剤、導電性充填剤及び熱放散剤等の添加剤を必要に応じてさらに含んでもよい。
上記難燃性樹脂組成物は、ベース樹脂、難燃剤、フッ素系ドリップ防止剤、及び、モノエステル化合物等を混練することにより得ることができる。混練は、ベース樹脂を溶融させるために必要な熱と、他の成分をベース樹脂中に分散させるために必要なせん断を与えて加工することが可能な混練機を用いて行うことができる。このような混練機としては、例えばオープンロール、二軸押出機、バンバリーミキサ及び加圧ニーダ等が挙げられる。
また本発明は、上述した難燃性樹脂組成物を含む成形体である。この成形体は、優れた機械的特性、難燃性及び加工性を両立させることができる難燃性樹脂組成物を含むため、優れた機械的特性及び難燃性を両立させることができ且つ外観の良好さが特に重要な種々の用途に適用可能である。このような用途としては、例えばテレビのバックパネル、コンデンサのケース、キーボード内部の絶縁フィルム、ヒータ内部のパネル、建物の難燃シート、自動車のダッシュボードなどが挙げられる。なお、成形体は、用途によっては、ガラス繊維、紙などの補強材などをさらに含んでもよい。
成形体は、難燃性樹脂組成物を例えば押出成形法、射出成形法、プレス成形法などを用いて成形することにより得ることができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜8及び比較例1〜9)
(A)ベース樹脂、(B)難燃剤、(C)フッ素系ドリップ防止剤及び(D)難燃助剤を、表1〜2に示す配合量で配合し、オープンロールによって190℃にて10分間混練し、難燃性樹脂組成物を得た。そして、この難燃性樹脂組成物を、190℃で熱プレスすることにより、厚さ0.3mmのシートを得た。なお、表1〜2において、各配合成分の配合量の単位は質量部である。
上記(A)ベース樹脂、(B)難燃剤、(C)フッ素系ドリップ防止剤及び(D)難燃助剤としては具体的には下記のものを用いた。
(A)ベース樹脂
ポリオレフィン樹脂
(A1)J−452HP(商品名)
株式会社プライムポリマー製、ブロック−ポリプロピレン樹脂
(A2)E−111G(商品名)
株式会社プライムポリマー製、ホモ−ポリプロピレン樹脂
(A3)エクセレンMH−CB2001(商品名)
住友化学(株)製、ポリエチレン
(A4)Polybond3349(商品名)
Addivant社製、無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン
エラストマ
(A5)NOTIO PN2060(商品名)
三井化学(株)製、改質ポリプロピレン樹脂
(A6)ダイナロン1320P(商品名)
JSR(株)製、水素添加SBR
(B)難燃剤
(B1)FP2100J(商品名)
ADEKA社製、ピロリン酸ピペラジンとピロリン酸メラミンとで構成される難燃剤
(C)フッ素系ドリップ防止剤
(C1)メタブレンA−3000(商品名)
三菱レイヨン株式会社製、アクリル変性PTFE
(D)難燃助剤
(D1)炭酸マグネシウム(表面処理なし)
炭酸マグネシウム金星(商品名)、神島工業(株)製
(D2)(D1)の炭酸マグネシウムをペンタエリスリトールモノステアレートにて表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウム
(D3)(D1)の炭酸マグネシウムをシランカップリング剤(ビニルシラン)にて表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウム
表面処理炭酸マグネシウム中のシランカップリング剤の含有率:1質量%
(D4)(D1)の炭酸マグネシウムをステアリン酸で表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウム
表面処理炭酸マグネシウム中のステアリン酸の含有率:1質量%
なお、上記D2〜D4は、湿式法にて製造されたものである。
上記のようにして得られた実施例1〜8及び比較例1〜9のシートについて、以下のようにして加工性及び難燃性についての評価を行った。
<特性評価>
(1)加工性
実施例1〜8および比較例1〜9のシートについて、目視にて表面の状態を観察した。結果を表1〜2に示す。なお、表1〜2において、シートの表面に異物による凹凸がある場合及びメルトフラクチャーやざらつきがある場合には「不良」と表示し、上記以外の場合は「良好」と表示した。加工性についての合格基準は「良好」であることとした。
(2)難燃性
実施例1〜8および比較例1〜9の各シートを5枚ずつ用意し、これらのシートについて、UL94試験を行った。そして、難燃性がV−0であったシートの割合を百分率(%)で求めた。結果を表1〜2に示す。
また実施例1〜8および比較例1〜9の各シートを3枚ずつ用意し、これら3枚のシートの各々についてUL94 20mm垂直燃焼試験に従って試験を行い、接炎10秒後の有炎燃焼時間をt1(秒)、自己消火後の接炎10秒後の有炎燃焼時間をt2(秒)とし、無煙燃焼時間をt3(秒)とした。このようにして各シートについて燃焼時間t1、t2及びt3を測定した後、これらの平均燃焼時間t(秒)を下記式に基づいて算出した。
t=1/3×(t1+t2+t3)
そして、各実施例又は各比較例の3枚のシートについて算出されたtの平均時間をT(秒)とした。結果を表1〜2に示す。なお、表1〜2において、シートが全焼した場合には、平均燃焼時間を表示せず、「全焼」と表示した。
さらに各実施例又は各比較例の3枚のシートの各々について、上記垂直燃焼試験中に各シートの一部が溶融して落ちた回数を測定し、各実施例又は各比較例の3枚のシートについて測定されたドリップ回数の平均値を平均ドリップ回数として算出した。結果を表1〜2に示す。
難燃性についての合格基準は以下の(a)〜(c)の要件を同時に満足することとした。
(a)UL94試験によるV−0の難燃性を有するシートの割合(V−0合格率)が100%であること
(b)平均燃焼時間が10秒未満であること
(c)平均ドリップ回数が0回であること
Figure 0005893676
Figure 0005893676
表1〜2に示す結果より、実施例1〜8のシートは、加工性及び難燃性の点で合格基準に達していた。これに対し、比較例1〜9のシートは、加工性及び難燃性の少なくとも1つの点で合格基準に達していなかった。
以上より、本発明の難燃性樹脂組成物によれば、優れた難燃性及び加工性を両立させることができることが確認された。

Claims (3)

  1. ポリオレフィン樹脂を含むベース樹脂と、
    リン酸塩化合物を含む難燃剤と、
    フッ素系ドリップ防止剤と、
    炭酸マグネシウムを多価アルコールと脂肪酸とのモノエステル化合物で表面処理してなる表面処理炭酸マグネシウムを含む難燃助剤とを含み、
    前記リン酸塩化合物が、下記一般式(1)で表されるリン酸と、分子内に少なくとも1個のアミノ基を有するアミン化合物との塩を含み、
    前記アミン化合物が、ピペラジン環を含むアミン化合物と、トリアジン環を含むアミン化合物との混合物で構成され、
    前記モノエステル化合物の前記多価アルコールが3〜6価のアルコールであり、
    前記モノエステル化合物の前記脂肪酸の炭素数が6〜18であり、
    前記難燃剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して80質量部以上100質量部以下の割合で配合され、
    前記フッ素系ドリップ防止剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して0.5質量部以上2質量部以下の割合で配合され、
    前記難燃助剤が、前記ベース樹脂100質量部に対して0.25質量部以上0.75質量部以下の割合で配合されている、難燃性樹脂組成物。
    Figure 0005893676
    (上記一般式(1)中、mは1〜100の整数を表す。)
  2. 前記モノエステル化合物がペンタエリスリトールモノステアレートである請求項1に記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の難燃性樹脂組成物を含む成形体。
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