JP5893366B2 - 積層鉄心の製造方法 - Google Patents

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本発明は、磁性を有する帯板材から鉄心片を金型で打ち抜いて回し積み(転積)する際に、プレス速度(単位時間内に打ち抜いて積層する鉄心片の枚数)及び転積速度(ダイの回転速度)を上げても、積層鉄心の取り出しの際に積層鉄心の上表面に疵が付くことを防止する積層鉄心の製造方法に関する。
鉄心片の形成に使用する帯板材の板厚は一定でないため、パンチ及びダイを用いて帯板材から鉄心片を打ち抜き形成した場合、鉄心片の厚みも鉄心片内で変動する。このため、鉄心片を同一姿勢で順次積層して積層鉄心を形成すると、積層高さに偏りが生じる(積層鉄心が傾斜する)。このため、ダイを回転させながら鉄心片を打ち抜いて積層する(転積する)
ことにより、積層高さに偏りが生じない積層鉄心を形成することが可能な積層鉄心製造用順送り金型装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−92023号公報
特許文献1に記載された積層鉄心製造用順送り金型装置では、形成された積層鉄心は受け台と共にダイの下方に抜き出され、ダイから抜き出た積層鉄心を取り出す際には、受け台を支持するシリンダを下降させている。通常、シリンダを下降させる下降指令信号は、パンチが下死点に到達したことを示すプレス下死点信号を基に出力している。
しかし、プレス下死点信号を基にシリンダの下降指令信号が出力されてから、実際にシリンダが下降を開始するまでに時間がかかるので、プレス速度及び転積速度を上げると、ダイの下方に抜き出された積層鉄心がダイ内に保持されている積層鉄心から離れる瞬間よりも早くダイの回転が開始される。その結果、積層鉄心同士が、回転により擦れ合いながら分離することになって、ダイ内に保持されている積層鉄心の最下層の鉄心片に設けられたカシメ孔内に嵌入しているカシメ突起が、取り出される積層鉄心の上表面に当接して、積層鉄心の上表面に円周状の擦り疵が付き、不良品が発生する。そのため、プレス速度及び転積速度を上げることができず、積層鉄心の生産性向上が妨げられている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、帯板材から鉄心片を金型で打ち抜いて転積する際に、プレス速度及び転積速度を上げても、積層鉄心の取り出しの際に積層鉄心の上表面に疵が発生することを防止できる積層鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う発明に係る積層鉄心の製造方法は、パンチ及びブランクダイを用いて磁性を有する帯板材から鉄心片を前記ブランクダイ内に抜き落とし、該鉄心片の転積を行いながら前記ブランクダイが固定されるブランクダイホルダーの下部に設けられた受け台上に順次積層し、前記ブランクダイホルダーから抜けて前記受け台上に所定高さに積層された積層鉄心を下降させて上部の積層鉄心から分離して前記受け台から払い出す積層鉄心の製造方法において、
前記パンチの上死点におけるクランク軸の角度を0度、前記パンチの下死点における該クランク軸の角度を180度、転積開始時の該クランク軸の角度を(180+θS)度、転積終了時の該クランク軸の角度を(180−θE)度、前記クランク軸の回転速度をn回/分、前記受け台を昇降するシリンダに対して下降指令信号を出力してから該受け台が下降を開始するまでの遅延時間をd秒とした場合、前記下降指令信号を出力する前記クランク軸の角度範囲の上限値を(180+θS−6dn)度、下限値を(180−θ−6dn)度とする。
但し、n>θ S /6d
発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記下限値を(180−θ)度とすることが好ましい。
発明に係る積層鉄心の製造方法においては、下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ−6dn)度とするので、クランク軸の角度が(180−θ)度となってから、即ち、転積が終了し積層鉄心が静置状態となってから、シリンダ(受け台)が下降することになるので、ブランクダイ内に保持されている積層鉄心とブランクダイが固定されるブランクダイホルダーの下方に抜き出された積層鉄心が回転により擦れ合いながら分離することはない。また、下降指令信号の出力するクランク軸の角度範囲の上限値を(180+θS−6dn)度とするので、クランク軸の角度が(180+θS)度となる前、即ち、転積が開始するより前に、シリンダ(受け台)が下降することになるので、ブランクダイ内に保持されている積層鉄心とブランクダイホルダーの下方に抜き出された積層鉄心が回転により擦れ合いながら分離することはない。その結果、ブランクダイホルダーの下方に抜き出された積層鉄心の上表面に円周状の擦り疵が付くことがなく、不良品の発生を防止することができる。
発明に係る積層鉄心の製造方法において、下限値が(180−θ)度の場合、転積が終了し積層鉄心が静置状態となってからシリンダ(受け台)を確実に下降することができる。また、仮に、シリンダの駆動状態が変動して遅延時間dが当初想定した時間より短くなっても、ブランクダイ内に保持されている積層鉄心とブランクダイホルダーの下方に抜き出された積層鉄心が回転により擦れ合いながら分離することを防止できる。
本発明の第1、第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法が適用される金型装置のブロック図である。 同金型装置の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法におけるクランク軸の上死点角度、下死点角度、転積開始角度、転積終了角度、及びシリンダの下降指令信号を出力する角度範囲の関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法におけるクランク軸の上死点角度、下死点角度、転積開始角度、転積終了角度、及びシリンダの下降指令信号を出力する角度範囲の関係を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
先ず、本発明の第1、第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法が適用される金型装置10について説明する。図1、図2に示すように、金型装置10は、磁性を有する図示しない帯板材から鉄心片11を打ち抜き形成するパンチ12及びブランクダイ13と、ブランクダイ13が固定されるブランクダイホルダー14と、ブランクダイホルダー14の下部に設けられ、ブランクダイ13内に抜き落された鉄心片11の積層が行われる受け台15と、受け台15を支持するピストンロッド16を備え、受け台15上に所定高さに積層された積層鉄心17を受け台15と共に下降させて、積層鉄心17の上部の積層鉄心18から分離するシリンダ19を有している。
また、金型装置10は、パンチ12と連結し、回転機構を介して一定の回転速度で回転してパンチ12を上死点と下死点の間で往復動させるクランク軸(図示せず)を備えたパンチ駆動部20と、パンチ駆動部20の駆動を制御するパンチ駆動制御部21と、パンチ駆動制御部21からの信号に基づいてブランクダイホルダー14の回転指令信号を出力するダイ回転制御部22と、ダイ回転制御部22からの回転指令信号に基づいてブランクダイ13の回転を行う回転機構を備えたダイ回転部23とを有している。
更に、金型装置10は、パンチ駆動制御部21からの信号に基づいてシリンダ19の下降指令信号を出力し、受け台15上の積層鉄心17が払い出されたことが図示しない検知器で確認されたことを受けて、受け台15をセンサー(図示せず)により製品(積層鉄心18)に当たることを検知する位置まで上昇させるシリンダ19の上昇指令信号を出力するシリンダ駆動制御部24を有している。
ここで、パンチ駆動制御部21は、予め設定されたクランク軸の回転速度を記憶する機能と、クランク軸の角度を検知すると共に、クランク軸の角度の信号を出力する機能と、プレスカウントを検知すると共に、プレスカウント信号を出力する機能とを有している。また、ダイ回転制御部22は、予め設定された転積開始時のクランク軸の角度を記憶する機能と、パンチ駆動制御部21から出力されるクランク軸の角度の信号に基づいて、クランク軸が設定された転積開始時の角度に到達したことを検知してブランクダイホルダー14の回転指令信号をダイ回転部23に入力する機能とを有している。
更に、シリンダ駆動制御部24は、パンチ駆動制御部21から出力されるプレスカウントの信号及びクランク軸の角度の信号に基づいて、予め設定された下降指令信号を出力するプレスカウントと下降指令信号を出力する角度とを検知し、シリンダ19に対して下降指令信号を出力する。下降指令信号を出力する角度の範囲は、クランク軸の回転速度及び転積開始時のクランク軸角度、実測により入手した転積終了時のクランク軸の角度とシリンダ19の下降が開始されるまでの遅延時間とを用いて求め、下降指令信号を出力するクランク軸の角度を設定する。ここで、パンチ12の上死点におけるクランク軸の角度を0度、パンチ12の下死点におけるクランク軸の角度を180度、転積開始時のクランク軸の角度を(180+θS)度、転積終了時のクランク軸の角度を(180−θE)度、クランク軸の回転速度をn回/分、シリンダ19に対して下降指令信号を出力してからシリンダ19が実際に下降を開始するまでの遅延時間をd秒とした場合、下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の上限値は(180+θS−6dn)度、下限値は(180−θ−6dn)度とする。また、下限値を(180−θ)度と設定することもできる。
なお、角度θS、θは、パンチ12の先端高さ位置がブランクダイ13の上端高さ位置より高くなるように(即ち、パンチ12の先端部がブランクダイ13内に存在しないように)、パンチ12が下死点にある時のパンチの先端高さ位置を基準としてそれぞれ設定する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について説明する。
図2に示すように、第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法では、パンチ12及びブランクダイ13を用いて磁性を有する帯板材から鉄心片11をブランクダイ13内に抜き落とし、鉄心片11の転積を行いながらブランクダイホルダー14の下部に設けられた受け台15上に順次積層し、ブランクダイホルダー14から抜けて受け台15上に所定高さに積層された積層鉄心17を下降させて上部の積層鉄心18から分離して受け台15から、図示しない払い出し機構を用いて払い出している。以下、詳細に説明する。
図3に示すように、パンチ12の上死点におけるクランク軸の角度を0度、パンチ12の下死点におけるクランク軸の角度を180度、転積開始時のクランク軸の角度を(180+θS)度、転積終了時のクランク軸の角度を(180−θE)度、クランク軸の回転速度をn回/分、受け台15を昇降するシリンダ19に対して下降指令信号を出力してから受け台15が下降を開始するまでの遅延時間をd秒とした場合、受け台15を昇降するシリンダ19に対する下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲をパンチ12が上死点から下死点に向かう間であって、角度範囲の上限値を(180+θS−6dn)度、下限値を(180−θ−6dn)度としている。
下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ−6dn)度とすることで、クランク軸の角度が(180−θ)度となってから、即ち、転積が終了し積層鉄心17、18が静置状態となってから、シリンダ19が実際に下降を開始して受け台15が下降することになる。このため、ブランクダイホルダー14の下方に抜き出された積層鉄心17をブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18と分離する際、ブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18の最下層の鉄心片11に設けられた図示しないカシメ孔内に嵌入しているカシメ突起(図示せず)が、取り出される積層鉄心17の上表面に当接した状態で、両積層鉄心17、18間で回転することがなく、取り出される積層鉄心17の上表面に擦れ合いに伴う円周状の擦り疵が発生することを防止できる。
また、下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の上限値を(180+θS−6dn)度とするので、クランク軸の角度が(180+θS)度となる前、即ち、転積が開始するより前であって、ブランクダイホルダー14の下方に抜き出された積層鉄心17とブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18が共に静置状態である時にシリンダ19が実際に下降を開始して、受け台15が下降することになる。このため、ブランクダイホルダー14の下方に抜き出された積層鉄心17をブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18と分離する際、ブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18の最下層の鉄心片11に設けられたカシメ孔内に嵌入しているカシメ突起が、取り出される積層鉄心17の上表面に当接した状態で、両積層鉄心17、18間で回転することがなく、取り出される積層鉄心17の上表面に擦れ合いに伴う円周状の擦り疵が発生することを防止できる。
従来の積層鉄心の製造方法では、シリンダの下降指令信号が、パンチが下死点を通過すると同時に出力されていたため、シリンダ(受け台)が実際に下降を開始するのは、下降指令信号が出力されてからd秒後となるので、クランク軸の回転速度(プレス速度)が遅い場合は、d秒間に回転するクランク軸の回転角度はθS未満となって、転積が開始される(ダイが回転を開始する)より前に受け台が下降することになり、取り出される積層鉄心の上表面に円周状の擦り疵は発生しない。しかし、d秒間に回転するクランク軸の回転角度がθSを超えると、即ち、クランク軸の回転速度がθS/6dを超えると、転積が開始された後に(ダイが回転を開始した後に)受け台が下降することになり、取り出される積層鉄心の上表面に円周状の擦り疵が形成される。
従って、本発明では、従来の積層鉄心の製造方法において積層鉄心の上表面に円周状の擦り疵が付き始めるプレス速度以上としても、即ち、クランク軸の回転速度がθS/6dを超えても、転積が開始するより前にシリンダ19(受け台15)を確実に下降させることができて、払い出す積層鉄心17の上表面に円周状の擦り疵が発生することを防止でき、積層鉄心の生産性が向上する。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について説明する。
ここで、第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法は、第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法と比較して、図4に示すように、受け台15を昇降するシリンダ19に対する下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ)度とすることが特徴となっている。このため、クランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ)度とした際の作用についてのみ説明する。
シリンダ19に対して下降指令信号を出力してから、実際に受け台15が下降を開始するまでの遅延時間は、シリンダ19毎にシリンダ19の状態(例えば、シリンダ19の作動流体の温度、作動流体が通過する流路寸法の温度等)が変化するため、シリンダ19によっては遅延時間の変動を無視できない場合もある。このため、例えば、遅延時間dを、当初余裕を持って設定した場合、積層鉄心の製造を行っている間に、遅延時間が、当初設定した遅延時間dより短くなることもある。したがって、クランク軸の角度が(180−θ)度となった後(転積が終了した後)にシリンダが実際に下降を開始するように、シリンダの下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ−6dn)度と始めに設定した場合、現時点の遅延時間が当初設定した遅延時間dより短くなると、クランク軸の角度が(180−θ)度となる以前にシリンダが実際に下降を開始する可能性が生じる。
そこで、シリンダ19の下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値を(180−θ)度とすると、転積が終了し積層鉄心が静置状態となってからシリンダ19(受け台15)を確実に下降することができる。これにより、シリンダ19の駆動状態が変動して遅延時間が当初設定した時間より短くなっても、ブランクダイ13内に保持されている積層鉄心18とブランクダイホルダー14の下方に抜き出された積層鉄心17が回転により擦れ合いながら分離することを防止できる。
転積開始時のクランク軸の角度を240度(θS=60度)、転積終了時のクランク軸の角度を120度(θE=60度)、クランク軸の回転速度を210回/分とそれぞれ設定し、受け台を昇降するシリンダに対して下降指令信号を出力してから受け台が下降を開始するまでの遅延時間が0.06秒である場合、6dnは75.6度となり、シリンダの下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の上限値は164.4度、下限値は44.4度となる。
なお、シリンダの駆動状態の変化による遅延時間の変動を考慮すると、シリンダに下降指令信号を出力するクランク軸の角度範囲の下限値は120度となる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、シリンダ下降指令角度(シリンダに下降指令信号を出力するクランク軸の角度)の範囲内に転積終了角度がある場合、ダイ回転制御部にダイの回転停止を検知すると共に、ダイの回転停止の信号をシリンダ駆動制御部に出力する機能を設け、ダイ回転制御部から出力されるダイの回転停止の信号とパンチ駆動制御部からのプレスカウントの信号に基づいてシリンダ駆動制御部がシリンダに下降指令信号を出力するようにしてもよい。この場合、クランク軸の回転速度が、シリンダ下降指令角度の範囲内において、転積終了角度がある範囲内で上下した場合にも、シリンダ下降指令角度の変更をすることなく疵を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、ダイの回転指令信号が出力されてから実際にダイが回転するまでの遅延時間及びダイの回転停止指令信号が出力されてから実際にダイが停止するまでの遅延時間は、シリンダの下降指令信号が出力されてから実際にシリンダが下降するまでの遅延時間に対して無視できるとしたが、回転指令信号が出力されてからダイが回転するまでの遅延時間が無視できない場合は、ダイの回転指令信号の出力時刻及びダイの回転停止指令信号の出力時刻を、それぞれの遅延時間の分だけ早めて出力することが必要となる。
10:金型装置、11:鉄心片、12:パンチ、13:ブランクダイ、14:ブランクダイホルダー、15:受け台、16:ピストンロッド、17、18:積層鉄心、19:シリンダ、20:パンチ駆動部、21:パンチ駆動制御部、22:ダイ回転制御部、23:ダイ回転部、24:シリンダ駆動制御部

Claims (2)

  1. パンチ及びブランクダイを用いて磁性を有する帯板材から鉄心片を前記ブランクダイ内に抜き落とし、該鉄心片の転積を行いながら前記ブランクダイが固定されるブランクダイホルダーの下部に設けられた受け台上に順次積層し、前記ブランクダイホルダーから抜けて前記受け台上に所定高さに積層された積層鉄心を下降させて上部の積層鉄心から分離して前記受け台から払い出す積層鉄心の製造方法において、
    前記パンチの上死点におけるクランク軸の角度を0度、前記パンチの下死点における該クランク軸の角度を180度、転積開始時の該クランク軸の角度を(180+θS)度、転積終了時の該クランク軸の角度を(180−θE)度、前記クランク軸の回転速度をn回/分、前記受け台を昇降するシリンダに対して下降指令信号を出力してから該受け台が下降を開始するまでの遅延時間をd秒とした場合、前記下降指令信号を出力する前記クランク軸の角度範囲の上限値を(180+θS−6dn)度、下限値を(180−θ−6dn)度とすることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
    但し、n>θ S /6d
  2. 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、前記下限値を(180−θ)度とすることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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