JP5892742B2 - 電力用半導体装置の製造方法 - Google Patents

電力用半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5892742B2
JP5892742B2 JP2011164169A JP2011164169A JP5892742B2 JP 5892742 B2 JP5892742 B2 JP 5892742B2 JP 2011164169 A JP2011164169 A JP 2011164169A JP 2011164169 A JP2011164169 A JP 2011164169A JP 5892742 B2 JP5892742 B2 JP 5892742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
type
laser
semiconductor device
impurity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011164169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013030539A (ja
Inventor
佐川 雅一
雅一 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Power Semiconductor Device Ltd filed Critical Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Priority to JP2011164169A priority Critical patent/JP5892742B2/ja
Publication of JP2013030539A publication Critical patent/JP2013030539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5892742B2 publication Critical patent/JP5892742B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、電力用半導体装置の製造方法に関する。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下、IGBTという)は、ゲート電極に加える電圧でコレクタ電極とエミッタ電極との間に流す電流を制御する電力用スイッチング素子(電力用半導体装置)である。このIGBTが制御可能な電力は、数10ワットから数10万ワットに及び、また、スイッチング制御可能な周波数範囲も数10ヘルツから100キロヘルツ超と幅広い。このような特徴を活かして、IGBTは、エアコンや電子レンジなど家庭用の小電力機器から、鉄道や製鉄所のインバータなど大電力機器まで広く用いられている。
IGBTを適用した電力変換装置などにおいては、電力変換の高効率化を実現するため、IGBTには種々の損失の低減が求められ、従来から様々な対策がなされてきた。ここで、IGBTの損失には、導通損失、ターンオン損失、ターンオフ損失などがある。また、オン状態でコレクタ電極とエミッタ電極との間に発生する電圧をオン電圧といい、オン電圧は、導通損失に比例するため、その指標として用いられる。よって、IGBTでは、オン電圧、ターンオン損失およびターンオフ損失の低減が求められる。
ところで、IGBTの構造には、パンチスルー型(Punch Through:以下、PT型という)、ノンパンチスルー型(Non Punch Through:以下、NPT型という)、フィールドストップ型(Field Stop:以下、FS型という)などがある。
PT型IGBTは、pエピタキシャル基板とn層(n型活性層)との間にn層(nバッファ層)が設けられ、n型活性層中の空乏層がnバッファ層に到達する構造であり、従来のIGBTでは主流の基本構造になっている。例えば、耐圧600V系のIGBTに対し、n型活性層の厚さは70μm程度で十分であるが、pエピタキシャル基板部分を含めると、その厚さは、合計200〜300μm程度と厚くなる。
一方、高価なエピタキシャル基板を用いないで、FZ(Floating Zone)法により製造されたFZ基板を用いて薄膜化し、コレクタ電極側に低ドーズ量の浅いコレクタ層を形成して低コスト化を図ったNPT型IGBTやFS型IGBTが開発されている。
図1は、トレンチ型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)ゲート構造を有する従来の一般的なFS型IGBT素子の断面構造の例を示した図である。図1に示すように、FS型IGBT素子1は、n型の不純物がドープされたSi単結晶のFZ基板10を上下から挟み込むようにして、その主面側(図1の紙面の上部側)にエミッタ電極600およびトレンチ型のゲート電極200が形成され、また、裏面側にコレクタ電極500が形成されて構成される。
そして、FZ基板10の主面側のトレンチ型のゲート電極200によって囲まれる領域(図1の断面構造の例に即していえば、主面側から下方に延びた2つのゲート電極200に挟まれた領域)には、p型のチャネル領域120が形成され、このチャネル領域120の上部の主面側には、エミッタ電極600に導通したp型のエミッタ領域121およびn型のソース領域130が形成されている。このとき、FZ基板10中央部のn型のドリフト層110は、ゲート電極200によるMOS構造のドレイン領域に相当する。また、このドリフト層110は、pnpトランジスタのベース領域を構成する。
なお、エミッタ電極600は、ゲート電極200、ドリフト層110、および、ドリフト層110の上部主面側に設けられたp型のフローティング領域126のいずれとも、絶縁膜401によって絶縁されている。また、ゲート電極200は、ソース領域130、チャネル領域120およびドリフト層110のいずれとも、ゲート絶縁膜300によって絶縁されている。また、ゲート電極200は、ゲート端子201に接続され、コレクタ電極500は、コレクタ端子501に接続され、エミッタ電極600は、エミッタ端子601に接続されている。
このようなFS型IGBT素子1では、コレクタ層100のキャリア濃度を低くすることができ、その場合には、ドリフト層110への正孔注入量が抑制される。その結果、ライフタイム制御なしでも高速スイッチングが可能となり、ターンオフ損失が低減される。また、フィールドストップ層112の導入により、耐圧を保持しながらドリフト層110を薄くすることができるので、その分、導通損失が低減される。
以上、図1のような構造を有するFS型IGBT素子1の製造は、まず、主面側にトレンチMOSゲート構造を形成し、次いで、裏面側にコレクタ構造を形成するという順序で行われる。
裏面側の製造工程では、最初に、FZ基板10を裏面側から所望の厚さまでバックグラインドやエッチングにより研削し、FZ基板10を薄ウェハ化する。次に、FZ基板10にその裏面側からリン(P)およびボロン(B)をこの順序で注入した後、電気炉、ランプ加熱炉、レーザー照射装置などを用いて活性化して、フィールドストップ層112およびp型のコレクタ層100をそれぞれ形成する。
続いて、コレクタ層100の表面にアルミニウムなどの金属層を形成し、コレクタ電極500とする。その後、このウェハをダイシングしてチップとし、超音波ワイヤーボンディング装置を用いて、エミッタ電極600とエミッタ端子601との間、および、ゲート電極200とゲート端子201との間をそれぞれアルミニウムワイヤで接続し、また、半田層などを介して、コレクタ電極500を所定の固定部材に固着してコレクタ端子501とする。
特許文献1には、図1に示したような断面構造を有するとともに、導通損失を増加させることなく、低ノイズ特性を確保しながらスイッチング損失を低減することができるFS型IGBTの例が開示されている。また、特許文献2,3には、FS型IGBTのコレクタ層やフィールドストップ層を裏面側からのレーザー照射により活性化するレーザーアニール技術が開示されている。
特許4644730号 特開2010−212530号公報 特開2007−123300号公報
ところで、FS型IGBT素子1の製造工程においては、裏面側に形成された不純物層(コレクタ層100およびフィールドストップ層112)を活性化するとき、以下に説明するような問題が生じる。
FS型IGBT素子1の製造工程では、裏面側の不純物層を活性化するとき、主面側には、MOSゲート構造(ゲート電極200、ソース領域130など)がすでに形成されており、さらに、エミッタ電極600の一部は、ポリイミドなどを主成分とする耐熱性樹脂層(図1では図示省略)で覆われている。
そのため、不純物活性化のアニール温度は、エミッタ電極600やそれを覆う耐熱性樹脂の耐熱温度で制約される。ちなみに、一般的な電気炉によるアニールでは、その温度は400〜500℃に制限され、その場合、不純物の活性化率は高々10%程度しか得られない。また、ハロゲンランプなどを用いたランプ加熱炉によるアニールでは、多少、温度の制約が緩和されるものの、活性化率が大幅に向上することはない。
そこで、この温度制約の問題を解決するために、近年では、レーザー照射装置によるレーザーアニールが多く用いられるようになってきた。レーザーアニールでは、光源としてNd:YAGやNd:YLFなどの固体レーザーが用いられ、その第2高調波(SHG)による可視〜近紫外領域のパルス光が利用される。この波長域では、Si単結晶の光学吸収係数は、概ね10〜10cm−1程度となり、レーザー光のほとんどが表面1μm以内で吸収されてジュール熱となり、局所的な加熱が可能となる。また、レーザーパルス幅は、数100n秒程度であり、高温の保持時間も極めて短いため、不純物の拡散をほとんど無視することができるというメリットがある。従って、レーザーアニールを用いたp型のコレクタ層100の活性化では、照射エネルギー、繰り返し周波数、スキャン速度を調整することにより、表面側に影響を与えることなしに、活性化率を70%以上にすることが可能である。
しかしながら、n型のフィールドストップ層112に対してレーザーアニールを施す場合には、問題が生じる。すなわち、n型のフィールドストップ層112は、構成上p型のコレクタ層100よりも深く位置するため、レーザー光が届かず、もっぱらFZ基板10表層部からの熱伝導により加熱が行われることになる。そのため、活性化率を高めるようアニール温度を上げると、レーザーの照射エネルギーを上げざるを得ず、その場合には、FZ基板10の表層部の温度は、Si単結晶の融点を超えてしまう。その結果、FZ基板10の基板表面(裏面側の表面)から1μm程度の領域は溶融し、照射が終わると、基板奥からの固相エピタキシャル成長によって再結晶化が行われる。
いったん溶融した結晶部分は、再結晶化の過程において、様々な擾乱(例えば、温度分布、雰囲気、自然酸化膜、異物などの相違)の影響を受けて、完全な単結晶に戻ることはなく、一部に多結晶を含んだ結晶となる。その場合、結晶欠陥が残留することとなり、とくに、p型のコレクタ層100とn型のフィールドストップ層112との境界辺りでは、pn接合リーク(以下、接合リークという)が発生する。従って、n型フィールドストップ層112を活性化する場合は、活性化率を向上させるとともに、多結晶による結晶欠陥を抑制することが重要な課題となる。
そこで、本発明の目的は、FZまたはCZ−FZ基板を用いて製造される電力用半導体装置の、裏面側の不純物層のレーザーアニール工程で生じる多結晶に由来する結晶欠陥を低減することが可能な製造方法を提供することにある。
また、本発明に係る電力用半導体装置の製造方法は、低濃度の第1導電型(n型)の不純物がドープされたSi単結晶基板の主面側にゲート電極を含むMOSゲート構造およびエミッタ電極を形成する工程と、前記ゲート電極を含むMOSゲート構造およびエミッタ電極が形成されたSi単結晶基板を裏面側から研削する工程と、前記裏面が研削されたSi単結晶基板に裏面側から第1導電型(n型)の不純物および第2導電型(p型)の不純物をこの順序で注入する不純物注入工程と、前記不純物注入工程で形成された不純物層に裏面からレーザーを照射して不純物層を活性化するレーザーアニール工程と、前記不純物層が活性化されたSi単結晶基板にコレクタ電極を形成する工程と、前記レーザーアニール工程を経た前記Si単結晶基板の裏面に対してX線回折試験を行って、Si単結晶内に含まれる多結晶成分の割合を表す多結晶度を測定する多結晶度測定工程と、を含む製造工程によって製造される電力用半導体装置の製造方法であって、前記多結晶度測定工程では、前記レーザーアニール工程でレーザー照射条件を各種変えて製造された前記電力用半導体装置それぞれについて前記多結晶度を測定し、前記測定した多結晶度が200ppm以下であった場合、前記レーザー照射条件のデータを記憶装置に蓄積しておき、その後、前記電力用半導体装置を製造するときの前記レーザーアニール工程では、前記記憶装置から読み出した前記レーザー照射条件のデータに従って前記不純物層にレーザーを照射することを特徴とする。
詳細は、実施形態で説明するが、発明者らのX線回折試験の結果によれば、第1導電型(n型)の不純物が低濃度にドープされたSi単結晶基板、すなわち、FZ法またはCZ−FZ法で製造されたSi単結晶基板を用いて製造された電力用半導体装置(FS型IGBT素子)では、その多結晶度が200ppm以下、さらに好ましくは、100ppm以下である場合には、多結晶に由来する結晶欠陥や接合リークがほとんど生じないことが判っている。そして、本発明では、その電力用半導体装置の製造工程に、その多結晶度を測定する多結晶度測定工程が含まれている。従って、レーザーアニール工程で実施されたレーザー照射の様々な照射条件の中から、多結晶度が200ppm以下、さらに好ましくは、100ppm以下であったような照射条件を選択し、その選択した照射条件を、その後に製造する電力用半導体装置のレーザーアニール工程でのレーザー照射条件として用いることにより、レーザーアニール工程で生じる多結晶に由来する結晶欠陥や接合リークを減ずることができる。
本発明によれば、FZまたはCZ-FZ基板を用いて製造された電力用半導体装置の、裏面側の不純物層のレーザーアニール工程で生じる多結晶に由来する結晶欠陥を低減することが可能になる。
トレンチMOSゲート構造を有する従来の一般的なFS型IGBT素子の断面構造の例を示した図。 本発明の第1の実施形態に係るFS型IGBT素子の製造工程の概略を、素子の断面構造の変遷として示した図。 第1の実施形態における製造方法に従って製造したFS型IGBT素子を試料として、そのコレクタ層の表面にX線を照射してX線回折試験を行った結果の例を示した図。 レーザーアニール時のレーザー照射条件を変化させた様々な試料に対する多結晶度測定結果の例を示した図。 図4における多結晶度測定に用いた試料について、接合リークおよび結晶欠陥の有無を調べた結果を示した図。 接合リークがあった試料について結晶欠陥部分を透過電子顕微鏡で観察した観察像の例を示した図。 本発明の第4の実施形態に係るFS型IGBT素子1の製造工程フローの例を示した図。 本発明の第5の実施形態に係る電力変換装置(インバータ装置)の回路構成の例を示した図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るFS型IGBT素子の製造工程の概略を、素子の断面構造の変遷として示した図あり、(a)は、主面にMOSゲート構造およびエミッタ電極を形成した時点での断面構造、(b)は、裏面研削した時点での断面構造、(c)は、裏面に不純物拡散をした時点での断面構造、(d)は、裏面にコレクタ電極を形成した時点での断面構造である。なお、本発明の実施形態に係るFS型IGBT素子の断面構造は、図1に示したFS型IGBT素子1の断面構造と同じであるので、その構成要素の名称および符号については、図1と同じものを用いる。
まず、FZ法(CZ−FZ法でもよい)で製造されたn型Si単結晶のウェハであるFZ基板10を用意し、イオン注入装置を用いて、FZ基板10の主面に所定の形状のマスクをかけることにより領域を選択して、ボロン(B)などp型不純物を注入し、FZ基板10すなわちドリフト層110よりも高不純物濃度のチャネル領域120およびフローティング領域126を形成する。また、同様にして、チャネル領域120の上部で、その周縁部を除いた領域にボロン(B)などp型不純物を高濃度に注入して、チャネル領域120およびフローティング領域126よりも高不純物濃度のp型のエミッタ領域121を形成し、さらに、チャネル領域120の上部で、その周縁部の領域にリン(P)やひ素(As)などのn型の不純物を高濃度に注入して、チャネル領域120およびフローティング領域126よりも高不純物濃度のn型のソース領域130を形成する。
続いて、チャネル領域120の境界部分を選択して、異方性エッチング処理を施し、チャネル領域120よりも深いトレンチを形成する。そして、そのトレンチの内壁に熱酸化などによるゲート絶縁膜300を形成し、そのトレンチの内部およびFZ基板10の主面にポリシリコン(多結晶Si)を堆積させてゲート電極200を形成する。この時点で、ゲート電極200と、ゲート絶縁膜300と、ソース領域130と、チャネル領域120と、ドレイン領域であるドリフト層110とからなる縦型のMOSゲート構造が形成されたことになる。
続いて、FZ基板10の主面に堆積されたポリシリコンを除去し、酸化Siや窒化Siなどからなる絶縁膜401を形成する。そして、その形成した絶縁膜401のうち、エミッタ領域121の上部、および、ソース領域130のうちゲート電極200に接する近傍領域を除いた領域の上部をエッチングして、開口部を形成し、その上部にアルミニウムなどの金属を堆積させてエミッタ電極600を形成する。従って、エミッタ電極600は、ソース領域130およびエミッタ領域121の両方に接し、電気的に導通した状態となる(図2(a)参照)。
続いて、FZ基板10の主面にポリイミドなどを主成分とする耐熱性樹脂の保護膜(図示省略)を形成した上で、FZ基板10の裏面をバックグラインドやエッチングにより、研磨、研削し、FZ基板10を、厚さが50〜200μm程度の薄膜になるまで加工する(図2(b)参照)。
続いて、イオン注入装置を用いて、リン(P)やひ素(As)などのn型不純物をFZ基板10の裏面にやや深く注入して、ドリフト層110よりも高不純物濃度のn型のフィールドストップ層112を形成し、さらに、ボロン(B)などのp型不純物をFZ基板10の裏面に浅く注入して、フィールドストップ層112よりも高不純物濃度のp型のコレクタ層100を形成する(図2(c)参照)。さらに、レーザー照射装置などを用いて、これらの不純物層にレーザーを照射し、レーザーアニールにより不純物を活性化させる。
続いて、裏面のコレクタ層100の表面にアルミニウム、チタン、ニッケル、金をこの順序で積層してコレクタ電極500を形成する(図2(d)参照)。その後、このウェハをダイシングして、FS型IGBT素子チップとする。
なお、以上に説明したFS型IGBT素子1の製造方法において、FZ基板10をp型Si単結晶であるとし、各不純物注入領域の導電型について、p型とn型をすべて入れ替えたものであってもよい(以下の実施形態でも同じ)。
(第2の実施形態)
図3は、第1の実施形態における製造方法に従って製造したFS型IGBT素子1を試料として、そのコレクタ層100の表面にX線を照射してX線回折試験を行った結果の例を示した図で、(a)は、θ−2θスキャンX線回折スペクトルの例、(b)は、ロッキングカーブの例である。なお、このX線回折試験では、いわゆる薄膜X線回折装置を用い、X線源として、Cu−K線(フィルタなし、Kα、Kβの両線共存)を使用し、入射角は全反射条件(薄膜XRD)とした。なお、このX線回折試験は、試料に形成されたコレクタ電極500をエッチングなどで除去した後に行われる。
以上の条件のもと、X線回折試験では、まず、θ−2θスキャンを行い、回折ピークを探索する。そして、そのスキャンで見つかった特定の回折条件にθ−2θを固定し、次に、試料の面内回転角φ(図3(b)では、2θと表示)をスキャンしていわゆるロッキングカーブを取得する。この試験において、単結晶が不完全で多結晶成分を含む場合には、複数の面からの回折ピークが得られる。同様に、ロッキングカーブでは、4回対称性に基づく同一面指数の回折以外にサブピークが現れる。
図3(a)に示すように、θ−2θスキャンしたX線回折スペクトルでは、2θ=60〜70deg付近にSi(400)面の回折ピークが見える。同じく2θ=56deg付近にSi(311)面の回折ピークが見えるが、この回折ピークは、未処理のSi単結晶基板からも得られているので、Cu−Kβ線によるSi(400)面由来の回折ピークと判断される。さらに詳しく解析すると、2θ=47deg付近にSi(220)面の回折ピーク、2θ=28deg付近にSi(111)面の回折ピークが見える。このことから、FS型IGBT素子1の裏面側の結晶には、多結晶が僅かに含まれていることが判る。
次いで、図3(b)に示すように、Si(400)面の回折ピークのロッキングカーブでは、Si(400)面の対称性を反映して、回折ピーク(メインピーク)が4回出現している。しかも、メインピーク以外の場所で、Si(400)面の回折ピーク(サブピーク)が微弱ながら観測されている(図3(b)で、矢印を付した箇所)。これは、レーザーアニールにより再結晶化したコレクタ層100が多結晶ライクな結晶であり、単結晶になりきれず、多結晶が残留している結晶であることを裏付けるものである。
ここで、単結晶の中に残留する多結晶の割合を数値化する方法を、以下に示す。なお、ここでいう多結晶とは、単結晶化したSi基板中に現れる結晶軸を異にする小さな結晶化領域をいう。
単結晶の中に残留する多結晶の割合を示す数値として、図3(b)のようなロッキングカーブに出現するサブピークの本数を指標としてもよいが、入射X線の強度の依存性を取り除くために、ここでは回折ピークの積分強度を用いる。すなわち、ここでは、ロッキングカーブの曲線を横軸の角度φ(図3(b)では、2θ)で積分した値を積分強度と定義し、さらに、メインピーク部分およびサブピーク部分のそれぞれの積分強度をImainおよびIsubとしたとき、その両者の比、Isub/Imainを多結晶度と定義する。当然この値が大きいほど、多くの多結晶を含むことを意味する。なお、図3(b)の例では、多結晶度は25ppmとなる。
(第3の実施形態)
図4は、レーザーアニール時のレーザー照射条件を変化させた様々な試料に対する多結晶度測定結果の例を示した図で、(a)は、照射エネルギーを試料B<試料A<試料Cと変化させた場合の各試料の多結晶度を比較した例、(b)は、レーザーパルスのショット数を試料D<試料Aと変化させた場合の各試料の多結晶度を比較した例である。なお、図4(a)、(b)の比較において、変化させる照射条件以外の照射条件は、いずれの試料についても同じである。
図4(a)の例よれば、多結晶度は、照射エネルギーが高い場合の方が低い場合よりも小さくなるが、照射エネルギーが中程度のところに、多結晶度が最小になる最適点があると予想される。また、図4(b)の例よれば、多結晶度は、レーザーパルスのショット数が多い場合に小さく、ショット数が少ない場合に大きくなることが判る。なお、多結晶度は、この他にも、使用するレーザーの波長、スキャン速度、自然酸化膜の有無、照射雰囲気などに依存して、その値が変わる。
図5は、図4における多結晶度測定に用いた試料について、接合リークおよび結晶欠陥の有無を調べた結果を示した図である。また、図6は、接合リークがあった試料について結晶欠陥部分を透過電子顕微鏡で観察した観察像の例を示した図である。図5によれば、多結晶度が1000ppmに近かった試料Dだけに、接合リークが認められた。そこで、試料Dについて、接合リーク箇所の位置を液晶法で特定し、その箇所についてFIB(収束イオンビーム)加工装置にて断面を作製し、透過電子顕微鏡による観察を行った。
図6の観察像には、結晶転位による結晶欠陥が観察されている。結晶欠陥のうち、さらに大きなものが、Si基板(図1では、FZ基板10)中のコレクタ電極500との界面からp型のコレクタ層100とn型のフィールドストップ層112とのpn接合部に達し、接合リークの原因となっていると推定される。
図5の接合リークおよび結晶欠陥の有無の結果から判断すれば、結晶欠陥による接合リークを引き起こさない多結晶度の最小値は、多結晶度が220ppmと891ppmとの間にあることが判る。このことに、多少のマージンを勘案して、多結晶度が200ppm以下、さらに、より好ましくは100ppm以下になるような照射条件でレーザーアニールを行えば、結晶欠陥や接合リークがほとんど生じることのないFS型IGBT素子1を得ることができることを意味する。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係るFS型IGBT素子1の製造工程フローの例を示した図である。このFS型IGBT素子1の製造工程フローは、第1の実施形態におけるFS型IGBT素子1の製造工程に、FS型IGBT素子1裏面の不純物層に対するX線回折試験を行う多結晶度測定工程を追加したものである。
すなわち、第4の実施形態に係るFS型IGBT素子1の製造工程は、図7に示すように、主面MOSゲート構造およびエミッタ電極形成工程(ステップS10)と、裏面研削工程(ステップS20)と、裏面不純物注入工程(ステップS30)と、レーザーアニール工程(ステップS40)と、裏面コレクタ電極形成工程(ステップS50)と、多結晶度測定工程(ステップS70)と、を含んで構成される。このうち、レーザーアニール工程(ステップS40)と多結晶度測定工程(ステップS70)とを除けば、第1の実施形態で説明したFS型IGBT素子1の製造工程と同じである。以下、第1の実施形態と相違する部分のみ説明する。
多結晶度測定工程(ステップS70)は、本実施形態で追加された工程であり、裏面コレクタ電極形成工程(ステップS50)が完了し、ウェハがダイシングされた時点(ダイシング工程:図示省略)で、例えば、工程の管理者などが、多結晶度を測定するか否かを判断する(ステップS60)。そして、多結晶度を測定する場合には(ステップS60でYes)、ダイシング後のFS型IGBT素子1のチップを所定の個数取り出し、取り出したFS型IGBT素子1のチップを試料として、多結晶度測定工程(ステップS70)に流す。また、多結晶度を測定しない場合には(ステップS60でNo)、ダイシング後のFS型IGBT素子1のチップは、パッケージング工程または選別検査工程などに流される。
図7において、多結晶度測定工程(ステップS70)は、詳細には、X線回折試験工程(ステップS71)および多結晶度評価工程(ステップS72)を含んで構成される。そして、X線回折試験工程(ステップS71)では、試料として取り出したFS型IGBT素子1のチップを対象にして、第2の実施形態で示したX線回折試験を実施する。すなわち、試料となるFS型IGBT素子1の裏面のコレクタ電極500を除去し、露出したコレクタ層100について、θ−2θスキャンおよびロッキングカーブ取得のX線回折試験を実施する。そして、得られたロッキングカーブから、第2の実施形態で示したようにして、メインピーク部分の積分強度とサブピーク部分の積分強度との比として多結晶度を算出する。
また、多結晶度評価工程(ステップS72)では、ステップS71で算出した多結晶度と、当該FS型IGBT素子1が製造された過程におけるレーザーアニール工程(ステップS40)で設定された各種の照射条件パラメータと、を対応付けたデータを、レーザー照射条件データとして、例えば、X線回折試験装置に付属する制御用コンピュータ(図示省略)の記憶装置20に蓄積する。すなわち、制御用コンピュータは、多結晶度が200ppmまたは100ppm以下のレーザー照射条件データを選択し、選択したレーザー照射条件データを記憶装置20に蓄積する。
このように、多結晶度が200ppmまたは100ppm以下のレーザー照射条件データを選択して記憶装置20に蓄積するのは、第3の実施形態において説明したように、多結晶度が200ppm以下、または、より好ましくは100ppm以下の場合、結晶欠陥や接合リークがほとんど生じることのないFS型IGBT素子1が得られることが判っているからである。言い換えれば、記憶装置20には、レーザーアニール工程(ステップS40)で多結晶の残留に由来する結晶欠陥や接合リークをほとんど引き起こすことのないレーザー照射条件データが蓄積されることになる。
図7に示すように、レーザーアニール工程(ステップS40)には、レーザー照射に関して、レーザーの波長、照射エネルギー、照射ショット数、ショットパルス幅、周期、スキャン速度などの多数の照射条件パラメータを設定する照射条件設定工程(ステップS41)が含まれており、その工程で多数の照射条件パラメータが設定された後、レーザー照射工程(ステップS42)が実施される。
通常、照射条件パラメータを設定する場合、そのパラメータの組み合わせの数が多数に及ぶので、工程の管理者は、適切なパラメータの選択に苦慮する。しかしながら、本実施形態では、レーザーアニール工程(ステップS40)でのレーザー照射工程(ステップS4)において結晶欠陥や接合リークをほとんど引き起こすことのないレーザー照射条件のデータが、多結晶度測定工程(ステップS70)で記憶装置20に蓄積されるようにされている。すなわち、本実施形態では、幾種類かの照射条件パラメータでFS型IGBT素子1を製造し、その多結晶度を取得し、その多結晶度が200ppm以下、または、より好ましくは100ppm以下になるものがあった場合には、その照射条件パラメータは、レーザー照射条件データとして記憶装置20に蓄積される
従って、いったん、記憶装置20にレーザー照射条件データが蓄積されると、それ以降のレーザー照射条件設定工程(ステップS41)では、記憶装置20を参照することにより、多結晶度が200ppm以下、または、より好ましくは100ppm以下になるようなレーザーアニールを行うことが可能な照射条件パラメータを容易に設定することができる。よって、多結晶度が200ppm以下、または、より好ましくは100ppm以下になるようなFS型IGBT素子1の製造をより容易に行えるようになる。
こうして、記憶装置20に様々な照射条件パラメータと多結晶度とを対応付けたレーザー照射条件データが多数蓄積された場合には、その照射条件データを統計処理するなどすることにより、多結晶度がより小さくなるような照射条件パラメータを得ることも可能となる。従って、レーザーアニール工程(ステップS40)で発生する結晶欠陥や接合リークをより低減することができるようになるので、FS型IGBT素子1の製造歩留まりを向上させることができる。
(第5の実施形態)
図8は、本発明の第5の実施形態に係る電力変換装置(インバータ装置)の回路構成の例を示した図である。図8に示すように、電力変換装置7は、インダクタンス9を介して正電源端子900および負電源端子901から供給される直流電流を、例えば、3相の交流電流に変換して、U端子910、V端子911およびW端子912から出力し、モータ8などに供給する装置である。
ここで、電力変換装置7は、3組の交流波生成回路71,72,73によって構成される。そして、それぞれの交流波生成回路71,72,73は、スイッチング素子701,703,705およびそのスイッチング素子701,703,705のコレクタ−エミッタ間に逆極性に接続されたダイオード711,713,715からなる上位側スイッチング回路と、スイッチング素子702,704,706およびそのスイッチング素子702,704,706のコレクタ−エミッタ間に逆極性に接続されたダイオード712,714,716からなる下位側スイッチング回路と、によって構成される。
上位側スイッチング回路のスイッチング素子701,703,705のコレクタは、正電源端子900に接続され、また、下位側スイッチング回路のスイッチング素子702,704,706のエミッタは、負電源端子901に接続される。また、上位側スイッチング回路のスイッチング素子701,703,705のエミッタは、下位側スイッチング回路のスイッチング素子702,704,706のコレクタに接続され、そのそれぞれの接続点は、U端子910、V端子911およびW端子912に接続される。
さらに、スイッチング素子701,703,705のゲートには、ゲート回路801,803,805の出力が接続され、また、スイッチング素子702,704,706のゲートには、ゲート回路802,804,806の出力が接続される。そして、ゲート回路801〜806から出力される制御信号によりスイッチング素子701〜706のオン・オフが制御され、U端子910、V端子911およびW端子912からは、3相の交流電流が出力される。
本実施形態では、電力変換装置7に含まれるスイッチング素子701〜706として、前記第4の実施形態で示した製造工程で製造されたFS型IGBT素子1を用いる。前記したように、4の実施形態で示した製造工程で製造されたFS型IGBT素子1は、レーザーアニール工程で多結晶に由来する結晶欠陥や接合リークがほとんど生じないものであるため、そのFS型IGBT素子1を用いた電力変換装置7の信頼性が向上する。
なお、この第5の実施形態では、電力変換装置7として、直流電流を3相の交流電流に変換するインバータ装置の例を示したが、電力変換装置7は、直流電流を2相の交流電流に変換するインバータ装置であってもよい。
また、本明細書では、電力用半導体装置の例として、FS型IGBT素子1を取り上げて説明したが、電力用半導体装置は、FS型IGBT素子1に限定されるものではなく、主面側にMOSゲート構造を有し、裏面側に互いに導電型の異なる不純物層を有するものであれば、縦型構造のサイリスタ素子やMOS素子などであってもよい。
1 FS型IGBT素子(電力用半導体装置)
7 電力変換装置
8 モータ
9 インダクタンス
10 FZ基板(n型:Si単結晶基板)
20 記憶装置
71〜73 交流波生成回路
100 コレクタ層(p型:第2導電型の第1の不純物層)
110 ドリフト層(n型)
112 フィールドストップ層(n型:第1導電型の第2の不純物層)
120 チャネル領域(p型)
121 エミッタ領域(p型)
126 フローティング領域(p型)
130 ソース領域(n型)
200 ゲート電極
201 ゲート端子
300 ゲート絶縁膜
401 絶縁膜
500 コレクタ電極
501 コレクタ端子
600 エミッタ電極
601 エミッタ端子
701〜706 スイッチング素子(並列回路)
711〜716 ダイオード(並列回路)
801〜806 ゲート回路
900 正電源端子(直流端子)
901 負電源端子(直流端子)
910 U端子(交流端子)
911 V端子(交流端子)
912 W端子(交流端子)

Claims (3)

  1. 低濃度の第1導電型の不純物がドープされたSi単結晶基板の主面側にゲート電極を含むMOSゲート構造およびエミッタ電極を形成する工程と、前記ゲート電極を含むMOSゲート構造およびエミッタ電極が形成されたSi単結晶基板を裏面側から研削する工程と、前記裏面が研削されたSi単結晶基板に裏面側から第1導電型の不純物および第2導電型の不純物をこの順序で注入する不純物注入工程と、前記不純物注入工程で形成された不純物層に裏面からレーザーを照射して不純物層を活性化するレーザーアニール工程と、前記不純物層が活性化されたSi単結晶基板にコレクタ電極を形成する工程と、前記レーザーアニール工程を経た前記Si単結晶基板の裏面に対してX線回折試験を行って、Si単結晶内に含まれる多結晶成分の割合である多結晶度を測定する多結晶度測定工程と、を含む製造工程によって製造される電力用半導体装置の製造方法であって、
    前記多結晶度測定工程では、前記レーザーアニール工程でレーザー照射条件を各種変えて製造された前記電力用半導体装置それぞれについて前記多結晶度を測定し、前記測定した多結晶度が200ppm以下であった場合、前記レーザー照射条件のデータを記憶装置に蓄積しておき、
    その後、前記電力用半導体装置を製造するときの前記レーザーアニール工程では、前記記憶装置から読み出した前記レーザー照射条件のデータに従って前記不純物層にレーザーを照射すること
    を特徴とする電力用半導体装置の製造方法。
  2. 前記多結晶度測定工程におけるX線回折試験は、薄膜X線回折装置を用いたX線回折試験であり、
    前記多結晶度は、前記X線回折試験でのSi(400)面の回折ピークについてのロッキングカーブ測定で得られるスペクトル曲線のうち、単結晶に由来するピーク部分を積分した値と多結晶に由来するピーク部分を積分した値の比として算出されたものであること
    を特徴とする請求項に記載の電力用半導体装置の製造方法。
  3. 前記Si単結晶基板は、FZ法またはCZ-FZ法で製造された単結晶基板であること
    を特徴とする請求項または請求項に記載の電力用半導体装置の製造方法。
JP2011164169A 2011-07-27 2011-07-27 電力用半導体装置の製造方法 Active JP5892742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164169A JP5892742B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 電力用半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164169A JP5892742B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 電力用半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013030539A JP2013030539A (ja) 2013-02-07
JP5892742B2 true JP5892742B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=47787325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011164169A Active JP5892742B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 電力用半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5892742B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3471147B1 (en) 2017-10-10 2020-08-05 ABB Power Grids Switzerland AG Insulated gate bipolar transistor
JP2022155345A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 有限会社Mtec パワー半導体及びその製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04286163A (ja) * 1991-03-14 1992-10-12 Shin Etsu Handotai Co Ltd 半導体基板の製造方法
JP3960174B2 (ja) * 2002-09-09 2007-08-15 富士電機デバイステクノロジー株式会社 半導体装置の製造方法
JP2007213888A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Hitachi Ltd ダイオード素子およびこのダイオード素子を電子源とした表示装置
JP5315897B2 (ja) * 2008-09-30 2013-10-16 信越半導体株式会社 シリコンウエーハの評価方法及びシリコンウエーハの製造方法
JP2010212530A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Fuji Electric Systems Co Ltd 半導体素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013030539A (ja) 2013-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5272299B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5733417B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP5703536B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP5655931B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US10361274B2 (en) Silicon carbide semiconductor device having metal silicide surrounds a peripheral of metal carbide
JP6616691B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5679073B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
WO2013108911A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
WO2011096326A1 (ja) 半導体素子の製造方法および半導体素子の製造装置
JP5668270B2 (ja) 半導体素子の製造方法
US7135387B2 (en) Method of manufacturing semiconductor element
JP2010212530A (ja) 半導体素子の製造方法
JP5839768B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5892742B2 (ja) 電力用半導体装置の製造方法
TW201030810A (en) Epitaxial substrate having gettering sinks for solid-state image sensor, semiconductor device, back-illuminated type solid-state image sensor, and manufacturing method thereof
JP6455514B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2011187916A (ja) 逆阻止型絶縁ゲートバイポーラトランジスタの製造方法
JP5549532B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5970806B2 (ja) 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
JPWO2012099080A1 (ja) 逆阻止型半導体素子の製造方法
JP2021111686A (ja) 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP5857575B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004103763A (ja) 半導体装置の製造方法
JP6743752B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP6387855B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法およびそれに用いるレーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20131128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160223

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5892742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150