JP5891193B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5891193B2
JP5891193B2 JP2013071349A JP2013071349A JP5891193B2 JP 5891193 B2 JP5891193 B2 JP 5891193B2 JP 2013071349 A JP2013071349 A JP 2013071349A JP 2013071349 A JP2013071349 A JP 2013071349A JP 5891193 B2 JP5891193 B2 JP 5891193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixing belt
elastic
roller
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013071349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014194507A (ja
Inventor
南條 譲
譲 南條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2013071349A priority Critical patent/JP5891193B2/ja
Priority to CN201410116657.4A priority patent/CN104076664B/zh
Priority to US14/229,053 priority patent/US9063489B2/en
Publication of JP2014194507A publication Critical patent/JP2014194507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5891193B2 publication Critical patent/JP5891193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、用紙やフィルムなどの記録体にトナー画像を定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置は、用紙やフィルムなどの記録体にトナー画像を定着させる定着装置を備えている。トナー画像を記録体に定着させる方法としては、一般に、熱によりトナーを溶融する加熱定着方式が用いられている。このような加熱定着方式の定着装置には、熱効率や安全性の観点から、熱ローラー方式が最も広く使われている。ここで、熱ローラー方式とは、トナー画像を記録体に定着させるための定着ニップを、定着ローラーと加圧ローラーによって形成する方式のことである。
上記の熱ローラー方式においては、従来から、アルミニウム等を材料とする中空芯金によって定着ローラーを形成し、この定着ローラーの内部に配置されるハロゲンランプを発熱させて、定着ローラーを所定の温度まで加熱する構成が多用されている。しかしながら、この方式では、定着ローラーの温度上昇の立ち上がりが遅く、ウォームアップ時間が長くなるといった問題がある。
そこで、定着ローラーを薄肉化して低熱容量化を図り、ウォームアップ時間を短縮することが考えられる。そうすると今度は、定着ローラーのたわみが大きくなり、これに伴って、定着ニップの中央部の圧力が定着ニップの両端部の圧力よりも弱くなって、定着不良を招くこととなる。そのため、定着ローラーの低熱容量化には限界があった。
このような問題を解決するためのものとして、特許文献1には、芯金と弾性層を有する定着ローラー(特許文献1の「芯金11」及び「弾性層12」参照)と、この定着ローラーに周設される定着ベルト(特許文献1の「薄層金属スリーブ13」参照)と、この定着ベルトを外部から加熱する熱源(特許文献1の「ハロゲンヒータ15」参照)と、を備えた定着装置が開示されている。
ところで、このような構成の定着装置においては、定着ローラーの弾性層と定着ベルトは、一般的に接着剤によって固定される。しかしながら、定着ローラーの弾性層と定着ベルトの固定に接着剤を使用すると、定着ベルトで発生した熱が接着剤の層に逃げてしまい、ウォームアップ時間が長くなったり、待機温度から所定の温度まで定着ベルトを加熱するのに時間を要したりするといった問題がある。
そこで、特許文献2には、定着ローラー(特許文献2の「弾性ローラA」参照)と定着ベルト(特許文献2の「円筒部材B」参照)を非接着とすると共に、定着ローラーと定着ベルトの間に若干の隙間を形成する構成が開示されている。また、特許文献3には、定着ローラー(特許文献3の「定着補助ローラ21」参照)の熱膨張により、定着ローラーの外径が定着ベルト(特許文献3の「定着スリーブ20」参照)の内径より大きくなる構成が開示されている。
特開平8−129313号公報 特開2005−345850号公報 特開2007−279671号公報
しかしながら、特許文献2に記載の従来技術では、定着ローラーと定着ベルトの間に若干の隙間が形成されているため、定着ベルトと加圧ローラーを圧接させて定着ニップを形成すると、定着ベルトの走行軌道が略正円形から楕円形に変化する。これにより、例えば定着ベルトの周辺に非接触の温度センサーが配置されているような場合に、この温度センサーと定着ベルトの間隔が変化し、温度センサーの検出値がずれてしまう。また、例えば安全保護装置であるサーモスタットが定着ベルトの周辺に配置されているような場合に、このサーモスタットと定着ベルトの間隔が変化し、適切なタイミングでサーモスタットが作動しなくなる。その一例としては、サーモスタットが適切なタイミングよりも早く作動する所謂「早切れ」が発生する。さらには、温度センサーやサーモスタット等の周辺部材に定着ベルトが接触することにより、定着ベルトの表面層に傷が付き、これに伴って、異常画像の発生や定着ベルトの破損を招く恐れがある。また、熱源であるIHコイルを定着ベルトの外側に配置している場合には、IHコイルと定着ベルトの間隔が変化し、定着ベルトの発熱効率が低下する可能性がある。
これに対して、特許文献3に記載の従来技術では、定着ローラーの熱膨張により、定着ローラーの外径が定着ベルトの内径より大きくなるように構成されている。そのため、定着ベルトが定着ローラーによって内側から支持されることになり、定着ベルトの走行軌道を安定させることができる。
しかしながら、熱膨張した定着ローラーが定着ベルトに圧接することで、定着ベルトの内圧が上昇し、定着ローラー及び定着ベルトの見かけ硬度が上昇する。これに伴って、定着ニップの形成幅(以下、「ニップ幅」と称する。)が減少する。適切なニップ幅を得るためには、定着ローラー及び定着ベルトの見かけ硬度の上昇を考慮して、定着ローラーと定着ベルトの間に隙間が有る場合よりも定着ニップの圧力(以下、「定着圧」と称する。)を高めに設定しなければならない(本願図7参照)。定着圧を高めに設定すると、定着ローラーの芯金に大きな負荷が掛かる。このように大きな負荷が掛かっても定着ローラーの芯金が大きく撓まないようにするためには、定着ローラーの芯金の外径を大きく設定する必要が生じ、これに伴って、定着ローラーの弾性層の外径も大きくなる。このように定着ローラーの弾性層が大径化すると、定着ベルトも大径化し、定着ベルトの熱容量や放熱量が増大するので、熱損失が増える。
また、上記のように定着ベルトの内圧が上昇することで、使用時には定着ローラーの弾性層にストレスが恒常的にかかる。そのため、定着ローラーの劣化が激しくなり、定着ローラーの寿命を短く設定しなければならなくなる。ここでいう定着ローラーの劣化とは、例えば、定着ローラーの弾性層のセル壁が潰れることによって定着ローラーの外径が減少すること(シュリンク)や、定着ローラーの弾性層のセル壁が破れること(破泡)である。このような現象は、定着ローラーの回転軸方向で言うと、定着ローラーの両端部よりも中央部に顕著に見られる。これは、定着ローラーの中央部の方が定着ローラーの両端部よりも放熱量が小さく、熱的ストレスが大きいためである。また、定着ローラーの中央部は定着ローラーの両端部によって周囲を拘束されており、弾性層の体積が減少する(セルが潰れる)ような変形しかできないためである。また、上記のような現象は、定着ローラーの径方向で言うと、芯金と弾性層の境界面に顕著に見られる。これは、芯金と弾性層の境界面に、応力が集中するからである。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着ベルトの内圧が上昇するのを抑制しつつ、定着ベルトの走行軌道を安定させることを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着ベルトと、該定着ベルトに挿入される定着ローラーと、記録体にトナー画像を定着させる定着温度まで前記定着ベルトを加熱する熱源と、を備えた定着装置であって、前記定着ベルトは、記録体が通過可能な通紙部と、前記定着ベルトの回転軸方向において前記通紙部の外側に設けられる非通紙部と、を備え、前記定着ローラーは、前記定着ベルトより線膨張係数が大きい弾性層を備え、該弾性層は、前記通紙部の内径側に設けられる第1弾性部と、前記定着ベルトの回転軸方向において前記第1弾性部の外側に設けられ、且つ、前記非通紙部の内径側に設けられる第2弾性部と、を備え、前記弾性層の少なくとも一部は、前記定着ベルトが前記熱源によって加熱されていない状態では前記定着ベルトとの間に隙間を有し、前記定着ベルトが前記熱源によって前記定着温度まで加熱された状態では熱膨張により前記定着ベルトと密着し、前記第1弾性部は、前記第2弾性部のうちで外径が最も大きい部分よりも外径が小さい小径部を有していることを特徴とする。
このような構成を採用することで、前記定着ベルトが前記熱源によって前記定着温度まで加熱された状態では、定着ローラーの弾性層によって定着ベルトを内側から支持することができ、これに伴って、定着ベルトの走行軌道を安定させることができる。そのため、定着ベルトの周辺部材(例えば、温度センサーやサーモスタット)と定着ベルトの間隔が変化してしまうのを抑制し、上記周辺部材を適切に作動させることが可能となる。また、上記周辺部材に定着ベルトが接触して定着ベルトの表面層に傷が付くのを抑制することができる。また、例えば熱源を定着ベルトの外側に配置している場合には、熱源と定着ベルトの間隔を適正化することができ、定着ベルトを効率的に加熱することが可能となる。
また、前記第1弾性部は、前記第2弾性部のうちで外径が最も大きい部分よりも外径が小さい小径部を有しているため、定着ローラーの弾性層が熱膨張した際に定着ベルトの内圧が上昇するのを抑制することが可能となる。そのため、定着ローラー及び定着ベルトの見かけ硬度が上昇するのを抑制することができ、定着圧を上昇させることなく適切なニップ幅を確保することができる。従って、定着圧の上昇に対応するために定着ベルトを大径化する必要がない。また、使用時に定着ローラーの弾性層にかかるストレスを軽減することが可能となるため、定着ローラーの弾性層の劣化を遅らせることが可能となり、定着ローラーの寿命を長く設定することができる。
前記小径部は、前記定着ベルトが前記熱源によって前記定着温度まで加熱された状態で、前記通紙部との間に隙間を有しても良い。
このような構成を採用することで、定着ローラーの弾性層が熱膨張した際に定着ベルトの内圧が上昇するのを、一層効果的に抑制することが可能となる。
前記小径部は、前記定着ベルトの回転軸方向における両側部から中央部に向かって、断面直線状に縮径していても良い。
このような構成を採用することで、第1弾性部の形状の変化が緩やかになり、これに伴って、定着圧を極力均一化することができる。また、比較的劣化が生じやすい第1弾性部の中央部の外径を小さくすることで、第1弾性部の中央部の劣化を効果的に防止することが可能となる。
前記小径部は、前記定着ベルトの回転軸方向における両側部から中央部に向かって、断面円弧状に湾曲しながら縮径していても良い。
このような構成を採用することで、第1弾性部の形状の変化が緩やかになり、これに伴って、定着圧を極力均一化することができる。また、比較的劣化が生じやすい第1弾性部の中央部の外径を小さくすることで、第1弾性部の中央部の劣化を効果的に防止することが可能となる。
前記定着ベルトは、金属スリーブによって形成される基材層を備えていても良い。
このような構成を採用することで、定着ベルトの基材層が樹脂で形成されるような場合よりも、定着ベルトの剛性を高めることが可能となる。そのため、定着ベルトが撓んでしまうのを防止することができ、定着ベルトの回転軸方向一端側から他端側まで、均一な定着圧を得ることが可能となる。
前記弾性層は、前記定着ベルトに対して非接着であっても良い。
このような構成を採用することで、定着ベルトで発生した熱が接着剤の層に逃げてしまうのを防止することが可能となる。そのため、ウォームアップ時間を短縮することができる。
前記第2弾性部の少なくとも一部は、前記非通紙部に接着されていても良い。
このような構成を採用することで、プーリー等を用いずに定着ベルトの蛇行を規制することができ、コストを削減することが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着ベルトの内圧が上昇するのを抑制しつつ、定着ベルトの走行軌道を安定させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルト、定着ローラー及び加圧ローラーを示す平断面図である。 (a)は、図3のA−A断面図である。(b)は、図3のB−B断面図である。 他の異なる実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルト、定着ローラー及び加圧ローラーを示す平断面図である。 他の異なる実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルト、定着ローラー及び加圧ローラーを示す平断面図である。 定着圧とニップ幅の関係を示すグラフである。
まず、図1を用いて画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には記録体としての用紙を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には第1の排紙トレイ4が設けられ、第1の排紙トレイ4の上方には第2の排紙トレイ5が設けられている。
プリンター本体2の内部には、中間転写ベルト6(像担持体)が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト6の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が配置されている。中間転写ベルト6の下側には、4個の画像形成部8がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。
各画像形成部8には、感光体ドラム9が回転可能に設けられており、感光体ドラム9の周囲には、帯電器10と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。
現像器11の下部には一対の攪拌ローラー15が設けられ、攪拌ローラー15の斜め上方には磁気ローラー16が設けられ、磁気ローラー16の斜め上方には現像ローラー17が設けられている。現像器11の上方には、各画像形成部8と対応する4個のトナーコンテナ18が、トナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路20が上下方向に設けられている。つまり、本実施形態のプリンター1は、所謂「縦搬送」である。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には中間転写ベルト6の一端(図面上右端)に二次転写部22が設けられ、搬送経路20の下流部には定着装置23が設けられている。
搬送経路20は、定着装置23よりも下流側の部分において上下に分岐している。下側の分岐経路24の下流端部には第1排紙部25が第1の排紙トレイ4の上方一側(図面上、上方右側)に設けられ、上側の分岐経路26の下流端部には第2排紙部27が第2の排紙トレイ5の上方一側(図面上、上方右側)に設けられている。第2排紙部27は、搬送経路20の一側(図面上右側)に設けられて両面印刷用の用紙を搬送する反転経路28に接続され、反転経路28は、搬送経路20の二次転写部22よりも上流側の部分と接続されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置23の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器10によって感光体ドラム9の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム9に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器11がトナーにより対応する色のトナー画像に現像する。このトナー画像は、一次転写部12において中間転写ベルト6の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部8が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト6上にフルカラーのトナー画像が形成される。なお、感光体ドラム9上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部22へと搬送され、二次転写部22において、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー画像が用紙に二次転写される。トナー画像を二次転写された用紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着装置23に進入し、この定着装置23において用紙にトナー画像が定着される。トナー画像が定着された用紙は、下側の分岐経路24又は上側の分岐経路26のいずれかに進入する。下側の分岐経路24に進入した用紙は、第1排紙部25から第1の排紙トレイ4上に排出される。上側の分岐経路26に進入した用紙は、第2排紙部27から第2の排紙トレイ5上に排出されるか、又は、両面印刷のために反転経路28へと搬送される。
次に、図2〜図4を用いて、定着装置23について詳細に説明する。以下、説明の便宜上、図2における紙面手前側を定着装置23の前側(正面側)とする。なお、図3の矢印Frは、定着装置23の前側(正面側)を示している。
図2に示されるように、定着装置23は、定着ベルト31と、定着ベルト31の左側を覆うように設けられるIH定着ユニット32と、定着ベルト31に挿入される定着ローラー33と、定着ベルト31の下方に設けられる温度センサー34と、定着ベルト31の右方に設けられる加圧ローラー35(加圧部材)と、加圧ローラー35の前後両側、上下両側及び右側を覆うように設けられるフレーム部材36と、加圧ローラー35の左下方に配置される進入ガイド37と、定着ベルト31の右上方と加圧ローラー35の左上方にそれぞれ配置される一対の搬送ガイド38と、各搬送ガイド38の上方に配置される一対の搬送ローラー39と、を備えている。
図3に示されるように、定着ベルト31は、無端状のベルトであり、前後方向に長い円筒状を成している。定着ベルト31は、前後方向に延びる回転軸Cを中心に回転可能となっている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト31の回転軸方向である。
定着ベルト31は、例えば、基材層(最も内径側の層)41と、この基材層41に周設される弾性層42と、この弾性層42を被覆する離型層(図示せず)と、によって構成されている。定着ベルト31の基材層41は、厚さ0.04mmであり、ニッケル等を材料とする薄膜金属スリーブによって形成されている。薄膜金属スリーブの「薄膜」とは、好ましくは0.1mm以下であり、更に好ましくは0.06mm以下であり、更により好ましくは0.05mm以下である。定着ベルト31の弾性層42は、厚さ0.2mmであり、シリコンゴムによって形成されている。定着ベルト31の離型層は、厚さ0.03mmであり、PFA(Per Fluoro Alkoxy)チューブによって形成されている。
図3に示されるように、定着ベルト31は、用紙(例えば、A3サイズの用紙)が通過可能な通紙部L1と、通紙部L1の前後方向外側(前側と後側)に設けられる非通紙部L2と、を備えている。なお、定着ベルト31の内径は、通紙部L1と非通紙部L2のどちらについても、40mmである。
図2に示されるように、IH定着ユニット32は、定着ベルト31の左側を覆う円弧状のボビン43と、ボビン43に支持されるIHコイル44(熱源)と、IHコイル44を覆うように設けられるアーチコア45と、アーチコア45の両側に配置されるサイドコア46と、を備えている。IHコイル44は、定着ベルト31の外側に配置されている。アーチコア45とサイドコア46は、例えばフェライトによって形成されており、IHコイル44が発生させた磁束を通過させる磁路を形成するようになっている。
図3に示されるように、定着ローラー33は、前後方向に長い形状を成している。定着ローラー33は、定着ベルト31と共に回転軸Cを中心に回転するように構成されている。
定着ローラー33は、円筒状の芯金47と、この芯金47に周設される弾性層48と、によって構成されている。なお、図3及び図4において二点鎖線で表示されているのは、定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態(定着ベルト31が常温の状態)における弾性層48の外周面の位置である。
定着ローラー33の芯金47は、外径20mmである。定着ローラー33の芯金47は、例えばSUS304等のステンレス鋼によって形成されている。定着ローラー33の芯金47の前後両端部には、プーリー50が固定されている。各プーリー50は、定着ベルト31の前後両端面に当接することで、定着ベルト31の前後方向の移動(蛇行)を規制している。
定着ローラー33の弾性層48は、例えば、シリコンスポンジによって形成されている。弾性層48の線膨張係数は、定着ベルト31の基材層41の線膨張係数よりも大きい。定着ローラー33の弾性層48は、定着ベルト31の基材層41に対して非接着である。つまり、定着ローラー33の弾性層48と定着ベルト31の基材層41の間には、接着剤の層は存在しない。
図3に示されるように、定着ローラー33の弾性層48は、第1弾性部M1と、第1弾性部M1の前後方向外側(前側と後側)に設けられる第2弾性部M2と、を備えている。
定着ローラー33の弾性層48の第1弾性部M1は、定着ベルト31の通紙部L1の内径側に設けられている。第1弾性部M1は、小径部51と、小径部51の前後両側に形成される大径部52と、を備えている。なお、図3の引き出し線Dは、小径部51と大径部52の境界を示している。
小径部51は、前後方向における両側部から中央部に向かって、断面直線状(テーパー状)に縮径している。そのため、小径部51の前後方向中央部(図3のB−B断面部分。)は、弾性層48のなかで最も外径が小さくなっている。小径部51の前後方向中央部の外径は、定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態では、38.5mmである。なお、小径部51の前後方向中央部は、弾性層48全体の前後方向中央部にも相当している。
大径部52は、前端側から後端側まで、同一径で形成されている。大径部52の外径は、定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態では、39.8mmである。従って、大径部52の外径は、定着ベルト31の内径(40.0mm)よりも僅かに小さい。
定着ローラー33の弾性層48の第2弾性部M2は、定着ベルト31の非通紙部L2の内径側に配置されている。第2弾性部M2の内側部分58は、第2弾性部M2のうちで外径が最も大きい部分であり、前端側から後端側まで同一径で形成されている。第2弾性部M2の内側部分58の外径は、定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態では、39.8mmである。第2弾性部M2の内側部分58の外径は、第1弾性部M1の小径部51の外径よりも大きい。換言すると、第1弾性部M1の小径部51は、第2弾性部M2の内側部分58よりも外径が小さい。第2弾性部M2の内側部分58の外径は、第1弾性部M1の大径部52の外径と同一である。このことから明らかなように、第1弾性部M1の外径は、小径部51と大径部52のいずれについても、第2弾性部M2の内側部分58の外径以下である。第2弾性部M2の内側部分58の外径は、定着ベルト31の内径(40.0mm)よりも僅かに小さい。第2弾性部M2の外側部分59は、前後方向外側に向かって断面直線状(テーパー状)に縮径している。
図2に示されるように、温度センサー34は、例えばサーミスターによって構成されており、定着ベルト31の温度を検出可能に設けられている。温度センサー34は、定着ベルト31の外周面と所定の間隔を介して対向している。換言すると、温度センサー34は、定着ベルト31の外周面に対して非接触である。
図3に示されるように、加圧ローラー35は、前後方向に長い形状を成している。加圧ローラー35は、外径30mmであり、円筒状の芯金53と、この芯金53に周設される弾性層54と、この弾性層54を被覆する離型層(図示せず)と、によって構成されている。加圧ローラー35の芯金53は、厚さ4.0mmであり、アルミニウム等の金属によって形成されている。加圧ローラー35の弾性層54は、厚さ2.0mmであり、シリコンゴムによって形成されている。加圧ローラー35の離型層は、厚さ0.05mmであり、PFA(Per Fluoro Alkoxy)チューブによって形成されている。加圧ローラー35は、モーター等によって構成される駆動源56に接続されている。
図2に示されるように、加圧ローラー35は、定着ローラー33との間で定着ベルト31を挟み込んでおり、定着ベルト31と加圧ローラー35の間には、用紙の搬送経路20に沿って定着ニップ55が形成されている。
図2に示されるように、フレーム部材36は、内側(左側)が開口された箱型形状を成しており、加圧ローラー35からの放熱を低減するために加圧ローラー35を外部と遮断している。フレーム部材36は、外部への放熱を極力減少させるために、板金によって形成されている。
進入ガイド37は、定着ニップ55よりも上流側且つ搬送経路20よりも右側に配置されている。進入ガイド37は、上方に向かって僅かに左方に傾斜する方向に延びている。進入ガイド37の上端部は、加圧ローラー35の外周面に近接している。
左側の搬送ガイド38は、定着ニップ55の下流側且つ搬送経路20よりも左側に配置されている。左側の搬送ガイド38には、定着ベルト31の外周面に接触又は近接する複数の分離爪(図示せず)が設けられていても良い。右側の搬送ガイド38は、定着ニップ55の下流側且つ搬送経路20よりも右側に配置されており、搬送経路20を挟んで左側の搬送ガイド38と対向している。
各搬送ローラー39は、各搬送ガイド38よりも下流側に配置されている。各搬送ローラー39の間には、用紙の搬送経路20に沿って搬送ニップ57が形成されている。
上記のように構成されたものにおいて、まず、用紙にトナー画像を定着させる際の動作について説明する。
用紙にトナー画像を定着させる際には、駆動源56によって加圧ローラー35を回転させる(図2の矢印E参照)。このように加圧ローラー35を回転させると、加圧ローラー35に圧接する定着ベルト31が加圧ローラー35とは逆方向に従動回転する(図2の矢印F参照)。これに伴って、定着ローラー33も定着ベルト31と一体に回転する。また、用紙にトナー画像を定着させる際には、IHコイル44に高周波電流を流す。これにより、IHコイル44に高周波磁界が発生し、この高周波磁界によって、用紙にトナー画像を定着させる定着温度まで定着ベルト31が加熱される。この状態で、用紙が定着ニップ55を通過すると、用紙及びトナー画像が加熱及び加圧されて、用紙にトナー画像が定着される。
次に、定着ローラー33の弾性層54の熱膨張について説明する。
定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態(定着ベルト31が常温の状態)では、図3及び図4(a)に二点鎖線で示されるように、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58は、定着ベルト31の非通紙部L2との間に隙間を有している。また、図3及び図4(b)に二点鎖線で示されるように、定着ローラー33の第1弾性部M1の小径部51は、定着ベルト31の通紙部L1との間に隙間を有している。
この状態から、IHコイル44によって定着ベルト31を加熱していくと、定着ローラー33の温度も上昇し、定着ローラー33の弾性層48が熱膨張する。ここで、定着ローラー33の弾性層48は、定着ベルト31の基材層41よりも線膨張係数が大きいため、定着ローラー33の弾性層48の方が定着ベルト31の基材層41よりも急速に膨張し、定着ローラー33の弾性層48と定着ベルト31の基材層41の隙間は、徐々に小さくなる。そして、定着ベルト31がIHコイル44によって定着温度まで加熱されると、図3及び図4(a)に実線で示されるように、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58が、熱膨張により定着ベルト31の非通紙部L2と密着する。一方で、図3及び図4(b)に実線で示されるように、定着ローラー33の第1弾性部M1の小径部51は、定着ニップ55以外の部分において、定着ベルト31の通紙部L1との間に隙間を有した状態を保持する。
本実施形態では上記のように、定着ベルト31がIHコイル44によって加熱されていない状態では、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58が定着ベルト31の非通紙部L2との間に隙間を有している。一方で、定着ベルト31がIHコイル44によって定着温度まで加熱された状態では、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58が熱膨張により定着ベルト31の非通紙部L2と密着している。そのため、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58によって定着ベルト31の非通紙部L2を内側から支持することができ、これに伴って、定着ベルト31の走行軌道を安定させることができる。そのため、定着ベルト31の周辺部材(例えば、温度センサー34やサーモカット)と定着ベルト31の間隔が変化してしまうのを抑制し、上記周辺部材を適切に作動させることが可能となる。また、上記周辺部材に定着ベルト31が接触して定着ベルト31の表面層に傷が付くのを抑制することができる。また、IHコイル44と定着ベルト31の間隔を適正化することができ、定着ベルト31を効率的に加熱することが可能となる。
また、定着ローラー33の第1弾性部M1の小径部51の外径が、定着ローラー33の第2弾性部M2の内側部分58の外径よりも小さいため、定着ローラー33の弾性層48が熱膨張した際に定着ベルト31の内圧が上昇するのを抑制することが可能となる。そのため、定着ローラー33及び定着ベルト31の見かけ硬度が上昇するのを抑制することができ、定着圧を上昇させることなく適切なニップ幅を確保することができる。従って、定着圧の上昇に対応するために定着ベルト31を大径化する必要がない。また、使用時に定着ローラー33の弾性層48にかかるストレスを軽減することが可能となるため、定着ローラー33の弾性層48の劣化を遅らせることが可能となり、定着ローラー33の寿命を長く設定することができる。
また、定着ローラー33の第1弾性部M1の小径部51は、定着ベルト31がIHコイル44によって定着温度まで加熱された状態で、定着ベルト31の通紙部L1との間に隙間を有している。そのため、定着ローラー33の弾性層48が熱膨張した際に定着ベルト31の内圧が上昇するのを、一層効果的に抑制することが可能となる。
また、定着ローラー33の第1弾性部M1の小径部51は、前後方向(定着ベルト31の回転軸方向)における両側部から中央部に向かって、断面直線状に縮径している。そのため、第1弾性部M1の形状の変化が緩やかになり、これに伴って、定着圧を極力均一化することができる。また、比較的劣化が生じやすい第1弾性部M1の中央部の外径を小さくすることで、第1弾性部M1の中央部の劣化を効果的に防止することが可能となる。
また、定着ベルト31は、金属スリーブによって形成される基材層41を備えているため、定着ベルト31の基材層41が樹脂で形成されるような場合よりも、定着ベルト31の剛性を高めることが可能となる。そのため、定着ベルト31が撓んでしまうのを防止することができ、定着ベルト31の回転軸方向一端側から他端側まで、均一な定着圧を得ることが可能となる。また、本実施形態では特に、定着ベルト31の基材層41が薄膜金属スリーブで形成されているので、定着ベルト31の熱容量を小さくすることができる。これにより、ウォームアップ時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、定着ローラー33の弾性層48と定着ベルト31の基材層41が非接着である。そのため、定着ベルト31で発生した熱が接着剤の層に逃げてしまうのを防止することが可能となる。従って、ウォームアップ時間を一層短縮することができる。
また、定着ベルト31の基材層41が適度な剛性を有しており、且つ、芯金47の上に弾性層48を固定して成る定着ローラー33に定着ベルト31が周設されている。そのため、定着ベルト31の耐久性に優れている。
また、定着ローラー33と加圧ローラー35がそれぞれ弾性層を有しているため、定着ローラー33の弾性層48の硬度と加圧ローラー35の弾性層54の硬度を適宜変更することにより、ニップ幅を選択する自由度が高くなり、プリンター1の高速化が可能となる。
また、加圧ローラー35の回転軸方向(本実施形態では、前後方向)の撓みが定着ローラー33の弾性層48により緩和される。そのため、ニップ幅を均一に保ち、定着ニップ55を通過する用紙に対する負荷を均一化することができ、波打ち等が解消される。
本実施形態では、定着ベルト31の基材層41を金属スリーブによって形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、定着ベルト31の基材層41を、例えばPI(ポリイミド)等の樹脂によって形成しても良い。
本実施形態では、前後方向(定着ベルト31の回転軸方向)における両側部から中央部に向かって、第1弾性部M1の小径部51が断面直線状(テーパー状)に縮径する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、図5に示されるように、前後方向(定着ベルト31の回転軸方向)における両側部から中央部に向かって、第1弾性部M1の小径部51が断面円弧状に湾曲しながら縮径していても良い。このような構成を採用することで、本実施形態と同様に、第1弾性部M1の形状の変化が緩やかになり、これに伴って、定着圧を極力均一化することができる。また、比較的劣化が生じやすい第1弾性部M1の中央部の外径を小さくすることで、第1弾性部M1の中央部の劣化を効果的に防止することが可能となる。
本実施形態では、IHコイル44(熱源)によって加熱される部分の熱容量を小さくする為に、定着ローラー33の弾性層48と定着ベルト31の基材層41を非接着とし、プーリー50を用いて定着ベルト31の蛇行を規制した。一方で、他の異なる実施形態では、図6に示されるように、定着ローラー33の弾性層48の第2弾性部M2の少なくとも一部と定着ベルト31の非通紙部L2を接着剤60によって接着しても良い。このような構成を採用することで、プーリー50等を用いることなく定着ベルト31の蛇行を規制することができるため、コストを削減できる。また、定着ローラー33の弾性層48の第1弾性部M1と定着ベルト31の通紙部L1を接着する場合と比較して、接着剤60に熱が逃げることによる定着ベルト31の通紙部L1への影響を、小さくすることができる。
本実施形態では特に説明しなかったが、加圧ローラー35は、その回転軸方向の両端部から中央部に向かって外径が次第に小さくなる形状(所謂「クラウン形状」)を成していても良い。このような構成を採用することで、用紙の搬送性を高めることができる。
本実施形態では、加圧ローラー35を加圧部材として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、加圧ベルトを加圧部材として用いても良い。
本実施形態では、IHコイル44を熱源として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ハロゲンヒーターやセラミックヒーター等のヒーターを熱源としても良い。つまり、熱源によって定着ベルト31を加熱する方式は、誘導加熱でなくても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、デジタル複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
23 定着装置
31 定着ベルト
33 定着ローラー
41 基材層(定着ベルト)
44 IHコイル(熱源)
48 弾性層
51 小径部
L1 通紙部(定着ベルト)
L2 非通紙部(定着ベルト)
M1 第1弾性部(弾性層)
M2 第2弾性部(弾性層)

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられる定着ベルトと、該定着ベルトに挿入される定着ローラーと、記録体にトナー画像を定着させる定着温度まで前記定着ベルトを加熱する熱源と、を備えた定着装置であって、
    前記定着ベルトは、
    記録体が通過可能な通紙部と、
    前記定着ベルトの回転軸方向において前記通紙部の外側に設けられる非通紙部と、を備え、
    前記定着ローラーは、前記定着ベルトより線膨張係数が大きい弾性層を備え、
    該弾性層は、
    前記通紙部の内径側に設けられる第1弾性部と、
    前記定着ベルトの回転軸方向において前記第1弾性部の外側に設けられ、且つ、前記非通紙部の内径側に設けられる第2弾性部と、を備え、
    前記第2弾性部のうちで外径が最も大きい部分は、前記定着ベルトが前記熱源によって加熱されていない状態では前記定着ベルトとの間に隙間を有し、前記定着ベルトが前記熱源によって前記定着温度まで加熱された状態では熱膨張により前記定着ベルトと密着し、
    前記第1弾性部は、前記第2弾性部のうちで外径が最も大きい部分よりも外径が小さい小径部を有していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記小径部は、前記定着ベルトが前記熱源によって前記定着温度まで加熱された状態で、前記通紙部との間に隙間を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記小径部は、前記定着ベルトの回転軸方向における両側部から中央部に向かって、断面直線状に縮径していることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記小径部は、前記定着ベルトの回転軸方向における両側部から中央部に向かって、断面円弧状に湾曲しながら縮径していることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトは、金属スリーブによって形成される基材層を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記弾性層は、前記定着ベルトに対して非接着であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第2弾性部の少なくとも一部は、前記非通紙部に接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2013071349A 2013-03-29 2013-03-29 定着装置及び画像形成装置 Active JP5891193B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071349A JP5891193B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 定着装置及び画像形成装置
CN201410116657.4A CN104076664B (zh) 2013-03-29 2014-03-26 定影装置以及图像形成装置
US14/229,053 US9063489B2 (en) 2013-03-29 2014-03-28 Fixing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071349A JP5891193B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014194507A JP2014194507A (ja) 2014-10-09
JP5891193B2 true JP5891193B2 (ja) 2016-03-22

Family

ID=51598007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071349A Active JP5891193B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 定着装置及び画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9063489B2 (ja)
JP (1) JP5891193B2 (ja)
CN (1) CN104076664B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6222045B2 (ja) * 2014-11-07 2017-11-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
CN104309295A (zh) * 2014-11-07 2015-01-28 合肥大安印刷有限责任公司 纸张稳定机构
KR20190108896A (ko) 2018-03-15 2019-09-25 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 무단 벨트가 회전 부재에 의하여 지지되는 정착기

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08129313A (ja) 1994-11-01 1996-05-21 Canon Inc 加熱装置及び画像形成装置
JPH11219051A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Minolta Co Ltd 定着ベルトおよびその製造方法
US7257361B2 (en) * 2003-07-10 2007-08-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus
JP4469169B2 (ja) * 2003-07-16 2010-05-26 株式会社東芝 定着装置
JP4451220B2 (ja) * 2004-06-04 2010-04-14 シャープ株式会社 加熱装置を備えた画像形成装置
JP4916281B2 (ja) 2006-03-14 2012-04-11 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5433978B2 (ja) * 2008-05-09 2014-03-05 株式会社リコー 定着ローラ、定着装置、画像形成装置
JP2012133265A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP5968056B2 (ja) * 2012-04-27 2016-08-10 キヤノン株式会社 像加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014194507A (ja) 2014-10-09
CN104076664B (zh) 2016-06-08
US20140294468A1 (en) 2014-10-02
CN104076664A (zh) 2014-10-01
US9063489B2 (en) 2015-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5768507B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6286840B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007003808A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6464782B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011186468A (ja) 定着装置
JP4901343B2 (ja) 定着ローラ、定着装置、及び、画像形成装置
JP5891193B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4994107B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012098704A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP7119903B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4781457B2 (ja) 画像加熱装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5998497B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
CN101592893A (zh) 图像形成装置
JP6241357B2 (ja) 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP7409082B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2011145334A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2010191380A (ja) 定着装置及びこれを搭載する画像形成装置
JP2014081473A (ja) 画像形成装置
JP2009003088A (ja) 画像加熱装置
JP2006250965A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6035222B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6127603B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6280631B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2010002510A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6067903B2 (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5891193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150