JP4994107B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
定着装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4994107B2 JP4994107B2 JP2007127319A JP2007127319A JP4994107B2 JP 4994107 B2 JP4994107 B2 JP 4994107B2 JP 2007127319 A JP2007127319 A JP 2007127319A JP 2007127319 A JP2007127319 A JP 2007127319A JP 4994107 B2 JP4994107 B2 JP 4994107B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- temperature
- fixing device
- roller
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
電磁誘導加熱方式においては、定着ローラに誘導コイルを配備し、その誘導コイルに交番電流(高周波電流)を流して誘導磁束を発生させ、この誘導磁束によりローラ外周部の導電層に誘導電流を発生させ、誘導電流に伴うジュール熱により定着ローラを加熱させるようにしている。ところが、誘導コイルが定着ローラ内部に設けられているため、発熱したローラ芯からの輻射熱やコイルの自己発熱により誘導コイルの温度が上昇し、場合によっては、コイルの絶縁被覆の耐熱温度を超えてしまい、装置が破損することがあるという問題があった。
このような不具合を解消するため、一方の冷却ファンを吹込み用として正転させる期間中は、他方の冷却ファンを吸出し用として正転させ、他方の冷却ファンを吹込み用として逆転させる期間中は、一方のファンを吸出し用として逆転させるように、両冷却ファンの回転方向を切り替え制御し、さらに、吹込み用として使用されている冷却ファンと吸出し用として使用される冷却ファンの回転数を異ならせて制御することによって、ローラの軸方向温度分布の偏りを低減させることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、低電力でしかも騒音を抑制することの可能な定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記制御手段は、前記励磁コイル部の長手方向の何れか一方の側に配置された冷却手段および温度検知手段と前記長手方向の他方の側に配置された冷却手段および温度検知手段の制御について、前記一方の冷却手段を常時駆動し、前記一方の冷却手段を駆動している最中に前記他方の温度検知手段が所定温度に達した場合に、前記一方の冷却手段の駆動を停止して、前記他方の冷却手段の駆動を開始し、また、前記他方の冷却手段を駆動している最中に前記一方の温度検知手段が所定温度に達した場合に、前記他方の冷却手段の駆動を停止して、前記一方の冷却手段の駆動を開始し、
前記長手方向両端部の温度検知手段の内、所定の設定温度に達した温度を検知した温度検知手段が存在する側の冷却手段のみを冷却作動させるように制御することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記冷却手段は、送風手 段であり、当該送風手段からの送風を前記励磁コイル部の前記長手方向に吹き入れること を特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1項記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、前記励磁コイル部のコイルと当該コイルを保持する保持部材の間に配設されていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1項記載の定着装置において、 前記制御装置は、冷却動作中の冷却手段を有する側の温度検知手段から検出された検知温度が所定の第2の設定温度に達した時に、前記冷却動作中の冷却手段の冷却動作を停止させるように制御することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至5の何れか1項記載の定着装置において、前記定着装置は、定着ローラと、当該定着ローラを押圧する加圧ローラを備え、前記発熱部材は、前記定着ローラであり、前記発熱部材の発熱によって加熱された前記定着ローラによって転写材上の未定着トナーを定着させることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、当該像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像化するためのトナーを供給する現像手段と、当該像担持体の表面に形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、当該記録材の表面に形成されたトナー像を加熱、加圧して記録材表面に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載の定着装置であることを特徴とする。
図1は、本発明に係る一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備える。なお、Y、M、C、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと、帯電手段14、現像手段10Y、10M、10C、10K、クリーニング手段15とを備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ転写材移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザー光を走査しながら照射する光書込ユニット3が、下方には転写紙等の転写材を担持して各画像形成ユニットの転写部を通過するように搬送する転写搬送ベルト60を有するベルト駆動装置としての転写ユニット6が配置されている。無端状の転写搬送ベルト60は、駆動ローラ61及び従動ローラ62、63、65、66及びテンションローラ64に張架され、駆動ローラ61の回転駆動によって、矢印A方向に移動して転写材100を上方に搬送するようになっている。転写搬送ベルト60の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置9が接触するように配置されている。このクリーニング装置9により転写搬送ベルト60上に付着したトナー等の異物が除去される。
以上の構成からなる画像形成装置の画像形成動作は以下の通りである。先ず、帯電装置14に図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム11表面を帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム11表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム11表面が現像装置10Y、10M、10C、10Kに到達すると、感光体ドラム11と対向配置される現像装置10Y、10M、10C、10Kにより、感光体ドラム11表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。上記の動作が感光体ユニット2Y、2M、2C、2K全てに同様にして所定のタイミングで行われ、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。
定着ローラ71は、ステンレス鋼等からなる芯金71aの表面に、シリコーンゴム等の弾性層71bが形成されており、不図示の駆動手段によって矢印方向に回転駆動される。
加圧ローラ72は、金属からなる芯金72a上にフッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性層72bが形成されており、芯金72aの両端で不図示の支持部材により回転自在に支持されており、不図示の弾性手段で定着ローラ71に向けて押圧するように弾性付勢されている。
励磁コイル部74は、加熱ローラ73の加熱層73cの外周面に対向して加熱ローラ73上に張架された定着ベルト71を介して所定間隔dを有して定着ベルト71の幅方向(励磁コイル部74の長手方向)に延設された樹脂からなる断面円弧状の内面76aを有する保持手段である保持フレーム76を有している。また、保持フレーム76上には、センターコア部77aとサイドコア部77bを有する磁性コア77が取り付けられており、センターコア部77aを中心に銅線が巻回されたコイル78が保持されている。従って、コイル78に交番電流(高周波電流)が流されたとき、磁性コア77から発生した交番磁界が加熱ローラ73の磁性フェライト層73bを経由してループ状の誘導磁束を発生する。この誘導磁束によって、磁性コア77と加熱ローラ73の磁性フェライト層73bとの間に介在される磁性導電性材料からなる加熱層73cにジュール熱が発生し、加熱層73cが発熱する。このようにして発熱した加熱層73cは、この加熱層73c上に張架された定着ベルト75を加熱する。
励磁コイル部74による加熱時に、加熱ローラ73の芯金73aからの輻射熱やコイル78の自己発熱によって励磁コイル部74の温度が上昇し、コイル78の絶縁被覆の耐熱温度を超えてしまい、励磁コイル部74が破損する事故が発生する恐れがある。このような事故の発生を予防するために、本実施形態においては、図3に示すように、磁性コア77の外側にアルミニウム等の金属からなるカバー79を空隙Dが形成された状態で取り付け、この空隙D内を後述するようにファンによる冷却風を流すことによって、励磁コイル部74の温度上昇を抑制するようにしている。
即ち、図5に示すように、励磁コイル部74の左端に配設された第1の温度検知手段82aで検知された温度及び励磁コイル部74の右端に配設されて第2の温度検知手段82bで検知された温度は比較手段90に入力される。また、比較手段90には、温度設定手段91から、第1及び第2の温度検知手段82a及び82bで検知された温度が所定温度に達したとき第1のファン83又は第2のファン84を作動させて冷却風を送風する第1の設定温度と、第1及び第2の温度検知手段82a及び82bで検知された温度が所定温度まで低下したときに第1のファン83又は第2のファン84の作動を停止して冷却風の送風停止する第2の設定温度が入力されるようになっている。従って、比較手段90では、第1及び第2の温度検知手段82a及び82bで検知された温度が前記第1の設定温度及び第2の設定温度に達したか否か、また、第1及び第2の温度検知手段82a及び82bで検知された温度のどちらが第1及び第2の設定温度に達したかを検出し、この結果を制御手段92に入力する。
励磁コイル部74には、最初に第1のファン83を作動させて、冷却風を励磁コイル部74の左端74aから右端74bに向けて(矢印E方向)流し込む。その結果、励磁コイル部74の左端側(曲線1)では、温度上昇が抑制されるものの第1のファン83より遠方にある励磁コイル部74の右端側(曲線3)では、左端側に比べて温度上昇が大きく、使用時間がT1時に第1の設定温度Lに達する。右端側の励磁コイル部74の温度が第1の設定温度Lに達したときに、第1のファン83の送風を停止すると共に、第2のファン84を作動させて励磁コイル部74の右端側から冷却風を送風する(矢印F方向)。その結果、励磁コイル部74の右端側(曲線3)は温度が低下する一方、励磁コイル部74の左端側(曲線1)の温度が上昇し、T2時間経過した時に設定温度Lに到達する。励磁コイル部74の左端側(曲線1)の温度が設定温度Lに到達したとき、右端に配設された第2のファン84の送風を停止すると共に、左端に配設された第1のファン83を作動させ、冷却風を左端から右端に向けて流し込む(矢印E方向)。このように、励磁コイル部74の左端又は右端の温度検知手段82a又は82bが設定温度Lに達したときに、設定温度Lに達したことを検知した温度検知手段82a、82b側に配設されたファンを送風駆動させると共に、それまで送風作動していたファンの送風動作を停止し、一方のファンのみを駆動送風する動作を繰り返すことによって励磁コイル部74の温度上昇を抑制している。このように、ファン83と84の一方のみを作動させるので、消費電力を抑制できるだけでなく、ファンの動作に伴う騒音の発生も低減することが可能となる。
また、本実施形態においては、前述の設定温度L(第1の設定温度)より低い温度に設定された第2の設定温度を設定し、ファンの作動により励磁コイル部74の温度が低下し所定の温度まで低下したときに、作動中のファンの送風動作を停止し、ファンの消費電力の低下を図ると共に、ファンの送風動作に伴う騒音の発生を低減することも可能となっている。
なお、本実施形態においては、冷却手段として、ファンによる冷却風の送風による励磁コイル部74の冷却を示しているが、励磁コイル部74内に貯留される熱を外部に吸い出して励磁コイル部74を冷却するものであってもよい。しかしながら、ファンによる冷却風の送風による励磁コイル部74の冷却が効率的であり推奨される。
また、本実施形態においては、励磁コイル部74の外側に、空隙Dを有して被覆する金属製カバー79を取り付け、この空隙D内をファンによって冷却風を送風するようにしているが、必ずしもこのようなカバー79を使用せず、直接、励磁コイル部74の外側を冷却風が流れるようにしてもよい。しかしながら、前述のような金属製カバー79を使用した場合には、金属製カバー79の放熱作用によって金属製カバー79の表面から冷却風を冷却することが可能となるので好適である。
また、本実施形態における定着装置においては、未定着トナーTの定着処理時の加圧手段として、加圧ローラ72を使用しているが、ローラに限らず、回転しない加圧パッドや、2個等の複数個のローラに張架された無端状のベルトを使用し、定着ローラとのニップ面積を増加させた方式の加圧手段を使用することも可能である。
以上のように、本実施形態による定着装置及び画像形成装置においては、左右端部(長手方向両端部)に配設された温度検知手段の内、所定の設定温度に達した温度を検知した温度検知手段が存在する側の冷却手段のみを冷却作動させるように制御する制御装置を備えているので、低電力でしかも騒音を抑制することの可能な定着装置及び画像形成装置を提供することが可能となる。
図8は、本発明による第2の実施形態に係る定着装置の断面図を示し、前述の第1の実施例で示す定着装置と同一構成部分については、同一符号を付している。本実施形態においては、基本的には、加熱ローラ73を使用せず、定着補助ローラ91と定着補助ローラ91の外周面に遊嵌された無端状のベルトからなる定着スリーブ90を有する定着ローラを使用する点において相違する。
定着スリーブ90は、鉄、コバルト、ニッケル、又は、それらの合金等の磁性金属材料で形成された発熱層の表面に、弾性層、離型層等を形成した多層構造体である。定着スリーブ90の発熱層は、層厚が30〜100μmであって、励磁コイル部74から発せられる磁束によって電磁誘導加熱される。なお、発熱層の材料としては、上述した磁性金属材料の他に、SUS304、SUS316等の非磁性金属材料を用いることもできるし、ポリイミド樹脂等に銅、アルミニウム等の良導体を5〜20μmの厚みでメッキ処理したものを用いることもできる。さらに、発熱層を、体積抵抗率の異なる第1非磁性層と第2非磁性層との2層構造とすることもできる。
定着スリーブ90の弾性層は、層厚が30〜200μmであって、シリコーンゴム等で形成される。定着スリーブ90に弾性層を設けることで、特にカラー画像形成装置における定着ムラの発生が抑止される。定着スリーブ90の離型層は、層厚が20〜50μmであって、PFA等のフッ素化合物で形成される。離型層は、トナー像(トナー)Tが直接的に接する定着スリーブ90表面のトナー離型性を高めるためのものである。
ここで、定着補助ローラ91は定着スリーブ90に内挿されるが、定着補助ローラ91と定着スリーブ90とは接着(一体化)されていない。そして、定着スリーブ90の温度が所定値まで昇温していないときには定着スリーブ90の内径が定着補助ローラ91の外径よりも大きくなり(図8の状態)、定着スリーブ90の温度が所定値まで昇温しているときには定着スリーブ90の内径が定着補助ローラ91の外径よりも小さくなるように、定着スリーブ90及び定着補助ローラ91を構成している(材料や形状等を調整している。)。これについては、後で詳しく説明する。
また、図示は省略するが、定着スリーブ90の表面には、サーミスタが当接されている。サーミスタは、熱応答性の高い感温素子であって、定着スリーブ90上の温度(定着温度)を検知する。そして、サーミスタによる検知結果に基づいて、励磁コイル部74による加熱量を調整する。
なお、定着スリーブ90の内径が定着補助ローラ91の外径よりも大きいときに、リング状部材40を定着補助ローラ91から取出することで、定着補助ローラ91から定着スリーブ90を簡単に取出することができる。これにより、定着スリーブ90及び定着補助ローラ91の部品の交換効率が向上することになる。
また、本実施形態では、定着スリーブ90と定着補助ローラ91との間に、潤滑剤としてのグリースが塗布されている。これにより、定着スリーブ90と定着補助ローラ91との摩擦抵抗が低減されて、定着スリーブ90の軸方向の寄りが軽減されるとともに、定着補助ローラ91に対する定着スリーブ90の着脱作業も簡易化される。
磁束発生手段としての励磁コイル部74は、コイル78、磁性コア77、保持フレーム76、カバー79、等で構成される。コイル78は、定着スリーブ90の外周面の一部を覆うように配設された保持フレーム76上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向に延設したものである。保持フレーム76は、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、定着スリーブ90との対向面の側でコイル74を保持する。磁性コア77は、フェライト等の強磁性体(比透磁率が2500程度である。)からなり、定着スリーブ90の発熱層に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコアやサイドコアが設けられている。磁性コア77は、幅方向に延設されたコイル78に対向するように設置されている。カバー79は、コイル78、磁性コア77、保持フレーム76を覆うように構成され、磁性コア77の外側に空隙Dを有している。従って、この空隙D内にファン83及び84から送風された冷却風が流れ込むことによって、励磁コイル部74が適切に冷却され、コイル78を破損する温度まで上昇することが抑制される。
さらに、定着スリーブ90の温度が所定値(本実施の形態では約100℃である。)まで昇温しているときに、定着スリーブ90の内径が定着補助ローラ91の外径よりも小さくなるように設定している。従って、少なくとも定着装置19の立ち上げが完了されたときには、定着スリーブ90の内径が定着補助ローラ91の外径よりも小さくなる。具体的には、通紙時(定着工程時)には、定着スリーブ90の内径が40〜40.1mmになり、定着補助ローラ91の外径が40.4〜40.7mmになる。ここで、上述の所定値(定着スリーブ90の内径と定着補助ローラ91の外径の大小関係が逆転する温度である。)は、定着スリーブ90がトナー像を溶融して転写材100に定着するための目標温度(160℃前後である。)よりも小さく、雰囲気温度よりも大きくなる温度である。
このような構成により、定着装置7の立ち上げ(ウォーミングアップ)が開始されて暫くの間は、定着スリーブ90と定着補助ローラ91との間に空隙(非接触領域)がある状態で、励磁コイル部74によって定着スリーブ90(発熱層)の加熱がおこなわれることになる。そのため、定着スリーブ90から定着補助ローラ91への熱移動が低減されて、立ち上げ時間が短縮される。
Claims (8)
- 発熱部材の外周面に対向してその長手方向に延設され、電磁誘導によって前記発熱部材を発熱させる励磁コイル部と、当該励磁コイル部の長手方向両端部に配設されて当該励磁コイル部を冷却する冷却手段と、当該励磁コイル部の前記長手方向に沿って少なくとも長手方向両端部に配列されて励磁コイル部の温度を検知する温度検知手段と、当該長手方向両端部の温度検知手段の検知結果に基づいて前記各冷却手段の冷却動作を制御する制御手段と、を有する定着装置において、
前記制御手段は、前記励磁コイル部の長手方向の何れか一方の側に配置された冷却手段および温度検知手段と前記長手方向の他方の側に配置された冷却手段および温度検知手段の制御について、前記一方の冷却手段を常時駆動し、前記一方の冷却手段を駆動している最中に前記他方の温度検知手段が所定温度に達した場合に、前記一方の冷却手段の駆動を停止して、前記他方の冷却手段の駆動を開始し、また、前記他方の冷却手段を駆動している最中に前記一方の温度検知手段が所定温度に達した場合に、前記他方の冷却手段の駆動を停止して、前記一方の冷却手段の駆動を開始し、
前記長手方向両端部の温度検知手段の内、所定の設定温度に達した温度を検知した温度検知手段が存在する側の冷却手段のみを冷却作動させるように制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1記載の定着装置において、
前記冷却手段は、送風手段であり、当該送風手段からの送風を前記励磁コイル部の前記長手方向に吹き入れることを特徴とする定着装置。 - 請求項2記載の定着装置において、
前記励磁コイル部は、当該励磁コイル部の外側を、空隙を介して被覆する金属製カバーを有しており、当該空隙内を前記冷却手段による送風を流すことを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、前記励磁コイル部のコイルと当該コイルを保持する保持部材の間に配設されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項記載の定着装置において、
前記制御装置は、冷却動作中の冷却手段を有する側の温度検知手段から検出された検知温度が所定の第2の設定温度に達した時に、前記冷却動作中の冷却手段の冷却動作を停止させるように制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項記載の定着装置において、
前記定着装置は、加熱ローラと、定着ローラと、当該加熱ローラと定着ローラに張架された無端状の定着ベルトと、当該定着ベルトを介して前記定着ローラを押圧する加圧手段を備え、前記発熱部材は、前記加熱ローラか又は、前記定着ベルトであり、前記発熱部材の発熱によって加熱された前記定着ベルトによって、転写材上の未定着トナーを加熱し、
当該転写材上の未定着トナーを前記定着ローラと加圧手段によって加圧して、転写材上の未定着トナーを定着させることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項記載の定着装置において、
前記定着装置は、定着ローラと、当該定着ローラを押圧する加圧ローラを備え、前記発熱部材は、前記定着ローラであり、前記発熱部材の発熱によって加熱された前記定着ローラによって転写材上の未定着トナーを定着させることを特徴とする定着装置。 - 表面に静電潜像を担持する像担持体と、当該像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像化するためのトナーを供給する現像手段と、当該像担持体の表面に形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、当該記録材の表面に形成されたトナー像を加熱、加圧して記録材表面に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
前記定着装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007127319A JP4994107B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 定着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007127319A JP4994107B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 定着装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008281879A JP2008281879A (ja) | 2008-11-20 |
JP4994107B2 true JP4994107B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=40142724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007127319A Expired - Fee Related JP4994107B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 定着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4994107B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4985693B2 (ja) * | 2009-04-13 | 2012-07-25 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 定着装置およびこれを備える画像形成装置 |
JP5858648B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2016-02-10 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP5663518B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-02-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
JP6335585B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2018-05-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP7047300B2 (ja) * | 2017-09-21 | 2022-04-05 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 媒体冷却部材および画像形成装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2575819B2 (ja) * | 1988-06-16 | 1997-01-29 | 日本電気株式会社 | 冷却用送風装置 |
JPH04251873A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-08 | Canon Inc | 画像形成装置の冷却装置 |
JP3308077B2 (ja) * | 1993-12-13 | 2002-07-29 | 株式会社リコー | ファン制御方法 |
JP2000131979A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
JP4163845B2 (ja) * | 1999-10-20 | 2008-10-08 | 松下電器産業株式会社 | 像加熱装置及びこれに用いる画像形成装置 |
JP2001194935A (ja) * | 2000-01-07 | 2001-07-19 | Canon Inc | 像加熱装置及び画像形成装置 |
JP2006010932A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007127319A patent/JP4994107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008281879A (ja) | 2008-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8676078B2 (en) | Fixing device, image forming apparatus incorporating same, and method for fixing toner image on recording medium | |
US9316971B2 (en) | Image forming method for forming toner image on recording medium | |
JP4857774B2 (ja) | 定着装置 | |
JP6108837B2 (ja) | 画像加熱装置 | |
JP4738872B2 (ja) | 像加熱装置 | |
JP4827080B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2013037056A (ja) | 像加熱装置 | |
JP2007108213A (ja) | 定着装置 | |
JP3949644B2 (ja) | 加熱装置及びその制御方法並びに画像形成装置 | |
JP4994107B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP4901343B2 (ja) | 定着ローラ、定着装置、及び、画像形成装置 | |
JP4422860B2 (ja) | 加熱装置及び画像形成装置 | |
JP4962201B2 (ja) | 定着装置及び発熱ローラ並びにそれを用いた画像形成装置 | |
JP4781457B2 (ja) | 画像加熱装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP4878745B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP4916281B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP4353120B2 (ja) | 定着装置 | |
JP5186838B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP4577829B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2006030885A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2006308932A (ja) | 画像加熱装置 | |
JP2006017935A (ja) | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2005100729A (ja) | 加熱装置および画像形成装置 | |
JP2010066689A (ja) | 定着装置 | |
JP2005190728A (ja) | 加熱装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100126 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120508 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4994107 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |