JP5889222B2 - 空気マグネシウム電池及びそれを使用した電力供給装置 - Google Patents

空気マグネシウム電池及びそれを使用した電力供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、空気や水等の燃料を使用して発電する燃料電池、特に、水を使用する空気マグネシウム電池及びそれを使用した電力供給装置に関する。
従来、水を使用して発電する空気マグネシウム電池は公知である。例えば、特許文献1には、光源を有する外枠体の本体と、本体内に挿入されるアノード体と、本体の側面に位置する開口に取り付けられたカソード体とを有する空気マグネシウム電池が開示されている。
実用新案登録第3177589号公報
特許文献1に開示された空気マグネシウム電池では、本体内に水や塩水等の反応液を注入することによってアノード体とカソード体との間に電位差が生じて所要の起電力が発生する。かかる空気マグネシウム電池においては、アノード体とカソード体との離間距離が小さい程に電気化学反応を向上させることができるが、離間距離を小さくするためには本体の外形寸法を比較的に小さくする必要がある。本体の外形が比較的に小さくした場合には、本体内に注入される反応液の量が減少するので、比較的に長時間一定の起電力を発生させることができなくなる。
本発明の課題は、従来の技術における空気マグネシウム電池の改良であって、アノード体とカソード体との離間寸法が比較的に小さくして、かつ、比較的に多量の反応液を注入することができ、所要の起電力を一定時間安定して発生させることのできる空気マグネシウム電池及びそれを使用した電力供給装置の提供に関する。
前記課題を解決するために、本願の第1発明は、縦断方向及び横断方向を有し、本体と、本体内に位置するアノード体と、アノード体の前記横断方向の両側に位置するカソード体とを有する空気マグネシウム電池に関する。
前記課題を解決するために、本願の第2発明は、第1発明の空気マグネシウム電池を電源として使用した電力供給装置に関する。
第1発明に係る空気マグネシウム電池は、前記本体は、その内部において前記縦断方向へ延び、かつ、少なくとも一方端が開口している一対のカソード収容部を有し、前記カソード収容部は、前記縦断方向において連通する第1及び第2開口端と、前記アノード体と対向する側に位置する内枠部を有し、前記内枠部に薄板状の前記カソード体が配置されており、前記カソード体の一部が前記内部に露出しており、前記カソード体の前記一部と前記アノード体とが前記横断方向において離間対向して位置することを特徴とする。
第2発明に係る電力供給装置は、前記電力供給装置は、前記反応液の給水口を備える支持部と、前記空気マグネシウム電池が内部に配置された台座部と、前記給水口から前記台座部に延びる給水管とを有する本体を含み、前記給水管は前記空気マグネシウム電池に形成された注水口に連通されており、前記給水管内には、前記支持部から前記空気マグネシウム電池の内部まで延び、その内部に発生した反応ガスを外部に排出するための排気管が配置されることを特徴とする。
第1発明における実施態様の一つとしては、厚さ方向をさらに有し、前記カソード収容部は、前記本体内部に注入された反応液からなる注液域の液面よりも前記厚さ方向において内方に位置する。
第1発明における実施態様の一つとしては、前記アノード体と前記各カソード体とがほぼ等間隔で離間しており、その離間寸法が約5.0〜15.0mmである。
第1発明における実施態様の一つとしては、前記アノード体は、前記本体に着脱可能に取り付けられた蓋体に配置されており、前記カソード収容部間には、前記アノード体が挿通される透孔を有するガイド板が配置される。
第1発明における実施態様の一つとしては、前記液面と前記カソード収容部の前記液面と対向する面との前記厚さ方向における離間寸法は約2.0〜5.0mmである。
第2発明における実施態様の一つとしては、前記排気管の上端開口は、前記給水口よりも上方に位置する。
本願の第1発明の空気マグネシウム電池によれば、カソード体がカソード収容部内において、アノード体の両側に外気及び本体内の注液域に接触した状態で、かつ、アノード体と比較的に近距離に配置されているので発電効率が良好であり、また、本体は所要容量の注液域を有するものであるから、比較的に長時間安定して発電をすることができる。また、第2発明の電力供給装置によれば、比較的に容易な操作によって安全に空気マグネシウム電池を発電させて電源として利用することにより、発電効率の優れた安定した電力を供給することができる。
本発明に係る第1実施形態の空気マグネシウム電池の斜視図。 空気マグネシウム電池の一部破断斜視図。 図1のIII−III線に沿う模式的断面図。 図1のIV−IV線に沿う模式的断面図。 析出物が堆積された状態を示す図3と同様の断面図。 第2実施形態における空気マグネシウム電池を使用した電力供給装置の斜視図。 上蓋体を取り外した状態における、電力供給装置の分解斜視図。 図6のVIII−VIII線に沿う模式的断面図。
<第1実施形態>
図1及び2を参照すると、本実施形態に係る空気マグネシウム電池10は、縦断方向Y及び横断方向Xと、それらに直交する厚さ方向Zとを有し、縦断方向Yにおいて互いに対向する第1及び第2面11,12と、厚さ方向Zにおいて互いに対向する第3及び第4面13,14と、横断方向Xにおいて互いに対向する第5面及び第6面15,16とを有する硬質プラスチック製の本体17と、本体17に着脱可能に取り付けられる蓋体18とを含む。本体17の第5面15には、空気マグネシウム電池10が電気化学反応を生じたときに発生する水素ガスを外部に排出するための透孔19が形成される。本体17内には、アノード体36と、それに横断方向Xにおいて離間対向して位置する一対のカソード体(空気極)28A,28Bとが配置される。
本体17は、その内部において縦断方向Yに延びる、カソード体28A,28Bが配置された、一対のカソード収容部20を有する。カソード収納部20は内方へ開口する断面略コ字状を有し、外側面21と、第5面15と離間対向する上面22a及び第6面16と離間対向する下面22bと、第1面11に位置する矩形の第1開口端(スロット)23と、第2面12に位置する矩形の第2開口端(スロット)24とを有する。カソード収容部20は、さらに、上下面22a,22bから屈曲して厚さ方向Zの内方へ延び、かつ、厚さ方向Zにおいて互い離間対向する屈曲部位から形成された内枠部25を有する。カソード体28A,28Bは、カソード収納部20の内枠部25に着脱可能又は着脱不能に固定されており、カソード収容部20内に流入する外部の空気に常時接触した状態で配置される。また、一対のカソード収納部20間には、中央に透孔を有する硬質プラスチック製のガイド板30が配置される。ガイド板30は、その角部の外面が各カソード収納部20の内枠部25に固定されている。ガイド板30に配置されたカソード体28A,28Bどうしは、それらの第2開口端24から露出したリード線33によって電気的に接続されており、カソード体28Bには第1開口端23から外部に延出するリード線32が取り付けられている。本実施形態においてカソード収容部20は、第1及び第2面11,12にそれぞれ位置する第1及び第2開口端23,24を有しているが、カソード収容部20が本体17の縦断方向Yの寸法よりも小さく、かつ、いずれか一方が閉止端であって該閉止端が本体17内に位置するものであってもよい。
蓋体18は、内周面全体に少なくとも一以上の係合突起を有し、本体17の第1面11における第1開口端23間に位置する円筒部35の外周面全体に形成された係合突起に着脱可能に嵌着される。蓋体18の中央部に位置する透孔には、ロッド状のアノード体36の端部が挿入された状態で取り付けられている。アノード体36の端部36aに位置する開口には、リード線37が取り付けられている。蓋体18が本体17に嵌着されている状態において、アノード体36はガイド板30の透孔に挿通されている。蓋体18を挿入するときにアノード体36がガイド板30にガイドされて所定の位置に配置されるので、円筒部35の開口に斜めに挿入されてカソード体28A,28Bと接触したりするおそれはない。
カソード体28A,28Bは、カーボン材等の導電性材料から形成された第1層(電極層)と、活性炭等の正極活物質から形成された第2層(活性層)とが積層された多層構造を有するものであって、全体として通気不透液性であることが好ましい。また、カソード体28A,28Bは、より集電効率を向上させるために、第1及び第2層のほかに、導電性金属から形成された板状の第3層(集電層)が積層された3層構造を有するものであってもよい。アノード体36は、イオン化傾向の比較的に大きな電極活物質、例えば、金属マグネシウム、アルミニウム、亜鉛等を用いることができる。
かかる構成を有する空気マグネシウム電池10において、本体17の内部に所要量の反応液(水、塩水等)が注入されることによって、内部には注液域40とその上方に位置するスペースSとが形成される。カソード収容部20及びアノード体36は注液域40内に位置しており、反応液が酸化触媒として作用してカソード体28A,28Bとアノード体36との間にイオン化反応が生じる。イオン化したアノード体36から発生した電子がカソード体28A,28Bで酸素と反応液中の水と反応して放電反応が生じて、カソード体28A,28Bとアノード体36との間に電位差が生じて所定の起電力を発生する。かかる電気化学反応が発生することによって、本体17内には水酸化マグネシウム等の析出物と反応ガス(水素ガス)とが生成される。反応液は、水の他に塩水等の電解液を用いることができる。アノード体36は、後記の本願発明の効果を生じる限りにおいて、蓋体18に取り付けられておらず、本体17に直接固定されていてもよいが、蓋体18に取り付けられている場合には、本体17から蓋体18を取り外すことによって、アノード体36が本体17内から抜き出されて電気化学反応が終了(停止)されて起電力を生じなくなる。したがって、蓋体18の着脱自体を空気マグネシウム電池10の電源のオン、オフとして利用することができる。また、蓋体18を取り外すことによって、本体17の内部に水等の反応液を注入したり、新たな反応液を注入するために内部の反応液を排出したりすることができる。
図3を参照すると、蓋体18が本体17に嵌着された状態において、アノード体36はカソード体28A,28B間のほぼ中央に位置している。本体17の内部には、内部の許容容積の約70〜90%の容量の反応液が注入され、反応液の液面40aはカソード収容部の上面22aよりも縦断方向Yの外方に位置しており、カソード収納部20及びアノード体36全体が注液域40内に位置している。通常、カソード体28A,28Bが本体17の外周壁に配置されている場合には、本体17が所要の反応液を収容するための容積を確保するために所要の大きさの外形寸法を有することとなり、外周壁に配置されたカソード体と本体内部に配置されたアノード体との離間距離が比較的に大きくなり、イオン化効率が低下して所望の起電力を発生させることができない。一方、カソード体とアノード体との離間距離を小さくするために本体の外形寸法を小さくした場合には、所要の反応液を注入することができず、長時間安定して所望の起電力を持続して発生させることが困難になる。
本実施形態の空気マグネシウム電池10においては、注液域40内のアノード体36の両側にカソード収容部20を位置し、カソード収容部20に外気及び反応液に接触する状態でカソード体28A,28Bを配置することによってそれらの離間距離を比較的に小さくしてイオン化効率の向上を図るとともに、本体17が所要の許容容積を有する外形寸法を有することから十分な量の反応液を注入することができ、長時間安定して所望の起電力を持続して発生させることができる。アノード体36とカソード体28A,28Bとの横断方向Xにおける離間寸法R1は、具体的には、約5.0〜15.0mmであることが好ましい。離間寸法R1は、アノード体36の円筒外形の曲率により異なるが、約15.0mm以上の場合にはイオン化効率が悪くなるおそれがある。一方、離間寸法R1が5.0mm以下の場合には、アノード体36とカソード体28A,28Bとが接近しすぎてアノード体36の酸化反応によって生成される水酸化マグネシウムがカソード体28A,28Bに付着してイオン化効率が低下するおそれがある。
また、カソード収容部20は、本体17の各面に接触することなく注液域40内に位置しており、本体17の内部空間を分断したりするものではないので、カソード収容部20を設けることによる許容容積の減少を最小限度に抑えることができる。また、図示した態様よりもさらに第1及び第2開口端23,24の幅寸法を小さくすることによって、注液域40の許容容積をより大きくすることができる。
図5を参照すると、電池10の電気化学反応が進むにつれてその内部には、アノード体36から発生した析出物が底(第6面16側)に堆積している。アノード体36の真下には比較的に比重の大きな析出物(酸化亜鉛等)42が堆積され、また、析出物(堆積物)の両側には比較的に比重の小さな析出物(酸化マグネシウム等)43が堆積されている。既述のとおり、電気化学反応が進行すると、水素ガスが発生して注液域40内において上方へ向かう対流49が生じる。注液域40内に対流49が発生することによって、比較的に比重の小さな析出物43は上方へ移動して注液域40のうちのカソード収容部20の上方に位置する部分を通過してカソード収容部20の横断方向Xの外側へ移動して、その下方へ堆積される。一方、比較的に比重の大きな析出物42は対流49によって上方へ移動することはなく、アノード体36の真下に堆積される。このように、アノード体36の析出物42,43はその比重によって堆積される位置が異なり、本体17の底面に局所的に堆積されることはなく全体に堆積されるので、アノード体36の直下にすべての析出物42,43が堆積されて目詰まりを生じたり、析出物42,43がアノード体36に付着してイオン化反応を妨げたりするおそれはない。このように、比重の小さな析出物43がカソード収容部20の上面22aの真上を通過するためには、該通過部分、すなわち、注液域40の液面40aと上面22aとの離間寸法R2が約2.0〜5.0mmであることが好ましい。離間寸法R2が2.0mm以下の場合には、析出物43が対流49に乗って移動せずに液面上に浮き上がってしまうおそれがあるからである。
<第2実施形態>
図6は、第2実施形態における空気マグネシウム電池10を使用したLED照明を有する(照明)電力供給装置50の斜視図、図7は、図6の模式的断面図である。
電力供給装置50は、本体51と、本体51に取り外し可能に取り付けられた上下蓋体52a,52bとを有する。本体51は、台座部53と、台座部53と支柱を介して連結された支持部54と、台座部53の上端に位置するフランジを介して固定された透明又は半透明のプラスチック又はガラス管等から形成された筒状体55と、台座部53の中央において筒状体55内に位置する複数のLEDランプから形成された光源56と、光源56からの光を反射するための光源に向かって先鋭状に延びる円錐状かつ中空の反射体57とを有する。上蓋体52aは支持部54に着脱可能に嵌合されており、把持部58を有する。下蓋体52bは、台座部53に着脱可能に嵌合されており、台座部53と下蓋体52bとによって形成された内部スペースには空気マグネシウム電池10が配置される。空気マグネシウム電池10の蓋体18は、台座部53の切欠53aに位置して外部に露出しており、上面(第5面15)の中央には注水口59が形成される。
支持部54は、筒状体55が固定された庇部60と、庇部60から延出する有底の液供給部61とを有する。液供給部61の底部の中央には給水口62が設けられており、給水口62から下方へ延びる給水管63は筒状体55内において反射体57、光源56及び台座部53を貫通して空気マグネシウム電池10の注水口59まで延びている。給水口62の中央には、上下開口端66a,66bを有し、給水管63とともに反射体57、光源56及び台座部53を貫通する排気管(排気ストロー)66が配置される。台座部53には、携帯電話や携帯情報端末(PDA)、ポータブル音楽プレーヤー等の電気機器を充電するためのプラグ差し込み口を有するコンセント部70が位置する。電池10のアノード体36とカソード体28A,28Bから延びるリード線32,37は、光源及びリード線に電気的に接続されているが、各図において省略されている。電力供給装置50は、光源56や反射板57を備えず、照明機能を有しない電気機器に外部電源を供給するために用いることもできる。
かかる構成を有する空気マグネシウム電池10において、まず、上蓋体52aを取り外して支持部54の液供給部61に反応液(水、食塩等)を供給する。液供給部61に供給された反応液は、給水口62から給水管63を通って下方へ流れて空気マグネシウム電池10の注水口59からその内部に注入される。給水管63は、反射体57内において給水口62から下方へ向かうにつれて次第に幅狭となる形状を有しており、反応液が下方へ移動しやすくなっている。また、給水管63の中央に位置する排気管66を介して空気マグネシウム電池10内に充満した水素ガスを外部に排出することができるので、空気マグネシウム電池10内が発生ガスによって高圧になって反応液の供給ができなくなったり、空気マグネシウム電池10の本体にひび割れが生じたり破裂したりするおそれはない。また、排気管66は、空気マグネシウム電池10内に反応液を注入するときに、内部の空気を抜き出して反応液を注入しやすくする作用も有する。図8を参照すると、排気管66の上開口端66aは、給水口62よりも上方に位置している。このように排気管66の上開口端66aが給水口62よりも上方に位置することによって、給水口62から下方に移動する反応液が排気管66の上端開口66aから内部に流れ込んで排気を阻害するおそれはない。また、排気管66の下開口端66bは、注水口59よりも上方に位置している。このように、下開口端66bが注水口59の上方に位置することによって、たとえ注液域40の液面40aが注水口59に近接する位置にあっても、反応液が排気管66の下開口端66bから上方へ移動するおそれはない。
このように、電力供給装置50が起電するときには、上蓋体52aを取り外して反応液を液供給部61に供給することによって、反応液が給水管63を通って空気マグネシウム電池10の内部に注入されるので、下蓋体52bを取り外して空気マグネシウム電池10を台座部53から取り出して直接注水口59から反応液を注入する場合に比して操作を簡易に行うことができる。また、排気管66から反応ガスを排出することができるので、本体17内が高圧になることはなく、安全性にも優れている。
空気マグネシウム電池10を構成する各部材としては、前記の材料以外に、この種の物品に用いられる材料を制限なく用いることができる。また、各実施形態における各構成部材の各種寸法は、必要な起電力の大きさに合せて適宜変更することができる。
10 空気マグネシウム電池
17 本体
18 蓋体
20 カソード収容部
25 内枠部
28A,28B カソード体
30 ガイド板
36 アノード体
40 注液域
40a 液面
50 電力供給装置
53 台座部
54 支持部
62 給水口
63 給水管
66 排気管
66a 排気管の上端開口
R1 アノード体とカソード体との横断方向Xにおける離間寸法
X 横断方向
Y 縦断方向
Z 厚さ方向

Claims (7)

  1. 縦断方向及び横断方向を有し、本体と、前記本体内に位置するアノード体と、
    前記アノード体の前記横断方向の両側に位置するカソード体とを有する空気マグネシウム電池において、
    前記本体は、その内部において前記縦断方向へ延び、かつ、少なくとも一方端が開口している一対のカソード収容部を有し、
    前記カソード収容部は、前記縦断方向において連通する第1及び第2開口端と、前記アノード体と対向する側に位置する内枠部を有し、前記内枠部に薄板状の前記カソード体が配置されており、
    前記カソード体の一部が前記内部に露出しており、前記カソード体の前記一部と前記アノード体とが前記横断方向において離間対向して位置することを特徴とする前記空気マグネシウム電池。
  2. 厚さ方向をさらに有し、前記カソード収容部は、前記本体内部に注入された反応液からなる注液域の液面よりも前記厚さ方向において内方に位置する請求項に記載の空気マグネシウム電池。
  3. 前記アノード体と前記各カソード体とがほぼ等間隔で離間しており、その離間寸法が約5.0〜15.0mmである請求項1又は2に記載の空気マグネシウム電池。
  4. 前記アノード体は、前記本体に着脱可能に取り付けられた蓋体に配置されており、前記カソード収容部間には、前記アノード体が挿通される透孔を有するガイド板が配置される請求項1〜3のいずれかに記載の空気マグネシウム電池。
  5. 前記液面と前記カソード収容部の前記液面と対向する面との前記厚さ方向における離間寸法は2.0〜5.0mmである請求項1〜4のいずれかに記載の空気マグネシウム電池。
  6. 前記請求項1〜5のいずれかに記載の空気マグネシウム電池を電源として使用した電力供給装置において、
    前記電力供給装置は、前記反応液の給水口を備える支持部と、前記空気マグネシウム電池が内部に配置された台座部と、前記給水口から前記台座部に延びる給水管とを有する本体を含み、
    前記給水管は前記空気マグネシウム電池に形成された注水口に連通されており、前記給水管内には、前記支持部から前記空気マグネシウム電池の内部まで延び、その内部に発生した反応ガスを外部に排出するための排気管が配置されることを特徴とする前記電力供給装置。
  7. 前記排気管の上端開口は、前記給水口よりも上方に位置する請求項に記載の電力供給装置。
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