JP5889152B2 - 受光回路、レーザレーダ - Google Patents

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Description

本発明は、対象光を受光して電気信号に変換する受光回路と、これを備えたレーザレーダに関する。
レーザダイオードなどからレーザ光を投光し、その反射光を受光回路で受光して電気的な信号に変換し、該信号に基づいて、先行車、障害物、または人などの計測対象物の位置(方向や距離など)を計測するレーザレーダがある。
このレーザレーダの計測可能範囲を拡大するため、レーザ光の投光パワーを大きくする方法がある。しかし、この場合、たとえば、トラックのような反射面の広い計測対象物の接近により、受光回路への反射光の入力強度(光量や輝度など)が過大になる。このため、光電変換後の受光信号(電気的な信号)のレベルが過大になって、受光信号が飽和し、該受光信号に基づいて計測対象物の位置の計測を行っても、近距離での計測精度が劣化してしまう。
また、受光素子として安価なPIN型フォトダイオードを用いた場合には、高輝度の反射光の入力時に、受光信号が飽和し易くなる。また、低輝度の反射光の入力時には、受光信号がノイズに埋もれて、検出できなくなる。
そこで、特許文献1に開示されているレーダ装置(レーザレーダ)では、入射光を光電変換する第1受光部とは別に、第2受光部を設けている。第2受光部は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーデバイス中にフォトダイオードを埋め込んで構成され、第1受光部より高輝度の反射光に対して感度領域を有する。そして、第1受光部と第2受光部の出力信号を合成部で組み合わせて、ダイナミックレンジを広げた受光信号を合成している。
一方、特許文献2および特許文献3には、入力信号を減衰させる技術が開示されている。
特許文献2では、フォトダイオードから出力された受光信号を増幅する前置増幅器において、インピーダンス素子と、負帰還増幅回路と、信号減衰器を設けている。インピーダンス素子は、入力信号を減衰させる。負帰還増幅回路は、入力端子と出力端子が接続されている。信号減衰器は、インピーダンス素子と並列に接続され、インピーダンス素子の両端子間の信号出力により減衰量が制御される。
特許文献3では、高周波の受信装置において、第1の増幅器と第2の増幅器の間に、第1のスイッチと減衰器を設けている。また、第1の増幅器の入力側に、ダイオードスイッチを接続し、該ダイオードスイッチとフォトカプラの間に、第2のスイッチと高抵抗体を設けている。そして、入力信号の電圧レベルが閾値を超えると、第1のスイッチと第2のスイッチが共に切り替わり、減衰器による信号レベルの減衰および高抵抗体による電圧の分圧が実行される。
特開2007−279017号公報 特開2001−352223号公報 特開平8−316745号公報
本発明の課題は、光の入力強度が過大であっても、受光信号の飽和を抑えることができる受光回路およびレーザレーダを提供することである。
本発明による受光回路は、対象光を受光して電気的な信号に変換する受光素子と、受光素子からの出力信号を増幅する増幅手段と、受光素子から増幅手段への入力信号を減衰させる減衰手段と、増幅手段からの出力信号に基づいて、所定の制御を行う制御手段とを備える。制御手段は、増幅手段からの出力信号のピーク値を第1の閾値と比較するとともに、出力信号のパルス幅を第2の閾値と比較し、ピーク値が第1の閾値以上で、かつ、パルス幅が第2の閾値に達しなかった場合に、増幅手段からの出力信号が第1の飽和状態にあると判断し、ピーク値が第1の閾値以上で、かつ、パルス幅が第2の閾値以上となった場合に、増幅手段からの出力信号が第2の飽和状態にあると判断する。そして、増幅手段からの出力信号が第1の飽和状態にあると判断した場合に、増幅手段のゲインを小さくし、増幅手段からの出力信号が第2の飽和状態にあると判断した場合に、受光素子から増幅手段への入力信号を減衰手段を用いて減衰させる。
また、本発明によるレーザレーダは、上記受光回路と、投光手段とを備え、投光手段からレーザ光を投光して、計測対象物で反射した光を受光回路で受光して電気的な信号に変換し、受光回路からの出力信号に基づいて計測対象物の位置を計測する。
上記によると、受光素子から増幅手段を経て出力された信号が第1の飽和状態である場合に、増幅手段のゲインを小さくするので、増幅手段からの出力信号が減衰する。また、増幅手段からの出力信号が第2の飽和状態にある場合に、受光素子から増幅手段への入力信号が、減衰手段によって減衰する。このため、受光素子への光の入力強度が過大であっても、受光回路で受光信号の飽和を抑えることができる。
また、本発明では、上記受光回路において、制御手段は、増幅手段からの出力信号が外乱光の影響を受けた状態にあると判断すると、受光素子から増幅手段への入力信号を減衰手段を用いて減衰させてもよい。
また、本発明では、上記受光回路において、制御手段は、増幅手段からの出力信号の変動度合いを、第3の閾値と比較した結果に基づいて、増幅手段からの出力信号が外乱光の影響を受けた状態にあることを判断してもよい。
また、本発明では、上記受光回路において、制御手段は、増幅手段からの出力信号が過小状態にあると判断すると、増幅手段のゲインを調整して、増幅手段からの出力信号を増大させてもよい。
また、本発明では、上記受光回路において、制御手段は、増幅手段からの出力信号のピーク値またはパルス幅を、第4の閾値と比較した結果に基づいて、増幅手段からの出力信号が過小状態にあることを判断してもよい。
さらに、本発明では、上記受光回路において、受光素子は、フォトダイオードから構成され、増幅手段は、受光素子からの出力信号が入力される電流電圧変換増幅回路と、電流電圧変換増幅回路からの出力信号が入力される可変利得増幅回路とから構成され、減衰手段は、可変インピーダンス回路から構成されてもよい。この場合、制御手段は、可変利得増幅回路からの出力信号に基づいて、可変利得増幅回路のゲインを調整して、可変利得増幅回路からの出力信号を減衰させ、可変インピーダンス回路のインピーダンスを変化させることにより、受光素子から電流電圧変換増幅回路への入力信号を減衰させてもよい。
本発明によれば、光の入力強度が過大であっても、受光信号の飽和を抑えることができる受光回路およびレーザレーダを提供することが可能となる。
本発明の実施形態によるレーザレーダおよび受光回路の構成を示した図である。 図1の受光部の回路図である。 図1の受光回路の動作を示したフローチャートである。 図1の受光回路の受光信号の例を示した図である。 図1の受光回路の受光信号の例を示した図である。 図1の受光回路の外乱光の影響を受けた受光信号の例を示した図である。 図1の受光回路の光入力強度と受光信号の関係を示した図である。 他の実施形態による受光回路の動作を示したフローチャートである。 他の実施形態による受光回路の動作を示したフローチャートである。 図9の場合の受光信号の例を示した図である。 他の実施形態による受光部の回路図である。 他の実施形態による受光部の回路図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、本実施形態のレーザレーダ1および受光回路10の構成を、図1および図2を参照しながら説明する。
レーザレーダ1は、自動車に搭載されていて、前方にある先行車、障害物、または人などの計測対象物50の位置(方向や距離)を計測する。レーザレーダ1には、制御部2、投光部3、および受光部4が備わっている。
制御部2には、信号処理回路11と受光制御部12が含まれている。投光部3には、レーザダイオードが含まれている。投光部3は、本発明の「投光手段」の一例である。受光部4には、受光素子5と回路6〜9が含まれている。受光部4と信号処理回路11と受光制御部12により、受光回路10が構成されている。
制御部2から投光部3に投光指令が送信されると、投光部3からレーザ光が間欠的に投光される。このレーザ光が計測対象物50で反射すると、その反射光が受光部4で受光されて、電気的な信号に変換される。制御部2は、投光部3からのレーザ光の投光タイミングと、受光部4から出力される受光信号に基づいて、投光から受光までの時間を計算し、計測対象物50の位置を算出する。
受光部4の受光素子5は、図2に示す、PIN型のフォトダイオードPDから構成されている。フォトダイオードPDのカソードには、バイアス供給回路6(図1)によりバイアス電圧(VCC)が印加される。フォトダイオードPDのアノードには、抵抗RとコンデンサC1が接続されている。
図1の投光部3から投光されたレーザ光が計測対象物50で反射したときの反射光を対象光として、受光素子5が受光して、電気的な信号に変換する。この変換後の受光信号は、受光素子5からコンデンサC1を介して電流電圧変換増幅回路7へ出力される。
電流電圧変換増幅回路7は、図2に示すTIA(トランスインピーダンスアンプ)から構成されている。このTIAに使用されるオペアンプOPAは、1チップの汎用品である。オペアンプOPAの反転入力端子(−側)には、フォトダイオードPDから出力された受光信号がコンデンサC1を介して入力される。オペアンプOPAの非反転入力端子(+側)は、グランドに接地されている。
TIAのフィードバック抵抗Rgは、オペアンプOPAの入力側と出力側にまたがって接続されている。詳しくは、フィードバック抵抗Rgの一端は、オペアンプOPAの反転入力端子に接続され、フィードバック抵抗Rgの他端は、オペアンプOPAの出力端子に接続されている。
フォトダイオードPDから出力された受光信号は、TIAで所定レベルまで増幅される。その際、フォトダイオードPDから出力された受光信号は、受光光量に比例した電流であるため、TIAで電圧に変換され増幅される。
このような、電流電圧変換増幅回路7から出力された信号は、図1のコンデンサC2を介して可変利得増幅回路8に入力される。可変利得増幅回路8は、図2に示すVGA(バリアブルゲインアンプ)から構成されている。
VGAには、TIAからの出力信号がコンデンサC2を介して入力される。また、VGAには、図1の受光制御部12からゲイン制御信号Vgainが入力される。VGAは、ゲイン制御信号Vgainに基づいてゲインを変化させ、TIAからの出力信号を所定レベルまで増幅する。
このような、可変利得増幅回路8から出力された信号は、図1に示すように、
制御部2の信号処理回路11に入力される。電流電圧変換増幅回路7と可変利得増幅回路8は、本発明の「増幅手段」の一例である。
受光素子5とコンデンサC1との接続点と、グランドとの間には、可変インピーダンス回路9が接続されている。この可変インピーダンス回路9は、図2に示す抵抗Radjとスイッチング回路SWから構成されている。スイッチング回路SWは、トランジスタQ、抵抗R1、および抵抗R2から構成されている。
抵抗Radjの一端は、フォトダイオードPD、コンデンサC1、および抵抗Rと接続されている。抵抗Radjの他端は、トランジスタQのコレクタと接続されている。トランジスタQのエミッタは、グランドに接地されている。このエミッタの接地ラインには、抵抗R1の一端が接続され、該抵抗R1の他端は、トランジスタQのベースに接続されている。
トランジスタQのベースには、図1の受光制御部12からインピーダンス制御信号ATTが抵抗R2を介して入力される。インピーダンス制御信号ATTに基づいて、トランジスタQがオン・オフすることにより、可変インピーダンス回路9のインピーダンスが変化する。詳しくは、インピーダンス制御信号ATTがローレベル信号のときは、トランジスタQがオフとなって、可変インピーダンス回路9のインピーダンスが大きくなる。一方、インピーダンス制御信号ATTがハイレベル信号のときは、トランジスタQがオンとなって、可変インピーダンス回路9のインピーダンスが小さくなる。したがって、トランジスタQがオンの状態では、フォトダイオードPDからTIAへ入力される受光信号(電流)が減少する。
つまり、図1で、可変インピーダンス回路9は、受光素子5から電流電圧変換増幅回路7への入力信号を減衰させる。可変インピーダンス回路9は、本発明の「減衰手段」の一例である。
信号処理回路11は、可変利得増幅回路8からの出力信号の強度(電圧レベル)の時間的変化を検出する。そして、信号処理回路11は、その出力信号のピーク値、パルス幅、および変動度合いを計測して、受光制御部12へ出力する。受光制御部12は、信号処理回路11からの出力値と所定の閾値との比較結果に基づいて、可変利得増幅回路8および可変インピーダンス回路9を制御する。受光制御部12は、本発明の「制御手段」の一例である。
次に、受光回路10の動作を、図3〜図6を参照しながら説明する。
図3のフローチャートは、制御部2が1制御周期において実行する処理手順を示している。投光部3によりレーザ光の間欠的な投光を開始すると、受光制御部12は、ゲイン制御信号Vgainとインピーダンス制御信号ATTを初期化する(図3のステップS1)。そして、レーザ光の反射光が受光素子5で受光されると、受光信号が受光素子5から出力されて、増幅回路7、8を経て、信号処理回路11に入力される。
図4は、このとき信号処理回路11に入力される受光信号の例を示している。横軸は時間、縦軸は受光信号強度(電圧レベル)である。後述する図5および図6も同様である。受光信号は、レーザ光の投光タイミングに応じたパルス信号となる。可変利得増幅回路8の利得および可変インピーダンス回路9のインピーダンスを調整するため、信号処理回路11が、回路調整用に受光信号を所定時間サンプリングする(図3のステップS2)。
図5は、このとき信号処理回路11でサンプリングした受光信号の例を示している。信号処理回路11は、受光信号のピーク値Aとパルス幅Wを検出して、受光制御部12に出力する。受光信号に複数のピークが現れた場合は、最大のピーク値Aが受光制御部12に出力される。受光信号のパルス幅Wとは、受光信号が所定の電圧レベルX以上にある時間のことである。電圧レベルXは、図5の例では閾値Athより小さい値に設定されているが、閾値Ath以上の値に設定してもよい。また、電圧レベルXを固定値とせず、たとえば信号強度の最大のピーク値Aに対する一定割合(具体的には、ピーク値Aの50%など)と定めることもできる。これにより、パルス幅Wの測定が、波形の特徴を反映した精度の高いものとなり易くなる。
一方、受光素子5の設置場所や周囲環境などの状況により、外乱光が受光素子5に入射し、受光素子5から出力される受光信号のノイズが増加することがある。
図6は、外乱光の影響を受けた場合の、信号処理回路11でサンプリングした受光信号の例を示している。このように、受光信号がノイズで変動すると、計測対象物50の位置計測精度が劣化してしまう。さらに、対象光の受光信号がノイズに埋もれると、計測対象物50の計測が不可能になる。
信号処理部回路11は、サンプリングした受光信号の変動度合いNも計測して、受光制御部12に出力する。受光信号の変動度合いNとは、たとえば、図6において、投光部3がレーザ光を投光するより前の時点における所定時間T’の間の、所定レベルX’以上のピーク数のことである。これ以外に、たとえば、所定レベル以上の上下変動数などを変動度合いとして検出してもよい。
受光制御部12は、受光信号のピーク値A、パルス幅W、および変動度合いNを取得すると、まず、該ピーク値Aと所定の閾値Ath(第1の閾値)とを比較する。ここで、図5の(a)に示すように、受光信号のピーク値Aが閾値Athより小さければ(図3のステップS3:YES)、受光信号は飽和状態にないと判断する。この場合は、次に述べる信号の減衰処理(ステップS5、S6)は行われない。
一方、図5の(b)、(c)に示すように、受光信号のピーク値Aが閾値Ath以上であれば(図3のステップS3:NO)、次に受光制御部12は、受光信号のパルス幅Wと所定の閾値Wth(第2の閾値)とを比較する。ここで、図5の(b)に示すように、受光信号のパルス幅Wが閾値Wthより小さければ(図3のステップS4:YES)、受光信号が小レベルの飽和状態(第1の飽和状態)にあると判断する。そして、小レベルの飽和状態を抑えるように、ゲイン制御信号Vgainを切り替えて、VGAのゲインを調整し(ゲインを小さくする)、VGAからの出力信号を減衰させる(図3のステップS5)。
また、図5の(c)に示すように、受光信号のパルス幅Wが閾値Wth以上であれば(図3のステップS4:NO)、受光制御部12は、受光信号が大レベルの飽和状態(第2の飽和状態)にあると判断する。そして、大レベルの飽和状態を抑えるように、インピーダンス制御信号ATTを切り替えて、スイッチング回路SWのトランジスタQをオン状態にし、可変インピーダンス回路9のインピーダンスを変化させる(小さくする)ことにより、TIAへの入力信号を減衰させる(図3のステップS6)。
なお、図3のステップS5における減衰より、ステップS6における減衰の度合いが大きくなるように、可変インピーダンス回路9中の抵抗Radjの値を設定しておく。
図3のステップS3、S5、またはS6の実行後、受光制御部12は、受光信号の変動度合いNと所定の閾値Nth(第3の閾値)とを比較する。ここで、受光信号の変動度合いNが閾値Nthより小さければ(図3のステップS7:YES)、受光信号が外乱光の影響を受けた状態にないと判断する。この場合は、次に述べる信号の減衰処理(ステップS8)は行われない。
一方、図6に示すように、受光信号が何度も上下に大きく変動して、この変動度合いNが閾値Nth以上であれば(図3のステップS7:NO)、受光制御部12は、受光信号が外乱光の影響を受けた状態にあると判断する。そして、外乱光耐性を強化するように、インピーダンス制御信号ATTを切り替えて、スイッチング回路SWのトランジスタQをオン状態にし、可変インピーダンス回路9のインピーダンスを変化させる(小さくする)ことにより、TIAへの入力信号を減衰させる(図3のステップS8)。
なお、インピーダンス制御信号ATTのレベルを多段階に切り替えるようにすることで、トランジスタQのコレクタ・エミッタ間の抵抗値も多段階に変化する。これにより、図3のステップS6とS8で、可変インピーダンス回路9のインピーダンスの変化量、およびTIAへの入力信号の減衰度合いを異ならせることができる。
図3のステップS7またはS8の実行後、計測対象物50の位置を計測するため、信号処理回路11が、本計測用に受光信号を所定回数サンプリングする(図3のステップS9)。この本計測用の受光信号のサンプリングは、図4に示すように、回路調整用の受光信号のサンプリング(図3のステップS2)の開始後、所定時間T(たとえば1msec.)が経過するまで所定回数行われる。
そして、制御部2が、信号処理回路11により取得した本計測用の受光信号のサンプリングデータに基づいて、計測対象物認識処理を行う(図3のステップS10)。詳しくは、本計測用の受光信号のサンプリングデータと、投光部3からのレーザ光の投光タイミングに基づいて、計測対象物50の有無を判断したり、投光から受光までの時間を計算して、計測対象物50の位置を算出したりする。
計測対象物認識処理が終了すると、図3のステップS1に戻って、次の制御周期においてステップS1〜S10の処理が繰り返される。
従来、受光素子5への光の入力強度が過大になると、図7に破線で示すように、受光信号が飽和していた。このため、ダイナミックレンジを広くとることができず、受光信号に基づいて広範囲で精度の高い計測を行うことが困難であった。
然るに、上記実施形態によると、受光素子5から増幅回路7、8を経て出力された受光信号が小レベルの飽和状態である場合に、可変利得増幅回路8でゲインを小さくなるように調整して、可変利得増幅回路8からの出力信号を減衰させている。また、受光信号が大レベルの飽和状態にある場合に、受光素子5から電流電圧変換増幅回路7への入力信号を可変インピーダンス回路9で減衰させている。
つまり、受光回路10における前段と後段の増幅回路7、8のオートゲイン機能により、飽和状態の受光信号が減衰される。しかも、受光信号の飽和状態のレベルに応じて、受光信号の減衰度合いが変えられる。したがって、受光信号が、可変利得増幅回路8のゲイン調整では対応できない大レベルの飽和状態にあっても、可変インピーダンス回路9のインピーダンスを変化させることで、受光信号を確実に減衰させることができる。
このため、光の入力強度が過大になっても、図7に実線で示すように、受光回路10で受光信号を減衰させて、受光信号の飽和を抑えることができる。またこれにより、広範囲のダイナミックレンジの光入力を受光回路10で扱うことが可能となる。
さらにその結果、レーザレーダ1の計測可能範囲が拡大するため、レーザ光の投光パワーを大きくしても、受光回路10から出力される受光信号に基づいて計測対象物50の位置計測を行うことで、近距離から遠距離まで計測精度を高くすることができる。つまり、レーザレーダ1の計測可能範囲の拡大と計測精度の向上を両方実現することが可能となる。
また、受光制御部12は、可変利得増幅回路8からの出力信号のピーク値Aを閾値Athと比較した結果と、パルス幅Wを閾値Wthと比較した結果とに基づいて、受光信号が小レベルまたは大レベルの飽和状態にあることを判断することができる。
また、受光制御部12は、可変利得増幅回路8からの出力信号の変動度合いNを、閾値Nthと比較した結果に基づいて、受光信号が外乱光の影響を受けた状態にあることを判断することができる。そして、受光素子5から電流電圧変換増幅回路7への入力信号を、可変インピーダンス回路9により減衰させることで、受光信号の外乱光によって受光信号が検知不能となることを回避することができる。
またこの結果、レーザレーダ1において、受光回路10から出力される受光信号に基づいて計測対象物50の位置計測を行うことで、外乱光の影響を受けても、計測精度を高くすることができる。
さらに、フォトダイオードPD、TIA、VGA、スイッチング回路SW、および抵抗Radjを用いた、小型で簡素な構成の受光回路10において、光の入力強度が過大であっても、受光信号の飽和を抑えることができる。この結果、受光回路10およびレーザレーダ1のコストを低く抑えることが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、図3の実施形態に代えて、図8に示す実施形態のようにしてもよい。図8では、受光信号のピーク値Aが閾値Ath以上であれば(ステップS3’:NO)、受光信号が小レベルの飽和状態であると判断する。そして、ゲイン制御信号Vgainを切り替えて、VGAのゲインを調整し(ゲインを小さくする)、VGAからの出力信号を減衰させる(ステップS5’)。次に、受光信号のパルス幅Wが閾値Wthより小さければ(ステップS4’:YES)、ステップS7へ移行する。
一方、受光信号のパルス幅Wが閾値Wth以上であれば(ステップS4’:NO)、受光信号が大レベルの飽和状態にあると判断する。そして、インピーダンス制御信号ATTを切り替えて、スイッチング回路SWのトランジスタQをオン状態にし、可変インピーダンス回路9のインピーダンスを変化させる(小さくする)ことにより、TIAへの入力信号を減衰させる(ステップS6’)。
これにより、受光信号が小レベルの飽和状態にある場合は、可変利得増幅回路8だけで受光信号を減衰させ、受光信号が大レベルの飽和状態にある場合は、可変利得増幅回路8と可変インピーダンス回路9の両方で受光信号を減衰させることができる。
また、図3および図8の実施形態では、先に受光信号のピーク値を閾値と比較し、次に受光信号のパルス幅を閾値と比較する例を示したが、先に受光信号のパルス幅を閾値と比較し、次に受光信号のピーク値を閾値と比較して、受光信号の飽和状態を判断してもよい。
また、上記実施形態では、受光信号が飽和状態または変動状態にあることを判断して、受光信号を減衰させた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、受光信号が過小状態にあることも判断して、受光信号を増大させてもよい。
図9および図10は、その実施形態を示している。ここでは、受光信号のピーク値Aを、下閾値Ath1(第4の閾値)と上閾値Ath2(第1の閾値)の2つの閾値とそれぞれ比較する。図10に示すように、下閾値Ath1は上閾値Ath2より小さい値に設定されている。
まず、受光制御部12は、受光信号のピーク値Aを下閾値Ath1と比較する。ここで、図10に示すように、受光信号のピーク値Aが下閾値Ath1以下であれば(図9のステップS3a:NO)、受光信号が過小状態であると判断する。そして、ゲイン制御信号Vgainを切り替えて、VGAのゲインを調整し(ゲインを大きくする)、VGAからの出力信号を増大させ(図9のステップS3b)、ステップS7へ移行する。
一方、受光信号のピーク値Aが下閾値Ath1より大きければ(図9のステップS3a:YES)、受光制御部12は、受光信号が過小状態でないと判断し、受光信号のピーク値Aを上閾値Ath2と比較する。ここで、受光信号のピーク値Aが上閾値Ath2より小さければ(図9のステップS3c:YES)、ステップS7へ移行する。また、受光信号のピーク値Aが上閾値Ath2以上であれば(図9のステップS3c:NO)、ステップS4へ移行する。
周囲環境などの状況により、受光回路10から出力する受光信号が過小状態になった場合、レーザレーダ1の計測精度が劣化してしまう。然るに、上記のように、受光信号が過小状態にあることを判断して、VGAのゲインを大きくなるように調整し、VGAからの出力信号を増大させることで、受光信号を増大させて、レーザレーダ1の計測精度の劣化を防ぐことができる。
また、上記実施形態では、受光信号の変動度合いNと閾値Nthとの比較結果に基づいて、受光信号が外乱光の影響を受けた状態にあることを判断した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。たとえば、図11に示すように、太陽光のフォトダイオードPDへの入射により、抵抗Rに直流電流が流れて、抵抗Rで電圧降下が生じる。そこで、該電圧降下を受光制御部12で計測し(OUT’)、該計測値が閾値以上になった場合に、受光信号が太陽光の影響を受けた状態にあると判断してもよい。
また、上記実施形態では、図2に示したように、フォトダイオードPDと抵抗Rとの接続点に、可変インピーダンス回路9を接続した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば図12に示すように、TIAのフィードバック抵抗Rgと並列に、可変インピーダンス回路9’を接続してもよい。この場合は、オペアンプOPAのゲインを決定する抵抗値を、可変インピーダンス回路9’により変化させることになる。
さらに、上記実施形態では、車載用のレーザレーダ1および受光回路10に、本発明を適用した例を挙げたが、本発明はこれに限るものではない。たとえば、セキュリティーシステムなどに用いられるレーザレーダおよび受光回路に対しても、本発明を適用することは可能である。
1 レーザレーダ
3 投光部
5 受光素子
7 電流電圧変換増幅回路
8 可変利得増幅回路
9、9’ 可変インピーダンス回路
10 受光回路
12 受光制御部
50 計測対象物
A 受光信号のピーク値
Ath 閾値
Ath1 下閾値
Ath2 上閾値
N 受光信号の変動度合い
Nth 閾値
PD フォトダイオード
W 受光信号のパルス幅
Wth 閾値

Claims (7)

  1. 対象光を受光して電気的な信号に変換する受光素子と、
    前記受光素子からの出力信号を増幅する増幅手段と、
    前記受光素子から前記増幅手段への入力信号を減衰させる減衰手段と、
    前記増幅手段からの出力信号に基づいて、所定の制御を行う制御手段と、
    を備えた受光回路であって、
    前記制御手段は、
    前記増幅手段からの出力信号のピーク値を第1の閾値と比較するとともに、前記出力信号のパルス幅を第2の閾値と比較し、
    前記ピーク値が前記第1の閾値以上で、かつ、前記パルス幅が前記第2の閾値に達しなかった場合に、前記増幅手段からの出力信号が第1の飽和状態にあると判断し、
    前記ピーク値が前記第1の閾値以上で、かつ、前記パルス幅が前記第2の閾値以上となった場合に、前記増幅手段からの出力信号が第2の飽和状態にあると判断し、
    前記増幅手段からの出力信号が前記第1の飽和状態にあると判断した場合に、
    前記増幅手段のゲインを小さくし、
    前記増幅手段からの出力信号が前記第2の飽和状態にあると判断した場合に、前記受光素子から前記増幅手段への入力信号を前記減衰手段を用いて減衰させる、ことを特徴とする受光回路。
  2. 請求項1に記載の受光回路において、
    前記制御手段は、
    前記増幅手段からの出力信号が外乱光の影響を受けた状態にあると判断すると、前記受光素子から前記増幅手段への入力信号を前記減衰手段を用いて減衰させる、ことを特徴とする受光回路。
  3. 請求項に記載の受光回路において、
    前記制御手段は、
    前記増幅手段からの出力信号の変動度合いを、第3の閾値と比較した結果に基づいて、前記増幅手段からの出力信号が前記外乱光の影響を受けた状態にあることを判断する、ことを特徴とする受光回路。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の受光回路において、
    前記制御手段は、
    前記増幅手段からの出力信号が過小状態にあると判断すると、前記増幅手段のゲインを調整して、前記増幅手段からの出力信号を増大させる、ことを特徴とする受光回路。
  5. 請求項に記載の受光回路において、
    前記制御手段は、
    前記増幅手段からの出力信号のピーク値またはパルス幅を、第4の閾値と比較した結果に基づいて、前記増幅手段からの出力信号が前記過小状態にあることを判断する、ことを特徴とする受光回路。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の受光回路において、
    前記受光素子は、フォトダイオードから構成され、
    前記増幅手段は、
    前記受光素子からの出力信号が入力される電流電圧変換増幅回路と、前記電流電圧変換増幅回路からの出力信号が入力される可変利得増幅回路とから構成され、
    前記減衰手段は、可変インピーダンス回路から構成され、
    前記制御手段は、
    前記可変利得増幅回路からの出力信号に基づいて、
    前記可変利得増幅回路のゲインを調整して、前記可変利得増幅回路からの出力信号を減衰させ、
    前記可変インピーダンス回路のインピーダンスを変化させることにより、前記受光素子から前記電流電圧変換増幅回路への入力信号を減衰させる、ことを特徴とする受光回路。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の受光回路と、投光手段とを備え、
    前記投光手段からレーザ光を投光して、計測対象物で反射した光を前記受光回路で受光して電気的な信号に変換し、前記受光回路からの出力信号に基づいて計測対象物の位置を計測する、ことを特徴とするレーザレーダ。
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