JP5888563B2 - 保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤 - Google Patents

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本発明は、保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤に関する。
従来から、肌荒れを防止又は改善し、保湿性を向上させることを目的とした種々の外用剤が開発されている。これら外用剤には、肌の保湿性を向上させるために、様々な成分が配合されている。例えば、松樹皮抽出物を配合した外用剤は、肌の保湿性を向上させることができることが知られている(特許文献1)。
また現代社会においては、運動不足やストレスによる自律神経失調等の様々な要因により、血液の循環(本明細書では血流と呼ぶ)の不調を訴える人が多くなっている。血流量の低下は、頭痛や肩凝り、肌のくすみや冷え性等の様々な症状を引き起こすため、健康上や美容上の観点から、血流量を改善するための対策は重要であり、血流改善効果のある外用剤等が提供されてきた。例えば、松樹皮抽出物を配合した血流改善用外用剤や血流改善用組成物は、血流量を増加させる効果を有することが知られている(特許文献2、3)。
一方、ヒアルロン酸やセラミド類は、従来より角層水分量を増加させて保湿機能を向上させることが知られている。例えば、特許文献4〜7では、ヒアルロン酸やセラミド類を配合した化粧料、皮膚外用剤等が高い角層水分量増加機能が得られることが記載されている。
しかしながら、これらの外用剤は保湿機能や血流改善効果の点で更なる改善が求められており、より効果の高い保湿剤や血流改善剤等が求められていた。
特開2012−201670号公報 特開2012−51833号公報 特開2004−123622号公報 特開平7−133208号公報 特開平9−95432号公報 特開平8−119847号公報 特開平9−241143号公報
本発明はこのような事情を鑑みなされたものであって、保湿効果の高い保湿剤、肌荒れの防止又は改善効果のある肌荒れ改善剤、角層水分量の増加効果に優れた角層水分量増加剤を提供し、また血行促進(血流改善)効果に優れた血流改善剤、肌のくすみ、くま又はつやに改善効果のある肌のくすみ、くま又はつや改善剤を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを含む外用剤が、保湿効果、肌荒れ改善効果、角層水分量の増加効果、血流改善効果、及び肌のくすみ、くま又はつや改善効果に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤を提供するものである。
本発明によれば、保湿効果の高い保湿剤、肌荒れの防止又は改善効果のある肌荒れ改善剤、角層水分量の増加効果に優れた角層水分量増加剤を提供し、また血行促進(血流改善)効果に優れた血流改善剤、肌のくすみ、くま又はつやに改善効果のある肌のくすみ、くま又はつや改善剤を提供することができる。
実施例、比較例における角層水分の変化量を示す図である。 実施例、比較例における血流の変化量を示す図である。
本発明は、保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤に関するものであり、これらの剤は松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする。以下、詳細を説明する。
血流改善剤とは生体の各組織に血液を運搬する機能を改善するものである。血液は末梢組織への酸素、栄養分、水分、ホルモン等の供給、免疫細胞の運搬、老廃物の排出、体温調節等を行い、生体組織の機能維持において非常に重要な役割を担っている。従って、血流を改善することにより、抹消循環系が改善され、血行不順により生じる目の下のくまや肌のくすみ、つやのなさ等の症状が緩和させることが知られている。
本発明において、松樹皮抽出物に用いることができる松樹皮としては、例えば、フランス海岸松、カラマツ、クロマツ、アカマツ、ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロマツ、カナダのケベック地方のアネダなどのマツ目に属する植物の樹皮が挙げられる。
これらの中でも、フランス海岸松(学名:Pinus maritima)の樹皮が好ましく、フランス海岸松は南仏の大西洋沿岸などに生育している海洋性松をいう。
松樹皮抽出物は、上記の松樹皮を溶媒で抽出して得られる。ここで用いることができる溶媒としては、例えば、水、有機溶媒、含水有機溶媒(含水エタノールといった含水アルコール)が挙げられる。水を溶媒に用いる場合には、温水又は熱水を用いてもよい。抽出に用いる有機溶媒としては、食品あるいは薬剤の製造に許容される有機溶媒が用いられ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、ブタン、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、含水エタノール、含水プロピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、及び1,1,2−トリクロロエテンが挙げられる。これらの水及び有機溶媒は単独で用いてもよいし、組合せて用いてもよい。特に、熱水、含水エタノール、及び含水プロピレングリコールが好ましく用いられる。
松樹皮抽出物を松樹皮から抽出する方法については特に制限はないが、例えば、加温抽出法、超臨界流体抽出法などが用いられる。
超臨界流体抽出法は、物質の気液の臨界点(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体としては、二酸化炭素、エチレン、プロパン、亜酸化窒素(笑気ガス)等が用いられるが、二酸化炭素が好ましく用いられる。
超臨界流体抽出法では、目的成分を超臨界流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流体を分離する分離工程とを行う。分離工程では、圧力変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよい。
また、エントレーナー添加法による超臨界流体抽出を行ってもよい。この方法は、抽出流体に、例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、アセトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ケトン類を2〜20W/V%程度添加し、この流体を用いて超臨界流体抽出を行うことによって、OPC(oligomeric proanthocyanidin:オリゴメリック・プロアントシアニジン)、カテキン類などの目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増強させる方法であり、効率的に松樹皮抽出物を得る方法である。
超臨界流体抽出法は、比較的低い温度で操作できるため、高温で変質・分解する物質にも適用できるという利点、抽出流体が残留しないという利点、溶媒の循環利用が可能であるため、脱溶媒工程などが省略でき、工程がシンプルになるという利点がある。
また、松樹皮からの抽出は、上記の方法以外でもよく、例えば、液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、超臨界二酸化炭素還流法等により行ってもよい。
松樹皮からの抽出は、複数の抽出方法を組み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせることにより、種々の組成の松樹皮抽出物を得ることが可能となる。
上述した抽出により得られた松樹皮抽出物は、限外濾過、あるいは吸着性担体(ダイヤイオンHP−20、Sephadex−LH20、キチンなど)を用いたカラム法又はバッチ法により精製を行うことが安全性の面から好ましい。
松樹皮抽出物の市販品としては、例えばフラバンジェノール(株式会社東洋新薬製。なお、「フラバンジェノール」は株式会社東洋新薬の登録商標)が挙げられる。
本発明に用いられるヒアルロン酸は、特に制限されるものではなく、市販のものを使用することもできるし、動物組織から抽出したものや微生物の培養による発酵法で生産されたもの等を使用することもできる。動物組織から抽出したものとしては、例えば、鶏冠から抽出したものが挙げられる。また、鶏冠は、古くから食用に供されている点から、外用剤に添加しても安全性の面で問題がないので、ヒアルロン酸の代わりに鶏冠を添加してもよい。
ヒアルロン酸は、特に限定されるものではなく、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸分解物、ヒアルロン酸誘導体又はそれらの塩を用いればよい。例えば、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸及びヒアルロン酸ナトリウムの加熱及び酵素分解物、アセチル化ヒアルロン酸等を用いても構わない。これらのいずれのヒアルロン酸を用いても構わないが、中でもヒアルロン酸ナトリウムが好ましい。なお、これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明に用いられるセラミドは、特に制限されるものではなく、例えば、医薬品原料、動物抽出物(例えば、牛等の脳からの抽出物)、植物抽出物(小麦、米、大豆、黍、ホウレンソウ等からの抽出物)、あるいは、微生物抽出物(酵母等からの抽出物)などの市販品を用いることができる。
セラミドは、特に限定されるものではなく、例えば、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド4、セラミド5、セラミド6、セラミド7、セラミド8を用いてもよい。また、セラミドに糖がグリコシド結合したスフィンゴ糖脂質や、燐酸及び塩基が結合したスフィンゴ燐脂質をセラミドとして用いても構わない。これらいずれのセラミドを用いても構わないが、中でもセラミド3が特に好ましい。なお、これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを所定の配合量で組み合わせて外用剤として用いることにより、これらを単独で用いた場合に比べ、角層水分量及び血流量を相乗的に増加させることができる。
本発明の保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品、トイレタリー用品などに広く適用することができる。例えば、化粧水、化粧クリーム、乳液、クリーム、パック、ヘアトニック、ヘアクリーム、シャンプー、ヘアリンス、トリートメント、ボディシャンプー、洗顔剤、石鹸、ファンデーション、白粉、口紅、リップグロス、頬紅、アイシャドー、整髪料、育毛剤、水性軟膏、油性軟膏、歯磨剤、マウスウォッシュ、シップ、及びゲルが挙げられる。
本発明においては、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸、セラミド以外に、他の素材を配合することに特に制限はなく、必要に応じて、薬学的に許容される基剤や担体等を添加することができる。
本発明の保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤において、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸、セラミドの含有量は、各種の形態とした場合に、それらが使用される量と有効投与量との関係を勘案して適宜定めればよく、変更が可能である。
保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤の全量に対して、松樹皮抽出物は0.00001〜0.1重量%含まれていることが好ましく、0.0001〜0.03重量%がより好ましい。ヒアルロン酸は0.00001〜0.1重量%含まれていることが好ましく、0.0001〜0.01重量%がより好ましい。セラミドは0.00001〜0.1重量%含まれていることが好ましく、0.0001〜0.01重量%がより好ましい。
また、松樹皮抽出物1重量部に対して、ヒアルロン酸が0.001〜200重量部含まれていることが好ましく、0.003〜100重量部がより好ましい。また、松樹皮抽出物1重量部に対して、セラミドが0.001〜300重量部含まれていることが好ましく、0.003〜200重量部がより好ましい。
本発明の保湿剤は、高い保湿効果を奏する化粧品等として、本発明の肌荒れ改善剤は、肌荒れの防止又は改善効果を奏する化粧品等として、本発明の角層水分量増加剤は、角層水分量の増加効果に優れた効果を奏する化粧品等として用いることができる。
本発明の血流改善剤は、高い血行促進(血流改善)効果を奏する化粧品等として、本発明の肌のくすみ、くま又はつや改善剤は、肌のくすみ、くま及びつや改善に効果を奏する化粧品等として用いることができる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。
(実施例1)
松樹皮抽出物(商品名:フラバンジェノール、株式会社東洋新薬製)0.01重量%、ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム)0.01重量%、セラミド(セラミド3)0.01重量%を下記表1の処方の基剤に混合し、全体として100重量%となるようにして外用剤を調製した。
Figure 0005888563
(実施例2、3、比較例1〜5)
実施例1において、下記表2のように処方を変更し、実施例1と同様の基剤を用いて外用剤を調製した。なお、下記表2中、「−」(ハイフン)は配合なしを表し、数値は重量%を表す。
得られた外用剤を用いて以下の角層水分量試験及び血流量試験を行なった。
Figure 0005888563
(角層水分量試験)
被験者(男性3名、女性2名、32.6±4.4歳)の左腕(又は右腕)を肘まで水洗いし、タオルで水分を拭き取った後、測定室に入室させた。10分間の馴化後、洗浄した腕に4箇所マジックで枠(2cm四方)を書き、4箇所についてSKICON−200(アイ・ビイ・エス社製)を用いて塗布前の水分量を測定した。次に、4箇所の枠に上記実施例、比較例で調製した外用剤を20μl塗布した。10分後、塗布した外用剤を拭き取り、塗布してから60分後(拭き取り50分後)、SKICON−200を用いて水分量を測定した。また室内環境は、温度20℃前後、湿度50%前後とした。
なお、角層中の水分量の不足は皮膚の乾燥の原因となるため、角層水分量は皮膚の保湿状態を判定する際の指標となる。
次に、塗布後の水分量から塗布前の水分量を除き、塗布前後の角層水分の変化量を求めた。得られた結果を図1に示す。
図1から分るように、基材しか含まない比較例5を基準として比較すると、松樹皮抽出物のみを添加した比較例2、並びに松樹皮抽出物及びヒアルロン酸を添加した比較例1では、比較例5よりも角層水分の変化量がやや増加した(比較例2は18μS、比較例1は20μSの増加)。一方、ヒアルロン酸のみを添加した比較例3、セラミドのみを添加した比較例4では、比較例5と角層水分の変化量はほとんど変わらなかった(比較例3は6μS、比較例4は5μSの減少)。
それに対して、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを組合わせて添加した実施例1〜3では、比較例5よりも角層水分の変化量が大きく増加した(実施例1は67μS、実施例2は60μS、実施例3は76μSの増加)。
このことから、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを組合わせて添加した外用剤は、それぞれを単独で添加した外用剤に比べて、角層水分量を顕著に増加させることがわかった。
以上より、本発明によれば、保湿効果、肌荒れ防止又は改善、角層水分量の増加効果に優れた保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤が得られることがわかる。
(血流量試験)
被験者(29〜40歳の健常成人)を2名ずつ8群に分け、の左腕(又は右腕)を肘まで水洗いし、タオルで水分を拭き取った後、測定室に入室させた。10分間の馴化後、PeriScan PIM−3(Perimed社製)を用いて、人差し指の塗布前の血流量を測定した。次に、人差し指に上記実施例、比較例で調製した外用剤のいずれかを第一関節までまんべんなく塗布した。1分後、塗布した外用剤を拭き取り、塗布してから5分後(拭き取り4分後)、PeriScan PIM−3を用いて塗布後の血流量を測定した。
次に、塗布後の測定値より塗布前の測定値を除き、塗布前後の血流の変化量を求めた。得られた結果を図2に示す。
図2から分るように、基材しか含まない比較例5を基準として比較すると、松樹皮抽出物のみを添加した比較例2、ヒアルロン酸のみを添加した比較例3、セラミドのみを添加した比較例4では、比較例5よりも血流の変化量がやや増加した(比較例2は23.2、比較例3は7.6、比較例4は12.1の増加)。
それに対して、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを組合わせて添加した実施例1〜3では、比較例5よりも血流の変化量が大きく増加した(実施例1は46.8、実施例2は37.8、実施例3は38.3の増加)。
このことから、松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを組合わせて添加した外用剤は、それぞれを単独で添加した外用剤に比べて、血流量を顕著に増加させることがわかった。
以上より、本発明によれば、血行促進(血流改善)、肌のくすみ、くま及びつや改善効果に優れた血流改善剤、肌のくすみ、くま又はつや改善剤が得られることがわかる。
(実施例4:化粧水の製造)
以下の原料を混合・攪拌して均一に調整し、化粧水を得た。なお、この化粧水はしっとり感やうるおい感が得られるものであった。
Figure 0005888563
(実施例5:エモリエントクリームの製造)
以下の原料を混合・攪拌して均一に調整し、エモリエントクリームを得た。なお、このエモリエントクリームはしっとり感やうるおい感が得られるものであった。
Figure 0005888563

Claims (5)

  1. 松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、保湿剤。
  2. 松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、肌荒れ改善剤。
  3. 松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、角層水分量増加剤。
  4. 松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、血流改善剤。
  5. 松樹皮抽出物、ヒアルロン酸及びセラミドを有効成分とする、肌のくすみ、くま又はつや改善剤。
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