JP5887140B2 - 無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents

無線基地局及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信電力に応じて接続先が決定される無線端末を接続する無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。
無線基地局と、無線端末とからなる無線通信システムにおいて、無線端末の接続先となる無線基地局は、周辺の無線基地局からの無線信号の受信電力に応じて決定される。
無線基地局によって提供される通信エリアであるセル内に存在する無線端末により、当該無線基地局において収容可能量以上の無線通信が発生する場合、当該無線基地局は、無線通信に関する負荷を軽減させるために、通信規制を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−203305号公報
しかしながら、上述した従来の通信規制の方法では、無線基地局は、新たな無線通信を受け付けなくなる可能性が高くなる、換言すれば、ハンドオーバが失敗する可能性が高くなり、当該無線基地局における接続率が減少する。また、セル内の無線端末が増加することにより、当該無線端末の通信速度が低下し、更には、無線基地局において下り方向の伝送データを格納するバッファ(下りバッファ)がオーバーフローする可能性もある。このように、下りバッファがオーバーフローすることにより、再送制御が発生し、無線基地局には結果的に負荷がかかってしまい、通信サービスの品質も劣化する。
上記問題点に鑑み、本発明は、通信サービスの品質を低下させることなく、無線基地局における無線通信に関する負荷を低減させることが可能な無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、無線端末(無線端末6A等)と無線通信する無線基地局(無線基地局1)であって、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えた場合に、無線信号の送信電力を減少させ、且つ、他の無線基地局に対して、前記他の無線基地局における無線信号の送信電力の増加を要求すると共に、前記他の無線基地局から無線信号の送信電力増加の要求を受ける制御部(制御部102)を備え、前記制御部は、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えている場合に、前記送信電力増加を拒否することを要旨とする。
このような無線基地局は、当該無線基地局において、無線通信に関する負荷が閾値を超えた場合に、送信電力を減少させることで、通信エリアを縮小し、無線端末の収容数を減らして、ハンドオーバの失敗、無線端末の通信速度の低下、下りバッファのオーバフローによる再送制御が防止され、通信サービスの品質が維持される。一方、無線基地局は、他の無線基地局に対して、送信電力の増加を要求することで、当該他の無線基地局における通信エリアを拡大させ、無線基地局における無線端末の収容数の減少を補うことができ、この点においても通信サービスの品質が維持される。
本発明の第2の特徴は、前記閾値は、前記無線基地局における無線通信に関する負荷の上限値よりも低い値であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記閾値は、時間帯によって異なることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記制御部は、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値よりも低い場合に、前記要求の送信元である他の無線基地局と対応付けられている方向情報に基づいて前記送信元の方向に向かうよう無線信号の無線信号の送信電力を増加させることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、前記送信電力制御部は、前記他の無線基地局から無線信号の送信電力の増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えている場合に、無線信号の送信電力の増加を拒否することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、前記制御部は、前記無線信号の送信電力の増加を拒否することを示す通知を、上位装置へ送信する処理と、前記無線基地局が、前記他の無線基地局が無線信号の送信電力を増加することを拒否したことを示す通知を、前記上位装置から受信する処理とを実行することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、無線端末と無線通信し、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えた場合に、無線信号の送信電力を減少させ、且つ、他の無線基地局に対して、前記他の無線基地局における無線信号の送信電力の増加を要求すると共に、前記他の無線基地局から無線信号の送信電力増加の要求を受ける無線基地局における通信制御方法であって、前記無線基地局が、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えている場合に、前記送信電力増加を拒否するステップを備えることを要旨とする。
本発明によれば、通信サービスの品質を低下させることなく、無線基地局における無線通信に関する負荷を低減させることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る無線基地局の構成図である。 図3は、送信電力増加要求及び拒否通知の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る無線基地局の第1の動作を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る無線基地局の第2の動作を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る無線基地局の第3の動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの送信電力制御後のセルの状態を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの構成、(2)無線基地局の動作、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
まず、本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成について、(1.1)無線通信システムの全体概略構成、(1.2)無線基地局の構成の順に説明する。
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
図1に示す無線通信システム10は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release9 や、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。この無線通信システム10は、無線基地局1と、当該無線基地局1の周辺に位置する無線基地局2A乃至2Fと、上位装置としてのMME(Mobility Management Entity)8とを含む。この無線通信システム10は、無線端末6A乃至6Dや無線端末7A乃至7Fに対して、無線通信サービスを提供する。
無線基地局1は、所定の送信電力で無線信号を送信しており、通信エリアとしてのセル3を提供する。同様に、無線基地局2A乃至2Fは、それぞれ所定の送信電力で無線信号を送信しており、通信エリアとしてのセル4A乃至4Fを提供する。これらセル4A乃至4Fは、無線基地局2A乃至2Fを中心に放射状に複数のセクタ(不図示)に分割されている。
図1において、無線端末6A乃至6Dは、無線基地局1が提供するセル3内に存在している。また、無線端末7Aは、無線基地局2Aが提供するセル4A内に存在し、無線端末7Bは、無線基地局2Bが提供するセル4B内に存在し、無線端末7Cは、無線基地局2Cが提供するセル4C内に存在する。更には、無線端末7Dは、無線基地局2Dが提供するセル4D内に存在し、無線端末7Eは、無線基地局2Eが提供するセル4E内に存在し、無線端末7Fは、無線基地局2Fが提供するセル4F内に存在する。
MME8は、無線基地局1と、無線基地局2A乃至2Fとを制御する。MME8は、不図示の有線回線によって、無線基地局1と、無線基地局2A乃至2Fを接続している。また、無線基地局相互間は、トランスポート層の論理的な伝送路であるX2コネクション(不図示)が確立されている。
(1.2)無線基地局の構成
図2は、無線基地局1の構成図である。図2に示すように、無線基地局1は、制御部102、記憶部103、有線通信部104、無線通信部106及びアンテナ108を含む。なお、無線基地局2A乃至2Fも、無線基地局1と同様の構成である。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、無線基地局1が具備する各種機能を制御する。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、無線基地局1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。又、記憶部103は、一部の領域が、下り方向の伝送データを格納するバッファ(下りバッファ)となっている。
有線通信部104は、MME8との間で、データの送信及び受信を行う。また、有線通信部104は、他の無線基地局との間で、データの送信及び受信を行う。無線通信部106は、RF回路、ベースバンド回路等を含み、変調及び復調、符号化及び復号等を行い、アンテナ108を介して、無線端末5との間で、無線信号の送信及び受信を行う。
制御部102は、送信電力制御部152、要求部154及び通知処理部156を含む。
送信電力制御部152は、無線基地局1における、無線通信に関する負荷を示す情報としての無線基地局1と当該無線基地局1に接続している無線端末との間の通信量を測定する。ここで、無線基地局1に接続している無線端末が複数存在する場合には、送信電力制御部152は、これら複数の無線端末との間の通信量の合計値を測定する。
次に、送信電力制御部152は、無線基地局1と無線端末との間の通信量が閾値を超えたか否かを判定する。閾値は、記憶部103に記憶されている。また、閾値は、無線基地局1において許容される通信量の上限よりも低い値であり、例えば、輻輳が発生しない最大の通信量の上限よりも低い値、通信規制が生じない通信量の上限よりも低い値等である。更には、閾値は、時間帯によって異なる値である。
送信電力制御部152は、現在の時刻に対応する閾値を選択する。例えば、時間帯毎の通信量の推移は、過去の統計から得ることが可能であり、当該過去の統計の結果、通信量が多いと考えられる時間帯に対応する閾値は低く設定され、通信量が少ないと考えられる時間帯に対応する閾値は高く設定される。
更に、送信電力制御部152は、通信量が閾値を超えている場合には、当該通信量を減少させる、換言すれば、無線通信に関する負荷を減少させるために、無線通信部106を制御して、無線基地局1の送信電力を所定の減少率(送信電力減少率)に応じて減少させる。ここで、送信電力減少率は、現時点での通信量と閾値との差が大きいほど、大きくなる。これにより、セル3は縮小し、無線基地局1と当該無線基地局1に接続するセル3内の無線端末との間の通信量は減少することになる。
要求部154は、通信量が閾値を超えている場合には、周辺の無線基地局2A乃至2Fの送信電力を増加させる要求である送信電力増加要求を生成する。図3(a)は、送信電力増加要求の一例を示す図である。図3(a)に示すように、送信電力増加要求は、送信元である無線基地局1のID(送信元基地局ID)と、宛先である無線基地局2A乃至2F(以下、適宜「他の無線基地局」と称する)の何れかのID(宛先基地局ID)と、送信電力の増加率とにより構成される。宛先である無線基地局2A乃至2FのIDは、例えば、予め、記憶部103に記憶されている。また、上述した送信電力減少率と送信電力増加率とは、送信電力減少率が大きくなるほど、送信電力増加率が大きくなるという関係を有する。
更に、要求部154は、有線通信部104からS1インタフェースによるコネクションを介し、更にMME8を経由して、宛先である他の無線基地局へ送信電力増加要求を送信する。あるいは、要求部154は、有線通信部104からX2インタフェースを介して、宛先である他の無線基地局へ送信電力増加要求を送信する。ここで、S1インタフェースとは、無線基地局とコアネットワーク側とを結ぶインタフェースを意味する。また、X2インタフェースとは、S1インタフェースとは異なり、2つの無線基地局間を結ぶインタフェースを意味する。
一方、周辺の無線基地局2A乃至2F(他の無線基地局)の何れかからの送信電力増加要求が受信された場合には、無線基地局1において、以下の処理が行われる。
すなわち、有線通信部104は、S1インタフェースを介し、MME8を経由して伝送された他の無線基地局からの送信電力増加要求を受信する。あるいは、有線通信部104は、X2インタフェースを介して、他の無線基地局からの送信電力増加要求を受信する。送信電力制御部152は、有線通信部104によって受信された他の無線基地局からの送信電力要求を示す情報を受信する。
次に、送信電力制御部152は、無線基地局1と無線端末との間の通信量が閾値を超えたか否かを判定する。無線基地局1と無線端末との間の通信量が閾値未満である場合には、当該通信量が増加しても、当該収容端末数の上限までは余裕があると考えられる。このため、送信電力制御部152は、通信量が閾値未満である場合には、無線通信部106を制御して、無線基地局1の送信電力を、送信電力増加要求に含まれる送信電力増加率に応じて増加させる。これにより、セル3は拡大し、無線基地局1と当該無線基地局1に接続するセル3内の無線端末との間の通信量は増加することになる。
ここで、送信電力制御部152は、送信電力増加要求の送信元である他の無線基地局の方向に向かう送信電力を増加させることができる。具体的には、記憶部103には、他の無線基地局のIDと、無線基地局1を基準とした他の無線基地局の方向を示す情報(方向情報)とが対応付けて記憶されている。送信電力制御部152は、送信電力増加要求に含まれる送信元基地局IDを抽出し、当該送信元基地局IDと対応付けられている方向情報を記憶部103から読み出す。これにより、送信電力制御部152は、送信電力増加要求の送信元である他の無線基地局の方向を特定し、当該他の無線基地局の方向に向かう送信電力を増加させることができる。
一方、無線基地局1と無線端末との間の通信量が閾値以上である場合には、送信電力制御部152は、送信電力の増加を行わずに拒否する。
この場合、通知処理部156は、送信電力増加の拒否を示す情報である送信電力増加拒否通知を生成する。図3(b)は、送信電力増加拒否通知の一例を示す図である。図3(b)に示すように、送信電力増加拒否通知は、送信元である無線基地局1のID(送信元基地局ID)と、宛先である無線基地局2A乃至2F(他の無線基地局)の何れかのID(宛先基地局ID)と、拒否通知の内容とにより構成される。宛先である無線基地局のIDは、送信電力増加要求に含まれる送信元の無線基地局のIDである。更に、通知処理部156は、送信電力増加拒否通知を、有線通信部104及びS1インタフェースを介して、MME8へ送信する。
MME8は、受信した送信電力増加拒否通知を、宛先である他の無線基地局へ送信する。
また、周辺の無線基地局2A乃至2F(他の無線基地局)からのMME8を介した送信電力増加拒否通知が受信された場合には、無線基地局1において、以下の処理が行われる。
すなわち、送信電力制御部152は、MME8、S1インタフェース及び有線通信部104を介して、他の無線基地局からの送信電力増加拒否通知を受信する。次に、送信電力制御部152は、送信電力増加拒否通知に含まれる送信元の無線基地局のIDに対応する他の無線基地局の方向について送信電力を減少させる制御を中止する。
ここで、送信電力制御部152は、送信電力増加拒否通知の送信元である他の無線基地局の方向に向かう送信電力を増加させることができる。具体的には、上述と同様、記憶部103には、他の無線基地局のIDと、無線基地局1を基準とした他の無線基地局の方向を示す情報(方向情報)とが対応付けて記憶されている。送信電力制御部152は、送信電力増加拒否通知に含まれる送信元基地局IDを抽出し、当該送信元基地局IDと対応付けられている方向情報を記憶部103から読み出す。これにより、送信電力制御部152は、送信電力増加拒否要求通知の送信元である他の無線基地局の方向を特定し、当該他の無線基地局の方向に向かう送信電力を増加させることができる。
また、送信電力制御部152は、送信電力増加拒否通知に含まれる送信元の無線基地局のIDに対応する他の無線基地局を、その後における送信電力増加要求の送信先から所定期間除外する。
また、送信電力制御部152は、送信電力増加要求の宛先である一部の他の無線基地局から送信電力増加拒否通知を受信した場合には、図示しない上位ネットワーク側の装置への警告(第1のアラーム)のための処理(第1のアラーム処理)を行う。また、送信電力制御部152は、送信電力増加要求の宛先である全ての他の無線基地局から送信電力増加拒否通知を受信した場合には、図示しない上位ネットワーク側の装置への第1のアラームよりも緊急性の度合いが高い警告(第2のアラーム)のための処理を行う。
(2)無線基地局の動作
次に、無線基地局1の動作を説明する。図4は、無線基地局1の第1の動作を示すフローチャートである。
ステップS100において、制御部102は、無線基地局1に接続している無線端末との間の通信量を測定する。ステップS102において、制御部102は、測定した通信量が閾値を超えているか否かを判定する。
通信量が閾値を超えていない場合には、ステップS100における、通信量の測定以降の動作が繰り返される。
一方、通信量が閾値を超えている場合には、ステップS103において、制御部102は、通信量を減少させるために、無線基地局1の送信電力を送信電力減少率に応じて減少させる。
更に、ステップS104において、制御部102は、送信電力増加要求を生成し、周辺の無線基地局2A乃至2Fへ送信する。
図5は、無線基地局1の第2の動作を示すフローチャートである。
ステップS200において、制御部102は、無線基地局1に接続している無線端末との間の通信量を測定する。ステップS201において、制御部102は、無線基地局2A乃至2F(他の無線基地局)の何れかからの送信電力増加要求を受信したか否かを判定する。送信電力増加要求を受信していない場合には、ステップS200における、通信量の測定以降の動作が繰り返される。
一方、送信電力増加要求を受信した場合、ステップS202において、制御部102は、通信量が閾値を超えているか否かを判定する。
通信量が閾値を超えていない場合、ステップS203において、制御部102は、受信した送信電力増加要求に含まれる送信電力増加率に応じて増加させる。
一方、通信量が閾値を超えている場合、ステップS204において、制御部102は、送信電力の増加を拒否するとともに、送信電力増加拒否通知を生成し、送信電力増加要求の送信元である他の無線基地局へ向けて送信する。
図6は、無線基地局1の第3の動作を示すフローチャートである。
ステップS300において、制御部102は、他の無線基地局からの送信電力増加拒否通知を受信したか否かを判定する。
送信電力増加拒否通知を受信した場合、ステップS301において、制御部102は、送信電力増加拒否通知に含まれる送信元の無線基地局のIDに対応する他の無線基地局を、その後における送信電力増加要求の送信先から所定期間除外する。
(3)作用・効果
本発明の実施形態に係る無線通信システム10において、無線基地局1は、当該無線基地局1と接続している無線端末との間の通信量が閾値を超えた場合に、自局における無線信号の送信電力を減少させるとともに、他の無線基地局に対して、当該他の無線基地局における無線信号の送信電力の増加を要求する。
これにより、無線基地局1の送信電力が減少することで、当該無線基地局1の通信エリアであるセル3を縮小し、通信量を減らして、換言すれば、無線基地局1における無線通信に関する負荷を減らして、ハンドオーバの失敗、無線端末の通信速度の低下、下りバッファのオーバーフローによる再送制御を防止して、通信サービスの品質を維持することが可能となる。一方、他の無線基地局の送信電力が増加することで、当該他の無線基地局の通信エリアであるセルを拡大し、他の無線基地局における、無線端末との間の通信量を増やして、無線基地局1における収容端末数の減少を補うことができ、この点においても通信サービスの品質を維持することが可能となる。
また、閾値は、無線基地局1における通信量の上限値よりも低い値であるため、通信量が上限値になる前に、送信電力制御が行われることになり、通信サービスの品質が大きく劣化する前に、その予防を行うことが可能となる。
また、閾値は、時間帯によって異なるため、現実の通信量の推移に応じた適切な閾値の設定が可能となる。
また、無線基地局1は、他の無線基地局から送信電力増加要求を受けた場合であって、且つ、通信量が閾値よりも低い場合に、無線信号の送信電力を増加させる。
これにより、無線基地局1の送信電力が増加することで、当該無線基地局1の通信エリアであるセルを拡大し、無線基地局1における無線端末との間の通信量を増やして、他の無線基地局における無線端末との間の通信量の減少を補うことができ、通信サービスの品質を維持することが可能となる。
図7は、無線通信システム10の送信電力制御後のセルの状態を示す図である。図7を図1と比較すると、無線基地局1の通信エリアであるセル3が狭くなる一方、無線基地局2A乃至2Fの通信エリアであるセル4A乃至4Fが広くなっており、無線基地局1における無線端末との間の通信量の減少を、他の無線基地局における無線端末との間の通信量の増加によって補い、通信サービスの品質を維持することが可能となる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線通信に関する負荷として、無線基地局1における無線端末との間の通信量を用いたが、無線基地局1に接続される無線端末の数、無線通信における制御部102の処理負荷等を、無線通信に関する負荷としてもよい。
また、無線基地局1と無線端末との間の通信量と比較される閾値を、Physical Resoure Block(PRB)の使用状況を示す値としてもよい。例えば、無線基地局1におけるPRBの使用率の100%を閾値とする。
ここで、PRBの使用率が100%であるということのみでは、無線基地局1で収容可能な呼の数が上限に達しておらず、輻輳も発生しない可能性もある。なぜならば、無線基地局1における収容可能な呼の数の上限は、各呼の通信量に依存しており、随時変化するためである。
このため、送信電力制御部152は、PRBの使用率が、所定時間以上、又は、常に100%となっている場合に、当該無線基地局1における収容可能な呼の数の上限以上の呼が発生している、換言すれば、輻輳が発生していると判断する。
無線基地局1における収容可能な呼の数の上限以上の呼が発生している場合には、他の無線基地局への負荷分散が試みられる。すなわち、要求部154は、周辺の無線基地局2A乃至2Fの送信電力を増加させる要求である送信電力増加要求を生成し、当該無線基地局2A乃至2Fへ送信電力増加要求を送信する。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2009−293512号(2009年12月24日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明の無線基地局及び通信制御方法によれば、通信サービスの品質を低下させることなく、無線基地局における無線通信に関する負荷を低減させることが可能であり、無線基地局及び通信制御方法として有用である。

Claims (5)

  1. 無線端末と無線通信する無線基地局であって、
    前記無線通信に関する負荷が閾値を超えた場合に、無線信号の送信電力を減少させ、且つ、他の無線基地局に対して、前記他の無線基地局における無線信号の送信電力の増加を要求すると共に、前記他の無線基地局から無線信号の送信電力増加の要求を受ける制御部を備え、
    前記制御部は、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えている場合に、前記送信電力増加を拒否する無線基地局。
  2. 前記閾値は、前記無線基地局における無線通信に関する負荷の上限値よりも低い値である請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記閾値は、時間帯によって異なる請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記制御部は、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値よりも低い場合に、前記要求の送信元である他の無線基地局と対応付けられている方向情報に基づいて前記送信元の方向に向かうよう無線信号の送信電力を増加させる請求項1に記載の無線基地局。
  5. 無線端末と無線通信し、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えた場合に、無線信号の送信電力を減少させ、且つ、他の無線基地局に対して、前記他の無線基地局における無線信号の送信電力の増加を要求すると共に、前記他の無線基地局から無線信号の送信電力増加の要求を受ける無線基地局における通信制御方法であって、
    前記無線基地局が、前記他の無線基地局から前記送信電力増加の要求を受けた場合であって、且つ、前記無線通信に関する負荷が閾値を超えている場合に、前記送信電力増加を拒否するステップを備える通信制御方法。
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