JP5886409B1 - ランバック制御装置およびランバック制御方法 - Google Patents

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【課題】複合バーナへ供給する燃料の切替動作期間中における過剰なランバック動作をなくすことができるランバック制御装置およびランバック制御方法を提供する。【解決手段】切替型燃料供給ユニットによる燃料切替動作期間中において、ランバック制御装置は、(a)切替型燃料供給ユニットを除く複数の燃料供給ユニットが燃料供給動作を自動運転により行っている状態であるか否か、(b)各複合バーナのガス燃焼部の失火頻度が基準頻度よりも高く、または各複合バーナのガス燃焼部に供給されているガスの圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および(c)石炭を各複合バーナの石炭燃焼部へ供給する動作を自動運転により行っていない状態であるか否かを判定し、(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべきであると判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御装置およびランバック制御方法に関する。
多くの火力発電システムには、ボイラに設けられたバーナに燃料を供給する燃料供給ユニットが複数設けられている。燃料が石炭の場合、各燃料供給ユニットは、石炭バンカ、石炭バンカから供給された石炭を搬送する給炭機、搬送された石炭を微粉化してバーナへ供給するミル等を備えている。また、火力発電システムが稼働している間、各燃料供給ユニットは自動運転により石炭をバーナへ供給し続ける。火力発電システムのフル稼働時には、すべての燃料供給ユニットが稼働し、多量の石炭をバーナへ供給する。
このような石炭を用いた火力発電システムにおいて、複数の燃料供給ユニットのうち例えば1つの燃料供給ユニットにおいてミルが故障により停止し、いわゆるミルトリップの状態になることがある。このような場合には、他の燃料供給ユニットが自動運転を継続することができる等の所定の条件を充足するか否かが判断され、当該条件を充足する場合には、ランバック制御が実行される。ランバック制御とは、ランバック動作の制御を意味し、ランバック動作とは、一部の燃料供給ユニットやバーナの停止等により燃料の供給量が減少した分、ボイラへ供給する空気や水の量を減らす方向で調整し、火力発電システムの出力を下げつつ、残りの燃料供給ユニットの稼働を続けて発電を継続する動作といった意味である。
一方、火力発電システムの中には、ボイラに設けられた複数のバーナのうちの一部のバーナとして、ガスバーナと石炭バーナとが一体化した構造を有し、ガスと石炭とのいずれか一方を選択的に燃焼させることができる複合バーナが採用されているものがある。このような火力発電システムの場合には、複数の燃料供給ユニットのうちの一部の燃料供給ユニットとして、ガスと石炭との2種類の燃料を相互に切り替えることができる切替型燃料供給ユニットが採用されている。このような切替型燃料供給ユニットには、石炭バンカ、給炭機およびミルといった石炭を複合バーナへ供給する機器と、ガス遮断弁およびガス流量調節弁といったガスを複合バーナへ供給する機器とが設けられている。このような切替型燃料供給ユニットにおいては、例えば、ガスを複合バーナへ供給している間に、複合バーナにおけるガスの燃焼の異常等により当該複合バーナの入口におけるガス圧が異常に低下した場合、他の燃料供給ユニットが自動運転を継続することができる等の所定の条件を充足するか否かが判断され、当該条件を充足する場合には、ランバック制御が実行される。
下記の特許文献1には、ガスと石炭ではなく、石油と石炭であるが、燃焼させる燃料を切り替えることができる燃焼装置が記載されている。
特開2006−125808号公報
ところで、複数の燃料供給ユニットのうちの一部が2種類の燃料を相互に切り替えることのできる切替型燃料供給ユニットである火力発電システムにおいては次のような問題がある。
すなわち、ガスと石炭とを相互に切り替える切替型燃料供給ユニットを例にあげると、切替型燃料供給ユニットにおいて、燃料をガスから石炭に切り替える動作を行っている期間に、石炭の複合バーナへの供給動作がすでに軌道に乗り、安定的な自動運転状態が確保されているにもかかわらず、複合バーナにおけるガスの燃焼の消火失敗等の原因により、過剰なランバック制御が実行されることがあるという問題がある。
具体的に説明すると、複合バーナは、上述したようにガスバーナと石炭バーナとを一体化したものであり、燃料切替動作時には、複合バーナにおけるガスバーナの部分へのガスの供給と、複合バーナにおける石炭バーナの部分への石炭の供給とが重複して行われる。切替型燃料供給ユニットにおいて、燃料をガスから石炭に切り替える燃料切替動作期間中、ミルにおける準備動作(ミルウォーミング)が終了した後、複合バーナにおけるガスバーナの部分へ供給するガスの流量を徐々に減らしつつ、石炭バンカからミルへの石炭の供給を徐々に増加させ、ミルから複合バーナにおける石炭バーナの部分への石炭の供給量を徐々に増やす。これにより、ボイラ内の熱量を一定に保持しながら、燃料切替を行うことができる。
燃料切替動作期間の前半は、石炭の供給動作が不安定であるので、切替型燃料供給ユニットにおける石炭の供給動作を手動で操作する。しかし、燃料切替動作期間の中頃で石炭の供給動作が安定するので、燃料切替動作期間の後半は、切替型燃料供給ユニットにおける石炭の供給動作が自動運転に切り替わる。石炭の供給動作が自動運転に切り替わった後は、複合バーナへの燃料供給は、石炭の供給が支配的となり、ガスの供給の影響は無視できるほどに小さくなるので、この段階で複合バーナのガスバーナの部分においてガスの燃焼の消火失敗等の異常が生じても、その異常はきわめて軽微であるといえ、これが火力発電システムにおける発電動作に支障をもたらすことはなく、安全性を損なう事態を招くこともないと考えられる。このように、石炭の供給動作が自動運転に切り替わった後に起こることのある複合バーナにおけるガスの燃焼の消火失敗等によるランバック制御の実行は、フェールセーフの観点を考慮に入れても、過剰であると考えられる。
また、ランバック制御の実行開始時には警報等が発せられ、また、ランバック制御を解除するにはいくつかの作業を行わなければならない。このため、過剰なランバック制御の実行は、却って、業務に支障をもたらし、作業負担を増加させる。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、複合バーナへ供給する燃料の切替動作期間中における過剰なランバック動作をなくすことができるランバック制御装置およびランバック制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1のランバック制御装置は、ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御装置であって、前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視部と、前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視部と、前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視部と、前記燃焼監視部による前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視部による前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視部による前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定部とを備え、前記ランバック実行判定部は、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、(a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、(b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および(c)前記第1の燃料供給ユニットが前記第2種の燃料を前記第1のバーナユニットへ供給する燃料供給動作を自動運転により行っていない状態であるか否かを判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とする。
また、本発明の第2のランバック制御装置は、ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御装置であって、前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視部と、前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視部と、前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視部と、前記燃焼監視部による前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視部による前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視部による前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定部とを備え、前記ランバック実行判定部は、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、(a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、(b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および(c)前記第1の燃料供給ユニットにおいて前記第1のバーナユニットへ供給する前記第2種の燃料の単位時間当たりの量が所定の基準量未満であるか否かを判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とする。
また、本発明の第3のランバック制御装置は、上述した本発明の第1または第2のランバック制御装置において、前記第1種の燃料はガス燃料であり、前記第2の燃料は石炭であることを特徴とする。
また、本発明の第4のランバック制御装置は、上述した本発明の第1ないし第3のいずれかのランバック制御装置において、前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態は、前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を自動運転により行っている状態である。
上記課題を解決するために、本発明の第1のランバック制御方法は、ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御方法であって、前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視工程と、前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視工程と、前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視工程と、前記燃焼監視工程における前記第1のバーナユニットの燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視工程における前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視工程における前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定工程とを備え、前記ランバック実行判定工程では、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、(a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、(b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および(c)前記第1の燃料供給ユニットが前記第2種の燃料を前記第1のバーナユニットへ供給する燃料供給動作を自動運転により行っていない状態であるか否かを判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とする。
また、本発明の第2のランバック制御方法は、ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御方法であって、前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視工程と、前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視工程と、前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視工程と、前記燃焼監視工程における前記第1のバーナユニットの燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視工程における前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視工程における前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定工程とを備え、前記ランバック実行判定工程では、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、(a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、(b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および(c)前記第1の燃料供給ユニットにおいて前記第1のバーナユニットへ供給する前記第2種の燃料の単位時間当たりの量が所定の基準量未満であるか否かを判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とする。
本発明によれば、複合バーナへ供給する燃料の切替動作期間中における過剰なランバック動作をなくすことができる。
本発明の実施形態によるランバック制御装置が設けられた火力発電システムの一部を示す説明図である。 本発明の実施形態において切替型燃料供給ユニットの燃料切替動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態によるランバック制御装置とそれに接続された機器を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるランバック制御装置におけるランバック制御実行の条件を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(火力発電システム)
図1は、本発明の実施形態によるランバック制御装置が設けられた火力発電システムの一部を示している。図1において、火力発電システム1は、ボイラ2を備え、ボイラ2には、例えば4つのバーナユニット11A、11B、11C、11Dが設けられている。バーナユニット11Bはボイラ2の最上段に配置され、バーナユニット11Cはボイラ2において上から2番目の段に配置され、バーナユニット11Aはボイラ2において上から3番目の段に配置され、バーナユニット11Dはボイラ2の最下段に配置されている。
バーナユニット11Bは例えば4つの複合バーナ12により構成されている。各複合バーナ12はガスバーナと石炭バーナとが一体化した構造を有し、ガス(第1種の燃料)および石炭(第2種の燃料)を選択的に燃焼させることができる。以下、各複合バーナ12において、ガスバーナの部分をガス燃焼部13といい、石炭バーナの部分を石炭燃焼部14という。また、バーナユニット11Cは例えば4つの石炭バーナ15により構成されている。また、バーナユニット11Aは例えば4つの石炭バーナ16により構成されている。また、バーナユニット11Dは例えば4つの石炭バーナ17により構成されている。各石炭バーナ15、16、17は石炭を燃焼させることができる。
また、火力発電システム1は、バーナユニット11A、11B、11C、11Dにそれぞれ対応して燃料供給ユニット21A、21B、21C、21Dを備えている。燃料供給ユニット21Bは、切替型燃料供給ユニットであり、ガスおよび石炭のいずれか一方をバーナユニット11Bへ供給することができ、バーナユニット11Bへガスおよび石炭のいずれを供給するかを切り替えることができる。燃料供給ユニット21Bは、ガスを供給する構成として、バーナユニット11Bにおける各複合バーナ12のガス燃焼部13に接続されたガス経路22と、ガス経路22の最上流側に設けられ、ガス経路22を連通または遮断するガス供給元弁23と、ガス経路22においてガス供給元弁23の下流側に設けられ、ガス経路22を連通または遮断するガス遮断弁24と、ガス経路22においてガス遮断弁24の下流側に設けられ、ガス経路22を流通するガスの流量を調節するガス流量調節弁25と、各複合バーナ12のガス燃焼部13の入口の圧力を測定するガス圧測定器26を備えている。また、燃料供給ユニット21Bは、石炭を供給する構成として、石炭バンカ31Bと、石炭バンカ31Bから供給される石炭を搬送する給炭機32Bと、搬送された石炭を砕いて微粉化し、微粉化した石炭(微粉炭)を、各複合バーナ12の石炭燃焼部14へ供給するミルBと、各複合バーナ12の石炭燃焼部14に接続され、微粉化された石炭が流通する石炭経路34Bを備えている。また、燃料供給ユニット21A、21C、21Dは、燃料供給ユニット21Bにおける石炭を供給する構成と同様に、石炭バンカ31A、31C、31D、給炭機32A、32C、32D、ミルA、C、D、および石炭経路34A、34C、34Dをそれぞれ備えている。
また、火力発電システム1は、バーナユニット11A、11B、11C、11Dおよび燃料供給ユニット21A、21B、21C、21Dの動作を制御する動作制御装置38を備えている。動作制御装置38はコンピュータにより構成され、火力発電システム1が設けられた火力発電所の制御所に設けられている。動作制御装置38には、各複合バーナ12、各石炭バーナ15、16、17、ガス供給元弁23、ガス遮断弁24、ガス流量調整弁25、各石炭バンカ31A、31B、31C、31D、各給炭機32A、32B、32C、32D、ミルA、B、C、D等がケーブル等を介して電気的に接続されおり、動作制御装置38はこれらの機器の動作を制御することができる。例えば、火力発電システム1のフル稼働時、動作制御装置38は、バーナユニット11A、11B、11C、11Dおよび燃料供給ユニット21A、21B、21C、21Dを一斉に動作させる。具体的には、燃料供給ユニット21Bによりガスをバーナユニット11Bへ供給して各複合バーナ12のガス燃焼部13において燃焼させる場合には、動作制御装置38は、ガス供給元弁23およびガス遮断弁24を開き、ガス流量調節弁25の開度を適切な開度に調節し、ガス経路22を介してガスを各複合バーナ12のガス燃焼部13へ供給する。一方、燃料供給ユニット21Bにより石炭をバーナユニット11Bへ供給して各複合バーナ12の石炭燃焼部14において燃焼させる場合には、動作制御装置38は、石炭バンカ31B、給炭機32BおよびミルBを動作させ、石炭バンカ31Bにより石炭を給炭機32Bへ供給し、供給された石炭を給炭機32BによりミルBへ搬送し、搬送された石炭をミルBにより微粉化し、微粉化された石炭を石炭経路34Bを介して各複合バーナ12の石炭燃焼部14へ供給する。また、燃料供給ユニット21A、21C、21Dにより石炭をバーナユニット11A、11C、11Dへ供給して石炭バーナ15、16、17において燃焼させる場合には、動作制御装置38は、石炭バンカ31A、31C、31D、給炭機32A、32C、32DおよびミルA、C、Dを動作させ、石炭バンカ31A、31C、31Dにより石炭を給炭機32A、32C、32Dへ供給し、供給された石炭を給炭機32A、32C、32DによりミルA、C、Dへ搬送し、搬送された石炭をミルA、C、Dにより微粉化し、微粉化された石炭を石炭経路34A、34C、34Dを介して石炭バーナ15、16、17へ供給する。
(燃料切替動作)
また、動作制御装置38は、切替型燃料供給ユニットである燃料供給ユニット21Bの燃料切替動作を制御する。図2は、燃料供給ユニット21Bにおける燃料切替動作を示している。燃料供給ユニット21Bにおいて、バーナユニット11Bへ供給する燃料をガスから石炭へ切り替える場合、動作制御装置38は、燃料供給ユニット21Bを図2に示すように制御する。
すなわち、動作制御装置38は、まず、時点t1において、ミルBに対し、ミルウォーミング起動指令を出力する。これに応じ、ミルBは本格稼働前の準備動作であるウォーミング動作を開始する。
その後、動作制御装置38は、時点t2において、ガス流量ミニマム設定指令を出力する。これに応じ、ガス流量調節弁25がその開度を小さくする。これにより、各複合バーナ12のガス燃焼部13へ供給されるガスの流量Gが徐々に減少していく。
この間、ミルBにおいては、ウォーミング動作により、その出口温度が所定の基準温度(例えば85度)に達する。ミルBの出口温度が基準温度に達すると、ミルBは本格稼働を開始する。これにより、給炭機32BからミルBへ搬送される石炭の量Hが徐々に増加していく。図3では時点t2と時点t3との間で、ミルBへ搬送される石炭量Hの漸増が始まっている。その後、時点t3直前の時点において、ミルBへ搬送される1時間当たりの石炭量Hが所定の基準量以上(例えば9t以上)となる。この基準量は、ミルBへの石炭の搬送の安定化、または各複合バーナ12の石炭燃焼部14への石炭の供給の安定化が認められる石炭量である。動作制御装置38は、ミルBへ搬送される石炭量Hを監視しており、ミルBへ搬送される1時間当たりの石炭量Hが上記基準量以上となったことを認識したとき、これまで手動操作で動作していた給炭機32Bを自動運転に切り替える。
給炭機32Bが自動運転に切り替わった後の時点t3において、動作制御装置38は、4つの複合バーナ12のガス燃焼部13に向け、消火指令を出力する。消火指令は、複合バーナ12ごとに時間差を持って出力される。すなわち、まず、時点t3において、4つの複合バーナ12のうち、第1の複合バーナに向け、第1の消火指令が出力される。続いて、第1の複合バーナ12における消火が確認されてから所定時間経過後(例えば30秒経過後)の時点t4において、4つの複合バーナ12のうち、第2の複合バーナに向け、第2の消火指令が出力される。続いて、第2の複合バーナ12における消火が確認されてから所定時間経過後(例えば30秒経過後)の時点t5において、4つの複合バーナ12のうち、第3の複合バーナに向け、第3の消火指令が出力される。続いて、第3の複合バーナ12における消火が確認されてから所定時間経過後(例えば30秒経過後)の時点t6において、4つの複合バーナ12のうち、第4の複合バーナに向け、第4の消火指令が出力される。続いて、時点t7において、動作制御装置38は、ガス供給元弁23およびガス遮断弁24を閉じる制御を行う。ガス供給元弁23およびガス遮断弁24が閉じた頃、給炭機32BによりミルBへ搬送される1時間当たりの石炭量Hが、通常連続稼働時の量(例えば15t)に達する。これにより、燃料供給ユニット21Bにおける燃料切替動作は完了する。
(ランバック制御装置)
また、火力発電システム1は、火力発電システム1におけるランバック動作を制御するランバック制御装置41を備えている。ランバック制御装置41はコンピュータにより構成され、火力発電システム1が設けられた火力発電所の制御所に設けられている。
図3は、ランバック制御装置41およびそれにケーブル等を介して電気的に接続された機器を示している。図3に示すように、ランバック制御装置41には、燃料供給ユニット21Bにおけるガス供給元弁23、ガス遮断弁24、ガス流量調節弁25、ガス圧測定器26、給炭機32B、およびミルBが接続されている。また、ランバック制御装置41には、燃料供給ユニット21A、21C、21Dにおける給炭機32A、32C、32D、およびミルA、C、Dが接続されている。
また、ランバック制御装置41は、ガス燃焼監視部42、ガス供給監視部43、石炭供給監視部44、およびランバック実行判定部45を備えている。
ガス燃焼監視部42は、バーナユニット11Bの各複合バーナ12のガス燃焼部13におけるガスの燃焼状態を監視する。例えば、ガス燃焼監視部42は、各複合バーナ12のガス燃焼部13における失火の発生頻度(例えば単位時間当たりの失火発生回数)を監視する。また、ガスの燃焼状態には、各ガス燃焼部13の入口の圧力の状態が含まれる。ガス燃焼監視部42は、ガス圧測定器26から得られる各ガス燃焼部13の入口の圧力の測定値により、各ガス燃焼部13の入口の圧力の状態を監視する。
ガス供給監視部43は、燃料供給ユニット21Bにおけるガスの供給動作を監視する。ガス供給監視部43は、燃料供給ユニット21Bにおけるガスの供給動作の監視として、ガス供給元弁23の開閉動作の監視、ガス遮断弁24の開閉動作の監視、ガス流量調節弁5の開閉動作および開度の監視等を行う。
石炭供給監視部44は、燃焼供給ユニット21A、21B、21C、21Dにおける石炭の供給動作を監視する。例えば、石炭供給監視部44は、給炭機32A、32B、32C、32Dの運転状態(手動操作か自動運転か等)、ミルA、B、C、Dの動作状態(ミルトリップの状態か否か等)を監視する。
ランバック実行判定部45は、ガス燃焼監視部42、ガス供給監視部43および石炭供給監視部44のそれぞれの監視結果に基づき、火力発電システム1においてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合には、ランバック制御を実行すべき旨を命ずる指令であるランバック指令を出力する。
ガス燃焼監視部42、ガス供給監視部43、石炭供給監視部44およびランバック実行判定部45は、例えば、ランバック制御装置41を構成するコンピュータのCPU(中央演算処理装置)にコンピュータプログラムを読み込ませ、それを実行することにより実現される。
(ランバック制御方法)
図4は、ランバック制御装置41が、火力発電システム1においてランバック動作を実行すべきか否かを判定するための条件を示している。ランバック制御装置41のランバック実行判定部45は、ガス燃焼監視部42、ガス供給監視部43および石炭供給監視部44のそれぞれの監視結果に基づき、図4に示す条件が充足されるか否かを判断し、これらの条件が充足されたとき、ランバック動作を実行すべきであると判定する。
具体的には、ランバック実行判定部45は、ミルA、ミルB、ミルCおよびミルDのうち1つ以上のミルがミルトリップの状態となった場合(図4中のP1、P2、P3、P4の場合)であって、かつ、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち、3段以上点火可能な状態である場合(P6の場合)に、ランバック動作を実行すべきであると判定する。ランバック動作を実行すべきであると判定するに当たり、P6を条件とした理由は、火力発電システムの出力を下げることを許す程度を制限し、安定的な発電を継続可能にするためである。
この判定を行うに当たり、ランバック実行判定部45は、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち3段以上点火可能な状態であるか否かを次のように判断する。すなわち、燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12の石炭燃焼部14へ石炭を供給している間においては、給炭機32A、32B、32C、32Dのうち3つ以上の給炭機が自動運転を行っている状態である場合(P7の場合)に、ランバック実行判定部45は、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち3段以上点火可能な状態であると判断する。また、燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12のガス燃焼部13へガスを供給している間においては、給炭機32A、32C、32Dのうち2つ以上の給炭機が自動運転を行っており、かつ各複合バーナ12のガス燃焼部13が点火している状態である場合(P8の場合)に、ランバック実行判定部45は、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち3段以上点火可能な状態であると判断する。また、燃料供給ユニット21Bが燃料切替動作を行っている間においては、給炭機32A、32C、32Dが自動運転を行っている場合(P9の場合)に、ランバック実行判定部45は、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち3段以上点火可能な状態であると判断する。
また、ランバック実行判定部45は、燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12のガス燃焼部13へガスを供給している間、または燃料供給ユニット21Bが燃料切替動作を行っている間、燃料供給ユニット21Bにおけるガス供給に関する機器が故障や異常等により停止し、いわゆるガストリップの状態である場合(図4中のP5の場合)であって、かつ、ボイラ2に設けられた4段のバーナユニット11A、11B、11C、11Dのうち3段以上点火可能な状態である場合(P6の場合)に、ランバック指令を出力する旨の判定を下す。
この判定を行うに当たり、ランバック実行判定部45は、ガストリップの状態か否かを次のように判断する。すなわち、ランバック実行判定部45は、各複合バーナ12のガス燃焼部13に供給されているガスの圧力が所定の基準圧力よりも低い状態である場合であって、かつ、ミルBへ石炭を供給する給炭機32Bが自動運転を行っていない状態である場合(P13の場合)に、ガストリップの状態であると判断する。また、ランバック実行判定部45は、各複合バーナ12のガス燃焼部13に供給されているガスの圧力が所定の基準圧力よりも低い状態であるか否かを次のように判断する。すなわち、ランバック実行判定部45は、ガス経路22に設けられたガス供給元弁23、ガス遮断弁24およびガス流量調節弁25のうちいずれかの弁が開いている場合(P11の場合)であって、かつ、いずれかの複合バーナ12のガス燃焼部13の入口のガス圧が所定の基準圧力未満である場合(P12の場合)に、各複合バーナ12のガス燃焼部13に供給されているガスの圧力が所定の基準圧力よりも低い状態であると判断する。
また、ランバック実行判定部45は、ボイラ2に設けられた4つの複合バーナ12のガス燃焼部13において発生する失火の総数をカウントして4つの複合バーナ12のガス燃焼部13の全体における失火の頻度を認識し、この失火の頻度が所定の基準頻度を超えている場合(P10の場合)であって、かつ、ミルBへ石炭を供給する給炭機32Bが自動運転を行っていない状態である場合(P13の場合)にも、ガストリップの状態であると判断する。
ここで、ガストリップ状態か否かを判断するに当たり、P13の場合、すなわち、ミルBへ石炭を供給する給炭機32Bが自動運転を行っていない状態である場合を条件としたことにより、次のような効果が得られる。すなわち、P13の条件は、燃料供給ユニット21Bが燃料切替動作を行っている間に、判定する意味のある条件である。つまり、燃料供給ユニットBにおいて燃料切替動作が行われる間、図2に示すように、給炭機32BからミルBへ搬送される石炭の量Hが徐々に増加すると共に、各複合バーナ12のガス燃焼部13へ供給されるガスの流量Gが徐々に減少する。そして、時点t3の直前で、ミルBへの石炭の搬送、または各複合バーナ12のガス燃焼部13への石炭の供給が安定化し、給炭機32Bが自動運転に切り替わり、その後、給炭機32Bの自動運転により、石炭のミルBへの安定した搬送が継続する。一方、給炭機32Bが自動運転に切り替わった直後の時点t3以後、動作制御装置38から各複合バーナ12のガス燃焼部13へ複合バーナ12ごとに時間差を持って消火指令が出力され、複合バーナ12のガス燃焼部13の燃焼が順次消火されていく。ところが、この複合バーナ12のガス燃焼部13における消火に失敗することがある。複合バーナ12のガス燃焼部13における消火に失敗すると、少なくともガス供給元弁23が開いた状態で、ガス燃焼部13の入口のガス圧が所定の基準圧力よりも低くなることがある。この結果、図4中のP11およびP12の双方の条件を充足することなり、仮にP13の条件がない場合には、ガストリップの状態であるとランバック実行判定部45により判定され、P6の条件を充足する場合にはランバック動作を実行すべきと判定されることとなる。ところが、時点t3以降、給炭機32Bの自動運転により石炭のミルBへの安定した搬送が継続しているので、この場合にランバック動作を実行するのは過剰な防御であり、または不要な制御であるといえる。本発明の実施形態によるランバック制御装置41では、ガストリップ状態であるか否かを判定する条件に、P13の条件が含まれているので、複合バーナ12のガス燃焼部13における消火失敗のためにガス供給元弁23が開いた状態でガス圧が所定の基準圧力よりも低くなった場合(P11およびP12の双方の条件を充足した場合)でも、ミルBへ石炭を供給する給炭機32Bが自動運転を行っている場合には、P13の条件を充足しないので、ガストリップ状態であると判定されず、ランバック動作を実行すべきであると判定されない。これにより、過剰なまたは不要なランバック動作の実行を防止することができる。
なお、燃料供給ユニット21Bが複合バーナ12の石炭燃焼部14へ石炭を供給している間においては、ガストリップは起こり得ない。この間、給炭機32Bは自動運転を行っているので、P13の条件は常に否定され、ガストリップの状態であると判定されることはない。また、燃料供給ユニット21Bが複合バーナ12のガス燃焼部13へガスを供給している間においては、給炭機32Bは停止しているので、P13の条件は常に肯定される。この結果、燃料供給ユニット21Bにおけるガス供給に関する条件(P10、P11、P12)のみによりガストリップ状態であるか否かが判定されることとなる。
ランバック実行判定部45は、ランバック動作を実行すべきであると判定した場合には、ランバック指令を、例えばランバック制御装置41の上位の制御装置であって火力発電システムを総合的に制御する総合制御装置等へ出力する。
なお、上述した実施形態では、ランバック動作を実行すべきか否かを判定するに当たり、切替型燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12の石炭燃焼部14へ石炭を供給している場合には3つ以上の給炭機が自動運転を行っている状態であるか否かを判断し(図4中のP7)、また、切替型燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12のガス燃焼部13へガスを供給している場合には2つ以上の給炭機が自動運転を行っている状態であり、かつ各複合バーナ12のガス燃焼部13が点火中であるか否かを判断し(P8)、また、切替型燃料供給ユニット21Bが燃料切替動作を行っている場合には給炭機32A、32C,32Dが自動運転を行っている状態であるか否かを判断する(P9)が、本発明はこれに限らない。ランバック動作を実行すべきか否かを判定するに当たり、切替型燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12の石炭燃焼部14へ石炭を供給している場合には3つ以上の給炭機が正常に石炭供給(搬送)動作を行っている状態であるか否かを判断し、また、切替型燃料供給ユニット21Bが各複合バーナ12のガス燃焼部13へガスを供給している場合には2つ以上の給炭機が正常に石炭供給動作を行っている状態であり、かつ各複合バーナ12のガス燃焼部13が点火中であるか否かを判断し、また、切替型燃料供給ユニット21Bが燃料切替動作を行っている場合には給炭機32A、32C,32Dが正常に石炭供給動作を行っている状態であるか否かを判断してもよい。
また、上述した実施形態では、ガストリップ状態であるか否かを判定するに当たり、給炭機32Bが自動運転を行っていない状態であるか否かを判断する場合(図4中のP13の場合)を例にあげたが、本発明はこれに限らない。P13の条件に代え、給炭機32Bの供給による単位時間当たりの石炭の量が所定の基準量未満であるか否かを判断してもよい。この場合、所定の基準量は、給炭機32Bによる石炭の供給(搬送)が安定する単位時間当たりの最小の石炭量を設定することが望ましい。
また、上述した実施形態では、切替型燃料供給ユニット21Bがガスと石炭とのいずれかを選択する機能を備えている場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。本発明は、石油と石炭とのいずれかを選択する機能、またはガスと石油とのいずれかを選択する機能等を有する切替型燃料供給ユニットにも適用することが可能である。また、切替型燃料供給ユニット21B以外の燃料供給ユニット21A、21C、21Dがバーナへ供給する燃料は石炭に限らず、石油等の他の燃料でもよい。この場合、ボイラ2に設けるバーナを燃料の種類に応じて変更する。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うランバック制御装置およびランバック制御方法もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 火力発電システム
11A、11B、11C、11D バーナユニット
12 複合バーナ
13 ガス燃焼部
14 石炭燃焼部
15、16、17 石炭バーナ
21A、21B、21C、21D 燃料供給ユニット
22 ガス経路
23 ガス供給元弁
24 ガス遮断弁
25 ガス流量調節弁
26 ガス圧測定器
31A、31B、31C、31D 石炭バンカ
32A、32B、32C、32D 給炭機
34A、34B、34C、34D 石炭経路
41 ランバック制御装置
42 ガス燃焼監視部(燃焼監視部)
43 ガス供給監視部(第1の供給監視部)
44 石炭供給監視部(第2の供給監視部)
45 ランバック要否判定部
A、B、C、D ミル

Claims (6)

  1. ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御装置であって、
    前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視部と、
    前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視部と、
    前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視部と、
    前記燃焼監視部による前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視部による前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視部による前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定部とを備え、
    前記ランバック実行判定部は、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、
    (a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、
    (b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および
    (c)前記第1の燃料供給ユニットが前記第2種の燃料を前記第1のバーナユニットへ供給する燃料供給動作を自動運転により行っていない状態であるか否か
    を判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とするランバック制御装置。
  2. ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御装置であって、
    前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視部と、
    前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視部と、
    前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視部と、
    前記燃焼監視部による前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視部による前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視部による前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定部とを備え、
    前記ランバック実行判定部は、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、
    (a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、
    (b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および
    (c)前記第1の燃料供給ユニットにおいて前記第1のバーナユニットへ供給する前記第2種の燃料の単位時間当たりの量が所定の基準量未満であるか否か
    を判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とするランバック制御装置。
  3. 前記第1種の燃料はガス燃料であり、前記第2の燃料は石炭であることを特徴とする請求項1または2に記載のランバック制御装置。
  4. 前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態は、前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を自動運転により行っている状態である請求項1ないし3のいずれかに記載のランバック制御装置。
  5. ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御方法であって、
    前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視工程と、
    前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視工程と、
    前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視工程と、
    前記燃焼監視工程における前記第1のバーナユニットの燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視工程における前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視工程における前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定工程とを備え、
    前記ランバック実行判定工程では、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、
    (a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、
    (b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および
    (c)前記第1の燃料供給ユニットが前記第2種の燃料を前記第1のバーナユニットへ供給する燃料供給動作を自動運転により行っていない状態であるか否か
    を判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とするランバック制御方法。
  6. ボイラと、前記ボイラに設けられ、第1種の燃料および第2種の燃料のいずれか一方を燃焼させる第1のバーナユニットと、前記ボイラに設けられ、前記第2種の燃料を燃焼させる第2のバーナユニットと、前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれか一方を前記第1のバーナユニットへ供給することができ、前記第1のバーナユニットへ前記第1種の燃料および前記第2種の燃料のいずれを供給するかを切り替えることができる第1の燃料供給ユニットと、前記第2種の燃料を前記第2のバーナユニットへ供給する第2の燃料供給ユニットとを備えた火力発電システムにおけるランバック動作を制御するランバック制御方法であって、
    前記第1のバーナユニットにおける燃焼状態を監視する燃焼監視工程と、
    前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作を監視する第1の供給監視工程と、
    前記第2の燃焼供給ユニットの燃料供給動作を監視する第2の供給監視工程と、
    前記燃焼監視工程における前記第1のバーナユニットの燃焼状態の監視結果と、前記第1の供給監視工程における前記第1の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果と、前記第2の供給監視工程における前記第2の燃料供給ユニットの燃料供給動作の監視結果とに基づき、前記火力発電システムにおいてランバック動作を実行すべきか否かを判定し、ランバック動作を実行すべき場合にはランバック指令を出力するランバック実行判定工程とを備え、
    前記ランバック実行判定工程では、前記第1の燃料供給ユニットにおいて、前記第1のバーナユニットへ供給する燃料を前記第1種の燃料から前記第2種の燃料に切り替える切替動作期間中に、
    (a)前記第2の燃料供給ユニットが燃料供給動作を正常に行っている状態であるか否か、
    (b)前記第1のバーナユニットにおける失火頻度が所定の基準頻度よりも高く、または前記第1の燃料供給ユニットから前記第1のバーナユニットに供給されている第1種の燃料の圧力が所定の基準圧力よりも低いか否か、および
    (c)前記第1の燃料供給ユニットにおいて前記第1のバーナユニットへ供給する前記第2種の燃料の単位時間当たりの量が所定の基準量未満であるか否か
    を判定し、当該判定の結果、前記(a)、(b)および(c)がすべて肯定された場合にランバック動作を実行すべき旨の判定を行い、前記ランバック指令を出力することを特徴とするランバック制御方法。
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