JP2002327916A - ミルランバック制御回路 - Google Patents

ミルランバック制御回路

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JP2002327916A
JP2002327916A JP2001133123A JP2001133123A JP2002327916A JP 2002327916 A JP2002327916 A JP 2002327916A JP 2001133123 A JP2001133123 A JP 2001133123A JP 2001133123 A JP2001133123 A JP 2001133123A JP 2002327916 A JP2002327916 A JP 2002327916A
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mills
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Masanori Nonokawa
正典 野々川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭焚発電用ボイラにおけるミルトリップ時
に、必要なときにはミルランバックし運転員の操作忘れ
を防ぐことができ、必要のない時にはミルランバック動
作をせず不必要なボイラ負荷の降下を防ぐミルランバッ
ク制御回路。 【解決手段】 ミルランバック制御回路を、運転中の複
数台のミルにおいてミルトリップが生じたとき発生する
ミルランバック指令条件信号を起動条件として所定の判
別回路を経てボイラの負荷を下げる操作開始を指示する
ミルランバック発生信号を出力するミルランバック制御
回路において、ミルランバック指令条件信号を一定時間
保持するオフディレータイマを介して、残りの運転中の
ミルの燃料流量が燃料流量制御上限に一定量を残して近
づいたときONとなる信号をAND条件の一つとする論
理積演算子に入力し、同論理積演算子の出力が前記所定
の判別回路に入力されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭焚発電用ボイ
ラにおけるミルトリップ(本明細書において、ミルおよ
びミルに付属の給炭機の故障等による停止をいう)時の
ミルランバック制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭焚ボイラは、一般的に石炭を粉砕す
る複数台のミル(例えば5台)を備えており、1台当り
のミル容量には石炭の種類によって異なる上下限がある
ため、運転しているミル台数毎のボイラ運転可能な負荷
範囲も石炭の種類によって異なってくる。
【0003】図3は異なる種類の石炭を使用した場合の
ミル台数毎のボイラ運転可能範囲(縦軸にボイラ負荷を
指標とする)の違いを示すものであり、図中左側にミル
3台運転時を示し、右側にミル4台運転時を示す。
【0004】また、石炭の種類としては例えば、石炭
A、石炭B、石炭Cの3種の場合を示しており、石炭
A、石炭B、石炭Cを使用した場合のボイラ運転可能範
囲は、ミル3台運転時においては図中それぞれ矢印A3
、B3 、C3 の範囲であり、ミル4台運転時において
はA4 、B4 、C4 の範囲である。
【0005】なお、図中矢印L3 、L4 はそのボイラが
使用することになっている全ての石炭に種類においてボ
イラ運転可能範囲であり、L3 はミル3台運転時のA3
、B3 、C3 の共通範囲、L4 はミル4台運転時のA4
、B4 、C4 の共通範囲である。
【0006】図3において、ミル4台運転中でX1 のボ
イラ負荷で運転していたとき、ミル1台がトリップした
際の運転を考えると、ミル3台運転ではボイラ負荷X1
は例に挙げている全ての石炭の種類のボイラ運転可能範
囲A3 、B3 、C3 に入らず、どの石炭の種類であって
もボイラ負荷を下げる必要がある。
【0007】一方、ミル4台運転中でX2 のボイラ負荷
で運転しているとき、ミル1台がトリップした場合には
石炭Cを使用していれば、ボイラ負荷X2 はボイラ運転
可能範囲C3 に入るため何もしなくても運転継続可能で
あるが、石炭A、石炭Bの場合はボイラ運転可能範囲A
3 、B3 に入らず何もしなければ燃料が足りなくなって
しまう。
【0008】このようにボイラ負荷および石炭の種類の
違いによってミル1台がトリップした際の運転は一意的
に決まらない。このため従来の制御方法では、ミル1台
がトリップした際には操作員の操作に任せて自動的にミ
ルランバックを行なわない方法と、自動的にボイラ負荷
を規定分下げるミルランバック制御を行なう方法があ
る。
【0009】図4にミル3台、4台運転時のボイラ可能
運転範囲(縦軸にボイラ負荷を指標とする)を示し、ミ
ル4台運転中にミル1台がトリップした場合の従来のミ
ルランバック制御(ミルおよびミルに付属の給炭機がト
リップした際に自動的にボイラ負荷を下げる制御)の概
念を説明する。
【0010】図4において、L3 は全ての(注:ここで
「全て」とは「そのボイラで使用する全て」の意。以
下、同様につき注記略。)石炭でミル3台運転でボイラ
運転可能な範囲であり、L4 は全ての石炭でミル4台運
転でボイラ運転可能な範囲である。
【0011】また、矢印Mは全ての石炭でミル4台運転
でボイラ運転可能であるが3台運転では(全ての石炭で
は)ボイラ運転不可能な範囲、矢印Nは全ての石炭でミ
ル3台および4台でボイラ運転可能な範囲である。な
お、Yはミル3台残し時のミルランバック目標負荷であ
る。
【0012】例えば、Mの領域(例えばボイラ負荷X3
)で運転している時にミル1台がトリップした場合、
ボイラ負荷X3 →ボイラ負荷X3 ’(Nの領域)のよう
にボイラ負荷を下げる必要が有る。
【0013】ここで何も操作しないでおけば全燃料流量
が足りなくなるという問題があり、操作員の操作に任せ
てミルトリップに対する自動的なミルランバックを行な
わない場合では、操作員がボイラ負荷を下げるのを忘れ
てしまうと、3台のミルの燃料流量を引き上げて燃料流
量制御上限の状態で運転継続してしまうこととなり、ボ
イラとして不安定な状態を継続することとなる。
【0014】一方、ミルランバック制御を行なう場合で
は、Nの領域(例えばボイラ負荷X4 )で運転している
時にミル1台がトリップした場合は、ボイラ負荷を下げ
る必要はないにも係わらず、石炭の種類が異なっても全
ての石炭で安定運転を継続出来るボイラ負荷までX4 →
X4 ’のようにボイラ負荷を規定分下げるミルランバッ
ク制御が自動的に行なわれるために、不必要なボイラ負
荷降下をしてしまうという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の石炭焚発電用ボイラにおけるミルトリップ時のミルラ
ンバック制御の問題点を解消し、必要なときにはミルラ
ンバックし運転員の操作忘れを防ぐことができ、必要の
ない時にはミルランバック動作をせず不必要なボイラ負
荷の降下を防ぐことができるミルトリップ時のミルラン
バック制御回路を提供することを課題とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであって、その手段として、
運転中の複数台のミルにおいてミルトリップが生じたと
き発生するミルランバック指令条件信号を起動条件とし
て所定の判別回路を経てボイラの負荷を下げる操作開始
を指示するミルランバック発生信号を出力するミルラン
バック制御回路において、前記ミルランバック指令条件
信号を一定時間保持するオフディレータイマを介して、
残りの運転中のミルの燃料流量が燃料流量制御上限に一
定量を残して近づいたときONとなる信号をAND条件
の一つとする論理積演算子に入力し、同論理積演算子の
出力が前記所定の判別回路に入力されるように構成され
てなることを特徴とするミルランバック制御回路を提供
するものである。
【0017】上記のように構成された手段によれば、ボ
イラ運転中にミル1台がトリップした際には通常の制御
でミルの燃料流量を制御し、通常の燃料流量制御で運転
中のボイラの負荷を残りのミルでまかなえればミルラン
バックとせずに運転継続し、残りのミルでまかなえない
ときは残りのミルの燃料流量を引き上げていって運転中
のミルの燃料流量制御上限に一定量を残して近づいたと
きにボイラ負荷を規定分下げるようにミルランバックを
自動的に行なうことができる。
【0018】また、ミルの燃料流量を燃料流量制御上限
で運転することが回避される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2に基づき本発明の
実施の一形態にかかるミルランバック制御回路を説明す
る。
【0020】図1は本実施の形態のミルランバック制御
回路図であり、図2は本実施の形態のミルランバック制
御回路による制御方法の概念の説明図であり、ミル4台
運転中にミル1台がトリップした場合を例に示す。
【0021】図1は、従来のミルランバック制御回路
に、新たに図中2点鎖線で囲む範囲Wの回路を加えたも
のである。以下、先ず範囲Wを除く従来部分につき概略
説明し、図中の範囲Wの回路を加えた本実施の形態のミ
ルランバック制御回路100について説明する。
【0022】図示のミルランバック制御回路100にお
いて、運転中の複数台のミル(またはそれに付属する給
炭機)のうちの1台がトリップした時、ミルマスタ(全
ミルへの指令を出す制御装置)が自動運転を継続できる
状態の場合はミルランバック制御回路100への起動条
件の信号となるミルランバック指令条件cがONとな
り、ランバック動作中bでなければ論理演算子NOT1
7がONとなって、論理演算子AND(論理積演算子)
20の出力がONとなり、以下の判別回路に入力され
る。(範囲Wの「オフディレータイマ19」と「燃料上
限−α」は後述する。)論理演算子NOT17がONの
とき、自動制御運転下でランバック許容gの状態であれ
ばセット・リセット22がセットされ、ミルランバック
指令eがONとなる。
【0023】なお、セット・リセット22は、ランバッ
ク許容gがOFFで論理演算子NOT18がONとなる
か、ランバック終了hがONとなりワンショットタイマ
23がONになるかすると論理演算子OR24がONと
なって、それによってリセットされる。
【0024】切替器14には常にボイラ入力指令値aが
入力されており、ミルランバック指令eがONとなった
ときのボイラ入力指令値a1 が切替器14で保持され、
減算器12において、そのボイラ入力指令値a1 から、
信号発生器10に記憶されているミルトリップ時にボイ
ラ負荷を下げる規定分の値が減算される。
【0025】減算器12の出力は、ボイラ負荷が一定の
下限値以下に降下されることを防止するため、高選択器
15で信号発生器11に記憶されている下限値と比較さ
れ、高選択器15は大きいほうを選択して、ミルランバ
ック目標となるボイラ入力指令値として出力する。
【0026】出力された上記ミルランバック目標となる
ボイラ入力指令値から、減算器13は現状のボイラ入力
指令値aを減算し、その差を入力した低検出器16は差
が負であれば、すなわち現状のボイラ入力指令値aがミ
ルランバック目標より大きければONとなる。
【0027】そこで低検出器16のONと、前述のセッ
ト・リセット22のセットによるミルランバッ指令eの
ONと、ランバック許容gONとのAND条件が成立し
て論理演算子AND21がミルランバック操作開始を指
示する信号となるミルランバック発生fを出力し、ミル
ランバック操作開始となる。
【0028】なお、上記ミルランバック目標となるボイ
ラ入力指令値から、現状のボイラ入力指令値aを減算し
た差が正であれば、低検出器16はOFFとなり、論理
演算子AND21が成り立たずOFFとなってミルラン
バック操作は行なわれない。すなわち現状のボイラ入力
指令値aがすでにミルランバック目標より小さければボ
イラ負荷を降下させる必要がないためである。
【0029】上記のミルランバック制御回路100の従
来部分だけであれば、ミルがトリップした時は、上記の
ような現状のボイラ入力指令値aがすでにミルランバッ
ク目標より小さくボイラ負荷を降下させる必要がない場
合や下限値の制限を除き、必ずボイラ負荷の規定分の降
下が行なわれるため、図4に基づき説明した従来のミル
ランバック制御方法の問題を生じるものとなっていたの
である。
【0030】しかし本実施の形態のミルランバック制御
回路100は、図1の範囲Wの回路に示すように、ミル
ランバック指令条件cにオフディレータイマ19を追加
して設け、オフディレータイマ19を介して論理演算子
AND(論理積演算子)20へAND条件として入力
し、さらに論理演算子AND20のAND条件に図中d
の(燃料上限−α)を追加している。
【0031】オフディレータイマ19は、ミルがトリッ
プしてミルランバック指令条件cがONとなったとき、
その信号を保持してミルランバック指令条件cがOFF
となっても一定時間OFFになることを遅らせ、ONを
保つものである。
【0032】また、(燃料上限−α)とはミルの運転状
態が、ミルの燃料流量制御上限に一定量αを残して近づ
いたとき(言い換えれば、燃料流量制御上限より一定量
α低い状態となったとき)ONとなる信号である。
【0033】このため、ミルがトリップした時には、ミ
ルランバック指令条件cがONとなっても、その時はミ
ルは定常に所定の燃料流量を出していた状態であるから
ミルの運転状態はミル自体の(燃料上限−α)よりも低
い状態であるため、(燃料上限−α)dがOFFであ
り、ミルランバック制御回路100は直ぐにミルランバ
ックに入らない。
【0034】操作員が、残りの台数でボイラ負荷に対応
するため先ず通常の制御で残りのミルの燃料流量を引き
上げる操作等を行い、その後残りのミルの燃料流量がそ
の燃料流量制御上限に一定量α残して近づいた状態とな
って(燃料上限−α)dがONとなった時点でミルラン
バック動作をさせるものとなる。
【0035】したがって、ミルの燃料流量はその燃料上
限−αよりも高く引き上げることが防止され、前述した
燃料流量制御上限でのミル運転によるボイラの不安定な
状態が回避される。
【0036】以上のような本実施の形態のミルランバッ
ク制御回路100によれば、ボイラ運転中にミル1台が
トリップした際には、通常の制御で他の残りの台数のミ
ルの燃料流量を引き上げる等の制御をする。このときに
通常の燃料流量制御でその燃料流量制御上限へ一定量α
残す状態に至らずにも、残りのミルでボイラ負荷をまか
なえればミルランバックとせずに運転継続がなされる。
残りの他のミルの燃料流量を引き上げていってもまかな
いきれない場合、燃料上限−αまで至れば、ボイラ負荷
を規定負荷下げるようにミルランバックを行う。
【0037】このことにより必要なときにはミルランバ
ックし運転員の操作忘れを防ぐことができる。また、必
要のない時にはランバック動作することを防ぐことがで
き、不必要なボイラ負荷の降下を防ぐことができる。
【0038】図2により、ミル4台運転中にミル1台が
トリップした場合を例に本実施の形態のミルランバック
制御回路100によるミルランバック制御方法を説明す
る。なお、図4で述べたと同様に、図2中矢印L3 は、
全ての石炭で残りのミル3台運転でボイラ運転可能な範
囲、矢印L4 は全ての石炭でミル4台運転でボイラ運転
可能な範囲、矢印Mは全ての石炭でミル4台運転でボイ
ラ運転可能であるが3台運転では(全ての石炭では)ボ
イラ運転不可能な範囲、矢印Nは全ての石炭でミル3台
および4台でボイラ運転可能な範囲である。
【0039】なお、図2中、Zで示す位置は、ミル3台
の燃料上限(燃料流量制御上限)を、それに対応したボ
イラ負荷の位置で示したものである。
【0040】図2において領域M(例えばボイラ負荷X
5 )で4台中ミル1台がトリップしたとする。上述の通
りボイラ制御としては負荷を変えず、通常の制御を継続
し残りの3台のミルの燃料流量を引き上げてゆき、3台
の合計の燃料流量がその燃料上限−αとなった時点で、
ミルランバック制御回路100への入力(燃料上限−
α)dがONとなり、オフディーレータイマ19はON
を保持しているので、X5 →X5 ’のように規定分ボイ
ラ負荷を下げるランバック動作がなされる。
【0041】その後、ボイラ負荷X5 ’に合わせるよう
通常の制御により残りの3台のミルの燃料流量を操作す
る過程で、ミルの燃料流量が燃料上限−αとなれば、再
びミルランバック制御回路100への入力(燃料上限−
α)dがONとなり、さらにボイラ負荷をX5 ’→X5
”のようにミルランバックさせることとする。
【0042】図中ボイラ負荷X6 →X6 ’のように、規
定分ボイラ負荷を下げるミルランバック動作後に、ボイ
ラ負荷X6 ’に合わせて引き上げたミル3台の燃料流量
が燃料上限−αとならなければX6 ’のボイラ負荷で運
転を継続する。
【0043】このようにすることで下げる必要がなくな
るボイラ負荷まで、段階的にミルランバックをさせる制
御が行なわれる。
【0044】また、領域N(例えばボイラ負荷X7 )で
ミル1台がトリップした場合においても、ボイラ制御は
何もせず負荷を変えず運転継続する。このとき燃料は残
りのミル3台で十分にカバーできるのでミル3台の燃料
流量はその燃料上限−αとならず、ミルランバック制御
回路100への入力(燃料上限−α)dはONとならな
いので、ミルランバックは行なわれず、ボイラ負荷の下
降は起こらない。
【0045】以上のようにすることで本実施の形態のミ
ルランバック制御回路によるミルランバック制御によれ
ば、ミルランバック時には必要分ボイラ負荷を下げるこ
とができ、且つ不必要にボイラ負荷を下げることなく運
転を継続でき、また、ミルの燃料流量はその燃料上限−
αよりも高く引き上げることが防止され、燃料流量制御
上限でのミル運転によるボイラの不安定な状態が回避さ
れる。
【0046】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造および構成に種々の変更を加えて
もよいことは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ミルランバック制御回
路を、運転中の複数台のミルにおいてミルトリップが生
じたとき発生するミルランバック指令条件信号を起動条
件として所定の判別回路を経てボイラの負荷を下げる操
作開始を指示するミルランバック発生信号を出力するミ
ルランバック制御回路において、前記ミルランバック指
令条件信号を一定時間保持するオフディレータイマを介
して、残りの運転中のミルの燃料流量が燃料流量制御上
限に一定量を残して近づいたときONとなる信号をAN
D条件の一つとする論理積演算子に入力し、同論理積演
算子の出力が前記所定の判別回路に入力されるように構
成されてなるようにしたので、ボイラ運転中にミル1台
がトリップした際には通常の制御でミルの燃料流量を制
御し、通常の燃料流量制御で運転中のボイラの負荷を残
りのミルでまかなえればミルランバックとせずに運転継
続し、残りのミルでまかなえないときは残りのミルの燃
料流量を引き上げていって運転中のミルの燃料流量制御
上限に一定量を残して近づいたときにボイラ負荷を規定
分下げるようにミルランバックを自動的に行なえるた
め、必要なときにはミルランバックし運転員の操作忘れ
を防ぐことがで、また、必要のない時にはランバック動
作することを防ぐことができ、不必要なボイラ負荷の降
下を防ぐことができる。
【0048】また、ミルの燃料流量を燃料流量制御上限
で運転することによるボイラの不安定な状態が回避され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるミルランバック
制御回路の説明図である。
【図2】本実施の形態のミルランバック制御回路による
制御方法の概念の説明図である。
【図3】異なる種類の石炭を使用した場合のミル台数毎
のボイラ運転可能範囲の違いの説明図である。
【図4】従来のミルランバック制御の概念の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 信号発生器 11 信号発生器 12 減算器 13 減算器 14 切替器 15 高選択器 16 低検出器 17 論理演算子NOT 18 論理演算子NOT 19 オフディレータイマ 20 論理演算子AND 21 論理演算子AND 22 セット・リセット 23 ワンショットタイマ 24 論理演算子OR 100 ミルランバック制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転中の複数台のミルにおいてミルトリ
    ップが生じたとき発生するミルランバック指令条件信号
    を起動条件として所定の判別回路を経てボイラの負荷を
    下げる操作開始を指示するミルランバック発生信号を出
    力するミルランバック制御回路において、前記ミルラン
    バック指令条件信号を一定時間保持するオフディレータ
    イマを介して、残りの運転中のミルの燃料流量が燃料流
    量制御上限に一定量を残して近づいたときONとなる信
    号をAND条件の一つとする論理積演算子に入力し、同
    論理積演算子の出力が前記所定の判別回路に入力される
    ように構成されてなることを特徴とするミルランバック
    制御回路。
JP2001133123A 2001-04-27 2001-04-27 ミルランバック制御回路 Withdrawn JP2002327916A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104932310A (zh) * 2015-06-05 2015-09-23 山东电力研究院 辅机故障减负荷过程中煤质自适应调节系统及方法
JP5886409B1 (ja) * 2014-12-19 2016-03-16 中国電力株式会社 ランバック制御装置およびランバック制御方法

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