JPH0571312A - 負荷ランバツク制御方法および装置 - Google Patents

負荷ランバツク制御方法および装置

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JPH0571312A
JPH0571312A JP23482391A JP23482391A JPH0571312A JP H0571312 A JPH0571312 A JP H0571312A JP 23482391 A JP23482391 A JP 23482391A JP 23482391 A JP23482391 A JP 23482391A JP H0571312 A JPH0571312 A JP H0571312A
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Japan
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coal
load
runback
load factor
flow rate
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JP23482391A
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English (en)
Inventor
Atsushi Esashi
厚 江刺
Sachio Yamanobe
さちを 山野辺
Akira Sugano
彰 菅野
Eiji Toyama
栄二 遠山
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 停止していない残存ミルでの現状運転維持が
可能な場合には、できる限るランバック動作を回避し、
火力発電プラントの保守性と耐力の向上を図ること。 【構成】 複数台の石炭ミルから石炭の供給を受けて石
炭火力プラントが運転されている場合に、石炭ミルの少
なくとも1つが故障により停止して石炭流量が減少した
とき、故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石
炭ミルより供給される石炭流量等(ステップ1〜3)に
基づいて、残存石炭ミルの負荷率を算出し(ステップ
4)、その算出した負荷率を炭種信号に基づいて補正し
て負荷率補正計算を行い(ステップ5)、その計算結果
が上限値以上であれば負荷ランバックを行い、上限値未
満であれば負荷ランバックを回避する(ステップ8〜
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電ユニットの保
守性、耐力向上を図るのに好適な負荷ランバック制御方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の負荷ランバック制御方法は、周知
のようにユニットの出力を維持するのに必要な補機運転
台数が満足されぬ事態となった場合には、ユニット運転
維持が可能な出力までボイラ入力量を急速に絞り込む機
能である。
【0003】ここで、石炭火力プラントにおいては、燃
料供給の役割を持つ石炭ミルが運転中に故障して停止し
た場合には、瞬時に−15%から−20%も燃料流量が
減少するため、ユニット運転維持の観点から無条件に負
荷を下げる操作、いわゆる負荷ランバック操作が行われ
ている。
【0004】以下、従来の負荷ランバック制御方法を図
4に従って説明する。図4において、ユニットの出力を
決定する発電量指令48は、出力目標設定器41にて与
えられた目標負荷まで、変化率制限器42の制限を加え
て求められる。また、ランバック回路は上記発電量指令
48と低信号選択器47で接続されており、ランバック
発生していない時は低信号選択器47の入力はいずれも
上記変化率制限器42の出力信号と一致し、ランバック
目標信号からの制限は受けない構成となっている。
【0005】ここで、運転中に石炭ミルが故障して停止
した場合は、燃料流量が−15%から−20%減少する
ため、これに見合って発電量指令48を−15%程度絞
り込む操作が必要がある。ここに示したランバック回路
はこの操作を自動的に行うためのものであり、信号発生
器44で−15%のバイアスを与え、加算器43で現状
の発電量指令48から−15%低いランバック目標信号
を作成している。本信号は信号切替器45により石炭ミ
ルランバック発生時に選択され、変化率制限器46を通
して所定変化率で発電量指令48を絞り込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ランバック操作はユニット運転の維持を
最優先とし、急速に給水、燃料、空気などのボイラ入力
量を絞り込むものであり、蒸気温度、圧力の大きな変動
を招きユニット耐力上悪影響を及ぼす。また、ランバッ
ク動作後の諸プロセス量の整定操作、つまり、監視や、
発電量を元の負荷に戻す復旧操作など運転保守面で多大
な労力を必要とする。
【0007】ところで、石炭ミルの場合その付属関係機
器が多く機構が複雑なことから、故障のポテンシャルが
高く運転中の故障停止、すなわちトリップ事故発生の頻
度が高く、トリップ事故発生の都度のランバック動作が
発電所側にとっての大きな負担となっている。
【0008】本発明の目的は、停止していない残存ミル
での現状運転維持が可能な場合には、できる限るランバ
ック動作を回避し、火力発電プラントの保守性と耐力の
向上を図ったランバック制御方法および装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動運転された複数台の燃料供給源から
燃料の供給を受けて火力プラントが運転されている場合
に、前記燃料供給源の少なくとも1つが故障により停止
して供給燃料流量が減少したとき、火力プラントの負荷
を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制御方
法において、故障していない残存燃料供給源の台数とそ
の残存燃料供給源より供給される燃料流量等に基づいて
残存燃料供給源の負荷率を算出し、算出した負荷率が上
限値以上であれば負荷ランバックを行い、上限値未満で
あれば負荷ランバックを回避することである。
【0010】また、本発明は、自動運転された複数台の
燃料供給源から燃料の供給を受けて火力プラントが運転
されている場合に、前記燃料供給源の少なくとも1つが
故障により停止して供給燃料流量が減少したとき、火力
プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ラ
ンバック制御方法において、故障していない残存燃料供
給源の台数とその残存燃料供給源より供給される燃料流
量等に基づいて残存燃料供給源の負荷率を算出し、算出
した負荷率が上限値以上であれば負荷ランバックを行
い、上限値未満であれば負荷ランバックを回避し、さら
に、負荷ランバックを回避した場合には、前記燃料供給
源の停止による燃料流量の不足分を前記残存燃料供給源
からの供給燃料で補償することである。
【0011】また、本発明は、自動運転された複数台の
石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが運
転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが
故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石炭
火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負
荷ランバック制御方法において、故障していない残存石
炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭流
量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出し、算出し
た負荷率が上限値以上であれば負荷ランバックを行い、
上限値未満であれば負荷ランバックを回避することであ
る。
【0012】また、本発明は、自動運転された複数台の
石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが運
転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが
故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石炭
火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負
荷ランバック制御方法において、故障していない残存石
炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭流
量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出するととも
に、算出した負荷率を炭種信号に基づいて補正して補正
負荷率を算出し、その補正負荷率が上限値以上であれば
負荷ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ランバ
ックを回避することである。
【0013】また、本発明は、自動運転された複数台の
石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが運
転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが
故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石炭
火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負
荷ランバック制御方法において、故障していない残存石
炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭流
量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出し、算出し
た負荷率が上限値以上であれば負荷ランバックを行い、
上限値未満であれば負荷ランバックを回避し、さらに、
負荷ランバックを回避した場合には、前記石炭ミルの停
止による石炭流量の不足分を前記残存石炭ミルからの給
炭量で補償することである。
【0014】さらに、本発明は、自動運転された複数台
の石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが
運転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つ
が故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石
炭火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する
負荷ランバック制御装置において、故障していない残存
石炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭
流量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出する負荷
率算出手段と、算出した負荷率が上限値を越えているか
否かを判定する判定手段と、判定した結果、前記負荷率
が前記上限値以上であれば負荷ランバックを行い、上限
値未満であれば負荷ランバックを回避する負荷ランバッ
ク制御手段と、を備えたものである。
【0015】また、本発明は、自動運転された複数台の
石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが運
転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが
故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石炭
火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負
荷ランバック制御装置において、故障していない残存石
炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭流
量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出する負荷率
算出手段と、算出した負荷率を炭種信号に基づいて補正
して補正負荷率を算出する補正負荷率算出手段と、その
補正負荷率が上限値を越えているか否かを判定する判定
手段と、判定した結果、前記補正負荷率が前記上限値以
上であれば負荷ランバックを行い、上限値未満であれば
負荷ランバックを回避する負荷ランバック制御手段と、
を備えたものである。
【0016】また、本発明は、自動運転された複数台の
石炭ミルから石炭の供給を受けて石炭火力プラントが運
転されている場合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが
故障により停止して供給石炭流量が減少したとき、石炭
火力プラントの負荷を下げてプラント運転を維持する負
荷ランバック制御装置において、故障していない残存石
炭ミルの台数とその残存石炭ミルより供給される石炭流
量等に基づいて残存石炭ミルの負荷率を算出する負荷率
算出手段と、算出した負荷率が上限値以上であれば負荷
ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ランバック
を回避する負荷ランバック制御手段と、負荷ランバック
を回避した場合に、前記石炭ミルの停止による石炭流量
の不足分を前記残存石炭ミルからの給炭量で補償する補
償手段と、を備えたものである。
【0017】
【作用】上記構成によれば、停止していない残存燃料供
給源(燃料の供給を正常に続けている燃料供給源)の台
数と、その残存燃料供給源から供給される燃料流量に基
づいて、残存燃料供給源の負荷率が算出される。そし
て、算出した負荷率が上限値以上のときだけ負荷ランバ
ックが行われるので、負荷ランバックの動作回数を減ら
すことができ、ユニットの保守性と耐力の向上を図るこ
とができる。
【0018】また、負荷ランバック回避した場合には、
残存燃料供給源によって不足燃料を自動的に補償してい
るので、プラントへの外乱を最小とすることが可能とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本発明の負荷ランバック制御方法の手順を示
している。図において、ステップ1では手動運転ミルの
供給石炭流量を、ステップ2では残存ミル中の自動運転
台数をそれぞれ計算する。そしてステップ4において、
ステップ1およびステップ2からの出力信号と石炭流量
指令3を取り込んで、次の(1)式を用いて残存自動運
転ミルの負荷率を計算する
【0020】
【数1】
【0021】ここで、 L;残存自動運転ミルの負荷率 CFD;石炭流量指令 CFM;手動運転ミル供給石炭流量 (トリップミルの石炭流量は含まない) NCF;残存ミル自動運転台数 CFH;給炭機1台の最大給炭流量 次に、ステップ5において、炭種信号6を取り込むとと
もに、次の(2)式を用いて石炭カロリーによる負荷率
補正計算を行なう。
【0022】
【数2】
【0023】ここで LC;ミルの補正負荷率 CB;基準の石炭カロリー C;現状の石炭カロリー(炭種の関数) プラント運転中は、ステップ1,2,4,5での計算は
常時行っている。そして、ステップ7でミルトリップが
発生すると、ステップ8において、ステップ5で求めた
補正負荷率を次の(3)式に示す判定基準(上限値)と
比較し、その比較結果に基づきランバック動作を行う
か、またはランバック回避にするかを決定する。
【0024】
【数3】
【0025】ここで、 α;制御代としての余裕幅 その結果、ランバック動作と判定した場合は、ステップ
9で負荷ランバック動作を行い、図4で示した従来通り
のランバック回路が動作して発電量指令を−15%程度
絞りこむ。ランバック回避と判定した場合は、ステップ
10で図4のランバック回路が働らかないようにする。
【0026】さらに、ステップ11において、次の
(3)式により不足燃料分の補償信号を求め、ステップ
12で給炭機指令を補正することによって自動運転ミル
の給炭量を増加させる。
【0027】
【数4】
【0028】ここで、 CFC;給炭機指令補償信号 CFT;トリップミルの給炭量 図2は、本発明の負荷ランバック制御方法によってミル
負荷率が変化する様子を示している。すなわち、ケース
1では、ミルトリップによってミル負荷率がA点からB
点に変化して、B点のミル負荷率が上限値以上になって
おり、この場合はランバック動作を行う。ケース2で
は、ミルトリップによってミル負荷率がC点からD点に
変化しているが、D点のミル負荷率が上限値に達してい
ないので、この場合はランバック回避を行う。
【0029】次に、本発明を具体的に実現するための制
御回路について説明する。図3は本発明のランバック制
御方法を実現するための制御回路を示している。図にお
いて、破線で囲んだ部分は本発明の適用部分を示し、そ
れ以外の部分は従来から用いている給炭量制御回路を示
している。
【0030】ここで、従来の給炭量制御回路は以下のよ
うに構成されている。すなわち、各給炭量計測値20を
加算器21で合計し合計給炭量を求める。次に石炭炭種
信号に基づき関数発生器22で石炭カロリー変化に対す
る補正信号を求め、乗算器23で上記合計給炭量を補正
する。この補正した合計給炭量を石炭流量指令と減算器
24で比較し、その偏差を比例・積分器25で演算する
ことによって給炭機指令信号を作成する。さらに、各給
炭機毎に設けた手動設定器28,29と上記給炭機指令
信号とを切替器26,27で選択した後に、各給炭機へ
の指令信号を求める。
【0031】次に、本発明の適用部分である、破線内の
演算ブロック30から38について、前記(1)式〜
(4)式と対比しながら説明する。まず、ブロック30
から32の演算は(1)式に対応しており、ブロック3
0で求めた残存ミル自動運転台数((1)式のNC
F)、ブロック31で求めた手動運転ミル供給石炭流量
((1)式のCFM)、および石炭流量指令((1)式
のCFD)、さらに給炭機固有の特性から決定される給
炭機1台の最大給炭流量((1)式のCFH)から、ブ
ロック32で残存自動ミル負荷率((1)式のL)を計
算する 次に、ブロック33は(2)式に対応しており、ブロッ
ク32で求めた残存自動ミル負荷率((2)式のL)、
ブロック23で求めた石炭カロリー((2)式のC)、
および基準の石炭カロリー((2)式のCB)から、石
炭カロリー補正を加えたミル負荷率((2)式のLC)
を計算する。
【0032】次に、ブロック34は(3)式に対応して
おり、ブロック33で求めた石炭カロリー補正後ミル負
荷率((3)式のLC)と、給炭機1台の最大給炭流量
((3)式のCFM)から制御余裕幅((3)式のα)
を差引いた数値を比較して、ランバック回避かランバッ
ク動作かを判定する。
【0033】次に、ブロック35から38は(4)式に
対応しており、ランバック回避時の不足燃料補償回路を
構成するものである。すなわち、ブロック35で求めた
トリップミルの給炭量((4)式のCFT)、ブロック
30で求めた残存ミル自動運転台数((4)式のNC
F)、および給炭機1台の最大給炭流量((4)式のC
FH)から、自動運転給炭機1台に与える不足燃料補償
信号((4)式のCFC)を計算する。この信号は、ブ
ロック37の信号切換器によりランバック回避時のみ設
定され、ブロック38の加算器に計算される。
【0034】本実施例によれば、ランバック動作回数を
必要最小限まで減少させることができるため、ユニット
の保守性、および耐力の向上を図ることができる。ま
た、ランバック回避した場合においても外乱要因を自動
的に排除する機能を持つことから制御性の向上が図れ
る。さらに、石炭炭種によるカロリー変動分も考慮して
いるため、ランバックしなくてもよいときにランバック
する誤動作や、ランバックすべきときにランバックしな
い誤不動作を防止することができ、保護機能としては従
来方式と同等の信頼性を確保することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に示したような効果が得られる。
【0036】1.ランバック発生頻度を必要最小限に抑
えることができるため、石炭火力プラントにおける保守
性、耐力の向上を図ることができる。
【0037】2.ランバック回避時、不足燃料を自動的
に補正するため、プラントへの外乱が無く、ランバック
動作時に比べて大幅に制御性向上を図ることができる。
【0038】3.石炭火力プラント特有の炭種変化に対
する補償機能を付加していることから、保護機能として
従来と同等の信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負荷ランバック制御方法の手順を示す
流れ図である。
【図2】本発明によってミル負荷率が変化する様子を示
す図である。
【図3】本発明の負荷ランバック制御方法を具体的に適
用した制御回路図である。
【図4】従来の負荷ランバック制御方法と負荷ランバッ
ク動作の説明図である。
【符号の説明】
3 石炭流量指令 6 炭種信号 20 給炭量計測値 21 加算器 22 関数発生器 23 乗算器 24 減算器 25 比例・積分器 26,27 切替器 28,29 手動設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 彰 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 遠山 栄二 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動運転された複数台の燃料供給源から
    燃料の供給を受けて火力プラントが運転されている場合
    に、前記燃料供給源の少なくとも1つが故障により停止
    して供給燃料流量が減少したとき、火力プラントの負荷
    を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制御方
    法において、 故障していない残存燃料供給源の台数とその残存燃料供
    給源より供給される燃料流量等に基づいて残存燃料供給
    源の負荷率を算出し、算出した負荷率が上限値以上であ
    れば負荷ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ラ
    ンバックを回避することを特徴とする負荷ランバック制
    御方法。
  2. 【請求項2】 自動運転された複数台の燃料供給源から
    燃料の供給を受けて火力プラントが運転されている場合
    に、前記燃料供給源の少なくとも1つが故障により停止
    して供給燃料流量が減少したとき、火力プラントの負荷
    を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制御方
    法において、 故障していない残存燃料供給源の台数とその残存燃料供
    給源より供給される燃料流量等に基づいて残存燃料供給
    源の負荷率を算出し、算出した負荷率が上限値以上であ
    れば負荷ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ラ
    ンバックを回避し、さらに、負荷ランバックを回避した
    場合には、前記燃料供給源の停止による燃料流量の不足
    分を前記残存燃料供給源からの供給燃料で補償すること
    を特徴とする負荷ランバック制御方法。
  3. 【請求項3】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御方法において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出し、算出した負荷率が上限値以上であれば負
    荷ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ランバッ
    クを回避することを特徴とする負荷ランバック制御方
    法。
  4. 【請求項4】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御方法において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出するとともに、算出した負荷率を炭種信号に
    基づいて補正して補正負荷率を算出し、その補正負荷率
    が上限値以上であれば負荷ランバックを行い、上限値未
    満であれば負荷ランバックを回避することを特徴とする
    負荷ランバック制御方法。
  5. 【請求項5】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御方法において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出し、算出した負荷率が上限値以上であれば負
    荷ランバックを行い、上限値未満であれば負荷ランバッ
    クを回避し、さらに、負荷ランバックを回避した場合に
    は、前記石炭ミルの停止による石炭流量の不足分を前記
    残存石炭ミルからの給炭量で補償することを特徴とする
    負荷ランバック制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の負荷ラ
    ンバック制御方法において、 前記残存石炭ミルより供給される石炭流量は、プラント
    運転開始時に予め設定した石炭流量から故障した石炭ミ
    ルの給炭量を差し引いて決定されることを特徴とする負
    荷ランバック制御方法。
  7. 【請求項7】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御装置において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出する負荷率算出手段と、算出した負荷率が上
    限値を越えているか否かを判定する判定手段と、判定し
    た結果、前記負荷率が前記上限値以上であれば負荷ラン
    バックを行い、上限値未満であれば負荷ランバックを回
    避する負荷ランバック制御手段と、を備えたことを特徴
    とする負荷ランバック制御装置。
  8. 【請求項8】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御装置において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出する負荷率算出手段と、算出した負荷率を炭
    種信号に基づいて補正して補正負荷率を算出する補正負
    荷率算出手段と、その補正負荷率が上限値を越えている
    か否かを判定する判定手段と、判定した結果、前記補正
    負荷率が前記上限値以上であれば負荷ランバックを行
    い、上限値未満であれば負荷ランバックを回避する負荷
    ランバック制御手段と、を備えたことを特徴とする負荷
    ランバック制御装置。
  9. 【請求項9】 自動運転された複数台の石炭ミルから石
    炭の供給を受けて石炭火力プラントが運転されている場
    合に、前記石炭ミルの少なくとも1つが故障により停止
    して供給石炭流量が減少したとき、石炭火力プラントの
    負荷を下げてプラント運転を維持する負荷ランバック制
    御装置において、 故障していない残存石炭ミルの台数とその残存石炭ミル
    より供給される石炭流量等に基づいて残存石炭ミルの負
    荷率を算出する負荷率算出手段と、算出した負荷率が上
    限値以上であれば負荷ランバックを行い、上限値未満で
    あれば負荷ランバックを回避する負荷ランバック制御手
    段と、負荷ランバックを回避した場合に、前記石炭ミル
    の停止による石炭流量の不足分を前記残存石炭ミルから
    の給炭量で補償する補償手段と、を備えたことを特徴と
    する負荷ランバック制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載の負荷
    ランバック制御装置において、 前記残存石炭ミルより供給される石炭流量は、プラント
    運転開始時に予め設定した石炭流量から故障した石炭ミ
    ルの給炭量を差し引いて決定されることを特徴とする負
    荷ランバック制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102226513A (zh) * 2011-05-24 2011-10-26 山东电力研究院 一种超临界机组单侧辅机故障优化控制方法
JP5886409B1 (ja) * 2014-12-19 2016-03-16 中国電力株式会社 ランバック制御装置およびランバック制御方法

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