JP5886176B2 - 流体圧アシスト車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は流体圧アシスト車両の制御装置に関する。
従来から、特許文献1記載の技術の如く、車両に搭載されるエンジンに連結される流体圧ポンプ/モータとアキュムレータを備え、車両の減速時に流体圧ポンプ/モータをエンジンで駆動されるポンプとして動作させて流体圧をアキュムレータに蓄圧させることで減速エネルギを回生する一方、発進時または加速時には流体圧ポンプ/モータをモータとして動作させ、アキュムレータに蓄圧された流体圧でエンジンの駆動をアシストする流体圧アシスト機構を備えた車両は良く知られている。
特許第3183004号公報
車両の減速中にエンジンへの燃料供給停止が実行されている際、特許文献1で記載される流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるとき、エンジン出力トルクが変動してドライバビリティが悪化する場合があった。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、車両の減速中にエンジンへの燃料供給停止が実行されている際に流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるときのエンジン出力トルクの変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止するようにした流体圧アシスト車両の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、車両に搭載されるエンジンと、運転者の操作自在に設けられるブレーキと、前記エンジンに連結されると共に、流体圧供給回路に配置される流体圧ポンプ/モータと、前記流体圧供給回路において前記流体圧ポンプ/モータに接続されるアキュムレータと、前記流体圧供給回路に介挿されて通電されるときに前記流体圧ポンプ/モータの動作をポンプとモータの間で切り換える電磁切換弁とを備え、前記電磁切換弁は中立位置と回生位置と駆動位置とに切換可能であり、前記中立位置では、前記流体圧ポンプ/モータと前記アキュムレータとを非接続とする一方、前記回生位置および前記駆動位置では、前記流体圧ポンプ/モータと前記アキュムレータとをそれぞれ接続し、前記車両の減速時には前記中立位置から前記回生位置に切り換えられた前記電磁切換弁を介して前記流体圧ポンプ/モータを前記エンジンで駆動されるポンプとして動作させ、流体圧を吐出させて前記アキュムレータに蓄圧させることで減速エネルギを回生する一方、前記車両の発進時または加速時には前記中立位置から前記駆動位置に切り換えられた前記電磁切換弁を介して前記流体圧ポンプ/モータをモータとして動作させ、前記アキュムレータに蓄圧された流体圧で前記エンジンの駆動をアシストする流体圧アシスト機構とを備えた流体圧アシスト車両の制御装置において、前記車両の減速中に前記エンジンへの燃料供給停止が実行されている際に前記電磁切換弁が前記中立位置から前記回生位置に切り換えられて前記流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるとき、前記エンジンの出力トルクの変動量を算出する出力トルク変動量算出手段と、前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、前記エンジンのスロットル開度を増大させて前記エンジンの出力を増加させる一方、前記エンジンへの燃料供給が再開されるとき、前記エンジンの点火時期を遅角して前記エンジンの出力を減少させるエンジン出力増減手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキが操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、前記エンジンのスロットル開度を増加させる如く構成した。
請求項3に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキが操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、所定時間の間、前記エンジンのスロットル開度を増加させる如く構成した。
請求項4に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけ前記エンジンのスロットル開度を増大させる如く構成した。
請求項5に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけ前記エンジンの点火時期を遅角させる如く構成した。
請求項1に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、車両の減速中にエンジンへの燃料供給停止が実行されている際に流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるとき、エンジンの出力トルクの変動量を算出し、算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、エンジンのスロットル開度を増大させてエンジンの出力を増加させる一方、エンジンへの燃料供給が再開されるとき、エンジンの点火時期を遅角してエンジンの出力を減少させる如く構成したので、減速中に燃料供給停止が実行されている際に減速回生トルクが出力されるときのエンジン出力トルクの変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。
尚、この明細書においてエンジン出力トルクは、エンジンから出力されるトルクのみならず、駆動輪からエンジンに作用するトルクも含む。
即ち、車両の減速中に燃料供給停止が実行されている際に減速回生トルクが出力されることで、運転者が受ける減速感が強くなるが、エンジンの出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、エンジンのスロットル開度を増大させてエンジンの出力を増加させることで、運転者の受ける減速感を緩和することができる。
また、エンジンへの燃料供給が再開されるときはエンジンの出力トルクが増加するが、そのときにエンジンの点火時期を遅角してエンジンの出力を減少させることで運転者の受ける加速感を緩和することができ、よってトルク変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。
請求項2に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、ブレーキが操作された場合に算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、エンジンのスロットル開度を増加させる如く構成したので、上記した効果に加え、ブレーキが操作されることで一層減速感が強くなるときであっても、エンジン出力トルクの変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。
請求項3に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、ブレーキが操作された場合に算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、所定時間の間、エンジンのスロットル開度を増加させる如く構成したので、上記した効果に加え、スロットル開度の増加を不要に延長させることがない。
請求項4に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけエンジンのスロットル開度を増大させる如く構成したので、上記した効果に加え、スロットル開度の増加を適正に行うことができる。
請求項5に係る流体圧アシスト車両の制御装置にあっては、算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけエンジンの点火時期を遅角させる如く構成したので、上記した効果に加え、点火時期の遅角補正を適正に行うことができる。
この発明の実施例に係る流体圧アシスト車両の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の中のHAS(流体圧アシスト機構)の動作を示す油圧回路図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図3フロー・チャートの処理を示すタイム・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係る流体圧アシスト車両の制御装置を実施するための形態を説明する。
図1は、この発明の実施例に係る流体圧アシスト車両の制御装置を全体的に示す概略図、図2は図1に示す装置の中のHAS(流体圧アシスト機構)の動作を示す油圧回路図である。
図1において、符号10はエンジンを示す。エンジン10は4気筒を有する火花点火式のガソリンを燃料とする内燃機関からなり、左右の駆動輪(前輪。左右の一方のみ示す)12を備えた車両14に搭載される。車両14はエンジン10や駆動輪12などで部分的に示す。
エンジン10の吸気系に配置されたスロットルバルブ16は車両運転席床面に配置されるアクセルペダル20との機械的な接続が絶たれ、電動モータなどのアクチュエータからなるDBW(Drive By Wire)機構22に接続され、DBW機構22で開閉される。
スロットルバルブ16で調量された吸気はインテークマニホルド24を通って流れ、各気筒の吸気ポート付近でインジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と混合して混合気を形成し、吸気バルブ(図示せず)が開弁されるとき、当該気筒の燃焼室(図示せず)に流入する。燃焼室において混合気は点火されて燃焼し、ピストンを駆動してクランクシャフト10aを回転させた後、排気となってエンジン10の外部に放出される。
クランクシャフト10aの回転はトルクコンバータ26を介して無段変速機(Continuously Variable Transmission。以下「CVT」という)30に入力される。図示は省略するが、CVT30はトルクコンバータ26に接続されるメインシャフト(変速機入力軸)に配置されたドライブプーリと、メインシャフトMSに平行なカウンタシャフト(変速機出力軸)に配置されたドリブンプーリと、その間に掛け渡される金属製のベルトなどの無端可撓部材からなる。
カウンタシャフトCSの回転はセカンダリシャフトに固定されたギヤなどを介してディファレンシャル32に伝えられ、そこから左右の駆動輪12に伝えられる。駆動輪(前輪)12と従動輪(後輪。図示せず)の付近にはディスクブレーキ(ブレーキ)34が配置される。ディスクブレーキ34はブレーキパッドが組み込まれたキャリパ34aと、それに接触して制動するディスクロータ34bなどを備える。
車両運転席床面にはブレーキペダル36が配置される。ブレーキペダル36はマスタバック40とマスタシリンダ42を介してディスクブレーキ34に接続される。マスタシリンダ42は、ブレーキ液を貯留するリザーバ42aとリザーバ42aに貯留されるブレーキ液が充満される油室内を摺動自在なピストン(図示せず)を備える。運転者がブレーキペダル36を踏み込むと、その踏み込み力はマスタバック40で増力されてマスタシリンダ42に伝えられる。
マスタシリンダ42のピストンは増力された踏み込み力に相当する距離だけストロークする。ピストンのストロークによって生成されたブレーキ液圧(ブレーキ液の圧力)は導管42bを介して駆動輪12のディスクブレーキ34に送られ、ディスクブレーキ34を動作させ、車両14を制動(減速)する。
また、ブレーキペダル36とマスタバック40とマスタシリンダ42からなる(運転者に操作自在な)ブレーキ機構に加え、ディスクブレーキ34はBBW(Brake By Wire)機構44にも接続され、BBW機構44から導管44aを介してブレーキ液圧を送られるとき、動作して車両14を制動する。
エンジン10にはHAS(Hydraulic Assist System。流体圧アシスト機構)50が接続される。
HAS50は、流体圧供給回路52に配置される流体圧ポンプ/モータ54と、流体圧供給回路52において流体圧ポンプ/モータ54に接続されるアキュムレータ56と、流体圧供給回路52に介挿されると共に、通電されるときに流体圧ポンプ/モータ54の動作をポンプとモータの間で切り換える電磁切換弁60と、電磁クラッチ62とを備える。流体圧ポンプ/モータ54は外接型のギヤポンプからなる。以下、流体圧ポンプ/モータ54を単に「ポンプ」54という。
作動流体としてはエンジン10の潤滑油(エンジンオイル。作動油)が用いられることから、HAS50はエンジン10のシリンダブロック(図示せず)の重力方向において下部に取り付けられ、潤滑油を貯留するオイルパンの内部に収容される。
尚、ポンプ54に加え、流体圧供給回路52には第2の油圧ポンプが配置され、エンジン10で駆動されてオイルパンから潤滑油を汲み上げてエンジン10の各部に供給すると共に、CVT30の流体圧供給回路には別の油圧ポンプが配置され、同様にエンジン10で駆動されてリザーバから作動油(ATF)を汲み上げてトルクコンバータ26やCVT30に供給するが、それら油圧ポンプはこの実施例と直接の関連を有しないことから、図示は省略する。
エンジン10のクランクシャフト10aには第1スプロケット54aが固定されると共に、ポンプ54の出力軸54bには第2スプロケット54cが固定され、第1、第2スプロケット54a,54cの間にはチェーン54dが掛け渡される。このように、ポンプ54は第1、第2スプロケット54a,54cとチェーン54dを介してエンジン10に連結されると共に、エンジン10を介してさらには駆動輪12に連結される。第1スプロケット54aと第2スプロケット54cの回転比は1:1.3とする。
第2スプロケット54cとポンプ54の出力軸54bの間には、前記した電磁クラッチ62が介挿される。電磁クラッチ62はバッテリ(図示せず)から通電されるとき、第2スプロケット54cとポンプ54の出力軸54bを接続する一方、通電を停止されるとき、第2スプロケット54cとポンプ54の出力軸54bの接続を遮断する。第1、第2スプロケット54a,54c、ポンプ54の出力軸54b、電磁クラッチ62などはシリンダブロックの外部に配置される。
HAS50は、車両14の減速時には電磁切換弁60を介して流体圧ポンプ/モータ54をエンジン10(または駆動輪12)で駆動されるポンプとして動作させ、油圧(流体圧)を吐出させてアキュムレータ56に蓄圧させることで減速エネルギを回生する一方、車両14の発進時または加速時には電磁切換弁60を介して流体圧ポンプ/モータ54をモータとして動作させ、アキュムレータ56に蓄圧された流体圧でエンジン10の駆動(回転)をアシストするように構成される。
アキュムレータ56は内部に窒素ガスが封入されて公知のようにボンベ状の形状を備える。HAS50は、蓄圧容量を可能な限り増加させるため、アキュムレータ56を複数個備える。
電磁切換弁60は、図2(a)に模式的に示す如く、バルブ体(図示せず)の内部に摺動自在に収容されるスプール60aを備える。スプール60aは一端において電磁ソレノイド60b1のプランジャ60b11が当接させられると共に、バネ60c1で他端に向けて付勢される。また、スプール60aは他端において電磁ソレノイド60b2のプランジャ60b21が当接させられると共に、バネ60c2で一端に向けて付勢される。
電磁切換弁60にあっては、バッテリ64からの電流供給(通電。励磁)あるいは電流供給の停止(非通電。消磁)によって電磁ソレノイド60b1あるいは60b2がプランジャ60b11あるいは60b21を突出させると、スプール60aはそれに応じて一端側と他端側の間で進退するように構成される。
図2を参照して説明すると、電磁切換弁60は、ポンプ54をモータとして動作させる駆動時(発進時または加速時。同図(b))と、ポンプとして動作させる回生時(減速時。同図(c))と、その間の中立時(ポンプ54とアキュムレータ56の非接続時。同図(a))に応じて必要な作動油の流路が確立されるようにスプール60aを移動させるべく電磁ソレノイド60b1,60b2の通電が制御される。
以下、詳細に説明すると、流体圧供給回路52において電磁切換弁60のスプール60aは、第1、第2、第3、第4、第5、第6ポート60a1,60a2,60a3,60a4,60a5,60a6からなる6個のポートが形成されるランド形状を備える。
第5、第6ポート60a5,60a6は、スプール60aの位置に関わらず、常に接続される一方、第1ポート60a1から第4ポート60a4の接続はスプール60aの位置に応じて切り換えられる。
第1ポート60a1は図2(a)(b)(c)に示すように油路52aを介してリザーバ(オイルパン)52bに接続され、第2ポート60a2は一方では図2(b)に示すようにポンプ54の吐出圧を適宜調圧する元圧絞り部52cを介してアキュムレータ56に接続され、他方では油路52dを介してポンプ54の入力(inlet)側に接続される。
第3ポート60a3は一方では図2(c)に示すようにアキュムレータ56に接続され、他方では逆止弁52eと油路52fとを介してポンプ54の出力(outlet)側に接続される。第4ポート60a4は油路52g,52dを介してポンプ54の入力側に接続される。
第5ポート60a5は油路52hを介してポンプ54の出力側に接続される。第6ポートは油路52iを介してエンジン(E)10、より具体的にはそのピストン、コンロッドなどの潤滑必要部分に接続され、さらには油路52jを介して(具体的にはシリンダブロック内をコンロッドなどに沿って滴下して)リザーバ52bに接続される。
図2(c)に示す如く、第5、第6ポート60a5,60a6の間にはポンプ54の吐出圧が過大となるとき、それをリリーフさせるリリーフ圧絞り部52kが形成される。
車両14がエンジン低負荷状態で走行する場合などは図2(a)に示す中立時とされ、電磁ソレノイド60b1,60b2への通電は停止される。
中立時にあっては、第1、第2ポート60a1,60a2は接続されると共に、第2ポート60a2(あるいは第3ポート60a3)を介してのポンプ54とアキュムレータ56の接続は断たれ、ポンプ54はエンジン10(または駆動輪12)で駆動される通常の油圧ポンプとして動作する。
即ち、ポンプ54はエンジン10などで駆動されてリザーバ52bから油路52a,52dを介して作動油(潤滑油)を汲み上げ、油路52hに吐出する。吐出された作動油(油圧)は油路52iを介してエンジン10の潤滑必要部分に供給され、油路52jを介してリザーバ52bに戻る。
他方、車両14が減速する場合、図2(c)に示す回生時とされ、図2(a)に示す電磁ソレノイド60b1が通電され、スプール60aは他方(図2において右方)に駆動される。
回生時にあっては、中立時と同様、第1、第2ポート60a1,60a2は接続され、ポンプ54はエンジン10(または駆動輪12)で駆動される通常の油圧ポンプとして動作し、リザーバ52bから油路52a,52dを介して作動油を汲み上げて油路52hに吐出する。
吐出された作動油はエンジン10の潤滑必要部分に供給された後、リザーバ52bに戻される。このとき、第3ポート60a3を介してポンプ54とアキュムレータ56は接続されることから、油路52hに吐出された作動油(油圧)は油路52fを通り、逆止弁52eを押し上げつつ通過してアキュムレータ56に供給され、そこに蓄圧される(減速エネルギが回生される)。
また、車両14が発進あるいは加速する場合、図2(b)に示す駆動時とされ、図2(a)に示す電磁ソレノイド60b2が通電され、スプール60aは一方(図2において左方)に駆動される。駆動時にあっては、第1、第2ポート60a1,60a2の接続は断たれ、第2ポート60a2はアキュムレータ56に接続される。また第3、第4ポート60a3,60a4は接続される。
その結果、ポンプ54にはアキュムレータ56に蓄圧された作動油(油圧)が油路52dを介して供給され、ポンプ54を回転させる。ポンプ54から出力される作動油(油圧)は油路52hを介してエンジン10とリザーバ52bに供給される一方、油路52f、逆止弁52e、第3、第4ポート60a3,60a4を介してポンプ54に戻される。
図1の説明に戻ると、このように駆動時にはポンプ54は油圧モータとして動作させられる。ポンプ54の回転は出力軸54bから電磁クラッチ62、第1、第2スプロケット54a,54c、チェーン54dを介してエンジン10のクランクシャフト10aに伝達され、エンジン10(さらには場合により駆動輪12)の駆動(回転)をアシストする。
エンジン10のカム軸(図示せず)付近などの適宜位置にはクランク角センサ70が設けられ、ピストンの所定クランク角度位置ごとにエンジン回転数NEを示す信号を出力する。吸気系においてスロットルバルブ16の下流の適宜位置には絶対圧センサ72が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに比例した信号を出力する。
DBW機構22のアクチュエータにはスロットル開度センサ74が設けられ、アクチュエータの回転量を通じてスロットルバルブ16の開度THに比例した信号を出力する。
上記したクランク角センサ70などの出力は、エンジンコントローラ80に送られる。エンジンコントローラ80は、CPU,ROM,RAM,I/Oなどで構成されるマイクロコンピュータを備えるECU(Electric Control Unit。電子制御ユニット)から構成される。
アクセルペダル20の付近にはアクセル開度センサ82が設けられて運転者のアクセルペダル操作量に相当するアクセル開度APに比例する信号を出力する。ブレーキペダル36の付近にはブレーキスイッチ(BKSW)84が設けられ、運転者のブレーキペダル操作を示す信号を出力する。
マスタシリンダ42の導管42bには圧力センサ86が配置され、運転者のプレーキペダル36の操作に応じて生成された液圧(ブレーキ液の圧力)、換言すればブレーキ踏力にほぼ相当する圧力を示す出力を生じる。駆動輪12の付近のドライブシャフト(図示せず)には第1の回転数センサ90が配置されて駆動輪12の回転を通じて車速(車両14の走行速度)を示す信号を出力する。
ポンプ54の出力軸54bの付近には第2の回転数センサ92が配置されてポンプ54の回転数(HAS回転数)を示す出力を生じる。流体圧供給回路52においてポンプ54の入力側と出力側、およびアキュムレータ56の付近には第1、第2、第3の圧力センサ94,96,100が配置され、油路52d,52hの油圧とアキュムレータ56に蓄圧された油圧(ACM圧)に応じた出力を生じる。
流体圧供給回路52においてリザーバ52bには温度センサ102が配置され、油温(HAS油温)に応じた信号を出力する。また、電磁クラッチ62には接点スイッチ104が配置され、電磁クラッチ62が締結(接続)されたときオン信号を出力する。
上記したアクセル開度センサ82などの出力は、HASコントローラ110に送られる。HASコントローラ110も、CPU,ROM,RAM,I/Oなどで構成されるマイクロコンピュータを備えるECU(Electric Control Unit。電子制御ユニット)から構成される。
さらに、トルクコンバータ26とCVT30の動作を制御するためにCVTコントローラ120が設けられる。CVTコントローラ120もエンジンコントローラ80とHASコントローラ110と同様にECUからなる。エンジンコントローラ80とHASコントローラ110とCVTコントローラ120はバス122を通じて相互に通信自在に接続される。
CVTコントローラ120にはCVT30の入力回転数NDR、出力回転数NDNなどを示す出力を生じる回転数センサ(共に図示せず)の出力が送出される。CVTコントローラ120はそれらセンサの出力とバス122を通じてHASコントローラ110などと通信して得た車速、アクセル開度などに基づいてCVT30とトルクコンバータ26の動作を制御する。
また、エンジンコントローラ80も同様に入力されたセンサ出力あるいはバス122を通じて得た他のコントローラから得た出力に基づいてエンジン10の燃料噴射や点火時期などの動作を制御すると共に、DBW機構22の動作を制御する。また、BBWコントローラ(図示せず)も設けられてBBW機構44の動作も制御される。
HASコントローラ110も、同様に入力されたセンサ出力あるいはバス122を通じて得た他のコントローラから得た出力に基づいてHAS50の動作を制御する。
HAS50の動作の制御について図2を再び参照して説明すると、HASコントローラ110は、車両14が定常走行状態にあると判断されるときは中立時と判定してスプール60aが図2(a)に示す流路を形成するように電磁切換弁60の電磁ソレノイド60b1,60b2への通電を停止する。
また、HASコントローラ110は、アクセル開度センサ82などの出力から車両14が発進あるいは加速状態にあると判断されるときは駆動時と判定して図2(b)に示す流路を形成する一方、ブレーキスイッチ84などの出力から車両14が減速状態にあると判断されるときは回生時と判定して図2(c)に示す流路を形成するように電磁ソレノイド60b1,60b2への通電を制御する。
図3はその中のエンジンコントローラ80の処理(この実施例に係る装置の動作)を示すフロー・チャート、図4は図3フロー・チャートの処理を示すタイム・チャートである。図3に示すプログラムは所定時間、例えば10msecごとに実行される。
以下説明すると、S10において車両14が減速中か否か判断する。これは第1の回転数センサ90から得られる車速を示す出力の差分値を求めるなどして判断する。
S10で否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS12に進み、F/C(フューエルカット。エンジン10への燃料供給停止)が要求されているか否か判断する。車両14が減速中でアクセルペダル20が操作されていない場合など、F/Cが要求される。
S12で否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS14に進み、経過時間Timeをカウントする。
次いでS16に進み、HASコントローラ110に通信し、HASコントローラ110を介してHAS50の電磁切換弁60に通電してスプール60aを回生位置(図2(c))に駆動する。
次いでS18に進み、ブレーキON、即ち、ブレーキスイッチ84の出力から運転者によってディスクブレーキ34が操作されたか否か判断し、肯定されるときはS20に進み、エンジン10の出力トルク変動量T_varを算出する。
出力トルク変動量T_varは、所定時間(例えば1msec)ごとの実出力トルクを係数とエンジン回転数と車速と燃料噴射量について適宜設定されたマップを用いて算出し、算出された実出力トルクの規定時間(例えば128msec)にわたる平均値を求めることによって算出する。図4に示す如く、出力トルク変動量T_varは絶対値で算出される。尚、S18で否定されるときはS20以降の処理をスキップする。
次いでS22,S24に進み、算出された出力トルク変動量T_varとカウントされた経過時間Timeからスロットル開度補正量THと点火時期の補正量T_igを算出する。
図4に示す如く、スロットル開度補正量はスロットル開度を増大させる(換言すればエンジン10の出力を増加させる)方向の補正量である。また、点火時期の補正量は遅角(換言すればエンジン10の出力を減少させる)方向の補正量である。
次いでS26に進み、算出された出力トルク変動量T_varが第1のしきい値T_thredを超える一方、経過時間Timeが第2のしきい値Ti_thred未満か否か判断する。
S26で肯定されるときはS28に進み、S22で算出されたスロットル開度補正量THを初期スロットル開度補正量THaとすると共に、経過時間Timeが時間しきい値Ti_thredを超えるまで、プログラムが実行される度にS22で算出される補正量THb,THc,THd・・・THzでスロットル開度を補正する。
即ち、DBW機構22を介してスロットルバルブ16の開度を開放方向に駆動させる。尚、経過時間Timeが時間しきい値Ti_thredを超えたときのスロットル開度補正量を最終スロットル開度補正量THzとする。
次いでS30に進み、算出された出力トルク変動量T_varがトルクしきい値T_thredを超える一方、F/Cが終了(燃料供給再開)されたか否か判断し、肯定されるときはS32に進み、点火時期を補正量T_igで遅角補正する。点火時期の遅角補正もプログラムがS32を通る度に実行される(最後の点火時期補正量を最終点火時期補正量とする)。
尚、S26またはS30で否定されるときはS34に進み、最終スロットル開度補正量THzと最終点火時期補正量を零とする。
次いでS36に進み、HASコントローラ110に通信し、HASコントローラ110を介してHAS50の電磁切換弁60に通電してスプール60aを中立位置(図2(c))に駆動する。
上記した如く、この実施例にあっては、車両14に搭載されるエンジン10と、運転者の操作自在に設けられるブレーキ(ディスクブレーキ)34と、前記エンジン10に連結されると共に、流体圧供給回路52に配置される流体圧ポンプ/モータ54と、前記流体圧供給回路52において前記流体圧ポンプ/モータ54に接続されるアキュムレータ56と、前記流体圧供給回路52に介挿されて通電されるときに前記流体圧ポンプ/モータ54の動作をポンプとモータの間で切り換える電磁切換弁60とを備え、前記電磁切換弁60は中立位置と回生位置と駆動位置とに切換可能であり、前記中立位置では、前記流体圧ポンプ/モータ54と前記アキュムレータ56とを非接続とする一方、前記回生位置および前記駆動位置では、前記流体圧ポンプ/モータ54と前記アキュムレータ56とをそれぞれ接続し、前記車両14の減速時には前記中立位置から前記回生位置に切り換えられた前記電磁切換弁60を介して前記流体圧ポンプ/モータ54を前記エンジン10で駆動されるポンプとして動作させ、流体圧を吐出させて前記アキュムレータ56に蓄圧させることで減速エネルギを回生する一方、前記車両14の発進時または加速時には前記中立位置から前記駆動位置に切り換えられた前記電磁切換弁60を介して前記流体圧ポンプ/モータ54をモータとして動作させ、前記アキュムレータ56に蓄圧された流体圧で前記エンジン10の駆動をアシストする流体圧アシスト機構(HAS)50を備えた流体圧アシスト車両の制御装置(エンジンコントローラ80)において、前記車両14の減速中に前記エンジンへの燃料供給停止が実行されている際に前記電磁切換弁60が前記中立位置から前記回生位置に切り換えられて前記流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるとき(S10からS18)、前記エンジン10の出力トルクの変動量T_varを算出する出力トルク変動量算出手段(S20)と、前記算出された出力トルクの変動量がしきい値T_thredを超えるとき、前記エンジン10のスロットル開度を増大させて前記エンジン10の出力を増加させる一方、前記エンジン10への燃料供給が再開されるとき、前記エンジンの点火時期を遅角して前記エンジンの出力を減少させるエンジン出力増減手段(S22からS36)とを備える如く構成したので、減速中に燃料供給停止(F/C)が実行されている際に減速回生トルクが出力されるときのエンジン出力トルクの変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。尚、前記した如く、この明細書においてエンジン出力トルクは、エンジン10から出力されるトルクのみならず、駆動輪12からエンジン10に作用するトルクも含む。
即ち、車両10の減速中に燃料供給停止が実行されている際に減速回生トルクが出力されることで、運転者が受ける減速感が強くなるが、図4タイム・チャートに示す如く、エンジン10の出力トルクの変動量T_varがしきい値T_thredを超えるとき、エンジン10のスロットル開度を増大させてエンジン10の出力を増加させることで、運転者の受ける減速感を緩和することができる。
また、エンジン10への燃料供給が再開されるときはエンジン10の出力トルクが増加するが、図4タイム・チャートに示す如く、そのときにエンジン10の点火時期を遅角してエンジン10の出力を減少させることで運転者の受ける加速感を緩和することができ、よってエンジン10のトルク変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。
また、前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキ(ディスクブレーキ)34が操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、前記エンジン10のスロットル開度を増加させる(S18,S26,S28)如く構成したので、上記した効果に加え、ディスクブレーキ34が操作されることで一層減速感が強くなるときであっても、エンジン出力トルクの変動を緩和してドライバビリティの悪化を防止することができる。
また、前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキ(ディスクブレーキ)34が操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、所定時間の間(Time<Ti_thred)、前記エンジンのスロットル開度を増加させる(S18,S26,S28)如く構成したので、上記した効果に加え、スロットル開度の増加を不要に延長させることがない。
また、前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量THa,Thb,・・・THzだけ前記エンジン10のスロットル開度を増大させる(S22,S28)如く構成したので、上記した効果に加え、スロットル開度の増加を適正に行うことができる。
また、前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量T_igだけ前記エンジン10の点火時期を遅角させる(S24,S32)如く構成したので、上記した効果に加え、点火時期の遅角補正を適正に行うことができる。
尚、上記において作動流体としてエンジン10の潤滑油を用いたが、それに限られるものではない。作動流体は非圧縮性の流体であれば何でも良く、ブレーキ液、ATF、水、空気などであっても良い。
また、エンジンとしてガソリンを燃料とするガソリンエンジンを示したが、それに限られるものではなく、軽油を燃料とするディーゼルエンジンであっても良く、あるいはガソリンエンジン(またはディーゼルエンジン)と電動機とのハイブリッド車両であっても良い。
また、変速機としてCVT(無段変速機)30を用いたが、それに限られるものではなく、有段変速機、デュアルクラッチ式などであっても良い。さらにCVTも無端可撓部材がベルトに限られるものではなく、チェーンであっても良い。クラッチ62も電磁式に代え、湿式であっても良い。
10 エンジン(内燃機関)、12 駆動輪、14 車両、16 スロットルバルブ、20 アクセルペダル、22 DBW機構、26 トルクコンバータ、30 CVT(無段変速機)、34 ディスクブレーキ、36 ブレーキペダル、40 マスタバック、42 マスタシリンダ、44 BBW機構、50 HAS(流体圧供給機構)、52 流体圧供給回路、52a,52d,52f,52g,52h,52i,52k 油路、52b リザーバ、54 流体圧ポンプ/モータ(ポンプ)、56 アキュムレータ、60 電磁切換弁、60a スプール、60b1,60b2 電磁ソレノイド、70 クランク角センサ、72 絶対圧センサ、74 スロットル開度センサ、80 エンジンコントローラ、82 アクセル開度センサ、84 ブレーキスイッチ、86,94,96,100 圧力センサ、90,92 回転数センサ、102 温度センサ、110 HASコントローラ、120 CVTコントローラ、122 バス

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるエンジンと、運転者の操作自在に設けられるブレーキと、前記エンジンに連結されると共に、流体圧供給回路に配置される流体圧ポンプ/モータと、前記流体圧供給回路において前記流体圧ポンプ/モータに接続されるアキュムレータと、前記流体圧供給回路に介挿されて通電されるときに前記流体圧ポンプ/モータの動作をポンプとモータの間で切り換える電磁切換弁とを備え、前記電磁切換弁は中立位置と回生位置と駆動位置とに切換可能であり、前記中立位置では、前記流体圧ポンプ/モータと前記アキュムレータとを非接続とする一方、前記回生位置および前記駆動位置では、前記流体圧ポンプ/モータと前記アキュムレータとをそれぞれ接続し、前記車両の減速時には前記中立位置から前記回生位置に切り換えられた前記電磁切換弁を介して前記流体圧ポンプ/モータを前記エンジンで駆動されるポンプとして動作させ、流体圧を吐出させて前記アキュムレータに蓄圧させることで減速エネルギを回生する一方、前記車両の発進時または加速時には前記中立位置から前記駆動位置に切り換えられた前記電磁切換弁を介して前記流体圧ポンプ/モータをモータとして動作させ、前記アキュムレータに蓄圧された流体圧で前記エンジンの駆動をアシストする流体圧アシスト機構とを備えた流体圧アシスト車両の制御装置において、前記車両の減速中に前記エンジンへの燃料供給停止が実行されている際に前記電磁切換弁が前記中立位置から前記回生位置に切り換えられて前記流体圧アシスト機構によって減速回生トルクが出力されるとき、前記エンジンの出力トルクの変動量を算出する出力トルク変動量算出手段と、前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、前記エンジンのスロットル開度を増大させて前記エンジンの出力を増加させる一方、前記エンジンへの燃料供給が再開されるとき、前記エンジンの点火時期を遅角して前記エンジンの出力を減少させるエンジン出力増減手段とを備えたことを特徴とする流体圧アシスト車両の制御装置。
  2. 前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキが操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、前記エンジンのスロットル開度を増加させることを特徴とする請求項1記載の流体圧アシスト車両の制御装置。
  3. 前記エンジン出力増減手段は、前記ブレーキが操作された場合に前記算出された出力トルクの変動量がしきい値を超えるとき、所定時間の間、前記エンジンのスロットル開度を増加させることを特徴とする請求項2記載の流体圧アシスト車両の制御装置。
  4. 前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけ前記エンジンのスロットル開度を増大させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の流体圧アシスト車両の制御装置。
  5. 前記エンジン出力増減手段は、前記算出された出力トルクの変動量に基づいて算出された補正量だけ前記エンジンの点火時期を遅角させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の流体圧アシスト車両の制御装置。
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