JP5886014B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents

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本発明の実施の形態は、医用画像診断装置に関する。
電気機器や情報処理装置に電源を供給する装置として、UPS(Uninterruptible Power Supply)と呼ばれる無停電電源装置が知られている。UPSは、自装置内に電池や発電機を内蔵し、例えば、停電が発生した場合であっても電気機器や情報処理装置に電力を一定時間供給することができる電源装置である。UPSは、電力を一定時間供給することができるので、電気機器や情報処理装置等における作業や処理が即座に中断されることを防いでいる(例えば、特許文献1参照)。
医用の分野においては、停電等により検査の途中で作業を中断したり、医療機器の処理が中断されて診断画像を生成することができなくなることは、被験者や患者の状態によっては処置に支障をきたすことが考えられる。
特開2000−194572号公報
ところで、UPSを医療用検査機器や画像診断装置に適用すれば、一定時間はこれらの医療機器を使用することができる。しかしながら、UPSによる電源供給では、医療機器を長時間使用することができず、検査の中断や読影の停滞を回避することができなかった。すなわち、緊急を要する検査や診断画像を生成する画像処理などが行われている場合にUPSによる電源供給が開始されると、そのとき実行されている処理をその処理の途中で終了する終了処理がなされてしまい、検査内容の処理や画像処理などの処理を適切に終了させることができなかった。
本実施の形態に係る医用画像診断装置は、無停電電源装置からの電源供給開始を示す情報を検出する検出手段と、被検体を識別する識別情報及び検査内容を含む複数の検査と当該検査の緊急度とが付された検査リストと、前記検査の処理ごとに要する処理時間を算出する処理時間算出テーブルとを記憶する検査リスト記憶手段と、前記検出手段で電源供給開始を示す情報を検出した際に、前記緊急度に基づいて、前記処理時間算出テーブルを参照し、前記検査の処理が実施可能か否かを判定する制御部と、を備え、前記検出手段は、前記無停電電源装置から供給される電源の電源供給可能時間に関連する情報を取得し、前記制御部は、前記電源供給可能時間に関連する情報を取得して、前記緊急度の高い順に、前記電源が供給されている間に処理を完了することができる未処理の処理を実行する。
本実施の形態に係る医用画像診断システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。 本実施の形態に係る医用画像診断システムのモダリティの機能を示す機能ブロック図。 本実施の形態に係る記憶部に格納されているワークフローリストの一例を示した図。 本実施の形態に係る処理管理テーブルの1つであるスキャンの処理時間を算出するためのスキャン処理時間テーブルを示した図。 本実施の形態に係る処理管理テーブルの1つである画像再構成の処理時間を算出するための再構成処理時間テーブルを示した図。 本実施の形態に係る処理管理テーブルの1つである画像処理の処理時間を算出するための画像処理処理時間テーブルを示した図。 本実施の形態に係る処理管理テーブルの1つである画像データを転送先に画像転送する際の処理時間を算出するための画像転送処理時間テーブルを示した図。 非常時における医用画像診断システムのモダリティの処理を、緊急度に基づいて選択する非常電源検査停止処理を示すフローチャート。 ワークフロー管理部が予約装置から検査予約を受け付けて、記憶部のワークフローリストに検査予約を登録する動作を示すフローチャート。 本実施の形態に係るワークフロー管理部がワークフローリストに基づいて実施するバッテリ監視処理の動作を示すフローチャート。 本実施の形態におけるバッテリ監視処理の結合子Aの続きを示したフローチャート。 本実施の形態におけるバッテリ監視処理の結合子Dの続きを示したフローチャート。 本実施の形態に係るワークフロー管理部が出力デバイスにバッテリを使用中である旨を提示させた場合の一例を示した表示例。 本実施の形態に係るワークフロー管理部が出力デバイスに患者の画像再構成と患者の画像転送までで処理を終了する旨を提示させた場合の一例を示した表示例。 ワークフローリストの進行状況の続きを示すワークフローリストを示した図。 本実施の形態に係るワークフロー管理部が出力デバイスに患者の処理(スキャン)を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例。 本実施の形態に係るワークフロー管理部が出力デバイスに患者についての処理(画像処理)を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例。 患者についての処理である画像処理が終了し、ワークフローリストの進行状況の続きを示すワークフローリストを示した図。 本実施の形態に係るワークフロー管理部が出力デバイスに患者の画像転送を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例。
以下、本実施の形態に係る医用画像診断システム900について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る医用画像診断システム900の概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図1に示すように、医用画像診断システム900は、モダリティ100、画像サーバ200、ビューア300、ワークステーション400、読影装置500、予約装置600、UPS700、ネットワーク800等を備えて構成されている。
モダリティ100は、被検体を撮影するための装置(撮影装置)を分類するときに使用される医用システム名である。例えば、モダリティ100として、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置(磁気共鳴診断装置)、超音波診断装置、核医学診断装置などがある。なお、X線CT装置は、放射線などを利用して物体を走査しコンピュータを用いて処理する撮影装置である。MRI装置は、磁場と電波を用いて被検体の体内などの画像を撮影する装置である。超音波診断装置は、超音波を被検体に当てて、その反響を映像化する画像診断装置である。核医学診断装置は、被検体に投入された特定の病巣に集積する試薬を、放射性同位体(ラジオアイソトープ:radioisotope)で標識し、その試薬から放射されるγ線をシンチレーションカメラなどの検出器により検出して病巣を含む人体の断層像を抽出する画像診断装置である。本実施の形態では、いずれの装置でもモダリティ100として適用することができる。
画像サーバ200は、医療用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)を構成する画像管理サーバであり、モダリティ100によって被検体を撮影することにより得られた画像データを、保管、閲覧、管理するサーバである。
ビューア300は、担当医が携帯する検査レポート表示端末であり、例えば、画像サーバ200に格納されている画像データを受信し、その画像データを表示する。
ワークステーション400は、モダリティ100によって被検体を撮影することにより得られた画像データや画像サーバ200に格納されている画像データに対して、コンピュータ処理を施すことによって3次元表示の映像化を図ったり、定量解析を行う装置である。
読影装置500は、モダリティ100によって被検体を撮影することにより得られた画像データや画像サーバ200に格納されている画像データに対して、読影医が読影して所見を作成したり、作成された所見に対して承認を行う装置である。
予約装置600は、モダリティ100を用いて被検体(患者)を撮影するための検査予約を入力したり、検査予約の変更を入力する装置である。予約装置600では、被検体を検査する検査内容(処理内容)と緊急度(優先度、重要度)を入力することができる。なお、検査内容や緊急度は、担当医が検査予約を入力時に入力するだけでなく、被検体の状態や検査時に得られた画像データの状態に応じて、検査技師や診断医が緊急度を適宜変更することができる。また、この検査内容や緊急度は、後述するモダリティ100が有する記憶部11のワークフローリスト110に、登録されるようになっている。
UPS700は、医用無停電電源装置であり、モダリティ100に供給されている電源が遮断されたとき、UPS700の内部に蓄積していた電力を、モダリティ100に供給する装置である。すなわち、UPS700は、非常用電源として電力を有しており、商業用電源が停電したとき又は遮断されたときなどの非常時に、モダリティ100に電力を供給するようになっている。
ネットワーク800は、医用画像診断システム900に接続されている各装置を、相互に接続するためのネットワークである。
図2は、本実施の形態に係る医用画像診断システム900のモダリティ100の機能を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、モダリティ100は、UPS通信部(検出手段)10、記憶部(検査リスト記憶手段)11、ワークフロー管理部(制御部)12、スキャナ13、スキャン制御部14、入力デバイス15、出力デバイス16、生データ管理部17、生データデータベース18、画像再構成部19、画像データ管理部20、画像データデータベース21、画像処理部22、画像転送部23、バス24を備えて構成されている。
UPS通信部10は、UPS700(図1)と通信を行うためのインターフェース部である。このUPS通信部10は、電源供給可能時間に関連する情報をUPS700から取得するようになっている。なお、この電源供給可能時間に関連する情報とは、UPS700から供給される電源の供給時間を求めるために必要な情報であればよく、例えば、バッテリの残量、電源供給可能時間などが該当する。本実施の形態では、UPS通信部10は、UPS700から電源の供給を開始した旨の通知(電源供給開始を示す情報)と、UPS700から電源の供給を受けることができる電源供給可能時間とを取得するようになっている。また、UPS通信部10は、これらの通知を取得すると、後述するワークフロー管理部12に、取得した内容(情報)を通知する。
記憶部11は、記憶領域として使用可能なRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などにより構成される。記憶部11は、ワークフローリスト110と処理管理テーブル111とを少なくとも記憶する。ワークフローリスト110は、検査に対応付けられた検査内容(処理内容)とその検査を速やかに行う緊急度とが付されている。また、処理管理テーブル111は、各処理を処理単位ごとに要する処理時間を算出するための処理時間テーブルである。処理管理テーブル111は、4つの処理時間テーブルを含んでいる。これらについては後述する。
ワークフロー管理部12は、UPS通信部10によってUPS700(図1)から電源の供給を開始した旨の通知を取得したとき、記憶部11に記憶されているワークフローリスト110と処理管理テーブル111とに基づいて、処理すべき未処理の処理を処理単位で選択する。ワークフロー管理部12は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM(Read Only Memory)などにより構成されており、各種プログラムが格納されているROMから所定のプログラムをRAMへロードし、そのプログラムを展開することによりモダリティとしてのスキャン機能や画像処理などを制御する。
なお、本実施の形態では、ワークフロー管理部12は、CPU、RAM、ROMを内蔵する構成で説明したが、本実施の形態ではこれに限らず、ワークフロー管理部12とは別にプログラム用のROMや作業メモリ用のRAMを備えるようにしてもよい。
スキャナ13は、被検体を撮影する撮影装置である。使用するモダリティ100の分類に応じて、任意の分類の撮影機能を備えるようになっている。
スキャン制御部14は、ワークフロー管理部12においてスキャン制御用のプログラムが実行され、そのプログラムに対応して、スキャナ13を制御する。例えば、検査対象である被検者のスキャンプロトコルとして、集団検診プロトコル、造影プロトコル、大人用プロトコル、小児用プロトコルなどが設定可能となっており、スキャン制御部14では、ワークフローリスト110に個別に登録されているスキャンプロトコル(撮影条件や撮影パラメータ)に従って、スキャナ13を制御してスキャンを実行する。
入力デバイス15は、モダリティ100に指示や設定を入力するための装置であり、キーボードやマウスなどにより構成される。入力デバイス15は、記憶部11のワークフローリスト110の緊急度を変更したり、スキャン制御部14の撮影条件や撮影パラメータの設定、変更を行うことができるようになっている。
出力デバイス16は、被検体をスキャナ13で撮影することにより得られた画像データを表示したり、処理の進行状況などを提示する表示装置である。出力デバイス16は、液晶ディスプレイやモニタなどによって構成される。
生データ管理部17は、スキャナ13で撮影することによって得られた画像データ(生データ)を、生データデータベース18に格納したり、又は生データデータベース18に格納されている画像データ(生データ)の読み出しを行うデータベース管理部である。
画像再構成部19は、スキャナ13で撮影することにより得られた生データに対して、例えば、逆投影法や逆フーリエ変換等の再構成手法を適用して、視認可能な2次元や3次元のデータを再構成する。具体的には、ピッチの粗さを調整して画像データの間隔が薄くなるように設定したり、フィルタを施したりして画像データを再構成する。また、画像再構成部19は、スキャンする部位やスキャンの種類によって個別に設定するパラメータを備え、その個別に設定されたパラメータに従って、画像データを生成する。
画像データ管理部20は、画像再構成部19で再構成された画像データや生データデータベース18に格納されている画像データをバス24を介して取得し、画像データデータベース21に格納したり、又は画像データデータベース21に格納されている画像データの読み出しを行うデータベース管理部である。
画像処理部22は、画像データデータベース21に格納されている再構成された画像データを、画像データ管理部20を介して取得して、例えば、3次元の画像データから大腸解析用のボリュームデータを生成して臓器の一部を取り出したり、腸管を切り開いたような3次元画像の処理を行うことができる。また、骨の影像を削除する骨抜き機能により血管を抽出する血管抽出機能などの処理を行うこともできる。他にも血液を体内に循環させるための心臓のポンプ機能を解析する心機能解析などもある。画像処理部22は、画像データに所定の画像処理を施した後、画像データ管理部20を介して、その画像データを再び画像データデータベース21に格納するようになっている。
画像転送部23は、画像データデータベース21に格納されている画像データを、画像データ管理部20及びネットワーク800(図1)を介して、ビューア300(図1)、ワークステーション400(図1)又は読影装置500(図1)に転送する機能を有している。
図3は、本実施の形態に係る記憶部11に格納されているワークフローリスト110の一例を示した図である。
図3に示すように、ワークフローリスト110は、「患者」、「スキャン」、「画像再構成」、「画像処理」、「画像転送」、「緊急度」の欄を有している。「患者」の欄には、患者Aから患者Fまでの6名の患者が記載されている。
「患者A」は、すべての処理内容が終了しているため、「済」が登録されている。「患者B」は、「スキャン」と「画像再構成」の処理が終了し、「済」が登録されている。また、「患者B」は「画像処理」が不要であり、「画像転送」が相手X(例えば、ワークステーション400)に対して残り100枚の転送が実施中である旨が登録されている。なお、「患者B」の検査に対する「緊急度」は、緊急でないため何も登録されていない。
「患者C」は、「スキャン」と「画像再構成」の処理が終了しているので、「患者B」と同様に、「済」が登録されている。また、「患者C」は、「画像処理」において3次元のデータを作成する「3D」の処理が未処理である旨と、「画像転送」が相手Y(例えば、読影装置500)に対して500枚の画像データの転送が未処理である旨が登録されている。また、「患者C」の検査に対する「緊急度」には、緊急度(優先度又は重要度)が2番目に高い「2」が登録されている。
「患者D」は、「スキャン」の処理が終了しているので、「済」が登録されている。また、「患者D」は、「画像再構成」において「再構成種3」(例えば、個別部位にパラメータを設定した場合の処理)が実施中であり、残り100枚である旨が登録されている。また、「患者D」は、「画像処理」の処理が不要であり、「画像転送」が相手X(例えば、ワークステーション400)に対して800枚の画像データの転送が未処理である旨が登録されている。また、「患者D」の検査に対する「緊急度」は、優先度が3番目に高い「3」が登録されている。
「患者E」は、「スキャン」のプロトコル1(例えば、集団検診プロトコル)という処理が未処理であり、「画像再構成」の処理では、画像データに対して「再構成種2」(例えば、フィルタの処理)の5000枚の処理が未処理である旨が登録されている。また、「患者E」は、「画像処理」の臨床アプリB(例えば、大腸解析)が未処理であり、「画像転送」も相手X(例えば、ワークステーション400)に対して1000枚の画像データの転送が未処理である旨が登録されている。また、「患者E」の検査に対する「緊急度」は、緊急でないため何も登録されていない。
「患者F」は、「スキャン」のプロトコル2(例えば、造影プロトコル)という処理が未処理であり、「画像再構成」の処理では、画像データに対して「再構成種2」の7000枚の処理が未処理である旨が登録されている。また、「患者F」は、「画像処理」の処理が不要であり、「画像転送」が相手Y(例えば、読影装置500)に対して500枚の画像データの転送が未処理である旨が登録されている。また、「患者F」の検査に対する「緊急度」は、緊急度が1番目に高い「1」が登録されている。
なお、ワークフローリスト110では、予約装置600で検査予約を受け付けて、検査を実施する患者の順に上から下に並んでいる。また、モダリティ100は、患者ごとに、「スキャン」、「画像再構成」、「画像処理」、「画像転送」の順番に処理を行う。また、「スキャン」と「画像処理」は、ユーザの介入(検査技師や読影医などのオペレータによる操作)が必要である。一方、「画像再構成」と「画像転送」は、ユーザの介入が不要であり、自動的に処理することができる。また、上記4つの処理内容のうち、任意の処理が他の患者の処理と重複しなければ、各処理は互いに並列的に処理することができるものとする。また、本実施の形態では、「スキャン」、「画像再構成」、「画像処理」及び「画像転送」を、それぞれ処理の単位とする。
図4は、本実施の形態に係る処理管理テーブル111の1つであるスキャンの処理時間を算出するためのスキャン処理時間テーブル120を示した図である。
図4に示すように、スキャン処理時間テーブル120には、「プロトコル」と「所要時間(分)」の欄を有している。「プロトコル1」の欄は、その処理(例えば、集団検診プロトコルのスキャン)に10分間要することを示しており、「プロトコル2」の欄は、その処理(例えば、造影プロトコルのスキャン)に20分間要することを示しており、「プロトコル3」の欄は、その処理(例えば、大人用プロトコルのスキャン)に15分間要することを示しており、「プロトコル4」の欄は、その処理(例えば、小児用プロトコルのスキャン)に5分間要することを示している。
図5は、本実施の形態に係る処理管理テーブル111の1つである画像再構成の処理時間を算出するための再構成処理時間テーブル121を示した図である。
図5に示すように、再構成処理時間テーブル121には、「再構成種」と「所要時間(分/1000枚)」の欄を有している。「再構成種1」の欄は、その再構成の処理(例えば、ピッチの間隔を薄くした場合の処理)を1000枚分処理するために3分間要することを示しており、「再構成種2」の欄は、その再構成の処理(例えば、フィルタの処理)を1000枚分処理するために10分間要することを示しており、「再構成種3」の欄は、その再構成の処理(例えば、個別部位にパラメータを設定した場合の処理)を1000枚分処理するために5分間要することを示している。
図6は、本実施の形態に係る処理管理テーブル111の1つである画像処理の処理時間を算出するための画像処理処理時間テーブル122を示した図である。
図6に示すように、画像処理処理時間テーブル122には、「画像処理種」と「所要時間(分/1000枚)」の欄を有している。画像処理の「3D(three dimensions)」の欄は、その処理(例えば、大腸解析の3次元画像処理化)に10分間要することを示しており、画像処理の「臨床アプリA」の欄は、その処理(例えば、血管抽出機能)に20分間要することを示しており、「臨床アプリB」の欄は、その処理(例えば、心機能解析)に30分間要することを示している。
図7は、本実施の形態に係る処理管理テーブル111の1つである画像データを転送先に画像転送する際の処理時間を算出するための画像転送処理時間テーブル123を示した図である。
図7に示すように、画像転送処理時間テーブル123には、転送先である「相手」と「所要時間(分/100枚)」の欄を有している。転送先である「相手X」の欄は、その相手(例えば、ワークステーション400)に100枚分を転送処理するために1分間要することを示しており、「相手Y」の欄は、その相手(例えば、読影装置500)に100枚分を転送処理するために5分間要することを示しており、「相手Z」の欄は、その相手(例えば、画像サーバ200)に100枚分を転送処理するために3分間要することを示している。
(非常電源検査停止処理)
次に、本実施の形態に係る医用画像診断システム900における非常電源検査停止処理の動作について説明する。
図8は、非常時における医用画像診断システム900のモダリティ100の処理を、緊急度に基づいて選択する非常電源検査停止処理を示すフローチャートである。図8において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
まず、ステップS001では、担当医が予約装置600を用いて被検体(患者)の検査を予約する。複数の担当医がそれぞれ受持つ患者の検査を予約したり、一人の担当医が複数の患者の検査を予約することがあるため、モダリティ100は、これらの検査の予約(これを検査予約という。)の入力を受け付ける。なお、この検査予約の入力に関する処理を初期設定処理とする。
ステップS003では、モダリティ100のワークフロー管理部12は、UPS通信部10においてUPS700(図1)から電源の供給を開始した旨の通知を受けたか否かを判定する。ワークフロー管理部12は、UPS通信部10においてUPS700から電源の供給を開始した旨の通知を受けていない場合には(ステップS003:No)、ステップS005に移行し、一方、UPS通信部10においてUPS700から電源の供給を開始した旨の通知を受けた場合には(ステップS003:Yes)、ステップS009に移行する。
ステップS005では、ワークフロー管理部12は、記憶部11に格納されているワークフローリスト110(図3)を読み出し、ワークフローリスト110に登録されている検査予約の順番に従い、患者Aから患者Fまで順に検査を実施する。
ステップS007では、ワークフロー管理部12は、検査内容を構成する処理が終了する度に、ワークフローリスト110に登録されている検査が全て終了したか否かを判定しており、全ての処理が終了していない場合には(ステップS007:No)、ステップS003に戻る。ワークフロー管理部12は、UPS通信部10においてUPS700から電源の供給を開始したか否かを判定しながら(ステップS003)、全ての処理が終了した場合には(ステップS007:Yes)、処理を終了する。
一方、UPS通信部10においてUPS700から電源の供給が開始された旨の通知を受けた場合には(ステップS003:Yes)、ワークフロー管理部12は、バッテリ監視処理を実行する(ステップS009)。
ステップS009では、ワークフロー管理部12は、UPS通信部10を介してUPS700から電源供給可能時間を取得して、緊急度の高い順に、その電源供給可能時間内に処理を完了することができる未処理の処理を実行する。
(初期設定処理)
次に、本実施の形態に係るワークフロー管理部12の初期設定処理について説明する。
図9は、ワークフロー管理部12が予約装置600から検査予約を受け付けて、記憶部11のワークフローリスト110に検査予約を登録する動作を示すフローチャートである。図9において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
ステップS101では、ワークフロー管理部12は、予約装置600(図1)から被検体(患者)の検査予約の入力を受け付ける。なお、ワークフロー管理部12は、新規の予約に限定されるものではなく、緊急度の変更や検査内容の変更なども受け付ける。
ステップS103では、ワークフロー管理部12は、記憶部11のワークフローリスト110に予約装置600から受け付けた検査予約や検査内容の変更を登録する。
(バッテリ監視処理)
次に、ワークフロー管理部12がワークフローリスト110に基づいて実施するバッテリ監視処理について説明する。
図10から図12は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12がワークフローリスト110に基づいて実施するバッテリ監視処理の動作を示すフローチャートである。図10から図12において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
ステップS201では、ワークフロー管理部12は、ROMからバッテリ監視プログラムをRAMへロードするとともに、記憶部11からワークフローリスト110と処理管理テーブル111とを読み出す。
ステップS203では、ワークフロー管理部12は、表示装置である出力デバイス16に、モダリティ100(図1)がUPS700(図1)から非常用電源の電力(バッテリの電力のことである。)の供給を受けている旨を提示させる。ここで、ワークフロー管理部12が出力デバイス16にバッテリから電力の供給を受けている旨を提示させる一例を、図に示す。
図13は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12が出力デバイス16にバッテリを使用中である旨を提示させた場合の一例を示した表示例である。出力デバイス16は、表示領域内161に、「バッテリ使用中です」と、UPS700から電力の供給を受けている旨を表示している。なお、本実施の形態では、ワークフローリスト110(図3)に示した処理を実行中に、UPS700から電力の供給を受けたものとする。
ステップS205では、ワークフロー管理部12は、ワークフローリスト110の実行中の処理を確認し、現在実行中の処理においてユーザの介入が不要な処理があるか否かを判断する。ここで、ユーザの介入が不要な処理がある場合には、結合子Aへ移動し、一方、ユーザの介入が不要な処理がない場合には、結合子Bへ移動する。
図11は、本実施の形態におけるバッテリ監視処理の結合子Aの続きを示したフローチャートである。
図11に示すステップS207では、ユーザの介入が不要な処理があるため、その実行中の処理が終了するまでの所要時間を、処理管理テーブル111を参照して算出する。例えば、図3のワークフローリスト110では、患者Bの画像転送と、患者Dの画像再構成が実行中である。
したがって、ワークフロー管理部12は、患者Bについては、図7の画像転送処理時間テーブル123を参照し、相手Xに転送する画像データが残り100枚であるため、全て転送するために要する所要時間は1分間である、と所要時間を算出する。また、患者Dについては、図5の再構成処理時間テーブル121を参照し、再構成種3の再構成が残り100枚であるため、全て再構成するために要する所要時間は30秒間である、と所要時間を算出する。この場合、ワークフロー管理部12は、患者Bの画像転送と患者Dの画像再構成の2つの処理を並列的に処理することができるため、これらの処理が終了するまでの所要時間は1分間である、と判断する。
ステップS209では、ワークフロー管理部12は、UPS通信部10を介してUPS700に電源供給可能時間の取得依頼を送信して、UPS700から電源供給可能時間を取得する。なお、ワークフロー管理部12は、ステップS207のように所要時間を算出した場合、その都度、UPS通信部10を介してUPS700に電源供給可能時間の問い合わせを行うものとする。
ステップS211では、ワークフロー管理部12は、ステップS207で算出した処理が終了するまでの所要時間と、ステップS209で取得した電源供給可能時間とを比較する。
ステップS213では、ワークフロー管理部12は、UPS700から電力の供給を受けながら、実施中の処理が終了するまで実施可能か否かを判断し、実施可能な場合には(ステップS213:Yes)、ステップS215へ移行し、その処理を実施することができない場合には(ステップS213:No)、結合子Cへ移行する。
ステップS215では、ワークフロー管理部12は、出力デバイス16に、UPS700から電源の供給を受ける電源供給時間内に実施中の処理が終了する旨を提示させる。
図14は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12が出力デバイス16に患者Dの画像再構成と患者Bの画像転送までで処理を終了する旨を提示させた場合の一例を示した表示例である。図3のワークフローリスト110の場合、患者Bの画像転送に要する所要時間は1分間であり、患者Dの画像再構成に要する所要時間は30秒間であるため、出力デバイス16は、表示領域162に、これらの処理を実施したあとに処理を終了する旨を提示する。また、図14では、ユーザに確認を促すための「はい」という確認ボタンを、表示領域162に備えている。
ステップS217では、ワークフロー管理部12は、ワークフローリスト110において、実施中であった処理以外の処理の実施させないように、他の処理の実施を抑止する。
ステップS219では、ステップS213で実施可能と判定され、実施中であったユーザの介入が不要な処理が完了したか否かを判定する。そして、ワークフロー管理部12は、実施中の処理が終了するまで待ち受ける。
ステップS221では、ステップS219で処理が完了した後、又は図10の結合子B以降の処理として、ワークフロー管理部12は、ワークフローリスト110を参照して、緊急度が最も高い患者の検査内容の中から最初に実施すべき処理を抽出する。
ステップS223では、ワークフロー管理部12は、ステップS221で処理を抽出できたか否かを判定しており、実施すべき処理がある場合には結合子Dへ移動し、実施すべき処理がない場合には結合子Eへ移動する。
図12は、本実施の形態におけるバッテリ監視処理の結合子Dの続きを示したフローチャートである。
図12に示すステップS225では、ステップS221で抽出した処理について、その処理が終了するまでの所要時間を、処理管理テーブル111を参照して算出する。例えば、図3で示したワークフローリスト110の進行状況の続きについて説明する。
図15は、ワークフローリスト110の進行状況の続きを示すワークフローリスト112を示した図である。図15のワークフローリスト112は、ワークフローリスト110と同様の欄を有している。図3のワークフローリスト110と異なる点は、図3のワークフローリスト110では実施中であった患者Bの画像転送と患者Dの画像再構成の各処理が、図15のワークフローリスト112では終了したことを示す「済」に更新されている点である。
ワークフロー管理部12は、図15のワークフローリスト112を参照し、緊急度が一番高いことを示す「1」が付された患者Fについて、未処理の処理を実行した場合の処理が終了するまでの所要時間を、処理管理テーブル111を参照して算出する。ワークフロー管理部12は、処理管理テーブル111の1つであるスキャン処理時間テーブル120(図4)を参照し、患者Fのスキャンに要する所要時間を算出する。ワークフロー管理部12は、患者Fについて、プロトコル2(例えば、造影プロトコル)のスキャンを実施する予定になっており、所要時間は20分間である、と所要時間を算出する。
ステップS227では、ワークフロー管理部12は、UPS通信部10を介してUPS700(図1)から電源供給可能時間(UPS700の使用可能時間)を取得する。例えば、ワークフロー管理部12は、UPS700から「電源供給可能時間は25分間である。」という情報を取得したとする。
ステップS229では、ワークフロー管理部12は、ステップS227で算出したスキャンに要する所要時間の20分間と、UPS700から取得した電源供給時間の25分間とを比較する。
ステップS231では、ワークフロー管理部12は、電源供給可能時間は25分間であり、スキャンに要する所要時間が20分間であるため、患者Fに対して、プロトコル2のスキャンを実施可能と判断する。
ステップS233では、ワークフロー管理部12は、患者Fについての処理がユーザの介入が必要か否かを判断し、ユーザの介入が必要な場合には(ステップS233:Yes)、患者Fについてそのユーザの介入の必要な処理を実施するように、出力デバイス16に提示させる(ステップS235)。
図16は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12が出力デバイス16に患者Fの処理(スキャン)を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例である。出力デバイス16は、表示領域163に、「患者Fのスキャンを実施してください。」と提示して、検査技師等に「はい」か「いいえ」の確認させるようになっている。
一方、ワークフロー管理部12は、ユーザの介入が不要な場合には(ステップS233:No)、その処理を出力デバイス16に提示させる(ステップS237)。
ステップS239では、ワークフロー管理部12は、出力デバイス16に提示したユーザの介入が必要な処理(例えば、スキャン)を実施するか否かを待ち受けており、入力デバイス15からその処理(例えば、スキャン)を実施する旨の入力を受け付けた場合には(ステップS239:Yes)、提示したそのユーザの介入が必要な処理(例えば、スキャン)を実施する(ステップS241)。
一方、患者F(被験者)が待合室に居なかったり、スキャン(処理)を受ける準備ができていない場合には、ワークフロー管理部12は、入力デバイス15から検査ができない旨の指示を受け付けて、患者Fの処理を実施することができないと判断する(ステップS239:No)。
ステップS243では、ワークフロー管理部12は、緊急度が高い順に、次に実施すべき処理を抽出する。例えば、ワークフロー管理部12は、図15を参照して、患者Fの画像再構成を抽出したり、緊急度が2番目に高い患者Cから、次に実施すべき処理として画像処理を抽出する(ステップS243)。なお、患者Fについて処理ができない場合には、ワークフロー管理部12は、次に緊急度の高い患者Cについての処理を、自動的に抽出対象とする。
ステップS245では、まだ処理がされていない処理があるか否かを判断し、該当する処理がある場合には(ステップS245:Yes)、ステップS225に移行して、同様の処理を繰り返す。一方、実施すべき処理がない場合には(ステップS245:No)、ステップS247に移行して、モダリティ100で行う処理が全て終了した判断して、モダリティ100のシャットダウン処理を行い(ステップS247)、バッテリ監視処理を終了する。
以下、図15のワークフローリスト112の続きについて、具体的に説明する。
例えば、ワークフロー管理部12は、図15を参照し、ステップS243において患者Fが処理(例えば、スキャン)の準備ができないため、患者Cについて、次に実施すべき処理(例えば、画像処理)を抽出する(ステップS243)。ワークフロー管理部12は、患者Cの画像処理について処理管理テーブル111の1つである画像処理処理時間テーブル122(図6)を参照し、「3D」(画像処理)の所要時間は10分間である、と所要時間を算出する(ステップS225)。また、ワークフロー管理部12は、UPS通信部10を介してUPS700(図1)から電源供給可能時間が25分間である、という情報を取得したとする(ステップS227)。
この場合、ワークフロー管理部12は、患者Cに対して行われる画像処理(3D)の処理が終了するまでの所要時間10分間と、UPS700から取得した電源供給可能時間25分間とを比較して(ステップS229)、画像処理(3D)を実施可能と判断する(ステップS231)。画像処理はユーザの介入が必要な処理であるため(ステップS233:Yes)、ワークフロー管理部12は、患者Cに対して行うべき画像処理(3D)を実施するように、出力デバイス16にその旨を提示させる。
図17は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12が出力デバイス16に患者Cについての処理(画像処理)を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例である。出力デバイス16は、表示領域164に、「患者Cの画像処理を実施してください。」と提示して、検査技師等に「はい」か「いいえ」の確認させるようになっている。
ワークフロー管理部12は、出力デバイス16に提示させた処理を、実施するか否かを待ち受けており(ステップS239)、入力デバイス15からその処理を実施する旨の入力を受け付けた場合には(ステップS239:Yes)、提示したその処理(画像処理)を実施する(ステップS241)。
ここで、患者Cの画像処理について処理を実施する旨の入力を受け付けた場合には(ステップS239:Yes)、ワークフロー管理部12は、その画像処理を10分間実施する。このため、UPS700から提供される残りの電源供給可能時間は、15分間となる。
図18は、患者Cについての処理である画像処理が終了し、ワークフローリスト112の進行状況の続きを示すワークフローリスト113を示した図である。図18のワークフローリスト113は、ワークフローリスト110と同様の欄を有している。図15のワークフローリスト112と異なる点は、図15のワークフローリスト112では未実施であった患者Cの画像処理が、図18のワークフローリスト113では終了したことを示す「済」に更新されている点である。
ワークフロー管理部12は、患者Cの画像処理の次に処理する予定である画像転送を、次に実施すべき処理として抽出し(ステップS243)、処理管理テーブル111の1つである画像転送処理時間テーブル123(図7)を参照して、患者Cの画像転送の所要時間を算出する(ステップS225)。具体的には、ワークフロー管理部12は、相手Y(例えば、読影装置500)に転送するため、500枚の画像データ(図18)を転送する場合の所要時間は25分間である、と所要時間を算出する(ステップS225)。
ワークフロー管理部12は、再び、UPS通信部10を介して、UPS700から残りの電源供給可能時間を取得して(ステップS227)、電源供給可能時間は15分間である、という情報を取得する。
この場合、ワークフロー管理部12は、患者Cの画像転送に必要な所要時間25分間と、UPS700から取得した電源供給可能時間の15分間とを比較して(ステップS229)、患者Cについての画像転送は実施できないと判断する(ステップS231:No)。
ワークフロー管理部12は、患者Cの画像転送(処理)ができないので、次に緊急度の高い患者から次に実施すべき処理を抽出する(ステップS243)。この場合、ワークフロー管理部12は、緊急度が3番目に高い患者Dの処理である画像転送の処理を次に実施すべき処理と判断し(ステップS245)、画像転送処理時間テーブル123(図7)を参照して所要時間を算出する(ステップS225)。ワークフロー管理部12は、患者Dの画像データは相手X(例えば、ワークステーション400)に転送することになっており、また、患者Dの画像転送する画像データは800枚あるため(図18)、ワークステーション400に転送するために必要な所要時間は8分間と算出する。
ワークフロー管理部12は、再び、UPS通信部10を介して、UPS700から電源供給可能時間を取得して、電源供給可能時間は15分間である、という情報を取得する(ステップS227)。ワークフロー管理部12は、患者Dの画像転送を実施可能と判断し(ステップS231:Yes)、また、ユーザの介入が不要な処理であるため(ステップS233:No)、その処理(画像転送)を出力デバイス16に提示させて(ステップS237)、患者Dの画像データの画像転送を実施する(ステップS241)。
図19は、本実施の形態に係るワークフロー管理部12が出力デバイス16に患者Dの画像転送を実施するように提示させた場合の一例を示した表示例である。出力デバイス16は、表示領域165に、「患者Dの画像転送を行います。」と提示して、検査技師等に「はい」の確認させるようになっている。
以上説明したように、本実施の形態に係る医用画像診断システム900は、モダリティ100のワークフロー管理部12が、UPS700から非常用電源の電力の供給を開始した旨の通知を取得したとき、緊急度が付されたワークフローリスト110と処理管理テーブル111とに基づいて、緊急度の高い順に、処理に要する所要時間を処理単位で算出する。また、ワークフロー管理部12は、UPS通信部10を介して、UPS700から提供される電源の電源供給可能時間を取得して、未処理の処理について処理が処理単位で実施可能か否かを判断し、実施可能な未処理の処理を選択する。
これにより、本実施の形態に係るモダリティ100は、ワークフローリスト110に登録された緊急度に基づいて、UPS700から供給される電源供給可能時間内に終了することができる処理を処理単位で選択することができるので、UPS700から供給される電源供給可能時間内に実施可能な処理を確実に終了させることができる。
なお、本発明の実施の形態を説明したが、本実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 UPS通信部(検出手段)
11 記憶部(検査リスト記憶手段)
12 ワークフロー管理部(制御部)
13 スキャナ
14 スキャン制御部
15 入力デバイス
16 出力デバイス
17 生データ管理部
18 生データデータベース
19 画像再構成部
20 画像データ管理部
21 画像データデータベース
22 画像処理部
23 画像転送部
100 モダリティ(医用画像診断装置)
200 画像サーバ
300 ビューア
400 ワークステーション
500 読影装置
600 予約装置
700 UPS(無停電電源装置)
800 ネットワーク
900 医用画像診断システム

Claims (6)

  1. 無停電電源装置からの電源供給開始を示す情報を検出する検出手段と、
    被検体を識別する識別情報及び検査内容を含む複数の検査と当該検査の緊急度とが付された検査リストと、前記検査の処理ごとに要する処理時間を算出する処理時間算出テーブルとを記憶する検査リスト記憶手段と、
    前記検出手段で電源供給開始を示す情報を検出した際に、前記緊急度に基づいて、前記処理時間算出テーブルを参照し、前記検査の処理が実施可能か否かを判定する制御部と、
    を備え、
    前記検出手段は、
    前記無停電電源装置から供給される電源の電源供給可能時間に関連する情報を取得し、
    前記制御部は、
    前記電源供給可能時間に関連する情報を取得して、前記緊急度の高い順に、前記電源が供給されている間に処理を完了することができる未処理の処理を実行する
    医用画像診断装置。
  2. 前記制御部は、
    前記検査内容の登録時又は当該検査内容を構成する処理が実施されたとき、前記検査リストに付された緊急度の変更を受け付ける
    請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記制御部は、
    前記検査内容を、ユーザの介入を要する処理又はユーザの介入を要さない処理に振り分けて、前記被検体の検査の処理を実施させる
    請求項1または2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記制御部は、
    前記検出手段で電源供給開始を示す情報を検出した際に、前記ユーザの介入を要しない処理を実施中の場合には、前記電源供給可能時間に関連する情報を取得して、当該実施中の処理が実施可能か否かを判定する
    請求項に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記ユーザの介入を要する処理は、スキャンと画像処理の処理を含み、
    前記ユーザの介入を要さない処理は、画像再構成と画像転送の処理を含む
    請求項又はに記載の医用画像診断装置。
  6. 前記検査の処理には、スキャン、画像再構成、画像処理及び画像転送を含み、この処理の順に従って各処理を実施する
    請求項1からのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
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