JP2005196535A - 検査データファイリングシステム及び検査データファイリングプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査時間を被検者、検査内容及び検者によって変動する情報として管理することで、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理をより実用的に行うことができ、被検者及び検者に応じて実用化された検査時間を病院内の検査装置の利用効率の判断や検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる検査データファイリングシステム及び検査データファイリングプログラムを提供する。
【解決手段】 複数の検査項目から検査対象となる検査項目情報を選択し、検査開始信号の入力及び検査終了信号の入力から検査時間情報を算出して、前記検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間をデータベースに記憶する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の検査項目から検査対象となる検査項目情報を選択し、検査開始信号の入力及び検査終了信号の入力から検査時間情報を算出して、前記検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間をデータベースに記憶する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、検査装置から取得した検査データを管理する検査データファイリングシステム、特に、自科内検査が多種類に及ぶ眼科における検査データファイリングシステムに関するものである。
近年、医療分野における情報管理の電子化が急速に進行している。例えば、いわゆる電子カルテを被検者ごとに作成し、これをネットワーク上で利用可能とすることにより、主治医以外の医師のオピニオンを得るために情報の共有化を図ったり、被検者に対する情報のディスクロージャーを促進したりすることが行われている。また、医療事務の効率化等を図るために、課金情報の電子化も進んでいる。
例えば、眼科分野においては、図4及び図5に示すような情報管理システムが実施されている。ここで、図4は一般的な眼科医院の形態を示し、図5はそのような眼科医院で一般に用いられている情報管理システムの構成の概略を示している。
図4に示すように、眼科医院には、待合室、中待合室、撮影室、検査室、診療室等が設けられている。待合室は、来院被検者が受付や支払いを待つためのスペースである。また、中待合室は、受付後の被検者が撮影や検査、あるいは診療を待つためのスペースである。被検者は、この中待合室で散瞳剤や麻酔剤の点眼を受けて、眼底撮影や眼圧測定の順番を待つようになっている。また、撮影室には、眼底カメラ等の撮影装置が配置されている。また、検査室には、眼圧測定装置等の検査装置が配置されている。なお、医院によっては、撮影室や検査室の中で被検者が順番を待つようになっている。また、診察室は、医師が被検者を診察するための部屋である。診察室には医師が用いる医師端末が配置されている。なお、同図の中待合室や撮影室に配置されている「○」印は、被検者が座って順番を待つための椅子である。図示は省略されているが、検査室にもこのような椅子が配置されていることがある。
また、医院内には、図5に示すようなネットワークが構築されている。このネットワークは、データベース等のデータ記憶装置を有するサーバ1を中心に構築され、サーバ1は、ネットワーク(LAN;ローカルエリアネットワーク)Nを介して、複数の検査装置4、医師端末3、待合室の受付に配置された受付端末2などと通信可能に接続されている。また、サーバ1には、情報管理のための各種のコンピュータプログラムがインストールされている。来院被検者には個々を識別するためのIDが付与され、その個人情報や薬歴、診療記録等は被検者ごとの電子カルテとしてサーバ1の上記データベースに保存されるようになっている。眼底カメラにより撮影された眼底像や眼圧測定装置による眼圧測定値等は、ネットワークNを通じてサーバ1に送信されて上記電子カルテに記録される。医師は、医師端末3を用いて電子カルテを見たり、あるいはこれに診療記録等を書き込んだりできるようになっている。
このような情報管理の電子化は、いわゆる医療ミスを回避する目的や診療効率を向上させる目的等にも利用されるようになってきている。また、このような医療情報をリアルタイムに把握するシステムを構築することによって、検査が終了するまでの時間を短くする検査システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1は、被検者により検査項目が異なったり、検査に要する時間が各検査装置によって異なったりするため、多数の被検者が来院すると被検者の待ち時間が必要以上に長くなり、検査が終了するまでに長時間要してしまう場合があったことに鑑みて、入力装置によって複数の被検者データが入力されたとき、データベースに記憶されている各被検者の検査項目と被検者データの入力順と各検査に要する時間とに基づいて、最短時間で各被検者の検査が終了する検査順序を被検者毎に割り出すことにより、検査が終了するまでの時間を短くすることのできる検査システムについて開示された技術である。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、各被検者の検査が終了する検査順序を被検者毎に最短時間で割り出すことを目的としたシステムであるので、病院内の各検査装置が効率よく稼動しているか否かを判断するためには利用されていなかった。特に、検査装置によっては、被検者や検者に依存して検査時間が予定以上にかかってしまうことも考慮に入れなければならない。しかも、検査装置を多用する眼科において検査装置毎の適正な検査時間の把握は特に必要とされるべきものであった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、検査に要する時間を被検者、検査内容及び検者によって変動する情報として管理することで、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、被検者及び検者に応じて実用化された検査時間を病院内の検査装置の利用効率の判断に利用したり、適正な検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる検査データファイリングシステム及び検査データファイリングプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、所定の検査項目毎に取得した検査結果を集計し、管理する手段を有し、検査時間に影響を及ぼす検査時間被検者影響因子を含む被検者情報と検査時間に影響を及ぼす検査時間検者影響因子を含む検者情報とを入力する入力装置を備えた複数の検査装置と、データベースを有するサーバとが検査結果情報、前記被検者情報、前記検者情報及び前記検査項目情報を送受信可能にネットワーク接続されてなり、検査開始から検査終了までの時間を検査時間情報として求める計時手段が前記検査装置に設けられ、その検査装置から送信された検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間を前記データベースに記憶すると共に、前記計時手段を制御する制御手段が前記サーバに設けられたことを特徴とする。
かかる構成とすることにより、各検査装置において要する検査時間を検査の種類(検査装置)毎に単一的に管理するのではなく、検査内容(検査項目情報)、被検者(検査時間被検者影響因子)及び検者(検査時間検者影響因子)によって変動する情報として管理するので、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理を実用的に行うことができると共に、被検者及び検者に応じた検査時間を把握できるので、適正な検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる。
上記課題を解決するための、請求項2記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項1に記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記計時手段は、検査開始信号が入力されたときの時刻を検査開始時刻として取得し、その後に、検査終了信号が入力されたときの時刻を検査終了時刻として取得して、前記検査開始時刻から前記検査終了時刻までに経過した時間を検査時間情報として算出する手段であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項3記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項2に記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記計時手段は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、そのときの時刻を当該検査項目の新たな検査開始時刻として計時することを特徴とする。
かかる構成とすることにより、被検者の検査項目が計時開始後に変更された場合でも正確に計時することができる。
上記課題を解決するための、請求項4記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項1に記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記計時手段は、検査開始信号が入力されたときから検査終了信号が入力されたときまでの経過時間を検査時間情報とする手段であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項5記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項3に記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記制御手段は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、当該検査項目について前記計時手段に対して新たに計時を開始させることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、被検者の検査項目が計時開始後に変更された場合でも正確に計時することができる。
上記課題を解決するための、請求項6記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項2〜5の何れかに記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする。
このように、前記被検者情報及び前記検者情報を前記検査開始信号及び前記検査終了信号として利用することにより、計時した検査時間の対象がどの被検者及び検者であるのかが明確となるので、検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、個々の被検者及び検者に応じた検査時間を把握できるので、適正な検査スケジューリングのデータ資源として当該検査時間の情報を用いることができる。
上記課題を解決するための、請求項7記載の発明に係る検査データファイリングシステムは、請求項2〜5の何れかに記載の検査情報ファイリングシステムにおいて、前記検査開始信号及び検査終了信号は、前記検査項目情報、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする。
このように、前記被検者情報及び前記検者情報だけでなく、前記検査項目情報を前記検査開始信号及び前記検査終了信号として利用することにより、検査項目を対象とした検査時間のばらつきを管理することができるので、検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、適正な検査スケジューリングのデータ資源として当該検査時間の情報を用いることができる。
上記課題を解決するための、請求項8記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、所定の検査項目毎に取得した検査結果を集計し、管理し、複数の検査項目から検査対象となる検査項目情報を選択する検査項目選択過程と、検査開始から検査終了までの時間を検査時間情報として算出する計時過程と、前記検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間をデータベースに記憶する記憶過程とを機能させることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、各検査装置において要する検査時間を検査の種類(検査装置)毎に単一的に管理するのではなく、検査内容(検査項目情報)、被検者(検査時間被検者影響因子)及び検者(検査時間検者影響因子)によって変動する情報として管理するので、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理を実用的に行うことができると共に、被検者及び検者に応じた検査時間を把握できるので、適正な検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる。
上記課題を解決するための、請求項9記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項8に記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記計時過程は、検査開始信号が入力されたときの時刻を検査開始時刻として取得し、その後に、検査終了信号が入力されたときの時刻を検査終了時刻として取得して、前記検査開始時刻から前記検査終了時刻までに経過した時間を検査時間情報として算出する過程であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項10記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項9に記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記計時過程は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、そのときの時刻を当該検査項目の新たな検査開始時刻として計時することを特徴とする。
かかる構成とすることにより、被検者の検査項目が計時開始後に変更された場合でも正確に計時することができる。
上記課題を解決するための、請求項11記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項8に記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記計時過程は、検査開始信号が入力されたときから検査終了信号が入力されたときまでの経過時間を検査時間情報とする過程であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項12記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項11に記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記計時過程は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、当該検査項目について新たに計時を開始する過程であることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、被検者の検査項目が計時開始後に変更された場合でも正確に計時することができる。
上記課題を解決するための、請求項13記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項9〜12の何れかにに記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする。
このように、前記被検者情報及び前記検者情報を前記検査開始信号及び前記検査終了信号として利用することにより、計時した検査時間の対象がどの被検者及び検者であるのかが明確となるので、検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、個々の被検者及び検者に応じた検査時間を把握できるので、適正な検査スケジューリングのデータ資源として当該検査時間の情報を用いることができる。
上記課題を解決するための、請求項14記載の発明に係る検査情報ファイリングプログラムは、請求項9〜12の何れかに記載の検査情報ファイリングプログラムにおいて、前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記検査項目情報、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする。
このように、前記被検者情報及び前記検者情報だけでなく、前記検査項目情報を前記検査開始信号及び前記検査終了信号として利用することにより、検査項目を対象とした検査時間のばらつきを管理することができるので、検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、適正な検査スケジューリングのデータ資源として当該検査時間の情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明によれば、各検査装置において要する検査時間を検査の種類(検査装置)毎に単一的に管理するのではなく、被検者、検査内容及び検者によって変動する情報として管理するので、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、被検者及び検者に応じた検査時間を把握できるので、適正な検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる。
本発明に係る検査データファイリングシステムの一実施形態について、図面を適宜参照しながら説明する。以下に説明する検査データファイリングシステムは、図4に示すような眼科医院や総合病院の眼科セクションにおいて利用されるものである。当該眼科医院等には、図5に示すような有線及び/又は無線のLAN(ローカルエリアネットワーク)等からなるネットワークNが構築されている。
(全体構成)
まず、図1を参照して、本発明に係る検査データファイリングシステムの一実施形態における構成を説明する。ここで、図1は、本実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。
まず、図1を参照して、本発明に係る検査データファイリングシステムの一実施形態における構成を説明する。ここで、図1は、本実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、本検査データファイリングシステムは、サーバ1を中心に、複数の検査装置4と、受付端末2と、医師端末3と、カードリーダ5とを含んで構成されている。なお、ここでいう検査装置4は、眼底カメラなどの撮影装置や眼圧測定装置などの検査装置を総称して検査装置4とする。
サーバ1は、当該検査データファイリングシステムの各種の動作を制御するコンピュータプログラムを含む各種のデータを記憶するためのデータ記憶手段2を備えた情報処理装置である。
(検査装置のハードウェア構成)
検査装置4は、図1に示すように、カードリーダ5から当該カードリーダ5によって読み込まれたICカード51の記録内容を読み出す機能も備えると共に、所定のプログラムにしたがって演算処理や制御処理を実行する制御手段41と、この制御手段41によって実行される当該検査装置の検査プログラムやBIOS等のプログラムなどを保存するROM42と、前記プログラムや各種データ等を展開するメインメモリとしての機能及び一時的なデータを保存するためのRAM43と、時刻を刻む時計機能を備え、現在時刻を検出するために用いられるタイマ44とから構成される。
検査装置4は、図1に示すように、カードリーダ5から当該カードリーダ5によって読み込まれたICカード51の記録内容を読み出す機能も備えると共に、所定のプログラムにしたがって演算処理や制御処理を実行する制御手段41と、この制御手段41によって実行される当該検査装置の検査プログラムやBIOS等のプログラムなどを保存するROM42と、前記プログラムや各種データ等を展開するメインメモリとしての機能及び一時的なデータを保存するためのRAM43と、時刻を刻む時計機能を備え、現在時刻を検出するために用いられるタイマ44とから構成される。
制御手段41は、ROM42に格納されたプログラムや、必要に応じてRAM43に記録されたプログラムを実行することによって、検査機能及び本発明に係る計時機能や検査時間算出機能を実現するようになっている。
また、制御手段41には、当該検査装置によって実行された検査に関する情報(検査情報)をRAM43に書き込む手段である検査情報書込手段411、前記検査が開始された時刻(以下、検査開始時刻とする)及び前記検査が終了したときの時刻(以下、検査終了時刻とする)をRAM43に書き込むための時刻書込手段412及び時刻書込手段412によってRAM43に書き込まれた検査開始時刻及び検査終了時刻を参照して検査項目毎の検査時間を算出する検査時間算出手段413が設けられ、RAM43に書き込まれた各種情報をネットワークNを介してサーバ1に送信する送信機能も有している。
(時刻書込手段)
時刻書込手段412は、例えば、ICカード51を読み取ったカードリーダ5からのデータとして検査装置4が受けた時刻をRAM43に書き込む処理を実行する手段である。具体的には、カードリーダ5から被検者情報が入力されると共に、検査装置4に備えられた入力手段(図示せず)から検査項目情報が入力されると、時刻書込手段412は、タイマ44から現在時刻を取得し、その現在時刻をRAM43の所定の領域に検査開始時刻情報又は検査終了時刻情報として書き込む。なお、本実施形態では、タイマ44及び時刻書込手段412が本発明の請求項に記載の「計時手段」を構成する。
時刻書込手段412は、例えば、ICカード51を読み取ったカードリーダ5からのデータとして検査装置4が受けた時刻をRAM43に書き込む処理を実行する手段である。具体的には、カードリーダ5から被検者情報が入力されると共に、検査装置4に備えられた入力手段(図示せず)から検査項目情報が入力されると、時刻書込手段412は、タイマ44から現在時刻を取得し、その現在時刻をRAM43の所定の領域に検査開始時刻情報又は検査終了時刻情報として書き込む。なお、本実施形態では、タイマ44及び時刻書込手段412が本発明の請求項に記載の「計時手段」を構成する。
ここで、RAM43に書き込まれた検査開始時刻情報及び検査終了時刻情報の区別は、ある被検者情報が制御手段41に入力されたときに、関連付けられた検査項目情報が初めての場合に検査開始時刻情報として認識され、再度同じ検査項目情報を関連付けた被検者情報が入力されたときに、それを検査終了時刻情報として認識することでなされる。
従って、原則としては、初めての検査項目情報が関連付けられた被検者情報が検査開始信号として機能し、再び送信された前記検査項目情報が関連付けられた被検者情報が検査終了信号として認識されるのである。
また、初めての検査項目情報が関連付けられた被検者情報が送信されて検査が開始されたと認識した後に、前記検査項目情報とは異なる検査項目情報が関連付けられた被検者情報が送信された場合には、検査項目を変更したと認識して、前記異なる検査項目情報を受信した時刻をタイマ44から取得して当該検査項目における検査の開始と認識しなおす。
ここで、検査開始時刻情報(検査終了時刻情報)について補足する。まず、検者が被検者の検査を開始する際に、当該被検者のICカード51がカードリーダ5で読み取られる。そしてカードリーダ5は、データ(被検者情報)を読み取ったと同時に検査装置4に送信する。よって、被検者が所定の検査を開始するタイミングと検査装置4に被検者情報が入力されるタイミングとの間には、無視できる程度の誤差しか介在しない。したがって、検査装置4にカードリーダ5からのデータが入力された時刻の情報を「検査開始時刻情報(検査終了時刻情報)」と称しても混乱を生ずるものではない。また、検査開始時刻情報(検査終了時刻情報)の取得は、カードリーダ5によるICカード51の読み取りに限られず、当該検査を行う検査室に備えられた端末において検査を開始する信号が検査装置4に送信されることによってなされてもよい。
また、時刻書込手段412は、ICカード51を読み取ったカードリーダ5から検査装置4が被検者情報を受けたときに、当該被検者情報から年齢や症状(既往症)などの情報を抽出し、「検査時間被検者影響因子」としてRAM43に書き込む処理を実行する。
ここで、時刻書込手段412により書き込まれた情報は、ICカード51から読み取られた被検者情報と関連付けられてRAM43に保存される。すなわち、どの被検者に対し(被検者情報)、どの時刻に(検査開始時刻情報及び検査終了時刻情報)、どの検査が(検査項目情報)、どの検者の操作によって(検者情報)行われたかを示す情報が関連付けられてRAM43に保存されることとなる。
検査時間算出手段413は、RAM43に保存された同一の「被検者情報」と「検査項目情報」と「検者情報」における、「検査開始時刻情報」及び「検査終了時刻情報」から検査時間を算出する手段である。そして、検査時間算出手段413によって算出された検査時間は、検査時間情報としてRAM43に記憶される。
以上のようにしてRAM43に保存された検査時間情報は、検査情報書込手段411によって書き込まれた被検者毎の検査情報と共に各検査後に制御手段41によってサーバ1に送信される。
(サーバの構成)
次に、本実施形態の検査データファイリングシステムの制御を行うサーバ1の構成について説明する。
次に、本実施形態の検査データファイリングシステムの制御を行うサーバ1の構成について説明する。
サーバ1は、図1に示すように、所定のプログラムにしたがって演算処理や制御処理を実行するCPU111及び検査装置4から送信された検査時間情報を基に後述するテーブル情報を作成するテーブル情報作成手段112を含む制御手段11と、このCPU111によって実行されるプログラムや各種データ等を展開するメインメモリとしてのRAM14と、BIOS等のプログラムなどを保存するROM13と、検査装置4から送信されたデータ(前述の検査情報及び検査時間情報)や各種の動作を制御するコンピュータプログラムを含む各種のデータを記憶するためのデータ記憶手段12とを備えた情報処理装置として構成されている。
なお、図示はしないが、サーバ1には、必要に応じて、OS等の動作プログラムや各種データ、更にはアプリケーションソフトウェアなどを格納するハードディスクドライブ(HDD)、情報記録媒体に記録されたデータを読み取り、またデータを書き込むための読取/書込装置、キーボードやマウス等の操作手段からの操作信号を入力処理する操作インターフェイス(操作IF)及び各種データの入出力を司る入出力インターフェイス(入出力IF)が備えられてもよく、本実施形態ではそれらを含んだ構成として説明する。
データ記憶手段12には、検査時間情報、テーブル情報及び電子カルテ情報を保存するための記憶領域である記憶部121が設けられている。電子カルテ情報は、医師端末3等からサーバ1にアクセスすることで利用可能とされている。また、電子カルテ情報には、各検査装置4において取得された情報(例えば、眼底カメラで撮影された眼底像や眼圧測定装置よる眼圧の測定値など)が被検者ごとのファイル、すなわち電子カルテとして保存されており、検査装置4から送信された検査情報がデータソースとなっている。なお、テーブル情報については後に詳述することとする。
従って、記憶部121に保存される前記被検者情報は、電子カルテとして利用するために特定された被検者情報ではなく、一般化された被検者情報が保存される。具体的には、被検者の氏名やIDなどの被検者個人を特定する情報ではなく、年齢、症状などの一般化された被検者情報であり、前記検者情報についても同様である。
ここで、データ記憶手段12は、サーバ1に内蔵されたものに限定されるものではない。例えば、サーバ1にデータベースを併設して各種データやプログラムを格納してもよい。このとき、当該データベースをデータ記憶手段12として考えることとする。
サーバ1は、ROM13やHDD14に格納されたプログラムをRAM12にコピーし、RAM12にコピーされたプログラムをCPU11が実行することによって本発明に係る機能を実現するようになっている。当該プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM、DVD−ROM等の情報記録媒体にあらかじめ記録されており、これを読取/書込装置15を用いてインストールすることで、サーバ1上で動作されるようになっている。なお、インターネットやLAN等のネットワーク上の他のサーバ等から当該プログラムをダウンロードして使用する構成としてもよい。
テーブル情報作成手段112は、ROM13に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって構成される。すなわち、当該プログラムには、検査装置4からネットワークNを介して制御手段11に送信された検査時間情報を以下に示すテーブル情報に変換・作成するためのデータ構造が含まれている。
(テーブル情報の構成)
テーブル情報は、検査項目の種別毎に、被検者情報に含まれる様々な情報のうち、検査時間に影響を及ぼしうる情報(検査時間被検者影響因子)及び検者情報に含まれる様々な情報のうち、検査時間に影響を及ぼしうる情報(検査時間検者影響因子)が当該検査装置の検査時間にどの程度影響を及ぼすのかを関連付けた情報として記憶された情報である。
テーブル情報は、検査項目の種別毎に、被検者情報に含まれる様々な情報のうち、検査時間に影響を及ぼしうる情報(検査時間被検者影響因子)及び検者情報に含まれる様々な情報のうち、検査時間に影響を及ぼしうる情報(検査時間検者影響因子)が当該検査装置の検査時間にどの程度影響を及ぼすのかを関連付けた情報として記憶された情報である。
ここで、前記検査時間被検者影響因子とは、例えば当該被検者の年齢や症状などであり、前記検査時間検者影響因子とは例えば、当該検者の専門分野や検査装置への習熟度などである。従って、テーブル情報は、具体的には、図3に示すように、各検査項目について、被検者及び/又は検者によって検査時間が影響するか否かを識別する検査項目テーブル(図3(a)参照)、被検者の年齢や症状毎に各検査に要した時間を示す被検者テーブル(図3(b)参照;図は、被検者の年齢を検査時間被検者影響因子として示している。)、検者の専門分野や検査装置への習熟度毎に各検査に要した時間を示す検者テーブル(図3(c)参照;図は、検者の習熟度を検査時間検者影響因子として示している。)からなる情報として作成されている。
医師端末3は、医師が診療を行う診療室(図4参照)に配置されたコンピュータ端末である。医師は、この医師端末3からサーバ1にアクセスして、被検者の電子カルテ等の各種のデータの閲覧や書き換え等を行う。また、医師端末3には、被検者のICカード51を読み取るためのカードリーダが設けられていてもよい。
受付端末2は、待合室の受付(図4参照)に配置されたコンピュータ端末である。受付端末2には、被検者のICカード51を読み取るためのカードリーダが設けられていてもよい。
カードリーダ5は、各被検者に付与される診察券としてのICカード51を読み取るとともに、読み取ったデータをサーバ1に送信する装置であって各検査装置4に付帯されているものである。ICカード51には、被検者ID等の被検者情報、被検者の氏名等の個人情報などが記憶されている。ここで、カードリーダ5は、看護師等が持ち運べるようハンディタイプのものであってもよいし、壁面等に固定されたようなものやコンピュータ端末等に接続可能なものであってもよいが、少なくともICカード51の入力によって当該被検者がどの検査装置によって検査するのかを識別することが可能となっていることが必要である。ここで、カードリーダ5は、本発明にいう識別情報入力装置を構成している。
このように、本発明では、各検査装置から取得した検査時間情報を単に集計するだけではなく、(1)取得した検査時間が、被検者の年齢(高齢や幼児など)や性格(落ち着きの無さなど)が要因で長くなってしまう恐れのある検査の結果であるのか、(2)検者の専門分野や、使用する検査装置の習熟度が要因で長くなってしまう恐れのある検査の結果であるのか、被検者や検者が誰であろうと関係なく検査時間が所定の範囲内で収まってしまうのか、というような重み付けをした集計を行ったので、取得した検査時間のデータは、検査項目、被検者及び検者がどのような特性(個性)を持っているかによって適正な検査時間のデータとして病院内管理や被検者及び検者のローテーションに十分生かすことができるデータ資源として利用できる。
(検査データファイリングシステムの作用)
次に、上述のような構成を備えた本実施形態の検査データファイリングシステムの作用を、実際の診療の流れに基づいて図2を参照して説明する。また、当該検査データファイリングシステムの構成のうち、以上において具体的説明が省略された部分についても、ここで適宜説明を補足する。なお、本発明に係る検査データファイリングプログラムは、以下に示す処理を、サーバ1、受付端末2、医師端末3及び検査装置4がネットワークNによって構成された従来のサーバ1や検査装置4に実行させるためのプログラムを任意のプログラム言語で作成し、使用することが可能である。また、作成したプログラムをCD−ROMやDVD−ROM等の任意のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記録して保存することが可能である。また、作成したプログラムをインターネットやLAN等のネットワークを介して配信することもできる。
次に、上述のような構成を備えた本実施形態の検査データファイリングシステムの作用を、実際の診療の流れに基づいて図2を参照して説明する。また、当該検査データファイリングシステムの構成のうち、以上において具体的説明が省略された部分についても、ここで適宜説明を補足する。なお、本発明に係る検査データファイリングプログラムは、以下に示す処理を、サーバ1、受付端末2、医師端末3及び検査装置4がネットワークNによって構成された従来のサーバ1や検査装置4に実行させるためのプログラムを任意のプログラム言語で作成し、使用することが可能である。また、作成したプログラムをCD−ROMやDVD−ROM等の任意のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記録して保存することが可能である。また、作成したプログラムをインターネットやLAN等のネットワークを介して配信することもできる。
以下、眼科医院等における実際の診療の流れの典型例として、「受付」→「仮診断」→「検査(撮影)」→「本診断」のような流れを考慮する。なお、この診療の流れの各段階の処置等が行われる部屋については図4の記載に基づく。
(受付)
被検者は、あらかじめ予約しておいた時間に来院して受付を済ませた後、仮診断までの間待合室で待機する。なお、救急で来院した場合も考えられるが、診療の流れは同様である。受付の際、受付端末2により被検者のICカード51に記録された被検者情報などが読み取られる。受付端末2で読み取られた被検者情報や受付時刻あるいは診療の内容等の情報は、受付端末2のデータ記憶手段(図示せず)に記憶される。なお、読み取られた被検者情報等をサーバ1に送信してデータ記憶手段2に保存しておくよう構成してもよい。
被検者は、あらかじめ予約しておいた時間に来院して受付を済ませた後、仮診断までの間待合室で待機する。なお、救急で来院した場合も考えられるが、診療の流れは同様である。受付の際、受付端末2により被検者のICカード51に記録された被検者情報などが読み取られる。受付端末2で読み取られた被検者情報や受付時刻あるいは診療の内容等の情報は、受付端末2のデータ記憶手段(図示せず)に記憶される。なお、読み取られた被検者情報等をサーバ1に送信してデータ記憶手段2に保存しておくよう構成してもよい。
(仮診断)
仮診断は、撮影や検査の結果等に基づく本診断の前に行われるもので、本診断のためにどのような検査や患部撮影が必要であるか判断するための仮の診断行為である。仮診断は、医師により診療室で行われるのが通常である。医師は、本診断に必要と思われる撮影や検査の内容に関する情報を医師端末3から入力する。この入力内容は、医師端末3のデータ記憶手段(図示せず)に記憶される。なお、当該入力内容をサーバ1に送信してデータ記憶手段2に保存しておくよう構成してもよい。
仮診断は、撮影や検査の結果等に基づく本診断の前に行われるもので、本診断のためにどのような検査や患部撮影が必要であるか判断するための仮の診断行為である。仮診断は、医師により診療室で行われるのが通常である。医師は、本診断に必要と思われる撮影や検査の内容に関する情報を医師端末3から入力する。この入力内容は、医師端末3のデータ記憶手段(図示せず)に記憶される。なお、当該入力内容をサーバ1に送信してデータ記憶手段2に保存しておくよう構成してもよい。
(検査)
検査室内において検者は、カードリーダ5を用いて当該被検者のICカード51に記憶された被検者情報を読み取ると共に、これから検査を行う検査項目(検査項目情報)及び当該検者の検者情報(検者IDなど)を、検査装置に接続された入力装置(図示せず)に入力する(S1)。これら被検者情報、検査項目情報及び検者情報が検査開始信号を構成する。制御手段41は、検査装置4に入力された検査開始信号に検査項目情報が含まれているか否かを判定し(S2)、当該検査開始信号に検査項目情報が含まれていなかった場合(S2−No)には、検査項目情報が含まれた検査開始信号が入力されるまで入力要求をし、当該検査開始信号に検査項目情報が含まれていた場合(S2−Yes)には、当該検査項目について計時を開始する(S3)。
検査室内において検者は、カードリーダ5を用いて当該被検者のICカード51に記憶された被検者情報を読み取ると共に、これから検査を行う検査項目(検査項目情報)及び当該検者の検者情報(検者IDなど)を、検査装置に接続された入力装置(図示せず)に入力する(S1)。これら被検者情報、検査項目情報及び検者情報が検査開始信号を構成する。制御手段41は、検査装置4に入力された検査開始信号に検査項目情報が含まれているか否かを判定し(S2)、当該検査開始信号に検査項目情報が含まれていなかった場合(S2−No)には、検査項目情報が含まれた検査開始信号が入力されるまで入力要求をし、当該検査開始信号に検査項目情報が含まれていた場合(S2−Yes)には、当該検査項目について計時を開始する(S3)。
ここで、計時の開始は、検査装置4に被検者情報、検者情報及び検査項目情報が入力されたことを契機に、時刻書込手段412が、タイマ44が示す時刻を参照して、検査開始時刻情報をRAM43に書き込むことで行われる。この検査開始時刻情報は、前記被検者情報及び検者情報と関連付けられて記憶される。また、本実施形態では、ICカード51などを用いて被検者情報、検査項目情報及び検者情報が入力されたときに検査が開始されたとみなして説明する。
なお、医師が検査を行う場合は、カードリーダ5又は医師端末3により被検者情報が入力されるようにしてもよい。また、被検者自身が被検者情報を入力できるように、カードリーダ5を検査室内に常設しておいてもよい。
計時が開始された後(検査が開始された後)、前記検査項目情報とは異なる検査項目情報を含む検査開始信号が検査装置4に入力された場合(S4−Yes)は、何らかの理由によって検査項目が変更されたことを意味するので、そのときは、前記異なる検査項目情報について改めて計時を開始し、前記異なる検査項目情報を含む検査開始信号が検査装置4に入力されなかった場合(S4−No)は、検査終了信号が入力されるまで計時を継続する(S5−No)。
ここで、検査終了信号は、継続中の計時を開始させた検査開始信号と同じものと定義する。
その後、検査終了信号が検査装置4に入力された場合(S5−Yes)、その入力を契機に、計時が終了した(S6)として、時刻書込手段412が、タイマ44が示す時刻を参照して、検査終了時刻情報をRAM43に書き込む。この検査終了時刻情報も、前記被検者情報及び検者情報と関連付けられて記憶される。
そして、検査終了時刻情報がRAM43に書き込まれたことを契機に、RAM43に保存された同一の検査項目情報についての検査開始時刻情報及び検査終了時刻情報を参照して検査時間算出手段413が検査時間を算出する(S7)。
そして、検査時間算出手段413による検査時間の算出が完了したことを契機に、制御手段41はサーバ1に対して、検査時間情報、検査項目情報、検査結果情報、被検者情報及び検者情報を送信する(S8)。
制御手段41から検査時間情報、検査項目情報、検査結果情報、被検者情報及び検者情報を受信したサーバ1の制御手段11は、これら各情報をRAM14に一時的に保存した後、検査結果情報を電子カルテ情報のデータソースとして記憶部121に書き込むと共に、検査時間情報をデータ記憶手段12に書き込む。
その後、制御手段11は、これら受信した各情報のうち、被検者情報から検査時間被検者影響因子を抽出する(S9)と共に、検者情報から検査時間検者影響因子を抽出する(S10)。
そして、テーブル情報作成手段112が、検査時間被検者影響因子及び検査時間検者影響因子と検査時間情報とを関連付けたテーブル情報を作成すると共に、係るテーブル情報をデータ記憶手段12に書き込む(S11)。
なお、このようにして得られたテーブル情報は、サーバ1への要求により、図3(d)に示すような画面がサーバ1、検査装置4及び医師端末3の表示手段(図示せず)に表示される。ここで、図3(d)に示す画面は、検査項目毎に(図では検査項目Aについて表示)、「平均検査時間」や、その検査項目(図においては検査項目A)に要する検査時間が被検者及び/又は検者によって左右されるか否かを示す「検査時間影響因子」の表示(図では当該検査項目Aが被検者及び検者によって検査時間が左右されることを示している。)がされると共に、「検査時間影響因子」として該当するものがあれば、その概要がグラフによって表示される。そして、図示はしないが、この画面に表示された「各検査項目所要時間一覧」ボタンによって、他の検査項目を含む検査時間の一覧が確認できるようになっている。
(本診断)
撮影や検査が終了すると、(更に待ち時間があればその経過後に)被検者は、診療室に入室し、医師の診断を受ける。このとき、医師は、医師端末3からサーバ1にアクセスして当該被検者の電子カルテ情報に保存された眼底像や眼圧測定値などの検査情報を参照して診断を行うことができる。
撮影や検査が終了すると、(更に待ち時間があればその経過後に)被検者は、診療室に入室し、医師の診断を受ける。このとき、医師は、医師端末3からサーバ1にアクセスして当該被検者の電子カルテ情報に保存された眼底像や眼圧測定値などの検査情報を参照して診断を行うことができる。
本診断が終了すると、被検者は待合室に戻り、受付で医療費の支払いを行う。
以上説明したように、本発明によれば、各検査装置において要する検査時間を検査の種類(検査装置)毎に単一的に管理するのではなく、被検者、検査内容及び検者によって変動する情報として管理するので、検査装置を多用する眼科病院において各検査時間の管理をより実用的に行うことができると共に、被検者及び検者の特性に応じた検査時間を把握できるので、検査時間を主体とした検査項目、被検者及び検者を適正にマッチングするための検査スケジューリングのデータ資源として用いることができる。具体的には、検査項目の特性(検査時間が被検者及び検者の何れに起因するのか)によって当該検査項目を受ける被検者に対して最も検査時間を短縮できる検者を割り当てたりするのである。このようなデータ資源を活用することで、病院内の検査時間等の管理だけではなく、より効率的な院内ローテーションを実現できるのである。
本発明の他の実施形態として、タイマ44は、前述の実施形態のような時刻を検出する機能とともに、時間経過を計時する機能を備えている。なお、本実施形態のタイマ44は、時刻検出機能を備えずに計時機能のみを有するものであってもよい。
以上で説明した構成は、本発明の実施形態の一例に過ぎない。したがって、本発明の意味する範囲内における構成の各種の変形や変更、追加を適宜施すことが可能である。
1 サーバ
2 受付端末
3 医師端末
4 検査装置
5 カードリーダ
11 制御手段
12 データ記憶手段
13 ROM
14 RAM
41 制御手段
42 ROM
43 RAM
44 タイマ
51 ICカード
121 記憶部
411 検査情報書込手段
412 時刻書込手段
413 検査時間算出手段
2 受付端末
3 医師端末
4 検査装置
5 カードリーダ
11 制御手段
12 データ記憶手段
13 ROM
14 RAM
41 制御手段
42 ROM
43 RAM
44 タイマ
51 ICカード
121 記憶部
411 検査情報書込手段
412 時刻書込手段
413 検査時間算出手段
Claims (14)
- 所定の検査項目毎に取得した検査結果を集計し、管理する手段を有し、検査時間に影響を及ぼす検査時間被検者影響因子を含む被検者情報と検査時間に影響を及ぼす検査時間検者影響因子を含む検者情報とを入力する入力装置を備えた複数の検査装置と、データベースを有するサーバとが検査結果情報、前記被検者情報、前記検者情報及び前記検査項目情報を送受信可能にネットワーク接続されてなり、
検査開始から検査終了までの時間を検査時間情報として求める計時手段が前記検査装置に設けられ、
その検査装置から送信された検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間を前記データベースに記憶すると共に、前記計時手段を制御する制御手段が前記サーバに設けられたことを特徴とする検査情報ファイリングシステム。 - 前記計時手段は、検査開始信号が入力されたときの時刻を検査開始時刻として取得し、その後に、検査終了信号が入力されたときの時刻を検査終了時刻として取得して、前記検査開始時刻から前記検査終了時刻までに経過した時間を検査時間情報として算出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の検査情報ファイリングシステム。
- 前記制御手段は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、そのときの時刻を当該検査項目の新たな検査開始時刻として前記計時手段に計時させることを特徴とする請求項2に記載の検査情報ファイリングシステム。
- 前記計時手段は、検査開始信号が入力されたときから検査終了信号が入力されたときまでの経過時間を検査時間情報とする手段であることを特徴とする請求項1に記載の検査情報ファイリングシステム。
- 前記制御手段は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、当該検査項目について前記計時手段に対して新たに計時を開始させることを特徴とする請求項3に記載の検査情報ファイリングシステム。
- 前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の検査情報ファイリングシステム。
- 前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記検査項目情報、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の検査情報ファイリングシステム。
- 所定の検査項目毎に取得した検査結果を集計し、管理し、
複数の検査項目から検査対象となる検査項目情報を選択する検査項目選択過程と、
検査開始から検査終了までの時間を検査時間情報として算出する計時過程と、
前記検査項目情報、前記検査時間情報、当該検査に関する被検者情報及び当該検査に関する検者情報のうち、前記検査項目情報と検査時間被検者影響因子と検査時間検者影響因子と前記検査時間情報とを関連付けた検査項目毎の検査時間をデータベースに記憶する記憶過程とを機能させることを特徴とする検査データファイリングプログラム。 - 前記計時過程は、検査開始信号が入力されたときの時刻を検査開始時刻として取得し、その後に、検査終了信号が入力されたときの時刻を検査終了時刻として取得して、前記検査開始時刻から前記検査終了時刻までに経過した時間を検査時間情報として算出する過程であることを特徴とする請求項8に記載の検査情報ファイリングプログラム。
- 前記計時過程は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、そのときの時刻を当該検査項目の新たな検査開始時刻として計時することを特徴とする請求項9に記載の検査情報ファイリングプログラム。
- 前記計時過程は、検査開始信号が入力されたときから検査終了信号が入力されたときまでの経過時間を検査時間情報とする過程であることを特徴とする請求項8に記載の検査情報ファイリングプログラム。
- 前記計時過程は、一の検査項目情報を含む検査開始信号が入力された後に、他の検査項目情報を含む検査開始信号が入力されたとき、当該検査項目について新たに計時を開始する過程であることを特徴とする請求項11に記載の検査情報ファイリングプログラム。
- 前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする請求項9〜12の何れかに記載の検査情報ファイリングプログラム。
- 前記検査開始信号及び前記検査終了信号は、前記検査項目情報、前記被検者情報及び前記検者情報を含むことを特徴とする請求項9〜12の何れかに記載の検査情報ファイリングプログラム。
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---|---|---|---|
JP2004002832A JP2005196535A (ja) | 2004-01-08 | 2004-01-08 | 検査データファイリングシステム及び検査データファイリングプログラム |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005073A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Canon Inc | 医療用撮影装置 |
JP2010005074A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Canon Inc | 医療用撮影装置 |
JP2012200292A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Nidek Co Ltd | 医療情報管理システム |
JP2013116156A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | Toshiba Corp | 医用画像診断装置 |
US9131593B2 (en) | 2012-06-15 | 2015-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiation imaging control apparatus, radiation imaging system, and storage medium |
-
2004
- 2004-01-08 JP JP2004002832A patent/JP2005196535A/ja active Pending
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