JP5885579B2 - 固体酸化物形燃料電池およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,固体電解質層を備えた固体酸化物形燃料電池およびその製造方法に関する。
燃料電池として,固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物形燃料電池(以下,「SOFC」とも記す)が知られている。このSOFCは,例えば板状の固体電解質層の各面に燃料電極と空気電極とを備えた燃料電池セル本体(積層体)から構成される。燃料電極に燃料ガスを供給するとともに,空気電極に空気を供給し,固体電解質層を介して,燃料(燃料ガス)及び空気中の酸素(酸化剤ガス)を化学反応させることで,電力が発生する。
燃料電池セル本体に集電体(インターコネクタ)が電気的に接続され,燃料電池セル本体から発電された電力が外部に出力される。
ここで,燃料電池セル本体と集電体との接触面積が確実に確保するための技術が公開されている(特許文献1参照)。即ち,集電体に設けられた複数の凸部が,電極層(燃料電池セル本体)に形成された潰れ変形部に差し込まれる。集電体の凸部が,電極層に差し込まれることで,燃料電池セル本体と集電体との接触面積が確実に確保される。
また,燃料ガスと酸化剤ガスを分離するためのセパレータからのクロムの拡散を防止するための技術が公開されている(特許文献2参照)。即ち,セパレータの酸化剤ガスの通路の表面にクロムと反応し易い酸化物から成る表面保護層を形成する。表面保護層の酸化物がクロムと反応することで,クロムの拡散が防止される。
特開2010−272499号公報 特開平7−153469号公報
ここで,導電性,耐熱性等の関係で,インターコネクタにはクロムを含む金属が用いられる。このクロムが燃料電池セル本体に拡散すると,燃料電池セル本体の機能が低下する畏れがある。
特許文献1の技術を適用することで,燃料電池セル本体とインターコネクタの電気的接続の確実性を向上できるが,インターコネクタからのクロムの拡散の防止が困難である。
また,特許文献2の技術を適用したとしても,インターコネクタに形成された表面保護層が酸化剤ガスの通路を狭め,ガスの流路の確保が困難となる畏れもある。
本発明は,上述した課題を解決するためになされたものであり,インターコネクタからのクロムの拡散防止,およびインターコネクタ上でのガスの流路の確保の両立を図った固体酸化物形燃料電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
A.本発明の一態様に係る固体酸化物形燃料電池は,空気電極層,固体電解質層,および燃料電極層を備え,発電機能を有する,燃料電池セル本体と,平坦形状の平坦部と,前記平坦部の一方の面から突出して前記空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層と電気的に接続され,その一部が前記一方の電極層内に押し込まれる,複数の凸部と,を有し,金属材料から形成される,インターコネクタと,を具備する固体酸化物形燃料電池において,前記凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わない被覆層をさらに具備する,
ことを特徴とする。
この固体酸化物形燃料電池では,インターコネクタが「空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層と電気的に接続され,その一部が前記一方の電極層内に押し込まれる,複数の凸部」を有することで,インターコネクタと一方の電極層との電気的接続の確実性が確保される。また,「凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わない被覆層」を具備する。即ち,被覆層が,平坦部の少なくとも一部を覆わないことで,平坦部上でのガスの流路が確保される。この結果,電気的接続の確実性と,ガスの流路の確保との両立が可能となる。
(1)前記被覆層の厚さが0.001mm以上,(0.5×L)未満であることが好ましい(L: 前記複数の凸部間の距離)。
被覆層の厚さが0.001mm未満だと,電気的接続の確実性の確保が不十分となる畏れがある。また,被覆層の厚さが(0.5×L)以上だと,複数の凸部間が被覆層で塞がれ,平坦部上でのガスの流路の確保が困難となる。
(2)前記凸部の先端側エッジ部の曲率半径R1より,該先端側エッジ部に対応する前記被覆層のエッジ部の曲率半径R2が大きいことが好ましい。
凸部の先端側エッジ部よりも,被覆層のエッジ部の形状を丸めることで,一方の電極層内に凸部が押し込まれるときの応力の集中を緩和し,一方の電極層の割れを防止できる。
(3)前記被覆層が印刷により形成されても良い。
印刷を用いて,被覆層を簡便に形成できる。この印刷に,凸部よりも大きい開口を有するマスク印刷,スクリーン印刷,タンプ印刷等を利用できる。
(4)前記被覆層がAg,AgPd合金,スピネル系材料,ペロブスカイト系材料のいずれかを含んでも良い。これらの材料は,クロムの拡散を防止する機能を有する。
B.固体酸化物形燃料電池の製造方法は,平坦形状の平坦部と,前記平坦部の一方の面から突出して前記空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層と電気的に接続される複数の凸部と,を有し,金属材料から形成される,インターコネクタを用意する工程と,前記凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わない被覆層を印刷により形成する工程と,を具備することを特徴とする。
インターコネクタが「一方の電極層と電気的に接続される複数の凸部」を有することで,電気的接続の確実性が向上し,「前記凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わない被覆層を印刷により形成する」ことでガスの流路の確保が可能となる。即ち,電気的接続の確実性と,ガスの流路の確保との両立が可能な固体酸化物形燃料電池を製造できる。
(1)前記被覆層を印刷により形成する工程が,前記被覆層を構成する材料のペーストをマスクの複数の開口から押し出すことで,このペーストを前記複数の凸部に塗布する工程を有しても良い。
ペーストをマスクの複数の開口から押し出し,複数の凸部に塗布することで,被覆層を効率的に形成できる。
(2)前記複数の開口が,前記複数の凸部に対応して配置され,かつこれらの凸部よりも大きい径を有しても良い。
複数の凸部に対応して配置され,かつこれらの凸部よりも大きい径を有する複数の開口からペーストを押し出すことで,凸部の先端のみならず,その側面まで,被覆層を効率的に形成できる。
(3)前記被覆層を印刷により形成する工程が,前記被覆層を構成する材料のペーストが塗布された板状部材を押しつけることで,このペーストを前記複数の凸部に塗布する工程を有しても良い。
ペーストが塗布された板状部材を押しつけることで,このペーストを複数の凸部に塗布し,被覆層を効率的に形成できる。
(4)前記ペーストがAg,AgPd合金,スピネル系材料,ペロブスカイト系材料のいずれかを含んでも良い。これらの材料は,クロムの拡散を防止する機能を有する。
(5)空気電極層,固体電解質層,および燃料電極層を備え,発電機能を有する,燃料電池セル本体を用意する工程と,前記空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層内に,前記被覆層が形成されたインターコネクタの前記複数の凸部を押し込む工程と,をさらに具備しても良い。
「一方の電極層内に,前記被覆層が形成されたインターコネクタの前記複数の凸部を押し込む」ことで,インターコネクタと一方の電極層との電気的接続の確実性が確保される。
本発明によれば,インターコネクタからのクロムの拡散防止,およびインターコネクタ上でのガスの流路の確保の両立を図った固体酸化物形燃料電池及びその製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る固体酸化物形燃料電池を表す斜視図である。 固体酸化物形燃料電池を図1のX軸方向に切断した状態を表す断面図である。 燃料電池セル本体とインターコネクタが対向した状態を表す側面図である。 燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。 インターコネクタの正面図である。 図5の一部を拡大した拡大図である。 固体酸化物形燃料電池の製造工程を表すフロー図である。 比較例1に係る固体酸化物形燃料電池において,燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。 比較例2に係る固体酸化物形燃料電池において,燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。 変形例1に係る固体酸化物形燃料電池において,燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。 変形例2に係る固体酸化物形燃料電池において,燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。 変形例3に係る固体酸化物形燃料電池において,燃料電池セル本体にインターコネクタが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池(固体酸化物形燃料電池スタック)10を表す斜視図である。図2は,固体酸化物形燃料電池10を図1のX軸方向に切断した状態を表す断面図である。図3は,燃料電池セル本体110とインターコネクタ130が対向した状態を表す側面図である。図4は,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130が押し込まれた状態を表す拡大側面図である。図5は,インターコネクタ130の正面図である。図6は,図5の一部を拡大した拡大図である。
固体酸化物形燃料電池10は,略直方体形状をなし,上面11,底面12,酸化剤ガス流路21,23,燃料ガス流路22,24,貫通孔25〜28を有し,連結部材(締結具であるボルト41〜48,ナット51〜58)が取り付けられる。
上面11に,酸化剤ガス流路21,23,燃料ガス流路22,24と対応して,部材61,63,62,64が配置される。部材61,63,62,64はそれぞれ,酸化剤ガス流路21,23,燃料ガス流路22,24と連通する貫通孔を有する。部材61〜64にボルト41〜44が挿通され,ナット51〜54がねじ込まれる。
部材61〜64の貫通孔の径より,ボルト41〜44の軸の径が小さいことで,部材61〜64の貫通孔とボルト41〜44の軸間をガス(酸化剤ガス(空気),発電後の残余の燃料ガス,発電後の残余の酸化剤ガス,燃料ガス)が通過する。即ち,酸化剤ガス(空気),燃料ガスがそれぞれ部材61,62から固体酸化物形燃料電池10内に流入する。発電後の残余の酸化剤ガス(空気),発電後の残余の燃料ガスが固体酸化物形燃料電池10から部材63,64へと流出する。
固体酸化物形燃料電池10は,発電単位である平板形の固体酸化物形燃料電池セル100が複数個積層されて構成される。複数個の固体酸化物形燃料電池セル100(100(1)〜100(3))が電気的に直列に接続される。なお,見易さのために,図2での固体酸化物形燃料電池セル100の個数を3としている。多くの場合,より多く(例えば,20個)の固体酸化物形燃料電池セル100が積層されて固体酸化物形燃料電池10が構成される。
固体酸化物形燃料電池セル100は,直方体形状をなし,燃料電極層111,固体電解質層112,空気電極層113が,順次積層されてなる積層体(燃料電池セル本体)110を有する。
燃料電極層111は,還元剤となる燃料ガス(例えば水素)と接触し,固体酸化物形燃料電池セルにおける負電極として機能する。
燃料電極層111の材料としては,例えば,Ni及びFe等の金属と,Sc,Y等の希土類元素のうちの少なくとも1種により安定化されたジルコニア等のZrO系セラミック,CeO系セラミック及び酸化マンガン等のセラミックのうちの少なくとも1種との混合物などが挙げられる。また,Pt,Au,Ag,Pd,Ir,Ru,Rh,Ni及びFe等の金属が挙げられる。
これらの金属は1種のみでもよいし,2種以上の金属の合金でもよい。更に,これらの金属及び/又は合金と,上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物(サーメットを含む)が挙げられる。
また,Ni及びFe等の金属の酸化物と,上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物などが挙げられる。
固体電解質層112は,電池の作動時に燃料電極に導入される燃料ガス又は空気電極に導入される酸化剤ガスのうちの一方の一部をイオンとして移動させることができるイオン伝導性を有する。このイオンとしては,例えば酸素イオン及び水素イオン等が挙げられる。
固体電解質層の材料としては,例えばZrO2系セラミック,LaGaO3系セラミック,BaCeO3系セラミック,SrCeO3系セラミック,SrZrO3系セラミック,及びCaZrO3系セラミック等が挙げられる。
空気電極層113は,酸化剤となる酸化剤ガス(例えば空気(詳しくは空気中の酸素))に接触し,固体酸化物形燃料電池セルにおける正電極として機能する。
空気電極層113の材料としては,例えば,各種の金属,金属の酸化物,金属の複酸化物等を用いることができる。また,空気電極層113の材料として,これらの混合物(例えば,金属材料とセラミックス材料(酸化物等)とのサーメット)を利用できる。
金属としては,Pt,Au,Ag,Pd,Ir,Ru及びRh等の金属又は2種以上の金属を含有する合金が挙げられる。金属の酸化物としては,La,Sr,Ce,Co,Mn及びFe等の酸化物(La,SrO,Ce,Co,MnO及びFeO等)が挙げられる。また,複酸化物としては,少なくともLa,Pr,Sm,Sr,Ba,Co,Fe及びMn等を含有する複酸化物(La1−xSrCoO系複酸化物,La1−xSrFeO系複酸化物,La1−xSrCo1−yFe系複酸化物,La1−xSrMnO系複酸化物,Pr1−xBaCoO系複酸化物(LSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物))及びSm1−xSrCoO系複酸化物等)が挙げられる。
空気電極層113は,密度又は粒子の結合強度が比較的大きい第1電極層113aと,密度又は粒子の結合強度が比較的小さい第2電極層113bと,に区分される。例えば,第1電極層113aは,LSCF(lanthanum strontium cobalt ferrite:ランタン・ストロンチウム・コバルト・フェライト)とGDC(Gadolinium doped Ceria:ガドリニウムドープセリア)の混合体を用い,第2電極層113bはLSCFのみを用いて形成できる。第1電極層113aの密度又は粒子の結合強度が第2電極層113bのそれよりも大きい。この結果,第2電極層113bの硬度は,第1電極層113aの硬度に比して小さくなる。
これら第1及び第2電極層113a,113bは,例えば,第1電極層113aを構成する粉末材料のペーストを印刷,焼結した後に,第2電極層113bを構成する粉末材料のペーストを第1電極層113aに印刷,焼結することによって,形成できる。
このとき,焼結前の段階で,第1電極層113aの粉末材料の粒径を,第2電極層113bの粉末材料の粒径に比して小さくする。従い,第1電極層113aの焼結進行度が第2電極層113bの焼結進行度よりも大きくなる。その結果,焼結後の第1電極層113aの密度又は粒子の結合強度が,第2電極層113bのそれに比して大きくなる。
図4に示すように,この第2電極層113bに後述のインターコネクタ130の凸部133が押し込まれる。第2電極層113bのZ方向の所定厚さの領域が,潰れ変形することで,凸部133の押し込みが可能となる。この結果,第2電極層113b(空気電極層113,ひいては燃料電池セル本体110)とインターコネクタ130の接触面積が増加し,これらの電気的接続の確実性が向上する。
尚,本実施形態では,燃料電極層111が支持基体となるいわゆる支持膜式の固体酸化物形燃料電池セル100を例に挙げているが,それに限定されるものではない。
また,積層体110の側方の周囲には四角形の枠体150が設けられ,積層体110の上下方向には,インターコネクタ130,集電体140が設けられている。
前記枠体150は,マイカ(雲母)からなる絶縁性枠体151,152と,その間に配置された例えばSUS430からなる金属フレーム153,154,セル内セパレータ155とから構成されている。
このセル内セパレータ155は,固体電解質層112の上面の外周にて全周にわたって接合されたものである。セル内セパレータ155によって,固体酸化物形燃料電池セル100の内部の空間が,燃料ガスが供給される燃料室115と酸化剤ガスが供給される空気室116とに分離されている。燃料室115内のY方向に燃料ガスが流通する。空気室116内のX方向に酸化剤ガスが流通する。
枠体150には,枠体150を同図の上下方向に貫通する酸化剤ガス流路21,23,燃料ガス流路22,24が設けられている。
インターコネクタ130は,空気電極層113に接して電気的導通を得るように設けられたものである。インターコネクタ130は,外周部131,平坦部132,凸部133,被覆層134を有する。この内,外周部131,平坦部132,凸部133は,金属材料から一体的に構成できる。
この金属材料として,導電性及び耐熱性を有する,例えば,ステンレス鋼,ニッケル基合金,クロム基合金等の耐熱合金が挙げられる。尚,後述する金属フレームも同様である。
具体的には,ステンレス鋼としては,フェライト系ステンレス鋼,マルテンサイト系ステンレス鋼,オーステナイト系ステンレス鋼が挙げられる。フェライト系ステンレス鋼としては,SUS430,SUS434,SUS405,SUS444等が挙げられる。マルテンサイト系ステンレス鋼としては,SUS403,SUS410,SUS431等が挙げられる。オーステナイト系ステンレス鋼としては,SUS201,SUS301,SUS305等が挙げられる。
更に,ニッケル基合金としては,インコネル600,インコネル718,インコロイ802等が挙げられる。クロム基合金としては,Ducrlloy CRF(94Cr5Fe1Y)等が挙げられる。また,Crofer22合金,ZMG232Lなども挙げられる。
これらの金属材料(ステンレス鋼,ニッケル基合金,クロム基合金等の耐熱合金)は,クロム(Cr)を含有する。このクロムが空気電極層113に拡散すると,空気電極層113の機能が低下する可能性がある。このクロムの拡散を防止するため,凸部133に被覆層134が配置される。
外周部131は,インターコネクタ130の外周に配置される。尚,外周部131には,X方向に酸化剤ガス流路21,23が設けられ,Y方向に燃料ガス流路22,24が設けられており,外周部131にはボルト45〜48が貫通する貫通孔25〜28が設けられている。
平坦部132は,外周部131内に配置される,四角形の平坦な領域である。なお,平坦部132は,外周部131と共に一つの平面を構成している。即ち,平坦部132,外周部131は明確には区分されない。このため,外周部131と平坦部132の境界を破線で表している。
凸部133は,平坦部132から突出し,その先端が空気電極層113の表面に接触するドーム形状の領域である。
図5,図6に示すように,凸部133はX,Y方向それぞれに間隔(距離)Lx,Lyで配置される。凸部133の間隔Lyを通って,X方向に酸化剤ガスが流れ,酸化剤ガス流路21,23が配置されるX方向での酸化剤ガスの流路が確保される。凸部133は,X−Y平面で見ると,酸化剤ガスが流れるX方向を長辺とする略長方形状を有する。
既述のように,凸部133の先端は,第2電極層113bに押し込まれている。凸部133の先端面と第2電極層113bの上面が重ね合わされた状態下,インターコネクタ130を第2電極層113bに向かって押圧することで,第2電極層113bに応力集中が生じ,その一部が脆性破壊して,凸部133が所定深さで押し込まれる。これにより,インターコネクタ130が凸部133および被覆層134を介して空気電極層113に接合される。
複数の凸部133が空気電極層113に押し込まれているので,例えば,空気電極層113に反りやうねりが生じ,インターコネクタ130と空気電極層113との対向面が互いに平行とされ難い場合にも,空気電極層113とインターコネクタ130の接触面積が確実に確保されて,接触抵抗が低減される。
本実施形態では,インターコネクタ130は,被覆層134を有する。被覆層134は,インターコネクタ130から空気電極層113へのクロムの拡散を抑制する。既述のように,インターコネクタ130の金属材料はクロムを含み,このクロムが空気電極層113に拡散すると,空気電極層113の機能が低下する畏れがある。また,被覆層134は,インターコネクタ130と空気電極層113とを電気的に接続する。
このように,被覆層134の構成材料は,クロムの拡散の抑制および電気伝導性の双方を有することが好ましい。この構成材料として,金属材料(例えば,Ag,AgPd合金),金属(例えば,貴金属(Ag,AgPd合金,Pt))と酸化物(例えば,(MnCo),(CuMn)等のスピネル系材料,LSM(Lanthanum strontium manganite:ランタンストロンチウムマンガナイト((La1−xSrMnO)等のペロブスカイト系材料)の混合材料を選択できる。
Ag,AgPd合金等の金属材料は,クロムの拡散の抑制および電気伝導性の双方を有する。このため,これらの金属材料を被覆層134の構成材料とすることができる。
スピネル系材料,ペロブスカイト系材料(一般に,酸化物)は,クロムと反応し易いことから,クロムの拡散を抑制する力が大きい。この一方,酸化物は一般に電気伝導性に乏しい。このため,スピネル系材料,ペロブスカイト系材料等(酸化物)と金属を混合して,被覆層134の構成材料とし,クロムの拡散の抑制および電気伝導性の両立を図ることが考えられる。
ペロブスカイト系酸化物として,Ca,Sr,Ba,Y,La,Ceの中から選択される少なくとも一或いは二以上の元素の酸化物(例えば,La,CaO,SrO)が考えられる。これらの酸化物は,クロムと反応して,安定なペロブスカイト型酸化物(例えば,LaCrO,CaCrO,SrCrO)が生成される。この結果,インターコネクタ130から空気電極層113へのクロムの拡散が抑制される。
図4に示すように,被覆層134は,凸部133の底面(上面)および図4下方(Z軸負方向)の側面を覆い,図4上方(Z軸正方向)の側面および平坦部132を覆っていない。
被覆層134は,インターコネクタ130中の空気電極層113に押し込まれた部分(凸部133の底面(上面)および図4下方(Z軸負方向)の側面)を覆うことが重要である。インターコネクタ130から空気電極層113への直接的なクロムの拡散を防止するためである。一方,空気電極層113に押し込まれていない部分(図4上方(Z軸正方向)の側面および平坦部132)では,インターコネクタ130から空気電極層113への直接的なクロムの拡散は生じないので,被覆層134を配置する必要性に乏しい。但し,凸部133と空気電極層113の境界を越えて,被覆層134が凸部133を覆っていることが好ましい。
凸部133間の距離(間隔)をLとしたとき,被覆層134の厚さdは,0.001mm以上,(0.5×L)未満であることが好ましい(図4参照)。
被覆層134の厚さが0.001mm未満だと,電気的接続の確実性の確保が不十分となる畏れがある。また,被覆層134の厚さdが(0.5×L)以上だと,複数の凸部133間が被覆層134で塞がれ,平坦部132上でのガスの流路の確保が困難となる。ここでは,距離Lは,間隔(距離)Lyに対応する。既述のように,間隔Lyが有ることで,凸部133の間をX方向に酸化剤ガスが流れるからである。
凸部133の先端側エッジ部の曲率半径R1より,この先端側エッジ部に対応する被覆層134のエッジ部の曲率半径R2が大きい。
凸部133の先端側エッジ部よりも,被覆層134のエッジ部の形状を丸めることで,空気電極層113内に凸部133が押し込まれるときの応力の集中を緩和し,空気電極層113の割れを防止できる。例えば,被覆層134を印刷で形成することで,凸部133の先端側エッジ部よりも,被覆層134のエッジ部の形状を丸めることができる。
インターコネクタ130(2),130(3)はそれぞれ,固体酸化物形燃料電池セル100(1),100(2),固体酸化物形燃料電池セル100(2),100(3)で共用される。
また,固体酸化物形燃料電池セル100(2)の燃料電極層111は,集電体140,インターコネクタ130により固体酸化物形燃料電池セル100(3)の空気電極層113に電気的に接続される。固体酸化物形燃料電池セル100(2)の空気電極層113は,インターコネクタ130,集電体140,により固体酸化物形燃料電池セル100(1)の燃料電極層111に電気的に接続されている。尚,固体酸化物形燃料電池セル100の個数が4以上でも,最上部,最下部の固体酸化物形燃料電池セル100を除き,接続関係は同様である。
集電体140は,ニッケル(Ni)等の金属から構成できる。
最上部の固体酸化物形燃料電池セル100(1)の空気電極層113は,正極となる金属エンドプレート121に,最下部の固体酸化物形燃料電池セル100(3)の燃料電極層111は,負極となる金属エンドプレート122に,それぞれ電気的に接続されている。
(固体酸化物形燃料電池10の製造)
図7は,固体酸化物形燃料電池10の製造工程を表すフロー図である。以下の手順で,固体酸化物形燃料電池10を製造できる。
(1)インターコネクタ130本体(外周部131,平坦部132,凸部133)の形成(ステップS11)
外周部131,平坦部132,凸部133を有するインターコネクタ130本体を形成する。例えば,金属板をプレス,エッチング等で加工することで,凸部133を形成できる。
(2)インターコネクタ130の凸部133への被覆層134の形成(ステップS12)
凸部133に被覆層134を形成する。この形成に印刷を利用できる。印刷を用いて,被覆層134を簡便に形成できる。この印刷に,凸部133よりも大きい開口を有するマスクを用いることができる。また,スクリーン印刷,タンプ印刷等を利用しても良い。
開口を有するマスクを用いて,被覆層134を印刷する際に,被覆層134を構成する材料のペーストをマスクの複数の開口から押し出すことで,このペーストを凸部133に塗布できる。
ここで,マスクの開口が,凸部133に対応して配置され,かつこれら凸部133よりも大きい径を有しても良い。マスクの開口が,凸部133よりも大きい径を有することで,凸部133の側面への被覆層134の形成が容易になる。
開口を有するマスクに替えて,板状部材を用いても良い。被覆層134を構成する材料のペーストが塗布された板状部材を押しつけることで,このペーストを凸部133に塗布できる。
(3)集電体140,燃料電池セル本体110,インターコネクタ130の積層(ステップS13)
集電体140,燃料電池セル本体110,インターコネクタ130を積層する。ここで,集電体140は,燃料電極層111,固体電解質層112,空気電極層113をそれぞれ構成する材料を順に印刷,焼成することで作成できる。この焼成は,燃料電極層111,固体電解質層112,空気電極層113の各層で行っても良いし,複数の層で一括して行っても良い。
既述のように,空気電極層113は,密度又は粒子の結合強度が比較的大きい第1電極層113aと密度又は粒子の結合強度が比較的小さい第2電極層113bに区分されるように,異なる粒径の粉末材料が用いられる。
(4)プレスによる圧力印加(ステップS14)
積層された集電体140,燃料電池セル本体110,インターコネクタ130をプレス等で加圧する。この加圧により,インターコネクタ130の凸部133が空気電極層113に押し込まれる。即ち,凸部133により,第2電極層113bの一部に応力が集中し,その一部が脆性破壊して,凸部133が押し込まれる。これにより,インターコネクタ130が凸部133および被覆層134を介して空気電極層113に接合される。
(比較例1)
比較例1に係る固体酸化物形燃料電池10x1を説明する。図8Aは,固体酸化物形燃料電池10x1において,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130x1が押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
インターコネクタ130x1は,平坦部132,凸部133,被覆層134xを有する。被覆層134xは,凸部133の全面(底面および側面),平坦部132の全面を覆っている。このため,凸部133間が狭められ,酸化剤ガスが流れ難くなる。
(比較例2)
比較例2に係る固体酸化物形燃料電池10x2を説明する。図8Bは,固体酸化物形燃料電池10x2において,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130x2が押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
インターコネクタ130x2は,平坦部132,凸部133を有し,被覆層134を有しない。このため,インターコネクタ130x2と空気電極層113が直接接触し,インターコネクタ130x2から空気電極層113へのクロムの拡散の防止が困難となる。
(変形例1)
変形例1に係る固体酸化物形燃料電池10aを説明する。図9は,固体酸化物形燃料電池10aにおいて,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130aが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
インターコネクタ130aは,平坦部132,凸部133,被覆層134aを有する。被覆層134aは,凸部133の底面(上面)に配置され,その側面には配置されない。この場合でも,被覆層134aによって,インターコネクタ130aと空気電極層113の直接接触が防止され,インターコネクタ130aから空気電極層113へのクロムの拡散が防止される。
(変形例2)
変形例2に係る固体酸化物形燃料電池10bを説明する。図10は,固体酸化物形燃料電池10bにおいて,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130bが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
インターコネクタ130bは,平坦部132,凸部133,被覆層134bを有する。被覆層134bは,凸部133の全面(底面(上面)および側面)に配置され,凸部133には配置されない。この場合でも,被覆層134bが平坦部132に配置されないことで,凸部133間での酸化剤ガスの流路の確保が可能となる。
(変形例3)
変形例3に係る固体酸化物形燃料電池10cを説明する。図11は,固体酸化物形燃料電池10cにおいて,燃料電池セル本体110にインターコネクタ130cが押し込まれた状態を表す拡大側面図である。
インターコネクタ130cは,平坦部132,凸部133c,被覆層134cを有する。凸部133cは下方に行くほど(先端に向かうほど)大きくなっている。このように,凸部133cの形状が異なっても,被覆層134cを有することで,インターコネクタ130cから空気電極層113へのクロムの拡散が防止される。また,凸部133c間での酸化剤ガスの流路の確保が可能である。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
以上の実施形態では,空気電極層113側に凸部133,被覆層134を有するインターコネクタ130を配置した。これに替えて,燃料電極層111側に凸部133,被覆層134を有するインターコネクタ130を配置しても良い。
この場合,燃料電極層111は,凸部133の押し込みが容易なように,密度又は粒子の結合強度が比較的大きい下層と,密度又は粒子の結合強度が比較的小さい上層と,に区分することが好ましい。燃料電極層111(上層)への凸部133の押し込みを容易とするためである。
また,第1電極層113aと第2電極層113bとの硬度を異ならせるに際して,前記実施形態では,同一の粉末材料を用い,且つ粉末材料の粒径を異ならせることで対応していたが,例えば予め硬度の異なる材料を用いても良い。
10 固体酸化物形燃料電池
11 上面
21,23 酸化剤ガス流路
22,24 燃料ガス流路
25-28 貫通孔
41-48 ボルト
51-58 ナット
61-64 部材
100 固体酸化物形燃料電池セル
110 積層体
111 燃料電極層
112 固体電解質層
113 空気電極層
113a,113b 第1,第2の電極層
115 燃料室
116 空気室
121 金属エンドプレート
122 金属エンドプレート
130 インターコネクタ
131 外周部
132 平坦部
133 凸部
134 被覆層
140 集電体
150 枠体
151,152 絶縁性枠体
153,154 金属フレーム
155 セル内セパレータ

Claims (10)

  1. 空気電極層,固体電解質層,および燃料電極層を備え,発電機能を有する,燃料電池セル本体と,
    平坦形状の平坦部と,前記平坦部の一方の面から突出して前記空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層と電気的に接続され,その一部が前記一方の電極層内に押し込まれる,複数の凸部と,を有し,クロムを含む金属材料から形成される,インターコネクタと,
    を具備する固体酸化物形燃料電池において,
    前記凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わず、前記一方の電極層へのクロムの拡散を抑制する被覆層をさらに具備する,
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記被覆層の厚さが0.001mm以上,(0.5×L)未満である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
    L: 前記複数の凸部間の距離
  3. 前記凸部の先端側エッジ部の曲率半径R1より,該先端側エッジ部に対応する前記被覆層のエッジ部の曲率半径R2が大きい
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記被覆層がAg,AgPd合金,スピネル系材料,ペロブスカイト系材料のいずれかを含む,
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 平坦形状の平坦部と,前記平坦部の一方の面から突出して空気電極層または燃料電極層の一方の電極層と電気的に接続される複数の凸部と,を有し,クロムを含む金属材料から形成される,インターコネクタを用意する工程と,
    前記凸部の上面および少なくとも一部の側面を覆い,前記平坦部の少なくとも一部を覆わず、前記一方の電極層へのクロムの拡散を抑制する被覆層を印刷により形成する工程と,
    を具備することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  6. 前記被覆層を印刷により形成する工程が,前記被覆層を構成する材料のペーストをマスクの複数の開口から押し出すことで,このペーストを前記複数の凸部に塗布する工程を有する
    ことを特徴とする請求項記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  7. 前記複数の開口が,前記複数の凸部に対応して配置され,かつこれらの凸部よりも大きい径を有する
    ことを特徴とする請求項記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  8. 前記被覆層を印刷により形成する工程が,前記被覆層を構成する材料のペーストが塗布された板状部材を押しつけることで,このペーストを前記複数の凸部に塗布する工程を有する
    ことを特徴とする請求項記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  9. 前記ペーストがAg,AgPd合金,スピネル系材料,ペロブスカイト系材料のいずれかを含む,
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  10. 空気電極層,固体電解質層,および燃料電極層を備え,発電機能を有する,燃料電池セル本体を用意する工程と,
    前記空気電極層または前記燃料電極層の一方の電極層内に,前記被覆層が形成されたインターコネクタの前記複数の凸部を押し込む工程と,
    をさらに具備することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
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