JP5885252B2 - 非接触icカード用積層シートの製造方法及び生産装置 - Google Patents

非接触icカード用積層シートの製造方法及び生産装置 Download PDF

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Description

本発明は、ICチップやアンテナなどのインレットが内部に実装された非接触ICカードを作成するための積層シートを製造する方法及び、その積層シートを生産する装置に関する。
ICチップやアンテナなどのインレット(電子情報記録部)が内部に実装された非接触ICカードは、キャッシュカード、交通機関、身分証明証、商品のタグなど広く利用されている。
この非接触ICカードを製造する方法が特許文献1に開示される。
すなわち、表面シートと裏面シートとの間にホットメルト接着剤を介して、インレットが実装された枚葉形態のインレットシートを挟み込むように重ね合わせて貼り合わせることで積層シートを製造し、この積層シートを打ち抜き加工して非接触ICカードとする製造方法が知られている。
特開2011−31433号公報
前述した従来の積層シートの製造方法は、その製造系統(ライン)とは別の系統(ライン)でインレットシートを製造し、そのインレットシートを製造ラインにおいて表面シートに供給し、その後に裏面シートを貼り合わせている。
つまり、複数の単片状に断裁されたインレットを面付けに合わせてベースとなる枚葉シート上に接着してインレットを製造ラインとは別工程で製作し、そのインレットを前述の製造ラインにおいて表面シートに向けて供給するようにしている。
このように、枚葉形態のインレットシートを製造ラインとは別工程で製造後に、表面シートに供給しているため、作業準備に時間がかかり生産効率が低下する問題、生産コストにおいてはコスト高となる問題を有している。
本発明は、前述のことに鑑みなされたもので、その目的は、生産効率が良く、生産コストを低減できる非接触ICカード用積層シートの製造方法及び生産装置とすることである。
本発明の非接触ICカード用積層シートの製造方法は、回転胴の周面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト被膜シートを剥離可能に形成する工程と、
インレットを連続して有した連続状態のインレットフィルムを単片状にカットして枚葉状態のインレット単片として保持する工程と、
前記回転胴を回転しながらインレット単片をホットメルト被膜シートに貼り付ける工程と、
インレット単片が貼り付けられたホットメルト被膜シートを回転胴の周面から剥離して下面シートの上面に重ねる工程と、
下面シートの上面に重ねたホットメルト被膜シートの上に上面シートを重ねる工程と、
下面シートと上面シートをインレット単片を挟持して貼り合わせる工程を備えている製造方法である。
本発明の非接触ICカード用積層シートの製造方法においては、前記下面シートの上面に接着剤を塗布して接着層とする工程を備え、
前記ホットメルト被膜シートに貼り付けたインレット単片を、下面シートの上面に接着するようにすることができる。
このようにすれば、下面シートと上面シートをインレット単片を挟持してより一層しっかりと貼り合わせることができる。
本発明の非接触ICカード用積層シートの生産装置は、回転胴と、この回転胴の周面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト被膜シートを剥離可能に形成するホットメルト塗布部と、インレットを連続して有した連続状態のインレットフィルムを単片状にカットして枚葉状態のインレット単片として保持し、その保持しているインレット単片をホットメルト被膜シートに貼り付けるインレット供給貼付部と、回転胴の周面からインレット単片を貼り付けたホットメルト被膜シートを剥離するシート剥離部に向けて下面シートを供給する下面シート供給部と、下面シートの上面に重ねたホットメルト被膜シートの上に上面シートを重ねる上面シート供給部を備え、
下面シートと上面シートをインレット単片を挟持して貼り合わせるようにしたものである。
本発明の非接触ICカード用積層シートの生産装置においては、インレットフィルムを供給するインレットフィルム供給部と、このインレットフィルム供給部から供給されたインレットフィルムを単片状にカットしてインレット単片として保持するカット胴を有したカット部とでインレット供給貼付部とし、
前記カット胴は、その周面にインレット単片を保持、保持解放する手段を有し、
そのカット胴は、カットしたインレット単片を周面に保持して回転することで回転胴の周面まで移動し、そのインレット単片を保持解放することで回転胴のホットメルト被膜シートにインレット単片を貼り付けできるようにできる。
このようにすれば、回転胴、カット胴の回転を制御することで、ホットメルト被膜シートにインレット単片を回転方向に間隔を置いて貼り付けできると共に、その間隔を任意に調整することが可能である。
本発明の非接触ICカード用積層シートの生産装置においては、前記インレットフィルム供給部とカット部を回転胴の軸方向に複数備えたインレット供給貼付部とし、
このインレット供給貼付部を回転胴の回転方向に間隔を置いて複数設け、
前記各インレットフィルム供給部を単独で動作制御できるようにできる。
このようにすれば、幅方向に複数のインレット単片を実装した積層シートとしたり、インレット単片が千鳥配列、ランダム配列で実装した積層シートとすることができ、多種類の少量生産にも迅速な対応が可能である。
本発明の非接触ICカード用積層シートの生産装置においては、前記回転胴は、その周面にシリコンゴム層を有すると共に、その内部に周面を冷却する手段を備えることができる。
このようにすれば、回転胴の周面の剥離性機能が優れたものとなり、しかもホットメルト接着剤の塗布による温度上昇が抑制されるので、ホットメルト被膜シートを容易に剥離することができる。
本発明によれば、インレット単片の製造と、そのインレット単片の貼り付けが一連の工程として連続して行われるから、準備時間が短時間にできるため生産効率が向上する。
しかも、インレット単片の貼り付けに用いたホットメルト被膜シートを利用して下面シートと上面シートを貼り合わせることが可能であるから、生産コストが低減する。
本発明の実施の形態を示す積層シート生産装置の正面図である。 本発明の実施の形態を示す積層シート生産装置の側面図である。 積層シートの平面図である。 積層シートの拡大断面図である。 異なる積層シートの拡大断面図である。
本発明の製造方法を実施する生産装置の一例を図1、図2に基づいて説明する。
回転胴1の周囲に、ホットメルト塗布部2、インレット供給貼付部3、下面シート供給部4、上面シート供給部5が、その回転胴1の回転方向に間隔を置いて順次設けてある。
この実施の形態では、第1インレット供給貼付部3−1と第2インレット供給貼付部3−2が、回転胴1の回転方向に間隔を置いて設けてある。
ホットメルト塗布部2は、回転胴1を回転しながら、その回転胴1の周面にホットメルト接着剤を塗布することで、その回転胴1の周面に、剥離することができるホットメルト被膜シート6を形成する。
インレット供給貼付部3は、インレットフィルム供給部3aと、このインレットフィルム供給部3aから供給されたインレットフィルム7を設定長さの単片状に断裁(カット)してインレット単片8として保持し、前述のホットメルト被膜シート6に貼り付けるカット部3bを備え、インレット単片8を、前述のホットメルト被膜シート6に回転方向に間隔を置いて貼り付ける。
前述のインレットフィルム7は、インレットを長手方向に間隔を置いて連続して有した連続状態のフィルムである。
前述のインレット単片8は、1つの非接触ICカードに実装されるインレットを有した単片、つまり枚葉状態のインレットシートである。
下面シート供給部4は、下面シート40を回転胴1の周面におけるシート剥離部1aに向けて供給し、その下面シート40の上面に前述のインレット単片8が貼り付けられたホットメルト被膜シート6が重ね合わせられる。
上面シート供給部5は、上面シート50を、下面シート40に重ね合わせられたホットメルト被膜シート6の上に供給する。
これにより、図3、図4に示すように、下面シート40と上面シート50とがホットメルト被膜シート6の接着力で貼り合せられ、前述のインレット単片8を挟持した積層シート9となる。
次に、積層シート9の製造方法の一例を説明する。
(第1の工程)
インレットフィルム供給部3aからインレットフィルム7をカット部3bに向けて供給し、そのカット部3bで設定の長さにカットしてインレット単片8とし、そのインレット単片8を保持する。
(第2の工程)
回転胴1を回転するとともにホットメルト塗布部2で回転胴1の周面にホットメルト接着剤を塗布し、ホットメルト被膜シート6を形成する。
(第3の工程)
回転胴1の回転により前述のホットメルト被膜シート6がカット部3bに到達したら、カット部3bで保持していたインレット単片8をホットメルト被膜シート6に貼り付ける。
(第4の工程)
回転胴1がさらに回転し、そのホットメルト被膜シート6の先端部がシート剥離部1aに到達すると、そのホットメルト被膜シート6が回転胴1の周面から剥離し、下面シート40の上に重ね合わせる。
このように、ホットメルト被膜シート6が剥離された回転胴1の周面は、回転胴1の回転によりホットメルト塗布部2に向けて移動し、再びホットメルト塗布部2によりホットメルト接着剤が塗布されてホットメルト被膜シート6を形成する。
つまり、前述の第1・第2・第3・第4の工程を連続して実施することで、図4に示すように、下面シート40の上に、インレット単片8が長手方向に間隔を置いて貼り付けられたホットメルト被膜シート6が、そのインレット単片8を下向きとして順次重ね合わせられる。
(第5の工程)
下面シート40の上面に載せられたホットメルト被膜シート6の上に上面シート50を順次重ね、下面シート40と上面シート50を加圧して貼り付けることで図3、図4に示すように、インレット単片8を下面シート40と上面シート50で挟持した積層シート9とする。
前述のようにして製造された積層シート9は、図示しない乾燥設備で乾燥された後に、図示しない断裁設備において非接触ICカードに断裁する。
例えば、図3に点線で示す切断線9aに沿って断裁して1つのインレット単片8が実装された非接触ICカード9bとする。
このように、連続状態のインレットフィルム7をカットして作製した枚葉状態のインレット単片8を、回転胴1の表面に形成したホットメルト被膜シート6に貼り付け、そのホットメルト被膜シート6を回転胴1の周面から剥離して下面シート40の上面に重ね合わせ、そのホットメルト被膜シート6の上に上面シート50を重ねて貼り付けることで積層シート9を製造するから、インレット単片8の作製、下面シート40と上面シート50でインレット単片8を挟持することを連続して行われるので、準備時間が短く、生産効率が良い。
しかも、インレット単片8を下面シート40の長手方向の所定位置に搬送、すなわち、面付けに合わせて搬送する役目を果たすホットメルト被膜シート6の接着力で下面シート40と上面シート50をインレット単片8を介在して貼り合わせることが可能であるから、生産コストが低減する。
図4に示すように下面シート40にインレット単片8が接するが、そのインレット単片8は下面シート40の長手方向に離隔しているから、ホットメルト被膜シート6の厚さを大きくしたり、インレット単片8間の部分を押すことによってホットメルト被膜シート6と下面シート40が接着するので、そのホットメルト被膜シート6で下面シート40と上面シート50を接着することが可能である。
図5に示すように、下面シート40の表面に接着層、例えばホットメルト接着層41を設けることで、インレット単片8を下面シート40の上面に確実に貼り付けできるから、下面シート40と上面シート50をより一層しっかりと貼り合わせることができる。
例えば、図1に仮想線で示すように、下面シート用のホットメルト接着部42を裏面シート40の表面と対向して設け、そのホットメルト接着部42で裏面シート40の表面にホットメルト接着剤を塗布する。
前述の回転胴1の周面に形成したホットメルト被膜シート6は剥離するので、その周面はホットメルト被膜シート6の剥離性が優れたものとしてある。
例えば、回転胴1の表面にシリコンゴム層10を有し、そのシリコンゴム層10にホットメルト接着剤が塗布されるようにして、そのホットメルト被膜シート6の剥離性を向上している。
前述した回転胴1の周面にホットメルト接着剤を塗布することで表面温度が上昇し、ホットメルト被膜シート6の剥離性機能が低下することがあるので、回転胴1の周面を冷却する手段を設けてホットメルト接着剤の塗布による表面温度の上昇を抑制し、剥離性機能を維持できるようにしてある。
例えば、回転胴1の内部に冷却水通路11を有し、その冷却水通路11に図示しない冷却水ポンプで冷却水を流通することで回転胴1の表面部分を冷却するようにしてある。
前述した回転胴1は、一対のブラケット12間に軸13で回転自在に支承してある。
そして、この軸13を駆動モータ14で回転することで回転胴1を回転するようにしてある。この駆動モータ14は間欠回転制御され、回転胴1は間欠的に回転することができる。
前述のホットメルト塗布部2は図2に示すように、回転胴1の軸方向に向かう長さが長く、幅広い形状で、回転胴1の表面における軸方向の広い範囲に渡って幅広くホットメルト接着剤を塗布して幅広いホットメルト被膜シート6を形成するようにしてある。
インレットフィルム供給部3aは、一対のフレーム30間に渡って一対の支持ローラ31、ガイドローラ32、一対の送り出しローラ33を設け、その一対のフレーム30の上部の縦溝34に、前述したインレットフィルム7が巻装されたドラム35を回転自在で、かつ上下動自在に設け、そのインレットフィルム7の最表面が支持ローラ31に接すると共に、送り出し端部が一対の送り出しローラ33間に送り込まれるようにしてある。
そして、送り出しローラ33を駆動モータで回転してインレットフィルム7を繰り出しする。この駆動モータは間欠回転制御され、送り出しローラ33は間欠回転することができる。
カット部3bは、カット胴36と受胴37を備え、そのカット胴36と受胴37の間にインレットフィルム7の先端部が送り込まれる。
そのカット胴36は複数のカッタ38が回転方向に等間隔に有している。例えば9個のカッタ38を40°間隔で有している。
このカッタ38はカット胴36の外周面から突出した突出位置と突出しない格納位置とに渡って移動自在で、常時は格納位置に保持され、カット胴36の回転で受胴37と対向したカット位置に移動すると突出位置に移動する。
例えば、カッタ38をスプリングで格納位置に保持し、このカッタ38に設けたカムフォロアがカムに接すると突出位置に移動するようにし、そのカムを受胴37と対向したカット位置に固定して設けてある。
そして、カット胴36が回転して1つのカッタ38が受胴37と対向したカット位置となることで、そのカット胴36と受胴37の間に送り込まれたインレットフィルム7を所定の長さにカットし、インレット単片8とする。
カット胴36のカッタ38間の部分には、前述したインレット単片8をカット胴36の外周面に保持、保持解放する手段がそれぞれ設けてある。
例えば、カット胴36のカッタ38間の部分に、外周面に複数の小孔で開口した空洞部39をそれぞれ有し、この各空洞部39を図示しないバルブで真空源と大気に連通、遮断できるようにしてある。
そして、空洞部39を真空源に連通することで、カット胴36の外周面から空気を吸引するから、その外周面にインレット単片8を吸着して保持できる。
また、空洞部39を大気に連通することで吸着して保持していたインレット単片8の保持が解放され、インレット単片8はカット胴36の表面から脱落する。
カット胴36は、図示しない駆動モータで間欠的に回転駆動される。
例えば、前述のカッタ38間の角度、この実施の形態では40°ごとに間欠回転される。
このようであるから、カット胴36はカッタ38間の外周面にインレット単片8を吸着して保持することができるし、その保持していたインレット単片8を保持開放することができる。
次に、インレット単片8をカット胴36の外周面に保持する動作を説明する。
送り出しローラ33を回転してインレットフィルム7をカット胴36と受胴37の間に向けて順次送り込みする。
これと同時に、カット胴36におけるカット位置のカッタ38の回転方向上流側の1つの空洞部39を真空源に連通し、送り込まれたインレットフィルム7をカット胴36の外周面に吸着して保持する。
カット胴36を回転して1つのカッタ38をカット位置とすることでインレットフィルム7をカットすることでインレット単片8とし、そのインレット単片8はカット胴36の外周面に吸着して保持する。
前述の動作を繰り返すことで、カット胴36のカッタ38間の外周面にインレット単片8をそれぞれ吸着して保持する。
この動作が完了したら送り出しローラ33、カット胴36を停止する。
前述のインレット単片8は、次のようにしてホットメルト被膜シート6に貼り付ける。
回転胴1の表面に形成されたホットメルト被膜シート6がカット胴36に到達してインレット単片8に接触した時点で、そのインレット単片8を保持している空洞部39を大気に連通してインレット単片8の保持を解放すると共に、カット胴36を回転して前述のインレット単片8をホットメルト被膜シート6に貼り付け、カット胴36を停止する。
前述の状態から回転胴1が所定角度回転した時点で、カット胴36を回転して次のインレット単片8の先端をホットメルト被膜シート6に接すると共に、そのインレット単片8を保持している空洞部39を大気に連通してインレット単片8の保持を解放し、前述と同様にしてインレット単片8をホットメルト被膜シート6に貼り付ける。
この動作を繰り返すことで、カット胴36の外周面に保持しているインレット単片8をホットメルト被膜シート6に、回転方向に間隔を置いて順次貼り付ける。
このように、ホットメルト被膜シート6にインレット単片8を回転方向に所定の間隔(ピッチ)を置いて貼り付けできると共に、そのインレット単片8の間隔は前述の回転胴1、カット胴36を回転制御することで任意に調整できる。
要するに、回転胴1とインレット供給貼付部3は、ホットメルト被膜シート6に貼り付けるインレット単片8の間隔を調整可能な構成となっている。
つまり、回転胴1の周囲に装備したカット部3bのカット胴36の吸着・吸着解放機能において、カット胴36の外周面上のインレット単片8を吸着から吸着解放への切り替え動作により、ホットメルト被膜シート6に必要なインレットの面付に合わせて貼付可能な配置機能を装備している。
なお、カット胴36に保持されたインレット単片8の先端がホットメルト被膜シート6に接したら、そのインレット単片8を保持している空洞部39を大気に連通して保持解放することで、インレット単片8をホットメルト被膜シート6に貼り付けるようにし、インレット単片8の製造と貼り付けを連続して行うようにしても良い。
回転胴1のシート剥離部1aは、ホットメルト被膜シート6の先端部を剥離して剥離し易くする手段、例えば剥離爪15が設けてある。
下面シート供給部4はシート案内43を有し、このシート案内43に沿って下面シート40が搬送される。
この実施の形態においては、第1インレット供給貼付部3−1が回転胴1の真上に設けられ、第2インレット供給貼付部3−2が回転胴1の真横に90°位相をずらして設けられている。
つまり、第1インレット供給貼付部3−1と第2インレット供給貼付部3−2は90°間隔で設けられ、ホットメルト塗布部2と第1インレット供給貼付部3−1、シート剥離部1aがそれぞれ90°間隔で設けてある。
そして、第1・第2インレット供給貼付部3−1,3−2は、図2に示すように、複数、例えば3つのインレットフィルム供給部3aが回転胴1の軸方向に間隔を置いてそれぞれ設けてある。
カット部3bのカット胴36、受胴37は、前述した3つのインレットフィルム供給部3aに渡って回転胴1の軸方向に連続している。
このようであるから、カット胴36の表面に3つのインレット単片8を回転胴1の軸方向に間隔を置いて保持することができる。
この3つのインレット単片8は回転胴1のホットメルト被膜シート6の幅内に位置している。
なお、図2においてはカッタ38の図示が省略してある。
第1・第2インレット供給貼付部3−1,3−2のカット胴36の円周長は回転胴1の円周長の1/4(つまり、円周長比率は1:4)で、回転胴1が1/4回転するときに、その表面に第1・第2インレット供給貼付部3−1,3−2のカット胴36の外周面に保持されていたインレット単片8がホットメルト被膜シート6に貼り付けられる。
これにより、図3に示すように幅方向に3つのインレット単片8を長手方向に間隔を置いて実装した積層シート9を製造できる。
また、3つのインレットフィルム供給部3aの1つ又は2つだけを動作することで、ホットメルト被膜シート6の幅方向に、1つ又は2つのインレット単片8を貼り付けて軸方向のピッチを調整できるし、第1・第2インレット供給貼付部3−1,3−2の幅方向に異なる位置のインレットフィルム供給部3aを動作することで、ホットメルト被膜シート6にインレット単片8を千鳥配列、ランダム配列で貼り付けできる。
つまり、第1・第2インレット供給貼付部3−1,3−2の各インレットフィルム供給部3aを任意に動作制御する制御システムを整備しているので、インレット単片8の軸方向ピッチが異なる積層シート9、インレット単片8が千鳥配列、ランダム配列などの積層シート9を製造できる。
回転胴1の円周長(径)を大きくしてインレット供給貼付部3を3つ以上設けて生産性を大幅に上げることも可能である。
例えば、前述の円周長比率を1対6の比率とし、60°間隔で3つのインレット供給貼付部3を設ける。
また、カット胴36と受胴37を3つのインレットフィルム供給部3aに渡って一体としたが、別々としても良い。
前述した各駆動モータは間欠駆動制御システムを備え、この各駆動モータはサーボモータ、ステッピングモータなどが使用可能であるが、正逆回転制御可能なものであれば各種のモータが選択できる。
1…回転胴、2…ホットメルト塗布部、3…インレット供給貼付部、3a…インレットフィルム供給部、3b…カット部、4…下面シート供給部、5…上面シート供給部、6…ホットメルト被膜シート、7…インレットフィルム、8…インレット単片、9…積層シート、10…シリコンゴム層、36…カット胴、40…下面シート、41…ホットメルト接着層、50…上面シート。

Claims (6)

  1. 回転胴の周面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト被膜シートを剥離可能に形成する工程と、
    インレットを連続して有した連続状態のインレットフィルムを単片状にカットして枚葉状態のインレット単片として保持する工程と、
    前記回転胴を回転しながらインレット単片をホットメルト被膜シートに貼り付ける工程と、
    インレット単片が貼り付けられたホットメルト被膜シートを回転胴の周面から剥離して下面シートの上面に重ねる工程と、
    下面シートの上面に重ねたホットメルト被膜シートの上に上面シートを重ねる工程と、
    下面シートと上面シートをインレット単片を挟持して貼り合わせる工程を備えていることを特徴とする非接触ICカード用積層シートの製造方法。
  2. 前記下面シートの上面に接着剤を塗布して接着層とする工程を備え、
    前記ホットメルト被膜シートに貼り付けたインレット単片を、下面シートの上面に接着するようにした請求項1記載の非接触ICカード用積層シートの製造方法。
  3. 回転胴と、この回転胴の周面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト被膜シートを剥離可能に形成するホットメルト塗布部と、インレットを連続して有した連続状態のインレットフィルムを単片状にカットして枚葉状態のインレット単片として保持し、その保持しているインレット単片をホットメルト被膜シートに貼り付けるインレット供給貼付部と、回転胴の周面からインレット単片を貼り付けたホットメルト被膜シートを剥離するシート剥離部に向けて下面シートを供給する下面シート供給部と、下面シートの上面に重ねたホットメルト被膜シートの上に上面シートを重ねる上面シート供給部を備え、
    下面シートと上面シートをインレット単片を挟持して貼り合わせるようにした非接触ICカード用積層シートの生産装置。
  4. インレットフィルムを供給するインレットフィルム供給部と、このインレットフィルム供給部から供給されたインレットフィルムを単片状にカットしてインレット単片として保持するカット胴を有したカット部とでインレット供給貼付部とし、
    前記カット胴は、その周面にインレット単片を保持、保持解放する手段を有し、
    そのカット胴は、カットしたインレット単片を周面に保持して回転することで回転胴の周面まで移動し、そのインレット単片を保持解放することで回転胴のホットメルト被膜シートにインレット単片を貼り付けできるようにした請求項3記載の非接触ICカード用積層シートの生産装置。
  5. 前記インレットフィルム供給部とカット部を回転胴の軸方向に複数備えたインレット供給貼付部とし、
    このインレット供給貼付部を回転胴の回転方向に間隔を置いて複数設け、
    前記各インレットフィルム供給部を単独で動作制御できるようにした請求項4記載の非接触ICカード用積層シートの生産装置。
  6. 前記回転胴は、その周面にシリコンゴム層を有すると共に、その内部に周面を冷却する手段を備えている請求項3〜5いずれか1項に記載の非接触ICカード用積層シートの生産装置。
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