JP5885009B1 - カバーおよび携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】防爆対策が施され、耐衝撃性を強化したカバーおよび携帯電子機器を提供する。【解決手段】表示部102が配置された第1の面100aと、第1の面100aと反対の第2の面100bと、を備える携帯電子機器100の少なくとも一部を収納可能なカバー1であって、第1の面100aに沿って配置され、所定の剛性を有する面状部材10aを有し、面状部材10aは、表示部102の表示面107における中心を基準に、携帯電子機器100より外側に突出する突出部25を有する。【選択図】図13
Description
本発明は、防爆および耐衝撃性を備えた携帯電子機器のカバーおよび携帯電子機器に関する。
携帯電子機器をカバーに収納して、携帯電子機器の操作性を維持して衝撃があった場合緩衝材となる技術が知られている(特許文献1)。
特許文献1には、カバーの正面革には、移動通信端末装置の表示装置の表示画面を露出させるための表示用開口部と、移動通信端末装置の入力装置の操作面を露出させるための操作面開口部とを備え、移動通信端末装置と一体感を持たせることにより、カバーがないときと同様の操作性を維持しつつ、衝撃があった場合の緩衝材となるとともに、柔らかい質感や高級感を出すことができる移動通信端末装置用カバー、及び、その移動通信端末装置用カバーを取付けることができる移動通信端末装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、単に緩衝材としてのカバーが開示されているだけである。そして、交通安全処理や工事現場等の過酷な環境においての耐衝撃性、および、可燃物のある場所や化学工場等の携帯電子機器の発火の危険性がある環境においての防爆対策、に関しては考慮されていないという課題がある。
本発明は、防爆対策が施され、耐衝撃性を強化したカバーおよび携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明のカバーは、表示部が配置された第1の面、および、前記第1の面と略平行な第2の面を備える携帯電子機器の、少なくとも一部を収納可能なカバーであって、前記第1の面に沿って配置され、所定の剛性を有する第1の面状部材と、前記第2の面に沿って配置された第2の面状部材と、前記携帯電子機器を基準に、前記第1の面状部材より外側に配置され前記第1の面状部材の少なくとも一部を覆うことが可能な蓋部材とを有し、前記第1の面状部材は、前記第1の面に略平行な面において前記表示部の表示面における中心を基準に、前記携帯電子機器より外側に突出する突出部が配置され、前記蓋部材は、前記第1の面状部材の一部を覆う状態で前記第1の面に略平行な面において、前記表示部の表示面における中心を基準に、前記携帯電子機器より外側に突出し、前記第2の面状部材は、前記第2の面状部材の形状を前記第1の面と略平行な面に投影した場合に、前記表示部の表示面における中心を基準に、前記第1の面状部材および前記蓋部材のいずれよりも外側に突出しない、構成とする。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記表示面は、平面視で略四角形であり、 前記突出部は、前記四角形の少なくとも一辺に沿って配置される。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記突出部は少なくとも、前記四角形の第1の辺と、前記第1の辺と向かい合う第2の辺と、に沿って配置される。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記突出部は、前記四角形の4辺に沿って配置される。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記面状部材は前記表示面に対応して、開口部を有する。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記第2の面状部材に、前記第2の面の中線に沿って配置されるストラップを有する。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記携帯電子機器の少なくとも一部を囲い、前記第1の面状部材と前記第2の面状部材を繋げる側面部を有する。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記携帯電子機器は、前記携帯電子機器が収納された状態において、前記第1の面状部材と前記第2の面状部材との間に配置される操作部を備え、前記ストラップは、前記携帯電子機器が収納された状態において、前記第2の面の中線に沿う方向において前記操作部と重複する位置に配置される、構成とする。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記蓋部材が、前記面状部材の一部を覆う状態において、前記突出部は、前記面状部材に沿う方向において、前記表示部の表示面における中心を基準に、少なくとも前記蓋部材より外側に突出する。
本発明のカバーの一態様として、例えば、前記突出部の前記蓋部材より外側に突出する部分は、前記蓋部材より外側に突出しない部分より肉厚である。
本発明の携帯電子機器は、少なくとも、表示部が配置された第1の面と、前記第1の面と反対の第2の面と、を備え、上記のカバーを備える。
本発明のカバーは、携帯電子機器の第1の面に沿って配置され、所定の剛性を有する面状部材を有し、面状部材は、表示部の表示面における中心を基準に、携帯電子機器より外側に突出する突出部を有する。したがって、カバーに収納される携帯電子機器への耐衝撃性を高めることができる。
以下、本発明に係るカバーおよび携帯電子機器の好適な実施形態を、図1〜図18に基づいて詳述する。
図1は、カバーと携帯電子機器の一例を示す組み立て斜視図である。
カバー1は、携帯電子機器100を収納し、特に石油プラント等引火性物質が大量にある場所で使用される携帯電子機器100に対して、防爆対策を施し、落下または外部からの落下物等に対する耐衝撃性を向上させ、携帯電子機器100を保護するものである。
図2、図3を用いて携帯電子機器100の一例を説明する。携帯電子機器100は、例えば、スマートフォン等の携帯電話、タブレット、携帯測定器、携帯情報機器、移動通信端末、等である。本実施形態では、耐衝撃、耐振動、防滴、防塵等を備え工場、工事、公共安全等の商業上の現場で使用され、一般的な携帯電話に比べ重量がある移動通信型の携帯端末機器を一例としている。携帯電子機器100は、片手で把持可能な略直方体形状で平面視において略長方形状の筐体101からなる(図2(b)等参照)。
携帯電子機器100は、表面100a、裏面100b、上側面100c、下側面100d、左側面100e、右側面100fからなる平面視で各面が略長方形の6面体の所定の面を備える。本実施形態では、図2(b)を正面図としているので、図2(b)を表面100aとしているが、表面、裏面等の用語に限定されない。また、表面100aを第1の面、裏面100bを第2の面として特定しても良い。さらに、表面100aまたは裏面100bの双方またはいずれかを所定の面として特定しても良い。
携帯電子機器100の表面100aには、表示部102と、押圧操作部103と、複数のスピーカー104と、カメラ105と、照度・近接センサー106、等が配置されている(図2(b)参照)。表示部102は、平面視で略長方形である表示面107を備え、液晶パネルや有機ELパネル等からなり、アイコン、画像、情報データ等を表示し、UI(ユーザーインターフェース)型の表示機能を備えている。押圧操作部103は、複数の押圧式のボタンからなり、少なくとも一つは携帯電子機器100のホームキーであり、例えば各種の画面切り替え等を行う。
携帯電子機器100の筐体101の内部、特に上側面100cには、透明部材110に覆われた、例えばバーコードリーダー、カメラ、照明センサー等の光学インターフェース部111と、光学インターフェース部111に近接して押圧式の操作部112が設けられている(図2(a)参照)。押圧式の操作部112は、例えば携帯電子機器100の電源スイッチである。また、携帯電子機器100の下側面100dには、外部の電子機器と電気的に接続する外部バスコネクター120が設けられている(図2(c)参照)。
そして、携帯電子機器100の左側面100eには押下可能な物理キーである操作部130が設けられ(図3(a)参照)、右側面100fには押下可能な物理キーである操作部140と、図示しない充電用端子とUSBポートを覆うカバー141が設けられている(図3(c)参照)。
さらに、携帯電子機器100の裏面100bには、フォトライト150と、リアカメラ151と、携帯電子機器100の幅方向における中心位置にある中線X−Xに沿ってかつ長手方向の中点Oを含んで配置されたバッテリーカバー152とが設けられている(図3(d)参照)。
図4〜図9を用いて、カバー1を詳述する。
カバー1は、略直方体形状をなし、携帯電子機器100を収納可能な収納空間を有する本体10と、厚さを有する平坦状の蓋部材(面状部材)30とを備える。当該収納空間は、本体10の厚さを有する略長方形の表面部(面状部材)10aおよび裏面部(面状部材)10bと、表面部10aと裏面部10bとを繋げる上下左右の側面部10c(面状部材)とで画定されている。本実施形態では、カバー1は携帯電子機器100の全体を収納可能であるが、カバー1が携帯電子機器100の少なくとも一部を収納する構成であってもよい。
本体10と蓋部材30とは、両端が本体10と蓋部材30とにそれぞれ固定されている屈曲性の連結部35で連結され、蓋部材30は、本体10の表面部10aおよび携帯電子機器100の表示部102に対して開閉可能であり、閉状態において本体10の表面部10aを覆うとともに、携帯電子機器100の表示部102を覆う。本実施形態では、蓋部材30は携帯電子機器100の表示部102の全体を覆うが、蓋部材30が表示部102の少なくとも一部を覆う構成であってもよい。蓋部材30は、開状態において、本体10と離間されており、本体10に収納された携帯電子機器100を基準に表面部10aよりも外側に配置されている。閉状態は、携帯電子機器100を本体10に収納し、蓋部材30の側面側に延在する把手36に設けられたフック37と本体10の側面部10cに設けられたボタン38との係合により保持される。
本体10の表面部10aには、携帯電子機器100の表示部102に対応して設けられ、表示部102を露出させる表面開口部(開口部)11が設けられており、表面開口部11は、蓋部材30が本体10の表面部10aを覆う閉状態において蓋部材30に覆われる。表面開口部11は、本体10の一部が開口した状態でも良く、透明カバー等で覆われていても良い。
表面開口部11の上部に近接して携帯電子機器100のスピーカー104、カメラ105、照度・近接センサー106を露出させる上部開口部(開口部)12が設けられている。また、表面開口部11の下部に近接して携帯電子機器100の押圧操作部103を覆う操作部用被覆部13と、スピーカー104を露出するスピーカー開口部(開口部)14とが設けられている。
蓋部材30には、閉状態において上部開口部12を露出させる細長の開口された上部窓31と、操作部用被覆部13およびスピーカー開口部14を露出させる細長の開口された下部窓32とが設けられている。蓋部材30は、表側30aと裏側30bがあり、閉状態において本体10の表面部10aと対向して接する面を裏側30bとして、以下説明する。図4を正面図としているため、本体10の表面部10a、蓋部材30の表側30a等の説明をしているが、表面、裏面等の用語に限定されない。
また、蓋部材30、本体10の表面部10a、裏面部10b、側面部10c(後述する上部の側面部10c1、下部の側面部10c2、左右側面部10c3を含む)は、それぞれが面形状を成すので、それぞれを面状部材として特定することができる。また、区別のため、例えば、蓋部材30を第1の面状部材、表面部10aを第2の面状部材、裏面部10bを第3の面状部材として特定しても良い。もちろん、蓋部材30を第3の面状部材、表面部10aを第1の面状部材、裏面部10bを第2の面状部材として特定しても良い。蓋部材30を第2の面状部材、表面部10aを第3の面状部材、裏面部10bを第1の面状部材として特定しても良い。
携帯電子機器100が、カバー1に収納され蓋部材30を本体10の表面部10aに載置した閉状態において、カバー1の表面部10aは、蓋部材30と携帯電子機器100との間にあり、携帯電子機器100の表面100aに沿って配置される。また、本体10の裏面部10bは、携帯電子機器100の裏面100bに沿って配置される。
図5に示すように、本体10の裏面部10bには、本体10の軸方向の中心近傍において、本体10の長手方向に延在した状態で突出するユーザーが把持可能なストラップ15とクッション部材16とが設けられている。ストラップ15は、本体10の長手方向における下側において本体10に固定され、クッション部材16は、本体10の長手方向における上側において本体10に固定され、それぞれが独立した部材に分割され、裏面突出部(突出部)17を形成している。ユーザーがストラップ15を把持した場合、ストラップ15は、クッション部材16より下になる。
裏面突出部17は独立した二つの部材に分割されているので、ストラップ15を第1の部材、クッション部材16を第2の部材として特定しても良い。ストラップ15を第2の部材、クッション部材16を第1の部材として特定しても良い。
そして、裏面突出部17は、本体10に携帯電子機器100を収納した状態で、携帯電子機器100の中線X−Xに沿って配置され、携帯電子機器100を基準に離れる方向に突出している(突出状態は図7(a)、(c)参照)。そして、裏面突出部17は、携帯電子機器100の裏面100bの長手方向の中点Oを含んで長手方向に沿って配置され、例えば長手方向の少なくとも90%割以上に渡って配置されていても良い。或は80%以上、或は70%以上、或は60%以上にわたって配置されても良い。同時に、裏面突出部17は、裏面100bの短手方向について所定の幅を備えており、図5に示すように、例えば短手方向の40%以下の幅であっても良い。或は30%以下、或は20%以下、或は10%以下、或は5%以下の幅であっても良い。このような構成により、使い勝手を確保しつつ、後述するようなカバー1への衝撃を効果的に吸収することができる。
尚、中点Oは、裏面100bの中心点Oと捕らえることもできる。ここで、裏面突出部17は、中心点Oを通る略直線(これを中線と捉えることも出来る)に沿って配置されれば良く、例えば裏面突出部17は、平面視において略長方形である裏面100bの対角線(中心点Oを通る)に沿って、配置されても良い。
尚、中点Oは、裏面100bの中心点Oと捕らえることもできる。ここで、裏面突出部17は、中心点Oを通る略直線(これを中線と捉えることも出来る)に沿って配置されれば良く、例えば裏面突出部17は、平面視において略長方形である裏面100bの対角線(中心点Oを通る)に沿って、配置されても良い。
図6(a)に示すように、本体10の上部の側面部(面状部材)10c1には、本体10に収納された携帯電子機器100の光学インターフェース部111に対応し、光学インターフェース部111を露出させる上側開口部20と押圧式の操作部112覆う押子部21とが設けられている。また、上側開口部20は、光学インターフェース部111に対応して配置された透明部材110の全体を露出するよう開口されている。尚、上側開口部20は、透明部材110の全体を露出するようにするだけでなく、透明部材110の少なくとも一部を露出するようにしても良い。
そして、本体10の下部の側面部(面状部材)10c2には、本体10に携帯電子機器100を収納するための開閉蓋22が設けられている(図6(c)参照)。さらに、本体10の左右側面部(面状部材)10c3には、収納された携帯電子機器100の押下可能な物理キーであるそれぞれの操作部130、140を露出させる側面開口部23が設けられている(図7参照)。
図8に示すように、本体10の表面開口部11の周りにおいて、本体10の収納空間を画定する側面部10cから外側に突出した側面突出部(突出部)25が設けられている。本体10に携帯電子機器100を収納した状態において、側面突出部25は、携帯電子機器100の表示部102の表示面107における中心を基準に、携帯電子機器100より外側に突出する。表示面107は平面視で略四角形であり、側面突出部25は、少なくとも当該四角形の一辺に沿って配置されているが、四角形の任意の第1の辺と第1の辺と向かい合う第2の辺に沿って配置されていても良い。本実施形態では、側面突出部25は四角形の4辺に沿って配置されている。
また、蓋部材30の閉状態において、蓋部材30の周辺部が側面突出部25の上に配置される。本実施形態では、側面突出部25には、閉状態時に、表面部10aに沿う方向において、少なくとも蓋部材30の配置位置から外側へ突出する突出領域26が設けられている(図9参照)。
本実施形態では、裏面突出部17と側面突出部25とを分けて説明したが、裏面突出部17または側面突出部25のいずれも簡略的に突出部として特定しても良い。
また、本実施形態では複数の開口部が形成されている。表面開口部11、上部開口部12、上側開口部20、側面開口部23、等であり、それぞれを簡略的に開口部として特定しても良い。
図10〜図17を用いて、補強用部材を詳述する。図10〜図13を用いて、補強用部材の基本的な配置を説明する。
カバー1の最外層は、牛革等の皮革、導電性樹脂等からなる導電率を有する導電性部材40から形成されている(図13(b)等参照)。導電性部材40は、一つの層で形成されている部分と、中間に補強用部材50を挟持する積層で形成されている部分とで構成されている。また、補強用部材50も、一つの層から形成されている部分と積層で形成されている部分とで構成されている。補強用部材50は、例えば複数の薄紙を重ねて圧縮し所定の含浸液に含浸させて製造される含浸紙等の紙や金属板等からなる。
導電性部材40内に補強用部材50が挟持されている場合は、導電性部材40を第1の導電率を有する第1層41と第2の導電率を有する第2層42とに分けて特定し、補強用部材50を、所定の剛性が確保された第3の導電率を有する第3層して特定しても良い。ここで、第1の導電率と第2の導電率は同じでも良い。第1層41と第2層42が同じ素材の場合、第1の導電率と第2の導電率は同じとなり、製造は容易になる。第1層41と第2層42が補強用部材50を挟持することにより、カバー1は所定の剛性を得ることが可能となる。
カバー1の最外層に導電率を有する導電性部材40を用いるのは特に防爆対策のためであり、補強用部材50も導電率を有する紙等から形成されることにより、より高い防爆を確保することができる。また、導電性部材40が、皮革(特に牛革)であれば、導電率も良く感触も良好であり、カバー1に適している。この場合、第1層41と第2層42のいれかを皮革で形成し、他方を他の材料で形成してもよい。そして、補強用部材50に第3層としての紙を用いることにより、補強(剛性)と軽さのバランスを良好としている。当該紙が所定の大きさの第3の導電率を持つ場合、高い防爆性能を確保することができる。
補強用部材50の具体的な配置の一例を説明する(図13(b)等参照)。
本実施形態では、補強用部材50は厚さの異なる4種類の紙を用いている。第1の補強用部材50aは最も厚く、例えば厚さ2.0mmであり、第2の補強用部材50bはその次の厚さで、例えば厚さ1.25mmである。そして、第3の補強用部材50cはさらに薄く、例えば厚さ1.0mmであり、第4の補強用部材50dは最も薄く、例えば厚さ0.6mmである。また、各第1〜第4の補強用部材50a、50b、50c、50dを適宜組み合わせて、強度を増すためにそれぞれが独立して積層して用いる場合もある。
図10〜図12において、第1の補強用部材50aは傾きの少ない斜線で示し、第2の補強用部材50bは左側に下がる斜線で示し、第3の補強用部材50cはクロス斜線で示し、第4の補強用部材50dは右側に下がる斜線で示している。
第1の補強用部材50aは、蓋部材30の表側30aの一側面に長手方向に沿って設けられた縁部33と、上部の側面部10c1に設けられている上側開口部20の周囲に配置されている。また、第2の補強用部材50bは、側面突出部25の突出領域26を含む本体10の表面部10a全域と、蓋部材30の裏側30bの全域と、本体10の裏面部10bと、本体10の左右側面部10c3に設けられている側面開口部23の周囲に配置されている。
そして、第3の補強用部材50cは、本体10の上部の側面部10c1に設けられている押子部21に配置されている。また、第4の補強用部材50dは、蓋部材30の略全域に配置されている。
各部分の構造を工夫し、厚さの異なる補強用部材50を配置させることにより、カバー1全体の強度を増して収納する携帯電子機器100を衝撃等から保護しており、図13か〜図17を用いて具体的実施形態の一例をさらに説明する。
図13(b)に示すように、携帯電子機器100を本体10内部に収納し、蓋部材30を本体10の表面部10aに配置させて閉状態としたとき、蓋部材30の裏側30bに配置した第2の補強用部材50bが本体10側に配置される。そして、蓋部材30の表側に30aに配置した第4の補強用部材50dが閉状態のカバー1において表側に配置される。即ち、導電性部材40の第1層41と第2層42とで挟持される補強用部材50の第3層51は、第4の補強用部材50dである第4層と第2の補強用部材50bである第5層とで構成されている。この様に、少なくとも2層(第4の補強用部材50d、第2の補強用部材50b)で構成することで、層間において衝撃が伝わりにくくなるので、衝撃を効果的に吸収することができる。
また、当該配置は、薄い第4の補強用部材50d(第4層)が上に、厚い第2の補強用部材50b(第5層)が下にくる状態となる。すなわち、厚い第2の補強用部材50b(第5層)が、薄い第4の補強用部材50d(第4層)よりも携帯電子機器100の表示部102に近い位置に配置される。この構成によれば、蓋部材30の表側から加えられた衝撃を、薄い層で衝撃を大きく吸収して、その上で剛性が強く撓みにくい厚い層で衝撃を分散させることで、全体の厚さ(第4の補強用部材50d、第2の補強用部材50bを含む)を厚くすることなく、効果的に衝撃を吸収することができ、ガラス等で一部構成された表示部102を保護することが可能となる。
また、当該配置は、薄い第4の補強用部材50d(第4層)が上に、厚い第2の補強用部材50b(第5層)が下にくる状態となる。すなわち、厚い第2の補強用部材50b(第5層)が、薄い第4の補強用部材50d(第4層)よりも携帯電子機器100の表示部102に近い位置に配置される。この構成によれば、蓋部材30の表側から加えられた衝撃を、薄い層で衝撃を大きく吸収して、その上で剛性が強く撓みにくい厚い層で衝撃を分散させることで、全体の厚さ(第4の補強用部材50d、第2の補強用部材50bを含む)を厚くすることなく、効果的に衝撃を吸収することができ、ガラス等で一部構成された表示部102を保護することが可能となる。
本体10の収納空間を画定する側面部10cから外側に突出し、肉厚で強度のある側面突出部25を設けることで、携帯電子機器100を収納しているカバー1が落下したときに、突出部25が先当たりし、突出部25が受けた衝撃は、表示面107に沿って配置された第2の補強用部材50bに伝わり、本体10全体から携帯電子機器100に伝わることで、携帯電子機器100に対する衝撃を和らげることが可能である。また、カバー1の最外層は導電性部材40であるため、例えば金属製の床等に落下しても防爆構造であり、電気火花等を生じさせることなく、安全に携帯電子機器100を使用可能としている。
図14(c)に示すように、突出領域26の中央部では、第1の補強用部材50aと第4の補強用部材50dとを両側から挟むように第2の補強用部材50bが配置され、他の部分に比較して肉厚な4層の積層構造をなしている。
側面突出部25の突出領域26が、蓋部材30により本体10の表面開口部11の保護を兼ねて表面開口部11が覆われた閉状態において、蓋部材30の配置位置から外方に突出することで、カバー1の耐衝撃性強度を上げている。また、突出領域26は、補強用部材50の4層の積層構造で形成され、側面突出部25の他の領域よりも肉厚であるため、耐衝撃性をさらに高めている。
本実施形態では、より衝撃性を高めるために側面突出部25を本体10の全ての側面部10cから突出させている例を説明したが、突出の場所や数は限定されず、側面突出部25を少なくとも一の側面部10cから突出させても良い。もちろん、側面突出部25を、二つの向かい合う側面部10cから突出させても良い。
図15(c)に示すように、本体10の表面部10aに設けられた携帯電子機器100の押圧操作部103を覆う操作部用被覆部13は、操作部領域13aと周囲領域13bと、操作部領域13aを基準に外側に隣接している隣接領域13cとを有する。操作部領域13aには第1層41と第2層42に挟持される第3層である2枚の第2の補強用部材50bが配置されている。当該第3層は剛性があり、第1層および第2層に比べ強度があり、押圧操作部103の操作を容易にしている。
押圧操作部103の押圧操作をより容易にするため、周囲領域13bには第3層である第2の補強用部材50bが配置されていない。また、隣接領域13cには、第3層が配置されているが、この第3層は1枚の第2の補強用部材50bからなる。すなわち、押圧操作部103の押圧操作をより確実に行うため、操作部領域13aの第3層の厚み(2枚の第2の補強用部材50bの厚み)を隣接領域13cの第3層の厚み(1枚の第2の補強用部材50b)より厚くしている。
図16(b)に示す通り、本体10の上部の側面部10c1には、携帯電子機器100の上側面100cに設けられる透明部材110および光学インターフェース部111を使用可能とする上側開口部20が設けられている。上側開口部20の周囲の少なくとも一部には、所定の厚さを備える肉厚部20aが設けられる。肉厚部20aの少なくとも一部は、携帯電子機器100の透明部材110の周囲の筐体101と重なって配置されている。
肉厚部20aは、上側開口部20の両側に配置された肉厚部20a1と肉厚部20a2とを含み、肉厚部20a以外の上部の側面部10c1の肉厚より厚く形成されている。
肉厚部20a1では、導電性部材40の第1層41および第2層42と、第1層41と第2層42とに挟持された第1の補強用部材50aとの3層構造となっている。即ち、上部の側面部10c1は導電性部材40の一層構造が基本となっているため、3層構造である肉厚部20a1は、上部の側面部10c1に比較して肉厚となる。当該3層構造の積層方向は、上部の側面部10c1および携帯電子機器100の上側面100cから離間する垂直な方向である。一方、肉厚部20a2は、上述した突出領域26(図14(b)、(c)参照)であり、肉厚部20a2の積層方向は、上部の側面部10c1および携帯電子機器100の上側面100cに沿って配置されている。また、図16(a)、(b)に示す通り、肉厚部20a2は、上部の側面部10c1を介さず、直接携帯電子機器100の透明部材110の周囲の筐体101に接している。
肉厚部20aを上側開口部20の周囲に設けることにより、透明部材110および光学インターフェース部111を防爆し、特に筐体101よりも強度の弱い透明部材110を衝撃等から保護している。即ち、樹脂等で出来ている透明部材110が割れて、可燃性のガス等が光学インターフェース部111に入ることを抑制することができる。光学インタベース部において、衝撃等により、電気回路の導線が雰囲気に露出すること考えられるが、透明部材110が割れないことにより、導線に可燃性のガス等が触れることを抑制して、通電した導線による、可燃性ガスへの引火を抑制することができる。また、肉厚部20aは、筐体101に対して直接又は上部の側面部10c1を介して接する構造となっているため、肉厚部20aで受けた衝撃が直接透明部材110に加わることがない。
尚、透明部材110と重ならないように上側開口部20を開口しているが、部分的に重なっていても良い。
図16(a)、(c)に示す通り、上側開口部20に隣接して携帯電子機器100の押圧式の操作部112を覆う押子部21が設けられている。特に押子部21は、上側開口部20と肉厚部20a1の間に配置されている。押子部21では、第1層41と第2層42に第3の補強用部材50cが挟持されている。ここで、肉厚部20aの全体の厚さを第1の厚さと定義し、押子部21の全体の厚さを第2の厚さと定義する。第1の厚さと第2の厚さの関係として、同一、第1の厚さが第2の厚さより大きい、第1の厚さが第2の厚さより小さい、のいずれかを選択可能である。同一であれば、製造が容易であり、第1の厚さが第2の厚さより大きければ操作部112の保護強化と成り、第1の厚さが第2の厚さより小さければ操作部112が操作しやすくなる。
図12(b)、(c)等に示す通り、本体10の左右側面部10c3には、収納された携帯電子機器100の押下可能な物理キーであるそれぞれの操作部130、140を露出させる側面開口部23が設けられ、同様な構成であるため、図17においては左側面部10c3および操作部130について説明する。
側面開口部23の周囲には、上側開口部20と同様に肉厚部23aが設けられている。左側面部10c3の長手方向に沿って配置される第1の肉厚部(肉厚部)23a1は、第2の補強用部材50bが導電性部材40(第1層41と第2層42)に挟持される3層構造である。第1の肉厚部23a1は、側面部10cの厚さより大きい。一方、左側面部10c3の短手方向に沿って配置される第2の肉厚部(肉厚部)23a2は、導電性部材40で構成されている。第1の肉厚部23a1の第1の厚さは、第2の肉厚部23a2の第2の厚さより大きく形成され、外部からの衝撃等を緩和している。操作部130、140の周囲に導電性のある導電性部材40を設けることにより操作部130、140を防爆している。即ち、帯電した人体(例:指)が操作部130、140等を接触しそうな場合でも、周囲の導電性部材40に接触し、帯電した電荷が、所定の導電率を有する導電性部材40に逃げてから、操作部130、140に接触するようになるので、操作部130、140が帯電することを抑制することができる。これにより、操作部130、140が帯電することによるガス等への引火を抑制することができる。また、第2の肉厚部23a2は、側面開口部23にアクセスしようとするユーザーの指が接触しやすいが、第1の肉厚部23a1に比較して薄く形成されており、当該アクセスの邪魔になりにくい。
本実施形態では、肉厚部20aおよび肉厚部23aを導電性部材40と補強用部材50の積層構造で構成したが、肉厚部20a、23aを導電性部材40の第1層41と第2層42とで構成しても良い。
図18(a)、(b)に示す通り、本体10の裏面部10bには、ストラップ15とクッション部材16とを有する裏面突出部17が設けられている。図5で、裏面突出部17は、本体10に携帯電子機器100を収納した状態で、携帯電子機器100の中線X−Xに沿って配置され、携帯電子機器100を基準に離れる方向に突出していることを説明した。裏面突出部17は、裏面部10bの短手方向に対して、それぞれ所定の幅を備え、所定の幅ずれて配置されている。
当該離れる方向での突出は、弾性を持たせるためであり、ストラップ15は、ユーザーが把持しやすいように本体10の裏面部10bから湾曲状に離間し、クッション部材16は、一部が丸められた帯状部材から構成されている。
裏面突出部17は、独立した二つの部材であるストラップ15とクッション部材16に分割され、それぞれ異なる役割を可能としつつ、携帯電子機器100を基準に離れる方向に弾性を有する。したがって、携帯電子機器100を収納したカバー1に異物が落下した場合や、当該カバー1が落下した場合にも、効果的に衝撃を吸収可能である。ユーザーの使い勝手を考慮してストラップ15を下側に配置し、ストラップ15より上側に設けられるクッション部材16で衝撃吸収性を確保している。
図18(b)に示す通り、本体10に携帯電子機器100を収納すると、携帯電子機器100の重さでカバー1は左右どちらかに自然と傾き、携帯電子機器100への外部からの異物の落下等による衝撃を和らげている。即ち、裏面突出部17を基準に本体10の裏面部10bの一端側または他端側の一部分と裏面突出部17の裏面で支持されて静置し、裏面突出部17の弾性力により衝撃が緩和される。尚、図18(b)において、クッション部材16は描かれていないが、これは単に陰に隠れているだけで、図18(b)における本体10も、クッション部材16を備える。
上述したように、カバー1の各部分の構造を工夫し、厚さの異なる補強用部材50を配置させることにより、カバー1全体の強度を増して収納する携帯電子機器100を衝撃等から保護している。特に、工事現場、作業現場、安全処理現場、工場内の点検現場、等で用いる携帯電子機器100は、通常の携帯電話に比べ重量があり、落下衝撃力も大きくなる。導電性部材40と補強用部材50の積層の組み合わせにより、携帯電子機器100の防爆と耐衝撃性を向上させている。また、肉厚部20a、23aの肉厚を変化させ、操作部112、130、140における防爆対策を施し、操作性を向上させている。
カバー1と携帯電子機器100を別々に上述したが、携帯電子機器100がカバー1を備えていても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明のカバーおよび携帯電子機器を用いることにより、化学工場等の現場に要求される防爆、および、工事、作業、安全処理等の現場で要求される耐衝撃性を満足させ好適に使用できる。
1:カバー
10:本体
10a:表面部(面状部材)
10b:裏面部(面状部材)
10c:側面部(面状部材)
11:表面開口部(開口部)
12:上部開口部(開口部)
13:操作部用被覆部
13a:操作部領域
13b:周囲領域
13c:隣接領域
14:スピーカー開口部(開口部)
15:ストラップ
16:クッション部材
17:裏面突出部(突出部)
20:上側開口部
20a:肉厚部
21:押子部
23:側面開口部(開口部)
23a:肉厚部
25:側面突出部(突出部)
26:突出領域
30:蓋部材(面状部材)
31:上部窓
32:下部窓
40:導電性部材
41:第1層
42:第2層
50:補強用部材
50a:第1の補強用部材
50b:第2の補強用部材(第3層、第5層)
50c:第3の補強用部材
50d:第4の補強用部材(第4層)
51:第3層(補強用部材)
100:携帯電子機器
100a:表面(所定の面、第1の面)
100b:裏面(第2の面)
100c:上側面
101:筐体
102:表示部
103:押圧操作部
104:スピーカー
105:カメラ
106:照度・近接センサー
107:表示面
110:透明部材
111:光学インターフェース部
112:押圧式の操作部
130:操作部
140:操作部
10:本体
10a:表面部(面状部材)
10b:裏面部(面状部材)
10c:側面部(面状部材)
11:表面開口部(開口部)
12:上部開口部(開口部)
13:操作部用被覆部
13a:操作部領域
13b:周囲領域
13c:隣接領域
14:スピーカー開口部(開口部)
15:ストラップ
16:クッション部材
17:裏面突出部(突出部)
20:上側開口部
20a:肉厚部
21:押子部
23:側面開口部(開口部)
23a:肉厚部
25:側面突出部(突出部)
26:突出領域
30:蓋部材(面状部材)
31:上部窓
32:下部窓
40:導電性部材
41:第1層
42:第2層
50:補強用部材
50a:第1の補強用部材
50b:第2の補強用部材(第3層、第5層)
50c:第3の補強用部材
50d:第4の補強用部材(第4層)
51:第3層(補強用部材)
100:携帯電子機器
100a:表面(所定の面、第1の面)
100b:裏面(第2の面)
100c:上側面
101:筐体
102:表示部
103:押圧操作部
104:スピーカー
105:カメラ
106:照度・近接センサー
107:表示面
110:透明部材
111:光学インターフェース部
112:押圧式の操作部
130:操作部
140:操作部
Claims (11)
- 表示部が配置された第1の面、および、前記第1の面と略平行な第2の面を備える携帯電子機器の、少なくとも一部を収納可能なカバーであって、
前記第1の面に沿って配置され、所定の剛性を有する第1の面状部材と、
前記第2の面に沿って配置された第2の面状部材と、
前記携帯電子機器を基準に、前記第1の面状部材より外側に配置され前記第1の面状部材の少なくとも一部を覆うことが可能な蓋部材とを有し、
前記第1の面状部材は、前記第1の面に略平行な面において前記表示部の表示面における中心を基準に、前記携帯電子機器より外側に突出する突出部が配置され、
前記蓋部材は、前記第1の面状部材の一部を覆う状態で前記第1の面に略平行な面において、前記表示部の表示面における中心を基準に、前記携帯電子機器より外側に突出し、
前記第2の面状部材は、前記第2の面状部材の形状を前記第1の面と略平行な面に投影した場合に、前記表示部の表示面における中心を基準に、前記第1の面状部材および前記蓋部材のいずれよりも外側に突出しない、
カバー。 - 請求項1に記載のカバーであって、
前記表示面は、平面視で略四角形であり、
前記突出部は、前記四角形の少なくとも一辺に沿って配置された、
カバー。 - 請求項2に記載のカバーであって、
前記突出部は少なくとも、前記四角形の第1の辺と、前記第1の辺と向かい合う第2の辺と、に沿って配置された、
カバー。 - 請求項3に記載のカバーであって、
前記突出部は、前記四角形の4辺に沿って配置された、
カバー。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカバーであって、
前記第1の面状部材は前記表示面に対応して、開口部を有する、
カバー。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカバーであって、
前記携帯電子機器の少なくとも一部を囲い、前記第1の面状部材と前記第2の面状部材を繋げる側面部を有する、
カバー。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のカバーであって、
前記蓋部材が、前記第1の面状部材の一部を覆う状態において、
前記突出部は、前記第1の面状部材に沿う方向において、前記表示部の表示面における中心を基準に、少なくとも前記蓋部材より外側に突出する、
カバー。 - 請求項7に記載のカバーであって、
前記突出部の前記蓋部材より外側に突出する部分は、前記蓋部材より外側に突出しない部分より肉厚である、
カバー。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のカバーであって、
前記第2の面状部材に、前記第2の面の中線に沿って配置されるストラップを設けた、
カバー。 - 請求項9に記載のカバーであって、
前記携帯電子機器は、前記携帯電子機器が収納された状態において、前記第1の面状部材と前記第2の面状部材との間に配置される操作部を備え、
前記ストラップは、前記携帯電子機器が収納された状態において、前記第2の面の中線に沿う方向において前記操作部と重複する位置に配置される、
カバー。 - 少なくとも、表示部が配置された第1の面と、
前記第1の面と反対の第2の面と、を備える、
携帯電子機器であって、
請求項1から請求項10に記載のいずれか1項に記載のカバーを備える、
携帯電子機器。
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