JP5884554B2 - 手洗いモニタ、手洗いモニタ方法および手洗いモニタプログラム - Google Patents

手洗いモニタ、手洗いモニタ方法および手洗いモニタプログラム Download PDF

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Description

本発明は、手洗いモニタ、手洗いモニタ方法および手洗いモニタプログラムに関し、特に、人間の手洗い動作を判定するための手洗いモニタ、手洗いモニタ方法および手洗いモニタプログラムに関する。
食堂および病院等の衛生管理が必要な場所では、汚染エリアおよび非汚染エリアを区別しており、汚染エリアから非汚染エリアに作業者が進入する際に、ルールに従った手洗い実施が必要である(たとえば、非特許文献1(“学校給食調理場における手洗いマニュアル”、[online]、[平成23年2月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/08040316.htm〉)参照)。
手洗いを監視する方法の一例として、たとえば、特許文献1(特開2001−292918号公報)には、以下のような方法が開示されている。すなわち、石けん塗布装置、給水栓、エアータオルおよび殺菌装置からなる手洗い設備に警告装置を取り付ける。手洗い順序に違反した場合、または実際の塗布時間、実際の給水時間あるいは実際の乾燥時間が基準時間より短い場合には、警告装置により警告を発し、やり直しを指示する。手洗い順序および実際の各手洗い作業時間の記録を取り、正しい手洗い作業を指導するため利用する、また、正しい手洗い作業が行われていたことを証明する。
また、特許文献2(特開2011−034458号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、監視システムは、監視エリアを撮像する撮像手段と、上記監視エリア内に注目エリアを設定する設定手段と、上記撮像手段によって撮像された映像に基づいて、上記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出する第1の検出手段と、上記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、上記注目エリア内における上記移動体の滞在時間を検出する第2の検出手段と、上記移動軌跡と上記滞在時間とに基づいて、上記移動体が手洗い動作を実行したか否かを判定する判定手段とを備える。
"学校給食調理場における手洗いマニュアル"、[online]、[平成23年2月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/08040316.htm〉
特開2001−292918号公報 特開2011−034458号公報
ところで、ユーザが手洗いを行う場合、手洗いを行う状況によって要求される手洗いの程度が異なる。たとえば、手洗いによる衛生管理が必要な食堂および病院等においては、手洗い順序および各手洗い作業時間などがルールとして規定されており、このルールに従って手洗いを行うことが要求される。これに対して、家庭内において手洗いを行う場合には特にこのようなルールに従うことは要求されていない。また、家庭内であっても、外出先から帰宅した際またはトイレの使用後などは、他の状況における手洗いと比較して十分な手洗いを行うことが要求される。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、ユーザは、手洗いを行う状況にかかわらず、一律に規定されたルールに従って手洗いを行うことが要求される。このため、ルールに規定された手洗い動作と実際に要求される手洗い動作とが異なることがあり、手洗いを行う状況に応じた適切な手洗い動作をユーザに促すことができないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、ユーザは、手洗いを行う状況にかかわらず、所定時間シンク前に滞在することが要求されるため、特許文献1に記載の方法を用いた場合と同様に、手洗いを行う状況に応じた適切な手洗い動作をユーザに促すことができないという問題が依然として存在している。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことのできる手洗いモニタ、手洗いモニタ方法および手洗いモニタプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる手洗いモニタは、撮像部と、上記撮像部によって撮像された画像におけるユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を上記画像から検知するための身体部位検知部と、上記身体部位検知部によって検知された上記対象部分の動作を認識するための動作認識部と、上記ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得し、取得した上記手洗い情報に基づいて上記ユーザがすべき手洗い動作を規定するための手洗い動作規定部と、上記動作認識部によって認識された上記対象部分の動作に基づいて、上記ユーザが上記手洗い動作規定部により規定された上記手洗い動作を行なったか否かを判定するための動作判定部と、を備える。
ここで、手洗い情報とは、たとえば手洗い前の行動に関する情報またはユーザによって入力される情報など、ユーザに要求する手洗い動作を決定するための基準となる情報である。このような構成により、ユーザがすべき手洗い動作が手洗い情報に基づいて適宜規定されるため、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
好ましくは、上記手洗いモニタは、さらに、上記ユーザが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報を取得するための行動情報取得部を備え、上記手洗い動作規定部は、上記行動情報取得部によって取得された上記行動情報を上記手洗い情報として取得する。
このような構成により、ユーザが手洗いを開始する前の行動に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作が自動的に規定されるため、より適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
より好ましくは、上記手洗いモニタは、上記ユーザの宅内におけるホームネットワークに接続され、上記行動情報取得部は、上記ホームネットワークに接続された家庭用機器の作動状況を前記行動情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザがトイレを使用後に手洗いを行う場合など、ユーザが手洗いを開始する前の行動を的確に把握することができる。
好ましくは、上記手洗いモニタは、さらに、上記ユーザが手洗い動作を行うことを予測または判断するための判断部を備え、上記手洗い動作規定部は、上記判断部が予測または判断した時刻を上記手洗い情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザが帰宅後に手洗いを行う場合または昼食前に手洗いを行う場合など、手洗いを行う状況を簡単な構成により把握して、適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
好ましくは、上記手洗いモニタは、さらに、上記画像から上記ユーザの血管パターンに関する血管パターン情報を取得し、取得した上記血管パターン情報に基づいて上記ユーザについて個人認証を行うための個人認証部を備え、上記手洗い動作規定部は、上記個人認証部による上記個人認証の結果を上記手洗い情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザが子供であるか大人であるかを区別することができ、手の大きさの違いを考慮した手洗い動作を規定するなど、ユーザの特性に応じた適切な手洗い動作を促すことができる。
好ましくは、上記手洗いモニタは、さらに、上記動作判定部による判定結果を上記ユーザに提示する制御を行うための提示制御部を備える。
このように、適切な手洗い動作を行ったか否かを示す判定結果をユーザに提示することにより、たとえば、適切な手洗い動作を行うまで蛇口からの吐水を続けるというような間接的な促し方と比べて、直接的に適切な手洗いをユーザに促すことができる。
好ましくは、上記撮像部は、蛇口の吐水口付近に設置される。
このような構成により、ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を正確に撮像することができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる手洗いモニタ方法は、ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得して、取得した上記手洗い情報に基づいて上記ユーザがすべき手洗い動作を規定し、かつ、撮像された画像における上記ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を上記画像から検知するステップと、検知された上記対象部分の動作を認識し、認識した上記対象部分の動作に基づいて、規定した上記手洗い動作を上記ユーザが行なったか否かを判定するステップと、を含む。
このような構成により、ユーザがすべき手洗い動作が手洗い情報に基づいて適宜規定されるため、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる手洗いモニタプログラムは、コンピュータに、ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得して、取得した上記手洗い情報に基づいて上記ユーザがすべき手洗い動作を規定し、かつ、撮像された画像における上記ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を上記画像から検知するステップと、検知された上記対象部分の動作を認識し、認識した上記対象部分の動作に基づいて、規定した上記手洗い動作を上記ユーザが行なったか否かを判定するステップと、を実行させる。
このような構成により、ユーザがすべき手洗い動作が手洗い情報に基づいて適宜規定されるため、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
本発明によれば、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタが接続されているホームネットワークの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタの撮像部の設置位置を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタの身体部位検知部がユーザの対象部分を検知する動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタが手洗い動作の判定を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 図5に示す手洗い予測判断処理の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る手洗いモニタの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る手洗いモニタの構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101が接続されているホームネットワークの構成を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101の構成を示すブロック図であり、図3は、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101の撮像部11の設置位置を示す図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101の身体部位検知部12がユーザAの対象部分Gを検知する動作を示す図である。
図1を参照して、ユーザの宅内10におけるホームネットワークは、洗面所に設置された本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101と、玄関の鍵穴などに設置された玄関機器102(家庭用機器)と、トイレの便座などに設置されたトイレ機器103(家庭用機器)と、洗面所サーバ1と、玄関サーバ2と、トイレサーバ3と、ホームサーバ4と、を備えている。
ホームサーバ4は、洗面所サーバ1、玄関サーバ2およびトイレサーバ3を介して、手洗いモニタ101、玄関機器102およびトイレ機器103とそれぞれ有線または無線によって通信可能となっている。これにより、宅内10におけるホームネットワークが構築されている。なお、ホームネットワークは、ホームサーバ4が、さらに、浴室機器または台所機器など他の家庭用機器と通信可能となるように構築されていてもよい。
図2を参照して、手洗いモニタ101は、撮像部11と、身体部位検知部12と、判断部13と、動作認識部14と、行動情報取得部15と、手洗い動作規定部16と、メモリ17と、動作判定部18と、提示制御部19と、を備えている。また、手洗いモニタ101は、洗面所サーバ1に加えて、さらに、提示部20が接続されている。
図3を参照して、撮像部11は、洗面所に設けられた蛇口31の吐水口32付近に設置されている。撮像部11は、連続的または一定の間隔で手洗いシンク33内を撮像し、撮像した画像を身体部位検知部12へ出力する。
図4を参照して、たとえば、ユーザAが手洗いを行うために手洗いシンク33内に手を進入させると、ユーザAの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gが画像に写る。この画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。撮像部11のレンズは、全方位レンズまたは魚眼レンズが用いられており、さらに、水を弾くようにコーティングが施されている。
身体部位検知部12は、撮像部11によって撮像された画像におけるユーザAの対象部分Gを画像から検知する。対象部分Gは、たとえば手全体であり、手全体に加えて手首および腕を含んでもよく、手の一部、たとえば指または手の甲であってもよい。身体部位検知部12は、画像からユーザAの対象部分Gを検知した場合には、検知したことを示す検知信号を判断部13に出力する。
判断部13は、身体部位検知部12から検知信号を受けた場合には、ユーザAが手洗いを行うと予測するか、または、ユーザAが手洗いを行っていると判断し、予測または判断をしたことを示す予測判断信号を行動情報取得部14に出力する。
ホームサーバ4は、玄関機器102またはトイレ機器103が作動した場合には、玄関サーバ2またはトイレサーバ3を介して、玄関機器102またはトイレ機器103と通信し、これらが作動したことを示す作動情報を取得する。
たとえば、ホームサーバ4は、ユーザAが玄関の鍵を開けて帰宅した場合、玄関のカギ穴に設置された玄関機器102の作動情報を取得する。また、たとえば、ホームサーバ4は、ユーザAがトイレの便座に着座した場合、便座に設置されているトイレ機器103の作動情報を取得する。そして、ホームサーバ4は、洗面所サーバ1を介して、玄関機器102またはトイレ機器103の作動情報を、ユーザAが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報として、行動情報取得部15に出力する。
行動情報取得部15は、判断部13から予測判断信号を受けた場合、ホームサーバ4から取得した行動情報をユーザAがすべき手洗い動作に関する手洗い情報として手洗い動作規定部16に出力する。
一方、行動情報取得部15は、ホームサーバ4から行動情報を取得したにもかかわらず、判断部13から予測判断信号を受けない場合、ホームサーバ4からの行動情報のみを取得していることを示す信号を提示制御部19に出力する。
メモリ17は、手洗い前の種々の行動と手洗い動作とを対応づけて記憶している。具体的には、メモリ17は、帰宅後に手洗いを行う場合における手洗い動作、および、トイレを使用後に手洗いを行う場合における手洗い動作などを記憶している。ここで、手洗い動作は、手洗い順序、および指先または手首など各部位の手洗い作業時間などである。
手洗い動作規定部16は、行動情報取得部15から取得した手洗い情報、すなわち玄関機器102またはトイレ機器103の作動情報に基づいて、ユーザAが手洗いを開始する前の行動に対応する手洗い動作をメモリ17から読み出す。そして、手洗い動作規定部16は、読み出した手洗い動作を、ユーザAがすべき手洗い動作として規定する。
動作認識部14は、身体部位検知部12によって検知されたユーザAの対象部分Gの動作を認識する。
動作判定部18は、動作認識部14によって認識されたユーザAの対象部分Gの動作に基づいて、ユーザAが手洗い動作規定部16により規定された手洗い動作を行なっているか否かを判定する。すなわち、動作判定部18は、動作認識部14によって認識された、ユーザAが行った手洗い順序および実際の各手洗い作業時間などの認識結果を得て、動作規定部16により規定された手洗い動作との一致の度合いを判定する。
提示制御部19は、提示部20を制御することにより、動作判定部18による判定結果をユーザAに提示する。提示部20は、たとえば複数の目盛りが記された表示部と、目盛りの一部を指し示す指示部とを有する。提示制御部19は、動作規定部16により規定された手洗い動作とユーザAが実際に行った手洗い動作との一致の度合いに応じて、その度合いを示す目盛りを指示部が指示するように、提示部20を制御する。
他の提示方法としては、たとえば、提示部20は、赤、黄および青のランプを点灯させる点灯部を有し、提示制御部19は、動作規定部16により規定された手洗い動作とユーザAが実際に行った手洗い動作との一致の度合いに応じて、異なる色のランプが点灯するように提示部20を制御する。
また、他の提示方法としては、たとえば、提示部20は、警告音を発生する警告音発生部を有し、提示制御部19は、動作規定部16により規定された手洗い動作とユーザAが実際に行った手洗い動作との一致の度合いに応じて、警告音発生部が異なる音の警告音を発生するように提示部20を制御する。
また、提示制御部19は、行動情報取得部15から、行動情報取得部15がホームサーバ4からの行動情報のみを取得していることを示す信号を受けた場合には、手洗いをすべきである状況において手洗いを行っていないことをユーザAに通知するため、上述のような種々の方法を用いて提示部20による提示を制御する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101が手洗い動作の判定を行なう際の動作について説明する。
手洗いモニタ101は、以下に示す各フローチャートの各ステップを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101が手洗い動作の判定を行なう際の動作手順を定めたフローチャートであり、図6は、図5に示す手洗い予測判断処理の動作手順を定めたフローチャートである。
図5を参照して、ユーザAがトイレを使用すると、トイレ機器103が作動する(ステップS1)。
次に、トイレ機器103が、トイレ機器103の作動情報を、トイレサーバ3を介してホームサーバ4に出力する。さらに、ホームサーバ4が、トイレ機器103の作動情報を行動情報として、洗面所サーバ1を介して手洗いモニタ101の行動情報取得部15に出力する(ステップS2)。
次に、撮像部11、身体部位検知部12および判断部13が、手洗い予測判断処理を行う(ステップS3)。具体的には、図6を参照して、撮像部11が、連続的または一定の間隔で手洗いシンク33内を撮像する(ステップS31)。
次に、身体部位検知部12が、撮像部11によって撮像された画像から、ユーザAの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gを検知し、検知した場合には検知信号を判断部13に出力する(ステップS32)。
次に、判断部13が、身体部位検知部12によって対象部分Gが検知されたか否かを判断する(ステップS33)。判断部13が、身体部位検知部12から検知信号を受けた場合には(ステップS33において「YES」)、予測判断信号を行動情報取得部14に出力する(ステップS34)。
一方、判断部13が、身体部位検知部12から検知信号を受けない場合には(ステップS33において「NO」)、予測判断信号を出力せずに、予測判断処理(ステップS3)を終了する。
再び図5を参照して、次に、行動情報処理部15が、手洗い予測判断処理(ステップS3)において、判断部13から予測判断信号が出力されたか否かを判断する(ステップS4)。
そして、行動情報処理部15が、判断部13から予測判断信号を受けた場合には(ステップS4において「YES」)、ホームサーバ4から受けた行動情報、すなわちトイレ機器103の作動情報を手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する(ステップS5)。
次に、手洗い動作規定部16は、行動情報取得部15から手洗い情報を受けて、行動情報に示された手洗い前の行動に対応する手洗い動作、すなわちトイレを使用後に手洗いを行う場合における手洗い動作をメモリ17から読み出し、読み出した手洗い行動を、ユーザAがすべき手洗い動作として規定する(ステップS6)。
次に、動作認識部14が、身体部位検知部12によって検知された対象部分Gの動作を認識し、認識結果を動作判定部18に出力する(ステップS7)。
次に、動作判定部18が、動作認識部14によって認識されたユーザAの対象部分Gの動作に基づいて、ユーザAが手洗い動作規定部16により規定された手洗い動作を行なったか否かを判定する(ステップS8)。
次に、提示制御部19は、提示部20を制御することにより、動作判定部18による判定結果をユーザAに提示する(ステップS9)。
一方、行動情報処理部15が、判断部13から予測判断信号を受けない場合には(ステップS4において「NO」)、提示制御部19が、トイレの使用後という手洗いをすべきである状況において手洗いを行っていないことを通知するため、提示部20による提示を制御する(ステップS10)。
ところで、特許文献1に記載の方法では、ユーザは、手洗いを行う状況にかかわらず、一律に規定されたルールに従って手洗いを行うことが要求される。このため、ルールに規定された手洗い動作と実際に要求される手洗い動作とが異なることがあり、手洗いを行う状況に応じた適切な手洗い動作をユーザに促すことができない。
また、特許文献2に記載の技術では、ユーザは、手洗いを行う状況にかかわらず、所定時間シンク前に滞在することが要求されるため、特許文献1に記載の方法を用いた場合と同様に、手洗いを行う状況に応じた適切な手洗い動作をユーザに促すことができない。
これに対して、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、撮像部11と、撮像部11によって撮像された画像におけるユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gを画像から検知するための身体部位検知部12と、身体部位検知部12によって検知された対象部分Gの動作を認識するための動作認識部14と、を備えている。また、手洗いモニタ101は、ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得し、取得した手洗い情報に基づいてユーザがすべき手洗い動作を規定するための手洗い動作規定部16と、動作認識部14によって認識された対象部分Gの動作に基づいて、ユーザが手洗い動作規定部16により規定された手洗い動作を行なったか否かを判定するための動作判定部18と、を備えている。
このような構成により、ユーザがすべき手洗い動作が手洗い情報に基づいて適宜規定されるため、ユーザが手洗いを行う状況に応じて適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、さらに、ユーザが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報を取得するための行動情報取得部15を備え、手洗い動作規定部16は、行動情報取得部15によって取得された行動情報を手洗い情報として取得する。
このような構成により、ユーザが手洗いを開始する前の行動に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作が自動的に規定されるため、より適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、ユーザの宅内10におけるホームネットワークに接続され、行動情報取得部15は、ホームネットワークに接続された家庭用機器、すなわち玄関機器102またはトイレ機器103の作動状況を行動情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザがトイレを使用後に手洗いを行う場合など、ユーザが手洗いを開始する前の行動を的確に把握することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、さらに、動作判定部18による判定結果をユーザに提示する制御を行うための提示制御部19を備える。
このように、適切な手洗い動作を行ったか否かを示す判定結果をユーザに提示することにより、たとえば、適切な手洗い動作を行うまで蛇口からの吐水を続けるというような間接的な促し方と比べて、直接的に適切な手洗いをユーザに促すことができる。
また、本発明の実施の形態1に係る手洗いモニタ101では撮像部11は、蛇口31の吐水口32付近に設置される。
このような構成により、ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gを正確に撮像することができる。
なお、上述した実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、ホームネットワークに接続された玄関機器102またはトイレ機器103の作動状況に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作を規定する。しかしながら、このような態様に限定されず、たとえば、手洗いモニタ101は、蛇口31の設置場所に応じて手洗い動作を規定するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、たとえば、蛇口31が洗面所に設置されている場合、この蛇口31はユーザが帰宅した際などに使用される機会が多いため、蛇口31が台所に設置されている場合と比較して、ユーザに対して手洗い時間を長く要求するなど、使用される状況に応じた適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
また、たとえば、実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、蛇口31からの吐水を制御する吐水制御部を備え、動作判定部18が、動作規定部16により規定された手洗い動作とユーザAが実際に行った手洗い動作とが一致していると判定した場合には、吐水制御部が、吐水を止めるように制御するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、手洗いを行う状況に応じた適切な量の水が使用されるため、節水効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態1に係る手洗いモニタ101は、撮像された画像におけるユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gを画像から検知するステップ(図6に示すステップS32)、ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得するステップ(図5に示すステップS5)、取得した手洗い情報に基づいてユーザがすべき手洗い動作を規定するステップ(図5に示すステップS6)、検知された対象部分Gの動作を認識するステップ(図5に示すステップS7)、および、認識した対象部分Gの動作に基づいて、規定した手洗い動作をユーザが行ったか否かを判定するステップ(図5に示すステップS8)、の順番に動作を行う場合について説明した。
しかしながら、手洗いモニタ101による動作は、必ずしもこのような順番に限定されない。たとえば、手洗いモニタ101は、撮像された画像におけるユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分Gを画像から検知するステップ、検知された対象部分Gの動作を認識するステップ、ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得するステップ、取得した手洗い情報に基づいてユーザがすべき手洗い動作を規定するステップ、認識された対象部分Gの動作に基づいて、ユーザが規定された手洗い動作を行なったか否かを判定するステップ、の順番に動作してもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
本発明の実施の形態2に係る手洗いモニタ201は、手洗い動作規定部16が、時刻を手洗い情報として取得し、取得した時刻に基づいてユーザがすべき手洗い動作を規定するものである。図7は、本発明の実施の形態2に係る手洗いモニタ201の構成を示すブロック図である。
図7を参照して、本発明の実施の形態2に係る手洗いモニタ201は、図2に示した実施の形態1に係る手洗いモニタ101と比較して、洗面所サーバ1およびホームサーバ4が接続されておらず時計21が接続されている点、行動情報取得部15および手洗い動作規定部16の機能の点、ならびにメモリ17に記憶されている内容の点、が異なる。
行動情報取得部15は、時計21から時刻を行動情報として取得する。行動情報取得部15は、判断部13から予測判断信号が出力された場合、判断部13が予測または判断をした時刻である行動情報を手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。
メモリ17は、時刻と手洗い動作とを対応づけて記憶している。具体的には、メモリ17は、ユーザが帰宅する時刻と帰宅後に手洗いを行う場合における手洗い動作、および、食事をする時刻と食事前に手洗いを行う場合における手洗い動作などを記憶している。
手洗い動作規定部16は、たとえば、行動情報取得部15から取得した時刻が帰宅する時刻として記憶された時刻の前後30分以内である場合には、帰宅する時刻に対応する手洗い動作をメモリ17から読み出し、読み出した手洗い行動を、ユーザがすべき手洗い動作として規定する。
このように、本発明の実施の形態2の係る手洗いモニタ201は、さらに、判断部13を備え、判断部13は、ユーザが手洗い動作を行うことを予測または判断する。また、手洗い動作規定部16は、判断部13が予測または判断した時刻を手洗い情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザが帰宅後に手洗いを行う場合または昼食前に手洗いを行う場合など、手洗いを行う状況を簡単な構成により把握して、適切な手洗い動作をユーザに促すことができる。
その他の構成および動作は実施の形態1に係る手洗いモニタ101と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
[ホームネットワークと時刻との組み合わせ]
なお、実施の形態1において記載したホームネットワークを実施の形態2に係る手洗いモニタ201に採用することも可能である。
たとえば、ユーザが帰宅した際、玄関の鍵穴などに設置された玄関機器102が作動すると、玄関機器102の作動情報が手洗いモニタ201の行動情報取得部15に出力される。一方、玄関機器102が作動しない場合には、玄関機器102の作動情報は行動情報取得部15に出力されない。
また、ユーザが手洗いを行うため、手洗いシンク33内に手を進入させると、撮像部11によって撮像された画像から、身体部位検知部12が手洗いの対象部分Gを検知し、検知信号が判断部13に出力される。そして、判断部13が、予測判断信号を行動情報取得部15に出力する。また、行動情報取得部15が、判断部13が予測または判断をした時刻である行動情報を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。
さらに、行動情報取得部15が、玄関機器102の作動情報を取得している場合、この作動情報を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。そして、手洗い動作規定部16が、玄関機器の作動情報、および、判断部13が予測または判断をした時刻に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作を規定する。
ここで、判断部13が予測または判断をした時刻がユーザが帰宅する時刻としてメモリ17に記憶された時刻の前後30分以内であり、かつ、玄関機器102の作動情報が手洗い動作規定部16に出力されている場合には、手洗いを行うユーザは、帰宅した後に手洗いを行うユーザである。この場合、手洗い動作規定部16が、メモリ17に記憶された帰宅後における手洗い動作を、ユーザがすべき手洗い動作として規定する。
一方、判断部13が予測または判断をした時刻がユーザが帰宅する時刻としてメモリ17に記憶された時刻の前後30分以内であるものの、玄関機器102の作動情報が手洗い動作規定部16に出力されていない場合には、手洗いを行うユーザは帰宅後の人間ではない。この場合、たとえばメモリ17には、手洗い前の行動と対応づけられた手洗い動作とは別に、通常の手洗い動作が記憶されており、手洗い動作規定部16が、通常の手洗い動作を、ユーザがすべき手洗い動作として規定する。このようにして、ユーザが手洗いを行う状況をより正確に取得することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
本発明の実施の形態3に係る手洗いモニタ301は、手洗い動作規定部16が、ユーザの血管パターンによる個人認証の結果を手洗い情報として取得し、取得した個人認証の結果に基づいてユーザがすべき手洗い動作を規定するものである。図8は、本発明の実施の形態3に係る手洗いモニタ301の構成を示すブロック図である。
図8を参照して、本発明の実施の形態3に係る手洗いモニタ301は、図2に示した実施の形態1に係る手洗いモニタ101と比較して、洗面所サーバ1およびホームサーバ4が接続されていない点、判断部13、行動情報取得部15および手洗い動作規定部16の機能の点、メモリ17に記憶されている内容の点、ならびに個人認証部22を備えている点、が異なる。
判断部13は、ユーザAが手洗いを行うという予測またはユーザAが手洗いを行っているという判断をした場合には、予測または判断をしたことを示す予測判断信号を個人認証部22に出力する。
個人認証部22は、判断部13から予測判断信号を受けた場合には、撮像部11が撮像した画像を取得する。そして、個人認証部22は、画像からユーザの血管パターンに関する血管パターン情報を取得し、ユーザについて個人認証を行ない、個人認証の結果を行動情報として行動情報取得部15に出力する。
行動情報取得部15は、個人認証部22から受けた行動情報、すなわち個人認証の結果を手洗い情報として手洗い動作規定部16に出力する。
メモリ17は、ユーザ毎に手洗い動作を記憶している。具体的には、ユーザAが手洗いを行う場合における手洗い動作、ユーザBが手洗いを行う場合における手洗い動作、および、ユーザCが手洗いを行う場合における手洗い動作、などを記憶している。
ここで、たとえば、ユーザが子供である場合には、大人と手の大きさが違うことなどを考慮して、大人と比較して手洗い作業時間が短く設定されている。また、たとえば手洗いモニタ301が食堂で用いられる場合において、ユーザが調理師である場合には、食堂で食事をする人間と比べて十分に手洗いを行うことが要求されるため、手洗い作業時間が長く設定されている。
このような設定は、手洗いを行うユーザの個々の行動パターン等に応じて、ユーザが予めメモリ17に記憶させることができる。
手洗い動作規定部16は、行動情報取得部15から、手洗いを行う者がユーザAであるという個人認証の結果を受けた場合には、ユーザAがすべき手洗い動作をメモリ17から読み出し、読み出した手洗い行動を、ユーザAがすべき手洗い動作として規定する。
このように、本発明の実施の形態3の係る手洗いモニタ301は、さらに、個人認証部22を備え、個人認証部22は、画像からユーザの血管パターンに関する血管パターン情報を取得し、取得した血管パターン情報に基づいてユーザについて個人認証を行う。また、手洗い動作規定部16は、個人認証部22による個人認証の結果を手洗い情報として取得する。
このような構成により、たとえば、ユーザが子供であるか大人であるかを区別することができ、手の大きさの違いを考慮した手洗い動作を規定するなど、ユーザの特性に応じた適切な手洗い動作を促すことができる。
その他の構成および動作は実施の形態1に係る手洗いモニタ101と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
[ホームネットワークと個人認証との組み合わせ]
なお、実施の形態1において記載したホームネットワークを実施の形態3に係る手洗いモニタ301に採用することも可能である。
たとえば、ユーザがトイレを使用した際、トイレに設置されたトイレ機器103が作動する。このとき、トイレに個人認証部が設けられており、トイレを使用したユーザの個人認証が行われる。そして、トイレ機器103の作動情報およびトイレを使用したユーザの個人認証の結果が、手洗いモニタ301の行動情報取得部15へ出力される。
また、ユーザが手洗いを行うため、手洗いシンク33内に手を進入させると、撮像部11によって撮像された画像から、身体部位検知部12が手洗いの対象部分Gを検知し、検知信号が判断部13に出力される。そして、判断部13が、予測判断信号を個人認証部22に出力し、個人認証部22が個人認証の結果を行動情報取得部15に出力する。また、行動情報取得15が、個人認証の結果を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。
さらに、行動情報取得部15が、トイレ機器103の作動情報およびトイレを使用したユーザの個人認証の結果を取得している場合、作動情報および個人認証の結果を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。そして、手洗い動作規定部16が、トイレ機器103の作動情報、トイレを使用したユーザの個人認証の結果、および、個人認証部22から出力された個人認証の結果に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作を規定する。
メモリ17は、ユーザ毎の手洗い動作に加えて、さらに、ユーザ毎に、手洗い前の種々の行動と手洗い動作とを対応づけて記憶している。ここで、トイレを使用したユーザの個人認証の結果と、個人認証部22から出力された個人認証の結果と、が一致している場合には、手洗いを行うユーザは、トイレを使用後に手洗いを行うユーザである。この場合、手洗い動作規定部16が、個人認証の結果に対応するユーザのトイレ使用後における手洗い動作をメモリ17から読み出し、この手洗い動作をユーザがすべき手洗い動作として規定する。
一方、トイレを使用したユーザの個人認証の結果と、個人認証部22から出力された個人認証の結果と、が一致していない場合には、手洗いを行うユーザはトイレを使用後の人間ではない。この場合、手洗い動作規定部16が、個人認証部22から取得した個人認証の結果に対応するユーザについて、手洗い動作をメモリ17から読み出し、この手洗い動作をユーザがすべき手洗い動作として規定する。
このような構成により、たとえばユーザBがトイレを使用し、ユーザAが単に手洗いを行う状況において、ユーザAに対してトイレを使用後に手洗いを行う場合における手洗い動作を要求するという不都合を防ぎ、ユーザが手洗いを行う状況をより正確に取得することができる。
[時刻と個人認証との組み合わせ]
また、実施の形態2において記載した時刻を手洗い情報として取得する構成を、実施の形態3に係る手洗いモニタ301に採用することも可能である。
たとえば、行動情報取得部15は、図示しない時計から時刻を取得しており、判断部13から予測判断信号が出力された場合、判断部13が予測または判断をした時刻である行動情報を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。また、行動情報取得部15は、個人認証部22から受けた行動情報、すなわち個人認証の結果である行動情報を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。そして、手洗い動作規定部16が、判断部13が予測または判断をした時刻および個人認証の結果に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作を規定する。
メモリ17は、ユーザ毎に、時刻と手洗い動作とを対応づけて記憶している。たとえば、判断部13が予測または判断をした時刻が、ユーザの帰宅時刻としてメモリ17に記憶された時刻の前後30分以内である場合には、手洗い動作規定部16が、個人認証の結果に対応するユーザが帰宅後に手洗いを行う場合における手洗い動作をメモリ17から読み出し、この手洗い動作をユーザがすべき手洗い動作として規定する。これにより、一層具体的な状況に応じた手洗い動作を規定することができる。
[ホームネットワークと時刻と個人認証との組み合わせ]
また、実施の形態1において記載したホームネットワークと、実施の形態2において記載した時刻を手洗い情報として取得する構成と、を実施の形態3に係る手洗いモニタ301に採用することも可能である。
たとえば、ユーザが帰宅した際、玄関に設置された玄関機器102が作動する。このとき、玄関に個人認証部が設けられており、玄関を使用したユーザの個人認証が行われる。そして、玄関機器103の作動情報および玄関を使用したユーザの個人認証の結果が、手洗いモニタ301の行動情報取得部15に出力される。
また、ユーザが手洗いを行うため、手洗いシンク33内に手を進入させると、撮像部11によって撮像された画像から、身体部位検知部12が手洗いの対象部分Gを検知し、検知信号が判断部13に出力される。そして、判断部13は、予測判断信号を個人認証部22に出力し、個人認証部22は個人認証の結果を行動情報取得部15に出力する。
行動情報取得部15は、手洗いモニタ301の個人認証部22から受けた行動情報、すなわち個人認証の結果と、玄関を使用したユーザの個人認証の結果とが一致した場合には、一致している個人認証の結果を手洗い情報として手洗い動作規定部16へ出力する。一方、個人認証の結果が一致していない場合には、行動情報取得部15が、手洗いモニタ301の個人認証部22から受けた個人認証の結果を手洗い動作規定部16に出力する。また、行動情報取得15が、個人認証の結果を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。
さらに、行動情報取得部15が、玄関機器102の作動情報および玄関を使用したユーザの個人認証の結果を取得している場合、作動情報および個人認証の結果を、手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。
また、行動情報取得部15は、図示を省略する時計から時刻を取得しており、判断部13が予測または判断をした時刻である行動情報を手洗い情報として、手洗い動作規定部16に出力する。そして、手洗い動作規定部16が、玄関機器102の作動情報、玄関を使用したユーザの個人認証の結果、個人認証部22から出力された個人認証の結果、および、判断部13が予測または判断をした時刻に基づいて、ユーザがすべき手洗い動作を規定する。
メモリ17は、ユーザ毎に、時刻と、手洗い前の種々の行動と、手洗い動作と、を対応づけて記憶している。たとえば、玄関を使用したユーザの個人認証の結果と、個人認証部22から出力された個人認証の結果と、が一致しており、かつ、判断部13が予測または判断をした時刻がユーザが帰宅する時刻としてメモリ17に記憶された時刻の前後30分以内である場合には、手洗い動作規定部16が、個人認証の結果に対応するユーザが帰宅後に手洗いを行う場合における手洗い動作をメモリ17から読み出す。そして、手洗い動作規定部16が、読み出した手洗い動作をユーザがすべき手洗い動作として規定する。これにより、一層具体的な状況に応じた手洗い動作を規定することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 洗面所サーバ
2 玄関サーバ
3 トイレサーバ
4 ホームサーバ
10 宅内
11 撮像部
12 身体部位検知部
13 判断部
14 動作認識部
15 行動情報取得部
16 手洗い動作規定部
17 メモリ
18 動作判定部
19 提示制御部
20 提示部
21 時計
22 個人認証部
31 蛇口
32 吐水口
33 手洗いシンク
101 手洗いモニタ
102 玄関機器(家庭用機器)
103 トイレ機器(家庭用機器)
201 手洗いモニタ
301 手洗いモニタ
A ユーザ
G 対象部分

Claims (8)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像におけるユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を前記画像から検知するための身体部位検知部と、
    前記身体部位検知部によって検知された前記対象部分の動作を認識するための動作認識部と、
    前記ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得し、取得した前記手洗い情報に基づいて前記ユーザがすべき手洗い動作を規定するための手洗い動作規定部と、
    前記動作認識部によって認識された前記対象部分の動作に基づいて、前記ユーザが前記手洗い動作規定部により規定された前記手洗い動作を行なったか否かを判定するための動作判定部と、を備え、
    前記手洗いモニタは、さらに、
    前記ユーザが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報を取得するための行動情報取得部を備え、
    前記手洗い動作規定部は、前記行動情報取得部によって取得された前記行動情報を前記手洗い情報として取得する、手洗いモニタ。
  2. 前記手洗いモニタは、前記ユーザの宅内におけるホームネットワークに接続され、
    前記行動情報取得部は、前記ホームネットワークに接続された家庭用機器の作動状況を前記行動情報として取得する、請求項に記載の手洗いモニタ。
  3. 前記手洗いモニタは、さらに、
    前記ユーザが手洗い動作を行うことを予測または判断するための判断部を備え、
    前記手洗い動作規定部は、前記判断部が予測または判断した時刻を前記手洗い情報として取得する、請求項1または請求項2に記載の手洗いモニタ。
  4. 前記手洗いモニタは、さらに、
    前記画像から前記ユーザの血管パターンに関する血管パターン情報を取得し、取得した前記血管パターン情報に基づいて前記ユーザについて個人認証を行うための個人認証部を備え、
    前記手洗い動作規定部は、前記個人認証部による前記個人認証の結果を前記手洗い情報として取得する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の手洗いモニタ。
  5. 前記手洗いモニタは、さらに、
    前記動作判定部による判定結果を前記ユーザに提示する制御を行うための提示制御部を備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の手洗いモニタ。
  6. 前記撮像部は、蛇口の吐水口付近に設置される、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の手洗いモニタ。
  7. ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得して、取得した前記手洗い情報に基づいて前記ユーザがすべき手洗い動作を規定し、かつ、撮像された画像における前記ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を前記画像から検知するステップと、
    検知された前記対象部分の動作を認識し、認識した前記対象部分の動作に基づいて、規定した前記手洗い動作を前記ユーザが行なったか否かを判定するステップと
    前記ユーザが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報を取得するステップと、を含み、
    前記手洗い動作を規定するステップにおいては、取得した前記行動情報を前記手洗い情報として取得する、手洗いモニタ方法。
  8. コンピュータに、
    ユーザがすべき手洗い動作に関する手洗い情報を取得して、取得した前記手洗い情報に基づいて前記ユーザがすべき手洗い動作を規定し、かつ、撮像された画像における前記ユーザの手洗い部分の一部または全部である対象部分を前記画像から検知するステップと、
    検知された前記対象部分の動作を認識し、認識した前記対象部分の動作に基づいて、規定した前記手洗い動作を前記ユーザが行なったか否かを判定するステップと、
    前記ユーザが手洗いを開始する前の行動に関する行動情報を取得するステップと、を実行させるためのプログラムであり、
    前記手洗い動作を規定するステップにおいては、取得した前記行動情報を前記手洗い情報として取得する、手洗いモニタプログラム。
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