JP5354286B2 - 監視システム、監視装置、及び監視方法 - Google Patents

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本発明は、カメラを用いる監視システム、監視装置、及び監視方法に関する。
工場などの作業現場では、作業の効率化や規定の遵守などの為に、標準作業手順が決められている場合がある。この標準作業は周知徹底を行ったとしても、作業者の努力だけでは守られない場合が生ずる。そういった標準作業手順から離れた作業者の行動について、監視を行う技術が求められている。
下記特許文献1には、撮影した映像で起こっている特定のイベントを抽出するイベント監視方法が開示されている。当該イベント監視方法は、映像から画像フレームを抽出し、前の画像フレームと後の画像フレームとを比較して、その変化がデータテーブルに記憶された複数ある所定のイベント群の中のどのイベントに相当するのかを判定し、監視対象の行動がどのイベントであるかを検出する。
特開2003−235034号公報
上述した特許文献1のイベント監視方法では、画像処理の負荷を軽減させるために、ある程度、画像フレームを抽出する時間間隔を開けて監視を行っていた。しかし、抽出の時間間隔を大きく開けてしまうと、監視対象の動きを見落とすおそれがあるという問題点があった。
この他にも監視カメラの映像に基づいて動きを検出するシステムは考えられているが、単純にエリアへの侵入を検出するだけの簡易なものが多く、判断できる事項が限られていた。また、画像の解析により複雑な動きを追跡する技術も開発されているが、複雑な処理が必要となることからシステム規模やコストが大きくなり、簡便な装置でのリアルタイム検出は困難であった。
本発明の目的は、監視対象が写った映像を基に、監視対象の動作が所定の動作に適合しているか否かを簡易なロジックにより判定することで、比較的低コスト・小規模のシステムで実現可能であり、リアルタイム処理が可能な監視システム、監視装置、及び監視方法を提供することである。
本発明の第1の態様に係る監視システムは、監視エリアを撮像する撮像手段と、前記監視エリア内に注目エリアを設定する設定手段と、前記撮像手段によって撮像された映像に基づいて、前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出する第1の検出手段と、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出する第2の検出手段と、前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を実行したか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴としている。
第1の様態に係る監視システムによれば、移動体の動きを撮像した映像を用いて検出す
る移動体の移動軌跡と注目エリアでの滞在時間とに基づいて、移動体が所定の動作を実行したか否かを判断することができる。よって、撮像手段により撮像された移動体が所定の動作を行っているか否かを、簡易なロジックにより判定することが可能となる。したがって、第1の様態に係る監視システムよれば、比較的低コスト・小規模のシステムを用いて、移動体が所定の動作を行っていなかった場合に、警告などの適切な対策を、リアルタイム処理で実行することができる。
本発明の第2の態様に係る監視システムは、第1の態様に係る監視システムにおいて特に、前記判定手段によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に対して、前記所定の動作を行うように警告をする警告手段をさらに備えることを特徴としている。
第2の様態に係る監視システムによれば、移動体が所定の動作に適合しない動作を行った場合に警告を行い、移動体による所定の動作に適合しない動作を未然に防ぐことが可能となる。
本発明の第3の態様に係る監視システムは、第1又は第2の態様に係る監視システムにおいて特に、前記判定手段によって前記所定の動作を行っていないと判定された移動体に対して、前記監視エリアからの退出を規制する規制手段をさらに備えることを特徴としている。
第3の様態に係る監視システムによれば、移動体が所定の動作を行っていない場合に、監視エリアからの移動体の退出を規制することで、不適当な移動体の移動を規制することができる。よって、不衛生な者が衛生管理区域に進入するなどの行為を規制することが可能となる。
本発明の第4の態様に係る監視システムは、第1から第3のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記監視エリア内に進入してきた移動体を前記注目エリアに誘導する誘導手段をさらに備えることを特徴としている。
第4の態様に係る監視システムによれば、移動体が間違いなく注目エリアに入るように誘導を行うことで、監視体制を事前に把握していない移動体に対しても適切な動作順序を示して適切な動作を促すことが可能となる。
本発明の第5の態様に係る監視システムは、第1から第4のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記判定手段によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に関する、他の移動体と識別可能な情報を記録する記録手段をさらに備えることを特徴としている。
第5の様態に係る監視システムによれば、所定の動作を実行しなかった移動体と他の移動体とが識別可能な情報を記録することで、所定の動作を実行しなかった移動体を特定して記録に残すことが可能となる。
本発明の第6の態様に係る監視システムは、第5の態様に係る監視システムにおいて特に、前記移動体は人間であり、前記記録手段は、前記人間を撮影するカメラであることを特徴としている。
第6の様態に係る監視システムによれば、人間の動作を監視し、カメラ撮影によって移動体それぞれの人物を特定することができる。したがって、それぞれの人物に合わせた動作の監視を行うことが可能となる。
本発明の第7の態様に係る監視システムは、第5の態様に係る監視システムにおいて特に、前記記録手段は、前記移動体に付与された識別情報を読み取る読み取り装置であることを特徴としている。
第7の態様に係る監視システムによれば、移動体から識別情報を読み取ることができ、その識別情報にしたがって、移動体ごとに適切な動作の監視を行うことが可能となる。
本発明の第8の態様に係る監視システムは、第1から第7のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記撮像手段は、時間差分画像を出力する動体センサであることを特徴としている。
第8の様態に係る監視システムによれば、第1の検出手段による移動軌跡の検出が容易に行えるため、監視システムの動作負荷を軽減することができる。また、出力が時間差分画像であるため、人物の顔や文字などを鮮明に写すことがない。したがって、個人情報に配慮した動作の監視を行うことが可能となる。
本発明の第9の態様に係る監視システムは、第1から第8のいずれか一つの態様に係る監視システムにおいて特に、前記移動体は人間であり、前記所定の動作は手洗い動作であることを特徴としている。
第9の様態に係る監視システムによれば、手洗い動作を監視し、手洗いを行わない者に対し、警告等を行うことで、適切な衛生管理を行うことが可能となる。
本発明の第10の態様に係る監視装置は、監視エリア内に注目エリアを設定する設定手段と、前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出する第1の検出手段と、前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出する第2の検出手段と、前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を実行したか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴としている。
第10の様態に係る監視装置によれば、監視エリア内を移動する移動体が所定の動作を行っているか否かを、移動体の動きを撮像した映像を用いて検出する移動体の移動軌跡と注目エリアでの滞在時間とに基づき判定することができる。よって、移動体が所定の動作を行っているか否かを簡易なロジックにより判定することが可能となる。したがって、第10の様態に係る監視装置によれば、比較的低コスト・小規模の装置を用いて、移動体が所定の動作を行っていなかった場合に、警告などの適切な対策を、リアルタイム処理で実行することができる。
本発明の第11の様態に係る監視方法は、(A)監視エリアを撮像するステップと、(B)前記監視エリア内に注目エリアを設定するステップと、(C)前記ステップ(A)によって撮像された映像に基づいて、前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出するステップと、(D)前記ステップ(A)によって撮像された映像に基づいて、前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出するステップと、(E)前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を行ったか否かを判定するステップとを備えることを特徴としている。
第11の様態に係る監視方法によれば、監視エリア内を移動する移動体が所定の動作を行っているか否かを、移動体の動きを撮像した映像を用いて検出する移動体の移動軌跡と注目エリアでの滞在時間とに基づき判定することができる。よって、移動体が所定の動作を行っているか否かを簡易なロジックにより判定することが可能となる。したがって、第
11の様態に係る監視方法によれば、移動体が所定の動作を行っていなかった場合に、警告などの適切な対策を、比較的低コスト・小規模のシステムを用いて、リアルタイム処理で実行することが可能となる。
本発明によれば、監視対象の動作が所定の動作に適合しているか否かを、簡易なロジックにより、適切に判定することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る監視システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る監視システムの処理を示すフローチャートである。 動作判定における処理を示すフローチャートである。 移動体の移動軌跡と注目エリアとの関係を模式的に示した図である。 手洗い動作を監視する監視エリア内における、注目エリアの設定例である。 監視システムによる警告の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態における構成を概略的に示すブロック図である。 移動体を識別可能な映像として写すカメラの設置例である。 本発明の第3の実施形態における構成を概略的に示すブロック図である 非接触IDタグの読み取り装置の設置例である。 本発明の第4の実施形態の概略的構成の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一または相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る監視システム1の構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように監視システム1は、撮像手段である差分カメラ100、監視装置10、警告手段である警告部600、規制手段である規制部610、誘導手段である誘導部620を備えている。さらに、監視装置10は、設定手段であるエリア設定部200、第1の検出手段である軌跡検出部300、第2の検出手段である滞在時間検出部400、判定手段である判定部500を備えている。また、差分カメラ100の出力は軌跡検出部300の入力に接続されている。エリア設定部200の出力は滞在時間検出部400の入力に接続されている。軌跡検出部300の出力は滞在時間検出部400の入力に接続されている。滞在時間検出部400の出力は判定部500の入力に接続されている。判定部500の出力は警告部600の入力と規制部610の入力と誘導部620の入力とに接続されている。
ここで、監視装置10は汎用的なコンピュータシステムであってもよい。その場合、図示しない構成として、CPU、メモリなどを備え、メモリに記憶されたプログラムをCPUにて実行することで、監視装置10はその機能を実現させる。
次に、本発明の実施の形態に係る監視システム1の動作について説明を行う。まず、エリア設定部200は、差分カメラ100の撮像範囲にほぼ等しい監視エリアの中に、少なくとも一つの注目エリアを設定する。当該注目エリアの設定は、エリア設定情報S12として滞在時間検出部400に出力される。監視システム1は当該注目エリアを用いて、監視対象である移動体に対し移動体監視を行う。
図2は、本発明の実施の形態に係る監視システム1が行う移動体監視の処理を示すフローチャートである。監視システム1はステップSP100からステップSP150に示す
処理を、設定された注目エリアそれぞれで行う。以下、監視システム1が行う移動体監視の処理の説明を、図2を用いて行う。
まず、ステップSP100において、軌跡検出部300は、差分カメラ100から出力された出力信号S11に含まれる映像の中に、動作を監視する対象である移動体があった場合、これを検知する。差分カメラ100は、時間差分画像を出力する動体センサであるシリコン網膜などのデバイスを用いるカメラであり、その出力信号S11に含まれる映像は、撮像範囲を時間差分した差分映像である。軌跡検出部300は、この時間差分された映像に基づいて移動体の検知を行う。また動作を監視する対象である移動体が複数であった場合、軌跡検出部300は、複数の移動体を同時に検知してもよい。
次に、ステップSP110において、軌跡検出部300は、移動体を検知したか否かを判定する。軌跡検出部300が移動体を検知した場合(つまりステップSP110における判定結果が「YES」である場合)は、判定部500は後述のステップSP120の動作を行う。一方、軌跡検出部300が移動体を検出しなかった場合(つまりステップSP110における判定結果が「NO」である場合)は、軌跡検出部300が移動体を検知するまでステップSP100とステップSP110とを繰り返す。
次に、ステップSP120において、判定部500は、軌跡検出部300が検知した移動体の動作が、所定の動作に適合するか否かを判定する。移動体の動作が所定の動作に適合した場合(つまりステップSP130における判定結果が「YES」である場合)は、判定部500は移動体の動作が所定の動作に適合した旨の判定結果情報S15を出力する。一方、移動体の動作が所定の動作に適合しなかった場合(つまりステップSP130における判定結果が「NO」である場合)は、判定部500は移動体の動作が所定の動作に適合しなかった旨の判定結果情報S15を出力する。
ステップSP130における判定結果が「NO」であり、判定部500から移動体の動作が所定の動作に適合しなかった旨の判定結果情報S15が出力されると、当該判定結果情報S15は警告部600と規制部610とに入力される。そして、ステップSP150において、警告部600は、移動体に対し所定の動作を行うよう警告する。規制部610は、移動体が所定の動作が終わるまで監視エリアから退出しないように規制を行う。またこのとき、判定結果情報S15は誘導部620に入力されてもよく、その場合、誘導部620は、移動体を所定の動作を行うべき場所へと誘導を行ってもよい。
ステップSP130における判定結果が「YES」であり、判定部500から移動体の動作が所定の動作に適合した旨の判定結果情報S15が出力されると、当該判定結果情報S15は規制部610と誘導部620とに入力される。そして、ステップSP140において、規制部610は、移動体が監視エリアから退出することに対する規制が行われていた場合、当該規制を解除する。また、誘導部620は、移動体が次に移動すべき方向への誘導を行う。
さらに、ステップSP120で行われる動作判定を詳しく説明する。図3は動作判定における監視システム1の処理を示すフローチャートである。まず、ステップSP200において、差分カメラ100から出力された時間差分映像に基づき、軌跡検出部300は、ステップSP110にて検知された移動体が時間経過により移動していく移動軌跡を検出する。軌跡検出部300は当該移動軌跡の情報を含む移動軌跡情報S13を、滞在時間検出部400に出力する。
次に、ステップSP210において、滞在時間検出部400は入力された移動軌跡情報S13とエリア設定部200から入力されたエリア設定情報S12とに基づいて、移動体
が注目エリアに進入したか否かを判定する。移動体が注目エリアに進入した場合(つまりステップSP210における判定結果が「YES」の場合)は、滞在時間検出部400は、移動体が注目エリアに滞在している滞在時間の計測を開始する。一方、移動体が注目エリアに入らず、他の注目エリアにも進行しなかった場合、監視システム1は動作判定を終了し、当該移動体に対する監視を終了する。
次に、ステップSP220において、滞在時間検出部400は入力された移動軌跡情報S13に基づいて、移動体が注目エリアから所定の時間以内に退出したか否かを判定する。移動体が注目エリアから退出した場合(つまりステップSP220における判定結果が「YES」の場合)は、ステップSP230において、滞在時間検出部400は、移動体が当該注目エリアに滞在した滞在時間を検出する。一方、移動体が当該注目エリアから退出しなかった場合(つまりステップSP220における判定結果が「NO」の場合)、滞在時間検出部400は、後述のステップSP250の処理を行う。
図4は、移動体の移動軌跡と注目エリアとの関係を模式的に示した図である。図4において、移動体の移動軌跡L1が注目エリアF1に進入した地点を地点P1、注目エリアF1から退出した地点を地点P2とする。ステップSP230において、滞在時間検出部400が、移動体が注目エリアに滞在した滞在時間を検出する場合、地点P1から地点P2までの移動にかかった経過時間を、移動体の滞在時間として検出する。そして、滞在時間検出部400は、検出した滞在時間と移動軌跡とを含む移動体滞在情報S14を判定部500に出力する。
次に、ステップSP240において、判定部500は、入力された移動体滞在情報S14に基づいて、移動体が行った動作が所定の動作に適合しているか否かを判定する。この判定においては、移動体の軌跡と滞在時間とが用いられ、それぞれの注目エリアで、所定の動作に必要な所定時間だけ注目エリア内に滞在したか否かを判定する。例えば、所定の動作にかかる時間を30秒とすると、30秒以上、注目エリアに留まっていれば所定の動作を行ったものとして、所定動作に適合する旨の判定をする。一方、注目エリアに移動体が30秒未満しか留まっていなかった場合、所定動作に適合しなかった旨の判定を行う。またこのとき、注目エリアに30秒以上留まってはいたが、当該所定時間を大幅に超える滞在時間(例えば2分を超える時間)だけ注目エリアに滞在していた場合、異常行動として、所定動作に適合しない旨の判定を行う。これらの判定結果は、判定部500から判定結果情報S15として出力される。
また、ステップSP220の判定結果が「NO」であり、移動体の注目エリアからの退出が検出できなかった場合(例えば5分を過ぎても退出が行われなかった場合)は、ステップSP250において、判定部500は、異常行動として所定の動作に適合しない旨の判定を行う。この判定結果は、判定部500から判定結果情報S15として出力される。
したがって、監視システム1は、ステップSP100からステップSP150に示した移動体監視により、移動体が行った動作が所定の動作であるか否かを判定することができる。また、監視システム1は、注目エリアが複数設定されている場合、それぞれの注目エリアでおこなった動作の判定を総合して、複数の注目エリアにまたがる連続した動作が、所定の連続した動作であるか否かも判定することが可能である。
以上のように、監視システム1は、差分カメラ100で撮像された映像を基に、移動体の移動軌跡と注目エリア内の滞在時間とを検出して、移動体が所定の動作を行っているか否かを判定することができる。よって、移動体が所定の動作を行っているか否かを、簡易なロジックによって判定することができる。その結果、監視システム1によれば、監視対象である移動体が所定の動作を行っていなかった場合に、警告部600による警告、規制
部610による規制、誘導部620による誘導といった適切な対策を、比較的低コスト・小規模のシステムを用いて、リアルタイム処理で実行することが可能となる。
また、差分カメラ100による時間差分された映像を用いて移動軌跡を検出し、当該移動軌跡を用いて動作判定を行うので、画像上で動くことのない物体の情報は用いることがない。したがって、用いる情報の量が少なく、情報の処理にかかる負荷をさらに軽減することができる。また、差分カメラ100の出力は時間差分画像であるため、動きの少ない人物の顔や文字などを鮮明に写すことがない。したがって、個人情報に係わるものは撮像されず、個人情報に配慮した動作の監視を行うことが可能となる。
なお、本発明の実施の形態では、監視エリアを撮像するカメラは一つである必要はなく、複数のカメラを用いてもよい。カメラが複数の場合、それぞれのカメラの撮像範囲を一部重複させることで、撮像するカメラが替わっても移動体の移動軌跡を、連続の一つの軌跡として検出することが可能である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態は、手洗いによる衛生管理が必要な食品工場や食堂において、作業者が手洗いを行ったか否かを監視する監視システム1である。この場合、監視する移動体は食品工場や食堂の作業者となる。図5は、手洗い動作を監視する監視エリア内における、注目エリアの設定例である。エリア設定部200は監視エリア内に、出入口がある注目エリアF2と、手洗場がある注目エリアF3と、衛生管理が必要な作業場と外部とを隔てるゲートG1が設置された注目エリアF4と、の三つの注目エリアを設定している。
まず、食品工場の作業者が工場に入場するにあたり、出入口に設定された注目エリアF2に進入する。このとき、監視システム1の軌跡検出部300は作業者を検知し、注目エリアF2における移動体監視を始める。注目エリアF2で監視する所定の動作は、「工場への立ち入り」である。軌跡検出部300が、移動体の移動軌跡が注目エリアF2へ進入したと検出し、滞在時間検出部400が、移動体の注目エリアF2における滞在時間(例えば0.5秒以上の滞在時間)を検出した場合、「工場への立ち入り」という所定の動作が行われたと、判定部500が判定する。この判定が行われると、判定部500より出力された判定結果情報S15が誘導部620に入力される。
次に、誘導部620は「工場への立ち入り」という所定の動作に対応して、作業者が次に行うべき動作への誘導を行う。具体的には、図5の誘導表示C1のような矢印を表示させることで、作業者に分かりやすく次にどちらに行けばいいのかを表示させてもよい。また、監視システム1がスピーカ等の音声出力機能を有している場合は、音声出力によって誘導を行ってもよい。
次に、誘導表示C1などの誘導に従い、作業者が手洗場に向かった場合、軌跡検出部300が検出している作業者の移動軌跡は注目エリアF3に進入することになる。このとき、作業者が手洗場に留まった滞在時間を滞在時間検出部400が検出する。例えばこの食品工場の衛生管理基準により手洗いを30秒間以上することが求められている場合、判定部500における所定の動作と判定する所定時間を35秒と設定することができる。つまり、作業者が手洗場に35秒未満しか注目エリアF3に滞在してなかった場合、手洗いをしていないか、又は手洗いが不十分である旨の判定を判定部500が行う。
もし、手洗いをしていないか、手洗いが不十分である作業者が、注目エリアF3を出て衛生管理の必要な作業場に続く注目エリアF4に進入しようとしたとすると(この注目エリアF4への進入の判定も、軌跡検出部300が検出する移動軌跡によって行うことができる)、監視システム1は警告部600と規制部610とにより警告や規制を行う。この
警告部600が行う警告は、表示装置による警告文の表示であってもよいし、音声による警告メッセージや警告音であってもよい。また、規制部610が行う規制は、手洗いをしていない者や手洗いの不十分な者が、衛生管理が必要な作業場に立ち入らないように、ゲートG1が開かないように規制制御を行ってもよい。図6は、監視システム1による警告の一例を示した図である。図6では、警告部600は、ゲートG1の側に警告を行う警告ディスプレイD1を有している。
また、出入口である注目エリアF2から入ってきた作業者が、手洗場のある注目エリアF3に進入することなく、衛生管理が必要な注目エリアF4に進入しようとした場合には、判定部500は各注目エリアでの動作判定を総合して、作業者の動作の判定を行う。この場合、注目エリアF3での判定が行われていないので、判定部500は当該作業者が手洗いという所定の動作を行っていないと判定する。そして、警告部600が、手洗いが済んでいない旨の警告を出し、規制部610がゲートG1を閉じて作業者を規制する。さらに誘導部620は、手洗場である注目エリアF3へと作業者を誘導する。
出入口である注目エリアF2から入ってきた作業者が、手洗場である注目エリアF3において所定の滞在時間だけ滞在し、所定の動作に適合しない異常な動作が検出されなかった場合、監視システム1の判定部500は、当該作業者が適切に手洗いを行ったものと判定する。このとき、規制部610による規制(図5におけるゲートG1のような規制)を解除し、誘導部620により(図5におけるC2のような誘導表示により)、作業者を作業場へと誘導する。
以上のように、第1の実施形態の監視システム1を用いれば、手洗いによる衛生管理が必要な場所において、作業者の手洗い動作を監視し、作業者が手洗いを適切に行っていないと判定した場合は警告や規制を行い、また、作業者が手洗いを行うように誘導を行うことができる。この監視システム1による衛生管理は、食品工場に限るものではなく、医療現場や感染症対策に用いることが可能である。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態では、監視システム1は、監視対象の移動体と他の移動体とを識別可能な情報を記録する記録手段であるカメラ700と、カメラ700によって得られた移動体の画像などの情報を記録する記録部800とを備えている。図7は、本発明の第2の実施形態における構成を概略的に示すブロック図である。また、図8は、移動体を識別可能な映像として写すカメラ700の設置例を模式的に表した図である。
第1の実施形態で示した監視システムのように、規制部610が、ゲートG1によって移動体の移動を規制している場合、カメラ700はゲートG1を通ろうとする移動体の姿を写せるように設置されている。注目エリア内において所定の動作を行っていない移動体が、このゲートG1を通ろうとしたとき、判定部500は、移動体が所定の動作を行っていない旨の判定を行う。このとき、判定部500は規制部610の規制によってゲートG1が開かないようにロックすると共に、カメラ700に対して、移動体の姿を撮影する旨の命令を送る。そしてカメラ700によって撮影された画像は記録部800に記録される。
したがって、カメラ700により、所定の動作を行っていない移動体を映像として残すことで、監視を行う側が、どの移動体が所定の動作を行わなかったかを把握することが可能となる。また、所定の動作を行わなかった場合に行う警告時に、その移動体自身に対して当該撮影された画像を表示することで、監視が行われていることを明確に示し、警告の効果を高めることが可能となる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態は、移動体に対してあらかじめ非接触型IDタグなどの識別装置を付属させておき、また、監視システム1には、監視対象の移動体と他の移動体とを識別可能な情報を記録する記録手段として、当該IDタグの読み取り装置750が設置されている。また、監視システム1には、読み取り装置750で読み取ったID情報を記録するための記録部800を備えている。図9は、本発明の第3の実施形態における構成を概略的に示すブロック図である。また、図10は、非接触IDタグの読み取り装置750の設置例を模式的に表した図である。
第3の実施形態に係る監視システム1によって監視する移動体は、例えば工場の作業者であり、各作業者の名札や制服などには非接触型IDタグが予め埋め込まれている。第1の実施形態で示した監視システムのように、作業者が通るべきゲートG1が設置されている場合、読み取り装置750は、ゲートG1の前に設置され、ゲートG1を通った作業者(又は、通ろうとした作業者)のID情報を読み取り、当該IDやその通過した時間などの情報を記録部800に記録する。
したがって、第3の実施形態に係る監視システム1によれば、非接触型IDタグにより、個々の移動体の識別が可能となる。よって、移動体ごとに異なる監視体制をとることができ、移動体それぞれで、監視、規制、及び誘導の内容を変えることが可能である。また、入退場の回数や所定の動作と適合しなかった動作を行った頻度などの情報を得ることも可能となる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態は、移動体を検知するための撮像手段に時間差分出力を行わないカメラであるCCDカメラ150を用いる監視システムである。この場合、カメラ自体は時間差分された映像を出力しないため、監視システム10は、CCDカメラ150が出力した時間差分されていない映像を用いて画像処理を行い、移動体の移動軌跡を検出する。図11に、本発明の第4の実施形態の概略的構成の一例を示す。このとき、監視装置10は汎用的なコンピュータシステムである。
監視装置10が有する映像の時間差分を行う画像処理機能は、CPU900がメモリ950から呼び出したプログラム955を実行することによって実現される。またこのとき、監視装置10のその他の機能である移動軌跡検出機能、滞在時間検出機能、動作判定機能もCPU900がメモリ950から呼び出したプログラム955を実行することによって実現される。
したがって、映像の時間差分を行う画像処理を監視装置10にて行うことで、本発明の第4の実施形態に用いる撮像手段は、時間差分を行わない普通のCCDカメラなどのカメラでよく、時間差分の行える特殊なカメラを用いることなく、監視システム1を提供することが可能となる。
また、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲にとって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 監視システム
10 監視装置
100 差分カメラ
200 エリア設定部
300 軌跡検出部
400 滞在時間検出部
500 判定部
600 警告部
610 規制部
620 誘導部
700 カメラ
750 読み取り装置
800 記録部
900 CPU
950 メモリ
955 プログラム

Claims (10)

  1. 視エリア内に注目エリアを設定する設定手段と、
    前記監視エリアの映像に基づいて、前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出する第1の検出手段と、
    前記監視エリアの映像に基づいて、前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出する第2の検出手段と、
    前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を実行したか否かを判定する判定手段と
    前記判定手段によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に対して、前記所定の動作を行うように警告を行う警告手段と
    を備える、監視システム。
  2. 前記判定手段によって前記所定の動作を行っていないと判定された移動体に対して、前記監視エリアからの退出を規制する規制手段
    をさらに備える、請求項に記載の監視システム。
  3. 前記監視エリア内に進入してきた移動体を前記注目エリアに誘導する誘導手段
    をさらに備える、請求項1からのいずれか一つに記載の監視システム。
  4. 前記判定手段によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に関する、他の移動体と識別可能な情報を記録する記録手段
    をさらに備える、請求項1からのいずれか一つに記載の監視システム。
  5. 前記移動体は人間であり、
    前記記録手段は、前記人間を撮影するカメラである、請求項に記載の監視システム。
  6. 前記記録手段は、前記移動体に付与された識別情報を読み取る読み取り装置である、請求項に記載の監視システム。
  7. 前記監視エリアの映像は、時間差分画像を出力する動体センサにより撮像される映像である、請求項1からのいずれか一つに記載の監視システム。
  8. 前記移動体は人間であり、
    前記所定の動作は手洗い動作である、請求項1からのいずれか一つに記載の監視システム。
  9. 監視エリア内に注目エリアを設定する設定手段と、
    前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出する第1の検出手段と、
    前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出する第2の検出手段と、
    前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を実行したか否かを判定する判定手段と
    前記判定手段によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に対して、前記所定の動作を行うように警告を行う警告手段と
    を備える、監視装置。
  10. (A)監視エリアを撮像するステップと、
    (B)前記監視エリア内に注目エリアを設定するステップと、
    (C)前記ステップ(A)によって撮像された映像に基づいて、前記監視エリア内を移動する移動体の移動軌跡を検出するステップと、
    (D)前記ステップ(A)によって撮像された映像に基づいて、前記注目エリア内における前記移動体の滞在時間を検出するステップと、
    (E)前記移動軌跡と前記滞在時間とに基づいて、前記移動体が所定の動作を行ったか否かを判定するステップと
    (F)前記ステップ(E)によって前記所定の動作を実行していないと判定された移動体に対して、前記所定の動作を行うように警告するステップと
    を備える、監視方法。

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