JP5884388B2 - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機の制御装置に関し、より詳細には、商品を収納する複数のコラムの中に、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を収納するコラムを少なくとも一つ有し、販売指令が与えられた場合に該当するコラムより商品を払い出して販売する自動販売機の制御装置に関するものである。
従来、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の各種商品を複数のコラムにそれぞれ収納しておき、購買者が所望の商品に割り当てられた選択ボタンを押圧操作すると、該当する商品をコラムから払い出して商品取出口より取り出し可能な状態にする自動販売機が知られている。
このような自動販売機においては、例えば乳製品等のように高温になる腐敗してしまう商品、すなわち決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品(以下、ヘルスコード対象商品とも称する)を販売対象とするものがあり、かかるヘルスコード対象商品を所定のコラムに収納している。
ヘルスコード対象商品を販売対象とする自動販売機では、ヘルスコード対象商品を収納するコラムが設けられた商品収容庫(以下、特定商品収容庫ともいう)の庫内温度が、予め設定された管理温度を連続して超えた時間(連続超時間)が予め決められた閾値を超えると、販売禁止にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−211696号公報
ところで、上述した自動販売機では、特定商品収容庫の庫内温度の連続超時間が閾値を超えた場合にヘルスコード対象商品を販売禁止にしているので、該連続超時間が閾値よりも数秒間程度短いとヘルスコード対象商品が販売禁止とはならない。そのため、閾値よりも数秒間程度短い連続超時間を何度も繰り返すと、ヘルスコード対象商品は禁止温度を超える可能性があるが、ヘルスコード対象商品は販売禁止とならず、利用者に選択されることで販売されることがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品の温度管理をより細やかに行うことができ、利用者に対して特定商品の安心感を付与することができる自動販売機の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機の制御装置は、商品を収納する複数のコラムの中に、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を収納するコラムを少なくとも一つ有し、販売指令が与えられた場合に該当するコラムより商品を払い出して販売する自動販売機の制御装置において、前記特定商品を収納するコラムを有する商品収容庫の庫内温度が予め設定された管理温度を超えたときの基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値の積算値が予め決められた閾値を超える場合に、前記特定商品が前記禁止温度を超えるものとして該特定商品の販売を禁止する制御手段を備え、前記制御手段は、入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の途中積分値を算出し、この途中積分値を加算して前記積算値を算出し、入力した庫内温度が管理温度を超えていないが前回入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の全体積分値を算出し、この全体積算値を加算して前記積算値を算出することを特徴とする。
また、本発明に係る自動販売機の制御装置は、商品を収納する複数のコラムの中に、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を収納するコラムを少なくとも一つ有し、販売指令が与えられた場合に該当するコラムより商品を払い出して販売する自動販売機の制御装置において、前記特定商品を収納するコラムを有する商品収容庫の庫内温度が予め設定された管理温度を超えたときの時間の積算値が予め決められた閾値を超える場合に、前記特定商品が前記禁止温度を超えるものとして該特定商品の販売を禁止する制御手段を備え、前記制御手段は、入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における途中時間を算出し、この途中時間を加算して前記積算値を算出し、入力した庫内温度が管理温度を超えていないが前回入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの全体時間を算出し、この全体時間を加算して前記積算値を算出することを特徴とする。
本発明の自動販売機の制御装置によれば、制御手段が、特定商品を収納するコラムを有する商品収容庫の庫内温度が予め設定された管理温度を超えたときの状態量の積算値が予め決められた閾値を超える場合に、特定商品が禁止温度を超えるものとして該特定商品の販売を禁止するので、従来の連続超時間での判定では販売可能にしてしまった特定商品を販売禁止にできる。従って、特定商品の温度管理をより細やかに行うことができ、利用者に対して特定商品の安心感を付与することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である制御装置が適用された自動販売機を示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態である制御装置が適用された自動販売機を示す断面側面図である。 図3は、本発明の実施の形態である制御装置が適用された自動販売機の主な制御系を示すブロック図である。 図4は、制御手段が実施するヘルスコード管理制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 図5は、特定商品(ヘルスコード対象商品)を収納するコラムが設けられた商品収容庫の庫内温度の変化を時間の変化とともに示す説明図である。 図6は、制御手段が実施するヘルスコード管理制御処理の処理内容の変形例を示すフローチャートである。 図7は、特定商品(ヘルスコード対象商品)を収納するコラムが設けられた商品収容庫の庫内温度の変化を時間の変化とともに示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の制御装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明の実施の形態である制御装置が適用された自動販売機を示すものであり、図1は正面図、図2は断面側面図、図3は主な制御系を示すブロック図である。ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の容器入り飲料を商品として販売するものである。
この自動販売機の本体キャビネット1には、複数の商品収容庫2が設けてある。商品収容庫2は、それぞれ断熱構造を有しており、内部雰囲気を所望の温度状態に維持することができる。各商品収容庫2には、複数の商品収納ラック3が設けてあり、これら商品収納ラック3にコラムが設定してある。コラムは、同一種類の商品が収容される収容単位であり、販売する商品に応じて1、若しくは複数の商品収納ラック3が対応している。商品収納ラック3は、上下方向に沿って蛇行する商品収納通路4を有しており、かかる商品収納通路4に商品が収納されるサーペンタイン式のものである。これら商品収納ラック3には、それぞれの下方部に商品の搬出制御を行うためのベンドメック5が設けてあるとともに、個々のベンドメック5に商品の売り切れを検出する売切センサ6が設けてある。
そして、これら複数のコラムには、例えば乳製品のように決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品(ヘルスコード対象商品)を収納するコラムが少なくとも一つ含まれている。
上記自動販売機には、コラムに対応した商品選択ボタン7及び売切ランプ8が設けてあるとともに、貨幣処理装置9、一体表示器10、冷却ユニット11及び庫内温度センサ12が設けてある。
商品選択ボタン7は、利用者が購入商品を選択するためのものである。このような商品選択ボタン7は、本体キャビネット1の前面開口を開閉する外扉13の前面に、商品見本14とともに配設してある。個々の商品選択ボタン7は、利用者によって押圧操作された場合にそれぞれの出力信号を後述の制御手段20に対して出力する。
売切ランプ8は、利用者に対して商品が販売可能であるか否かを表示するためのもので、個々の商品選択ボタン7に内蔵されている。
貨幣処理装置9は、コインメカニズムやビルバリデータと称されるものであり、利用者によって、外扉13の前面に設けられた硬貨投入口15若しくは紙幣挿通口16を通じて貨幣(硬貨若しくは紙幣)が投入された場合にこれを鑑別し、その鑑別結果を制御手段20に出力するものである。一体表示器10は、投入金額や釣銭金額等、商品を購入する場合に必要となるデータを表示するためのもので、例えば液晶表示器によって構成してある。
冷却ユニット11は、圧縮機11a及び電磁弁(図示せず)等により構成されるものである。圧縮機11aは、凝縮器11b、膨張機構11c及び蒸発器11dとともに冷媒を循環させる冷媒回路を構成しており、蒸発器11dで蒸発した冷媒を吸引して圧縮するものである。凝縮器11bは、圧縮機11aから吐出された冷媒を周囲空気で冷却することにより凝縮させるものである。膨張機構11cは、凝縮器11bで凝縮した冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。蒸発器11dは、各商品収容庫2の内部に配設してあり、通過する冷媒が蒸発することにより自身が配設された商品収容庫2の内部空気を冷却するものである。
電磁弁は、上記冷媒回路における各蒸発器11dの上流側に配設してある。電磁弁は、開閉可能な弁体であり、閉指令が与えられることにより閉成して自身の下流側の蒸発器11dに冷媒が流れることを規制する一方、開指令が与えられることにより開成して該蒸発器11dに冷媒が流れることを許容するものである。
庫内温度センサ12は、本体キャビネット1における各商品収容庫2の内部に配設してあり、商品収容庫2の庫内温度(内部温度)を検出するものである。この庫内温度センサ12は、庫内温度を検出した場合、その庫内温度を検出信号として制御手段20に出力するものである。
また、上記自動販売機には、扉開閉センサ17及びリモコン18が設けられている。扉開閉センサ17は、外扉13の開閉を検出するものであり、外扉13が開移動した場合にオン信号を制御手段20に出力し、外扉13が閉移動して前面開口を閉塞した場合にオフ信号を出力するものである。
リモコン18は、商品収納ラック3に対するコラムの設定や、コラムと商品選択ボタン7との対応付け、販売価格の設定等、商品の販売に関わる各種設定や確認を行うための入力手段であり、各種機能キーやテンキー等の入力部18aが設けてある。このようなリモコン18は、入力部18aが操作された場合には、その出力信号を制御手段20に出力するものである。かかるリモコン18は、自動販売機の管理者やルート作業者と称されるオペレータが操作するものであり、施錠された外扉13を解錠して開放した場合にのみ操作することが可能である。
自動販売機の制御手段20は、図3に示すように、売切センサ6、貨幣処理装置9、商品選択ボタン7、庫内温度センサ12、扉開閉センサ17、リモコン18から出力された信号が与えられた場合、予めメモリ21に格納してあるプログラムやデータに従って商品収納ラック3のベンドメック5、売切ランプ8、一体表示器10、冷却ユニット11等の動作を制御するもので、入力制御部20a、出力制御部20b、販売管理制御部20c及びヘルスコード管理制御部20dを有している。
入力制御部20aは、自動販売機を構成する各部から出力された信号を入力処理するものである。出力制御部20bは、自動販売機を構成する各部に対して指令を出力処理するものである。
販売管理制御部20cは、商品の販売に関わる処理を統括的に制御するものである。より詳細には、リモコン18の操作により商品収納ラック3に対してコラムが設定され、更にコラムに対して商品選択ボタン7及び販売価格が対応付けられた場合に、販売管理制御部20cによってコラムの番号と商品収納ラック3と商品選択ボタン7と販売価格とが互いに対応付けられてメモリ21に格納されることになる。
また、販売管理制御部20cは、貨幣処理装置9に貨幣が投入された場合、投入貨幣が販売価格以上となった時点で該当する商品選択ボタン7を有効化する。有効化した商品選択ボタン7が押圧操作された場合、販売管理制御部20cは、対応するコラムの商品収納ラック3に設けられたベンドメック5を動作させて商品を一つ払い出す動作を行う。
更に、販売管理制御部20cは、売切センサ6を通じて商品収納ラック3の商品を監視し、商品無しを検出した場合、対応するコラムの売切ランプ8を点灯して売切状態であることを報知する処理を行う。
ヘルスコード管理制御部20dは、ヘルスコード対象商品についての販売に関わる処理を制御するものである。より具体的には、ヘルスコード対象商品を収納するコラムが設けられた商品収容庫(以下、特定商品収容庫ともいう)2の庫内温度が管理温度を超えるときの基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値を算出し、かかる積分値の積算値を算出するものである。そして、ヘルスコード管理制御部20dは、その積算値が閾値を超える場合に、ヘルスコード対象商品が決められた禁止温度を超えているものとして当該ヘルスコード対象商品の販売を禁止するものである。ここで管理温度や閾値は、ヘルスコード対象商品の特性に応じて予め決められており、それぞれがメモリ21に記憶されている。このメモリ21には、ヘルスコード管理制御部20dで算出した積分値(全体積分値)も記憶されている。
図4は、上述した制御手段20が実施するヘルスコード管理制御処理の処理内容を示すフローチャートであり、図5は、ヘルスコード対象商品を収納するコラムが設けられた商品収容庫2の庫内温度の変化を時間の変化とともに示す説明図である。これら図4及び図5を用いて、ヘルスコード管理制御処理の処理内容を説明する。
かかるヘルスコード管理制御処理は、開成された外扉13が閉成された後の次に開成されるまでの間に行われるものである。図5に示す時点t1で外扉13が開成され、時点t2で外扉13が閉成されたものとし、時点t7で外扉13が再び開成されたものとする。この図5において、時点t3で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度(図示の例では23℃)を上回る状態から管理温度以下の状態に変わり、時点t4で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わり、時点t5で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下の状態に変わり、時点t6で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わるものとする。
このヘルスコード管理制御処理において制御手段20は、入力制御部20aを通じて庫内温度センサ12より特定商品収容庫2の庫内温度を入力処理した場合(ステップS101:Yes)、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21から管理温度を読み出して庫内温度が管理温度を超えているか否かを判断する(ステップS102)。
庫内温度が管理温度を超えている場合(ステップS102:Yes)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における基準温度(図5の例では0℃)を基準とする庫内温度変化の積分値(途中積分値)を算出する(ステップS103)。より具体的に説明すると、現時点が図5における時点t4から時点t5の間である場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点がt4となり、時点t4から現時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値を算出する。また、現時点が図5における時点t6から時点t7の間である場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点がt6となり、時点t6から現時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値を算出する。
一方、庫内温度が管理温度を超えていない場合(ステップS102:No)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えているか否かを判断する(ステップS104)。そして、前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えていない場合には(ステップS104:No)、前回庫内温度を入力処理した時点と現時点(今回庫内温度を入力処理した時点)との間に庫内温度が管理温度を超えていないため、制御手段20は、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えている場合には(ステップS104:Yes)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値(全体積分値)を算出し、算出した積分値をメモリ21に格納する(ステップS105)。より具体的に説明すると、現時点が図5における時点t5から時点t6の間であり、前回庫内温度を入力処理した時点が時点t4から時点t5の間であるとすると、現時点と前回庫内温度を入力処理した時点との間には、必ず庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点t5が存在する。よって、この場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点t4から時点t5までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値(全体積分値)を算出し、算出した積分値をメモリ21に格納する。
このようにステップS103で積分値(途中積分値)を算出した制御手段20、若しくはステップS105で積分値(全体積分値)を算出した制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて積算値を算出する(ステップS106)。
このステップS106について詳細に説明する。まず、ステップS103で途中積分値を算出した場合には、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21に格納してある全体積分値(外扉13を閉成させてからの全体積分値)を読み出し、かかる全体積分値にステップS103で算出した途中積分値を加算して積算値を算出する。図5を用いて説明すると、現時点が時点t4と時点t5との間にある場合には、メモリ21に格納してある時点t2から時点t3までの間における全体積分値を読み出して、かかる全体積分値と、時点t4から現時点までの途中積分値とを加算して積算値を算出する。
次に、ステップS105で全体積分値を算出した場合には、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21に格納してある全体積分値(外扉13を閉成させてからの全体積分値)を読み出し、かかる全体積分値にステップS105で算出した全体積分値を加算して積算値を算出する。図5を用いて説明すると、現時点が時点t5と時点t6との間にある場合には、メモリ21に格納してある時点t2から時点t3までの間における全体積分値を読み出して、かかる全体積分値と、時点t4から時点t5までの間における全体積分値とを加算して積算値を算出する。
積算値を算出した制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21から閾値を読み出して、積算値が閾値を超えるか否かを比較して積算値が閾値を超える場合(ステップS107:Yes)、ヘルスコード対象商品を販売禁止にし(ステップS108)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このようなヘルスコード管理制御処理は、外扉13が再び開成されることでリセットされ、メモリ21等に格納された各積分値は消去される。
以上説明したような本実施の形態の制御装置においては、制御手段20が、特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を超えたときの基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値の積算値が閾値を超える場合に、該当するヘルスコード対象商品の販売を禁止するので、従来の連続超時間での判定では販売可能にしてしまったヘルスコード対象商品を販売禁止にできる。従って、本実施の形態である制御装置によれば、ヘルスコード対象商品の温度管理をより細やかに行うことができ、利用者に対してヘルスコード対象商品の安心感を付与することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態においては、特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を超えたときの基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値の積算値を用いて判定を行っていたが、本発明では、以下に説明するように特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を超えたときの時間の積算値を用いて判定を行ってもよい。
図6は、上述した制御手段20が実施するヘルスコード管理制御処理の処理内容の変形例を示すフローチャートであり、図7は、ヘルスコード対象商品を収納するコラムが設けられた商品収容庫2の庫内温度の変化を時間の変化とともに示す説明図である。これら図6及び図7を用いて、ヘルスコード管理制御処理の処理内容の変形例を説明する。
かかるヘルスコード管理制御処理は、開成された外扉13が閉成された後の次に開成されるまでの間に行われるものである。図7に示す時点t11で外扉13が開成され、時点t12で外扉13が閉成されたものとし、時点t17で外扉13が再び開成されたものとする。この図7において、時点t13で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度(図示の例では23℃)を上回る状態から管理温度以下の状態に変わり、時点t14で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わり、時点t15で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下の状態に変わり、時点t16で特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わるものとする。
このヘルスコード管理制御処理において制御手段20は、入力制御部20aを通じて庫内温度センサ12より特定商品収容庫2の庫内温度を入力処理した場合(ステップS201:Yes)、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21から管理温度を読み出して庫内温度が管理温度を超えているか否かを判断する(ステップS202)。
庫内温度が管理温度を超えている場合(ステップS202:Yes)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における時間(途中時間)を算出する(ステップS203)。より具体的に説明すると、現時点が図7における時点t14から時点t15の間である場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点がt14となり、時点t14から現時点までの間における時間を算出する。また、現時点が図7における時点t16から時点t17の間である場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点がt16となり、時点t16から現時点までの間における時間を算出する。
一方、庫内温度が管理温度を超えていない場合(ステップS202:No)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えているか否かを判断する(ステップS204)。そして、前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えていない場合には(ステップS204:No)、前回庫内温度を入力処理した時点と現時点(今回庫内温度を入力処理した時点)との間に庫内温度が管理温度を超えていないため、制御手段20は、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
前回入力処理した庫内温度が管理温度を超えている場合には(ステップS204:Yes)、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの時間(全体時間)を算出し、算出した時間をメモリ21に格納する(ステップS205)。より具体的に説明すると、現時点が図7における時点t15から時点t16の間であり、前回庫内温度を入力処理した時点が時点t14から時点t15の間であるとすると、現時点と前回庫内温度を入力処理した時点との間には、必ず庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点t15が存在する。よって、この場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点t14から時点t15までの時間(全体時間)を算出し、算出した時間をメモリ21に格納する。
このようにステップS203で時間(途中時間)を算出した制御手段20、若しくはステップS205で時間(全体時間)を算出した制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じて積算値を算出する(ステップS206)。
このステップS206について詳細に説明する。まず、ステップS203で途中時間を算出した場合には、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21に格納してある全体時間(外扉13を閉成させてからの全体時間)を読み出し、かかる全体時間にステップS203で算出した途中時間を加算して積算値を算出する。図7を用いて説明すると、現時点が時点t14と時点t15との間にある場合には、メモリ21に格納してある時点t12から時点t13までの間における全体時間を読み出して、かかる全体時間と、時点t14から現時点までの途中時間とを加算して積算値を算出する。
次に、ステップS205で全体時間を算出した場合には、制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21に格納してある全体時間(外扉13を閉成させてからの全体時間)を読み出し、かかる全体時間にステップS205で算出した全体時間を加算して積算値を算出する。図7を用いて説明すると、現時点が時点t15と時点t16との間にある場合には、メモリ21に格納してある時点t12から時点t13までの間における全体時間を読み出して、かかる全体時間と、時点t14から時点t15までの間における全体時間とを加算して積算値を算出する。
積算値を算出した制御手段20は、ヘルスコード管理制御部20dを通じてメモリ21から閾値を読み出して、積算値が閾値を超えるか否かを比較して積算値が閾値を超える場合(ステップS207:Yes)、ヘルスコード対象商品を販売禁止にし(ステップS208)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このように制御手段20が、特定商品収容庫2の庫内温度が管理温度を超えたときの時間の積算値が閾値を超える場合に、該当するヘルスコード対象商品の販売を禁止するので、従来の連続超時間での判定では販売可能にしてしまったヘルスコード対象商品を販売禁止にできる。従って、ヘルスコード対象商品の温度管理をより細やかに行うことができ、利用者に対してヘルスコード対象商品の安心感を付与することができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機の制御装置は、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を販売する自動販売機に有用である。
1 本体キャビネット
2 商品収容庫
3 商品収納ラック
5 ベンドメック
6 売切センサ
7 商品選択ボタン
8 売切ランプ
9 貨幣処理装置
10 一体表示器
11 冷却ユニット
12 庫内温度センサ
17 扉開閉センサ
18 リモコン
18a 入力部
20 制御手段
20a 入力制御部
20b 出力制御部
20c 販売管理制御部
20d ヘルスコード管理制御部
21 メモリ

Claims (2)

  1. 商品を収納する複数のコラムの中に、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を収納するコラムを少なくとも一つ有し、販売指令が与えられた場合に該当するコラムより商品を払い出して販売する自動販売機の制御装置において、
    前記特定商品を収納するコラムを有する商品収容庫の庫内温度が予め設定された管理温度を超えたときの基準温度を基準とする庫内温度変化の積分値の積算値が予め決められた閾値を超える場合に、前記特定商品が前記禁止温度を超えるものとして該特定商品の販売を禁止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の途中積分値を算出し、この途中積分値を加算して前記積算値を算出し、入力した庫内温度が管理温度を超えていないが前回入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの間における基準温度を基準とする庫内温度変化の全体積分値を算出し、この全体積算値を加算して前記積算値を算出することを特徴とする自動販売機の制御装置。
  2. 商品を収納する複数のコラムの中に、決められた禁止温度を超えると提供が禁止される特定商品を収納するコラムを少なくとも一つ有し、販売指令が与えられた場合に該当するコラムより商品を払い出して販売する自動販売機の制御装置において、
    前記特定商品を収納するコラムを有する商品収容庫の庫内温度が予め設定された管理温度を超えたときの時間の積算値が予め決められた閾値を超える場合に、前記特定商品が前記禁止温度を超えるものとして該特定商品の販売を禁止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から現時点までの間における途中時間を算出し、この途中時間を加算して前記積算値を算出し、入力した庫内温度が管理温度を超えていないが前回入力した庫内温度が管理温度を超えている場合には、前回庫内温度が管理温度以下の状態から管理温度を上回る状態に変わった時点から庫内温度が管理温度を上回る状態から管理温度以下となる状態に変わった時点までの全体時間を算出し、この全体時間を加算して前記積算値を算出することを特徴とする自動販売機の制御装置。
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