JP5883947B2 - ウェブ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェブ容器に関する。特に、外観に優れ、容易に製造できるウェブ容器に関する。
ティッシュペーパーやウエットティシュが家庭用としてまた業務用として盛んに利用されており、その利用分野は益々拡大している。ティッシュペーパーは、単にティッシュとも称され、薄く柔らかい繊維シートで、難水溶性の日用品であり、柔軟性に富み素材としても柔らかいため、多様な用途で用いられている。通常、2枚一組として2枚の繊維シートの裏面を合わせ表面を外に出すことで、どちらの面も肌触り等を良くしている。以降、2枚一組のティッシュペーパーを1枚とみなす。また、ウエットティシュは不織布等の繊維シートに薬剤、化粧料等の含浸剤を含浸せしめたもので、手の汚れ落し、消毒や赤ちゃんのおしり拭き等の目的で利用されている。ティッシュペーパーやウエットティシュ等のような繊維シートをウェブと総称する。
従来から、ティッシュペーパーやウエットティシュを折りたたんで軟質フィルムにて形成された袋体に収納し、該袋体に形成された開口から1枚ずつ取り出せるようになされ、使いやすくしたものが用いられている。該袋体は携帯には便利ではあるが、変形しやすく、かつ、卓上に置いたときに底面が平面とはならないので安定性に乏しく、外観も決してよいものではない。よって、室内で卓上に置くに適しているとはいえないものであった。
そこで、卓上に安定して置かれるようにすると共に、外観もよくするために、ウェブを収納した袋体であるウェブ収納体を容器に入れることが行われている。該容器は、容易に変形しないように制作されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−168341
しかし、容器は、通常、プラスチックで形成され、光沢にも乏しく、外観上優れたものではない。よって、例えば応接間等の来客のある室内に置くには、あまり適したものではなかった。また、ティッシュペーパーやウエットティシュを使い終わった後にウェブ収納体を容器に詰め替える作業はユーザーにとって面倒なものである。容器ごと使い捨てにすれば、ユーザーにとっては使い勝手がよくなる。ただし、ティッシュペーパーやウエットティシュでは、コストを極力低くすることも重要である。
そこで本発明は、コストを低く抑えつつ、容易に製造でき、しかも外観に優れた、容器にウェブ収納体を収容したウェブ容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様に係るウェブ容器は、例えば図1および図2に示すように、折りたたまれたウェブ80を収納するウェブ収納体60と、ウェブ収納体60を囲んで多面体形状に形成された透明プラスチック製のカバー20と、カバー20とウェブ収納体60の間に配置される中間層40とを備える、ウェブ容器10であって;ウェブ収納体60は、ウェブ80を収納する袋体62であってウェブ80を取り出すための開口部64が形成された袋体62と、開口部64に接続された取出し口部材70とを備え、カバー20の一面には、取出し口部材70が係合される開口部26が形成され、中間層40は、平面シートから形成され、カバー20の少なくとも隣り合う2面22a・22bにまたがって配置されていることを特徴とする。なお、多面体形状には、曲面が含まれる形状も含む。また、多面体形状では、2面の間の稜線が角張らずに滑らかに形成される場合も含む。
このように構成すると、外観上は透明プラスチック材のカバーを通して中間層が見えて美観に優れ、かつ、中間層がカバーの少なくとも2面にまたがるので面の稜線部分においても透明プラスチック材からなるカバーを通して中間層が見えることになり、優れた外観を得ることができる。しかも、そのようなウェブ容器が容易に製造できる。
本発明の第二の態様に係るウェブ容器は、第一の態様に係るウェブ容器において、例えば図1に示すように、多面体形状が略直方体形状であり、中間層40が、カバー20の連続する3面22b・22a・22dにまたがって配置されている。なお、略直方体形状とは、概して六面体形状を有していればよい。面の間の稜線は、滑らかに形成されてもよい。また、各隣接する面が直角に交わらなくてもよい。例えば図1に示すように、略直方体形状には、底面(図の下方)に向けて徐々に広がる形状も含まれる。また、略直方体形状では、1面にはカバーの面が形成されていない形状を含む。
このように構成すると、透明プラスチック材からなるカバーの連続する3面を通して中間層が見えるのでさらに美観に優れ、略直方体形状であるので、持ち易く、かつ、箱などに収容し易い、ウェブ容器となる。さらにほぼ直方体形状になされたウェブ収納体を収容し易い。
本発明の第三の態様に係るウェブ容器は、第二の態様に係るウェブ容器において、例えば図1に示すように、中間層40が、カバー20の開口部26が形成された上面22aと、上面22aに隣接し対向する2つの側面22b・22dに配置されている。
このように構成すると、ウェブを取り出すためにウェブ容器を開口部側から見ると、正面および両側面で透明プラスチック材からなるカバーを通して中間層が見える。よって、外観のさらに優れたウェブ容器となる。
本発明の第四の態様に係るウェブ容器は、第一ないし第三のいずれかの態様に係るウェブ容器において、例えば図1に示すように、中間層40がまたがって配置されているカバー20の2面22a・22bの間の稜線24abが、角部のない滑らかな形状に形成されている。
このように構成すると、稜線が角張っていないので、稜線においても外部から中間層が見える。よって、外観のさらに優れたウェブ容器となる。
本発明によれば、ウェブ容器は、透明プラスチック材からなるカバーとウェブ収納体との間に配置された中間層が、カバーの少なくとも隣り合う2面にまたがって配置されていることにより、外観上は透明プラスチック材のカバーを通して中間層が見えて美観に優れ、かつ、中間層がカバーの少なくとも2面にまたがるので面の稜線部分においても透明プラスチック材からなるカバーを通して中間層が見えることになり、優れた外観を得ることができる。しかも、そのようなウェブ容器が、容易に製造できる。さらなる効果として、複雑な形状のカバーや袋体に商品表示等の印刷をすることを省略し、中間層にデザインや情報を印刷することにより、例えば複数のデザインのウェブ容器を製造することが可能となる。ウェブ収納体やカバーを無印で大量生産し、中間層の印刷を変更するだけで済むので、デザインの変更も極めて容易である。
ウェブ容器の構成を説明する斜視図である。内部が見えるように一部を切欠いて図示している。 図1とは別のウェブ容器の構成を説明する断面図である。 カバーの斜視図である。 結合部材を示す斜視図で、(a)は開閉蓋を閉じた状態、(b)は開閉蓋を開いた状態を示す カバーの変形例を示す斜視図である。 中間層の展開図である。 図6とは別の中間層の展開図である。 ウェブ容器の外観を説明するための部分断面図であり、(a)は本発明によるウェブ容器に光が当たった場合、(b)は従来のウェブ容器に光が当たった場合の光の反射状態を示す。 カバーの2面にまたがる中間層を示すウェブ容器の部分断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する部品には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、ウェブ容器10の構成を説明する斜視図である。内部が見えるように一部を切欠いて図示している。中間層40に描かれているデザインである星印は、カバー20を通して見えることになる。
ウェブ容器10は、ウェブ収納体60をカバー20の内部に収容している。すなわち、カバー20がウェブ収納体60を囲んでいる。なお、カバー20がウェブ収納体60を囲んでいるとは、カバー20がウェブ収納体60の全方向を完全に覆っていない場合も含む。カバー20の内側に中間層40が配置されている。そして、カバー20の開口部26には、結合部材32が固定されている。ウェブ収納体60は、袋体62内に折り畳まれた多数のウェブ80を収納している。なお、ウェブ80は、一つながりの長尺のものが連続して折り畳み状またはロール状に積層されて、所定間隔毎に分断部が形成され、分断部で分断して使用するもの等でもよい。ウェブ容器10の底面(図1中の下面)には収容されたウェブ収納体60がカバー20から飛び出すことを防止するために底蓋(不図示)が取り付けられてもよい。底蓋は、テープシール等でもよい。
図2は、ウェブ容器10の断面図である。図2では、開閉蓋34を開いた状態を破線で示す。なお、図2のウェブ容器10では、カバー20の側面22c・22eの内側にも中間層40が配置され、かつ、稜線24ac・24aeが滑らかに形成されている点で、図1のウェブ容器10と異なる。
ここで図3をも参照して、カバー20について説明する。図3は、カバー20の斜視図である。図3は、結合部材32と開閉蓋34がカバー20に固定された状態を示す。カバー20は、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等の透明プラスチック材で形成される。ここで、透明プラスチック材は、カバー20を通して内部が見えればよく、内部がかすんで見えるような半透明なプラスチック材をも含む。
カバー20は、略直方体形状に形成されている。カバー20は、図3中で上部に示される上面22a、上面22aと隣接する4つの側面22b・22c・22d・22eとを有する。なお、上面22aと相対する図3中の下部は、面が形成されておらず、開放されている。そして、上面22aと隣接する4つの側面22b・22c・22d・22eとの間の稜線24ab・24ac・24ad・24aeおよび4つの側面22b・22c・22d・22eの間の稜線24bc・24cd・24de・24beは角部や凹凸等のない滑らかな形状に形成されている。ここで、滑らかな形状とは、角部や凹凸がなく、典型的には丸みのつけられた形状で、その曲率半径は1〜50mm程度、好ましくは2〜20mm程度である。曲率半径が小さすぎると中間層40がカバー20に沿って配置されにくくなり、しわを生じやすくなる。逆に曲率半径が大きすぎるとウェブ収納体60を収容しにくくなる。なお、滑らかな形状は、稜線の両側の面に接する部分で曲率半径が大きくなる緩和曲線形状等でもよく、その曲率半径の最小値が上述の範囲であることが好ましい。また、4つの側面22b・22c・22d・22eは上面22aから離れるにつれ徐々に広がるように形成されている。このように、略直方体形状は、1面にはカバー20の面が形成されていない形状を含む。また、略直方体形状は、面の間の稜線が滑らかに形成される形状を含む。さらに、略直方体形状は、隣り合う面が直交しない形状をも含む。なお、面には、上部にある開口部26以外の開口部が形成されてもよい。また、中間層40やウェブ収納体60を挿入する開口(不図示)等が、カバーの底面ではなく側面に形成されてもよい。
図1に示すように、ウェブ容器10の上面には、ウェブを取り出すための開閉蓋34が配置される。図4は、結合部材32と一体に形成された開閉蓋34を示す斜視図で、(a)は開閉蓋34を閉じた状態、(b)は開閉蓋34を開いた状態を示す。
結合部材32は、取出し口部材70と結合してカバー20を挟持して、カバー20を固定する部材である。後述するように、結合部材32がカバー20を挟んでウェブ収納体60の取出し口部材70と結合することにより、ウェブ収納体をカバー20の開口部26に吊り下げた状態に固定する。
結合部材32は、開閉蓋34の開閉時に大きな力が作用するので、剛性を高くする必要がある。また、結合部材32と開閉蓋34との継手部分が弾性変形する必要がある。よって、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のプラスチック材料を用いて、比較的厚肉に形成される。
次に、図2を参照して、ウェブ収納体60について説明する。ウェブ収納体60にはウェブ80が折りたたまれて軟質フィルム等にて形成された袋体62に収納されている。ウェブ80は、不織布等のような繊維から形成されたシート状のものである。ティッシュペーパーやウェットティッシュが代表的であるが、これらには限定されない。
ウェブ収納体60は、内部に方形のウェブ80が折りたたまれて収納されるので、直方体状の形状をしているのが一般的である。しかし、袋体62の製造上、袋体62にウェブ80を収納した上で圧着するための張り出しが、両側に形成されることが多い。袋体62は、これには限られず、どのような構造でもよい。
袋体62には、ウェブ80を袋体62から取り出すための開口部64が形成されている。そして、ウェブ収納体60の開口部64には、取出し口部材70が配置される。
取出し口部材70の外周71が開口部64の周囲の袋体62に密着される。外周71は、袋体62に溶着されても、接着されてもよい。取出し口部材70を袋体62の開口部64に接続できれば、どのような方法を用いてもよい。なお、図2では袋体62は、取出し口部材70の外周71の上面に接着されているが、外周71の下面に接着しても差し支えない。
取出し口部材70の中央部は、ウェブ80を取り出す経路になっている。最下部には抵抗付与板78があり、複数のウェブ80が繋がったまま取り出されることを防止するために抵抗を与える小孔が形成されている。抵抗付与板78の上部はポップアップしたウェブの先端を収納する空間である。ウェブ80の先端は抵抗付与板78の小孔に保持されているので次にウェブ80の先端を摘まむことが容易になる。
取出し口部材70の中央最上部、すなわちウェブ先端の収納空間の上部は、筒状の開閉蓋受け部76があり、その外周である開閉蓋受け部76に形成された凹溝が開閉蓋34の閉止用部材38の凸条と嵌合する。かかる嵌合機構によって使用後にウェブ容器10を密封し、ウェブ80が乾燥することを好適に防止する。また、図4では開閉蓋34のヒンジ部は結合部材32と一体に形成されているが、開閉蓋34は後述の取出し口部材70と一体に形成することも、全く独立の部品とすることも可能である。なお、ウェブ収納体60の密閉は他の構造、例えば粘着シールによっても可能である。開閉蓋受け部76と抵抗付与板78の中間に、タブ付きのシール(不図示)が配置し、ウェブ容器10の使用前には該シールでウェブ収納体60の内部が密封されるようにしてもよい。なお、シールは、使用時にタブを引っ張ることにより、簡単に取り除けるようにされる。
取出し口部材70の上部外縁74には、凸条部が形成され、凸条部が結合部材32の内周に形成された凹溝と嵌合する。このように、取出し口部材70は、結合部材32と係合し、カバー20の開口部26を挟んで保持する。
したがって、ウェブ収納体60は、取出し口部材70を介して、カバー20から吊り下げられる。よって、ウェブ80の残量が少なくなって袋体62が潰れるようになってきても、ウェブ80を袋体62から取り出す開口部64はカバー20の開口部26から離れない。そのため、常に開口部26からウェブ80を取り出し易い。なお、図2では、取出し口部材70とカバー20の間に大きな間隙があるが、図を見易くするためである。間隙は無くてもよいし、小さな間隙があってもよい。
取出し口部材70は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のプラスチック材料を用いて形成される。なお、取出し口部材70の構成は、図2に示す構成には限定されず、他の構成でもよい。例えば、結合部材32と結合するのではなく、カバー20の開口部26に嵌合することにより、あるいは、カバー20に接着されることにより、カバー20の開口部26と係合してもよい。また、開閉蓋34が継手部分を介して取出し口部材70に接続されてもよい。
図1ないし図3では、カバー20を略直方体形状として説明した。しかし、カバー20の形状は、略直方体形状には限定されない。カバー20の形状は多面体であればよい。多面体の面には、曲面が含まれてもよい。例えば図5に示すように、図3に示した側面22b、上面22a、側面22dの3つの面において、上面22aが曲面で形成され、側面22b、上面22a、側面22dが1つの面22gであるかまぼこ状に形成されてもよい。その場合、結合部材32の厚さを調整して曲面22gに沿わせても、結合部材32を曲面22gに沿った曲面状に形成してもよい。結合部材32の形状に合わせて、取出し口部材70を形成する。そして、結合部材32と取出し口部材70とでカバー20の上面22aを挟んで結合する。中間層40は、たとえば面22gに対応する部分にのみ配置されてもよい。このように、中間層40はカバー20の全面に配置されなくてもよい。また、カバー20は、例えば、図3に示す側面22bおよび側面22dが、それぞれ2つの面で形成された略八面体形状等に形成されてもよい。
図1では、カバー20の上面22aを囲む稜線24ab・24ac・24ad・24aeの内、稜線24ab・24adは滑らかに形成され、稜線24ac・24aeは角張って形成される。このように、稜線の一部22ab・22adだけが滑らかに形成されてもよい。図1に示すように、側面22c・22eを囲む稜線24ac・24ae・24bc(図3参照)・24cd・24ae・24beを角張らせることにより、側面22c・22eを下にして直立させたときの安定性が向上する。すなわち、カバー26の開口部26を横向きにした場合にも、ウェブ容器10が使い易くなる。
次に、図6を参照して、中間層40について説明する。図6は、カバー20内に配置される前の中間層40の展開図であり、破線はカバー20内に配置する時に曲がる箇所を示す。中間層40は、平面状に形成されている。なおここでいう平面とは、カバー20に挿入する前には平面であることをいい、素材としてロールに巻かれ、カバー20に入れられた後は立体的な形状となるものを含む。素材は、例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の透明プラスチックフィルムに印刷をしてもよいし、紙でもよく、特に限定はされない。例えば、0.05mm〜0.2mm程度の透明プラスチックフィルムを用いる。透明プラスチックフィルムに印刷をする場合に、カバー20側に印刷されても、その裏側に印刷されてもよい。図6では、星印がデザインとして描かれている。
1枚の平面状に構成されている中間層40は、カバー20の上面22aに対応する部分42aの周囲に、4つの側面22b・22c・22d・22eに対応する部分42b・42c・42d・42eが形成される。ウェブ80をウェブ収納体60から取り出すために、カバー20の開口部26に対応する箇所には開口46が形成される。開口46はカバー20の開口部26より大きく形成されても、同じ大きさに形成されてもよい。開口46が開口部26より大きく形成されることにより、中間層40がカバー20と取出し口部材70に挟まれなくなる。図1に示すウェブ容器10は、カバー20の側面22cに沿う中間層を省略しているが、図6に示す中間層40は、図1に示すカバー20に適した形状をしている。すなわち、カバー20の上面22aに対応する部分42aと2つの側面22b・22dに対応する部分42b・42dとの間では、滑らかな形状の稜線42ab・42adに合わせて、大きな曲率半径で曲がる。その曲がる部分を複数の破線で示している。また、2つの側面22c・22eに対応する部分42c・42eでは、稜線42ab・42adに対応する外縁を大きな曲率半径に合う曲線状に形成している。そして、部分42aと部分42cおよび部分42eとの間では、角張った稜線24ac・24aeに沿って曲げ易くなっている。図6に示す中間層40を用いると、図1に示すカバー20の5面に隙間なく中間層40を配置できる。
図7は、図6と同様のカバー20内に配置される前の中間層40の展開図である。図7でも、星印がデザインとして描かれている。図7に示す中間層40は、図2に示すウェブ容器10に適した形状をしている。側面22b・22dに対応する中間層40の部分42b・42dには、部分42c・42eと重なる張り出しが設けられ、カバー20内に配置されたときに中間層40の隙間ができることを防止する。なお、張り出し部は、いずれの部分に設けてもよい。あるいは、張り出し部を設けなくてもよい。
なお、中間層40は、図6あるいは図7に示すものには限定されず、カバー20の形状に応じた形状に形成される。また、中間層40は、2枚以上の中間層部分を組み合わせて用いてもよい。しかし、図1に示すウェブ容器10の場合には図6に示すような形状に、図2に示すウェブ容器10の場合には図7に示すような形状に形成することにより、容易に中間層40をカバー20内の所定の位置に配置できる。すなわち、中間層40をカバー20の面が形成されていない下部に配置した後に、中間層40をカバー20内に押し込むようにウェブ収納体60をカバー20内に収容する。中間層40を、カバー20とウェブ収納体60とで挟むことにより所定の位置に配置することができる。中間層40をカバー20またはウェブ収納体60に接着してもよい。また、取出し口部材70と結合部材32あるいは取出し口部材70とカバー20で挟み付けて、所定の位置に配置してもよい。なお、図1に示すウェブ容器10では、図6に示す中間層40の部分42c・42eを備えていない中間層を用いている。すなわち、側面22c・22eの内側には、中間層40が配置されていない。このようにしても、ウェブ80を取り出す開口部26側(図1の上方)から見ると、美観に優れた面のみが見える。さらに、中間層40も1枚の矩形シートから形成できて、製造が容易になる。
次に図8を参照して、ウェブ容器10の外観について説明する。図8は、ウェブ容器10の外観を説明するための部分断面図であり、(a)は本発明によるウェブ容器10に光が当たった場合の光の反射状態を示し、(b)は従来のウェブ容器に光が当たった場合の光の反射状態を示す。なお、図8(a)ではカバー20と中間層40との間に大きな間隙があるが、図を見易くするためである。間隙は無くてもよいし、小さな間隙があってもよい。図8(b)に示す従来のウェブ容器では、光が当たっても表面での反射光が見えるだけである。それに対し、図8(a)に示すように、本発明によるウェブ容器10では、カバー20が透明であるので、光はカバー20に進入する。カバー20の壁内に進入した光の一部は裏面で反射し、残りは透過する。カバー20を透過した光は、中間層40で反射される。中間層40で反射された光は、カバー20を透過し、あるいは反射を繰り返してから最終的にカバー20を透過する。ウェブ容器10では、中間層40で反射した光はカバー20の表裏両面で反射する。いろいろな面で反射した反射光が混じることにより、観察者にとって穏やかな画像となって見え、優れた美観が得られる。その結果、外観の優れたウェブ容器10となる。
ここで、中間層40が、透明フィルムにアルミ蒸着で着色した場合のように、金属光沢を有していると、印刷面が観察者の目に届くまでの間により多くのより強い反射を繰り返すことにより、穏やかで綺麗な光沢を有して見える。その結果、美観的に極めて優れたものとなる。
図9に示すように、中間層40はカバー20の少なくとも隣り合う2面にまたがるので、2面の稜線においても観察者にとって穏やかな画像となって見える。稜線を滑らかに形成すると、中間層40が稜線に沿って配置され易くなる。さらに中間層40にしわができにくくなるので、好ましい。
なお、中間層40が強い力でカバー20に押し付けられて密着すると、その部分の光の反射率が変化する。その場合、その部分だけが周囲と異なって見えるので、好ましくない。また、液等がカバー20と中間層40の間に付着しても、その部分だけ反射率が変化して外観に影響を及ぼすので、好ましくない。
また、透明なカバー20の厚みを変化させると、そのレンズ効果によって、中間層40がより複雑に立体的に見える。例えば、カバー20の内面(中間層40が配置される側)を波打つように形成したり、凹凸を付けたりするとよい。
金属光沢を得るには、従来のウェブ容器では、例えば容器ごとアルミ蒸着をするので、大きな蒸着装置が必要になり、多大な費用を要していた。それに対し、ウェブ容器10では、平面の中間層40だけをアルミ蒸着をすればよい。よって、大幅なコストダウンを達成することができる。さらに、中間層40を交換するだけでウェブ容器10または容器入りウェブ製品の外観デザインを変更することができ、実用的に有益である。
また、カバー20に結合部材32を装着すると、カバー20には開閉蓋34の開閉に伴う大きな力が局所的に作用することがなくなる。したがって、カバー20を結合部材32よりも薄く形成することができる。例えば、0.2〜2mmの肉厚、より好ましくは0.3〜1mmの肉厚とする。よって、カバー20の製作コストも削減できると共に、ウェブ容器10を軽量化できる。
本発明のウェブ容器10は、外観に優れ、容易に製造できてコストが低く抑えられるので、使い捨てとして使用するのにも適する。中間層40やウェブ収納体60を挿入する開口をシートテープ等で塞いでもよい。中間層40やウェブ収納体60を挿入する開口を塞ぐことにより、ウェブ収納体60に物が当たり、袋体62が破損するのを防止できる。また、中間層40やウェブ収納体60を挿入する開口を開放したままにしておいてもよい。
なお、本発明は、上記に記載されている実施の形態及び態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の概念に含まれる全ての態様を含むものである。
10 ウェブ容器
20 カバー
22 (カバーの)面
24 (カバーの面の間の)稜線
26 (カバーの)開口部
32 結合部材
34 開閉蓋
38 (開閉蓋の)閉止用部材
40 中間層
42 中間層の部分
46 中間層の開口部
60 ウェブ収納体
62 袋体
64 袋体の開口部
70 取出し口部材
71 取出し口部材の外周
72 取出し口部材の開口板
74 取出し口部材の上部外縁
76 取出し口部材の開閉蓋受け部
78 抵抗付与板
80 ウェブ

Claims (5)

  1. 折りたたまれたウェブを収納するウェブ収納体と、
    前記ウェブ収納体を囲んで多面体形状に形成された透明プラスチック製のカバーと、
    前記カバーと前記ウェブ収納体の間に配置される中間層とを備える、ウェブ容器であって;
    前記ウェブ収納体は、前記ウェブを収納する袋体であって前記ウェブを取り出すための開口部が形成された袋体と、該開口部に接続された取出し口部材とを備え;
    前記カバーの一面には、前記取出し口部材が係合される開口部が形成され;
    前記中間層は、平面シートから形成され、前記カバーの少なくとも隣り合う2面にまたがって配置されていることを特徴とする;
    ウェブ容器。
  2. 前記多面体形状が、六面体形状を有する略直方体形状であり、
    前記中間層が、前記カバーの連続する3面にまたがって配置されている;
    請求項1に記載のウェブ容器。
  3. 前記多面体形状が、1面にカバーの面が形成されていない略直方体形状であり、
    前記中間層が、前記カバーの連続する3面にまたがって配置されている;
    請求項1に記載のウェブ容器。
  4. 前記中間層が、前記カバーの前記開口部が形成された上面と、該上面に隣接し対向する2つの側面に配置されている;
    請求項2または3に記載のウェブ容器。
  5. 前記中間層がまたがって配置されている前記カバーの2面の間の稜線が、角部のない滑らかな形状に形成されている;
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウェブ容器。
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