JP5883839B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真感光体に関する。
従来、画像形成装置等に備えられた電子写真感光体として、結着樹脂、電荷発生剤、電荷輸送剤として正孔輸送剤及び電子輸送剤等を含む有機感光体が知られている。このような有機感光体は、アモルファスシリコンのような無機材料を用いた無機感光体と比べると、製造が容易であるとともに、感光体材料の選択肢が多様であることから、構造設計の自由度が高いという利点がある。
電子写真感光体において、有機感光体を用いた画像形成装置が高画質な画像を形成するために、有機感光体が十分な光感度特性を有することが強く求められている。特に、感光体を正帯電させて用いる場合、電子輸送剤の光感度特性が画像形成装置によって形成される画像の画質に大きく影響する。そこで、有機感光体の光感度特性を向上させることができる電子輸送剤が種々検討されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−154444号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電子写真感光体においても、光感度特性が十分ではないため、特許文献1に記載された電子写真感光体を備えた画像形成装置が高画質な画像を形成できないことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は優れた光感度特性を有する電子写真感光体を提供することである。
本発明による電子写真感光体は、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体を含有する感光層を備える。
Figure 0005883839
一般式(1)において、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルキル基を有することのある炭素数6〜12のアリール基、炭素数6〜12のアラルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、又は、炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン基、又は、シアノ基を示す。
本発明によれば、優れた光感度特性を有する電子写真感光体を提供することができる。
(a)及び(b)は、それぞれ、本発明による電子写真感光体の実施形態の構造を示す概略断面図である。
以下、本発明による電子写真感光体の実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
[ナフタレンジイミド誘導体]
本実施形態に係る電子写真感光体は、特定のナフタレンジイミド誘導体を含有する感光層を有している。このナフタレンジイミド誘導体において、少なくともナフタレン構造のうちの一方のベンゼン環は、他方のベンゼン環とは異なる官能基を有しており、ナフタレンジイミド誘導体は、ナフタレン構造のベンゼン環の並んだ方向とは直交する方向に対して非対称構造を有している。
具体的には、ナフタレンジイミド誘導体は、ナフタレンジ構造中の一方のベンゼン環とピラジン環とが一辺を共有したキノキサリン構造を有している。上記ナフタレンジイミド誘導体は、具体的には、一般式(1)で表される。
Figure 0005883839
上記一般式(1)において、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルキル基を有することのある炭素数6〜12のアリール基、炭素数6〜12のアラルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。また、R2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン基、又は、シアノ基を示す。
このナフタレンジイミド誘導体は高い電子移動度を有しており、上記ナフタレンジイミド誘導体を含有する電子写真感光体は、優れた光感度特性を示す。なお、光感度特性については実施例において詳述する。
炭素数1〜10のアルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル基、ノニル基およびデシル基が挙げられる。なお、炭素数1〜10のアルキル基の中でも、炭素数が多いアルキル基を有するナフタレンジイミド誘導体を含有すると、成膜時の結晶化を抑制できることがある。
炭素数6〜12のアリール基として、例えば、フェニル基、ナフチル基及びビフェニル基が挙げられる。上述のアリール基は、さらに、炭素数1〜12のアルキル基を有することがある。このようなアリール基として、例えば、(o−,m−,p−)トリル基、(o−,m−,p−)クメニル基、2,3−キシリル基及びメチシル基が挙げられる。上記アリール基に置換したアルキル基の数及び置換位置は、特に限定されるものではない。
炭素数6〜12のアラルキル基として、例えば、ベンジル基及びフェネチル基が挙げられる。
炭素数3〜10のシクロアルキル基として、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基及びシクロデシル基が挙げられる。
炭素数1〜6のアルコキシ基として、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基及びヘキソキシ基が挙げられる。
上記の中でも、光感度特性及び後述の結着樹脂との相溶性の観点から、R1は炭素数1〜10のアルキル基が好ましい。例えば、R1は、イソプロピル基又はオクチル基であることが好ましい。
また、R2およびR3において、炭素数1〜4のアルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル基、t−ブチル基が挙げられる。
なお、一般式(1)において、R2はハロゲン基又はシアノ基であり、また、R3はハロゲン基又はシアノ基であることが好ましい。また、一般式(1)において、R2およびR3は同一の官能基であることが好ましい。
一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体は、例えば、以下の反応式(r)を用いて合成される。
Figure 0005883839
上記反応式(r)において、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルキル基を有することのある炭素数6〜12のアリール基、炭素数6〜12のアラルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。また、R2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン基、又は、シアノ基を示す。
[電子写真感光体]
本実施形態の電子写真感光体は、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体を含有する感光層を備える。本実施形態の電子写真感光体は、優れた光感度特性を有しており、画像形成装置に備えられた場合、高画質な画像を形成することができる。特に、本実施形態の電子写真感光体は、導電性基体の上に設けられた感光層を備える。この電子写真感光体は、正帯電型の感光体に好適に用いられる。
本実施形態の電子写真感光体の構造は、いわゆる単層型感光体であってもよく、いわゆる積層型感光体であってもよい。単層型感光体においては、電荷発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤、及び結着樹脂が同一層(感光層)に含有される。積層型感光体においては、電荷発生剤、及び結着樹脂を含有する電荷発生層と、電子輸送剤、正孔移動剤、及び結着樹脂を含有する電荷輸送層とが、導電性基体上に積層される。
積層型感光体を製造するには少なくとも2つの層を形成することが必要となるため、製造工程が煩雑になる場合がある。これに対し、単層型感光体は、積層型感光体よりも感光層の構成が簡単で製造が容易である。
また、積層型感光体においては、電荷発生層及び電荷輸送層の各々が、単層型感光体の感光層より薄いため損傷しやすく、電子写真感光体の性能が低下することがある。これに対して、単層型感光体の感光層は、積層型感光体の電荷発生層、又は電荷輸送層より厚くしやすいので、感光層が完全に損傷することが少ない。このため、感光体が単層型感光体であると、皮膜欠陥の発生を抑制できる。
本実施形態の電子写真感光体の一例について、図1を参照して以下に説明する。電子写真感光体10は、導電性基体11と感光層12とを備える。感光層12は、電子輸送剤としての一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体、電荷発生剤、正孔輸送剤及び結着樹脂が同一層に含有される層として、導電性基体11上に備えられる。例えば、図1(a)に示すように、導電性基体11上に感光層12が直接備えられていてもよい。また、図1(a)に示すように、感光層12が最外層となって露出していてもよい。あるいは、電子写真感光体10においては、図1(b)に示すように、基体11と感光層12との間に、電子写真感光体10の特性を阻害しない範囲で中間層13が設けられてもよい。
[導電性基体]
導電性基体11は、導電性を有する種々の材料を使用することができる。例えば、導電性基体11に使用される材料として、金属(例えば、鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼及び真鍮)の単体;このような金属が蒸着又はラミネートされたプラスチック材料;ヨウ化アルミニウム及び酸化スズ及び酸化インジウムで被覆されたガラスが挙げられる。
導電性基体11の形状は、使用する画像形成装置の構造に応じて、シート状及びドラム状のいずれであってもよい。また、導電性基体11の全体が導電性を有してもよく、あるいは、導電性基体11の表面が導電性を有していればよい。なお、導電性基体11は、十分な機械的強度を有していることが好ましい。
[感光層]
感光層12は、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体、電荷発生剤、正孔輸送剤及び結着樹脂を含むことができる。一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体は、感光層12に含有され、電荷輸送剤の1つである電子輸送剤として作用する。
Figure 0005883839
上記一般式(1)において、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルキル基を有することのある炭素数6〜12のアリール基、炭素数6〜12のアラルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。また、R2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン基、又は、シアノ基を示す。
本実施形態の電子写真感光体10には、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体が含有され、このナフタレンジイミド誘導体が電子輸送剤として作用し得る。
[電子輸送剤]
電子写真感光体10では、電子輸送剤として、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体が用いられる。例えば、式(1−1)〜(1−4)で表されるナフタレンジイミド誘導体が好適に用いられる。
Figure 0005883839
Figure 0005883839
Figure 0005883839
Figure 0005883839
なお、電子写真感光体10は、電子輸送剤として、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体のみを含有してもよいし、以下のナフタレンジイミド誘導体以外の電子輸送剤を組み合わせて含有してもよい。
一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体以外の電子輸送剤として、例えば、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、マロノニトリル誘導体、チオピラン誘導体、トリニトロチオキサントン誘導体、3,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン誘導体、ジニトロアントラセン誘導体、ジニトロアクリジン誘導体、ニトロアントアラキノン誘導体、ジニトロアントラキノン誘導体、テトラシアノエチレン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マレイン酸又はジブロモ無水マレイン酸が挙げられる。
[電荷発生剤]
電荷発生剤は、感光層12に含まれた電荷発生剤として機能することができるものであれば、特に限定されない。電荷発生剤の一例として、有機光電導体(例えば、X型無金属フタロシアニン(x−H2Pc)、Y型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)、ペリレン顔料、ビスアゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料、ピリリウム塩、アンサンスロン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料又はキナクリドン系顔料)の粉末、又は無機光導電材料(例えば、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素、硫化カドミウム又はアモルファスシリコン)の粉末が挙げられる。電荷発生剤は、所望の領域に吸収波長を有するように適宜に選択される。これらの電荷発生剤は、単独で用いられてもよいし、2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
特に、デジタル光学系の画像形成装置(例えば、半導体レーザーのような光源を使用したレーザービームプリンター又はファクシミリ)には、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体が必要となる。そのため、上記電荷発生剤のうち、例えば、フタロシアニン系顔料(X型無金属フタロシアニン等の無金属フタロシアニン又はY型チタニルフタロシアニン)が好適に用いられる。なお、上記フタロシアニン系顔料の結晶型は、特に限定されず、例えば、α型又はβ型のフタロシアニン系顔料を用いてもよい。
また、画像形成装置が350nm以上550nm以下の短波長レーザー光源を備える場合、電荷発生剤として、例えば、アンサンスロン系顔料又はペリレン系顔料を用いることが好ましい。
[正孔輸送剤]
正孔輸送剤は、感光層12に含まれた正孔輸送剤として機能することができるものであれば、特に限定されない。正孔輸送剤としては、含窒素環式化合物及び縮合多環式化合物等が使用される。また、含窒素環式化合物及び縮合多環式化合物としては、例えば、トリフェニルアミン系化合物(例えば、N,N,N’,N’−テトラフェニルベンジジン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルフェニレンジアミン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルナフチレンジアミン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルフェナントリレンジアミン誘導体等)、オキサジアゾール系化合物(例えば、2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等)、スチリル系化合物(例えば、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等)、カルバゾール系化合物(例えば、ポリビニルカルバゾール等)、有機ポリシラン化合物、ピラゾリン系化合物(例えば、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等)、ヒドラゾン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物及びトリアゾール系化合物等が挙げられる。なお、正孔輸送剤として、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[結着樹脂]
結着樹脂は、上記各成分を分散させるために用いられ、感光層12に使用されている種々の樹脂を使用することができる。結着樹脂として、例えば、熱可塑性樹脂(スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂又はポリエステル樹脂)、架橋性の熱硬化性樹脂(シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂又はメラミン樹脂)又は光硬化型樹脂(エポキシアクリレート、又はウレタン−アクリレート)のような樹脂を使用してもよい。
本実施形態の電子写真感光体10においては、効果を損なわない範囲内で、必要に応じて公知の種々の添加剤(例えば、酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー又は紫外線吸収剤のような劣化防止剤;軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター又はドナー)を配合することができる。また、感光層12の光感度特性を向上させるために、公知の増感剤(例えば、テルフェニル、ハロナフトキノン類又はアセナフチレン)を電荷発生剤と併用してもよい。
本実施形態の電子写真感光体10において、一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体、電荷発生剤、正孔輸送剤及び結着樹脂の各含有量は、適宜に選定可能であり、特に限定されない。具体的には、ナフタレンジイミド誘導体の含有量は、結着樹脂100質量部に対して5質量部以上100質量部以下であることが好ましく、10質量部以上80質量部以下であることがより好ましい。ナフタレンジイミドの含有量が5質量部以上であると、所望な光感度特性が十分に発現する。一方、ナフタレンジイミドの含有量が100質量部以下であると、光感度特性が飽和することなく、コスト的なメリットがある。
電荷発生剤の含有量は、結着樹脂100質量部に対して0.1質量部以上50質量部以下であることが好ましく、0.5質量部以上30質量部以下であることがより好ましい。電荷発生剤の含有量が0.1質量部以上であると、所望される光感度特性が十分に発現する。一方、電荷発生剤の含有量が50質量部以下であると、光感度特性が飽和することがなくコスト的なメリットがある。
正孔輸送剤の含有量は、結着樹脂100質量部に対して5質量部以上500質量部以下であることが好ましく、25質量部以上200質量部以下であることがより好ましい。正孔輸送剤の含有量が5質量部以上であると、所望される感光特性が十分に発現する。一方、正孔輸送剤の含有量が500質量部以下であると、感光特性が飽和することがなく、コスト的なメリットがある。
また、感光層12の厚さは、感光層12としての作用が十分に発現できれば、特に限定されない。感光層12の厚さは、例えば、5μm以上100μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であることがより好ましい。
次に、電子写真感光体10の製造方法の一例について説明する。本実施形態の電子写真感光体10は、ナフタレンジイミド誘導体、電荷発生剤、正孔輸送剤、結着樹脂及び必要に応じて各種添加剤を、溶剤に溶解又は分散させて塗布液を調製する。そして、この塗布液を、適切な塗布方法を用いて導電性基体11上に塗布し、次いで乾燥することにより電子写真感光体10を製造することができる。特に限定されないが、例えば、塗布方法としてディップコート法が挙げられる。
また、上記塗布液に用いられる溶剤は、含有されるべき各々の成分を溶解又は分散させることができれば、特に限定されない。このような溶媒として、例えば、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロパノール又はブタノール)、脂肪族系炭化水素(n−ヘキサン、オクタン又はシクロヘキサン)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン又はキシレン)、ハロゲン化炭化水素(ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素又はクロロベンゼン)、エーテル類(ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン又はシクロヘキサノン)、エステル類(酢酸エチル又は酢酸メチル)、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドが挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
このような電子写真感光体10は、例えば、電子写真方式の画像形成装置の像担持体として用いられる。これにより、高画質な画像を形成でき、さらに電子写真感光体10の感光層12の損傷も抑制できる。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は実施例により何ら限定されるものではない。
[ナフタレンジイミド誘導体の合成]
(合成例1)
下記式(1−1)(分子量750.5)で示されるナフタレンジイミド誘導体を以下の反応式(r−1)に従って合成した。
Figure 0005883839
Figure 0005883839
反応式(r−1)の(a)において、化合物(A−1)(分子量806.2)(1g,1.24mmol)、o―フェニレンジアミン(B)(分子量108.1)(1.4g,12.4mmol)のクロロホルム溶液を室温において10時間撹拌し、反応溶液を得た。その後、得られた反応溶液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(C−1)(分子量752.5)(0.75g,収率80%)を得た。
反応式(r−1)の(b)において、化合物(C−1)(0.5g,0.66mmol)、酸化鉛(10g,40mmol)のクロロホルム溶液を室温で15分間撹拌し、反応溶液を得た。その後、反応溶液を濾過し、濾液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(1−1)(0.4g,収率80%)を得た。得られた化合物(1−1)の1H−NMRのスペクトルデータは、1HNMR(CDCl3,500MHz):δ=8.38−8.35(m,2H),8.01−7.99(m,2H),4.36−4.33(t,J=8.2Hz,4H),1.90−1.87(m,4H),1.52−1.49(m,4H),1.44−1.40(m,4H),1.35−1.28(m,12H),0.90−0.87(t,J=6.95Hz,6H)であった。
(合成例2)
下記式(1−2)(分子量696.6)、(1−3)(分子量642.7)で示されるナフタレンジイミド誘導体を以下のように合成した。まず、反応式(r−1a)に従って、式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体から式(D−1)(分子量698.6)、(D−2)(分子量644.8)に示した化合物を合成し、その後、式(D−1)、(D−2)に示した化合物から、式(1−2)、(1−3)で示されるナフタレンジイミド誘導体を合成した。
Figure 0005883839
Figure 0005883839
Figure 0005883839
反応式(r−1a)の(c)において、化合物(1−1)(1g,1.3mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムPd2(dba)2(120mg,0.13mmol)、シアン化銅CuCN(8g,80mmol)のジオキサン溶液を不活性ガス下50℃で10時間撹拌した。その後、室温に戻し、ジオキサン溶液を濾過し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(D−1)(0.28g,収率30%)、および、化合物(D−2)(0.2g,収率24%)を得た。
その後、化合物(D−1)(0.2g,0.29mmol)、酸化鉛(4g,17mmol)のクロロホルム溶液を室温で15分間撹拌し、反応溶液を得た。その後、反応溶液を濾過し、濾液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(1−2)(0.19g,収率95%)を得た。
同様に、化合物(D−2)(0.2g,0.31mmol)、酸化鉛(4.5g,18.6mmol)のクロロホルム溶液を室温で15分間撹拌し、反応溶液を得た。その後、反応溶液を濾過し、濾液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(1−3)(0.19g,収率95%)を得た。
(合成例3)
下記式(1−4)(分子量734.4)で示されるナフタレンジイミド誘導体を以下の反応式(r−2)に従って合成した。
Figure 0005883839
Figure 0005883839
反応式(r−2)の(a)において、化合物(A−2)(分子量790.1)(1g,1.26mmol)、o―フェニレンジアミン(B)(1.4g,12.4mmol)のクロロホルム溶液を室温において10時間撹拌し、反応溶液を得た。その後、得られた反応溶液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(C−2)(分子量736.4)(0.75g,収率80%)を得た。
反応式(r−2)の(b)において、化合物(A−3)(0.5g)、酸化鉛(10g,40mmol)のクロロホルム溶液を室温で15分間撹拌し、反応溶液を得た。その後、反応溶液を濾過し、濾液中のクロロホルム溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(1−4)(0.37g,収率75%)を得た。
(実施例1)
1.電子写真感光体の製造
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で表される無金属フタロシアニン(x−H2Pc)のX型結晶5重量部と、式(H−1)で表される正孔輸送剤(H−1)50重量部と、合成例1で合成されたナフタレンジイミド誘導体である化学式(1−1)で表される電子輸送剤50重量部と、ポリカーボネート樹脂100重量部と、溶媒(テトラヒドロフラン)800重量部とを投入した。次に、ボールミルを用いて50時間、混合及び分散させ、感光層用塗布液を得た。
そして、得られた感光層用塗布液をアルミニウム基体(支持基体)の一端を上にして、塗布速度5mm/secで浸漬させて塗布した。その後、100℃、60分間、熱風乾燥することにより硬化処理を行って、実施例1の電子写真感光体を得た。なお、実施例1の電子写真感光体の感光層の層膜は30μmであった。
Figure 0005883839
Figure 0005883839
(実施例2)
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で示されるX型無金属フタロシアニンx−H2Pcに代えて、式(Y−TiOPc)で示されるY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)を同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例2の電子写真感光体を得た。
Figure 0005883839
(実施例3)
電子輸送剤として、式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体に代えて合成例2で得られた式(1−2)で示されるナフタレンジイミド誘導体を同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例3の電子写真感光体を得た。
(実施例4)
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で示されるX型無金属フタロシアニンx−H2Pcに代えて、式(Y−TiOPc)で示されるY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)を同量用いたこと、及び、電子輸送剤として合成例2で合成された式(1−2)で示されるナフタレンジイミド誘導体を同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例4の電子写真感光体を得た。
(実施例5)
電子輸送剤として、式(1−3)で示される合成例3で合成されたナフタレンジイミド誘導体を同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例5の電子写真感光体を得た。
(実施例6)
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で示されるX型無金属フタロシアニンx−H2Pcに代えて、式(Y−TiOPc)で示されるY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)を同量用いたこと、及び、電子輸送剤として、合成例3で合成された式(1−3)で示されるナフタレンジイミド誘導体を同量用いたことを除いて、実施例1と同様の操作を行って、実施例6の電子写真感光体を得た。
(実施例7)
電子輸送剤として、式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体を合成例4で合成された式(1−4)で示されるナフタレンジイミド誘導体に代えて同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例7の電子写真感光体を得た。
(実施例8)
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で示されるX型無金属フタロシアニンx−H2Pcを式(Y−TiOPc)で示されるY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)に代えて同量用いたこと、及び、電子輸送剤として式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体を合成例4で合成された式(1−4)で示されるナフタレンジイミド誘導体に代えて同量用いたことを除いて、実施例1と同様の操作を行って、実施例8の電子写真感光体を得た。
(比較例1)
電子輸送剤として、式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体を式(E−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体に代えて同量用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例1の電子写真感光体を得た。
Figure 0005883839
(比較例2)
電荷発生剤として、式(x−H2Pc)で示されるX型無金属フタロシアニンx−H2Pcを式(Y−TiOPc)で示されるY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)に代えて同量用いたこと、及び、電子輸送剤として、式(1−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体を式(E−1)で示されるナフタレンジイミド誘導体に代えて同量用いたことを除いて、実施例1と同様の操作を行って、比較例2の電子写真感光体を得た。
2.電子写真感光体の評価
<光感度特性の評価>
各実施例及び比較例にて得られた電子写真感光体について、光感度特性の評価を行った。得られた電子写真感光体について、ドラム感度試験機(GENTEC社製)を用いて、700Vになるように帯電させ、次いで、ハロゲンランプの光からハンドパルスフィルターを用いて取り出した波長780nmの単色光(半値幅:20nm、光量:16μW/cm2)を露光(照射時間:80msec)した。そして、露光開始から330msec経過した時点での表面電位(残留電位)を測定した。光感度特性の評価結果を表1に示す。なお、電子写真感光体の感光層の膜厚は30μmであった。
<結晶化の評価>
各実施例及び比較例にて得られた電子写真感光体表面における結晶化の有無を評価した。すなわち、光学顕微鏡を用いて、電子写真感光体の表面における結晶の有無を評価した。得られた結果を表1に示す。表1において、「無」は結晶が確認されなかったことを示し、「有」は結晶が若干確認されたことを示す。
表1に、各実施例及び比較例にて得られた電子写真感光体の評価結果をまとめて示す。
Figure 0005883839
表1から明らかなように、実施例1〜8の電子写真感光体は、特定のナフタレンジイミド誘導体を含有しているため、結晶化が抑制され、優れた光感度特性を示していた。また、実施例1〜8の電子写真感光体では、ドラムの結晶化は確認されなかった。
これに対して、比較例1及び比較例2の電子写真感光体は、特定のナフタレンジイミド誘導体を含有していないため、結晶化を抑制できずに若干結晶化されてしてしまった。そのため、電子写真感光体の光感度特性が悪かった。また、比較例1及び比較例2の電子写真感光体では、ドラムが若干結晶化していることが確認された。
本発明による電子写真感光体は画像形成装置に好適に用いられる。
10 電子写真感光体
11 導電性基体
12 感光層
13 中間層

Claims (5)

  1. 一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体を含有する感光層を備える、電子写真感光体。
    Figure 0005883839
    前記一般式(1)において、
    1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルキル基を有することのある炭素数6〜12のアリール基、炭素数6〜12のアラルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、又は、炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、
    2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン基、又は、シアノ基を示す。
  2. 前記感光層は、電荷発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤及び結着樹脂を同一層に含有する層であり、
    前記電子輸送剤が、上記一般式(1)で表されるナフタレンジイミド誘導体を含有する、請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記一般式(1)において、R2はハロゲン基又はシアノ基であり、R3はハロゲン基又はシアノ基である、請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記一般式(1)において、R2およびR3は同一の官能基である、請求項1から3のいずれかに記載の電子写真感光体。
  5. 前記一般式(1)において、R1は、イソプロピル基又はオクチル基である、請求項1から4のいずれかに記載の電子写真感光体。
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