JP5883108B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、配線用遮断器に関し、特にばねとリンク装置(linkage)から駆動力を得て線路を開閉するようにした配線用遮断器に関する。
一般に、配線用遮断器は、異常電流発生時に自動で線路を遮断して回路及び負荷機器を保護する電気機器である。
図8は人為的遮断動作(OFF)状態にある従来の配線用遮断器を示す断面図である。
図8に示すように、従来の配線用遮断器は、ケース(case)Cの内部に、固定接触子(fixed contact)FCと、固定接触子FCに接離するように一端がケースCに回動可能に結合される可動接触子(moving contact)OCと、可動接触子OCを回動させるように駆動力を発生する機構部(switching mechanism)とを含む。
固定接触子FCは、一側に固定接点(point of fixed contact)FCPを備える。
可動接触子OCは、一側に可動接点(point of moving contact)OCPを備える。
機構部は、リンク装置と、リンク装置から離隔して備えられるハンドル10と、リンク装置とハンドル10を連結する引張ばねSと、リンク装置から可動接触子OCに駆動力を伝達する伝達リンク90とから構成される。
リンク装置は、トリップ動作を行うトリップラッチ20と、トリップラッチ20にヒンジ結合される第1ロッカ(first rocker)40と、ケースCにヒンジ結合される第2ロッカ(second rocker)80と、第1ロッカ40と第2ロッカ80を連結する連結リンク60とから構成される。
トリップラッチ20は、一端がケースCにヒンジ結合され、他端がラッチホルダ28に拘束される。
トリップラッチ20は、一側にラッチ接続口(hinge hole of latch)26を備える。
第1ロッカ40は、一端が第1回動軸30によりラッチ接続口26にヒンジ結合される。
つまり、第1ロッカ40は、第1回動軸30を中心に回動可能に設置される。
第2ロッカ80は、第1ロッカ40から離隔して設置される。
より詳細には、第2ロッカ80は、一端が第2回動軸82によりケースCにヒンジ結合される。
つまり、第2ロッカ80は、第2回動軸82を中心に回動可能に設置される。
第2ロッカ80は、他端に第1の第2ロッカ接続口(first hinge hole of the second rocker)84及び第2の第2ロッカ接続口(second hinge hole of the second rocker)(図示せず)を備える。
連結リンク60は、一端が第1ピン50により第1ロッカ40の他端にヒンジ結合され、他端が第2ピン70により第1の第2ロッカ接続口84にヒンジ結合される。
第1ピン50は、引張ばねSの一端が支持される第1ばね締結部52を備える。
ハンドル10は、一端がケースCにヒンジ結合され、他端がケースCから突出するように構成される。
ハンドル10は、一側に引張ばねSの他端が支持される第2ばね締結部16を備える。
引張ばねSは、一端が第1ばね締結部52に支持され、他端が第2ばね締結部16に支持される。
これにより、引張ばねSは第1ピン50に対して駆動力を発生する。
伝達リンク90は、一端が第3ピン92により第2の第2ロッカ接続口にヒンジ結合され、他端が第4ピン94により可動接触子接続口(hinge hole of moving contact)(図示せず)にヒンジ結合される。
このような構成により、従来の配線用遮断器は、人為的遮断動作(OFF)状態でハンドル10が図の反時計方向に回動することにより投入される。
引張ばねSは、ハンドル10の回動により第1ばね締結部52を中心に図の反時計方向に回動する。
第1ロッカ40は、引張ばねSにより第1回動軸30を中心に図の時計方向に回動する。
これにより、連結リンク60は、第1ロッカ40及び第1ピン50により図の反時計方向に回動して移動する。
第2ロッカ80は、連結リンク60により第2回動軸82を中心に図の時計方向に回動する。
これにより、第3ピン92は、第2回動軸82を中心とする円周軌跡に沿って図の時計方向に移動する。
伝達リンク90は、第2ロッカ80及び第3ピン92により図の反時計方向に回動して移動する。
可動接触子OCは、伝達リンク90により可動接触子回動軸(rotation axis of moving contact)OCAを中心に図の反時計方向に回動する。
これにより、可動接点OCPは固定接点FCPに接触する。
つまり、配線用遮断器は投入動作(ON)状態となる。
しかし、このような従来の配線用遮断器においては、可動接触子OCの数の増加、摺動部の構造変更などのための投入荷重の増加が必要な場合、引張ばねSの荷重を増加させたり、機構部のリンク構造及びリンク比を変更しなければならなかった。
引張ばねSの荷重を増加させる方法においては、投入動作以外の全ての動作における荷重が増加するという問題があった。
一方、機構部のリンク構造及びリンク比を変更する方法においては、投入動作以外の他の動作に好ましくない影響(例えば、リセット動作時における使用者の操作力の増加など)を及ぼすという問題があった。また、他のタイプの遮断器との機構部の部品共用化が不可能であるので、機構部を二元化したり、共用化のために他のタイプの遮断器の機構部を共に変更しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、引張ばねの荷重の増加、機構部のリンク構造及びリンク比の変更などの新規機構部の開発、又は部品やアクセサリの変更を伴うことなく、投入荷重を増加させることのできる配線用遮断器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ケースと、前記ケースの内部に設置される固定接触子と、前記固定接触子に接離するように前記ケースに回動可能に設置される可動接触子と、前記可動接触子を回動させるように駆動力を発生する機構部とを含み、前記機構部は、前記駆動力により回転軸を中心に回動可能に設置される主動節を備えたリンク装置を含み、前記主動節は、投入動作時に前記回転軸と前記駆動力の作用点とを結ぶ線が前記駆動力の作用線と鋭角をなし、前記駆動力に対する前記作用点の円周軌跡の接線方向の分力が投入荷重として作用するようにし、前記リンク装置の少なくとも1つのヒンジ結合部は、連結ピンが長孔状の接続口を移動可能な構造でヒンジ結合され、投入動作時に前記連結ピンが前記長孔状の接続口の第1側から第2側に移動することにより、前記鋭角が変更されて前記分力が増加するようにする配線用遮断器を提供する。
本発明の一実施形態によれば、前記リンク装置は、一端が前記ケースの内部にヒンジ結合され、他端がラッチホルダに拘束されるトリップラッチと、一端が第1回動軸により前記トリップラッチにヒンジ結合される第1ロッカと、前記第1ロッカから離隔し、一端が第2回動軸により前記ケースにヒンジ結合される第2ロッカと、一端が第1ピンにより前記第1ロッカの他端にヒンジ結合され、他端が第2ピンにより前記第2ロッカの他端にヒンジ結合される連結リンクとから構成されてもよい。
前記第2ロッカは、前記他端に長孔状の第2ロッカ接続口(hinge hole of the second rocker)を備え、前記連結リンクは、前記長孔状の第2ロッカ接続口にヒンジ結合されるようにしてもよい。
ここで、前記第1ロッカが前記主動節であり、前記第1回動軸が前記回転軸であり、前記第2ピンが前記連結ピンであり、前記長孔状の第2ロッカ接続口が前記長孔状の接続口であってもよい。
前記長孔状の第2ロッカ接続口は、フローチャートにおける開始及び終了を示す図形(端子記号)(terminal symbol of flow chart)の形状に形成されてもよい。
ここで、前記図形の第1円弧側が前記第1側であり、前記図形の第2円弧側が前記第2側であってもよい。
前記機構部は、前記リンク装置から離隔し、一端が前記ケースにヒンジ結合され、他端が前記ケースから突出するハンドルと、一端が前記ハンドルに支持され、他端が前記第1ピンに支持され、前記第1ピンに対して駆動力を発生する引張ばねとをさらに含んでもよい。
前記第1ピンは、前記引張ばねの一端を支持する第1ばね締結部を備えてもよい。
前記ハンドルは、一側に前記引張ばねの他端を支持する第2ばね締結部を備えてもよい。
ここで、前記第1ばね締結部が前記作用点であり、前記第1ばね締結部と前記第2ばね締結部とを結ぶ線が前記作用線であってもよい。
前記第1側は、投入動作において前記連結ピンが前記第1側に位置する際に、前記「第1回動軸−第1ばね締結部−第2ばね締結部」がなす第1角度が鋭角をなすようにする位置に形成されてもよい。
前記第2側は、投入動作において前記連結ピンが前記第2側に位置する際に、前記「第1回動軸−第1ばね締結部−第2ばね締結部」がなす第2角度が前記第1角度より大きく90度より小さい角度をなすようにする位置に形成されてもよい。
前記機構部は、前記リンク装置から前記可動接触子に駆動力を伝達する伝達リンクをさらに含んでもよい。
前記伝達リンクは、一端が前記第2ロッカの一側にヒンジ結合され、他端が前記可動接触子の一側にヒンジ結合されるようにしてもよい。
本発明の一実施形態による配線用遮断器においては、駆動力を発生するリンク装置のヒンジ結合部が、長孔状の接続口及び長孔状の接続口内で移動可能な連結ピンから構成され、連結ピンが、駆動力のうち投入荷重として作用する分力を増加させる方向に移動できるようになっている。これにより、ばねの荷重の増加、機構部のリンク構造及びリンク比の変更などの新規機構部の開発、又は部品やアクセサリの変更を伴うことなく、投入荷重を増加させることができる。
本発明による配線用遮断器の投入動作(ON)状態の内部構造を示す断面図である。 図1の配線用遮断器の人為的遮断動作(OFF)状態の内部構造を示す断面図である。 図1の配線用遮断器の事故による遮断動作(TRIP)状態の内部構造を示す断面図である。 図2の人為的遮断動作(OFF)から図1の投入動作(ON)に切り替える際に第2ピンが第1側に位置する場合の投入荷重を示す断面図である。 図4の第2ピンの第2側への移動による投入荷重の増加を示す断面図である。 図1の投入動作(ON)で第2ピンが第1側に位置する場合の投入荷重を示す断面図である。 図6の第2ピンの第2側への移動による投入荷重の増加を示す断面図である。 従来の配線用遮断器を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明による配線用遮断器の投入動作(ON)状態の内部構造を示す断面図であり、図2は図1の配線用遮断器の人為的遮断動作(OFF)状態の内部構造を示す断面図であり、図3は図1の配線用遮断器の事故による遮断動作(TRIP)状態の内部構造を示す断面図である。
また、図4は図2の人為的遮断動作(OFF)から図1の投入動作(ON)に切り替える際に第2ピンが第1側に位置する場合の投入荷重を示す断面図であり、図5は図4の第2ピンの第2側への移動による投入荷重の増加を示す断面図である。
さらに、図6は図1の投入動作(ON)で第2ピンが第1側に位置する場合の投入荷重を示す断面図であり、図7は図6の第2ピンの第2側への移動による投入荷重の増加を示す断面図である。
図1〜図7に示すように、本発明による配線用遮断器は、ケースCの内部に、固定接触子FCと、固定接触子FCに接離するように一端がケースCに回動可能に結合される可動接触子OCと、可動接触子OCを回動させるように駆動力を発生する機構部とを含む。
固定接触子FCは、ケースCの内部一側に固定設置される。
固定接触子FCは、一側に電源側(図示せず)と通電可能に接続される固定接点FCPを備える。
可動接触子OCは、一端が可動接触子回動軸OCAによりケースCにヒンジ結合される。
また、可動接触子OCは、他端に負荷側(図示せず)と通電可能に接続される可動接点OCPを備える。ここで、可動接触子OCの他端とは、可動接触子回動軸OCAの反対側をいう。
さらに、可動接触子OCは、後述する伝達リンク90にヒンジ結合されるように、一端と他端との間に可動接触子接続口(図示せず)を備える。
これにより、可動接触子OCは、伝達リンク90から伝達される駆動力により、可動接触子回動軸OCAを中心に第1方向又は第2方向に回動可能である。
つまり、可動接点OCPは、固定接点FCPに接離可能である。
機構部は、リンク装置と、リンク装置から離隔して備えられるハンドル10と、リンク装置とハンドル10を連結する引張ばねSと、リンク装置から可動接触子OCに駆動力を伝達する伝達リンク90とから構成される。
リンク装置は、トリップ動作を行うトリップラッチ20と、トリップラッチ20にヒンジ結合される第1ロッカ40と、ケースCにヒンジ結合される第2ロッカ180と、第1ロッカ40と第2ロッカ180を連結する連結リンク60とから構成される。
トリップラッチ20は、棒状に形成されてもよい。
トリップラッチ20は、一端がラッチ回動軸22によりケースCにヒンジ結合され、他端がラッチホルダ28に拘束される。ここで、トリップラッチ20の他端とは、ラッチ回動軸22の反対側をいう。
トリップラッチ20の他端の終端部には、ラッチホルダ28に係止又は係止解除可能な突起24が形成される。
また、トリップラッチ20は、一端と他端との間にラッチ接続口26を備える。
このような構成により、トリップラッチ20は、配線用遮断器が投入動作(ON)又は人為的遮断動作(OFF)を行う場合、突起24がラッチホルダ28の溝に係止されて拘束される。よって、トリップラッチ20は、機構部の他の構成要素の動作のための固定支持点の役割を果たす。
また、トリップラッチ20は、配線用遮断器が事故による遮断動作(TRIP)を行う場合、突起24がラッチホルダ28から拘束解除されて回動する。よって、トリップラッチ20は、機構部の他の構成要素に連結された1つのリンク部材の役割を果たす。
第1ロッカ40は、一端が第1回動軸30によりラッチ接続口26にヒンジ結合される。
また、第1ロッカ40は、他端に第1ピン50により連結リンク60にヒンジ結合するための第1ロッカ接続口(図示せず)を備える。
ここで、第1ロッカ40は、第1ピン50の後述する第1ばね締結部52の付勢力により第1回動軸30を中心に回動可能に設置され、リンク装置の主動節の役割を果たす。
第2ロッカ180は、第1ロッカ40から離隔して設置され、連結リンク60を介して第1ロッカ40から伝達された力を、伝達リンク90を介して可動接触子OCに伝達する役割を果たす。
より詳細には、第2ロッカ180は、一端が第2回動軸82によりケースCにヒンジ結合される。
つまり、第2ロッカ180は、第2回動軸82を中心に回動可能に設置される。
また、第2ロッカ180は、他端に第2ピン70により連結リンク60にヒンジ結合するための長孔状の第1の第2ロッカ接続口184を備える。
長孔状の第1の第2ロッカ接続口184の詳細については後述する。
さらに、第2ロッカ180は、他端に第3ピン92により伝達リンク90にヒンジ結合するための円形の第2の第2ロッカ接続口186を備える。
円形の第2の第2ロッカ接続口186は、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184を基準として第2回動軸82の反対側に備えられる。
連結リンク60は、両端にそれぞれ接続口を有するリンク部材であってもよい。
つまり、連結リンク60は、一端が第1ピン50により第1ロッカ接続口にヒンジ結合され、他端が第2ピン70により長孔状の第1の第2ロッカ接続口184にヒンジ結合される。
第1ピン50は、引張ばねSの一端が支持される第1ばね締結部52を備える。
ハンドル10は、一端がケースCにヒンジ結合され、他端がケースCから突出するように構成される。
より具体的には、ハンドル10は、一端がケースCに回動可能にヒンジ結合されるレバー12と、レバー12の他端から長手方向に延設されてケースCの外部に突出する把持部14とを備える。
また、ハンドル10は、レバー12と把持部14の連結部位に引張ばねSの他端が支持される第2ばね締結部16を備える。
さらに、ハンドル10は、所定の角度範囲内で第1方向又は第2方向に回動可能に備えられる。
ここで、第2ばね締結部16は、投入動作(ON)から遮断動作(OFF又はTRIP)に切り替える際に、「第1回動軸30−第1ばね締結部52」を結ぶ線を中心として一側から当該一側の反対側方向に移動する。
引張ばねSは、一端が第1ばね締結部52に支持され、他端が第2ばね締結部16に支持される。
これにより、引張ばねSは第1ピン50に対して駆動力を発生する。
伝達リンク90は、両端にそれぞれ接続口を有するリンク部材であってもよい。
つまり、伝達リンク90は、一端が第3ピン92により円形の第2の第2ロッカ接続口186にヒンジ結合され、他端が第4ピン94により可動接触子接続口にヒンジ結合される。
上では、機構部の構成要素と各構成要素の全体的な連結関係について説明した。
以下、機構部の構成要素のうち、本発明の主要部である長孔状の第1の第2ロッカ接続口184についてより詳細に説明する。
長孔状の第1の第2ロッカ接続口184は、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184内で第2ピン70が第1側184a又は第2側184bに移動できるように形成される。
より具体的には、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184は、フローチャートにおける開始及び終了を示す図形の形状に形成されてもよい。
ここで、図形の第1円弧側部位を第1側184aといい、図形の第2円弧側部位を第2側184bという。
すなわち、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184は、大きさが同じ2つの同心円があり、一方の同心円から他方の同心円に交差しない2本の接線を描いたとき、2つの同心円と2つの接線により囲まれる図形の形状に形成されてもよい。
ここで、一方の同心円側部位を第1側184aといい、他方の同心円側部位を第2側184bという。
第1側184a及び第2側184bは、特定の状態において次のような位置に形成されてもよい。ここで、特定の状態とは、配線用遮断器の人為的遮断動作(OFF)状態でハンドル10が図の反時計方向に回動して投入動作(ON)に切り替えられる時点(以下、「投入動作(ON)開始時点」という。)から可動接触子OCが固定接触子FCへの接触を完了する時点(以下、「投入動作(ON)終了時点」という。)までの動作状態をいう。
第1側184aは、第2ピン70が第1側184aに位置し、第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50が第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置に位置する際に、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」がなす第1角度が鋭角をなすようにする位置に形成されてもよい。
第2側184bは、第2ピン70が第2側184bに位置し、第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50が第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置とは異なる位置に位置する際に、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」がなす第2角度が第1角度より大きく90度より小さい角度をなすようにする位置に形成されてもよい。
ここで、特定の位置とは異なる位置とは、第1ピン50が第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置より図の時計方向に回動した位置であってもよい。
一方、第1側184aと第2側184bを連結する部位を経路側とすると、経路側は、直線状の軌跡を有するように形成される。しかし、これに限定されるものではなく、経路側は、緩やかな曲率の軌跡を有するように形成されてもよい。
トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180は、配線用遮断器の事故による遮断動作(TRIP)状態では、ラッチ回動軸22及び第2回動軸82を仮想で結んだリンクが固定節となり、トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180が運動する5節リンク装置(以下、単に「5節リンク装置」という。)を構成する。
つまり、トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180は、配線用遮断器の事故による遮断動作(TRIP)状態では、ラッチ回動軸22及び第2回動軸82が固定され、第1回動軸30、第1ピン50及び第2ピン70が運動する5節リンク装置を構成する。
一方、トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180は、配線用遮断器の投入動作(ON)又は人為的遮断動作(OFF)状態で、トリップラッチ20がラッチホルダ28により固定される。
よって、トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180は、配線用遮断器の投入動作(ON)又は人為的遮断動作(OFF)状態では、第1回動軸30及び第2回動軸82を仮想で結んだリンクが固定節となり、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180が運動する4節リンク装置(以下、単に「第1の4節リンク装置」という。)を構成する。
つまり、トリップラッチ20、第1ロッカ40、連結リンク60及び第2ロッカ180は、配線用遮断器の投入動作(ON)又は人為的遮断動作(OFF)状態では、第1回動軸30及び第2回動軸82が固定され、第1ピン50及び第2ピン70が運動する第1の4節リンク装置を構成する。
また、第2ロッカ180、伝達リンク90及び可動接触子OCは、第2回動軸82及び可動接触子回動軸OCAを仮想で結んだリンクが固定節となり、第2ロッカ180、伝達リンク90及び可動接触子OCが運動する4節リンク装置(以下、単に「第2の4節リンク装置」という。)を構成する。
つまり、第2ロッカ180、伝達リンク90及び可動接触子OCは、第2回動軸82及び可動接触子回動軸OCAが固定され、第3ピン92及び第4ピン94が運動する第2の4節リンク装置を構成する。
ここで、第2の4節リンク装置は、5節リンク装置(又は第1の4節リンク装置)と第2ロッカ180を共有し、5節リンク装置(又は第1の4節リンク装置)に従動するリンク装置であってもよい。
同図において、従来と同じ部分には同じ符号を付した。
以下、本発明による配線用遮断器の作用効果を説明する。
まず、本発明による配線用遮断器が人為的遮断動作(OFF)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる過程を説明する。
図2に示す人為的遮断動作(OFF)状態で、ハンドル10が図の反時計方向に回動すると、引張ばねSは第1ばね締結部52を中心に図の反時計方向に回動する。
すると、図4に示すように、第1ばね締結部52に図の左上方への付勢力が作用する。
付勢力は、第1ロッカ40が第1回動軸30を中心に図の時計方向に回動するようにするトルクとして作用する。
トルクは、第2ピン70を長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第1側184aから第2側184bに移動させる。
また、トルクは、第2ロッカ180が第2回動軸82を中心に図の時計方向に回動するようにする。
それにより、図2を参照すると、第1の4節リンク装置における第1ロッカ40は、第1回動軸30を中心に図の時計方向に回動する。
第1ロッカ40及び第1ピン50により、連結リンク60は図の反時計方向に回動して移動する。
連結リンク60により、第2ピン70は長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第1側184aから第2側184bに移動する。
連結リンク60及び第2ピン70により、第2ロッカ180は第2回動軸82を中心に図の時計方向に回動する。
第2ロッカ180の回動により、第2の4節リンク装置における第3ピン92は、第2回動軸82を中心とする円周軌跡に沿って図の時計方向に移動する。
第2ロッカ180及び第3ピン92により、伝達リンク90は図の反時計方向に回動して移動する。
伝達リンク90により、可動接触子OCは可動接触子回動軸OCAを中心に図の反時計方向に回動する。
可動接触子OCの回動により、可動接点OCPは固定接点FCPに接触する。
その結果、本発明による配線用遮断器は、図1に示す投入動作(ON)状態となる。
この過程で、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184は、引張ばねSの荷重を増加させることなく、投入荷重を増加させることができる。
以下、図4〜図7を参照して、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184による投入荷重増加効果を説明する。
まず、図4及び図5を参照して、本発明による配線用遮断器の投入動作(ON)開始時点における投入荷重増加効果を説明する。
長孔状の第1の第2ロッカ接続口184が、従来の第1の第2ロッカ接続口84のように、第1側184aに相当する位置に同心状に形成され、第2ピン70が第1側184aにヒンジ結合されていると仮定すると、図4に示すように、第1側184aに位置する第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50は、第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置に位置する。
このとき、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」は、第1角度(以下、「θ1」という。)をなす。
また、第1ばね締結部52に作用していた図の左上方への付勢力(以下、「F1」という。)は、第1ばね締結部52における第1回動軸30を中心とする円周軌跡の接線方向の分力(以下、「A1」という。)に分解される。
ここで、A1=F1sinθ1が成立する。
それに対して、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184が、本発明のように、長孔状に形成され、第2ピン70が第1側184aから第2側184bに移動可能な場合、図5に示すように、第2側184bに位置する第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50は、第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置から図の時計方向に回動した他の位置に位置する。
このとき、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」は、第2角度(以下、「θ2」という。)をなす。
また、第1ばね締結部52に作用していた図の左上方への付勢力(以下、「F2」という。)は、第1ばね締結部52における第1回動軸30を中心とする円周軌跡の接線方向の分力(以下、「A2」という。)に分解される。
ここで、A2=F2sinθ2が成立する。
2つの場合を比較すると、ばねの変位差によりF1とF2が異なる。
しかし、変位差は配線用遮断器の大きさを考慮すると無視できるレベルであるので、F1≒F2とみなされる。
つまり、同じ大きさの力が作用する場合、0°<θ1<θ2<90°であると、sinθ1<sinθ2により、A1(=F1sinθ1=F2sinθ1)<A2(=F2sinθ2=F1sinθ2)が成立する。
よって、投入荷重が増加することを確認することができる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明による配線用遮断器の投入動作(ON)終了時点における投入荷重増加効果を説明する。
長孔状の第1の第2ロッカ接続口184が、従来の第1の第2ロッカ接続口84のように、第1側184aに相当する位置に同心状に形成され、第2ピン70が第1側184aにヒンジ結合されていると仮定すると、図6に示すように、第1側184aに位置する第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50は、第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置に位置する。
このとき、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」は、第1角度(以下、「θ1’」という。)をなす。
また、第1ばね締結部52に作用していた図の左上方への付勢力(以下、「F1’」という。)は、第1ばね締結部52における第1回動軸30を中心とする円周軌跡の接線方向の分力(以下、「A1’」という。)に分解される。
ここで、A1’=F1’sinθ1’が成立する。
それに対して、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184が、本発明のように、長孔状に形成され、第2ピン70が第1側184aから第2側184bに移動可能な場合、図7に示すように、第2側184bに位置する第2ピン70に拘束された連結リンク60及び第1回動軸30に拘束された第1ロッカ40により位置が決定される第1ピン50は、第1回動軸30を中心とする円周軌跡上の特定の位置から図の時計方向に回動した他の位置に位置する。
このとき、「第1回動軸30−第1ばね締結部52−第2ばね締結部16」は、第2角度(以下、「θ2’」という。)をなす。
また、第1ばね締結部52に作用していた図の左上方への付勢力(以下、「F2’」という。)は、第1ばね締結部52における第1回動軸30を中心とする円周軌跡の接線方向の分力(以下、「A2’」という。)に分解される。
ここで、A2’=F2’sinθ2’が成立する。
2つの場合を比較すると、ばねの変位差によりF1’とF2’が異なる。
しかし、変位差は配線用遮断器の大きさを考慮すると無視できるレベルであるので、F1’≒F2’とみなされる。
つまり、同じ大きさの力が作用する場合、0°<θ1’<θ2’<90°であると、sinθ1’<sinθ2’により、A1’(=F1’sinθ1’=F2’sinθ1’)<A2’(=F2’sinθ2’=F1’sinθ2’)が成立する。
よって、投入荷重が増加し、可動接触子OCと固定接触子FC間の接触保持力が増加することを確認することができる。
一方、本発明による配線用遮断器が事故による遮断動作(TRIP)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる過程は、図3の事故による遮断動作(TRIP)状態から人為的遮断動作(OFF)状態に切り替えられる段階が先行することが異なるだけであり、その後の過程は前述した人為的遮断動作(OFF)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる過程と同様である。
ここで、配線用遮断器は、ハンドル10が図の時計方向に回動し、突起24がラッチホルダ28の溝に係止されることにより、事故による遮断動作(TRIP)状態から人為的遮断動作(OFF)状態に切り替えられる。
よって、本発明による配線用遮断器が事故による遮断動作(TRIP)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる過程については、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
また、本発明による配線用遮断器が事故による遮断動作(TRIP)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる場合における長孔状の第1の第2ロッカ接続口184による投入荷重増加効果についても、前述した人為的遮断動作(OFF)状態から投入動作(ON)状態に切り替えられる場合と同様であるので、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
次に、本発明による配線用遮断器が投入動作(ON)状態から人為的遮断動作(OFF)状態に切り替えられる過程を説明する。
図1に示す投入動作(ON)状態で、ハンドル10が図の時計方向に回動すると、引張ばねSは第1ばね締結部52を中心に図の時計方向に回動する。
すると、第1ばね締結部52に図の右上方への付勢力が作用する。
付勢力は、第1ロッカ40が第1回動軸30を中心に図の反時計方向に回動するようにするトルクとして作用する。
トルクは、第2ピン70を長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第2側184bから第1側184aに移動させる。
また、トルクは、第2ロッカ180が第2回動軸82を中心に図の反時計方向に回動するようにする。
それにより、第1の4節リンク装置における第1ロッカ40は、第1回動軸30を中心に図の反時計方向に回動する。
第1ロッカ40及び第1ピン50により、連結リンク60は図の時計方向に回動して移動する。
連結リンク60により、第2ピン70は長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第2側184bから第1側184aに移動する。
連結リンク60及び第2ピン70により、第2ロッカ180は第2回動軸82を中心に図の反時計方向に回動する。
第2ロッカ180の回動により、第2の4節リンク装置における第3ピン92は、第2回動軸82を中心とする円周軌跡に沿って図の反時計方向に移動する。
第2ロッカ180及び第3ピン92により、伝達リンク90は図の時計方向に回動して移動する。
伝達リンク90により、可動接触子OCは可動接触子回動軸OCAを中心に図の時計方向に回動する。
可動接触子OCの回動により、可動接点OCPは固定接点FCPから分離する。
その結果、本発明による配線用遮断器は、図2に示す人為的遮断動作(OFF)状態となる。
次に、本発明による配線用遮断器が投入動作(ON)状態から事故による遮断動作(TRIP)状態に切り替えられる過程を説明する。
図1に示す投入動作(ON)状態で、回路に異常電流や事故電流などが発生すると、ラッチホルダ28が図の時計方向に回動する。
すると、トリップラッチ20の突起24が拘束解除される。
それにより、トリップラッチ20はラッチ回動軸22を中心に回動する。
このとき、第1ばね締結部52に作用していた図の左上方への付勢力は、トリップラッチ20がラッチ回動軸22を中心に図の反時計方向に回動するようにする。
また、付勢力は、第2ピン70を長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第2側184bから第1側184aに移動させる。
さらに、付勢力は、第2ロッカ180が第2回動軸82を中心に図の反時計方向に回動するようにする。
それにより、図1を参照すると、5節リンク装置におけるトリップラッチ20は、ラッチ回動軸22を中心に反時計方向に回動する。
トリップラッチ20及び第1回動軸30により、第1ロッカ40は図の反時計方向に回動して移動する。
第1ロッカ40及び第1ピン50により、連結リンク60は図の反時計方向に回動して移動する。
連結リンク60により、第2ピン70は長孔状の第1の第2ロッカ接続口184における第2側184bから第1側184aに移動する。
連結リンク60及び第2ピン70により、第2ロッカ180は第2回動軸82を中心に図の反時計方向に回動する。
第2ロッカ180の回動により、第2の4節リンク装置における第3ピン92は、第2回動軸82を中心とする円周軌跡に沿って図の反時計方向に移動する。
第2ロッカ180及び第3ピン92により、伝達リンク90は図の時計方向に回動して移動する。
伝達リンク90により、可動接触子OCは可動接触子回動軸OCAを中心に図の時計方向に回動する。
可動接触子OCの回動により、可動接点OCPは固定接点FCPから分離する。
その結果、本発明による配線用遮断器は、図3に示す事故による遮断動作(TRIP)状態となる。
ここで、第1ロッカ40を主動節といい、第1回動軸30を回転軸といい、第2ピン70を連結ピンといい、長孔状の第1の第2ロッカ接続口184を長孔状の接続口といい、第1ばね締結部52を作用点といい、第1ばね締結部52と第2ばね締結部16とを結ぶ線を作用線ということができる。
本発明による配線用遮断器においては、駆動力を発生するリンク装置のヒンジ結合部が、長孔状の接続口及び長孔状の接続口内で移動可能な連結ピンから構成され、連結ピンが、駆動力のうち投入荷重として作用する分力を増加させる方向に移動できるようになっている。
より具体的には、本発明による配線用遮断器は、ケースCと、ケースCの内部に設置される固定接触子FCと、固定接触子FCに接離するようにケースCに回動可能に設置される可動接触子OCと、可動接触子OCを回動させるように駆動力を発生する機構部とを含む。
機構部は、駆動力により回転軸を中心に回動可能に設置される主動節を備えたリンク装置を含む。
主動節は、投入動作(ON)時に回転軸と駆動力の作用点とを結ぶ線が駆動力の作用線と鋭角をなし、駆動力に対する作用点の円周軌跡の接線方向の分力が投入荷重として作用するようにする。
リンク装置の少なくとも1つのヒンジ結合部は、連結ピンが長孔状の接続口を移動可能な構造でヒンジ結合されて形成される。
従って、リンク装置の少なくとも1つのヒンジ結合部は、投入動作(ON)時に連結ピンが長孔状の接続口の第1側から第2側に移動することにより、鋭角が変更されて分力が増加するようにする。
これにより、ばねの荷重の増加、機構部のリンク構造及びリンク比の変更などの新規機構部の開発、又は部品やアクセサリの変更を伴うことなく、投入荷重を増加させることができる。
つまり、投入荷重の増加のための他の方法における問題が生じない。
一例として、引張ばねの荷重の増加により発生していた投入動作以外の全ての動作における荷重の増加の問題が生じない。
他の例として、機構部のリンク構造及びリンク比の変更により発生していた投入動作以外の他の動作への好ましくない影響(例えば、リセット動作時における使用者の操作力の増加など)及び他のタイプの遮断器との機構部の部品共用化不可の問題が生じない。
また、引張ばねの荷重の増加や機構部のリンク構造及びリンク比の変更などにより投入荷重を増加させるための開発及び改善にかかる多大な時間及びコストを低減することができる。
さらに、長孔状の接続口内での連結ピンの移動による駆動力の分力変更構造は、他の部位に適用することができる。
よって、人為的遮断動作(OFF)や事故による遮断動作(TRIP)など他の動作の性能を改善することもできる。
10 ハンドル
12 レバー
14 把持部
16 第2ばね締結部
20 トリップラッチ
22 ラッチ回動軸
24 突起
26 ラッチ接続口
28 ラッチホルダ
30 第1回動軸
40 第1ロッカ
50 第1ピン
52 第1ばね締結部
60 連結リンク
70 第2ピン
80 第2ロッカ
82 第2回動軸
84 第1の第2ロッカ接続口
90 伝達リンク
92 第3ピン
94 第4ピン
180 第2ロッカ
184 長孔状の第1の第2ロッカ接続口
184a 第1側
184b 第2側
186 円形の第2の第2ロッカ接続口
C ケース
FC 固定接触子
FCP 固定接点
OC 可動接触子
OCA 可動接触子回動軸
OCP 可動接点
S 引張ばね

Claims (7)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部に設置される固定接触子と、
    前記固定接触子に接離するように前記ケースに回動可能に設置される可動接触子と、
    前記可動接触子を回動させるように駆動力を発生する機構部と、を含み、
    前記機構部は、
    前記駆動力により回転軸を中心に回動可能に設置される主動節を備えたリンク装置を含み、
    前記主動節は、投入動作時に前記回転軸と前記駆動力の作用点とを結ぶ線が前記駆動力の作用線と鋭角をなし、前記駆動力に対する前記作用点の円周軌跡の接線方向の分力が投入荷重として作用するようにし、
    前記リンク装置の少なくとも1つのヒンジ結合部は、連結ピンが長孔状の接続口を移動可能な構造でヒンジ結合され、投入動作時に前記連結ピンが前記長孔状の接続口の第1側から第2側に移動することにより、前記鋭角が変更されて前記分力が増加するようにする、配線用遮断器。
  2. 前記リンク装置は、
    一端が前記ケースの内部にヒンジ結合され、他端がラッチホルダに拘束されるトリップラッチと、
    一端が第1回動軸により前記トリップラッチにヒンジ結合される第1ロッカと、
    前記第1ロッカから離隔し、一端が第2回動軸により前記ケースにヒンジ結合される第2ロッカと、
    一端が第1ピンにより前記第1ロッカの他端にヒンジ結合され、他端が第2ピンにより前記第2ロッカの他端にヒンジ結合される連結リンクと、から構成され、
    前記第2ロッカは、前記他端に長孔状の第2ロッカ接続口を備え、
    前記連結リンクは、前記長孔状の第2ロッカ接続口にヒンジ結合され、
    前記第1ロッカが前記主動節であり、
    前記第1回動軸が前記回転軸であり、
    前記第2ピンが前記連結ピンであり、
    前記長孔状の第2ロッカ接続口が前記長孔状の接続口である、請求項1に記載の配線用遮断器。
  3. 前記長孔状の第2ロッカ接続口は、同じ大きさの2つの円と、前記2つの円の両方と接する交差しない2本の接線とにより囲まれる図形の形状に形成され、
    前記図形の第1円弧側が前記第1側であり、
    前記図形の第2円弧側が前記第2側である、請求項2に記載の配線用遮断器。
  4. 前記機構部は、
    前記リンク装置から離隔し、一端が前記ケースにヒンジ結合され、他端が前記ケースから突出するハンドルと、
    一端が前記ハンドルに支持され、他端が前記第1ピンに支持され、前記第1ピンに対して駆動力を発生する引張ばねと、をさらに含み、
    前記第1ピンは、前記引張ばねの一端を支持する第1ばね締結部を備え、
    前記ハンドルは、一側に前記引張ばねの他端を支持する第2ばね締結部を備え、
    前記第1ばね締結部が前記作用点であり、
    前記第1ばね締結部と前記第2ばね締結部とを結ぶ線が前記作用線である、請求項2に記載の配線用遮断器。
  5. 前記第1側は、投入動作において前記連結ピンが前記第1側に位置する際に、前記第1ばね締結部を頂点として、前記第1回動軸、前記第1ばね締結部及び前記第2ばね締結部がなす第1角度が鋭角をなすようにする位置に形成される、請求項4に記載の配線用遮断器。
  6. 前記第2側は、投入動作において前記連結ピンが前記第2側に位置する際に、前記第1ばね締結部を頂点として、前記第1回動軸、前記第1ばね締結部及び前記第2ばね締結部がなす第2角度が前記第1角度より大きく90度より小さい角度をなすようにする位置に形成される、請求項5に記載の配線用遮断器。
  7. 前記機構部は、前記リンク装置から前記可動接触子に駆動力を伝達する伝達リンクをさらに含み、
    前記伝達リンクは、一端が前記第2ロッカの一側にヒンジ結合され、他端が前記可動接触子の一側にヒンジ結合される、請求項2に記載の配線用遮断器。
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