JP5882957B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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本発明は、レンズの光学特性を画像処理で補正する技術に関する。
光学特性に起因する画像劣化の補正としては、レンズユニットからの情報に基づいて補正値を計算することが一般である。そして、この情報とは、撮影距離、焦点距離、および絞り値などであり、これらの情報から補正値を計算し、補正する。このことによって、光学特性に起因する収差や歪のない画像を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、一眼レフカメラの交換可能なレンズユニットに、エクステンダー等の中間アダプターを介在させると、レンズユニットの持っている絞り値が正確な値を示さなくなる。そこで、中間アダプタの長さ情報と射出瞳距離に応じた絞り値補正テーブルを持つことが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−158134号公報(第5頁、図3、図4、図5) 特開2007−17891号公報(第20頁、図4、図5)
しかしながら、撮影距離、焦点距離、絞り値からでは、レンズユニットの光学特性を特定することができない場合がある。例えば、マクロレンズのように、撮影距離ではなく、撮影距離の変化に対して撮影倍率が一対一に対応しない場合である。このような、撮影距離に対応する情報を用いてレンズ位置に基づく光学特性の補正を行ってしまうと、誤った補正をしてしまう可能性がある。
そこで、本願技術思想の一つは、レンズユニットが第1のタイプである場合に、レンズユニットの撮影距離に対応する情報である第1の情報と第1の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段であって、レンズユニットが第2のタイプである場合に、レンズユニットの射出瞳距離に対応する情報である第2の情報に対応する撮影倍率に対応する情報と第2の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された画像に対応する画像を表示するよう制御する制御手段と、を有する。
本願に記載の技術思想によれば、レンズ位置に基づく光学特性の補正を撮影距離の変化に対して撮影倍率が一対一に対応しない場合においても行うことができる。
本発明における第1の実施形態であるデジタルカメラの構成を示す図である。 本発明における第1の実施形態のブック図を示す図である。 本発明における第1の実施形態のサムネイル画像を生成する手順を示す図である。 本発明における代表的なレンズ収差データを示す図である。 本発明におけるレンズ収差データの補間方法を示す図である。 本発明における特別なレンズの特徴を示す図である。 本発明における第1の実施形態のフローチャートを示す図である。 本発明における第2の実施形態の構成図を示す図である。 本発明における第2の実施形態のフローチャートを示す図である。 本発明における第2の実施形態の操作パネルの表示を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
以下に、本願技術思想を情報処理装置としての一眼レフカメラに適用した形態を実施例1として示す。
<デジタルカメラの概略>
図1は、レンズユニット式のデジタルカメラの概略図である。交換可能なレンズユニット1は、一般的に、焦点距離を可変するためのズームレンズ11、明るさを制御するための絞り機構12、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ13を有している。ただし、単焦点レンズの場合は、焦点距離を可変することができない。また、マクロレンズの場合は、焦点距離が固定の上に、撮影距離の変わりに撮影倍率が可変されることになる。すなわち、フォーカスを合わせるために、撮影倍率を可変して合わせることになる。なお、本願では撮影距離とは、被写体距離、またはフォーカスレンズの位置などのデジタルカメラの位置からフォーカスしている位置までの距離をいう。
また、この交換可能なレンズユニット1は、レンズ側のマウント14がデジタルカメラ2のマウント部27と通信可能に接合することができる様になっている。デジタルカメラ2は、レンズユニット1を通過してきた光を21のハーフミラーで反射させ、ピント板24の位置で結像させる。ピント板24で結像した光は、プリズム25で反転され、接眼レンズ26を通して正立像として観測されることができる。
また、撮影状態になると、デジタルカメラ2は、ハーフミラー21が跳ね上がり、シャッター22が開く。そのため、レンズユニット1を通過してきた光が、撮像素子23に結像する。
交換可能なレンズユニット1のマウント部14には、接点群15が組み込まれている。この接点群15は、デジタルカメラ本体から、電源を供給されたり、通信を行うための接点(不図示)である。接点群15としては、電源、グランド、送信、受信、クロックなどの用途にそれぞれ分かれている。
この交換可能なレンズユニット1のマウント部14は、デジタルカメラ2のマウント部27と接合する。このことによって、マウント部14にある接点群15とマウント部27にある接点群28の中の接続端子が各々つながる。
その結果、接続端子を経由してデジタルカメラ2から、交換可能なレンズ1に電源が供給され、交換可能なレンズ1とデジタルカメラ2の間で通信が開始される。
<デジタルカメラ2の内部の構成>
次に、図2にデジタルカメラ2の内部の構成について示す。撮像素子23は、CCD(charge−coupled device)やCMOS(charge−coupled device)のようなセンサーである。撮像素子23に結像した光は、撮像素子23内の各画素において、入射光量に応じた量の電荷に変換される。タイミングジェネレータ32が発生させる信号は、撮像素子23を駆動し、センサに蓄積した電荷を伝送し、順次電圧信号に変換される。前記変換された電圧信号は、相関二重サンプリング30(以下CDSとも呼ぶ)でサンプリングされ、A/D変換器31でデジタル信号に変換される。
デジタル信号に変換された画像データは、IC(charge−coupled device)33に入力される。まず、入力された画像データは、ホワイトバランスのためのデータを算出するためのWB回路33aに入り、メモリA35にいったん格納される。メモリA35に格納された画像データは、再びIC33に入力され、3つの画像処理を施される。
まず、デジタル信号に変換された画像データは、そのままロスレス圧縮(可逆圧縮)をかけるロスレス圧縮回路33dにおいてロスレス圧縮されたRAWデータに変換されCPUバス34に送り出される。また、デジタル信号に変換された画像データは、CPU(charge−coupled device)バス34に送られる。この際、例えば図3のようにRAWデータをブロック内平均したりローパスフィルタをかけたりして帯域を落とす。そして、そこから間引くことによってダウンサンプリングされ、元の画像サイズより小さいサムネイル画像に変換されるためにRAWサムネイル回路33cで間引き処理される。
最後に、jpeg圧縮するための画像を作るために、画像処理回路33bにおいて画像処理を施され、その結果出力されるYcbCrは、ラスタブロック変換されて、jpeg圧縮回路33eでjpeg圧縮をされて、CPUバス34に送られる。
この画像処理回路33bにおいて、レンズユニットの撮影情報に応じたレンズユニットの光学特性に影響を受けた第1の画像を補正する補正データを算出する。そして、画像処理回路33bは、算出した補正データで第1の画像の補正を行い第2の画像を作成する。レンズユニットの撮影情報とは、レンズユニットの識別情報であるレンズIDや、焦点距離に対応する情報、撮影距離に対応する情報、および絞り値に対応する情報などである。
CPU36は、電源が投入された直後、メモリーB37に格納されているプログラムに従い、デジタルカメラ2を初期化し、レンズユニットと通信を開始する。
また、CPU36は、撮影された画像データでCPUバス34に出力された画像データを一度メモリーA35に格納し、インターフェース回路38を介して外部メモリー39に最終的に書き込む。CPU36につながるスイッチ40は、レリーズスイッチである。スイッチ40を押すことによって、上記の撮影の動作が行われ、撮影された画像データと、その画像データに関連付けられた撮影の際のレンズユニットの撮影情報とを外部メモリー39に書き込む。
なお、この場合はIC33、またはCPU36が、レンズユニットを通過した光に基づく第1の画像を取得する第1の取得手段、およびレンズユニットの瞳距離に対応する情報を取得する第2の取得手段として機能する。
<補正データ>
図4において、レンズユニットの光学特性に影響を受けた画像データを補正する補正データを示す。
まず、図4の(a)は、あるレンズ位置における倍率色収差のデータを示す。横軸はセンサーの中心から対角の位置までの約21mmに相当する距離である。縦軸は、緑を代表する波長に対する赤と青を代表する波長の成分のずれ量を示している。マイナスは、緑より距離が短い位置に相当する中心寄りにずれることを意味する。逆にプラスは緑より距離の長い位置に相当する外側にずれることを意味する。このずれ分に相当する位置に画素データを戻すことによって倍率色収差のない画像を得ることができる。
次に、図4の(b)は、あるレンズ位置における歪曲収差のデータを示す。横軸は、図4の(a)と同様にセンサーの中心から対角の位置までの約21mmに相当する距離である。縦軸は、歪曲収差がない場合の画像の位置からのずれ量を示している。マイナスは、本来の位置より短い位置に位置していることを示しており、結果的にたる型の歪曲収差をしていることになる。プラスは、本来の位置より長い位置に位置していることになり、結果的に糸巻き型の歪曲収差になる。途中でマイナスからプラスや、プラスからマイナスに交差するタイプは、陣笠タイプの歪曲収差と呼ばれている。この歪曲収差分に相当する距離を元の位置に戻すように、RGB全て同じ位置に移動させることによって、歪曲収差を補正することができる。
そして、図4の(C)は、あるレンズ位置における周辺光量落ちのデータを示す。横軸は、同様にセンサーの中心から対角の位置までの約21mmに相当する距離である。縦軸は、レンズの中心の明るさを100%としたときの周辺の光量落ち成分を示している。この位置に対する光量落ち分を補正することによって、周辺光量落ち補正をすることできる。
上記図4の(a)、(b)、および(c)では、あるレンズ位置において取得した画像の当該レンズユニットの光学特性による影響を説明した。この点、図4で説明したレンズユニットの光学特性による取得画像への影響は、それぞれレンズの位置に応じて曲線が変わる。したがって、これらレンズユニットの光学特性による影響を補正するには、非常にデータ量が多くなってしまう。ここでいう、レンズの位置は、撮影距離、焦点距離、といった情報に対応するもので、図4で説明したレンズユニットの光学特性による影響は、絞り値に応じても変化する。
そこで、図5の(b)に示すように、代表的な値を補正テーブルとして格納するようにする。図5は、図4で説明してレンズユニットの光学特性による影響のうち、図4の(c)で説明した周辺光量落ちのデータを焦点距離ごとに表したテーブルである。図5の(a)は、グラフで表したもの、同(b)は表であらわしたものである。図4の(a)倍率色収差、同(b)歪曲色収差についても、同(c)周辺光量落ちと同様に補正テーブルであるので、ここでは説明を割愛する。
図5で、補正テーブルとして持っているデータの間の撮影条件の場合は、補間で作成することができる。例えば、28mmから200mmまでのズームレンズの場合、ズーム領域を3等分して、図5にあるように4本の代表値を持つことにする。そこで、焦点距離100mmで撮影された場合、200mmとそのひとつ前の65.5mmの焦点距離のデータから100mmのデータを補間する。同様に、撮影距離、絞り値に応じても同様に補間で収差データを求めることができる。
<マクロレンズ等>
次に、マクロレンズのように、撮影距離ではなく、撮影倍率がパラメータになっている場合について説明する。レンズによっては、撮影距離、焦点距離、絞り値からではレンズの収差や周辺光量落ちのデータといったレンズユニットの光学特性の影響を求めることができない場合がある。例えば、マクロレンズがその代表である。
図6の(a)にマクロレンズの場合の撮影距離と撮影倍率の関係を示す。撮影倍率と撮影距離とが一対一の関係になってないことが分かる。ここで、通常マクロレンズと言われるレンズは、フォーカス動作を行うと、被写体の大きさ(画角)も変わってしまうのが一般である。一方で、図5で説明したようにマクロレンズの場合でも撮影倍率ごとに補正データがある。そのため、マクロレンズのように図6の(a)のグラフで示されるような特性を有する場合、撮影距離に応じた情報では、補正データが複数の解を持ってしまうことになる。このような場合は、撮影距離からレンズユニットの光学特性による影響を補正するための補正データを単に求めると適切でない。
そこで、本願技術思想では、射出瞳距離(以下、瞳距離ともいう。)に着目した。図6の(b)に射出瞳距離(以下、単に瞳距離ともいう。)と撮影倍率の関係を示す。図6の(b)に示すように、瞳距離は撮影倍率に対して比例の関係にある。撮影倍率と比例の関係にある瞳距離に対応した情報を用いることで、撮影倍率に応じた補正データを決定することができる。
ここで、本願技術思想では、レンズユニットのタイプに応じて選択する補正テーブルを替え、この算出(選択)した補正テーブルに、レンズユニットの光学特性の影響を補正するための補正データを作成するための撮影情報を加えて補正データを算出する。このレンズユニットの撮影情報としては、撮影距離、焦点距離、絞り値、射出瞳距離などの中から選択的に決定するのである。
<デジタルカメラ2の処理>
図7に交換可能なレンズユニットをデジタルカメラに装着したときに行うデジタルカメラ2の処理の一部を示す。
まず、#1において、デジタルカメラのCPU36が、レリーズスイッチ40が操作されたかどうか判断する。レリーズスイッチが入ったとCPU36が判断した場合、レンズとの通信を開始する。#3において、まず、レンズユニットの識別情報であるレンズIDを受信する。#4において、撮影画像を取得した際のレンズユニット1の撮影情報を受信することで取得する。レンズユニット1の撮影情報とは、撮影の際の焦点距離、撮影距離、絞り値、射出瞳距離などのパラメータに対応する。
#5において、先に受信し取得しているレンズIDから対応する補正テーブルを選択する。この補正テーブルには、レンズユニットの光学特性に影響を受けた画像データを補正するのに必要な情報が蓄積されており、これは図5を使って説明した。また、この補正テーブルは、例えば、パソコンにある補正テーブルをデジタルカメラ2のメモリーB37にデータ移行するなどにより格納されている。あるいは、パソコンを介さずにネットワークに繋がっているサーバからデジタルカメラ2のメモリーB37にデータ移行するようにしてもよい。
#6において、選択した補正テーブルにあるレンズ情報フラグを参照する。ここで、もし、レンズ情報フラグが0の場合、撮影情報として、撮影距離に対応する情報を選択する。一方、1の場合、射出瞳距離に対応する情報を選択する。すなわち、レンズ情報フラグが0の場合の補正テーブルは、瞳距離でなく撮影距離に対応する情報を加えて補正データを算出するための補正テーブルであることを意味する。一方、レンズ情報フラグが1の場合の補正テーブルは、撮影距離でなく瞳距離に対応する情報を加えて補正データを算出するための補正テーブルであることを意味する。
#7において、レンズ情報フラグが0の場合、焦点距離、撮影距離、絞り値を入力として、選択された補正テーブルから補正データを算出し、メモリ37上に展開する。一方、#8において、レンズ情報フラグが1の場合、焦点距離、射出瞳距離、絞り値を入力として、選択された補正テーブルから補正データを算出し、メモリ37上で展開する。#9において、メモリ37上に展開された補正データを画像処理部33bへ移行し、この移行された補正データに基づき画像処理を実行する。この画像処理により、周辺光量落ちや、収差といったレンズユニットのレンズ位置に基づく光学特性の影響が補正された画像を取得することができる。
以上説明したように、本願技術思想によれば、撮影された際のレンズユニットに応じて、適切な光学特性に起因する画像劣化を補正することができる。
(実施例2)
次に、本願技術思想を情報処理装置としてのパソコンのRAW現像アプリケーションなどで行う周辺光量落ちや収差といったレンズユニットのレンズ位置に基づく光学特性の影響の補正に適用した場合を実施例2として説明する。
<システムの概要>
図8に本発明の実施例2の構成を示す。実施例1と同様の構成については同じ符号をつけて、説明を割愛する。デジタルカメラ2には、RAWデータなど、現像前のセンサーの出力するデータを保存するモードを持っている場合がある。これは、パソコン40上のRAWデータを現像するアプリケーションソフトで、ユーザの好みに合った画像に編集するためのものである。このようなアプリケーションソフトを使えば、デジタルカメラ2に周辺光量落ちや収差といったレンズユニットのレンズ位置に基づく光学特性の影響を補正する機能がない場合においても、撮影画像を取得した際の撮影情報から補正が可能になる。さらに、ユーザーが光学特性の影響を補正する程度を変えることが可能になる。
例えば、撮影画像を取得した際のレンズユニット1の種類を識別するためのレンズIDが分かれば、パソコン40においてレンズユニット1を特定し、レンズユニット1に対応した補正テーブルを算出(選択)することができる。そして、この補正テーブルと、レンズユニット1の撮影情報とから、周辺光量落ちや収差といったレンズユニット1のレンズ位置に基づく光学特性の影響を補正する補正データをパソコン40上に展開することができる。
なお、RAWデータは、外部メモリー39を介してパソコン40に取り込む場合や、デジタルカメラ2から直接取り込む場合などが考えられる。デジタルカメラ2から直接パソコンに取り込む場合は、ケーブル等の有線の場合や、無線等の手段が考えられる。
また、撮影画像を取得した際のレンズユニットの撮影情報も、RAWデータに関連付けられて、外部メモリー39を解してパソコン40に取り込む場合や、デジタルカメラ2から直接取り込む場合等が考えられる。
なお、この場合はパソコン40のCPUが、レンズユニットを通過した光に基づく第1の画像を取得する第1の取得手段、およびレンズユニットの瞳距離に対応する情報を取得する第2の取得手段として機能する。
<パソコン40の処理>
図9にパソコン40の処理の一部を示す。#901において、パソコン40のCPUが取得したRAWデータのヘッダー情報から、レンズユニット1識別する情報としてのレンズIDを読み込む。次に、#902において、パソコン40のCPUは、撮影画像を取得した際のレンズユニット1の撮影情報としての撮影距離、焦点距離、絞り値、射出瞳距離等をパソコン40のCPUが読み込む。#903において、パソコン40はレンズIDに対応する補正テーブルを参照する。この補正テーブルには、レンズユニットの光学特性に影響を受けた画像データを補正するのに必要な情報が蓄積されており、これは図5を使って説明した。なお、この補正テーブルは、例えば、アプリケーションソフトとして存在しパソコン40のメモリー格納されている。
#904において、パソコン40のCPUは、補正テーブルに附属するレンズ情報フラグを確認し、ここで、もし、レンズ情報フラグが0の場合、撮影情報として、撮影距離に対応する情報を選択する。一方、1の場合、射出瞳距離に対応する情報を選択する。
#905において、レンズ情報フラグが0の場合、ディスプレイ41に図10で後述する画像補正のための操作パネルとして表示するスライダーを撮影距離とする。また、#907において、焦点距離、撮影距離、絞り値を入力として、選択された補正テーブルから補正データを算出し、パソコン40のメモリー上に展開する。
一方、#906において、レンズ情報フラグが1の場合、ディスプレイ41に図10で後述する画像補正のための操作パネルとして表示するスライダーを撮影距離とする。また、#908において、焦点距離、射出瞳距離、絞り値を入力として、選択された補正テーブルから補正データを算出し、パソコン40のメモリー上で展開する。
#909において、パソコン40のCPUは、得られた補正データに基づき、RAWデータに対して画像処理を実行する。そして、パソコン40のCPUは、当該画像処理の実行でレンズ位置に基づく光学特性の影響が補正された現像後の画像をディスプレイ41上に表示するよう制御する。
<パネル表示>
次に、図10を用いて、パソコン40のCPUが表示制御を行い、ディスプレイ41に画像補正の操作パネルとして表示する仕様について説明する。これは、レンズユニットによっては、撮影距離に対応する情報を持っていない場合や、同様に瞳距離に対応する情報を持っていない場合、あるいはユーザーが補正量を変える場合などを考慮したものである。その場合、ユーザーが操作パネル上のスライダーを移動させ、レンズ収差、周辺光量落ちなどレンズユニットの光学特性による画像の影響の補正が最も効果を表すポジションに変更することが可能である。
図10にアプリケーションソフトのレンズ収差補正の操作パネル801、802を示す。図10の803、804はユーザーがマウスやタッチ操作などで操作可能なスライダーである。
図10の(a)は、図9の#5で説明したようなレンズ情報フラグが0の場合で、ディスプレイ41に画像補正の操作パネルとして表示するスライダー803を撮影距離とする。撮影距離がパラメータとしてユーザーが選択操作できるようになっている。表示する画像805に関連した撮影距離に対応する情報がある場合、スライダー803には、デフォルトとしてその撮影距離に対応する情報からスライダーの位置を決定して表示する。
一方、図10の(b)は、図9の#6で説明したようなレンズ情報フラグが1の場合で、ディスプレイ41に画像補正の操作パネルとして表示するスライダー804を撮影倍率とする。撮影倍率がパラメータとしてユーザーが選択操作できるようになっている。この撮影倍率の表示は、瞳距離に対応する情報に基づいて作成される。表示する画像806に関連した瞳距離に対応する情報がある場合、スライダー804には、デフォルトとしてその瞳距離に対応する情報から算出した倍率に応じてスライダーの位置を決定し表示する。
ユーザーのスライダー803、804の操作に応じて、パソコン40のCPUは、レンズIDより選択された補正テーブルから補正データを算出する。例えば、ユーザーがスライダー803を近側から無限側に動かした場合には、その動かした後の位置に対応した撮影距離情報を使って補正テーブルのデータに基づいて補正データを算出し画像処理をする。また、ユーザーがスライダー804を4倍から2倍に動かした場合には、2倍に対応した情報を使って補正テーブルのデータに基づいて補正データを算出し画像処理をする。この場合、ユーザーの指定後の2倍という倍率を使って補正テーブルのデータに基づいて補正データを算出して画像処理を行う。または、ユーザーの指定後の2倍という倍率に相当する瞳距離に対応する情報を使って補正テーブルのデータに基づいて補正データを算出して画像処理を行う。後者の場合には、補正テーブルからの補正データの算出方法を変える必要がない利点があり、前者の場合には直接倍率から補正データを算出することができる利点がある。
これによって、マクロレンズのような特殊なレンズにおいても正しいレンズ収差補正が可能なる。
以上説明したように、本願技術思想によれば、撮影された際のレンズユニットに応じて、適切な光学特性に起因する画像劣化を補正することができる。
1 レンズユニット
2 レンズユニット式デジタルカメラ本体
11 フォーカスレンズ
12 絞り
13 ズームレンズ
23 撮像素子
33 画像処理用IC
34 CPUバス
35 メモリー1
36 CPU
37 メモリー2
38 インターフェース
39 外部メモリー
40 パソコン

Claims (14)

  1. レンズユニットが第1のタイプである場合に、レンズユニットの撮影距離に対応する情報である第1の情報と第1の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段であって、レンズユニットが第2のタイプである場合に、レンズユニットの射出瞳距離に対応する情報である第2の情報に対応する撮影倍率に対応する情報と第2の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像に対応する画像を表示するよう制御する制御手段と、を有する情報処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1の情報と第1の補正情報または前記第2の情報と第2の補正情報、およびレンズユニットの撮影情報とから補正データを算出して、当該レンズユニットの光学特性の影響を受けた画像の周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像は、前記レンズユニットを介した被写体像に対応する画像であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記補正手段は、RAWデータのヘッダー情報から、レンズユニットが第1のタイプか第2のタイプかを識別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1、第2の補正情報を格納するメモリーを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記補正手段は、ネットワークに接続されたサーバーから前記第1、第2の補正情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記補正手段は、ユーザーによる操作パネル上の操作に応じて、前記画像の補正量を変えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置の制御方法であって、
    レンズユニットが第1のタイプである場合に、レンズユニットの撮影距離に対応する情報である第1の情報と第1の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段であって、レンズユニットが第2のタイプである場合に、レンズユニットの射出瞳距離に対応する情報である第2の情報に対応する撮影倍率に対応する情報と第2の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで補正された画像に対応する画像を表示するよう制御する制御ステップと、を有する情報処理装置の制御方法。
  9. 前記補正ステップでは、前記第1の情報と第1の補正情報または前記第2の情報と第2の補正情報、およびレンズユニットの撮影情報とから補正データを算出して、当該レンズユニットの光学特性の影響を受けた画像の周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置の制御方法。
  10. 前記画像は、前記レンズユニットを介した被写体像に対応する画像であることを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 前記補正ステップでは、RAWデータのヘッダー情報から、レンズユニットが第1のタイプか第2のタイプかを識別することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  12. ネットワークに接続されたサーバーから前記第1、第2の補正情報を取得するステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. ユーザーによる操作パネル上の操作に応じて、前記画像の補正量を変えるステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法
  14. 情報処理装置の制御プログラムであって、
    レンズユニットが第1のタイプである場合に、レンズユニットの撮影距離に対応する情報である第1の情報と第1の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正手段であって、レンズユニットが第2のタイプである場合に、レンズユニットの射出瞳距離に対応する情報である第2の情報に対応する撮影倍率に対応する情報と第2の補正情報から補正データを算出してレンズユニットの光学特性の影響を受けた画像を補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで補正された画像に対応する画像を表示するよう制御する制御ステップと、を有する情報処理装置の制御プログラム。
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