JP5882813B2 - ドキュメントプレビューを提供する方法、システムおよび装置 - Google Patents

Description

本発明は、一般には、コンピュータシステムに関し、より詳細には、ドキュメントプレビューを提供する方法、システムおよび装置に関する。

現代のグラフィックオペレーティングシステムを有するコンピュータシステムを使用する際には、ドキュメントのプレビューを閲覧することがしばしば望ましい。ドキュメントプレビューとは、ドキュメントに関連するアプリケーションプログラムを用いてドキュメントがオープンされた場合に、ユーザが何を見るはずであるかについての模擬を行うドキュメントの読取り専用のレンダリングのことである。一部のアプリケーションプログラムにより、ユーザは、ドキュメントの静的イメージを閲覧できるようになるが、静的イメージは、ユーザがページを移動し、またはナビゲートすることができる真のプレビューではない。他のプログラムでは、ユーザが、ドキュメントに関連するアプリケーションプログラムを起動して、ドキュメントの内容を閲覧する必要がある。例えば、電子メール（「Ｅメール（ｅ−ｍａｉｌ）」）のクライアントアプリケーションプログラム内においては、電子メールのメッセージに添付された１つまたは複数のドキュメントのプレビューを閲覧することが時として望ましいことがある。しかし、現行の電子メールのアプリケーションプログラムでは、ユーザは、添付されたドキュメントに関連するアプリケーションを起動してドキュメントを閲覧する必要がある。このプロセスは、ユーザにとって時間がかかり、また苛立たしい場合がある。

様々なコンテキストにおいて、ドキュメントプレビューを閲覧することが望ましいこともある。例えば、前述の電子メールのクライアントアプリケーションプログラムなどのアプリケーションプログラムのコンテキストの中からドキュメントプレビューを閲覧することが望ましいこともある。また、グラフィックデスクトップシェル（ｇｒａｐｈｉｃａｌ ｄｅｓｋｔｏｐ ｓｈｅｌｌ）などのオペレーティングシステムプログラムのコンテキストの中からドキュメントプレビューを閲覧することが望ましいこともある。例えば、ユーザが、シェルを利用して、ドキュメントを含むフォルダへとナビゲートするとき、ユーザは、関連するアプリケーションプログラムを起動する必要なしに、ドキュメントのプレビューを速やかに閲覧することが望ましいこともある。同様に、ファイルを開くために利用されるダイアログボックスのコンテキストにおいてドキュメントプレビューを速やかに閲覧することが望ましいこともある。このようにして、ユーザは、ドキュメントに関連するアプリケーションプログラムを開く必要なしに、ドキュメントプレビューを閲覧して、ドキュメントの内容を速やかに調べることができる。しかし、現行のシステムを利用してドキュメントをプレビューするためには、各アプリケーションプログラムおよびオペレーティングシステムは、ドキュメントをプレビューするためにそれら自体のコードを実装する必要がある。

コンピュータシステムの応答性に悪影響を及ぼすことなく様々なコンテキストの中でドキュメントを速やかにプレビューするための機構を提供することが望ましいこともある。さらに、ドキュメントをプレビューする際に出合うどのようなエラーも、ホストオペレーティングシステムまたはアプリケーションの性能または安定性に影響を与えるべきではない。本発明の様々な実施形態が構成されてきたのは、これらおよび他の考察に関連している。

本発明の実施形態によれば、以上および他の問題は、ドキュメントプレビューを提供するための方法、システム、および装置によって解決される。本発明の実施形態では、オペレーティングシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムが利用して、ドキュメントに関連するアプリケーションプログラムを起動することなしにドキュメントの速やかなプレビューを提供することができる共通の機構が提供される。本発明の様々な実施形態が提供する機構により、プレビューは、ページを移動し、ナビゲートすることができるようになる。これらの実施形態では、コンピュータシステムの性能または安定性に厳しい影響を与えることがないプレビュー機構も提供される。

本発明の一態様によれば、ドキュメントプレビューを生成するための方法が提供される。この方法によれば、ドキュメントのプレビューを表示することを望むホストアプリケーションが呼び出すことができるプレビューハンドラインターフェース（ｐｒｅｖｉｅｗ ｈａｎｄｌｅｒ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を示すプレビューハンドラが提供される。例えば、電子メールクライアントアプリケーションは、ホストアプリケーションを含んでおり、プレビューハンドラインターフェースを呼び出して、電子メールメッセージに添付されたドキュメントのプレビューを表示することができる。プレビューハンドラインターフェースを介して、プレビューハンドラは、プレビューア（ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ）を識別して、ドキュメントのプレビューを表示し、プレビューアをロードし、プレビューアに指示してプレビューを構成し表示するように動作可能である。

プレビューを構成し表示するために、ホストアプリケーションは、要求を用いてプレビューハンドラインターフェースを呼び出して、プレビューすべきドキュメントをロードすることができる。要求は、ドキュメントへのパスと、プレビューを表示すべきウィンドウへのハンドルを含むことができる。要求を受け取ることに応答して、プレビューハンドラは、その適切なプレビューアを識別して、ドキュメントについてのプレビューを生成することができる。プレビューアは、ホストアプリケーションが提供するオプションのインターフェースに照会することにより、登録済みのプレビューアを求めてレジストリを検索することにより、または他の手段によって、識別することができる。

プレビューアがそのドキュメントタイプについて識別された後に、プレビューハンドラは、プレビューアが示すインターフェースを呼び出して、プレビューアに指示してドキュメントをロードすることができる。プレビューハンドラはまた、プレビューアインターフェースを呼び出して、ホストアプリケーションが識別するウィンドウのサブウィンドウ内のドキュメントのプレビューを示すことができる。プレビューアを別のプロセス空間で実行して、ホストアプリケーションの性能に影響を与えないようにすることもできる。同様な理由から、プレビューハンドラとプレビューアの間の通信は、バックグラウンドスレッド（ｂａｃｋｇｒｏｕｎｄ ｔｈｒｅａｄ）上で行うこともできる。

プレビューアが使用するためのホストアプリケーションにより、いくつかのオプションのインターフェースを実装することができる。特に、ホストアプリケーションにより、ビーコンインターフェース（ｂｅａｃｏｎｉｎｇ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を提供することができ、インターフェースを介して、プレビューアは、ドキュメントのプレビューを生成するために必要なサポートファイルをロードする許可を求めてホストアプリケーションに照会することができる。ホストアプリケーションにより、進行インターフェース（ｐｒｏｇｒｅｓｓ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を実装することができ、インターフェースを介してプレビューアは、ドキュメントのローディングおよびプレビューの生成の進行などの進行インジケータを提供することができる。またプレビューアが、ドキュメントのプレビューを生成するために必要な追加のファイルの位置を見出すためのインターフェースを取得することができるようにするインターフェースも提供することができる。

本発明の実施形態は、コンピュータプロセス、コンピューティングシステムとして実装することもでき、またコンピュータプログラム製品やコンピュータ読取可能な媒体などの製品として実装することもできる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータシステムによって読取り可能な、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムを符号化したコンピュータ記憶媒体とすることができる。コンピュータプログラム製品はまた、コンピューティングシステムによって読取り可能な、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムを符号化した、搬送波上の伝搬信号とすることもできる。

本発明を特徴づける、これらおよび他の様々な特徴、ならびに利点については、以下の詳細な説明を読み、その関連する図面を検討することから明らかになろう。

本発明の様々な実施形態に関して、利用されおよび提供されるコンピュータシステムを例示するコンピュータシステムのアーキテクチャの図である。 本発明の実施形態によって提供される様々なソフトウェアコンポーネントおよびインターフェースの態様を例示するソフトウェアのアーキテクチャの図である。 本発明の実施形態に従って提供される、ドキュメントプレビューを提供するための様々なソフトウェアコンポーネントの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態に従って提供される、ドキュメントプレビューを提供するための様々なソフトウェアコンポーネントの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態に従って提供される、ドキュメントプレビューを提供するための様々なソフトウェアコンポーネントの動作を示すフロー図である。

次に図面を参照して、本発明の様々な態様について説明する。図面において、同一の参照符号は、同一の要素を示す。特に、図１およびその対応する説明では、本発明の実施形態を実装することができる適切なコンピューティング環境の簡単な全般的な説明を提供することを意図している。本発明では、パーソナルコンピュータ上のオペレーティングシステム上で実行されるプログラムモジュールに関連して実行されるプログラムモジュールの一般的な文脈で説明しているが、本発明は、他のタイプのコンピュータシステムおよびプログラムモジュールと組み合わせて実装することもできることが、当業者には理解されよう。

一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施し、特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造および他のタイプの構造体を含んでいる。さらに、本発明は、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含めて、他のコンピュータシステムコンフィギュレーションを用いて実行することもできることが当業者には理解されよう。本発明はまた、タスクが、通信ネットワークを介してリンクされたリモート処理装置によって実施される分散コンピューティング環境で実行することもできる。分散コンピューティング環境においては、プログラムモジュールは、ローカルとリモートとの両方のメモリ記憶装置において配置することができる。

次に図１を参照して、本発明の様々な実施形態において利用されるコンピュータ２の例示のコンピュータアーキテクチャについて説明することにする。図１に示すコンピュータアーキテクチャは、中央演算処理装置５（「ＣＰＵ」）、ランダムアクセスメモリ９（「ＲＡＭ」）および読取り専用メモリ１１（「ＲＯＭ」）を含むシステムメモリ７、ならびにメモリをＣＰＵ５に結合するシステムバス１２を含む従来のデスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータを示している。起動時などコンピュータ内のエレメント間で情報を転送する助けをする基本ルーチンを含む基本入出力システムは、ＲＯＭ１１に記憶される。コンピュータ２は、以下でさらに詳細に説明しているオペレーティングシステム１６、アプリケーションプログラム、および他のプログラムモジュールを記憶するための主記憶装置１４をさらに含んでいる。

主記憶装置１４は、バス１２に接続された主記憶装置コントローラ（図示せず）を介してＣＰＵ５に接続される。主記憶装置１４およびその関連するコンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ２のための不揮発性記憶装置を提供する。本明細書に含まれるコンピュータ読取可能な媒体の説明は、ハードディスクやＣＤ−ＲＯＭドライブなどの主記憶装置のことを意味しているが、コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ２からアクセスすることができるどのような使用可能な媒体とすることもできることを当業者には理解されたい。

実施例として、限定するものではないが、コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、他のデータなどの情報の記憶のためのあらゆる方法または技術で実装される揮発性媒体および不揮発性媒体、着脱可能媒体および着脱不能媒体を含んでいる。コンピュータ記憶媒体は、それだけには限定されないが、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリまたは他のソリッドステートメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、デジタル多用途ディスク（「ＤＶＤ」）または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータ２によってアクセスすることができる他のあらゆる媒体を含んでいる。

本発明の様々な実施形態によれば、コンピュータ２は、インターネットなどのネットワーク１８を介したリモートコンピュータに対する論理接続を使用してネットワーク環境で動作することができる。コンピュータ２は、バス１２に接続されるネットワークインターフェースユニット２０を介してネットワーク１８に接続することができる。ネットワークインターフェースユニット２０を利用して、他のタイプのネットワークおよびリモートコンピュータシステムに接続することもできることを理解されたい。コンピュータ２は、（図１には示していない）キーボード、マウス、または電子スタイラスを含めて、いくつかの他の装置からの入力を受け取り、処理するための入出力コントローラ２２も含むことができる。同様に、入出力コントローラ２２は、ディスプレイスクリーン、プリンタ、または他のタイプの出力装置に対して出力を提供することもできる。

以上で簡単に述べたように、ワシントン州レッドモンド市在の本願発明の特許出願人からのＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）ＸＰオペレーティングシステムなど、ネットワーク化されたパーソナルコンピュータの動作を制御するための適切なオペレーティングシステム１６を含めて、いくつかのプログラムモジュールおよびデータファイルをコンピュータ２の主記憶装置１４およびＲＡＭ９に記憶することができる。主記憶装置１４およびＲＡＭ９は、１つまたは複数のプログラムモジュールを記憶することもできる。特に、主記憶装置１４およびＲＡＭ９は、ホストアプリケーション２６を記憶することもできる。ホストアプリケーション２６は、ユーザに対してドキュメント３２のプレビューを提供することを望む、あらゆるタイプのプログラムを含んでいる。本発明の実施形態によれば、ホストアプリケーション２６は、マイクロソフトコーポレーションからのＯＵＴＬＯＯＫパーソナル情報マネージャアプリケーションプログラムを含んでいる。本発明の様々な実施形態を介して、電子メールメッセージに添付されたドキュメントについてプレビューを生成し、表示することができる。しかし、ホストアプリケーション２６は、ワードプロセッサアプリケーションプログラム、スプレッドシートアプリケーションプログラム、プレゼンテーションアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム１６、または他のあらゆるタイプのプログラムを含むことができることを理解されたい。これらのプログラムでは、例えば、ファイルオープンダイアログボックスにおいて、オペレーティングシステムシェル内に、または他のあらゆるロケーションにおけるドキュメントプレビューを提供するために、本明細書で説明している機構を利用することができる。

主記憶装置１４およびＲＡＭ９は、プレビューハンドラプログラム２８を記憶するようにも動作可能である。プレビューハンドラ２８は、ドキュメントのプレビューを提供するための機構である。以下でより詳細に説明しているように、プレビューハンドラ２８は、ホストアプリケーション２６などのアプリケーションがドキュメントプレビューを生成するために呼び出すことができるインターフェースを実装する。ドキュメントプレビューの用意については、プレビューハンドラ２８が提供するインターフェースによってホストアプリケーション２６から抽出される。

本発明の実施形態によれば、プレビューハンドラ２８は、１つまたは複数のプレビューアプログラム３０を利用して、ドキュメント３２の実際のプレビューを生成することができる。プレビューアは、特定のタイプのドキュメントについてのプレビューアとして、プレビューハンドラ２８、ホストアプリケーション２６、またはオペレーティングシステム１６に登録することができる。登録済みのプレビューアに関する情報は、登録済みのプレビューアの識別子およびロケーションに関して、プレビューハンドラ２８、ホストアプリケーション２６、またはオペレーティングシステム１６が保持することができる。オペレーティングシステム１６は、情報をレジストリ２４に記憶することができる。ホストアプリケーション２６は、様々なタイプのドキュメントについてのプレビューアとしてそれ自体を登録することもできること理解されたい。ホストアプリケーション２６、プレビューハンドラ２８、およびプレビューア３０の動作に関するさらなる詳細については、図２〜５に関して以下で説明することにする。

次に図２を参照して、本発明の実施形態が利用する様々なソフトウェアコンポーネントに関して、追加の詳細を提供することにする。図２に示すように、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラ２８が実装するプレビューハンドラインターフェース４２の使用を介してプレビューハンドラ２８と情報をやりとりする。次にプレビューハンドラ２８は、ホストアプリケーションが実装するプレビューホストインターフェース４０を経由してホストアプリケーションと情報をやりとりすることができる。プレビューハンドラ２８は、プレビューアインターフェース５０の使用を介してこれらのプレビューア３０Ａ〜３０Ｄと情報をやりとりすることもできる。ホストアプリケーション２６は、プレビューア３０Ａ〜３０Ｃに関して本明細書で説明している方法と同様な方法で、プレビューア３０Ｄを実装し、プレビューハンドラ２８と情報をやりとりすることができることを理解されたい。プレビューハンドラ２８は、レジストリ２４から値を検索して、適切なプレビューアおよびそのロケーションを識別することができることも理解されたい。

以上で簡単に説明したように、プレビューア３０Ａ〜３０Ｃのそれぞれは、１つまたは複数のドキュメントタイプについてのプレビューを生成するように動作可能である。ドキュメント３２Ａ〜３２Ｃは、一般的に主記憶装置１４上のプレビューア３０Ａ〜３０Ｃからアクセス可能なロケーションに記憶される。ロードする要求がプレビューハンドラ２８によって発行されるときに、ロケーションは、プレビューア３０Ａ〜３０Ｃに渡される。プロセスについては、以下でさらに詳細に説明することにする。

プレビューア３０Ａ〜３０Ｃは、１つまたは複数のオプションのインターフェースの使用を介して、ホストアプリケーション２６と直接に情報をやりとりすることができる。特に、進行インターフェース４４を利用して、ホストアプリケーション２６に対して進行インジケータを提供することができる。次いで進行インジケータをユーザに対して表示して、例えば、プレビュー表示の進行のグラフィック表示を提供することができる。ビーコンインターフェース４６をプレビューア３０Ａ〜３０Ｃが利用して、ホストアプリケーション２６からドキュメントに関連するサポートファイルをロードする許可を取得することができる。例えば、プレビューすべきドキュメントが、ハイパーテキストマークアップ言語（「ＨＴＭＬ」）ドキュメントである場合、グラフィックスおよび他の参照ファイルをロードして、プレビューを提供する必要があることもある。参照ファイルをロードするのに先立って、プレビューアは、ホストアプリケーション２６からの許可を要求して、ビーコンインターフェース４６を介してそれを行うことができる。ＩＵｎｋｎｏｗｎインターフェース４８をプレビューア３０Ａ〜３０Ｃが利用して、ドキュメントのプレビューを生成するために必要なサポートファイルの位置を見出すなど、様々なファンクションを実施するためのインターフェースを提供することができる。当業者には知られているように、ＩＵｎｋｎｏｗｎインターフェース４８は、所与のオブジェクト上で他のインターフェースに対するポインタをクライアントに取得させる。

プレビューを提供するために、ホストアプリケーション２６は、ウィンドウ５２に対するハンドルをプレビューハンドラ２８に渡す。次いでプレビューハンドラは、ホストアプリケーションが作成するウィンドウの内側に子ウィンドウ（またはサブウィンドウ）を作成する。次いで、プレビューアが識別されインスタンス化されるときに、子ウィンドウに対するハンドルは、適切なプレビューア３０Ａ〜３０Ｃに渡される。ウィンドウ内のプレビュー５６をレンダリングするために、プレビューアは、ウィンドウ５２内にサブウィンドウ５４を作成する。プレビューを指示するユーザ入力は、プレビューアが受け取ることになるので、プレビューアは、あるタイプの入力を処理し、他のタイプの入力をプレビューハンドラ２８へと渡し、その後、ホストアプリケーション２６に渡すように動作可能とすることができる。このようにして、実際にはホストアプリケーション２６のために意図される、プレビューアが受け取る入力を、ホストアプリケーション２６が処理することもできる。

依然として図２を参照して、プレビューハンドラインターフェース４２、プレビューホストインターフェース４０、およびプレビューアインターフェース５０に関する追加の詳細を提供することにする。プレビューハンドラインターフェース４２は、ホストアプリケーション２６がプレビューハンドラ２８のインスタンスを作成した後に呼び出される「ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅ（初期化）」メソッドを提供する。ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドにより、プレビューハンドラ２８は、ウィンドウ５２上でそれ自体を初期化できるようになる。ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドに対して渡されるパラメータは、ホストアプリケーション２６のインスタンス、プレビューホストインターフェース４０に対するポインタ、およびプレビューハンドラ２８の動作を定義するために利用することができる１つまたは複数のフラグである。インターフェース４２上で、プレビューをレンダリングすべきウィンドウ５２に対するハンドルを獲得するｓｅｔ ｗｉｎｄｏｗ（ウィンドウ設定）メソッドを提供することもできる。

プレビューハンドラインターフェース４２は、「ｌｏａｄ（ロード）」メソッドも提供する。ユーザが、プレビューしたいと思うファイルまたは１組のファイルを選択するときなど、ドキュメントプレビューを生成する要求を受け取るときには、ｌｏａｄメソッドが、ホストアプリケーション２６によって呼び出される。メソッドが呼び出されるときに、プレビューハンドラ２８は、プレビューする１つまたは複数のファイル名を保存し、ファイルをプレビューするバックグラウンドスレッドを呼び出す。次いで、バックグラウンドスレッドは、プレビューするファイルが実際に存在することを確認し、ファイルについての拡張子を取得し、拡張子についてプレビューア３０Ａ〜３０Ｃの位置を見出そうと試みる。プレビューアの位置が見出されると、プレビューアを利用してファイルをプレビューする。ｌｏａｄメソッドは、プレビューするファイルに至るフルパスをパラメータとして獲得する。ｌｏａｄメソッドの動作に関するさらなる詳細については、以下で提供することにする。

プレビューハンドラインターフェース４２は、「ｓｈｏｗ（表示）」メソッドも含んでいる。ｌｏａｄメソッドに対する呼出しにより、ファイルがプレビューアに正常にロードされた後に、ｓｈｏｗメソッドは、ホストアプリケーション２６によって呼び出される。ホストアプリケーション２６がプレビューへとファイルをレンダリングしたいと思う場合に、ホストアプリケーションは、ｓｈｏｗメソッドを呼び出す。プレビューハンドラインターフェース４２は、「ｓｈｏｗ ｅｒｒｏｒ ｍｅｓｓａｇｅ（エラーメッセージ表示）」メソッドも含んでいる。ｌｏａｄメソッドまたはｓｈｏｗメソッドが、エラーコードを返しており、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラ２８が、コードについてのエラーメッセージを表示することを望む場合に、ｓｈｏｗ ｅｒｒｏｒ ｍｅｓｓａｇｅメソッドは、呼び出される。ｓｈｏｗ ｅｒｒｏｒ ｍｅｓｓａｇｅメソッドは、ロードし、またはパラメーラとして示すことができなかったエラーコードおよびファイルのファイル名を獲得する。

プレビューハンドラインターフェース４２は、「ｗｉｎｄｏｗ ｃｈａｎｇｅｄ（ウィンドウ変化）」メソッドも含んでいる。ｓｅｔ ｗｉｎｄｏｗメソッドに渡されたウィンドウ５２が何らかの方法で変化するときにメソッドは呼び出される。例えば、ウィンドウ５２のサイズが変化する場合に、ホストアプリケーション２６は、メソッドを呼び出して、プレビューハンドラ２８に変化について通知することができる。次いで、プレビューハンドラ２８は、適切なプレビューアを呼び出して、サブウィンドウ５２およびプレビュー５６のサイズをアップデートすることができる。プレビューハンドラインターフェース４２はまた、プレビューすべき追加のファイルが残っていないときに呼び出すことができる「ｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅ（初期化しない）」メソッドも含んでいる。ｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドは、プレビューハンドラ２８を初期化しない（ｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅ）。

プレビューホストインターフェース４０は、プレビューハンドラ２８がホストアプリケーション２６にとって使用可能となり得るリソースを使用できるようにするためにホストアプリケーション２６が実装するオプションのコールバックインターフェースである。例えば、ホストアプリケーション２６が、特定のドキュメントタイプについてのプレビューアをすでにロードしている場合、ホストアプリケーション２６が、プレビューハンドラ２８にプレビューアそれ自体をロードするように試みさせる代わりに、インターフェースをロード済みのプレビューアに渡すことが有用となり得る。

プレビューホストインターフェース４０は、「ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ（プレビューア獲得）」メソッドを提供する。プレビューハンドラ２８が、あるファイルについてのプレビューアの位置を見出そうと試みているときに、メソッドは、プレビューハンドラ２８によって呼び出すことができる。ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドを介して、プレビューハンドラ２８は、ファイルタイプについてのプレビューアの識別子についてホストアプリケーション２６に照会することができる。ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドは、プレビューすべきファイルの拡張子を入力として獲得し、ファイルタイプについてのプレビューアの識別子を示す出力パラメータ、またはＮＵＬＬを提供する。メソッドは、例えばホストアプリケーション２６がすでにプレビューアをロードし終わっているとき、またはホストアプリケーション２６がプレビューア３０Ｄそれ自体を提供するときに有用となり得る。

ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドがプレビューアを返さない場合には、プレビューハンドラ２８は、プレビューホストインターフェース４０が提供する「ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ ｃｌａｓｓ ＩＤ（プレビューアクラスＩＤ獲得）」メソッドを利用することができる。ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ ｃｌａｓｓ ＩＤメソッドを介して、ホストアプリケーション２６は、ホストアプリケーションが所与の拡張子の特定のファイルについて使用したいと望むあらゆるプレビューアについてのクラスＩＤをプレビューハンドラ２８に対して渡すことができる。例えば、ホストアプリケーション２６は、特定の拡張マークアップ言語（「ＸＭＬ」）ファイルでは特定のプレビューアを利用することを指定したいと思うこともある。ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ ｃｌａｓｓ ＩＤメソッドは、プレビューすべきファイルの拡張子を入力として獲得し、ファイルタイプについてのプレビューアのクラスＩＤを示す出力パラメータ、またはＮＵＬＬを提供する。

プレビューホストインターフェース４０はまた、「ｇｅｔ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ（インターフェース獲得）」メソッドも提供する。プレビューハンドラ２８が、ファイルをロードするように指示されるとき、プレビューハンドラは、ロードおよびショーに使用するために、プレビューアに渡すために、ビーコンインターフェース４６、進行インターフェース４４、およびＩＵｎｋｎｏｗｎインターフェース４８に対するポインタを獲得しようと試みる。ｇｅｔ ｉｎｔｅｒｆａｃｅメソッドは、目的のために利用される。ｇｅｔ ｉｎｔｅｒｆａｃｅメソッドは、要求されているインターフェースの識別子をパラメータとして獲得し、それが返される場合には、要求されたインターフェースに対するポインタを出力パラメータとして返す。

プレビューホストインターフェース４０はまた、「ｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇ（ローディング完了）」メソッドも提供する。プレビューアにファイルのローディングが行われるときに、メソッドを呼び出して、ホストアプリケーション２６に次のステップを取り込むことができることを知らせることができる。例えば、ｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇメソッドに対する呼出しを受け取ることに応答して、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上でｓｈｏｗメソッドを呼び出すことができる。代わりに、ドキュメントをロードすることができなかった場合、ｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇメソッドは、エラーメッセージと共に呼び出すことができる。この場合には、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上で「ｓｈｏｗ ｅｒｒｏｒ ｍｅｓｓａｇｅ」メソッドを呼び出すことができる。

プレビューアインターフェース５０は、プレビューア３０Ａ〜３０Ｄが実装するベースインターフェースである。インターフェースを実装することにより、プレビューアを呼び出して、ファイルをロードし、ファイルをサブウィンドウにレンダリングし、必要に応じてドキュメント内ナビゲーションを提供し、プレビューが完了したときにファイルをロードしない（ｕｎｌｏａｄ）ことができる。プレビューアは、バックグラウンドスレッド上で呼び出すことができ、ユーザがプレビュー上で待っていることがあるので、できるだけ速くロードしレンダリングするようにも試みるべきである。

プレビューアインターフェース５０は、特定のファイル上でプレビューアを初期化するために呼び出される「ｌｏａｄ」メソッドを見せている。ｌｏａｄメソッドは、プレビューすべきドキュメントへのパス、ならびにビーコンインターフェース４６、進行インターフェース４４、およびＩＵｎｋｎｏｗｎインターフェース４８に対するオプションのポインタをパラメータとして獲得する。これらのインターフェースは、前述の方法で利用することができる。

ｌｏａｄメソッドに対する呼出しに応答してドキュメントをロードする際に、プレビューアは、進行ダイアログなどのどのようなユーザインターフェースも呼び出すべきではない。ドキュメントは、書込みについてロックされるべきではなく、プレビューアは、決してドキュメントを変更またはアップデートすべきではない。プレビューアはまた、ドキュメントがパスワード保護されている場合には、静かに機能しなくなるべきである。プレビューアはまた、ドキュメントに含まれるどのようなマクロも実行すべきではない。プレビューアはまた、ｌｏａｄメソッドを一度呼び出すことができ、異なる可能性のあるウィンドウを用いて（以下で説明する）「ｓｈｏｗ」メソッドを、何度も呼び出すことができるように設計すべきである。ｌｏａｄメソッドは、レンダリングすべきファイルを準備するに際して、含まれるどのような時間のかかる作業でも実施すべきであり、したがって、「ｓｈｏｗ」メソッドは、できる限り高速にすることが可能である。ユーザがプレビューをキャンセルしようと試みる場合には、ｌｏａｄメソッドは、ファイルのロードを停止し、できる限り速やかに戻るべきである。

以上で簡潔に説明したように、プレビューアインターフェース５０もまた、「ｓｈｏｗ」メソッドを見せることができる。メソッドを呼び出して、プレビューアに、ｌｏａｄメソッドに渡されたドキュメントを指定されたウィンドウ内へとレンダリングさせる。これは、またファイルをウィンドウに対してレンダリングする必要なしに、ビューアがファイルをロードできるようにするｌｏａｄメソッドとは異なるメソッドである。ｓｈｏｗメソッドは、プレビューをレンダリングすべきウィンドウに対するハンドルをパラメータとして獲得する。

プレビューアインターフェース５０は、「ｗｉｎｄｏｗ ｃｈａｎｇｅｄ」メソッドも見せている。メソッドを呼び出して、プレビューアが現在使用しているウィンドウが、何らかの形で変化していることをプレビューアに知らせる。メソッドは、一般的にプレビューハンドラインターフェース４２上におけるｗｉｎｄｏｗ ｃｈａｎｇｅｄメソッドに対する呼出しに応答して呼び出される。プレビューアインターフェース５０はまた、「ｕｎｌｏａｄ（ロードしない）」メソッドも示す。メソッドを呼び出して、プレビューアがｌｏａｄメソッドを介してロードされたファイルをロードしないべきであることをプレビューアに知らせる。プレビューハンドラインターフェース４２、プレビューホストインターフェース、およびプレビューアインターフェース５０が提供するこれらの様々なメソッドの用途および動作に関するさらなる詳細については、図３〜５を参照して以下でさらに詳細に説明することにする。

本発明の実施形態によれば、プレビューハンドラ２８はまた、ＩＳｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒインターフェース５１またはＩＯｌｅ ＣｏｍｍａｎｄＴａｒｇｅｔインターフェース５３もサポートすることができる。インターフェース５１は、コンポーネントが無関係の機能を見せることができるようにする既存のインターフェースである。インターフェース５１を介して、ホストアプリケーション２６は、現行のプレビューアに、あるタイプの機能をプレビューアがサポートするかどうかについて照会することができる。インターフェース５３は、呼出し元（ホスト２６）が、クライアント（プレビューア）に対してコマンドを発行できるようにする別の既存のインターフェースである。プレビューハンドラ２８は、現行のプレビューアに対するパススルー（ｐａｓｓ−ｔｈｒｏｕｇｈ）としてインターフェースを実装する。

次に図３を参照して、ドキュメントプレビューを提供するためのプロセスを示す例示のルーチン３００について説明することにする。本明細書で提示されるこれらのルーチンの説明を読むに際して、本発明の様々な実施形態の論理的な動作は、（１）コンピューティングシステム上で実行されるコンピュータ実装された動作シーケンスもしくはプログラムモジュール、および／または（２）コンピューティングシステム内の相互接続されたマシン論理回路もしくは回路モジュールとして実装されることを理解されたい。実装については、本発明を実装するコンピューティングシステムの性能要件に依存した選択の問題である。したがって、図３〜５に示す論理的な動作、および本明細書で説明している本発明の実施形態を作成することについては、動作、構造装置、動作またはモジュールと様々に呼ばれる。これらの動作、構造装置、動作およびモジュールは、本明細書に添付される特許請求の範囲内に列挙されるように、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、ソフトウェア、ファームウェア、専用デジタルロジック、およびこれらのあらゆる組合せの形で実装することができることが、当業者には理解されよう。

ルーチン３００は、動作３０２から開始され、ここでは、１つまたは複数のドキュメントのプレビューを生成する要求を受け取っているかどうかについての決定が行われる。かかる要求は、例えば、ユーザが添付された１つまたは複数のドキュメントを有する電子メールメッセージを選択することによって行うことができる。代わりに、かかる要求については、オペレーティングシステムまたは他のタイプのプログラムによって、プログラム的に行うこともできる。プレビュー要求を受け取っていない場合、ルーチン３００は、動作３０２に戻り、ここでかかる別の決定が行われる。要求を受け取っている場合には、ルーチン３００は、動作３０２から動作３０４へと継続される。

動作３０４において、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラ２８のインスタンスを作成する。次いで、ルーチン３００は、動作３０６へと継続され、ここで、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上で、ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドを呼び出す。ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドに対する呼出しを受け取ることに応答して、プレビューハンドラ２８は、前述の方法でそれ自体を初期化する。ｓｅｔ ｗｉｎｄｏｗメソッドを、プレビューを生成すべきウィンドウに対するハンドルを用いて呼び出すこともできる。

動作３０６から、ルーチン３００は、動作３０８へと継続され、ここでホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上でｌｏａｄメソッドを呼び出す。ｌｏａｄメソッドに対する呼出しを受け取ることに応答して、プレビューハンドラ２８は、プレビューすべき特定のタイプのドキュメントについてのプレビューアを識別し、プレビューアをロードし、プレビューアに指示してドキュメントをロードするように試みる。このプロセスは、動作３１０において行われる。プレビューアの位置を見出し、ドキュメントをロードするための例示のルーチン４００について、図４を参照して以下で説明することにする。

動作３１０から、ルーチン３００は、動作３１２へと継続され、ここでは、プレビューアが識別され、指定済みのドキュメントをロードすることができたかどうかについての決定が行われる。プレビューアが、ドキュメントをロードすることができなかった場合、ルーチン３００は、動作３１６へと分岐し、ここでは、エラーメッセージを用いて、プレビューホストインターフェース４０上でｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇメソッドに対する呼出しによって、エラーメッセージがホストアプリケーション２６に対して戻される。かかるエラーに応答して、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上でｓｈｏｗ ｅｒｒｏｒ ｍｅｓｓａｇｅメソッドを呼び出すことができる。動作３１６から、ルーチン３００は、動作３１８へと継続され、ここでルーチン３００は、終了する。

動作３１２において、プレビューアがドキュメントをロードすることができたと決定される場合には、ルーチン３００は、動作３１４へと継続され、ここで、成功メッセージを用いてプレビューホストインターフェース４０上でｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇメソッドを呼び出すことができる。かかるメッセージを受け取ることに応答して、ホストアプリケーション２６は、プレビューハンドラインターフェース４２上でｓｈｏｗメソッドを呼び出すことができる。それに応じて、プレビューハンドラ２８は、プレビューアインターフェース５０上でｓｈｏｗメソッドを呼び出して、プレビューアにプレビューをサブウィンドウ５４で表示させることができる。プレビューがもはや必要なくなると、様々なｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドを呼び出してプレビューアおよびプレビューハンドラ２８を初期化しないことができる。これらのコンポーネントを初期化しないための例示のルーチン５００について、図５に関連して以下で説明する。動作３１４から、ルーチン３００は、動作３１８へと継続され、ここでルーチン３００は終了する。

次に図４を参照して、ドキュメントについての適切なプレビューアを識別し、ロードするための例示のルーチン４００について説明することにする。ルーチン４００は、動作４０２から開始され、ここでは、バックグラウンドスレッドが、プレビューアと情報をやりとりするために作成される。バックグラウンドスレッドを利用し、その結果、プレビューアが応答しなくなるイベントにおいて新しいバックグラウンドスレッドを作成し利用することができるようになる。これにより、ホストアプリケーション２６は応答可能な状態にとどまることもできるが、一方、プレビューハンドラ２８は、プレビューアがファイルをロードしレンダリングするのを待つ。これにより、プレビューハンドラ２８は、ユーザがプレビューするよう要求しているファイルをプレビューしたいとは思わないとユーザが決定する場合について取り扱うことが可能になる。例えば、ユーザがあるスプレッドシートファイルを選択し、プレビューアがファイルをロードしている間に、ユーザがあるイメージを本当にプレビューしたいと思うと決定する場合、ユーザは、ホストアプリケーション２６でイメージを選択することができる。プレビューハンドラ２８は、既存のバックグラウンドスレッドが、イメージについてのプレビューアをロードできる状態にあるかどうかを速やかに決定することができる。そうでない場合には、プレビューハンドラ２８は、イメージプレビューアについてのバックグラウンドスレッドをロードし、スプレッドシートファイルがローディングを完了するのを待たずに、イメージのプレビューをロードすることができる。

動作４０２から、ルーチン４００は、動作４０４へと継続され、ここでは、必要とされるプレビューアがすでにロードされているかどうかについての決定が行われる。性能を改善するために、プレビューハンドラ２８は、プレビューアが必要とされた後のある期間にわたって、メモリにおいてプレビューアから離れることができる。このようにして、プレビューアは、効率的にキャッシュすることができ、プレビューアについての後続要求においてロード時間を節約することができる。動作４０６において、プレビューアがすでにロードされている場合、ルーチン４００は、動作４０８へと継続され、ここでは、現行のロード済みのプレビューアが、プレビューすべきドキュメントについてのプレビューアとして指定される。必要とされるプレビューアがロードされていない場合には、ルーチン４００は、動作４０６から動作４２２へと分岐する。

動作４２２において、プレビューアが、それ自体を特定のドキュメントファイルタイプのプレビューアとして登録されているかどうかを決定する検索がレジストリ２４について行われる。プレビューアがレジストリにおいて識別される場合、ルーチン４００は、動作４２６へと分岐し、ここで、レジストリで識別されたプレビューアは、ドキュメントについてのプレビューアとして指定される。プレビューアがレジストリで見出されない場合には、ルーチン４００は、動作４１０へと継続される。

動作４１０において、プレビューハンドラ２８は、プレビューホストインターフェース４０上でｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドを呼び出す。前述のように、ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドにより、プレビューハンドラ２８は、ホストアプリケーション２６からプレビューアの識別子を要求することができるようになる。動作４１２において、ホストが、ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドに対する呼出しに応答してプレビューアを識別していることが決定される場合、ルーチン４００は、動作４１４へと分岐し、ここで識別済みのプレビューアが、ドキュメントについてのプレビューアとして指定される。ホストアプリケーション２６がプレビューアを指定しない場合には、ルーチン４００は、動作４１６へと継続される。

動作４１６において、プレビューホストインターフェース４０上でｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ ｃｌａｓｓ ＩＤメソッドに対して呼出しが行われる。ホストアプリケーション２６が、呼出しに応答してプレビューアのクラスＩＤを戻す場合、ルーチン４００は、動作４１８から動作４２０に分岐し、ここでクラスＩＤによって識別されるプレビューアが、現行のドキュメントについてのプレビューアとして指定される。そうでない場合には、ルーチン４００は、動作４１８から動作４２８へと継続され、ここでエラーメッセージが戻される。

動作４０８、４１４、４２０、および４２６から、ルーチン４００は、動作４３０へと継続される。動作４３０において、指定されたプレビューアは、バックグラウンドスレッド上でプロセス外オブジェクトとしてロードされる。次いでルーチン４００は、動作４３２へと継続され、ここで、ドキュメントをロードし、プレビューを構築する試みがプレビューアによって行われる。次いで、ルーチン４００は、動作４３４へと継続され、ここで、ドキュメントが正常にロードされたかどうかについての決定が行われる。ドキュメントが正常にロードされなかった場合、ルーチン４００は、動作４３４から動作４３８へと分岐し、ここでエラーメッセージが戻される。ドキュメントが正常にロードされる場合には、ルーチン４００は、動作４３６へと継続され、ここで成功メッセージが戻される。動作４３６および４３８から、ルーチン４００は、動作４４０へと継続され、ここでルーチン４００は戻る。

次に図５を参照して、プレビューアおよびプレビューハンドラ２８をロードしないための例示のルーチン５００について説明することにする。ルーチン５００は、動作５０２から開始され、ここでプレビューハンドラ２８は、プレビューア上でｕｎｌｏａｄメソッドを呼び出す。かかる呼出しを受け取ることに応答して、プレビューアは、ドキュメントをロードせず、それ自体の初期化を行わない。次いでルーチン５００は、動作５０４へと継続され、ここでは、ｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドがプレビューハンドラインターフェース４２上で呼び出される。この呼出しは、プレビューハンドラにそれ自体の初期化を行わない。動作５０４から、ルーチン５００は、動作５０６へと継続され、ここでルーチン５００は終了する。

上述に基づいて、本発明の様々な実施形態は、ドキュメントプレビューを提供するための方法、システム、装置、およびコンピュータ読取可能な媒体を含むことを理解されたい。以上の明細書、実施例およびデータは、本発明の構成の製造および使用についての完全な説明を提供する。本発明の多数の実施形態は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく行うことができるので、本発明は、添付の特許請求の範囲に属する。

Claims (14)

1. ドキュメントのプレビューを提供する、コンピュータによって実行される方法であって、前記方法は、
   コンピュータ上にプレビューハンドラを提供するステップであって、前記プレビューハンドラは、複数のプレビューアとバックグラウンドスレッド上で通信するように構成され、前記複数のプレビューアの各々のプレビューアは、特定のファイルタイプのプレビューアとして前記プレビューハンドラによって登録され、前記プレビューハンドラは、異なるファイルタイプの異なるプレビューアをロードするように構成される、提供するステップと、
   ドキュメントについてドキュメントのプレビューを生成する要求を受け取るステップであって、前記要求は、前記ドキュメントへのパスを含み、前記要求は、ホストアプリケーションを備える電子メールクライアントアプリケーションから前記プレビューハンドラにおいて受け取られ、前記ドキュメントは、電子メールメッセージに添付される、受け取るステップと、
   前記ドキュメントのファイルタイプのプレビューアが既にロードされている場合には、前記プレビューハンドラは、該プレビューアを前記ドキュメントのプレビューアとして指定するステップと、
   前記ドキュメントのファイルタイプのプレビューアがまだロードされていない場合には、前記プレビューハンドラは、該プレビューアを識別し前記ドキュメントのプレビューアとして指定するステップと、
   前記ドキュメントのプレビューアとして指定されたプレビューアを呼び出して、前記ドキュメントをロードし、前記ドキュメントのプレビューを生成するステップであって、前記ドキュメントのプレビューアは、前記ドキュメントのプレビューがページを移動されてナビゲートされるようにするためのドキュメント内ナビゲーションを提供する、ステップと、
   前記ドキュメントのプレビューが完了したとき、前記ドキュメントのプレビューアを呼び出して、前記ドキュメントをアンロードするステップであって、前記ドキュメントのプレビューアは、前記ドキュメントのプレビューアが必要とされた後、一定期間、前記ドキュメントのファイルタイプのロードされたプレビューアとしてメモリ内に残される、ステップと
   を備えたことを特徴とする方法。
2. 前記ドキュメントをアンロードするステップの後に、前記ドキュメントのファイルタイプを有するファイルのプレビューを生成するための後続の要求を受け取るステップと、
   前記ロードされたプレビューアを呼び出して、前記ファイルをロードし、前記ファイルのプレビューを生成するステップと
   をさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ドキュメントをアンロードするステップの後に、前記ドキュメントのファイルタイプとは異なるファイルタイプを有するファイルのプレビューを生成するための後続の要求を受け取るステップと、
   前記後続の要求に応答して、前記ドキュメントのプレビューアを、前記プレビューハンドラがアンロードするステップと、
   前記ファイルのプレビューアを、前記プレビューハンドラがロードするステップと、
   前記ファイルのプレビューアを呼び出して、前記ファイルをロードし、前記ファイルのプレビューを生成するステップと
   をさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記ドキュメントのプレビューを生成するステップは、
   前記ドキュメントが前記ドキュメントのプレビューアによってロードされている間に、前記ドキュメントのファイルタイプとは異なるファイルタイプを有するファイルのプレビューを生成するための後続の要求を受け取るステップと、
   前記ファイルのプレビューアを、前記プレビューハンドラがロードするステップと、
   前記ドキュメントのプレビューが表示される前に、前記ファイルのプレビューアを呼び出して、前記ファイルをロードし、前記ファイルのプレビューを生成するステップと
   をさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記ドキュメントのプレビューアは、ユーザ入力を受け取り、あるタイプの入力を処理し、前記ホストアプリケーションへの配信のために他のタイプの入力を前記プレビューハンドラへ渡すように構成されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記プレビューハンドラは、前記ドキュメントが前記ドキュメントのプレビューアによって正常にロードされたかどうかを決定し、前記ドキュメントが前記ドキュメントのプレビューアによって正常にロードされなかった場合に、前記ドキュメントのプレビューを生成するために必要な追加のファイルをロードする許可を求めて前記ホストアプリケーションに照会するように、構成されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記プレビューハンドラは、インターフェースを前記ホストアプリケーションに公開し、前記インターフェースは、
   前記プレビューハンドラを初期化する、前記ホストアプリケーションが呼ぶことのできる、ｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドと、
   前記プレビューハンドラに指示して、プレビューアの位置を見出し、前記プレビューアにドキュメントをロードする、前記ホストアプリケーションが呼ぶことのできる、ｌｏａｄメソッドと、
   前記プレビューハンドラに指示して、前記ドキュメントのプレビューを表示する、前記ホストアプリケーションが呼ぶことのできる、ｓｈｏｗメソッドと、
   前記プレビューハンドラを初期化しない、前記ホストアプリケーションが呼ぶことのできる、ｕｎｉｎｉｔｉａｌｉｚｅメソッドと
   を備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記ホストアプリケーションは、インターフェースを前記プレビューハンドラに公開し、前記インターフェースは、
   プレビューアの識別を前記ホストアプリケーションに要求する、前記プレビューハンドラが呼ぶことのできる、ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒメソッドと、
   プレビューアのクラス識別子を取得する、前記プレビューハンドラが呼ぶことのできる、ｇｅｔ ｐｒｅｖｉｅｗｅｒ ｃｌａｓｓ ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒメソッドと、
   プレビューされるドキュメントがロードされたことを前記ホストアプリケーションに通知する、前記プレビューハンドラが呼ぶことのできる、ｄｏｎｅ ｌｏａｄｉｎｇメソッドと
   を備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記ドキュメントのプレビューアは、インターフェースを前記プレビューハンドラに公開し、前記インターフェースは、
   前記ドキュメントのプレビューアに指示して、前記ドキュメントをロードする、前記プレビューハンドラが呼ぶことのできる、ｌｏａｄメソッドと、
   前記ドキュメントのプレビューアに指示して、前記ドキュメントのプレビューを表示する、前記プレビューハンドラが呼ぶことのできる、ｓｈｏｗメソッドと
   を備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. コンピュータによって実行されると、ドキュメントのプレビューを提供するコンピュータによって実行される方法を前記コンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を格納した、コンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、請求項１〜９のいずれか１項に記載された方法であることを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
11. コンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサと、
    請求項１〜９のいずれか１項に記載された方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納したメモリと
    を備えたことを特徴とするコンピュータシステム。
12. コンピュータ上でドキュメントのプレビューを提供する、コンピュータによって実行される方法であって、前記方法は、
    コンピュータ上で実行される電子メール・クライアントアプリケーションによりプレビューハンドラを呼び出すステップと、
    電子メールメッセージの添付ドキュメントのビジュアルプレビューを生成するために、前記プレビューハンドラにおいて前記電子メール・クライアントアプリケーションから要求を受け取るステップと、
    前記要求を受け取るステップに応答して、前記プレビューハンドラが、前記添付ドキュメントのドキュメント・タイプを含む要求を前記電子メール・クライアントアプリケーションに送信し、前記要求に対する応答を前記電子メール・クライアントアプリケーションから受け取るステップであって、
    前記プレビューハンドラは、前記添付ドキュメントのビジュアルプレビューを生成するために、別個に実行可能な複数のプレビューアの中から前記添付ドキュメントのドキュメント・タイプに関するプレビューアを、前記電子メール・クライアントアプリケーションから受け取った前記要求に基づいて選択するように構成され、
    前記複数のプレビューアのそれぞれは、互いに別個に実行可能であり、特定のドキュメント・タイプのドキュメントをプレビューするためのプレビューアとして前記プレビューハンドラに関連付けられており、
    前記複数のプレビューアは、少なくとも１つのワードプロセッサ・アプリケーションプログラム及びスプレッドシート・アプリケーションプログラムを含み、該スプレッドシート・アプリケーションプログラムは、前記添付ドキュメントのドキュメント・タイプのドキュメントをプレビューするためのプレビューアとして前記プレビューハンドラに登録され、前記複数のプレビューアは、前記添付ドキュメントの前記ビジュアルプレビューを提供することが可能である、
    ステップと、
    前記ワードプロセッサ・アプリケーションプログラム又はスプレッドシート・アプリケーションプログラムを、前記添付ドキュメントの前記ドキュメント・タイプに関する前記プレビューアとして識別した後、前記プレビューハンドラが、前記添付ドキュメントの前記ビジュアルプレビューを提供するために前記添付ドキュメントのドキュメント・タイプに関する前記プレビューアとして、前記ワードプロセッサ・アプリケーションプログラム又は前記スプレッドシート・アプリケーションプログラムをロードするステップと、
    前記プレビューハンドラが前記ワードプロセッサ・アプリケーションプログラム又は前記スプレッドシート・アプリケーションプログラムを前記添付ドキュメントのドキュメント・タイプに関する前記プレビューアとしてロードするステップに応答して、前記添付ドキュメントをロードし、前記添付ドキュメントの前記ビジュアルプレビューを生成するステップであって、前記ロードされたプレビューアは、ユーザ入力を受け取り前記添付ドキュメントの前記ビジュアルプレビューがページ移動しナビゲートすることを可能にする１つ又は複数のインターフェースを提供する、ステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
13. コンピュータ上でドキュメントプレビューを提供する方法であって、
    コンピュータ上で実行される電子メール・クライアントアプリケーションを提供するステップであって、該電子メール・クライアントアプリケーションは、前記電子メール・クライアントアプリケーションによって生成される電子メール・ユーザインターフェースを含み、ユーザに選択された電子メール・アイテムを表示し、少なくとも１つの前記選択された電子メール・アイテムは、第１及び第２のアタッチメントを含み、前記第１のアタッチメントはワード処理ドキュメントを含み、前記第２のアタッチメントはスプレッドシート・ドキュメントを含む、ステップと、
    前記電子メール・ユーザインターフェースにおいて、ユーザからの選択を受け取り、前記第１のアタッチメントのビジュアルプレビューを生成するステップと、
    前記選択に応答して、前記電子メール・クライアントアプリケーションからプレビューハンドラを呼び出すステップであって、前記プレビューハンドラは、前記第１のアタッチメントのドキュメント・タイプを含む第１のプレビュー要求を前記電子メール・クライアントアプリケーションに送信し、ロードされるべき複数の別個に実行可能なプレビューアの中から、前記第１のアタッチメントの前記ビジュアルプレビューを生成するために前記第１のアタッチメントの前記ドキュメント・タイプに関連付けられた第１のプレビューアを選択する、ステップと、
    前記プレビューハンドラからの前記第１のプレビュー要求に応答して、前記第１のプレビューアをロードし、前記第１のプレビューアに前記第１のアタッチメントを表示するよう指示するステップであって、前記第１のプレビューアは、ワード処理ドキュメントのビジュアルプレビューを生成するように構成され、１つ又は複数のユーザインターフェースを含む、ステップと、
    前記第１のプレビューアの前記１つ又は複数のユーザインターフェースにおいて、前記第１のアタッチメントをページ移動しナビゲートするために、ユーザ入力を受け取るステップと、
    前記電子メール・ユーザインターフェースにおいて、ユーザからの選択を受け取り、前記第２のアタッチメントのビジュアルプレビューを生成するステップと、
    前記選択に応答して、前記電子メール・クライアントアプリケーションからプレビューハンドラを呼び出すステップであって、前記プレビューハンドラは、前記第２のアタッチメントのドキュメント・タイプを含む第２のプレビュー要求を前記電子メール・クライアントアプリケーションに送信し、ロードされるべき複数の別個に実行可能なプレビューアの中から、前記第２のアタッチメントの前記ビジュアルプレビューを生成するために前記第２のアタッチメントの前記ドキュメント・タイプに関連付けられた第２のプレビューアを選択する、ステップと、
    前記プレビューハンドラからの前記第２のプレビュー要求に応答して、前記第２のプレビューアをロードし、前記第２のプレビューアに前記第２のアタッチメントを表示するよう指示するステップであって、前記第２のプレビューアは、スプレッドシート・アプリケーションプログラムから成り、スプレッドシート・ドキュメントのビジュアルプレビューを生成するように構成され、１つ又は複数のユーザインターフェースを含む、ステップと、
    前記第２のプレビューアの前記１つ又は複数のユーザインターフェースにおいて、前記第２のアタッチメントの前記ビジュアルプレビューをナビゲート及び編集するために、ユーザ入力を受け取るステップと、
    を備え、前記第１及び第２のプレビューアは、互いに別個に実行可能であることを特徴とする方法。
14. 電子メール・クライアントアプリケーションにおいて、ドキュメントプレビューを提供するためのシステムであって、
    前記電子メール・クライアントアプリケーションによって生成される電子メール・ユーザインターフェースであって、該電子メール・ユーザインターフェースは、ユーザに選択された電子メール・アイテムを表示するよう構成され、少なくとも１つの前記選択された電子メール・アイテムは、第１及び第２のアタッチメントを含み、前記第１のアタッチメントはワード処理ドキュメントを含み、前記第２のアタッチメントはスプレッドシート・ドキュメントを含み、前記電子メール・ユーザインターフェースは、前記第１及び第２のアタッチメントの中からアタッチメントをプレビューするためにユーザから選択を受け取る、電子メール・ユーザインターフェースと、
    前記電子メール・クライアントアプリケーションに関連付けられたプレビュハンドラであって、ユーザにより選択されたアタッチメントのビジュアルプレビューを生成するために、前記電子メール・クライアントアプリケーションから要求を受け取るように構成されたプレビュハンドラと、
    前記プレビュハンドラに関連付けられた複数のプレビューアであって、前記複数のプレビューアは、互いに独立に実行可能であり、プレビューア・ユーザインターフェースを含み、各プレビューアの前記プレビューア・ユーザインターフェースは、前記ユーザにより選択されたアタッチメントの前記ビジュアルプレビューがページ移動しナビゲートすることを可能にし、前記複数のプレビューアは、少なくとも、ワード処理ドキュメントのビジュアルプレビューを生成することが可能な第１のプレビューアと、スプレッドシート・ドキュメントのビジュアルプレビューを生成することが可能な第２のプレビューアとを含み、前記第２のプレビューアは、スプレッドシート・プログラムから成る、複数のプレビューアと、
    を備え、前記プレビュハンドラは、前記ユーザにより選択されたアタッチメントのビジュアルプレビューを生成するために前記要求に応答して、前記ユーザにより選択されたアタッチメントのドキュメント・タイプを含む要求を送信し、これにより、前記複数のプレビューアの中からプレビューアを選択するように構成されていることを特徴とするシステム。

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