JP5881965B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、図柄表示を行う表示部と、その表示部の下方に配置されて遊技球を左右方向に転動可能なステージと、そのステージ下方に配置されて遊技球が入賞する始動口とを備えると共に、上記ステージと表示部の下部との間に装飾物が配置される装飾領域を有する遊技機に関する。
遊技機は、特許文献1に記載のように、盤面中央側に液晶その他からなる表示部が配置され、その表示部の下部よりも下方であって、表示部よりも前側位置に、遊技球を左右方向に転動させるステージが形成されている。
上記ステージは、例えば遊技球を左右方向中央部に誘導可能に形成され、そのステージの下方に始動口が配置されている。
また、上記表示部下部とステージとの間の空間を装飾領域と定義した場合に、当該装飾領域には、可動役物を含む装飾物が配置されている。さらに、上記ステージなどから上記装飾領域側に遊技球が入り込まないように、ステージには、ステージ上面の奥側に連続して立ち上がる仕切部を備える。
特開2007−296149号公報
遊技盤上部で遊技球が詰まった場合、ホール係員がその詰まった遊技球を解除する際に、こぼれ球が誤って上記装飾領域に入り込むことがある。また、上記仕切部は、表示部の視認性及び上記装飾領域に配置される装飾物の視認性を確保するために、余り高くすることは出来ない。このため、予期しない遊技球の運動によって、上記装飾領域に飛び込む可能性もある。
このように不慮の方向から上記装飾領域に遊技球が飛び込んだ場合、装飾領域中に遊技球が残ってしまい、見栄えが悪くなる。また場合によっては、可動役物の機構の動作を飛び込んだ遊技球が邪魔することも考えられる。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、上記装飾領域への不慮の遊技球の飛び込みに対応可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、図柄表示を行う表示部と、その表示部の下方に配置されて遊技球を左右方向に転動可能なステージと、そのステージ下方に配置されて遊技球が入賞する始動口とを備えると共に、上記ステージと表示部の下部との間に装飾物が配置される装飾領域を有し、更に上記ステージ上面の奥側に連続して立ち上がって上記ステージ上面を転動する遊技球が上記表示部側へ転動することを抑制する仕切部を有する遊技機であって、
上記装飾領域に遊技球を排出するための1又は2以上の排出口を設け、
上記装飾領域に配置される装飾物に、当該装飾領域に入り込んだ遊技球を上記排出口に向けて誘導可能な傾斜面形状を設け、
更に、上記装飾領域に上記傾斜面形状よりも上方に突出可能な二以上の突出体を備え、その二以上の突出体は、左右方向に並び、且つ隣り合う上記突出体間の隙間は、上記遊技球よりも広く、
上記突出体の上記排出口側とは反対側の横断面形状は、左右方向中央部が上記排出口から離れる側に向けて膨らんだ曲面形状であり、
上記装飾領域のうち、上記二以上の突出体の並びよりも上記排出口側の第一領域及び当該排出口側とは反対側の第二領域のそれぞれが、上記遊技球が左右に移動可能な大きさを有し、
上記第一領域及び上記排出口は、上記二以上の突出体の並びよりも上記ステージ側に位置することを特徴とする。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記傾斜面形状は、上記排出口の左右方向に配置する第1の装飾物の上面を上記排出口側に向けて傾斜した傾斜面とすると共に、その排出口よりも前側若しくは後側の少なくとも一方に位置する第2の装飾物の上面を、上記第1の装飾物の上面よりも高く設定し且つ上記第1の装飾物側に傾斜した傾斜面形状とし、上記第1の装飾物と上記第2の装飾物の間に上記二以上の突出体が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、表示部とステージとの間の通常遊技球が入り込まないはずの装飾空間に対し、不慮の方向から遊技球が飛び込んでも、その遊技球は、排出口に向けて誘導される。この結果、装飾空間に入り込んだ遊技球が、遊技者の見えない位置に移動して遊技機の視認性を阻害することが無い。
本発明に基づく実施形態に係る遊技盤の斜視図である。 本発明に基づく実施形態に係るパチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。 ステージを取り除いた装飾領域の主要な装飾物を示す斜め前からの斜視図である。 装飾領域の装飾物を示す斜視図である。 図4の正面図である。 図4の山形装飾物を外した状態を示す分解図である。 山形装飾物の裏側の構造を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(遊技盤)
図1は、本実施形態の遊技機の遊技盤を示す斜視図である。
なお、本実施形態の遊技機はパチンコ機である。
図1に示すように、遊技盤2の略中央部には、演出画像を表示することが可能な表示部としての演出図柄表示装置4が設けられている。演出図柄表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成される。
表示部を構成する演出図柄表示装置4は、図示しないが、互いに独立して演出図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能な複数(例えば4つ)の領域を有している。そして、演出図柄表示装置4では、上記複数の領域で停止表示された演出図柄の組み合わせによって、当たり抽選(特賞抽選)の結果を表示する。
演出図柄表示装置4の右側には普通図柄始動ゲート6が設けられている。普通図柄始動ゲート6は、遊技球が通過するとパチンコ機内部の始動ゲートスイッチ(図示せず)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、普通図柄による抽選の契機を与える。
演出図柄表示装置4の下側には第一始動入賞口8aが設けられ、普通図柄始動ゲート6の下側に第二始動入賞口8bが設けられていて、これら両始動入賞口8a,8bは始動入賞装置8の構成部品である。第一始動入賞口8aは、常時、遊技球が入賞可能となるように上向きに開口した入賞口(いわゆるヘソ)である。第二始動入賞口8bは、入賞確率を変更することが可能な、いわゆる電動チューリップである。第二始動入賞口8bは、通常時は、遊技球が入賞することができないように閉止状態であるが、普通図柄による抽選に当選した場合に所定パターンで開放状態となって遊技球が入賞可能な状態となる。
第一始動入賞口8aに入賞した遊技球は、第一始動入賞口スイッチ10a(図2参照)により検出され、当たり抽選の契機を与える。また、第二始動入賞口8bに入賞した遊技球は、第二始動入賞口スイッチ10b(図2参照)により検出され、当たり抽選の契機を与える。
第一始動入賞口8aの右方には大入賞口12が設けられている。大入賞口12は通常時は閉止状態であるが、特賞状態が生起されたときに、所定パターンで開放状態となることによって遊技球が入賞可能な状態となる。大入賞口12に入賞した遊技球は、大入賞口スイッチ14(図2参照)により検出され賞球を払い出す契機を与える。
大入賞口12の下方であって遊技盤2の最下方には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口16が設けられている。また、演出図柄表示装置4の下方には、左右方向に遊技球を誘導可能なステージ80が形成され、そのステージ80の中央部下方に上記第一始動入賞口8aが設けられている。本実施形態では、その上記第一始動入賞口8aの下部にも、回転可能な電動役物18が配設されている。
上記ステージ80は、その上面80aが、遊技球が左右方向中央部の溝位置に向けて転動可能なように当該中央部の溝位置に向けて傾斜していると共に、奥側から手前側に向けて遊技球が転動可能なように若干傾斜している。
また、ステージ80は、ステージ80の上面80aの奥側に連続して立ち上がる仕切部80bを有し、その仕切部80bによって、ステージ80上面を転動する遊技球が演出図柄表示装置4側へ転動することを抑制している。
上記ステージ80は、上記演出図柄表示装置4の下方且つ当該演出図柄表示装置4よりも前側に配置されて、当該ステージ80と上記演出図柄表示装置4の下部との間に、装飾領域Xが形成されている。そして、その装飾領域Xに対し、不動の加飾物や可動役物その他の装飾物が配置されている。
この装飾領域Xに配置される装飾物の詳細については後述する。
(制御系)
次に、パチンコ機における制御系の構成を主として図2に基づいて説明する。
パチンコ機は、図3に示すように、第一始動入賞口スイッチ10aと、第二始動入賞口スイッチ10bと、大入賞口スイッチ14と、各種入賞口スイッチ20とを備えている。
第一始動入賞口スイッチ10aは、第一始動入賞口8aへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置22に送信する。第二始動入賞口スイッチ10bは、第二始動入賞口8bへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置22に送信する。大入賞口スイッチ14は、大入賞口12への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置22に送信する。各種入賞口スイッチ20は、普通図柄始動ゲート6への遊技球の通過等を検出し、検出信号を主制御装置22に送信する。
また、パチンコ機は、制御部として、主制御装置22と演出制御装置24と表示制御装置26とランプ制御装置28と効果音制御装置30と役物制御装置32とを備えている。不正行為防止等のため、主制御装置22及び演出制御装置24は、それぞれ別々の基板に実装される。また、主制御装置22から演出制御装置24への一方向にのみデータの送信が可能となっている。
主制御装置22は、始動入賞口8a,8bへの遊技球の入賞の検出に応じて、各種の乱数値を取得(抽選)する。そして、主制御装置22は、取得した各種乱数値に基づいて制御コマンドの送信及び遊技全体の制御を行う。また、主制御装置22は、特別図柄表示装置34、普通図柄表示装置36、遊技状態表示装置38、賞球払出制御装置40、大入賞口ソレノイド42等を直接制御(ポート出力制御)する。
主制御装置22は、CPU44とROM46とRAM48と入力ポート50と出力ポート52とを備える。入力ポート50は、第一始動入賞口スイッチ10a、第二始動入賞口スイッチ10b、大入賞口スイッチ14及び各種入賞口スイッチ20のそれぞれから出力された検出信号をCPU44に出力する。
出力ポート52は、演出制御装置24、特別図柄表示装置34、普通図柄表示装置36、遊技状態表示装置38、賞球払出制御装置40及び大入賞口ソレノイド42のそれぞれに制御コマンドや制御信号を出力する。また、出力ポート52は、パチンコ機の出玉情報や異常信号をホールコンピュータ54に出力する。
ROM46には、主制御装置22で実行されるパチンコ機を制御するためのプログラム、遊技制御用のデータ等が記憶されている。遊技制御用のデータには、演出制御装置24を制御するための各種制御コマンド等が含まれる。ここで、各種制御コマンドとしては、状態指定コマンド、変動時間指定コマンド、図柄停止指定コマンド、演出開始指定コマンド等がある。
RAM48は、主制御装置22に対する入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等を一時的に記憶する。また、RAM48は、始動入賞口8a,8bへの遊技球の入賞を契機として取得される始動情報を記憶する領域が設けられている。ここで、始動情報とは、始動入賞口8a,8bへの遊技球の入賞を契機として取得された各種乱数値等の情報(例えば、当たり決定乱数値、当たり種別決定乱数値、変動時間決定乱数値等)をいう。
また、主制御装置22には、電源供給を行うための電源回路56が接続されている。
演出制御装置24は、主制御装置22と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポート及び出力ポートを備える。演出制御装置24のROMには、演出を制御するためのプログラム、各種データ等が記憶されている。演出制御装置24のRAMには、主制御装置22から入力された制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。
演出制御装置24のCPUは、ROMに記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することにより、表示制御装置26、ランプ制御装置28及び効果音制御装置30、役物制御装置32のそれぞれを制御する。
演出制御装置24は、主制御装置22から受信した制御コマンドに基づいて実行する演出を決定する。そして、演出制御装置24は、決定した演出に応じた演出制御コマンドを生成して、生成した演出制御コマンドを送信することによって、表示制御装置26、ランプ制御装置28、効果音制御装置30及び役物制御装置32のそれぞれを制御する。
表示制御装置26は、CPU、ROM、RAM、画像処理用VDP(Video Display Processor)、入力ポート及び出力ポートを備えている。表示制御装置26のROMには、演出表示を行うためのプログラム、各種画像データ等が記憶されている。表示制御装置26のRAMには、CPUに対する入出力データや演算処理のためのデータが一時的に記憶され、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。
表示制御装置26のCPUは、演出制御装置24から演出制御コマンド(以下、表示制御コマンドとする)を受信することに応じて、ROMに記憶されたプログラムにしたがって、該表示制御コマンドが指定する画像データをROMから読み出して、該画像データをVDPに出力する。画像処理用VDPは、CPUからの出力指示にしたがって、出力ポートを介して演出図柄表示装置4に画像データを出力する。
ランプ制御装置28は、ランプ58の点灯、点滅等を制御する。ランプ制御装置28は、演出制御装置24から演出制御コマンドを受信することに応じて、該演出制御コマンドが指示するランプ演出に対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいてランプ58の点灯、点滅、消灯等を行う。
効果音制御装置30は、スピーカ60からの効果音の出力を制御する。効果音制御装置30は、演出制御装置24から演出制御コマンドを受信することに応じて、該演出制御コマンドが指示する効果音演出に対応する音響データをROMから読み出してスピーカ60に出力する。
役物制御装置32は、電動役物18の作動を制御する。役物制御装置32は、演出制御装置24から演出制御コマンドを受信することに応じて、該役物制御コマンドが指示する電動役物18の作動パターンに対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいて電動役物18や保留演出装置100を作動させる。
ここで、遊技球が上記第一始動入賞口8aに入賞し、所定の図柄変動パターン演出が実行された後、抽選の結果が当たりとなると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中では、大入賞口12がほとんど開放状態(1ラウンド約30秒開放し、その開放中に第一始動入賞口スイッチ10aが遊技球を検出していたら、一旦閉じた後次ラウンドで同様に開放する。)に制御されるため、この間に、大入賞口12への遊技球の入賞が容易となり(最大10球)、遊技者によっては有利な状態ということができる。
一方、第一始動入賞口8aの入賞を契機に抽選が実行され、図柄変動パターンが実行されている間に、第一始動入賞口8aに遊技球が入賞する場合がある。この場合、前回入賞分の抽選結果を報知しているため(図柄変動パターン演出実行中)、今回の入賞に関して保留するようにしている。
保留は、第一始動入賞口8aへの入賞の際に乱数カウンタから1つのカウント値を取得して記憶することをいい、順番がきた(前回の図柄変動パターン演出の終了)時点で当たり値を比較(抽選)し、抽選結果を図柄変動パターン演出で報知する。
本実施の形態では、この保留できる最大数が「4」に設定され、現在の保留数を、保留演出装置100によって遊技者に報知する。本実施形態の保留演出装置100は、保留数の状態を報知することに併せて、演出表示効果も有する。
(装飾領域Xの構成)
次に、装飾領域Xの装飾物について説明する。
図3は、装飾領域Xに配置される主要な装飾物の配置を示した前方且つ上方からみた斜視図である。図4は、上記ステージを除去した状態における装飾領域Xに配置される装飾物を示す斜視図である。図5は、図4の構成を正面からみた正面図である。図6は、図4の構成の一部の部品を分離した状態を示す分解図である。
上記装飾領域Xに配置される装飾物は、大きく分けて、ステージ側の前側装飾物(第1の装飾物)と、表示部側の後側装飾物(第2の装飾物)とから構成される。
前側装飾物の中央には、富士山に模した山形装飾物81の上部が配置され、その山側装飾物81の上部に、後述のように排出口が形成されている。
その山形装飾物81上部の左右両側位置に配置される、前側左右装飾物82の上面82aは、上記山形装飾物81側が下側となる傾斜面形状となっている。これによって、当該前側左右装飾物82の上面82aに載った遊技球Pは上記山形装飾物81側に転動するようになっている。
また、上記後側装飾物は、真ん中の後側可動役物83を挟んで、その左右両側位置にそれぞれ後側左右装飾物84が配置されている。真ん中の後側可動役物83の上面は左右方向中央部を頂点として左右側が下方となるような湾曲した輪郭形状で形成されていて、上面に当たった遊技球Pを左右方向若しくは前方に移動させることが可能な形状となっている。
また、後側左右装飾物84は、壇状の装飾物であって、その上面84aが、前側つまり前側装飾物側に下側となるように当該前側装飾物側に傾斜した傾斜面となっている。これによって、後側左右装飾物84に載った遊技球Pは前側に転動して上記前側左右装飾物82の上面82aに落下するようになっている。
また、上記後側左右装飾物84と前側左右装飾物82との間には、保留球の数を報知するための保留役物85が複数(図では4個)配置されている。この保留役物85は、上記後側左右装飾物84の前側壁面に沿って昇降可能に配置されて、少なくとも上昇した際に、後側左右装飾物84の上面84aよりも上方に突出するようになっている。この複数の保留役物85は、隣り合う役物のとの間の間隔を遊技球Pの直径よりも大きくなるように設定されている。なお、上記後側可動役物83と保留役物85との間の間隔も遊技球Pの直径よりも大きく設定されている。これによって、可動役物間で遊技球Pが止まった状態となることを防止する。
なお、上記保留役物85の横断面形状を、後面中央部が奥側に膨らんだ曲面形状とすることで、保留役物85の後方に当接した遊技球Pを左右に移動し易くしている。
また、上記装飾領域Xの左右両側には、欄干状の立上り部86を設けて、上記後側左右装飾物84や前側左右装飾物82の上面82aに勢いよく載った遊技球Pが左右両端部に移動することが、上記欄干状の立上り部86で阻止可能となっている。
以上の構成によって、後側装飾物側に落下した遊技球Pは、後側左右装飾物84の上面84aが形成する傾斜面によって前側に誘導されて、前側装飾物側に移動する。さらに、前側装飾物に落下した遊技球Pは、前側左右装飾物82の上面82aが形成する傾斜面に沿って、山形装飾物81上部の位置に移行する。
ここで、山形装飾物81上部は、図4のように、上記前側左右装飾物82の上面82aよりも低くなっている。
図7は、上記山形装飾物81を裏側(表示部側)から見た図である。
なお、この山形装飾物81の裏側は、分解図である図6に示すように、平坦状の壁面部87が当接することで、山形装飾物81の裏側に閉空間が形成される。
上記山形装飾物81の上端開口部81aは、略楕円形状を半分にカットしたような形状となっており、その開口部内における、図7中右側に排出口90が形成されていると共に、その排出口90に向けて傾斜した傾斜面91が形成されている。これによって、上記上端開口部81a内に落下した遊技球Pは傾斜面91によって排出口90に誘導されて、当該排出口90に落下可能となっている。その排出口90は、その下方に向けて延びる球排出路92の上端部側に連通している。これによって、上記排出口90に落下した遊技球Pは上記球排出路92を通じて下方に移動する。上記排出口90の下端部は、不図示の球集合部に連通している。
本実施形態では、山形装飾物81における、上記傾斜面91の下側位置には、第一始動入賞口8aに連通する入賞排出口93が形成されている。この入賞排出口93も上記球排出路92に合流することで、第一始動入賞口に入賞した遊技球Pも上記球排出路92を通じて排出可能となっている。図7における符号94は合流位置を示す。なお、上記合流位置によりも上流側にスイッチ10aが配置されているので、合流しても問題はない。
(動作その他)
不慮な方向からセンタ役物側に遊技球Pが飛び込んで、飛び込んだ遊技球Pが、表示部を構成する演出図柄表示装置4の下側であって、ステージの後方に位置する上記装飾領域Xに落下することがある。
このとき、後側左右装飾物84の上面84aが前側に傾斜した形状となっているので、当該後側左右装飾物84の上に遊技球Pが落下しても、排出口90側、つまり前側に遊技球Pを移動させることが出来る。
このとき、後側左右装飾物84の前側に保留役物85が存在するが、その保留役物85間の間隔が遊技球Pよりも広いと共に、保留役物85の後面も左右方向中央部が後方に膨れた曲面形状となっているので、当該保留役物85の後面に遊技球Pが当たっても確実に前側つまり排出口90側に移動させることが可能となっている。
また、前側左右装飾物82の上面82aが排出口90のある左右方向中央部側に傾斜しているため、当該前側左右装飾物82に落下した遊技球Pは、左右方向中央部側に移動して、山形装飾物81上部の中央部に落下し、続いて傾斜面に誘導されて排出口90内に落下する。排出口90内に落下した遊技球Pは、球排出路92を通じて排出される。
以上のように、遊技球Pが本来入り込む領域ではない、表示部(演出図柄表示装置4)下部の装飾領域Xに遊技球Pが入り込んでも、装飾物の形状を排出口90側に遊技球Pを誘導可能な形状としたので、当該装飾領域Xの装飾物で遊技球Pが止まることなく排出口90に集合させて排出できる。この結果、上記装飾領域Xに遊技球Pが残って、遊技の見栄えを悪くすることもない。また、装飾領域Xに遊技球Pが残ることで、当該装飾領域Xに配置されている可動役物に悪さをすることも回避出来る。
なお、例えば前側左右装飾物82に当たって遊技球Pが前側に跳ねた場合には、ステージ側に遊技球Pが移動する結果、装飾領域Xから遊技球Pは排除された状態となる。
(変形例)
ここで、上記実施形態では、排出口90を左右方向中央部に設けた例で説明したが、左右方向のいずれか一方に寄せて排出口90を配置しても良い。また、排出口90を二箇所以上設けても良い。装飾領域Xに配置する装飾物の意匠性を考慮して、遊技球Pを誘導し易い位置に排出口90を設定すればよい。
また、上記実施形態では、一旦排出口90が形成された前後方向に遊技球Pを移動させてから排出口90側に遊技球Pが移動するように傾斜面形状による傾斜面のルートを設定した場合で説明したが、これに限定されない。例えば、斜め前方に向かう傾斜面などによって排出口90に近づくように傾斜面を設定しても良い。要は、装飾領域Xのいずれに遊技球Pが落下しても、排出口90に向かう1又は2以上の傾斜面のルートを、装飾領域Xに配置する装飾物の形状で形成すればよい。
(本実施形態の効果)
(1)図柄表示を行う表示部(演出図柄表示装置4)と、その表示部の下方に配置されて遊技球Pを左右方向に転動可能なステージと、そのステージ下方に遊技球Pが入賞する始動口とが配置されると共に、上記ステージと表示部下部との間に装飾物が配置される装飾領域Xを有する遊技機である。上記装飾領域Xに遊技球Pを排出するための1又は2以上の排出口90を設ける。そして、上記装飾領域Xに配置される装飾物に、当該装飾領域Xに入り込んだ遊技球Pを上記排出口90に向けて誘導可能な傾斜面形状を設ける。
これによって、表示部とステージとの間の装飾空間に対し、不慮の方向から遊技球Pが飛び込んでも、その遊技球Pは、排出口90に向けて誘導される。この結果、装飾空間に入り込んだ遊技球Pが、遊技者の見えない位置に移動して遊技機の視認性を阻害することが無い。
(2)上記傾斜面形状は、上記排出口90の左右方向に配置する第1の装飾物の上面を上記排出口90側に向けて傾斜した傾斜面とすると共に、その排出口90よりも前側若しくは後側の少なくとも一方に位置する第2の装飾物の上面を、上記第1の装飾物の上面よりも高く設定し且つ上記第1の装飾物の上面側に傾斜した傾斜面形状とする。
これによって、前後に複数の装飾物があっても、装飾領域Xに入り込んだ遊技球Pを排出口90に誘導可能となる。
(3)上記装飾領域Xに2つ以上の突出体としての保留役物85を備え、その隣り合う保留役物85間の隙間は遊技球Pよりも広くする。
これによって、遊技球Pの流れを阻害するような突出物があっても、確実に遊技球Pを排出口90側に誘導可能となる。
なお、突出物は、可動役物でなくても構わない。
(4)上記装飾領域Xの左右両側には、遊技球Pよりも高い立上り部86を備える。
これによって、装飾領域Xに落下した遊技球Pが、左右両側への移動を規制可能となる。
2 遊技盤
8a 第一始動入賞口
10a 第一始動入賞口スイッチ
80 ステージ
80a 上面
80b 仕切部
81 山形装飾物
81a 上端開口部
82 前側左右装飾物
83 後側可動役物
84 後側左右装飾物
84a 上面
85 保留役物
86 立上り部
87 壁面部
90 排出口
93 入賞球排出口
91 傾斜面
92 球排出路
P 遊技球
X 装飾領域

Claims (2)

  1. 図柄表示を行う表示部と、その表示部の下方に配置されて遊技球を左右方向に転動可能なステージと、そのステージ下方に配置されて遊技球が入賞する始動口とを備えると共に、上記ステージと表示部の下部との間に装飾物が配置される装飾領域を有し、更に上記ステージ上面の奥側に連続して立ち上がって上記ステージ上面を転動する遊技球が上記表示部側へ転動することを抑制する仕切部を有する遊技機であって、
    上記装飾領域に遊技球を排出するための1又は2以上の排出口を設け、
    上記装飾領域に配置される装飾物に、当該装飾領域に入り込んだ遊技球を上記排出口に向けて誘導可能な傾斜面形状を設け、
    更に、上記装飾領域に上記傾斜面形状よりも上方に突出可能な二以上の突出体を備え、その二以上の突出体は、左右方向に並び、且つ隣り合う上記突出体間の隙間は、上記遊技球よりも広く、
    上記突出体の上記排出口側とは反対側の横断面形状は、左右方向中央部が上記排出口から離れる側に向けて膨らんだ曲面形状であり、
    上記装飾領域のうち、上記二以上の突出体の並びよりも上記排出口側の第一領域及び当該排出口側とは反対側の第二領域のそれぞれが、上記遊技球が左右に移動可能な大きさを有し、
    上記第一領域及び上記排出口は、上記二以上の突出体の並びよりも上記ステージ側に位置することを特徴とする遊技機。
  2. 上記傾斜面形状は、上記排出口の左右方向に配置する第1の装飾物の上面を上記排出口側に向けて傾斜した傾斜面とすると共に、その排出口よりも前側若しくは後側の少なくとも一方に位置する第2の装飾物の上面を、上記第1の装飾物の上面よりも高く設定し且つ上記第1の装飾物側に傾斜した傾斜面形状とし、上記第1の装飾物と上記第2の装飾物の間に上記二以上の突出体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載した遊技機。
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